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浜町にある敬老館・いきいき浜町での月例寄席「浜町のんびり寄席」は、今日が今年のスタート。3回目の初席。久しぶりに、高橋織丸さんと伺う。 一、高橋織丸「黒田節の由来」 一、玉井亀鶴「誉れの三百石」 織丸さんの後は、ネタおろし以来何故か手掛けなかった赤穂義士外伝「誉れの三百石」 を。講談にもあるネタだが、私は浪曲の五月一朗師の音源から、講談に逆輸入。音源では 、荒川十太夫が大高源五の介錯をしたとなっているが、以前あるお客様から「大高源五ではなく、堀部安兵衛ではないか?」とのご指摘を受けた。調べてみると、やはりご指摘の通り。今回から、堀部安兵衛に改めた。筋立てがよく出来ているので、久方ぶりでも形がついた。 いきいき浜町の皆さん、今年もお元気でお付き合い下さいね。
2014.01.30
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中野駅と高円寺駅の中間(いくらか中野駅寄り?)の住宅地にある、 弁天湯にて入浴 。夕方なのに、沢山のお客さんが入浴している。 フロントのご主人が、気軽に話し掛けて下さる。杉並区の銭湯は、今流行のゆるキャラがあり、その名はふろっと君。ご主人が、深く関わっていると、教えて下さった。
2014.01.22
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毎月伺っている、八丁堀の敬老館・いきいき桜川での「桜川いきいき寄席」は 、今年初めて。今日は、ひとりで伺う。 今日で、「桜川いきいき寄席」3回目のお正月。 一、玉井亀鶴「雷電の初土俵・しあわせ運べるように」 今日は前席は古典、後席は新作。「雷電」は、今回で3回目。細部を整理して申し上げる。短くまとめて出来そうだ。 後席は、阪神淡路大震災に纏わる一人称の新作、神戸を始め世界の被災地で歌われている、神戸の音楽教師・臼井真先生の本からまとめた「しあわせ運べるように」。お客様は、明るくない噺を、辛抱強く付き合って下さった。「いいお話しでした」と、声を掛けて下さった。 この会は、今年の秋で3年。それまでは、同じネタはやらない様に致します。
2014.01.22
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昨夜スタートした、旭堂南湖師の5日連続独演会第2回「上方講談本格派」は、宝井琴柑さんがゲスト。順調に客足も増えている。 一、旭堂南湖・宝井琴柑・一龍斎貞鏡「開演前サイコロトーク『感動』『憤怒』」 一、旭堂南湖「真田の入城」 一、宝井琴柑「宇治川の先陣争い」 一、旭堂南湖「探偵講談2」 一、仲入り 一、旭堂南湖「腹切魚」 木戸に立つと、出番のない貞鏡さんが。今日は出番はないが、勉強に来たとのこと。頼もしい。その貞鏡さんも加わり、サイコロトーク(写真)。琴柑さんは「感動」、貞鏡さんは「憤怒」。 仲入り前は、南湖師が「難波戦記」琴柑さんが「源平盛衰記」と、偶然軍談が続く。東京と大阪、源平と戦国時代と対称的。一見ほんわかしているが細かく、それでいてきちんと戦国の修羅場の南湖師、汗を流しての熱演なから、どこかに源平らしく優雅な琴柑さんと、修羅場の醍醐味を堪能した。 「探偵講談」で、ワクワクした後は、トリネタは、「大高源吾」と出ていたが、 お馴染みの「両国橋」ではなく、「腹切魚」 。地味なネタだが、人情の機微が遺憾なく表現されていて、これも良かった。
2014.01.21
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中野駅南口から、住宅地を歩くこと7~8分。香藤湯にて入浴。夕方にしたこともあり 、相撲中継が流れて来たり、ご常連らしい人達が、親しく談笑していたり、独特ののんびりした雰囲気がたまらない。 香藤湯は、ごく普通の銭湯だが、桶が木桶 。何か嬉しいもの。
2014.01.21
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神保町らくごカフェ昼席での、「講談カフェ」を、久々に覗く。場内に入ると、神田すずさんが、珍しい「大久保彦左衛門」を読んでいる。 一、神田すず「大久保彦左衛門 肝のご意見」 一、神田あおい「笛の出世」 一、神田春陽「井上聞太袖付橋の遭難」 一、神田織音「富森助右衛門」 一、仲入り 一、神田愛山「次郎長の生い立ち」 すずさんの珍しい講談、あおいさんの新作講談?、春陽さんの上方仕込みの一席の後、 無事出産を終えて高座復帰を果たした、織音師の高座。元気そうで一安心。梅の香漂う様な、柔らかで凛とした織音講談は健在。本当に良かった!! 仲入り後は、愛山師のお正月らしい「次郎長の生い立ち」。豊かな気分になる。 終演後に、織音師、春陽さんが見送って下さる。久方ぶりの織音師に、「おめでとうございます。お帰りなさい」と声を掛けると、 にこやかに「ただいま帰りました」。改めておめでとうございます。
2014.01.21
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高円寺HACOで、今夜から旭堂南湖師の独演会「上方講談本格派」が、5日間に渡り 始まる。今回は、「旭堂南湖『初代快楽亭ブラック』続き読み」とのサブタイトル。南湖 師が入門し間もない時期に復活させた、探偵講談を連続で読もうという趣向。 一、旭堂南湖・宝井梅湯「開演前サイコロトーク『感動』」 一、宝井梅湯「孝行鉄」 一、旭堂南湖「腎結石」 一、芦辺拓・宝井梅湯「対談『探偵講談とは』」」 一、旭堂南湖「探偵講談1」 一、仲入り 一、旭堂南湖「信玄鉄砲」 サイコロトークは、今回は開演の20分前の7時10分から。梅湯さんが、入門秘話を語り幕開き。その梅湯さんが、真面目に温かく「孝行鉄」の一席。 南湖師の一席目は、「腎結石」。南湖師が腎結石の為になり、結石を砕く治療をしたというだけの噺だが、その面白いこと。爆笑している内に、噺が終わってしまった。 芦辺拓さんは、探偵講談復活に尽力した方 。南湖師との関わり、初代ブラックについて 、探偵講談とはなんていう話を、饒舌にわかりやすくしていた。聞き手は、梅湯さん。 今回のメイン「探偵講談」は、フランスの噺を、人名や風土を日本に置き換えているのが、何ともアナクロで楽しい。外国の小説を 読んでいる雰囲気と、世話講談を楽しむ、ふ たつの味わいがある。 後席は、武田信玄と上杉謙信の「塩送り」 に触れてから、「信玄鉄砲」。今度は、戦国時代に遊ぶ。 さて、明日のゲストは宝井琴柑さん。如何なりますか!?
2014.01.20
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夜、神戸にいると山手坂にある、ジャズの生演奏が楽しめる「ソネ」で、締め括ることが多く。今宵も、今夜最後のライブを楽しむ 。 今日のボーカル辛島すみ子さん。話がとても上手い。映画音楽や、日本人にもお馴染みのナンバーを披露。中でも「ケセラセラ」を聴いていて、どこかホッとした。
2014.01.17
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山陽新幹線新神戸駅に直結した建物にある、新神戸オリエンタル劇場での、毎年恒例の、「平松愛理 1.17 KOBE MEETING 2014」 へ。このライブへの参加も、10年以上になる 。 1.アメージンググレイス 2.Permanent First 3.Cooley Hige Harmony 4.Unlimited tone 5.ワタナベフラワー 6.花と太陽 7.虹がきらい 8.いいんじゃない!? 9.部屋とYシャツと私 10.平松愛理メドレー 11.南町から 12.美し都 13.ヘイジュード まず、平松愛理さんの「アメージンググレイス」の独唱の後、昨年同様前半は、神戸を中心に活躍しているアーティストとの共演。 平松家のリビングに、アーティストが尋ねて 来て、それぞれのアーティストの歌や、平松さんが加わってのステージが、繰り広げられる。 昨年から、前半は地元アーティストのステージになったが、今年は随分慣れて来て、 それぞれのアーティストの持ち味が活かされていた。 後半は、通常のライブ。「いいんじゃない!?」にホッとし、「南町から」「美し都」 に、胸が熱くなる。 「美し都」は、震災直後に神戸への応援歌として、リリースされた。様々なアーティストがコーラスに参加したが、その中に島倉千代子さんもいた。昨年、島倉さんは死去。お 千代さんに捧げる「美し都」になった。 このライブの収益は、 震災遺児の子供達の為の施設・レインボーハウスに、寄付されるが、この度東北にも出来たことも、報告された。
2014.01.17
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新長田駅から程近い、西神戸センター街という、如何にも神戸の下町の商店街の特設ステージで、夕方5時半から、毎年開かれているという「神戸震災復興フリーライブ」を観る。 神戸で生まれ、神戸で唄い続けられ、世界の被災地でも唄われている、神戸市内の小学校の音楽教師・臼井真先生作詞作曲の「しあわせ運べるように」を、臼井先生が指揮し、 臼井先生が指導する「しあわせを運ぶ合唱団」の、「しあわせ運べるように」を聴くのが目的。 手作りライブといった雰囲気で、和気藹々。歌の前が、阪神タイガースの和田豊監督がゲスト。「今年の阪神はどうや!?」などと掛け声が飛び、関西にいることを実感した。 黙祷の後に、臼井真先生が指揮をした、しあわせを運ぶ合唱団の皆さんによる、「しあわせ運べるように」。様々な歌手も唄ってい るが、一番感動した。夕暮れの神戸の空は、 合唱で清らかに冴え渡っていた。 合唱の他に、音楽もあったが、急いで新神戸へ。
2014.01.17
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我らが「男はつらいよ」は、平成7年暮れに公開された「寅次郎紅の花」の、阪神淡路大震災で焼け野原になり、そこから復興しようとしている神戸市長田区に、寅さんが帰って来るのが、ラストシーン。神戸を度々尋ねる寅さんファンの私としては、その地を一度 尋ねたいと思っていた。 たまたま、三宮そごうで山田監督展が見られたのも何かの縁。ネットを駆使して、寅さん最後の地を尋ねた。 寅地蔵のある、JR新長田駅を山側に降りて 、兵庫駅に向かってJR線と平行して歩き、川を越して暫くした所に、スーパーマーケットがあり、その入口に寅さんの写真入りの像がある。「御蔵菅原」バス停前。感慨無量。 映画では、バラックがちらほら建っている程度だが、今は建物に囲まれていて、これらの建物は、震災後に出来たことがわかる。
2014.01.17
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宿にある新聞で開催を知り、三宮駅前そごうでの、山田洋次監督50周年記念展「半世紀を映画で振り返る」を見学。 まず、展示場に入ると、寅さんの像。これは、柴又駅前にある銅像の基になるもの。 最初のコーナーは、寅さん最終作「寅次郎紅の花」の舞台の神戸に因んで、神戸での撮影風景の紹介。「男はつらいよ」を中心に、山田監督作品の台本やパネルが展示されたり、寅さんの鞄とその中身、そしてとらや (途中から「くるまや」)が、再現されていた。 展示の最後に、寅さんのハイライトシーンを集めた「寅さんあなたは誰なの?」という 、30分位のビデオが上映されていて、私は椅子に座り、のんびり観ていた。 こういう映像の周りには、人は集まるが、 そこでゆっくり映像を楽しむ人は少ない。しかし、時間が経つにつれて、沢山の人が集まり、30脚程ある椅子が埋まり、席を立つ人は皆無。温かい笑いに包まれる。 寅さんが終わり、約20年。やっぱり、寅さんは凄い!!
2014.01.17
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明け方、まだ真っ暗なうちに起き出して、 神戸市役所の傍らにある、東遊園地で行われる、「1.17の集い」に参加。 5時半頃に東遊園に到着すると、竹を切った中に蝋燭に灯が点され、様々な支援団体がパネル展示をしたり、珈琲のふるまいがあったり。東日本大震災関連の展示もあり、東日本大震災の時に、ここまで津波が来たという 展示もある。 黙祷、神戸市長や被災者代表の挨拶、「 しあわせ運べるように」の独唱、献花と続いた。 式典が終わっても、まだ暗い。宿への帰路 につくと、ようやく明るくなった。 私は、「しあわせ運べるように」の作詞作曲をした、臼井真先生の書いた同名の著書を 、新作講談にしているが、地震があってから夜が明けるまでが、長かった」とあったが、 同じ時間を神戸の屋外で過ごしてみて、改めてその長さを実感をした。改めて合掌。
2014.01.17
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紅梅温泉から、天満天神繁昌亭に戻り、7時開演の「7時だヨ!8人集合」を観る。 この会は、桂まめだ、桂雀太、桂三幸、笑福亭べ瓶、旭堂南青、露の団姫、桂ぽんぼ娘 、豊来家大治朗といった、上方の若手芸人さんによる、「笑い」を追求するライブ形式の会。 開演まで、メンバー紹介のスライドが流されているが、これがなかなか面白い。 一、オープニング 一、ポーロ「?」 一、桂まめだ「?」 一、桂三幸「?」 一、トーク 一、旭堂南青「具志堅用高物語」 一、桂三四郎「?」 団姫さんは、間もなく産休で落語が出来ないとのことで、団姫さんプロデュースのゆるキャラ・ポーロ君が一席。「普段、あまりやらない形式で」というのが、今回の縛り。従来の落語にはない発想の新作が、なかなか楽しい。 我らが南青さんは、「具志堅用高物語」。 具志堅用高の人生をただ辿るだけではなく、 きちんと調べが行き届いている上に、講談は現代の演芸であることが証明され、嬉しかった。 終演後、南青さんと少し談笑して、神戸へ 。
2014.01.16
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繁昌亭昼席を聴いて、繁昌亭近くにある紅梅温泉で、旅の疲れを癒す。 京都、大阪、神戸と、上方の銭湯にて入浴しているが、皆浴槽が浴室の中央にあり、しかも浴槽も浴室も大きい。今日、入浴の紅梅温泉も、例外ではない。浴室奥と、脱衣室に向かってと、T字形に浴槽がある。気のせいか、お湯が硬く感じる。 脱衣室で洋服を脱ぎ、浴室に入ろうとしたら、ドアに「板場稼ぎにご注意下さい」とあり、震え上がる。講談や時代劇では、板場稼ぎという言葉は聞いたことがあるが、まさか 21世紀の日本に、こんな言葉が残っているとは…。でも、何事もなく入浴出来ましたので 、ご安心下さい。 しかし、板場稼ぎとはねぇ…。
2014.01.16
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朝に仕事を終え、大阪の天満天神繁昌亭昼席へ。私は、桂団朝師から聴く。 あくまでも印象だが、東京の寄席より持ち時間が長い様で、ゆったりしている。 笑福亭学光師は、「近いうちに、『田辺寄席』(大阪の老舗地域寄席)で、久しぶりにやるから」と、「一文笛」。寄席サイズといおうか、さりげなく学光師らしい「一文笛」 。 他には、桂勢朝師の「玉すだれ」は、噺家さんの営業を見ている様で楽しい。 終演後、お囃子(笛)の桂九雀師にバッタリ。嬉しくご挨拶して頂いた。
2014.01.16
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東京が寒波に見舞われる中、夜7時から日暮里サニーホール会議室で、毎年初夏に開かれる天狗連落語の殿堂「浅草パラダイス落語会」の、実行委員会が発足。今年で14回。 万年堂きさ馬新実行委員長のお声掛けで、三崎家桜の輔実行委員会長代行、この会の発足人の若木家元翁、寝床家道楽、料亭彦柳、三流亭愛喬、珍幻斎青葉、古楽亭小笑太、あいあいず(大ざる、こざる)、有借亭圓さん(敬称略)といった常連メンバーが集合。 きさ馬委員長の、委員会発足宣言の後、昨年の実行委員長(玉井亀鶴という、講談をやる輩らしい!?)から、昨年度の会計報告の後 、今年の開催や今後の予定、チラシ作成について、PRのことなどを、討議した。きさ馬実行委員長の丁寧な議事進行と、しっかりとした準備のお陰(昨年と大違いだ)で、深く有意義な実行委員会になった。 同日同時刻、日暮里サニーホールのコンサートサロンで開かれていた「日暮里特選落語会」を終えた、立川談幸、柳亭燕路両師とばったり。 サニーホールを出てから、有志で打ち上げ。今日は、リラックス出来て、楽しい酒宴となった。帰路は、京成電車で彦柳さんと途中までご一緒。激励して下さった。 第14回「浅草パラダイス落語会」、宜しくお願い申し上げます。
2014.01.14
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神田愛山師宅に、赤穂義士銘々伝「勝田新左衛門」4回目(最終回)のお稽古に伺う。お正月の手拭いを頂き、演芸談義の後、お稽古。 何回か、高座に掛けたこともあり、随分とやりやすくなった。討ち入りが解った大竹重兵衛が帰宅時と、泉岳寺で浪士に、目付が来たことを知らされるくだりの上下、勝田の出で立ちの中に引き上げの文言が入っていたので、それをカットすること、勝田は感情移入せず演じる ……と、再度直して頂いた。 次回はガラッと変わって、天明白浪伝「むささびの三次」を、教えて頂くことになった。 「勝田」には、干した大根が出て来るが、愛山師宅近くの畑からは、ほとんどの大根が抜かれていた。
2014.01.13
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客席の大先輩にお誘い頂いて、渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールでの、「志らくのピン古典落語編」を聴く。 長年続いた「志らくのピン」も、立川志らく師が、次のステップに移行するために年内で終了。志らく十八番をずらりと並べた会となるそうだ。 一、立川らく次「紙入れ」 一、立川志らく「茶の湯」「時そば」 一、仲入り 一、立川志らく「富久」 この会で、志らく師のお弟子さんの落語を何人も聴いているが、今日のらく次さんは、 私にとって一番聴きやすく綺麗な高座。 仲入り前、志らく師のイリュージョンが炸裂する2席。特に「茶の湯」は、隠居さんの茶の湯の熱中ぶりを通して、人間は何かに熱中すると、こうなってしまうのかということを、イリュージョンという形で表現している 。 「富久」は、今まで漫然と聴いていたが、 今日の「富久」は、幇間の久蔵という主人公の視点がはっきりしていて、様々なくすぐりや入れごとをしているのだが、終始一貫富蔵視点ということが明確なので、久蔵の心情の移り変わりが、手に取る様にわかる。また噺のはじめ、しくじって八方塞がりのしょんぼりしている久蔵に、落ちぶれた芸人の悲哀があった。サゲも、幇間の久蔵ならではのものに変わっている。 全編通して、さっぱりしているのも、良かった。
2014.01.09
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はっきりしないお天気の中、着物にて杉並区永福にあるデイサービス「永福ふれあいの家」に伺う。今日は、昨秋に新座でご一緒した、かっぽれの櫻川寿々之輔さんに初めて、 ご出演頂いた。 一、玉井亀鶴「西行鼓ヶ瀧」 一、櫻川寿々之輔「舞踊・木遣りくずし、せつほんかいな、かっぽれ」 一、玉井亀鶴「雷電と八角」 その寿々之輔さんの、威勢良い踊りにお客さんは、喜ばれた様子。 私は、お正月の遊びから「鼓ヶ瀧」。久し振りにやったが、すんなりとセリフが出て来る。 後席は、4日の独演会でネタおろしした「 雷電と八角」。時間が40分位あり、延ばしながらの高座。この噺との相性がいい様で、今回もやりやすく楽しい。ネタおろしより、無駄が省けた。もう一度、どこかでおさらいしましょうか。 寿々之輔さんは、落語もよくご存命。演芸談義も出来、良いスタート。
2014.01.09
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用事を済ませて、浅草演芸ホール初席の4部後半を聴く。 一、桂南喬「漫談」 一、五街道雲助「勘定板」 一、結城たかし「ギター漫談」 一、林家種平「お忘れ物承り所」 一、柳家権太楼「代書屋」 一、桃月庵白酒「漫談」 一、ダーク広和「マジック」 一、柳家喬志郎「漫談」 一、柳家花緑「漫談」 一、柳家小菊「粋曲」 一、柳家さん喬「ちりとてちん」 初席は、持ち時間が短く、普段漫談をやらない人が漫談をやったり、あまり寄席に出ない人が見られたりするのな魅力。 ダーク広和師は、着物姿で和妻ではないが 正月を意識したネタ。短い時間ながらも、今年から浅草の大トリのさん喬師、権太楼師、雲助師は、きちんとした古典で、得をした気分になった。
2014.01.06
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今年の浪曲は、やはり「浪曲定席木馬亭」から。2本目の花渡家ちとせさんから、聴く。 一、花渡家ちとせ「御薬献上」〈伊丹秀敏〉 一、澤順子「鶴女房」〈伊丹明〉 一、大利根勝子「椿太夫の恋」〈玉川みね子〉 一、仲入り 一、神田翠月「報恩出世車」 一、港家小柳「太刀山と清香」〈伊丹秀敏〉 一、国本武春「大浦兼武」〈沢村豊子〉 順子さんの「鶴女房」、勝子師の「椿太夫の恋」は、初めて聴く。特に「鶴女房は、美しく幻想的。 講談は、久しぶりに翠月師。小柳、武春両師と、お馴染みの一席が続いた。 さて、木馬亭は来月に下水道工事をするために、一月お休み。これは、木馬亭がこれからも続くということ。有難い。
2014.01.06
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夜は、昼に一緒だった本間織峯さんと一緒に、お江戸日本橋亭「競演!清水次郎長伝」の会へ。神田愛山師、玉川奈々福さんに加えて、柳家喬太郎師が加わり、講談、浪曲、落語による「清水次郎長伝」の競演。寄席の三大話芸が顔を合わせるのは珍しく、同じネタでの競演は、演芸史上初のこと。 開演少し前に日本橋亭に着くと、満席。今年秋に真打ちになる神田春陽さん、一龍斎貞寿さんが向かえて下さる。 一、玉川奈々福「金比羅代参」〈沢村豊子〉 一、柳家喬太郎「小政の生い立ち」 一、仲入り 一、神田愛山「飯田の焼き討ち」 「清水次郎長伝」を、講談、浪曲、落語と、一遍に聴きくらべると、それぞれの芸の特色が体感出来る。 愛山師の「飯田の焼き討ち」がいいのは勿論だが、喬太郎師の「小政の生い立ち」に驚いた。すっかり落語になっているのは勿論、 講談で聴いている時に感じる隙間を、聴いていて息苦しくない様に手を加えていたからだ 。脱帽!! 奈々福さんの「金比羅代参」 は、気軽な一席。豊子師から、「虎造師は、日常でも石松みたいな口調だった」との、貴重な証言も飛び出した。
2014.01.04
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お江戸両国亭昼席で、今年初めての独演会を開催。今年初の独演会であると同時に、平成26年の初高座。お正月早々3名様がご来場。 一、竹本富雄「出世の高松」 一、玉井亀鶴「甚五郎の蟹」 一、千弦家こまり「邦楽落語『寿限無』」 一、車井馬券「山内一豊」 一、仲入り 一、本間織峯「出世の春駒」 一、玉井亀鶴「雷電と八角」 今回は、こまりさん以外の演者は全て講談 。出囃子は使わず、片しゃぎりと時太鼓を使い、講談の初席を意識した番組と雰囲気作り をした。 竹本さんは、昨年ちょっと高座に出た以外は、約10年振りの高座。馬券さんも、一昨年脳の手術をして、昨年高座復帰したばかり 。特に、馬券さんの高座は、素晴らしかった 。ポピュラーな一席を豊かに、格式を持った高座で、本当に素晴らしかった。こまりさんは、新しいネタを。 織峯さんも、昨日にネタおろし。高座直前まで、台本を片手に熱心に勉強。マクラは、 大晦日の「紅白歌合戦」をネタにしたもの。 織峯さんの発想の豊かさが生き、面白かった。 私は、「甚五郎の蟹」と「雷電と八角」と 、偶然浪曲から逆輸入したネタ。「雷電」は 今日がネタおろし。昨夏、名古屋場所初日前日に行われた「土俵祭」を観に行った時に、 名古屋に向かう道中に聴いていた、初代京山幸枝若師のCDから、覚えた。幸枝若師は、「 雷電の初土俵」を、初土俵であり遺恨相撲にしてやっている。講談の「雷電」も悪くはないが、幸枝若師のやり方が滅法面白く、気に入ったので、今回やってみた。この様にして 覚えたネタは、覚えやすい。 仲入りは、昨年同様甘酒のお振舞いを。出演者も客席に廻り、お客様と談笑。いつもとは趣の違う、楽しい一時になった。 来年は、独演会20年。ご多忙でしょうが、お顔をお見せ下さい。
2014.01.04
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夜勤の後、師匠田辺一鶴の墓参をし、本所の春日通り沿いにある荒井湯にて、汗を流す 。脱衣室では、「初詣は、どこに行ったんだい?」なんて会話が、交わされている。 天井が低いためか、従来の銭湯より狭く感じる。しかし、そこは流石にスカイツリーのお膝元。浴槽の壁には、様々なスカイツリーの写真が飾られ、低い天井が少し広く感じた。
2014.01.03
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今年の銭湯お遍路は、京成線高砂駅近くにある、栄湯からスタート。栄湯には、12箇所のシャワーがある。 私が入浴した時間には、人もまばらで正月らしい。ロビーからは、テレビの箱根駅伝の 様子が流れてきて、のどかな風景。
2014.01.02
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高円寺HACOで、連夜開かれている「上方講談本格派」の4日目。 一、旭堂南湖「中山安兵衛4」 一、三遊亭兼好・旭堂南湖「サイコロトーク『師匠』」 一、旭堂南湖「園長の芝浜」 一、三遊亭兼好「船徳」 一、仲入り 一、旭堂南湖「無筆の出世」 「園長の芝浜」が、抜群に面白い。 明日の千秋楽は、「旭堂南北伝」に「堀部安兵衛」の最終回。気になって気になって仕方ないが、明日は行かれない。涙涙で、戦線離脱だ。
2014.01.02
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昼に独演会をやり、そのままカメリアプラザ和室にて、三崎家桜の輔さんとの二人会「 ザ NEDOKO Vol.42」。昼席を終えた料亭彦柳さんと入れ違いに、夜のゲストの若木家元翁さんが楽屋入り。 一、遊々亭遊麗「たらちね」 一、三崎家桜の輔「里帰り」 一、玉井亀鶴「髪結新三(中)」 一、三崎家桜の輔「付き馬」 一、仲入り 一、若木家元翁「千早ふる」 一、玉井亀鶴「髪結新三(下)」 普段は、前席後席と趣の違う噺をやるのだが、今回は先日の「浅草パラダイス落語会」 にて伺った「髪結新三」の続き。「弥太五郎源七」から「鰹の強請」までを、上下に分けて申し上げた。「鰹の強請」は、やっていてゾクゾクして来る。 ゲストの元翁さんは、軽く「千早ふる」で 、花を持たせて下さった。
2014.01.02
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総武線亀戸駅前にある、カメリアプラザ和室で、私の講談20年・芸道25年独演会シリーズ「玉井亀鶴オトナへの階段」の3回目。 一、有借亭円さん「宗論」 一、本間織峯「腕白竹千代・義士討ち入り」 一、玉井亀鶴「河村瑞賢・お岩様誕生」 一、仲入り 一、料亭彦柳「野ざらし」 一、玉井亀鶴「中村仲蔵」 彦柳さんが、「中村仲蔵」を裏で聴いていて下さったと伺い、感激。 講釈場らしい雰囲気で、のんびりと。
2014.01.02
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東銀座の映画館・東劇での、シネマ歌舞伎を観る。「歌舞伎クラシック」と題して、今は亡き名優による名舞台を上映しようというもの。 一、梅雨小袖昔八丈 髪結新三:17代目中村勘三郎、弥太五郎源七:13代目片岡仁左衛門 お熊:中村芝翫、善八:市川左團次 勝奴:5代目中村勘九郎、大家:17代目市村羽左衛門 忠七:尾上梅幸 特に、18代目中村勘三郎の勘九郎時代の勝奴が絶品!!
2014.01.02
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木馬亭昼席は、第25回「澤孝子の会」。サブタイトルに、「浪花ぶしこの道一筋六十年」てある通り、澤孝子師の浪曲60周年を祝う会。今年も、孝子師の師匠・廣澤菊春師の実弟、天龍三郎師も上方から出演。満員の客席。 澤一門の他にも、名披露目を済ませたばかりの東家一太郎さん、玉川太福さんが、「澤孝子後援会」の法被を着て働いていて、国本晴美師や、日本浪曲協会富士路子会長の姿もみえる。 一、澤勇人「大山詣り」〈佐藤貴美江〉 一、澤雪絵「矢田五郎左衛門妻への手紙」〈佐藤貴美江〉 一、澤恵子「千両みかん」〈伊丹秀敏〉 一、澤順子「素麺を煮る内蔵助」〈伊丹秀敏〉 一、大西信行「おはなし」 一、仲入り 一、天龍三郎「伊達騒動」〈佐藤貴美江〉 一、澤孝子「姿三四郎恋暦」〈伊丹秀敏〉 孝子師は、菊春師からの譲り物「姿三四郎」。勇ましい姿三四郎、可憐な娘、そして他流試合から結末…。改めていい芸に性別はないことが、よく解る。衰えるどころか、益々上り坂でお目出度い。
2014.01.02
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蒲田にある、大田区区民ホールアプリでの 「松竹大歌舞伎 」は、歌昇改め3代目中村又五郎、種太郎改め4代目中村歌昇親子の襲名披露。夏の旅興行の初日。昼夜2部の内、夜の部を見物。 一、番町皿屋敷 中村吉右衛門:青山播磨、中村芝雀:お菊 、真弓:中村歌六他 一、口上 中村吉右衛門、歌昇改め中村又五郎、種太郎改め中村歌昇他 一、連獅子 中村又五郎:親獅子、中村歌昇:中村歌昇他 吉右衛門を座頭に、歌六、錦之介、芝雀…と、吉右衛門一座ともいうべき座組で、 どこか和気藹々とした雰囲気。 「連獅子」は、新・又五郎の大奮闘が嬉しい。 わさわざ蒲田まで出掛けたのは、30年以上振りに吉右衛門が青山播磨を勤めるから。歌舞伎に敵さない舞台だが、吉右衛門の名調子を聴き、出掛けて良かったと思った。
2014.01.02
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京急蒲田駅から、商店街を海 側に進むと、今日入浴の天神湯ご ある。 浴槽も洗い場も脱衣室も、とに かく大きく広くのんびりしている 。露天風呂もゆったり。
2014.01.02
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