今日も他人事

今日も他人事

2025年02月02日
XML
カテゴリ: 感想
※広告が含まれます。案件ではございません。

ネットで知ってはいたんですけど、実際に読んだこと無かったので、土日にじっくり読んでました。



『ラーメン発見伝』は主人公の語っていること基本、綺麗事ではあるんだけど、同時に不思議な説得力と読者の納得できる落し所がきちんと劇中で語られてるのが上手いなぁとしみじみ。後、構造が『美味しんぼ』を換骨奪胎していると言われて、なるほどなぁ、とも。パクリではなくね。



お話自体は料理の、それもラーメンに絞った話ではあるんだけど、これは多分、あらゆるクリエイターが自分に置き換えて考えられるお話だと思う。面白い。



『らーめん才遊記』は周りを振り回していく天才系ガールの主人公の言動を好きになれるかが肝か。後、1話完結じゃなく、ちょっと長めの作品として見ていかないといけないので、そこが人を選ぶかも。ラーメンハゲこと芹沢達也が居なかったら読み続けてないかもしれぬ。






『らーめん再遊記』まで読んでみて思ったけど、これはあれだね。このシリーズ、完全に芹沢が主役やねw

ガンダムで例えると、『ラーメン発見伝』の芹沢は『機動戦士ガンダム』で旧主人公の前に立ちふさがる強敵としてのシャアで、『らーめん才遊記』の芹沢は『Zガンダム』で新主人公の先輩として見守るシャア(クワトロ)で、そして『らーめん再遊記』は『逆襲のシャア』みたいな感じ。

違うのは……『らーめん再遊記』の芹沢は、鬱病になって旧主人公に粘着した挙句に隕石落としを敢行しようとしたオールバックシャアではなく、 軍を離れて土方作業を溌溂とこなすオリジンシャア ってことですね。凄いなぁ、このバイタリティ(笑)







先日、2/14に楽天koboにクーポンが来てたので、折角なので記念に1冊買うことにしました。で、色々試し読みしてみた結果を8巻を購入。



試し読みに掲載されてた63話の 「あいつがまだ編集者で『語る側』の人間ならば何を言っても構わん。だが『作る側』に来たからには駆け出しだろうがなんだろうが言いっぱなしは許されない。現行一致が求められるはずだ」 という芹沢達也の台詞が気になりましてね……お仰る通りでごぜえます……(==

そんな訳で、買って読んでみたんですけど……いや、上手いな、としみじみ。

勿論、芹沢達也の一人勝ちではあるんですけど、負けた小宮山が惨めかと言うと、そうでもないんですよね。ちゃんと彼なりに見落としていたもの、見誤っていたものに気付けて、その上で、じゃあこれからどうするのかも、きちんと見定めて。

読者目線からすると別段悪党でもない小宮山が一方的に敗北して惨めに去っていくところなんて見たくない訳で。なので、ああいう結末に収まるのは落としどころとして上手いなとしみじみ d(・・


※4月8日追記 11巻も買いました。






また、クーポン来てたので。

最初、↑の 「イエース!!(泣」 を見た時、なんてビターなエンドだ……と思ったけど、ちゃんと良いオチが残っててホッコリ。グルタ、グッジョブ d(--

……なんていうか、本当、締め方というか、落し所が上手いなって。




※4月28日追記  114杯 読んで思ったこと



いや、本人的には道楽でしかないんだろうなぁ、金持ちだし。本当、なんでラーメン屋始めたんだろう、この人……その辺もその内、明かされるのかな?

後、これまで「妥協の産物」「邪道の極み」と言わんばかりの酷い扱いをされてきた濃口らあめんだけど、有栖さんの中では「現実に適合した新しい道」扱いなのが知れたのは面白かった。



とりあえず、114杯まで読んでみて分かったけど、『らーめん再遊記』を一番楽しいと感じているのは、多分、「語る側」を比較的、肯定的に描いてるからだろうなぁ、と。それまでのシリーズは「作る側」が主で、「語る側」は基本、ビッグマウス扱いって感じだったし。有栖さんは例外として。



この辺は時代の移り変わりというか、今のSNS文化を意識した配慮(というか、語る側狙い?)なんですかねぇ……結局、自分も「語る側」の視点で観ちゃってるのかもしれないなぁ……(--


※8月14日追記 第119杯&120杯読みました

小宮山の鮮やかな対応におおう……ってなった。うーん、やはり、好きだわ、このメガネさん。



「そこまで出来るなら、もう自分で店開いたら?」と思わなくもないけど、多分、そうなると色々上手くいかなくなっちゃうんやろうね。あくまで客観的な立場で観察してるから思い込みや拘りに縛られず、良改変を実現できる訳で。実際、過去に自分で開いた店は潰しちゃってる訳ですし。おすし。

にしても、この語り手側の立たせ方は本当、上手いなーと思う。あくまで作り手あってこそですよっていうのが、ね。

それはそれとして、最後の 「ラーメンを食い過ぎた異常者集団ですね」 がキレッキレで笑う。あと、次の話でプロレス談義を語り出そうとした途端に止められた時の悲しげな顔も(^^;


※10月4日追記 第123杯まで読みました

「『思い出の味』に~」と「『懐古主義に過ぎない』発言で~」にぐうの音も出ない。私も齢四十にして、既に十代や二十代の頃に好きだった作品や思い出を美化しがちな傾向があるしなぁ……(--;

これ見て思い出すのはやっぱ、あれですよ。 『美味しんぼ』の「山岡さんの鮎」 云々の奴。結局、評価って審査員の感性や感情次第なところがあって、それに沿えば加点されるし、損ねれば減点される。それを依怙贔屓って思うこと自体がナンセンスなのよな。だって、所詮、人間だもの。まぁ、どっちの作品も漫画だから、分かりやすくオーバーにしてるところはあるけども。

……しかし、事の始まりがまさか、二人の××××とは。武田さんの事だから、相変わらず横暴やなぁぐらいで流してた……やだ、わしの目、節穴過ぎん……?(==



ちなみに、『ラーメン発見伝』は明日まで全部無料です。まだ、未読の方はこの機会にいかがでしょう。純粋に漫画としても面白いですし、なにより、悪役というかライバルキャラ時代の芹沢を知ってるか知ってないかで、『らーめん再遊記』もまた違った味わい方が出来るかと d(--


※2026年1月24日追記  第130杯まで読みました

ようやく、佐橋さんがラーメン屋始めた理由と、その真相が……あー、なる(--

「自分が良いと感じた=素材的に素晴らしいもの」って思いこみは割と分かるかもしんない。実際の所、人間の感覚なんて、そんな高尚なものでは無いのにね。

なのに、「高尚なものほど素晴らしく、下賤なものに価値はない。寧ろ、有害」と思い込んでれば、こうもなろうという。皮肉やね……まぁ、似たようなこと原田さんも言うとったけどな。流石にここまで酷くはなかったけど(苦笑)



余談ですが、昨年、楽天kobo で5冊以上買ったら 40%OFF になるキャンペーンが開催されてたので、読めてなかった『再遊記』の5巻以降を買ってみました。その辺の感想はまた後日。


※2026年3月1日追記  第132杯 まで読みました

とりあえず、これで佐橋編……というか、作り手vs語り手編は一区切りついた感じですかねぇ。

正直、佐橋組を〇チガイに貶め過ぎ感は否めんけど……言うて、料理の味にも発想にも別に落ち度はなく、少なくとも普段から両親や信者達を満足させてる訳で、決して口だけのキャラではないと思うんですけどね。客商売との相性が悪いだけで。別に自分の好みのラーメンを極めるのに、ラーメン"屋"でなきゃいけない理由もないと思うし。まぁ、この人がフォローされる機会はもう無さそうだけど(苦笑

ただ、個人的には131杯の 「日々決められた作業をくり返しているだけの者は~」 の下りと132杯の 「どうして自分はこんなにラーメンを~」 の下りは結構、印象に残ってます。最後のページの〆方も良き d(--


※2026年6月29日追記  第138杯 まで読みました

さぁ、面白くなってまいりました。

そんな訳で、第133杯から始まった新章。一体全体、どこに着地するお話なんだろう……と思って眺めてましたけど、「再現困難な理想(思い出)」か「再現可能な妥協案(現実)」のどっちにするか、というのが今回の肝ですかね。単純にどちらが正しいではなく、「再現可能な妥協案(現実)」をやりながら「再現困難な理想(思い出)」を模索し続ける……というのが落としどころかな、と思いますが、果たして。

しかし、相変わらず、イメージ戦略というかフレーズ作りは旨いな、芹沢さん。そして、ラオタに対してはマジで手厳しい(苦笑





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026年06月29日 01時07分09秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

白ケイ

白ケイ

フリーページ

時間に余裕がありましたら、どうぞ


三国志調査記録


1.魔王生誕


2.魔王、黄布に敗れ


3.辺章、韓遂の乱に魔王出陣す


4.馬騰、韓遂の乱に魔王再び出陣す


5.中原にて事変、魔王刻を得て上洛


6.魔王、帝を握り策略を巡らし


7.魔王、飛将と父子の契りを交わり


8.魔王、名士を配下に揃え


9.廃帝、立帝


10.阿鼻叫喚


三国志11(プレイ記録)


207年 ~再動~


208年 ~臥龍の下野~


209年 ~荊州分裂~


210年(一) ~臥龍と鳳雛~


210年(二) ~華~


210年 ~天下動乱~


211年 ~臥竜、点睛を欠く~


212年 益州平定


213年 ~三頭の龍~


214年 ~三都奪還~


215年 ~中原に鹿を追い~


216年 孫劉決裂


217年 前門の虎、後門の狼


218年 流血演舞


219年 孫家の落日


終幕 河北決戦


三国志11 西涼伝


1.魔王、再起


2.西涼の嵐


3.新天地


4.荊州争奪戦


5.死闘、果てなく


6.華、咲きて


7.巨星の失墜


8.魔王の後継者


主要武将 経歴


ロマンシング・サガ2 皇帝記録


ジェラール帝


ビーバー帝


アガタ帝


ジェイコブ帝


ブルーザー帝


ガマ帝


アルテミシア帝


アバールハサン帝


コウメイ帝


ティラナス帝


FE聖戦の系譜 略歴


大帝国 連合艦隊への道


大帝国SS 晩年


FE覚醒


FE覚醒SS 傷心


艦これ 艦娘名簿


艦これSS「青天」


艦これSS「刹那の平穏」


艦これSS「春の風」


艦これSS「鎮守府の春」


艦これSS「ビスマルク」


艦これSS「鋼鉄の戦姫」


艦これSS「日々平穏」


艦これSS「約束」


艦これSS「時雨の想い」


艦これSS「生きること死ぬこと」


艦これSS「ただ勝利のために」


艦これSS「大攻勢」


艦これSS「流転」


艦これSS「死闘の果てに」


艦これSS「華」


艦これSS「神通の憂鬱」


艦これSS「熱海の姉妹」


艦これSS「新たなる船出」


艦これSS「十人十色」


艦これSS「再起」


艦これSS「蒼い影」


艦これSS「ある夏の日に」


艦これSS「予感」


艦これSS「深淵より」


艦これSS「懐かしの海へ」


Fate Grand Order SS「悔悟を抱えて」


Fate Grand Order SS「刻まれた記憶」


艦これ 嫁艦名簿


Caligula Overdose SS 罪


Caligula Overdose SS それぞれの流儀


Caligula Overdose SS 決断


コードギアス ロストストーリーズ SS 共犯


大悪司SS『独り』


宇宙世紀にアズラエルがいたら…という妄想


遊戯王OCG 裏シスターデッキメモ


コメント新着

聖書預言@ Re:ビオラちゃん気になる(08/06) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
通りすがり@ Re:ピッコロさんが悟飯ちゃんを騙すに至った理由を考えてみた(07/22) 最近セルゲームの悟飯覚醒までの流れを読…
聖書預言@ Re:「自分の中で神格化している作品」というタグを観て思ったこと(07/15) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
白ケイ @ Re[1]:遊戯王OCGにはアニメ(映像+物語)が必要だよね(07/07) T.K1981さんへ こんばんわ。書き込みあり…

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: