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2009年05月12日

ダブルクロスリプレイ談義

テーマ：ＴＲＰＧについて(587)

カテゴリ： TRPG

黒：……あっついのぉ～。

白：そだね……最近、急に暑くなった気がするよ。

黒：こうも暑くては何もやる気が起きぬ。あ～会社に行きたくない～あ～家でゴロゴロしてたい～。

白：はいはい、起きた起きた。まったく、せっかく時間があるんだから、もっと有意義に使いなさいよね。

黒：ほほう……？では聞こうか。そなたの言う有意義な時間とはどのような使い方か？

白：え！？ええと、それはその……読書、とか？

黒：……普段の生活とまったく変らぬではないか。

白：うう、ごめんなさい……。

黒：まぁ、よい。読書というのは確かに悪くない。ここに大した蔵書があるわけではないが、もともと私が気に入った物だけを集めておる。今夜はそれを読み耽るとしよう。（がさがさ）

黒：うむ、アライブシリーズの2巻『追憶の宴』である。2年間ぐらいお蔵入りしておったのだがな、最近久しぶりにダブルクロスを開いたので、参考に読み直すことにしてみた。友人の一人が良作だと言っておったのも理由の一つではあるが。

白：……そーいえば、私達ダブルクロスはオリジンシリーズまで読んだけど、アライブシリーズはちゃんと読んでなかったよね。一応、2巻までは買ったけど……全然内容覚えてないなぁ。とりあえず、ＰＣ１がしのとうこさんでＧＭがクレバー矢野さんってことぐらいしか。

黒：実に勿体無い話よ……ちょうど、その頃は三国志大戦にはまっておったし、卒業や就職で手一杯であった。それにオリジンシリーズに愛着があったため、終わったことに少し抵抗があったのかもしれぬ。まぁ、なにより ＰＣにエグザイルもブラムストーカーもいない というのが一番ショックであったのだが。

白：……あぁ、そっか。オリジンシリーズには椿っていうツンツンな女子高生がエグザイル・シンドロームとして登場してたから余計に愛着があったんだっけ。

黒：まったく！ダブルクロスはレネゲイドウィルスに感染したＰＣ達がその超常の力に嘆き苦しみ、戦い抜く物語。ならば単に電撃や炎が出せるよりも、爪が生えたり、触手が伸びたり、血液で従者を作ったりしたほうが楽しいに決まっておる！世間一般では忌避されやすい要素を主人公達が使いこなす！これこそがダブルクロスの醍醐味であろうぞ！

白：まぁ、否定はしないけどね（苦笑）……あぁ、でもやっぱり、私はオリジンシリーズがリプレイでは一番好きだったなぁ。ＵＧチルドレン中心のキャンペーンっていう構成が地味に好きだったし、途中でＦＨエージェントやチルドレンとも手を組むことになったり。

黒：うむ、本来悪役として登場するＦＨエージェントやチルドレンをＰＣとして扱うこともできる。これも、ダブルクロスの醍醐味の一つと言えようぞ……できれば、次のリプレイシリーズはＦＨキャラクター中心にして欲しいものよ。話はドス黒くなるかもしれぬがな。

白：リプレイといえば、私が一番好きだったキャラクターは群墨応理だね。不死者風を吹かせない、時々人格が訳わかんないことになる永遠の少年（笑）ちなみにそっちは？

黒：私か？無印1巻に登場した神崎葵、それにアライブ2巻に登場した九条槙絵のいずれかよな。どちらも実に良い。性格、容姿、能力、結末。そのすべてが私好みであった。とくに槙絵は143ページのイラストが強烈であった。あの フルボーグの手でフェンスを握り潰しながら、泣き笑いのような表情を浮かべている 姿はちょっと反則だと思うぞ？

黒：ふっ……ヒロインだけではないぞ？ ちょっと冷めた感じのお兄さん とかも大好きだぞ？それが実は妹を殺されました、とか、許婚を自分の手で殺してしまいました、とかだったらなお良いのだがなァ？くっくっく！

白：うわ……悪趣味。

黒：人の不幸は蜜の味というではないか。そもそも、キャラクターとは性格や特徴ではなく、その生き様を持って語るもの。物語の中でどのような役割を演じ、どのような輝きを見せてくれるのか。どのような悲劇的な結末であっても、キャラクターの魅力とはそういうものだと思うのだがな、私は。

白：なるほどねぇ……（ 葵も槙絵もエグザイル・シンドローム

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