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ようやく録画や動画サイトを見る時間が取れるようになってきました。と言っても舅・姑が病院に行っているなど限られますが…(と言うわけで本数自体あまりみることができません)簡単に感想だけ、取りあえず見た順に…ソウルイーター先週のカッコ良い姿があれなほど水に魂持って行かれそうなブラックスターですが、自分を追い込み努力する男であった!見た目はかっこ悪いけどカッコいいよ!蛇の人、ソウルたちを前にしている保健の先生の時と魔女の時の落差が良いですねえ。保健の先生の時も時折見せる本性も怖いのですが今回ネズミやカエルに情け容赦のない所が何とも…それにただのタトゥーでは無かったのね。魔女さえ震える男を放してソウルをどうする?ツギハギ先生は感づいているのか?わかってて泳がせている感じすらあるなあ。マカ、ようやく何が足りないのかわかったようですね。先生にどんな課題を与えられるのでしょうか?それにしても、職人と武器って一緒に住んでいるものなの?部屋は別だろうけど…とっても気になりました。桜蘭高校ホスト部GYAOで毎週二話ずつ。TV放送時は見れたり見れなかったりだったので…マンガの方は未読なので動き優先のギャグな絵も気になりません。今週は不思議の国のハルカと新聞部の話でした。双子のチェシャネコはらしいよね。銛先輩のネズミ姿が笑えた。新聞部はやることなすことどれも情けなかったけど環優しいねえ。隠の王二週分続けて見ました。俄雨が語る雷光の話が…多分そんなこったろうと思いましたが涙でした。当時の雷鳴には理解出来なかったかも知れないけれど…どちらも辛いよね。刀を交える兄妹の間に入り怪我を負う俄雨。優しい子。雷光にとって俄雨は家族同然。俄雨、死ななくてよかったよ。雷光が狂気に陥らないためにも俄雨がいなくっちゃね。戸隠に潜入していた風魔の人図書館で働いてるんだ?あれだけ心が読めたら他の仕事に役立ちそうなのに…首領、黒い!めっちゃ楽しそう!!灰狼衆に手土産渡しておばあちゃんがファンって…お好み焼き焼いちゃうんだ。心を許しているわけではないんだろうけど和んだ雰囲気が何とも言えません。俄雨さんが以前言っていたように思うけど、雷光さんのセンスが…伊賀で一緒になった時がどうなるのか?先生ショックだろうなあ…RD潜脳調査室こちらもGYAOで。地方故、TV放送よりも早いんですもの!ハルさんが見た(感じた)エイミーの芸術のイメージをもっと見てみたかったかも。(ハルさん、楽しんでないで仕事しなさい!て思ったり)でもアニメでは表現が難しいかも。この作品って小説とかのほうが面白いんではと思ったりした。今回はミナモの物怖じしないところが良かったと思いました。障害も電脳化されていないことも個性。最近視覚障害者が登場する小説を読んでいたのが偶然ではないように感じたりして…先天的か後天的かの違いをこんなところで感じるとは…太めのお友達、一応気にしていたんだね。我が家のおいなりさまコウが巫女姿で移動するのはわからんでもないけれどおばあさんもあの姿で登場とは…でも年の功ですね。あの射的!座敷童子、悪気はなかったけどあれは怖い。透は優しいよね。昇のためにパパさんもっと稼いでやってください!マクロスF一週お休みだったためようやく追いつきました!でも毎週感想まで書く時間が取れるか分からないですが…シェリルはアルトのためとはいえ随分無理していたのね。ガリア4に到着したのに倒れて反乱分子に難癖付けられ全員人質に…ルカ、戦闘機作っている会社の御曹司だったのね!実時間と体感時間に差がなく航行できる機体をランカのために都合してくれました。そしてミシェルの操縦でガリア4へ。一人脱出してバルキリーに向かうアルト。見つかっちまいました!なんとかしたかったら歌ってみろって…アルトなら歌でなくて女形姿で一指し舞ったら効果があったかもと思ったのりもしたけど…アルトの危機を見て反乱分子に攻撃を仕掛けるゼントラの方々。いよいよ戦闘か?あわやと言うところにランカ登場!ミシェルの駆る機体についたスピーカーが何とも言えません!歌=文化。反乱分子のゼントラーディの戦士たちがハート目になっているのが良かったよ。次々とり落としていく武器。鼻血で卒倒するなんて可愛いじゃないですか!でも首謀者の男は一人文化に負けず攻撃。それでもランカ歌い続けてます!(ここで歌だけでなく、もうひと押しアルトとランカでキスしたらよかったのにと思ったりして…)ゼントラーディは戦う血。でも家から逃れてきたアルトには血統でどうこう言われたくないですよね。急停止し相手の懐に飛び込むアルトが一撃を加える。宇宙は二つの種族が住むには狭いと言い残す男。え?二つ?もっといるんじゃないの?ランカのお陰で助かりました!アルトがそばに降りていくとへなへなと座り込むランカ。震えてます。でも誕生日をお祝いしたかったんだよね。明日のランカのライブに間に合うようにミシェルが乗ってきた機体にのるアルトとランカ。雲が浮かぶどこまでも続く空を飛ぶ二人。本当はミシェルが一緒に乗りたかったんでしょうね。ランカが何故ここまで来たのか?ミシェルに言われてようやく意識するようになったみたいですね、アルト。ほほを染める二人が可愛いけど、笑っちゃうところも良い。白い雲が浮かんでいるのがとってもきれい。そしてリアル。流れるランカの歌。水の中に眼のような光。そういえばランカが歌っていたさっきの戦闘中もありましたね。突然操縦不能に!不時着する二人。機体の状態を調べるアルトに声を掛けるランカ。ランカが見つけたものは…マクロス!EDは愛・おぼえていますか。何度聞いても鳥肌立つなあ。ランカライブに間に合うのか?既に遺跡のようなマクロスに何があるのか?xxxHOLIC・継元々見てはいなかったのですがマクロスを録画するともれなく録画されるし余所様の感想を読むと面白そうでしたので見てみました。自分に関わったばかりに大怪我をしてしまった四月一日に自分のことを話すひまわりちゃんが笑顔で、でも彼女の持つ不幸が黒く流れるように彼女を塗りつぶして…かわいそうでした。それでもひまわりちゃんの笑顔を見られることが会えたことが幸せだったと答える四月一日。そして根性で死なない、泣かせないと。最後に二人だけでケーキをと約束して出ていくひまわりちゃん。でも外には聞いていた人が…血濡れの百目鬼。ひまわりちゃんもまた背中に大きな傷。二人で四月一日を生かすために支払った対価。これは四月一日には内緒。ひまわりちゃんの体質を直したいとは言わない四月一日に成長したと侑子さん。彼女のために自分が犠牲になったら悲しむから…卵から生まれた黄色い雛。いきなり飛んでます。でも可愛い。そして久しぶりの登校。ひまわりちゃんは髪をおろしました。傷が見えないようにでしょうね。そして雛を渡す四月一日。四月一日、ひまわりちゃん、百目鬼。今までとは違うけれどそれでもいつもの三人。涙、涙でしたし、すべて丸く収まったわけではないけれど良い話でした。図書館戦争(家の辺りは一週遅れか?)とDグレは録画のみで未視聴。というわけで、毎週このあたりを視聴しております。
2008年06月27日
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別冊図書館戦争1 有川浩 著 徒花スクモ イラスト(2008年4月10日初版発行 アスキー・メディアワークス)昨日、図書館から貸出可能のお知らせがあり早速借りてまいりました!図書館戦争シリーズのスピンアウト本、「別冊図書館戦争1」です。本編第4弾「図書館革命」の当麻亡命事件以後、エピローグ以前。本の説明に違わず小さな事件(なのか?本編ほどではないってだけにも思った)と主人公二人のべた甘でした。内容については短編で綴られているし、まだアニメ放送中に付き書きませんが、ともかくもどかしかったり、面映ゆかったり、見ているこっちが恥ずかしくなるような…行きつ戻りつ進展は亀の歩みなれど、また山あり谷ありでしたが基本的にラブラブでした。(事件の内容は少し重い物もありましたが…)柴崎じゃないけど飲まなきゃやってられませんってくらい。恋愛経験値が低い笠原にはあれもこれも初めてなことですからねえ。でも、柴崎、からかいながらも優しいよね。傍から見ている分には聞こうとしてあてられる柴崎も聞かれて自然とのろけてしまっている笠原も面白かった。振り回されている手塚も面白かったです。小牧は面白がってるし。純粋培養純情乙女・茨城県産に手を焼く(出しあぐねている)堂上さんには笠原以上に可愛くって楽しませていただきました。郁が可愛くって堪らないのが何とも言えない。さらっと恥ずかしいこと言っちゃうし、開き直っちゃうし、心配しちゃうし、嫉妬しちゃうし、落ち込んじゃうし。ああ、堂上家の人たちも面白かった。こうしたラブラブな話を読むとこっちまでドキドキしてしまうのは何故なんでしょうねえ。やることやっててな笠原じゃありませんがそれこそ子どもまでいる身になってもね。(基本的に際どい表現よりも幸せなべた甘話が好きなのかもしれません)そして…。笠原より先を見てるよね堂上。ま、三十代だから当然かな?言い方間違えてえらい目に遭いましたが…それにしても、笠原両親襲撃時の笠原パパとの会話がやっぱり娘さんを下さい…な挨拶に聞こえたのは間違いじゃなかったなあと思ったり。にやにや一気読み。更に難解ではなかったのに珍しく読み返してしまいました。あとがきに寄ればまだ次巻もあるようです。次は誰に焦点が当たるんでしょうねえ。次は手塚と柴崎の話が読みたいかも。 【20080627】 (コミック)図書館戦争SPITFIRE!(01)/ふる鳥弥生/有川浩 【6月発売コミック...こちらはコミカライズ作品。後者は画像がなかった。二つの雑誌で違う人が描いておられるようです。(別冊…の巻末には出てましたけどね)こちらはアニメ化作品。 こちらは本編。図書館戦争シリーズ全四冊。アニメよりも原作の方が面白いと思うけどアニメは話数が制限されるから仕方がないのかもね。
2008年06月25日
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レインツリーの国 有川浩 著 (2006年9月30日発行 新潮社) 関西から上京して入社三年目の向坂伸行は東京にも仕事にも慣れ、余裕もできてきたためか、とあることを思いつく。中学生の頃読んだライトノベルシリーズのある一冊、その結末にちょっとしたトラウマになったことがある。そのシリーズは何度も読み返したが完結巻だけは滅多に読み返さなかった。当時、読書好きな友人がいなかったため、感想を話し合う相手はいなかった。俺以外の奴は、あのラストをどう受け止めてたんだろう?今更どうでもいいことだが、ふと思い出し調べてみる気になった。思いついたのが一年早くても、一年遅くても駄目だった。その年、そのときでなければ。とにかくその夜、伸行はパソコンでそのタイトルを検索した。絶版にはなっておらず新装版がでているらしい。しかし古いタイトルのためか感想は見当たらない。特にラストに言及しているものはすぐには見つからなかった。その感想を見つけたのは検索結果を何ページか送った後。そこには伸行と同じように当時衝撃を受け、それでも十年間忘れることなく、十年の年月を重ねた今の自分なら受け入れられる、これは作者の宿題だったのだろうかと真摯なものの考え方で綴られた感想があった。『レインツリーの国』と名付けられたブログ。管理者は「ひとみ」と名乗る都内の二十代の女性。メールアドレスも公開されていた。ネットは閲覧専門で巡回先の管理者にメールを出したことはなかった伸行だが、十年目の宿題を俺も…と考え、取りあえず書いてみるだけ…と書き始めた。別に書いても出す必要はない。伸行は「ひとみ」にメールを綴る。「ひとみ」の感想にたどりついたこと、自分も十年目の宿題を書こうと思ったこと、「ひとみ」の感想に共感できる部分、出来ない部分…。書いてしまえば出さずにはいられなかった。本名から一字取ってハンドルネームを「伸」として。見も知らぬ男性からの長文メール、返事は来ないだろう。でも今書いたこれを送るだけで良かった。続くなんて考えもしなかった伸行だが…翌日「ひとみ」から返事が返ってきた。率直に素の自分をさらけ出した文章に直球のリアクション。こんなにワクワクするのは久しぶりだと感じる伸行。あのラストについて語り合えなかったもどかしさが今更ながら埋められるなんて…まだ話したいと思うのはルール違反だろうか?もともと返事を期待していなかった、駄目元と開き直り返事を綴る伸行。読書歴も似ている…と次に続くような文章を結ぶ伸行。嘘ではない。他にもいろいろ話をしてみたいのは本音でもある。趣味がある程度被っていて、しかも視点が自分と微妙に違うのがまた面白い。そして二人のメールラリーが始まった。リアルでは恥ずかしくて言えないような「ひとみ」いわく「青春菌」に冒された台詞の応酬。その台詞の揚げ足を取るようなやり取りもくすぐったくて楽しい。付き合っているかのようなメールのやり取り。他の誰にも言えないようなことを打ち明けあけているのに相手の顔も知らない。やがて伸行は渇望する。メールのようなタイムラグなしで返ってくる彼女の言葉は。どんな声で、どんな喋り方で、推敲ないライブならどんな言葉を選ぶ。特別な本を介して知り合った、顔も知らない特別の彼女は。一体どんな顔をしている?どんな背格好でどんな仕草をする?伸行は誘う。なあ、一回勝負してみんか?会って話してみん?顔合わせて、いつもどおり恥ずかしい会話を平常心でできた方が勝ち。面白そうやない?初めて、もう途切れてしまったかと後悔するほど最長に待たされた後、返ってきたメールには会いたい、でもがっかりされるのが恐い…と。読み終わる前に返事を書き出す伸行。好きと言う言葉を使わないだけでまるでかき口説いているかのような文章。でも、応じてくれない「ひとみ」。直接会うのが駄目だったら電話だけでも…嫌になったら着信拒否してくれてええから。伸行の提案に、意外にも直接会うことを応じる「ひとみ」。そして初秋のある土曜日初めて「ひとみ」と会うことになった。初めて会った「ひとみ」は…図書館戦争シリーズの第二巻目『図書館内乱』で小牧と毬江のエピソードで登場する本『レインツリーの国』です。(アニメにはあのエピソードは無かったような…)始まりは偶然の思いつきで以前より気になっていた本の結末を他の人はどう感じたのかと調べたこと。これは私にもよくあります。学生の頃なら話す相手も事欠かなかったのですが、その頃からの友人も仕事に子育てに追われており中々…(だから偶の電話が長い、長い!最後は必ず子どもの泣き声で終わるという…)ましてや普段よく話す、舅・姑に子ども繋がりの友人ではかなり難しいですからね。またネットで声を掛けることはやっぱり不安がありますね。コメントを書きこむのもかなりドキドキしますし(何度送信せず消したことか…送信しても変だったかなあ?と思ったり)、メールとなると余計に。ひとみと伸行のメールのやり取りは見ていてニヤついてしまうほど、微笑ましくってこそばゆい、互いには打てば響くようなやり取りです。下心があるように思われたくないとか、ドン引きされたら…とか思っているところとかもね。ひとみの事情を理解するため伸行は努力します。でもひとみは自分からは歩み寄ろうと理解しようとしてくれない。それまでに経験したことがひとみを苛立たせたりあきらめさせたりさせる。どうせ他人は理解できないと。伸行は過ちをしても直す努力をする。ひとみが自分の努力を理解してくれないのは辛いけど諦めない。それでもつい話すつもりのなかった自分の事情をぶつけ傷つけてしまう。二人の出会った「レインツリーの国」の休止。再開を約するひとみではあったが…ひとみを諦めそうになった時にミサコの助言(口説き?)で思い直す。ミサコ、意外にいい娘だったね!聴覚障害を持っているかいないかに関わらず起こることもあると思うし、持っているからこそなこともあるけれど…一緒にいたいと思うのに一緒にいると喧嘩になってしまう二人がもどかしかったけれど、乗り越えていく様子に成長を感じました。どんな結末を迎えようとも二人で過ごしたことを後悔しないだろうと思うひとみと、伸行のメールにあったミサコに嫉妬し、髪を切って可愛くなろうと努力(その決意のためにブログ一時休止になったのですが…)してくれたひとみを愛おしく思う伸行。そして「きり」をつけます。二人の恋はまだまだ困難を伴うだろうし、終わってしまう可能性もあるけれど、この出会いは決して悪いものではない。飛び道具なしですが、こそばゆさいっぱい!もちろん、一気読み! 只今予約受付中!タイトルそのまんまのべた甘短編集らしいです。追記ひとみが言葉を選ぶことが、ブログやメールでの魅力的な言葉に繋がっている。伸行が惚れたのも、一文字、一文字を大切にした彼女の言葉。中途失聴者だから余計に。一文字にかける思いも重さが違う。それにしても作中に出てきた「フェアリーゲーム」これはないんですよね?それともいつか企画があれば書かれるのかしら?
2008年06月24日
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鴨川ホルモー 万城目学 著 石居麻耶 イラスト (2006年4月20日第一刷発行 産業編集センター)京都三大祭りの一つ葵祭のエキストラのバイトを終え、下宿に帰ろうとした俺・安倍は社務所の前で一人の男と出会った。互いに感じる妙な感じ。先のバイトで千年前の装束から衣替えしたためだ。普段ならそのままやり過ごすのだが、その時は互いにお疲れさまと声を掛け合い自己紹介までしてしまった。高村と名乗った男は俺と同じ京都大学の新入生。言葉を交わして間もないうちから馴れ馴れしく次々質問してくる。面倒な奴だと後悔していると高村は何かサークルに入ったか?と聞いてくる。興味がないと答えても入学式で山ほど勧誘ビラをもらったのだから一つくらいと喰らいつく。気のない返事に高村は自分のことを話し始めた。と、鳥居の陰から一組の男女が俺と高村に声をかけてきた。「すいません京大の方ですか?」ええ…と高村が不審そうな声で答えれば、サークル勧誘をしており来週の土曜日に三条で新歓コンパがあるという。手渡されたビラには一緒にENJOYしませんか?京大青竜会普通のサークルじゃ飽き足らないと考えているア・ナ・タ!京大青竜回には言ってみませんか?私たちは、大学生活をよりおもしろくするため、日々様々なことにチャレンジし続ける、まったく新しいタイプのサークルです。他大学との交流もあるので、たくさんの人たちとも友達になれるヨ!およそひと月半の間幾多のビラを見てきたがそうは見られぬ質の低さ。すべてが十年古い印象。だいたい何をするサークルなのか一言だって書かれてない。俺が自問自答する間もなく高村が何をするサークルなのかと質問した。しかし、「やっぱりそうおもうかあ…」と男。女からスガと呼ばれたその男はそれでも「悪いね」と言いながらも「…宗教サークルとかじゃないから安心してきてみてよ」と誘い、次の勧誘のため去って行った。あの京大青竜会の二人は何故俺たちが京大生だとわかったのだろう?高村の恰好がイカキョー(いかにも京大生)だったからだろうか?(俺もまた偉そうに言えないのだが)それとも俺には全くありがたくない理由があったのだろうか?二浪で4月3日生まれの俺はすでに21歳。下手をすると勧誘している二回生より年上。その上サークルのぬるい雰囲気を嫌悪していた。コンパは食費を浮かせ空腹を満たすものと決めつけていた俺だったが、京大青竜会のコンパで俺は前の席に座った早良京子に、厳密にいえば彼女の「鼻」に一目惚れしてしまったのだ。京大青竜会は二年に一度新入生を募集し現在二回生はおらずコンパに参加していた上回生はすべて三回生。スガ氏こと菅原真は京大青竜会の会長であった。高村から早良が参加すると聞き、早良会いたさに例会に出席することにした俺。初めのうちは当たり障りのないアウトドアな活動が多かったのだが…スガ氏からの気味の悪いメール「祇園祭宵山午後七時、四条河原においでやす」集まる俺達一回生10人。そこにスガ氏を先頭に現れる青い装束の一列。揃いの青い浴衣に青い帯の上回生10人。そしてスガ氏は一回生の名前をつぶやき十人全員いることを確認すると咳ばらいをし「諸君。本日午後七時をもって―宵山協定の解除を宣言する」語られる宵山協定、京大青竜会とホルモー。スガ氏たち上回生は第四百九十九代目。俺たち一回生は第五百代目であること。「ニ関スル覚書」と書かれて小冊子。「東の青竜、南の朱雀、西の白虎、北の玄武」呟きながら進むスガ氏。そして引き続き”四条烏丸交差点の会”へ。四条烏丸交差点に会した四つの集団。京都産業大学玄武組、立命館大学白虎隊、龍谷大学フェニックス、そして我らが京都大学青竜会。その日、俺ははじめてホルモーの存在を知った。しかしホルモーが何たるかを知るのはまだ先のことであった。ホルモーとは?何を競うのか?何故二年に一度しか勧誘しないのか?そもそもスガ氏の話は信用できるのか?そして俺たちは…↑の万城目学さんのデビュー作、「鴨川ホルモー」を読みました。安倍は二浪しているためかもともとなのか人との関わり方が消極的だし自分の中での思考にはまって人の話を聞いていない。はっきり言って鈍い奴ですね。それでも親に負担をかけさせまいと思ったり、自分の目の前で眠っている早良に手を出さないよう堪え、高村を詰った芦屋に反論し、早良に悪かったと身を引く良い奴なのである。結果、五十年ぶりの第十七条の発議となってしまったが…それにたとえ嫌いな芦屋でも見殺しには出来ない奴でもあった。あのままだったら芦屋どうなった?勝負には負けてしまいましたが大切な仲間と本当に自分を思ってくれている人を得たのだから良かったですよね。鼻からの呪縛からも解かれたようですし。でも安倍って言うだけで目をつけられているのか? 高村、人懐っこい良い奴!多分そばにいると鬱陶しかったり恥ずかしかったりすることもあるんだろうけど。傷つきやすく繊細な奴でもありました。ホルモーに敗れ、代償として何かを失ったことで彼はアイデンティティーを確立させました。安倍にとってほんといい仲間です。凡ちゃんこと楠木。登場はぶっきらぼうだったけど安倍を心配してたりお守り作ったり可愛いよね。でもまさか一目惚れだったとはね。楠木が高村に代わって補給部隊でなく参戦した時がカッコ良かったです。男四人を従えて何とも頼もしかった。割れたメガネを安倍のために掛けるのも、掛ける勇気を持つためか安倍におねだりするところもほんと可愛い。三好兄弟も良い奴らだったし、安倍は仲間に恵まれました。最後になってようやくそれに気付いたみたいですが…スガ氏、すべてが語れないために一回生たちから不審に思われ(いやホント怪しすぎましたよ)気の毒でしたが、それでも人格は信頼されていたところが流石会長と言うべきか。吉田神社での奉納の舞って、学生の頃似た様なの聞いたことあるぞ。あまり女子の前では出来ないのがあるって。京大のだったか他の大学のだったか?うちの学校にも私の恩師の時代からあったようですし。どこにでもあるものなのか?早良、悪い子じゃないんだけど…たとえ鼻でなくても起こす時に肩を揺り動かすだけでなんだかんだと言われかねないし、そうなると流石に男の人も気の毒だと思うんですが…ましてや誇大表現だなんてねえ。そう聞いてどう反応するか芦屋の性格をわかってたのかどうかもねえ。安倍ご愁傷様。でも安倍にとっては今の結果の方が良いと思うし、自分も芦屋に振り向いて欲しくて捨て身になるほど必死だったんだよね。芦屋、傲慢で負けを認めない意固地なところもありましたが、ホルモーは強いし、見た目もよろしくて早良にとっては良かったんでしょうね。まあ芦屋については良いところはあまり書かれてなかったので私には知りえない良さがあったのでしょうか?今の学生の姿と言うより自分たちが学生の頃と変わらない懐かしさを感じたりしました。というか学生って見た目が変わっただけでそれほど変わってないのか?まあオニを使役したりする青春は過ごしてませんがね。と言うわけで一気読み。次は↑を予約しなくっちゃね。
2008年06月20日
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こんなツレでゴメンナサイ。 望月昭 著 細川貂々 画(2008年4月25日 第一刷発行 文藝春秋)「ツレがうつになりまして」「その後のツレがうつになりまして」 ↑の「ツレ」さんこと、望月昭さんのエッセイです。細川貂々さんが描かれた上の二冊とはまた違う視点で良かったです。うつ病についてはもちろん興味深かったし誰でもかかる可能性があると聞けば尚のことですが、うつ以外にも、貂々さんとの出会いとか、結婚に至るまでとか、イグちゃんとか、そして現在のツレさん一家も興味深かったです。また当時助けられた図書リストも成程と思ったり…それにしても何より貂々さんを愛していらっしゃる所が良かったかも!貂々さんは美化しすぎと謙遜なさっていらっしゃるようですが…最後、十二年目の結婚講座のところを読んでもらい泣き。幸せのもらい泣きですけどね。
2008年06月19日
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図書館革命 有川浩 著 徒花スクモ イラスト(2007年11月30日初版発行 メディアワークス)図書館戦争シリーズ全四巻の最後の一冊「図書館革命」先週末、図書館から貸出可能のお知らせをいただき早速借りに行ってきました!「図書館戦争」「図書館内乱」「図書館危機」の感想同様アニメ放送中に付き内容の詳細は書きませんが少しだけ。稲嶺司令が退き、玄田隊長もまだ療養中。世の中はバレンタイン商戦まっただ中なある日の深夜に起こった事件。福井県敦賀原子力発電所が襲撃を受けた。柴崎が一日テレビにかじりついてニュースを見ていたいと駄々を捏ね、そんな柴崎に不謹慎だ、ずる休みするなといつもと立場逆転な笠原は本日公休。しかも堂上と前々から約束したハーブティーを飲みに。デートと囃す柴崎に否定する笠原だが…コーデイネートに迷い、慣れない化粧もし、余裕があったはずの待ち合わせ時間が迫る。遅れたことを謝る笠原だが、慌てて走ってきた笠原を案じ、待ち合わせに女が遅れることは織り込み済みと堂上。焦る笠原。何とか話題を変え食事とハーブティーを楽しめる店に向かう。食事が終わり、デザートとカミツレのお茶がだされるとデート感が強まる。勘違いするなと心で自身に唱える笠原は話題を探す。と今朝のニュースがあるじゃないか!今朝のニュースに既視感を覚える笠原。それにたいして「『原発危機』だろう。当麻蔵人の」と堂上。既にテレビで作品との類似性が指摘されていたらしい。納得する笠原に、笠原が堅い謀略ものメインの作品を読んでいることを驚く堂上だが…そろそろお茶も終わり。次は映画にでも…と誘う堂上に喜ぶ笠原。そんなデート真っ最中な二人の携帯が同時に鳴った!緊急事態勃発!すぐに戻れ。二人が基地に近づくと既に良化特務機関の上位の隊員と思われる通行人が…完全私服・装備のない状態の二人。今仕掛けられたら…堂上が笠原を落ち着かせる様に手を握る。基地に入っても手を放してなかったことをからかわれる二人。そこで警備強化についていることを話す緒形隊長代理。一体何があったのか?と隊長室のドアが開き折口と中年男性が出てきた。それは…「当麻蔵人!?…先生」敦賀原発襲撃事件で対テロ特措法が採択され、特措法で権限を拡大されることが決定した政府組織がいくつかあり、その中にメディア良化委員会も含まれていたのだ。当麻の「原発危機」はテロリストの教科書ともなりうる書籍。それを書ける人物に自由な著作を許すわけにはいかない。当麻は自由な著作を放棄するまで解放されまい。そして当麻を皮切りに作家や言論者が狩られるきっかけになる危険性が…図書隊は当麻を守ることができるのか?そして笠原の恋の行方は?と言うわけで、ラブラブな展開ににやにやが止まりませんでした。緊迫した中、堂上わかって言ってる(やってる)のか?とか、笠原だいた~ん!とか、色々。読んでるこっちまでドキドキしちゃいましたよ。テロの教科書って、少し前に話題になった硫化水素騒ぎを思い出したり…作るのは簡単で知識も技術も大して要らないのに危険なもの。(昔、原爆の発火装置とか百科事典で見たらわかるとかいう話もあったよなあ。いろんな薬品の合成もしかり)危険があるからこそ知識が必要だったり、それでも下手な知識を与えたくなかったり…ナイフが危ないから使い方を覚えるのと同じなのですが物がものだけにねえ…手塚兄を焚きつける柴崎。…を担保にって…。もちろん、それって手塚だからでしょ?でも手塚もやられっぱなしじゃなかったけどね。それでもほとんど尻に敷かれっぱなしだよ。手塚。(それもまた手塚の魅力)手塚兄活躍!玄田隊長も褒めてました。お兄ちゃんは自分のしてきたことを無かったことにしない、目的達成のためには手段を選ばないけど柔軟な思考も出来る人なのね。当然頭は切れるし人脈もあるし。柴崎もそこは評価。最終的な目的は同じなのですから歩み寄り。歴史に名を残す!って流石柴崎強い。ブラコン兄弟良いですわ。当麻を逃がすために堂上も笠原も無茶しました!まさか舞台があっちに移動するなんて…目に浮かぶ。そして大阪のおばちゃんは確かにあれですわ。先生お気の毒?いや結果オーライですよね。作者の方のプロフィールにある「怪しいニセモノの関西弁…」ってところ私も!って共感。そして作戦終了。後日談…とっても楽しめました。エピローグ。え?もう…ですか?でも図書隊も良化委員会の在り方も変わっていくのですね。と、言うわけで一気読み。そして…「「図書館戦争」のベタ甘全開スピンアウト別冊シリーズ第1弾。堂上篤、笠原郁の武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート。登場人物を中心に、図書館の比較的小さな日常事件を絡めて綴ったラブコメ仕様」 らしいです。なるほどね。ここは抜けてたもんね。早く貸出可能のお知らせが届かないかな…
2008年06月18日
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おまけのこ 畠中恵 著 柴田ゆう 装画 (2005年8月20日発行 新潮社) こちらは単行本 こちらは文庫。似たような感じだけど表紙イラストが少し違うのね。切って張り替えたのかしら?ご存じ病弱な若旦那が活躍するしゃばけシリーズ第4弾!簡単に感想だけ。こわい(小説新潮2005年2月号)こわいは狐者異。仏ですら厭い恐れたまわう。こわいの誘いに乗った親分たちは自業自得な気もしますが、大きな災いを起こすわけにはね。若旦那が意を決して入るよう促しますが少しの我慢もできないほどこわいは頑なになっていました。それとも優しくしてくれた人を不幸にしたくなかったのでしょうか?畳紙(小説新潮2005年6月号)お雛さんと屏風のぞきのやり取りが面白かった。というか屏風のぞきカウンセラーになってました。お雛さんは夢だと思いこんでいたし、普通の人とではああはいかなかったよね。お雛さんの塗り壁にはあんな理由が…今度こそ素顔で会いに行けるとよいですね。動く影(小説新潮2005年8月号)兄やたちが長崎屋に来る前。妖は見えても今のように話したりすることはなかった頃。幼い若旦那が可愛い。そして少年探偵団?は頑張りました。お金出す若旦那が普通なら嫌みになってしまいそうなのにならないのは病弱かつ性格ゆえか。栄吉との結びつきはただ近所の子と言うだけではなかったのですね。ありんすこく(書き下ろし)若旦那が吉原の禿を足抜けさせ逃亡?まあ、そんなこったろうと思いましたが…(若旦那が吉原に入り浸りは想像できない!)まつばの気持ちは当然。佐助に放り投げられ仁吉にキャッチされたかえでと三之助がどう感じたかを聞いてみたかったかも。おまけのこ(書き下ろし)それほど大きな川ではなくても相手が鴉でも鳴家にとっては大冒険でした。無事若旦那に見つけてもらえてよかったね。お月さまも落っことさず持ち帰りました。真珠を飾った櫛、確かに貴金属は身につけておける財産ですが…ガラスに金属箔って確かに綺麗だわ。江戸時代からあったのですか? 金属が付いている側は金属の色。ついていない側は金属が光を反射してとっても光って見えます!ガラスの色が青系統だと深い海のような色が綺麗です。文章に?なところはありましたが「動く影」が一番楽しめました!
2008年06月17日
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ぬしさまへ 畠中恵 著 柴田ゆう 装画(2003年5月20日発行 新潮社)漸く、しゃばけシリーズ第二作が読めました。先日読んだ「ねこのばば」同様短編集です。簡単に感想だけぬしさまへ(小説新潮2002年2月号初出)半鐘の音に、にまっとするおくめが恐ろしいです。人の不幸は自分の幸。人を蹴落とし成り上がる。そして自分よりも上にはすまいと…火事はおさきからすべてを奪ってしまった。それでもせっかく救われた命と思い真面目にやってきたというのに…気の毒だけど…手にかけてはね。栄吉の菓子(書き下ろし)博打好きの九兵衛らしい、でも迷惑な話でした。有毒植物、結構あります。毒だけに薬になるものもあります。馬酔木(アシビ)は馬が酔っぱらったようになるんでしたっけ?有名ですよね。桔梗の根は生薬。曼珠沙華の球根も乾燥して粉にひいて水で何度も晒して毒を取り除きでんぷんだけにしたものを凶作の時に食べていたこともあったりしたようですが…毎度面と向ってけなすほど栄吉の菓子を買いに来てくれていた九兵衛。栄吉が九兵衛を心待ちにしていたと知っていたならこんな博打はうたなかったのでしょうか?空のビロード(書き下ろし)松之助がビードロの美しさに救われて罪を犯すことなく本当に良かった!頼れるものがない心細さはありましたが…あの夢も若旦那がビードロを落としそれを松之助が拾ったのも、東屋での出来事もまるで松之助が長崎屋に来れるよう采配されていたことのようにも思いました。それに対しておりん。人の心を弄び、自分のために利用する。怖い子。ぬしさまへに出てきたおくめもですが欲に囚われています。番頭さんはお気の毒でした。四布の布団(書き下ろし)田原屋の主人にとって大切なのは店の皆を路頭に迷わせないこと。当然それは上に立つ者として大切なことだけど…おかみさんも店の人たちも癇癪な主人を持って大変だったとは思うけど…布団についた生霊って…今までは苦情はなかったんでしょうか?通い番頭さんはお気の毒でした。今となっては事故だったのかどうなのかはわかりませんし、それでも本当ならば隠してはいけないことなんでしょうけれど。現代とは違うのでこういう結末もありかな?仁吉の思い人(小説新潮2003年2月号初出)仁吉が思い続けるあの人。でもその人にもまた思い人が…再び生を受け再会し過去を思い出す…どんな気持ちなんでしょうねえ?仁吉はずっとついてきていたのですね。守り続けるために…本性を現せば自分よりも強いその人であっても。ただ守るだけでなく人間の世に留まっていても暮らしていけるように。千年もの間、自分の思いを告げることなく側に仕えているというのもどんな気持ちなのでしょうか?何の見返りもなく、恋しい気持ちだけで。結末にはほろ苦さと温かさ。虹を見し事(書き下ろし)ここではもう兄さんも長崎屋の一員ですね。手代や妖たちがいなくなった?それを寂しがったりすねたり若旦那が可愛いですね。実は若旦那を守るため、若旦那自身を餌に…でも若旦那も守られているばかりじゃりません。頑張りましたよ!自分は誰の夢を見ているのか?願いがかなう甘い夢と薄気味悪い気配。今回も護符が役に立っておりました。大枚はたきましたものね。おまきがかわいそうでした。若旦那に会いたかったのでしょうね。答えることができなくても…と思う若旦那が優しいです。大蛤の見せる蜃気楼…の辺り、守り人の最後を思い出したりして…怪談実記ってどんな内容?読んでみたい。 これかな?
2008年06月12日
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愁いの波に揺れ惑え(少年陰陽師) 結城光流 著 あさぎ桜 イラスト(平成20年6月1日初版発行 角川ビーンズ文庫)この雨は天意にそまぬ雨である。ならば、天意はいずこに。降り止まぬ雨。書き物の途中、内親王脩子を案じる昌弘。今は風音も六合もついている、黄泉の瘴穴を穿った時のことは風音本人に訊くのが一番と物の怪。細かいことに気が回るようになったとにやりと褒めつつ「…晴明の孫よ」「孫言うなっ!」憤然と作業を再開する昌弘だが…瞠目する物の怪が「昌弘っ」と言った瞬間地面が縦に揺れた。ここ平安の都は地盤が堅固。この地に遷都した桓武帝は四神相応の地であることと過去、地震の被害が少ないことを考慮したという。青い顔をして風音に縋りつく脩子。もう大丈夫と声をかける風音。だが五行における地の力を持つ風音は地震が察知できなかったことを不審に感じる。青くなり硬直する彰子。気遣う雑鬼たち、都で地震とは珍しいと勾陳。彰子の膝元でくぐもった唸り声。膝の上にはぐったりした一羽の鴉。道反大神に仕える神獣・嵬は風音を案じて都に来ていた。再び揺れ。姫の元に急ぐ嵬。続く雨に気が滅入る彰子。その上、今日も晴明は帝の招請を受けている。一体なんの用だろう?長雨で建造が遅れる内裏。その上地震で火災が起こったら…と案じる行成。こちらに向かってくる昌親に声をかける行成。無意識にため息をつく行成にお疲れのようでと昌親。これ以上降り続けば鴨川の堤も再び決壊するかもしれない…止む兆しがない雨にいずこかの神が神意を示しているかのようだとの昌親の言葉に動揺する行成。「神の意とは一体どこにあるものだろうか」問う行成に、誰にも測りかねないものと答える昌親。止雨の祈念を頼み去る行成。晴明が案じていたと昌親の前に現れる天后。意外だと訝る昌親。眉間に皺をよせる天后に晴明の愛情はわかりにくい、はっきり示されるとつい身構えたくなる…と、成親。続く揺れ。地震の少ない都で一日に何度も揺れるなんて…「…何かの兆しでなければいいが」決壊寸前の鴨川。主上は何をされているのかとついこぼしてしまう見張りの役人。行成に指示を仰ごうと大内裏に戻ろうとする役人が川面に目にしたものは…金色の龍?都に何が起こっているのか?金色の龍の正体は?どこか以前と異なる昌弘と彰子。脩子を案じる帝。彰子を案じつつもどうしようも出来ない道長と晴明。心に傷を持つ昌弘と彰子。互いを思う気持ちは…そして晴明らの元に現れる墨染の衣を纏った…京の都がえらいことになってます。長雨に地震。地盤が緩むのも当然。内裏建造に鴨川の決壊まで見張らねばならない行成様も大変です。脩子のこともありますし心労が絶えません。帝の父としての顔。公でなければならない辛さが…彰子を供にというのは父として二度と会えないかもしれない娘にせめて信用できる年の近いものをという気持ちなのでしょうね。龍の正体は前振りが多かったのでもしやと思いましたが…成親兄ちゃんの冒険談もありましたしね。もっと力を、強くならなければと思う昌弘が痛々しい。今回怪我はないのですが、心がね。ついつい天狐の血が発動!?いつもと違う昌弘に雑鬼たちも怯えてます。でも遠慮して本人には言わないでもっくんにだけこっそり伝えてました。もっくんも昌弘には言わないと約束。そして彰子もまた…彰子の心の傷は深いですね。そしてあの時のことが今もずっと…二人とも時間が必要です。いっそ自分がいなければ昌弘はけがをしなくて済むのでは…なんて昌弘が聞いたらまたまたショックを受けそうな…でも伊勢行き決定ですね。そして父の言葉に幼い脩子も幼いなりに自分の役割を認識します。出発前に母の健康を祈念して晴明を呼んで欲しいとお願いする脩子が不憫で…帝は脩子に行かないと言って欲しかったでしょうね。叶わぬことでも。今回、天后と青龍がとてもよく似ているなあと実感しました。晴明の悪口には同じように眉間に皺を寄せるのね。(青龍は皺がついたままっぽいけど)今までは天后の活躍はあまりなかったのでこれを機に活躍させて欲しいなあと思ったらあの人に…しかし五人(五柱?)一気にあれですと、残りの七人(実質五人か?)しか残ってないじゃないですか!それにしても前巻からあまり進んでないような気が…次巻は八月。いよいよ伊勢に出発なのでしょうか?昌弘はどうするのでしょうね?(おとなしく留守番?そんなことはないよね?)
2008年06月10日
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図書館戦争 有川浩 著 徒花スクモ イラスト (2006年3月5日初版発行 メディアワークス)図書館内乱 有川浩 著 徒花スクモ イラスト (2006年9月30日初版発行 メディアワークス)図書館から予約の本が確保できたとお知らせが来ていそいそと借りに行ったのが先週末。やっと読めましたよ、図書館戦争シリーズ最初の一冊目と二冊目が…アニメ放送中に付き内容の詳細には触れませんが感想だけ。「図書館戦争」では笠原らの配属前の研修シーンから稲嶺司令誘拐事件解決まで、「図書館内乱」では笠原の両親撹乱作戦から笠原が手塚兄の誘いを断り思わぬ手紙をもらうという反撃を受けるまで。堂上が笠原を思って手加減はしても女の子扱いしないところとか、上官に対してこんなことするのか?な笠原の反撃?とか、堂上が意地悪で厳しいわけではなくホントにピンチの時には必ず助けに来るところとか、それをうれしいのにうれしいのが悔しい笠原とか…もう読んでいてニヤニヤしっぱなしでした。先(図書館危機)を読んでしまっているのでこれは恥ずかしいだろうなあとついつい笠原や堂上に同情したり…堂上ってホント最初から意識してたんですねえ。事情を知っている人たちにはいいネタだったに違いない!手塚が笠原に付き合わないかと誘ってから笠原が断るまで、試しで付き合うことを乙女な笠原は許せないし、手塚はありだと思っているしいつも断るのは自分だと思っているし…笠原と付き合うかも発言に動揺する堂上も何とも云えず可愛い。つき合うならいい加減な気持ちでは…とかなど、ほんと笠原と堂上ってそっくり。でも、出来る一家の次男坊なのに苦労人ですよね、手塚は。手塚兄は図書を守るためには何でもするということはないけれど、自分の理想を実現するためには全てを犠牲にするのね。どうしてこうなっちゃったんでしょうね?小牧と毬江ちゃんの話も良かった。小牧の常に毬江を気遣う優しさと精神的な拷問に耐えるカッコ良さが何とも言えません!本来なら当事者とはいえ一般人且つ未成年の毬江ちゃんを現場に登場願うのはどうかとも思いますが、そこは恋する乙女ということで。査問。笠原を迎えに駆け込んでくる堂上がもう白馬に乗った王子のようでめっちゃ頼りがいがあるのですよ。言質取られないように笠原も作戦通りいや作戦以上に頑張りました!現在の柴崎を作ってきたもの。柴崎の強さは持って生まれたものではなかったのですね。情報部として何でもやってのけると言いながらも笠原に軽蔑されるのを恐れている。でもきっと笠原は…手塚の言葉にそして笠原の存在に救われているのでしょうね。柴崎は笠原と同室でほんと良かったと思いますよ。そして手塚もまたこの二人と仲間であって良かった。最後に手塚兄からの手紙。笠原への最大級の爆弾でした。まあこのぐらいの嫌がらせはしないと気が済まなかったんでしょうかね?そして「図書館危機」に続くと。実はアニメは途中から(確かクマ殺しのところからか?)見始めたのですがところどころエピソードが抜けているところがアニメでの違和感になっている様に感じます。特に図書館が戦力?検閲が普通?など奇異に感じますが原作ではかなり説明されていてアニメほどの違和感は感じませんし、図書館が抱えている問題点もきっちり描かれているように思いました。ちと苦しいところは否めない(特にマンガは検閲がないとか)し、説明っぽいけど。しかしアニメでは話数が限られているためかエピソードを限り、うまく入れ替えてつないでいる感じもあります。なんにしても二冊一気読み!と言うわけで早く と え?1ってことはまだまだ続くんですね。が読みたいです。後、小牧と毬江のエピソードで出てきたもね。
2008年06月09日
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おおきく振りかぶって10巻 ひぐちアサ (2008年5月23日第一刷発行 講談社)前巻に続き、埼玉との試合です。感想だけ。今回主役の花井が田島を意識してグルグルしている様子が何とも言えません。チーム内での競争って人数が多ければ当然だけど少なくてもやっぱりあるし必要なんでしょうね。たとえ相手が叶わぬほど大きな存在(田島)でも。田島に限らずどのチームメイトとも。三橋も(勘違いではありましたが)競うって宣言してましたし。監督、花井の(そして田島にも)成長を考えて見守る所が凄いわ。怖くてなかなか出来ないよね。三橋を庇う田島が良い。違うとわかったらあっさりしているし。でもこれに慣れている泉、あんたもすごいよ。試合でも手堅く活躍していいるしね。登場は少なくてもやっぱりPTAが楽しい。(あんなに雰囲気良いPTAなら参加していても楽しそうだと思ったりして…)阿部と阿部父のにやりとした会話が目に浮かぶ…下の子が可愛い母の気持ちもよくわかる。相手チームのイッチャンが一人奮闘する姿、三橋も感じたのかな?別に仲間外れではないけれど一人で決めて投げるのって大変なんですね。捕手としての大地はダメダメ(経験もですが考えてないし素直すぎる!)ですが良い目を持っているのでこれからかな?タイさん、お疲れ様。厳しすぎてうんぬんのところに後輩指導(ついでに子育て)の難しさを感じます。良かれと思っていたのに実は…試合には間に合わなかったけど後輩に良いものを残せたと思いますよ。ほんと、毎度、相手チームまで応援したくなるマンガだ。でも今回は少し読んでて辛かったりもしました。多分私が野球について今一わかってないためだとは思うのですが…カバーを取った表紙のマンガも可愛い。大地みたいな子、子どもたちの友達にもいましたよ。有り余る体力を生かす方向に…もし何か(わざとではなくてもけがをさせるようなこと)あっても親の対応次第。ちゃんと理解されてましたよ。落第忍者乱太郎43巻 尼子騒兵衛 (2008年5月30日第一刷発行 朝日新聞社)年に2回のお楽しみ。乱太郎最新刊です。今回もまた休み明け。新学期に間に合うよう待ち合わせする乱太郎、きり丸、しんべいの三人。緊張してうまく頭巾をかぶれない忍者とその忍者に弟子入り志願の忍者マニアの少年。相変わらず巻き込まれる三人ですが…蔵廻りの智吉さんが手にした文。どうやら恋文のようなので持ち主に帰そうと思いますが変に疑われるのも困りもの。そこでアルバイトのきりちゃん。当然乱太郎たちも一緒です。ところが… 委員会の予算獲得に立ちはだかる会計委員会。各委員会ともあの手この手で予算会議を勝ち抜こうとしますが…久々の出茂鹿之助の登場に…予算会議ではいつもながら一癖も二癖もある上級生たちがたくさん出て楽しかったです。戦う会計委員会に仕掛ける各委員会の無茶っぷりには笑かしてもらいました。相変わらず不運な保健委員。委員長が寝込んでいる時に下級生が作った予算には肝心な薬が計上されてませんでした。それを薬草を栽培して薬を売ってそのもうけで賄おうって…相変わらず涙ぐましいですよ。東北組、言葉が…流石の山田先生も通訳をお願いしてましたね。そしてさわやかな出茂鹿…違和感ありまくり。まあ偽物でしたけどね。最後に登場のかめちゃん、すっかり一人前の商人です。でも寄り鯨ってなんだか臭そうに感じるんですけど…次回は兵庫水軍の鯨捕り?水軍の皆さんもおもろい人が多いので楽しみです!
2008年06月09日
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