今日も他人事

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2018年07月14日
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カテゴリ: Caligula
「ジュラシックワールド」観終わってからニコ生に戻ったら、シャドウナイフさんと鼓太郎が戦い始めてて、結局全部視聴w

アニメは一度通しで見てストーリーは知ってましたけど、コメント付で見るとまたちょっと違いますね~。

仕事が忙しくなってきてゲームの方はあんまりさわれてませんが、今回は両ルートのエンドを見た上での感想でも。

先に結論を言っておくと、 私は PS4 版めちゃめちゃ好きです。

でも、2年前に PSvita 版をプレイしてたら多分、不満を感じた だろうと思います。

ちなみに PSvita 版ですが  LとRのトポロジー  というサイト様がものすごく面白く作品を説明されてるので、こちらもどうぞ~。



■どんなゲーム?

残念ながらそう言った要素は皆無 です。

学園生活を楽しみたい人は素直に別のゲームを探してください。 ペルソナとか。

どちらかといえば、本作は 「異次元に閉じ込められた人間達の織り成す愛憎劇」 です。

帰宅部や楽士は勿論、同じように メビウスで暮らす500人以上の生徒(全員名前と設定とデータあり!) たちはみんな同じ「悩める人間」です。

彼らは皆、だれでも仮想世界の綻びに気付く可能性がありますし、感情を暴走させてデジヘッド化してしまう可能性もあります。

いうなれば、みんな同類、 同じ穴のムジナ なのです。

だから、本作に登場する敵も味方もみんな「悩める人間」なのです。

他のRPGのようなモンスターは存在しません。



みんなどこか心の弱さや醜さを抱えているキャラクターであり、どこか情けない、しかしどこか分からなくもない、そんな連中ばっかりです。


■ゲームシステムはどんな感じ?

基本的には各ダンジョンを走り回り、敵を倒してストーリーを進める王道RPGです。





戦闘は 「イマジナリーチェイン」 という相手の行動を予測できるシステムが搭載されている点が特殊ですが、それを除けばコマンドバトルで、良くも悪くもアクション性はありません。


もう一つの特徴は 「キャラクター親密度」  。

500人の生徒達にも個別に親密度が設定されており、繰り返し会話をしたり、一緒に戦闘したりすることで増えていきます。

彼らと親密になって心の奥に踏み込み、ときには悩みを解消してあげたりするのが本作の楽しみです。

勿論、解消せずに悩みだけ片っ端から調べまくったり、無視してストーリーを優先することも可能です。

キャラクターにはWIREというツールをつかって色んな質問を投げることが可能で、これで各キャラクターの反応を愉しむのも魅力。



■作品コンセプトに沿った世界観&演出が特徴

本作の特色の一つにフィールドや戦闘BGMが「そのダンジョンのボスである楽士の曲(μの歌)」という点があります。

これはμの歌が 「人間達の心を刺激し、狂暴化させてデジヘッドに変える」 という効果がある為です。

楽士達やデジヘッドの使う力はそれぞれの心の衝動を爆発させたものなのです。

一方、帰宅部メンバーが使う武器……カタルシスエフェクトも力の源泉は己の心という点は共通しています。

じゃあ、何が違うかというと、アリアの調製によって暴走しないように抑制されていること、
そしてカタルシスエフェクトで倒した相手は 「心が抑制されて、正気に戻る」 という点です。

ちょくちょく「倒して正気に戻す」展開が出てくるのはこうした理由からなのですね。

カタルシスエフェクトで生み出された剣や槍、銃でめった打ちにしても実際には改心させているだけで、殺人には至りません。

……まぁ、楽士の力については良く分かりませんが。

アニメの演出や楽士エンドを見ていると、こっちは実際に相手の肉体を傷つけられる武器のように見えますね。

なお、アリアによれば楽士の力を続けると感情に飲み込まれてしまう危険性がある模様。

鍵介は帰宅部に加わった後も楽士の力を使う事自体は可能なのです。

実際、アニメの11話では最初、楽士の武器で戦ってましたしね。

逆に楽士ルートの主人公は両方の力を使い分けていることに。

楽士エンド選んだ時に物凄い悪そうな顔してますけど、これって楽士の力を使い過ぎた影響なのかもしれませんね。危険。

あと、装備品(スティグマ)が感覚増幅という扱いで、これを装備させてキャラクターの悩みを解消させる……というのは面白かったです。

種類多過ぎて今一愛着は湧きませんでしたけど。


■楽士ルートと帰宅部ルートどっちを選べばいいの?





スイートP編をクリアすると、ソーンから誘いをかけられます。

どちらを選ぶか、とりあえず好きな方を選んでください。

どちらを選んでもストーリーの大きな流れは変わりません。

楽士ルートで追加されるストーリーは 基本、帰宅部ルートに継ぎ足す形で描かれます。

ついでにいえば、楽士ルートでも最後の選択肢で楽士エンドか帰宅部エンドか分かれます。

要は楽士ルートを選んだ方がストーリーが増えていくという
わけです。

ちなみに私は楽士ルートを選びました。

正直、現実に帰りたいという気持ちが微塵も湧いてなかったのでw

帰宅部ルートは本当に王道ストーリーですが、楽士ルートだと一気に意味合いが変わってきます。

私のモチベーション的にも楽士ルートが正解だったと思います。


■これからカリギュラODを始める方へ

ゲームを少しでも楽しむためのポイントをまとめてみました!

・自分の悩みをイメージしてからプレイする

他のキャラクターと同じように主人公も現実での悩みが原因でメビウスに囚われています。

オープニングでもμから何を悩んでいるのか問われ、選択肢を選ぶことになるので、イメージしておくことをお勧めです。


・先にアニメ1話を見る

前にも書いた気がしますが、ゲームはアニメ1話のラスト辺りからスタートする為、若干、唐突な印象を受けます。

アニメ1話はその状況に至るまでのメビウス世界がどんな感じかがきちんと映像化されているので、そこの補完にぴったり。

なので、まずは無料公開されている1話を見て、作品雰囲気をたっぷりと味わってからゲームを始めてみるのをお勧めします。

動画はこちら

・ソフトウェアバージョンをアップデートする

現在、ver1.03 まで実装されています。バグ修正などもありますが、

 ・部室と楽士の間を含め、大量のセーブポイント追加
 ・リストにRスティック左右でのページ送り機能追加
 ・敵とのレベル差によるエンカウント無視(主人公よりレベル-5)を追加
 ・ゲームクリア後の『歌姫の見る夢』システム(混成パーティ機能)の解放
 ・『ワールドリワード』の解放(隠しボス)
 ・オートバトル機能の追加
 ・メインメニュー内のアイテム、WIREにソート機能を追加
 ・2周年記念装備品5種の無料配布


と盛り沢山です。

2周年記念装備品は攻略本にくっ付いてる「ファクターアナライズ」と同様に「経験値UP」の効果を備えているので、育成効率が大幅に変わります。

快適さも随分変わりますので、必ずアップデートを推奨です。


■不満点は?

本作は PSvita の完全版という位置付けですが、ストーリーは基本同じで追加要素も楽士ルートも増設という形で継ぎ足されてます。

途中はあまり気になりませんでしたが、楽士ルートなのにラストダンジョンで楽士達を倒していくという展開は正直納得できませんでした。

楽士達を倒した時の台詞も楽士ルートをやった後だと「え、どういうこと?」と思わず首を傾げたくなったり。

ランドマークタワーの頂上でμが主人公をアニメ付きで攻撃してくるシーンがありますが、これも楽士ルートやってると「いや、さっきまで一緒に行動してたやん!」って突っ込みたくなる。

まぁ、あれは負の感情を吸い込み過ぎてμがおかしくなり、主人公とルシードの区別もついていないのか。
はたまた、主人公が裏切り者だと帰宅部にばれないように仕組んだ自作自演なのかなーと思いますけど。↓みたいに

μ「あなたがアリアを惑わしたのね!(ルシードごめんね~!ソーン、早く止めに来て!)」
女主「……!(μ!ギブ!死ぬ!!)」
ソーン「(……面白いから、もうちょっと眺めてようかしら)」


これは酷いやらせ(苦笑)

また、PS4 で追加された琵琶坂が色々と悪巧みをして上手くストーリーを引っ掻き回してくれるんじゃないかと期待してたのですが、特にそんなことはなかったのでちょっと拍子抜けしたりも。  (楽士ルートではクッション先輩として活躍しましたが)


楽士にとっても危険な存在である「エゴヘッド」、抑制を解放した「カタルシスエフェクトオーバードーズ」といった新しい設定も登場しましたが、それも大きくストーリーに関わることなく終了。

あと、やり込み要素として、500人以上の生徒たちの悩み相談に乗れますが、如何せん「キャラクターが多過ぎ+見た目がみんな同じ(妙にリアル)」なので、
そこまでモチベーションが湧かなかったり……まぁ、これは贅沢な悩みかなぁとは思いますけど。

後は戦闘が基本ワンパターンに陥り易いのも残念かな、と思います。

見栄えとキャラの掛け合いが楽しいので、そこまで不満ではないんですけどね。

あと、女主人公を選んでも男性キャラと恋愛できるわけではない(強いて言うなら、彩声が攻略対象w)のがちょっと残念。


■それでも好き

先ず、作品コンセプトがめっちゃ良い。そして、キャラクター。

どのキャラクターにも愛着を持てましたし、掛け合いが本当に楽しい。

触れてみて、この二つにぴんと来た方にはオススメです。きっと楽しめる。

逆にこの二つに魅力を感じられない人はちょっと合わないかも。

ストーリーや世界観もどちらかといえば、こじんまりとしているので壮大なものを求める人は肩透かしを食らうかもしれません。

悩める人間達が夢の中で紡ぐ一時の物語、ぐらいに思ってプレイするのが良いかと~。

動画はこちら
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最終更新日  2018年07月14日 11時44分20秒
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