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日暮里サニーホール会議室での、第9回「浅草パラダイス落語会〈通称浅パラ〉」実行委員会の初回に出席。昨年から「浅パラ」に出させて貰っている。 出席は、古楽亭小笑太実行委員長・茶柱亭立丸前実行委員長・嬉野亭慶多・三流亭愛喬・若木家喜楽といった諸先輩方。 まず、立丸前実行委員長から、昨年の会計報告。今年の日時・会場・出演者・スケジュール・役割分担・PR方法などを確認する。 今回は、5月23日(土)、予備日として5月30日(土)、JRA浅草パークホールにて開催と、案が定まる。 独演会を止めて、ぼんやり過ごす私に、上半期の目標が出来た。 これから先輩方と度々お目に掛かれるのが、楽しみだ。
2009.01.28
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中野ZEROホール「柳家三三独演会~冬~」へ。お馴染み大先輩ご夫妻の代演。 ネタと出演者は、写真の通り。開口一番は、柳家喜多八門下のろべいさん。「たけのこ」は新作?古典? 三三師もろべいさんも、師匠に良く似ているなと思いながら聴く。古典という素材は、落語という演芸は、様々な演者によって演じられ、様々なカラーが付け加えられ、継承されていくんだと実感。 三三師は、2席共良かったが、「藪入り」では、恐らく噺の中の父親と三三師の実年齢や境遇が似ていて、私が今まで聴いた「藪入り」の父親の中で、一番若い「藪入り」だと思う。先代金馬・円楽両師の「藪入り」は、貫禄ある父親だったが、三三師は父親が等身大でイキイキしていた。旬の「藪入り」とでも言おうか。 入場時、落語の先輩・茶柱亭立丸兄とバッタリ、帰路も落語談義。10年後の三三師はどうなるのだろう、何て話し合う。
2009.01.27
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お騒がわせ横綱・朝青龍が優勝した。相撲界は勝負の世界だから、優勝は良いのだが、この優勝で、横綱としてというより、人としての人間性を疑われる様な言動・行動が、帳消しになる様な風を感じる。 優勝記者会見に2時間近く遅れても、非難の声はあまり聞こえない。もし優勝していなかったら、こうならなかっただろう。 横綱はただ強ければいいというものじゃない筈だったんだが…。これでは、相撲は強ければ何をしても良いということになる。他の格闘技はショーだと、聞いたことがあるが、それなら心技体の「心」が忘れ去られる相撲より、徹底したショーの格闘技の方がいい。伝統の崩壊だ。 場所前に、散々朝青龍批判をしていたマスコミどもの変わり身の早さにも、呆れ果てている。勝てば官軍なんですねぇ…。
2009.01.27
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木馬亭での、「第1回京山幸枝若・桂文我二人会」へ。この会は昼夜開催、私は昼に行く。 40名位の客席。 文我師が司会を勤める朝日放送「おはよう浪曲」の収録もしている。一、桂ひろば「大安売り」一、幸いってん「天王寺の眠り猫」〈一風亭初月〉一、桂文我「宿屋仇」一、仲入り一、京山幸枝若・桂文我「対談」一、京山幸四若「会津の小鉄」〈一風亭初月〉 落語は、浪曲の様にテーブルとテーブル掛けを前に演じる。次第に慣れて来る。 半年振りに聴くいってんさんは、東京にはいないタイプの若手。相変わらずの美声。曲師の初月さんは、2席出弾き。はじめて初月さんの姿を見る。 文我師は、とにかく浪花節が好きという気持ちが伝わって来る。江戸落語の8割は、上方落語からの輸入だが、江戸落語はネタをよく咀嚼していると話す。 「宿屋仇」は、東京では「宿屋の仇討」。地名が変わっていたり、上方と江戸の違いが解る。丁寧な長講。 仲入りでは、客席に春日井梅光師が姿を見る。 対談では、文我師が幸枝若師から、実父で師匠である、先代幸枝若師や、お家芸「会津の小鉄」についての芸談を引き出す。 「『会津の小鉄』1席やるなら、『甚五郎』4席やった方が疲れない」と幸四若師。「もっと東京に来たい」とも。対して「私がセッティングしますから」と、文我師。嬉しいですな。 ギターが入って、いよいよ「会津の小鉄」。幸枝若師の風貌・声と、これぞ上方の浪花節と行った感じ。アッという間に、終演。 文我師の企画は、昼夜に渡る幸枝若師との二人会の他、木村友衛師との二人会、お馴染み玉川奈々福さん・菊地まどかさん・春野恵子さんの「浪曲乙女組」との会とあり、これからどんな企画が見られるか、楽しみだ。
2009.01.24
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国立演芸場での「第41回・講談かぶら矢会」へ。10年以上続いている会、確か私は学生だった様な気がする。一、宝井琴柑「塚原卜伝幼年時代」一、一龍斎貞山「お福猫」一、宝井琴星「坂本龍馬とおりょう」一、宝井琴桜「壺坂霊験記」一、宝井琴梅「卵の強請」一、仲入り一、宝井琴調「池田輝政」一、宝井琴柳「徂徠豆腐」一、出演者+柳家三三+日向ひまわり+宝井梅星+神田山緑「手拭い撒き」 前講の琴柑さんからトリの琴柳師まで、充実した高座ばかり。個性豊かで、聴き疲れしない。 貞山師の珍しい一席、琴星師のマンガタッチ、琴桜師の情感豊かで確かな芸、琴梅師の権威に対する怒り、琴調師の大きさと優しさ清々しさ、琴柳師の当意即妙で本寸法な高座、程よい満腹感を得られる。 手拭い撒きでは、三三・こはるといった、楽屋へ勉強に来ていた噺家さんも姿を見る。いい芸をやる芸人さんをは、いい芸を吸収しようという姿勢が強いということだ。 今、講談界で一番充実している「かぶら矢会」へ、あなたも是非!
2009.01.19
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柴又の夜は早い。 川千家さんでの会を終えて、参道を歩くと真っ暗。食卓を囲んでいる、寅さんのおいちゃんのおばちゃんの、タコ社長の声が聞こえて来そう。趣がある。 京成電車の柴又駅前には、焼そばや酒今川焼を商う店がある。 今川焼は1個80円、焼そばはたっぷり入って300円。今時こんな店はない。 駅前にある寅さんの銅像を見ながら、焼そばや今川焼、甘酒を楽しむのも一興。
2009.01.18
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6時間半夜行高速バスに揺られて無事帰京。一旦帰宅して、柴又帝釈天参道にある「川千家」さんのお座敷、江戸川の間での、「男はつらいよが好きな会」へ。 鉛色の空、寒い中11名様がご来会。ホッとする。一、玉井亀鶴「仙台の鬼夫婦」一、三崎家桜の輔「鰻屋」一、玉井亀鶴「徂徠豆腐」一、仲入り一、三崎家桜の輔「居残り佐平次」 メンバー4人の内、2人が直前休演という未曾有の会になったが、桜の輔さんとは長い間二人会をやって来たので、何とか対応。お客様には、ご迷惑だったことと、お詫び申し上げます。 お客様の中には、帝釈様・寅さん記念館・矢切の渡し…と、寅さんの世界を満喫された方もおられ、嬉しい限り。 帰宅されてから、是非「男はつらいよ」のビデオを、見直してみて下さい。これまで以上に楽しめるかな? この「男はつらいよが好きな会」を以って、主催・共催の会は休止です。 休演について、励ましのお言葉を掛けて頂いたお方には、この場を借りて御礼申し上げます。
2009.01.18
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今年で14回目を迎えた平松愛理さんの、阪神淡路大震災支援ライブ「KOBE meeting」へ。会場は、神戸市東灘区にある神戸ファッション美術館・エルビスホール。この会場での「KOBE meeting」は、今回で確か3回目。 今年のテーマは、「今、自分に出来る何か」。 一、世界語のラブソング 一、君らしく 一、須磨海岸 一、シングルマザー 一、観覧車 一、花と太陽 一、部屋とYシャツと私〈平松&ーリーハイハーモニー〉 一、南町から 一、幸せ運べるように〈平松&クーリーハイハーモニー〉 一、マイ・セレナーデ一、素敵なルネッサンス 一、駅のない遮断機 一、もう笑うしかない 一、最後の音符 アンコール1 一、美し都〈平松&クリーハイハーモニー〉 アンコール2 一、YOU AER MINE 今回は神戸で活躍している、男性4人組クーリーハイハーモニーが参加。このライブにゲストが入るのは、はじめて。「部屋とYシャツと私」を、クーリーハイハーモニーがカバーしたのが縁。とっても美しいハーモニー。 前半は、今年書きためた曲が中心。親友・娘さん・恩師にあてた手紙を読み唄う。後半はお馴染みの曲。どれも優しく心に染み入る。あと、スライドの写真が綺麗。 最近作った曲になればなるほど、神戸を唄った曲が多く、自然体だと思う。 このライブの収益は、震災遺児の施設・レインボーハウスに寄付される。今年もライブ後半で、レインボーハウスの方をステージに上げて、目録贈呈をする。 震災から14年が経過し、結婚し子供が生まれたという震災遺児がいて、数年前から交通遺児も受け入れているそうだ。 来年は、いよいよ15回。来年も温かなライブになりますように。 このブログのタイトル、このライブのタイトルから取っていることを、知ってました? 三ノ宮から夜行高速バスで帰京。
2009.01.17
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今年で14回目を迎えた平松愛理さんの、阪神淡路大震災支援ライブ「KOBE meeting」へ。会場は、神戸市東灘区にある神戸ファッション美術館・エルビスホール。この会場での「KOBE meeting」は、今回で確か3回目。 今年のテーマは、「今、自分に出来る何か」。一、世界語のラブソング一、君らしく一、須磨海岸一、シングルマザー一、観覧車一、花と太陽一、部屋とYシャツと私〈平松&クーリーハイハーモニー〉一、南町から一、幸せ運べるように〈平松&クーリーハイハーモニー〉一、マイ・セレナーデ一、素敵なルネッサンス一、駅のない遮断機一、もう笑うしかない一、最後の音符アンコール1一、美し都〈平松&クリーハイハーモニー〉アンコール2一、YOU AER MINE 今回は神戸で活躍している、男性4人組クーリーハイハーモニーが参加。このライブにゲストが入るのは、はじめて。「部屋とYシャツと私」を、クーリーハイハーモニーがカバーしたのが縁。とっても美しいハーモニー。 前半は、今年書きためた曲が中心。親友・娘さん・恩師にあてた手紙を読み唄う。後半はお馴染みの曲。どれも優しく心に染み入る。あと、スライドの写真が綺麗。 最近作った曲になればなるほど、神戸を唄った曲が多く、自然体だと思う。 このライブの収益は、震災遺児の施設・レインボーハウスに寄付される。今年もライブ後半で、レインボーハウスの方をステージに上げて、目録贈呈をする。 震災から14年が経過し、結婚し子供が生まれたという震災遺児がいて、数年前から交通遺児も受け入れているそうだ。 来年は、いよいよ15回。来年も温かなライブになりますように。 このブログのタイトル、このライブのタイトルから取っていることを、知ってました? 三ノ宮から夜行高速バスで帰京。
2009.01.17
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行って来ます!
2009.01.17
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明日の「男はつらいよが好きな会」に上方から出演予定の、太閤堂海州さんが、足の怪我で休演になりました。「何としても出たい」とのことでしたが、どうしても動けないということで、涙泪の休演です。 ということで、明日は私と三崎家桜の輔さんが2席ずつ、お伺い致します。何卒ご了承下さいませ。 明日、ふらりといらしても大丈夫かな? 何卒宜しくお願い申し上げます。 「男はつらいよが好きな会・第3作」 ◆1月18日(日)2時半開場・3時開演 ◆柴又帝釈天参道「川千家〈かわちや〉」お座敷(京成金町線柴又線下車5分。14時半京成高砂発金町行先頭車両に乗ると、便利です) ◆2300円(名物鰻丼代。飲み物別途) ◆番組 玉井亀鶴「仙台の鬼夫婦」 三崎家桜の輔「鰻屋」 玉井亀鶴「徂徠豆腐・阪神淡路大震災と寅さん」 お仲入り 三崎家桜の輔「居残り佐平次」 終演後、鰻丼と寅さん談義を楽しみませう。
2009.01.17
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神戸市役所から程近い南京町は、沢山の中華料理の店がある。本格中華の店から、ざっかけないお店まで、種種雑多。 亀鶴は、露店で中華を楽しむのが常。チャーシューメン・チャーハン・えびだんご・ごまだんごとこれだけ食べて、1000円でお釣が来る。 みんな量が少ないので、ダイエット中の方でも、何種類も食べられますよ。
2009.01.17
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神戸に着き、真っ先に神戸市役所へ。市役所前では追悼の集い、お焼香させて頂き、展望台へ。 ロウソクで作った1.17。 震災から14年か…。
2009.01.17
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ワッハ上方で、上方落語の大先輩・古印亭勝丸さんと待ち合わせ。最近を祝してから、演芸のCDが揃っているお店を案内して貰う。その内の1軒は南海の球場があった後に建ったショッピングセンター。あの野村克也がボールを受けていたんだ。 なんばから南海電車に乗り天下茶屋で下車。NHK朝の連続ドラマ「ふたりっ子」の舞台だ。昔ながらの大阪の下町。 勝丸さんは、ある1軒の長屋に招き入れる。何とそこは、勝丸さんの稽古場。私財を投じて、改装し防音設備や太鼓などの鳴り物も整え、稽古会やミニ寄席も出来る、素敵な空間になっている。長屋で聴く落語・講談、いいですねぇ! 打ち上げも出来るスペースで、演芸談義。そして密談も。 地下鉄花園駅まで送って頂き、神戸へ。
2009.01.17
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今朝も「ありがとう浜村淳です」を聴きながら、お散歩。土曜日恒例の「映画サロン」は、「旭山動物園」。やっぱりスゴイ! 明日は、柴又での「男はつらいよが好きな会」。それに備えて、「浪花の恋の寅次郎」の現場へ。 大阪新世界に滞在していた寅さんが、柴又に帰ろうと、芦屋雁之助扮する宿屋の男に見送られる場所。地下鉄恵美須町駅。 よーく見てみて下さい。
2009.01.17
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上方落語のメッカ・天満天神繁盛亭夜席「可朝・福團治二人会」へ。 両師の高座は、東京ではなかなか聴くチャンスがなく、可朝師は関西の高座に上がる機会が少ない様で、早い時期から予約する。 開演時間に会場に着くと1階席は満員、2階も立見。一、桂都んぼ「子ほめ」一、桂福若「居酒屋」一、桂福團治「蜆売り」一、仲入り一、桂朝太郎「マジカル落語」一、月亭可朝「餅屋問答」 とにかくはじめて観た可朝師の高座にビックリ!黒紋付きの着流しに例のカンカン帽・眼鏡で登場、例のストーカー事件で笑いを取る。卑屈になる訳でなく、笑いを取るテクニックが自然で嫌味がない。不祥事を起こしてメソメソ泣く情けないタレント共に見せてやりたい。 「餅屋問答」にもビックリ。堂々として、しっかりした芸。小細工をしないのに、面白い。風格があり、聴いている内に、あのカンカン帽や眼鏡が消えて行く。お見逸れしました、可朝師匠! 対する福團治師は得意物。上方の風土によく当てはめて、上方の味がよく出ている。 朝太郎師のマジカル落語は、噺家さんの余興といった趣。マジック自体は簡単な物だが、そこは流石に噺家。軽妙な喋り、お客さんの乗せ方が絶妙。やたらに客いじりをする、最近のお笑い芸人とは雲泥の差。 滅多に聴けない可朝師を聴けた今夜のことは、貴重で何とも嬉しい一夜だった。
2009.01.16
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例の如く夜勤明けで新幹線に飛び乗って、上方へ。まず京都をぶらりと歩く。 イノダコーヒーの清水店へ行く。本店はなかなか雰囲気なのだが、清水店には庭園があるそうな。 イノダの店員さんの接客は、気が効いていてしかも自然。 洋風のイノダの建物と、日本庭園はミスマッチの様だが、ところがどっこい自然な調和がなされ、いい感じ。 この庭園、京都阪口の庭園で、由緒あるお店なのだとか。 隣席には、3人組のおじさん達が、寛いだ雰囲気で話している。まるでサロンみたいに。イノダは京都の人達のサロンなのだろう。 住宅地は別にして、東京にはこうした喫茶店はありのだろうか。 祇園・南座を通り、阪急電車で大阪へ。
2009.01.16
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高校生の頃からほぼ毎月通い、慣れ親しんだ歌舞伎座が、来年で立て直されることになった。今月から来春までは、長いさよなら公演。 夜の部を通して、幕見席で見物。魅力ある顔ぶれ。一、壽曽我対面 中村吉右衛門の五郎・尾上菊五郎の十郎・中村魁春の舞鶴 中村芝雀の大磯の虎中村梅玉の鬼王新左衛門・松本幸四郎の工藤祐経一、春興鏡獅子 中村勘三郎の弥生後に獅子の精一、鰯賣戀曳網 中村勘三郎の猿源氏・坂東玉三郎の傾城蛍火実は丹鶴城の娘 「対面」「鏡獅子」は度々見ているが、今回はとても短く感じたし、解りやすかった。「対面」は、菊五郎・吉右衛門・幸四郎共演という舞台だから、充実している。だからわかりやすいと感じたのだろう。 吉右衛門の五郎・菊五郎の十郎が絶品で、魁春の舞鶴がいい。 「鏡獅子」は、現代最高の物と言っても良いだろう。 「鰯賣」は今まで見逃していて、はじめて観たが、品のいい喜劇。身分を偽って廓に上がるという趣向は、講談・落語の「紺屋高尾」と同じ。流石は三島由紀夫作品、竹本を上手に使っている。 中村勘三郎という人は、歌舞伎俳優でありながら、稀有な喜劇俳優でもあると、感じたのだ。 歌舞伎座さよなら公演、今まで実現しなかった共演を、沢山見せて欲しい。
2009.01.14
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今年の初高座は、お馴染み永福ふれあいの家、杉並区永福町にあるデイサービスセンター。 お正月ということで、嬉野亭慶多さんに獅子舞と落語をお願いする。一、玉井亀鶴「ご挨拶」一、嬉野亭慶多「寿獅子」一、玉井亀鶴「伊達家の鬼夫婦」一、嬉野亭慶多「天狗裁き」 「鬼夫婦」は、神田すみれ師伝授の読み物。柴又での「男はつらいよが好きな会」の前に、おさらい。そういえば、あまりやってないなぁ…。 慶多さんの獅子舞は、客席の一人一人の頭を丁寧に噛んで行き、喜ばれた。 独演会を休止して、一席一席がこれまで以上に貴重な勉強の場になっている。
2009.01.14
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夜勤前にお江戸両国亭昼席、神田愛山師の「講談プロアマオープン戦」へ。仲間の講釈を聴きにお邪魔する。 一、神田愛山「ご挨拶」 一、宝井琴柑「扇の的」 一、荒井到〈荒到無形〉「蟹工船」 一、神村昌志「違袖の音吉」 一、冨田洋三〈はま松〉「山本南龍軒」 一、神門久子〈露地野まだ夢〉「越の彼岸桜」 一、神田春陽「竹の水仙」 一、仲入り 一、神田愛山「蜀山人」 新作あり今年ありの番組。神村さんは、昨日はじめて稽古に言ったそうだが、よくまとまっているし、無形さんは、胸を鷲掴みにされた様な冒頭が斬新で、このご時世にピッタリのネタ、はま松さんは温かさが滲み出る様な高座、まだ夢さんはそつなく故郷のネタ。 プロ側では、琴柑さんが力一杯しかも優美に、春陽さんはホッとする様な高座。芸には人柄が出るなぁと思う。 「蜀山人」は、愛山師の正月ネタ。長講。自由自在、ネタの延ばし方を学べた。 最近は、アマチュアが様々なネタに取組んでいるのは、良いことだと思う。また、アマチュア講釈師で客席が賑わう会であって欲しいと、思う。 皆さんお疲れ様でした。
2009.01.12
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1月18日開催「男はつらいよが好きな会」に出演予定の立芸亭小太郎さんが、拠無い事情で休演になり、私が代演することになりました。 ネタ出ししておいた「仙台の鬼夫婦」の他に、最初の出番で「徂徠豆腐」をやりますので、ご了承下さいませ。 締め切りは過ぎていますが、まだご参加に余裕があります。もし宜しければどうぞ! 「男はつらいよが好きな会・第3作」 ◆1月18日(日)2時半開場・3時開演 ◆柴又帝釈天参道「川千家〈かわちや〉」お座敷(京成金町線柴又線下車5分。14時半京成高砂発金町行先頭車両に乗ると、便利です) ◆2300円(名物鰻丼代。飲み物別途。予約制) ◆番組 玉井亀鶴「紅の花と徂徠豆腐」 太閤堂海州「平賀源内と菱又」 お仲入り休憩 玉井亀鶴「仙台の鬼夫婦」 三崎家桜の輔「鰻屋」 終演後、鰻丼と寅さん談義を楽しみませう。 ご予約は、亀鶴に直接かメール、この記事への書き込みでどうぞ!
2009.01.12
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仕事帰りに平井の師匠・田辺一鶴宅に伺う。新年のご挨拶が出来なかったので、遅ればせながらのご挨拶。 留守宅にご挨拶の品を置き、帰路伝言を残そうと、師匠の携帯にコールすると、何と師匠の元気なお声で、「そこで待ってて」。 待つことしばし、師匠と合流し、ファミレスへ。ドリンクバーとピザを前に、傘寿を目の前にしての意気込みや、活動などを伺う。そして「高野長英」の道中付けの解説、何と道中付けをやり出した。久方振りに師匠の伝授だ。 「君は本当にいろんなネタをやっているね。よくやるゃ」との有難いお言葉が、心に染みる。やっぱり師匠は、見ていてくれる。「俺は、そのネタに興味を持つと、とにかくやってみるんだ。後はそのネタを育てればいいんだから」「私もそうなんです。何もしないより、とにかくやってみる。これでいいですよね」「そう」 師弟で考えが一致した。何だかとっても嬉しい。 久し振りの師匠との対面に、質問魔になる。 田辺一鶴十八番の道中付けのルーツは、実は「巷談本牧亭」の主人公・桃川燕雄師だということも、はじめて知った。 師弟でガストに粘ること2時間、お会計ということになった。以前は、ご馳走になった私だが、今日は私が支払いをする。少しだけ師匠孝行出来た様な気がした。 実は師匠のことを、陰では「お父ちゃん」と呼んでいる。師匠とは、講談の師という意味は勿論、父親との縁が薄い私の、「お父ちゃん」という意味を込めている。 普段なかなか一緒の行動が出来ないが、私がやりたい様に自由にさせて貰っている。不孝者の私だが、それが何よりも有難い。 「今までの人生は修業。いよいよこれからが本番」と、目を輝かせて語るお父ちゃんに、元気を分けて貰った。 お父ちゃん、元気でいて下さい。これからもご指導の程を! うちのお父ちゃんは、かわいいコートを来て帰って行った。
2009.01.11
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予定なら、本牧亭で講釈を聴く予定だったが、家から出る気になれず、言えに引き籠もり、何冊か読書し、NHKラジオ「浪曲十八番」での、三門柳師を聴きながらお昼寝。浪曲は大人の子守歌と言うが、本当に浪花ぶしはよく眠れる。 最近特に、外に出たくないことが増えた。
2009.01.10
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去年11月に大阪に行った時に、ラジオで浜村淳先生が語っていた映画「ハッピーフライト」が、ずっと気になっていて、ようやく見ることが出来た。 場所は錦糸町。シネコンというのか、沢山の映画館がある。今日が上映最終日。 監督:谷口史靖 出演:田辺誠一・時任三郎・綾瀬はるか・吹石一恵・田畑智子・寺島しのぶ・岸部一徳・笹野高史・竹中直人 他 出演者がいきいきと演じていて、気持ちがいいし楽しい。特にはじめて国際線に乗るキャビンアテンダントを演じる綾瀬はるかが元気一杯で水を得た魚の様で、寺島しのぶ演じる鬼チーフの存在感が立派だった。 前半はコメディー、後半は色恋を抜いた「タイタニック」の飛行機版みたいな映画だが、「ハッピーフライト」のタイトルの通り、ハッピーエンドになるのがいいし、緩急のバランスが良く、笑いの部分もさり気ない。 この映画は、新人の成長物語であると同時に、職場での人と人との関わりや、職業人とはどうあるべきかを、教えて貰った様な気がする。 そうそう、「ハッピーフライト」は講談の「海賊退治」に構成が良く似ている。 今回、浜村話芸を聴いて映画を観たのだが、浜村話芸はまさに血沸き肉躍るものであり、余談の部分も適切な内容と長さ、ラジオを聴いていて映画を見た様な満足感を味わえ、映画も十分に楽しめる、凄いものだと再認識した。 これを、あることへの布石にしたい。
2009.01.09
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浅草演芸ホール初席を2部の途中から覗く。1階は満員、2階もそこそこ入っている。「」がついていない演者は、漫談。2部一、川柳川柳「ガーコン」一、ニューマリオネット「あやつり人形」一、月の家円鏡一、三遊亭円丈「お笑いつぼ体操」一、仲入り一、三遊亭歌る多「松づくし」一、古今亭菊龍一、桂文楽一、桂文生一、あした順子・ひろし「漫才」一、金原亭世之介一、三遊亭窓里一、金原亭伯楽一、大空遊平・かほり「漫才」一、三遊亭歌之介一、橘家半蔵「フルムーン」一、古今亭志ん橋「侍の小噺」一、アサダ二世「奇術」一、橘家円蔵「大山家の人々」3部一、古今亭志ん馬一、三遊亭多歌介一、三升家小勝一、柳家小里ん「酒の小噺」一、林家正蔵「味噌豆」一、古今亭菊春「替り目」一、三遊亭歌司一、太田家元九郎「津軽三味線」一、柳家三三一、金原亭馬生「ざる屋」一、春風亭一朝一、仲入り一、松旭斎美智・美登「松づくし」一、柳亭市馬「高橋与太郎・相撲甚句」一、宝井琴調「出世の春駒」一、金原亭駒三「けちの小噺」一、大瀬ゆめじ・うたじ「漫才」一、林家のん平一、鈴々舎馬桜「如泥の鼠」一、三遊亭小円歌「踊り」一、鈴々舎馬風4部一、柳家小きん一、春風亭栄枝一、すず風にゃんこ・金魚一、林家正雀「小噺」一、入船亭扇橋「二人旅」一、仲入り一、太神楽社中「寿獅子」一、柳家喬太郎一、柳家さん八一、江戸家小猫「物まね」一、柳家花緑一、柳家権太楼「ジャンバラヤ」一、仲入り一、林家正楽「紙切り」一、古今亭菊生一、桂南喬「小南とコーラ」一、柳家さん吉「優しさと振込め詐欺」一、明石寿々栄「俗曲」一、柳家小さん一、林家鉄平一、三増紋之助「曲独楽」一、三遊亭金時「天野屋利兵衛」一、天野家白馬「酒の小噺」一、五街道雲助「子ほめ」一、仲入り一、ぺぺ桜井「ギター漫談」一、春風亭正朝「大名小噺」一、三遊亭小金馬「小言念仏」一、ダーク広和「マジック」一、柳家さん喬「初天神」一、古今亭志ん駒「手旗信号」一、昭和のいる・こいる一、三遊亭金馬「七草」 初席だから漫談が多い。それは楽しいことだが、その内容が学校寄席や老人ホームでの一席を扱ったものが圧倒的に多く、しかも複数の演者が演じている。楽しいんだけど、ちょっとねぇ。 漫談が目立つ中、短時間で古典小噺を演じた人は、古典の持つエッセンスを活かしていた。 とにかく寄席とは、何の装置もないのに楽しい、素晴らしい空間だと思う。
2009.01.06
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新年早々、大好評企画「男はつらいよが好きな会」を開催します。会場は、映画の舞台・柴又帝釈天参道にある川千家さん。ここで寅さんに因んだ講談・落語をお楽しみ頂きます。演芸の後は、川千家さん名物の鰻丼と、寅さん談義をお楽しみ下さい。 「男はつらいよ」を観たことのないあなた様も大丈夫!早く柴又に着いて、帝釈様や江戸川堤、寅さん記念館を楽しむのも、一興です。 さて亀鶴はこの会をもって、主催・共催の会の予定は、暫くございません。何卒ご来会ご声援下さいます様、付してお願い申し上げます。 「男はつらいよが好きな会・第3作」 ◆1月18日(日)2時半開場・3時開演 ◆柴又帝釈天参道「川千家〈かわちや〉」お座敷(京成金町線柴又線下車5分。14時半京成高砂発金町行先頭車両に乗ると、便利です) ◆2300円(名物鰻丼代。飲み物別途。予約制、締切1/7) ◆番組 太閤堂海州「平賀源内と菱又」 立芸亭小太郎「寅さんと鰻」 お仲入り 玉井亀鶴「仙台の鬼夫婦」 三崎家桜の輔「鰻屋」 終演後、鰻丼と寅さん談義を楽しみませう。 「男はつらいよ・フーテンの寅」をご覧になってからいらっしゃると、2倍楽しめるかも…。 ご予約・ご来会をお待ち致しております。 暮れに独演会を止め、正月休みもない稼業の私、ホッとしたのか告知を忘れていました…。いやはや。
2009.01.05
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「靖国講談会」では、トリの高座が終わると、ジャンケン大会がありそれに勝つと、靖国神社の写真集やカレンダー・おかきが貰える。 初日(2日)は敗退したが、2日目は勝ち、他の賞品には目もくれず、人間国宝・貞水師の手拭いを入手。ずっと欲しかったものだ。 今年はいいことがありそうだ。 しかしジャンケンの相手は、2日間共貞花師。出来れば馬琴師や貞水師とジャンケンしたかった。でも、国宝はジャンケンしないやね。
2009.01.03
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今夜も靖国神社での「靖国講談会」へ。遅れて入ったら、神田春陽さんは終り、一邑さんが上がっている。一、田辺一邑「お竹如来」一、一龍斎貞水「長短槍試合」一、仲入り一、宝井琴柳「五貫裁き」一、一龍斎貞友「徂徠豆腐」一、一龍斎貞花「度々平住み込み」 貞水・琴柳・貞友の各師と、魅力ある先生方が並ぶ。 琴柳師は、皇居に行ったこと・紅白談義・張り扇の作り方などたっぷり、「五貫裁き」は最初のお裁きのくだりのみ。いやいや楽しいなあ。 貞友師は、マクラで客席にいる子供を引き付け、「徂徠豆腐」。今楽しく「徂徠豆腐」を演じる一人だと、聴きながら思った。 この「靖国講談会」には、講談に馴染みのないお客様が多い。これを機会に、講釈師個人のお客様ではなく、講談のお客様が増えて欲しいとつくづく思う。
2009.01.03
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木馬亭の「浪曲定席」は、三が日は11時開演で、色物も入り賑やかな番組。 おかみさんとご挨拶を交わしながら、場内へ。一、玉川太福「阿漕ヶ浦」〈玉川みね子〉一、澤雪絵「夢二の女」〈佐藤貴美江〉一、富士路子「権太栗毛」〈沢村豊子〉一、玉川福助「祐天吉松・飛鳥山」〈玉川みね子〉一、天中軒月子「家康の人質時代」〈沢村豊子〉一、北見寿代「南京玉すだれ・踊り『桃太郎』」一、ダーク広春「マジック」一、仲入り一、神田茜「あの頃の夢」一、春日井梅光「赤城の子守歌」〈佐藤貴美江・片倉京子〉一、澤孝子「大新河岸母子河童」〈佐藤貴美江〉 トップバッターの太福・雪絵のご両人はもう慣れたネタ。次に上がった路子さんは、「今年も粗ネタを勉強します」と宣言。こういうことが聴かれるのも、初席ならでは。 名古屋からの月子師は、「私は東京に修業に来ていた頃は、月に10日勉強できた」と修業時代を物語る。「今日は初めてのネタです」と、「家康の人質時代」。稽古しようと昨夜乗り込んだものの、曲師の沢村豊子師は新年会に行ってしまい、今朝早く楽屋入りしたら、豊子師がまだ来ていないということで、ぶっつけ本番。腕のある両師だから出来ることだろう。 講談は紫師休演で茜師が代演。季節ネタ「あの頃の夢」を掛ける。中高年の観客にもしっかり受け入れられている。 梅光師のお馴染み「赤城の子守歌」の後は、いよいよ孝子師。弟さんが以前箱根駅伝を走ったということで、応援しているとか。弟さんの母校・大東文化大が優勝し、嬉しそう。衝立を自ら退けて、曲師の貴美江師を紹介し、「河童は縁起物です」ということで、自由自在の「母子河童」。 今年はどんな浪花ぶしが聴かれるだろうか。そんなことを想いつつ、靖国神社へ。
2009.01.03
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年々お正月らしさが消えている。街は洋服の人ばかり、初席の客席も、私がまだ10代だった頃は、正月らしさが溢れていた。 今年は不景気だからか、女流講釈師以外の晴れ着姿の女性を見ていない。 先程京成電車の中で、ようやく晴れ着のおばさま姿を見掛けた。
2009.01.03
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夜は靖国神社の境内にある靖国会館での、「新春靖国講談会」へ。100名弱の客席。一、一龍斎貞鏡「山崎合戦」一、宝井琴柑「左七文字」一、田辺凌鶴「一心太助魚河岸の喧嘩」一、宝井琴星「金色夜叉」一、一龍斎貞山「出世田沼」一、仲入り一、一龍斎貞花「出世の春駒」一、田辺鶴英「ヤマトタケル」一、宝井馬琴「奉行と検校」 馬琴師は、マクラや引き事沢山で楽しい。琴星師は今朝銭湯の朝湯に入ったことを楽しそうに話し、貞山師の紋付き姿に正月を感じる。 最初に上がった貞鏡さん、1年前の昨日に楽屋入り。「山崎合戦」は随分声が出ているのも嬉しい。 この「靖国講談会」、5月・9月の昼にも開かれるそうだ。
2009.01.02
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黒門町本牧亭での、なでしこ倶楽部番外編公演「初なぁ~で」が、今年の聴き始め。 昨年春で、前座さんの勉強会や勉強会以外では、講談協会の先生方を聴く機会がなくなり、元日から本牧亭が開くとは思わなかったので、「初なぁ~で」は嬉しいこと。 20人位の客席で、これも嬉しい。一、神田すず「真田幸村漫遊記」一、宝井琴柑「五条の橋」一、神田あおい「伊達家の鬼夫婦」一、田辺一凛「曽呂利新左衛門」一、一龍斎貞寿「左七文字」一、田辺一鶴「安田善次郎」一、仲入り一、神田織音「木津の勘助」一、田辺一邑「沢庵」一、神田すみれ「南部坂雪の別れ」 本数が多いこともあり、お馴染みの読み物が並び、講釈場の初席らしい。 やっぱりなでしこ倶楽部リーダーすみれ師が光る。お馴染みの「南部坂」だが、人物描写に品格があり、良い「南部坂」だった。
2009.01.02
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私の職場では、先月からブログを始めました。だいたい一月に1回持ち回りで、原稿を書くというそうです。施設・仕事について以外、何を書いても構わないとのこと。 今日付けのブログに、御歳98歳で現役の浪曲師・木村若友師について書きました。 「木村若友」「一人の浪曲師」などで検索すれば、読めるかな? 何と、浅草木馬亭の写真まで添付されています。画期的なことをなさいますなあ施設長!
2009.01.02
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ここ数年大晦日の楽しみは、東京MXテレビ「言いたい放題」特番。立川談志・野末陳平のご両人を中心に、今年の出来事を振り返る。テレビの前の私は、大爆笑そして膝を打つ。 夏以降談志師は、体調不良で活動を中止し療養、西部遭さんが番組を守っていた。 そして大晦日、MXに談志師が帰って来た。声はだいぶ回復。本当に良かった! 療養中の状態を分解するなど、流石談志家元!とっても嬉しい。
2009.01.01
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平成21年になりました。今年もお見捨てなく、宜しくお引き回し下さる様、お願い申し上げます。 これから初仕事です。
2009.01.01
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