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新宿永谷ホールの8階にある、永谷フリースタジオ永谷Fu-+での、「旭堂南海の会」へ。 一、田辺いちか「臆病一番槍」 一、旭堂南海「潮田又之丞」 南海師は、赤穂義士銘々伝の「潮田又之丞」を、仲入りも入れず、たっぷり90分ノンストップで。ただただ、驚くばかり。 「潮田又之丞」といっても、潮田又之丞本人は出て来ず、その父の世代の噺。南海師は、「立ち回り、恋、旅、主従の情といった、講談のエッセンスを皆入れた」とのこと。昔の連続講談は、この様読まれていたということが、解る高座になっていた。 疲れを見せず、力強く読み終えた南海師に、熱い拍手が贈られていた。
2016.01.31
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らくごカフェ夜席での、第108回「花形講談会」は、上方から旭堂南海師がたっぷり2席。 一、田辺いちか「秀吉と曽呂利」 一、神田みのり「寛永福宮本武蔵 関の船宿」 一、一龍斎貞鏡「石松閻魔堂」 一、旭堂南海「鍔屋宗伴」 一、仲入り 一、旭堂南海「浪花侠客伝・大団円」 南海師は、本来「浪花五人男」の5~6席目にあたる、松野河内守のお裁きから、大団円にあたる五人男の最期までを、という予定だったが、これを纏めて一席にし、前席に「赤穂義士外伝」の「鍔屋宗伴」を。 文字通りの硬軟2席。特に、「浪花五人男」が躍動感が抜群。 南海師の2席の良さも素晴らしいが、前講のみのりさん、いちかさんも、今出せる力を存分に出していて、これも良かった。
2016.01.30
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東京演芸協会に所属する、のこぎりキング下田師にお声掛け頂いて、「ふれあい遊湯う」に伺う。 朝10時過ぎに、今回の会場である、綾瀬のめぐみ湯に着くと、既に女湯からカラオケが聞こえて来る。 「ふれあい遊湯う」とは、午前中に銭湯の脱衣場等で カラオケや体操をしたり、お弁当を食べたりする、高齢者が引き籠らない為に開いている、足立区独特のシステムで、私の参加は2回目。 一、玉井亀鶴「勝田新左衛門」 一、のこぎりキング下田「のこぎり音楽」 前回は、夏だったが、今回は雪が舞おうという天候。銭湯が出て来る赤穂義士伝「勝田新左衛門」。銭湯で「勝田」は、是非やりたかった。 寄席も、銭湯も人が集まる所故、やりやすい。
2016.01.29
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夜は、田原町にある日本浪曲協会事務所での、「火曜亭」へ。今日も一杯の客席。しかし、先日の玉川奈々福さん、東家孝太郎さん出演の時と、客層が違うのが、面白い。 一、澤勇人「新門辰五郎と梅ヶ谷」〈佐藤貴美江〉 一、澤孝子「滝の白糸」〈佐藤貴美江〉 先日、浪曲台本も数多く手掛けた、大西信行さんが亡くなられ、今日の孝子師は大西信行作の「滝の白糸」。大西作品の「滝の白糸」は、新派などの「滝の白糸」とは異なり、白糸が金の工面をするくだりが中心。結末が、とってもリアルだ。 終演後の茶話会では、大西さんのこと、孝子師が今の浪曲について、どう考えているか、また思い出話満載だった。
2016.01.26
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上野公園の中にある、文化財研究所での、連続講談収録公開録画を見る。 今回は、神田松鯉師の収録。 一、神田みのり「山本源藤次」 一、神田松鯉「吉保の生い立ち」 一、仲入り 一、神田松鯉「むささびの三次」 みのりさんは、「寛永宮本武蔵」の抜き読み。日に日に講談らしくなっている。 松鯉師の前席は、今回開講の「柳沢昇進録」。噺の舞台は京都。吉保と、妻さめとの出会い。さめの素性がわかった。 後席は、「天明白浪伝」。掛け茶屋のくだりはなく、むささびの三次と稲葉小僧が、寺に行き金を盗むくだりと、むささびの三次の六蔵殺しのみ。盗人同士の会話、白浪伝らしい雰囲気や会話に、わくわくする。
2016.01.26
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歌舞伎座初春興行「寿初春大歌舞伎」昼の部、中村吉右衛門の「石切梶原」の評判を聞き、幕見席で見物。 「梶原平三誉石切」 鶴ヶ岡八幡社頭の場 梶原平三景時:中村吉右衛門 梢:中村芝雀 大庭三郎景親:中村又五郎 六郎太夫:中村歌六ほか 吉右衛門のおおらかさがより一層増し、又五郎の力強さ、歌六の素朴さ、芝雀のひたむきさと、まさに熟成された味わいかある。
2016.01.24
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古好亭志ん―さんと一緒に、八丁堀駅前にある敬老館・いきいき桜川での、「桜川いきいき寄席」初席へ。 一、玉井亀鶴「重成堪忍袋」 一、古好亭志ん―「うどん屋」 「重成堪忍袋」は、今回も「堪忍袋」色が薄いけれど、「こんなやり方もあるかな」と、思いながら一席。少しすつ、こなれつつある。 志ん―さんは、短くまとまっているが、過不足ないいい「うどん屋」。 さて、客席の上に正月らしい絵が掲げられていた。反対側には、歌詞が書いてある。これは、合唱発表会の時に、発表者が歌詞を見られる様にという配慮。工夫されてますな。
2016.01.21
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日本橋の文楽劇場から、南森町にある天満天神繁昌亭昼席へ。月亭文都師から、拝聴。 仲入り後は、旭堂南海師の「難波戦記」に、客席が沸いている。「難波戦記」のほんのさわりたが、大河ドラマ一年分を見た充実感。 他には、三金師の巨体を活かした「奥野君の選挙」が面白い。また、小染師の「河豚鍋」は、あくどくない上方らしさかが心地よく、雀三郎師の「素人浄瑠璃」は、桂枝雀師を彷彿とさせる一席で、満足した。 終演後に、木戸で南海師に見送って頂いた。
2016.01.18
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大阪日本橋にある、国立文楽劇場での「初春文楽劇場」の第1部の序幕を、幕見で見物。 「新版歌祭文」 おみつ:吉田和生 お染:豊松清十郎 久作:吉田玉也 久松:吉田勘弥ほか 〈座摩社の段〉 豊竹睦大夫、竹澤宗助 〈野崎村の段〉 中 豊竹靖大夫、野澤錦糸 前 豊竹呂勢大夫、鶴澤清治 切 豊竹咲大夫、鶴澤燕三、鶴澤清公(ツレ) 「野崎村」は、歌舞伎で何回か観ている。 歌舞伎だと、左右の花道から引っ込むお染と久松を、お光が見送り幕になるが、文楽はお染と久松を乗せた駕籠が引っ込み、幕となる。文楽は、ストーリー重視なのだろう。 久々に、咲大夫の美声を堪能した。
2016.01.18
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今年も、神戸市役所近くにある、東遊園地で早朝に行われた「1.17の集い」に参加。昨年は、阪神淡路大震災から20年という節目ということもあり、例年以上の参加者があったが、今年も沢山の方が、参加されていた。 ご遺族代表の挨拶が、素晴らしかった。震災直前から、震災、その後の人生…。淡々としていただけに、心打たれた。 今年は、「しあわせ運べるように」の斉唱がなく、集いのポスターを、初めて見た。 献花をし、宿に引き返す時に、ようやく夜が明ける。ちょっとした、震災の追体験をし、被災された方は夜が明けるまで、どの様に様々な恐怖があったろうと、毎年思う。
2016.01.17
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大阪・動物園前にある、桂ざこば師の寄席・動楽亭夜席での、旭堂南湖師の会「旭堂南湖 赤穂義士伝 大忠臣蔵」に、お邪魔した。上方の講釈場のご常連と、嬉しき再会を果す。 一、旭堂南斗「村越誉れの使者」 一、旭堂南湖「徂徠豆腐・真田の入城・俵星玄蕃」 南斗さんは、東京でも聴く「村越茂助」。上方の「村越」は、村越の粗忽を強調しないやり方。 南湖師は、「難波戦記」を挟んで、仲入りなしで3席みっちり。今回は、「義士外伝」を2席。 「徂徠豆腐」は、笑いを全面に押し出さず、「徂徠豆腐」の持つ人情や素朴さという素材を活かしている。 2席目の「難波戦記」は、真田幸村の九度山脱出の修羅場から、山伏問答のくたり。昨年、南湖師主演の「難波戦記」の映画の裏話たっぷり。 後席は、「俵星玄蕃」。私は、このネタは三波春夫師の歌謡浪曲に尽きると思っていて、講談も浪曲もあまり興味がない。しかし、今日は面白く聴いた。 終演後は、上方のご常連と、東西演芸談義を…。
2016.01.15
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明けましておめでとうございます。 新年は、「浅草パラダイス落語会」の先輩後輩、万年堂きさ馬兄、有借亭圓さんさんとの三人会「愚者の会」の、旗揚げ公演から始まります。 三人が、交互でトリをとり、ご機嫌を伺う他、オープニングサイコロトークも致します。 今回は、この会の旗頭・きさ馬兄のトリ席です。 私は、初席らしい御目出度い出世談を、伺います。 和気藹々ながら、火花散る会にしたいと思います。ご都合をつけて、ご来会賜ります様、お願い申し上げます。 とき 正月9日(土)13時半開場、14時から16時半頃 会場 お江戸上野広小路亭4階(銀座線上野広小路駅、松坂屋前) 入場感無量(ご無用) 亀鶴演題 陸奥間違い 共演 万年堂きさ馬「落語 エアコン様」 有借亭圓さん「落語 やかん」 ゲスト・料亭彦柳「落語」 開口一番・五代目眠家狂四楼 ※当初、お江戸両国亭で開催予定でしたが、事情により会場が変更しています。それに伴い、開場、開演時間も変わっています。ご注意下さいませ。
2016.01.01
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