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だいぶ前、このブログで知り合った方が偶然重松氏の本を好きな方で「僕のお気に入りです」と薦めてくれた を読み始めた。近所の本屋を何軒か探しまくり、やっと見つけたのは単行本だったけど迷わず買った。ただ、持ち運びにくいせいもあり、何しろ内容が内容なので、通勤電車で読むには実に“危険”すぎる気がして、ほかの単行本ばかりを選んで何冊も読み続け、何ヶ月も扉を開くこともなく放置してたこの本。こうして暗い寒い冬もようやく終わり春本番を迎える今の時期なら、読んでも“大丈夫”なんじゃないかと意を決し。…と、そこまでは良かったが。本を開いて間もなくすると激しい睡魔に見舞われ、リビングでうたた寝(かなりの爆睡)してしまうこと連続2回。知らず知らずに体が疲れてるのか、いきなり電池が切れる今日この頃。案の定それがいけなかったらしく、週末から喉が腫れ鼻が垂れ始め、昨日はティッシュが放せなくなり……花粉症がいよいよかしら?と思ったけど、微熱や悪寒もあるんで、単にうっかり寝冷えで風邪っぴき、ってことなんだろう。そんなわけで本読みの時間もとれず、土日の色んな楽しい計画も泣く泣く延期して、おとなしく家でゴロゴロ。今日もまだ微熱気味で頭がなんとなく重い。昨日よりいくらかマシだけど、突然クシャミと鼻水もあり、今ひとつ風邪が抜けきれない。今週末再び“長男の嫁”に変身せねばならず、だからこんな時に“弱ってる”場合じゃない!にも関わらず。気が緩んでるのかなぁ…それとも風邪以外の体調下降が原因なのかなぁ…ここ最近、思ったことの半分ぐらいしかできない日々を、過ごしてる気もする。基本マイペースだから周りに流されたり焦ったりはしないけれど、活力漲る人を眩しく思ってるだけじゃいけないよなぁ…とか、昨日の夜ある人達の想いを読んでて、ふと思ったりして(意味不明)。そんな弱り気味な今の自分にカツを入れるためにも、この本の抱えるテーマの重さとしっかり向き合いたい。重松さんの言葉に触れれば、きっとまた何か手ごたえを感じるはず。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「我が家の食ブームその壱、めかぶ(株まま)。」
2008.02.25
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土曜日、見事に爆睡してしまい取り止めになったので、日曜日に改めて。前日の暖かさが嘘のように風が冷たい晴れた日の午後。都内は東京マラソンに人が集まったようだが、私達はいつもの鎌倉ぶらり散歩で過ごす。巷で話題の“流行りモノ”や“新商品”に決して飛びついたりしない“超マイペース”人間な私が、最近とても気になっていた店。まずはそこでランチするのが今回第一の目的で。鶴岡八幡宮から由比ヶ浜へと伸びる若宮大路の表通りに面して昨年末誕生したその店は、【どんぶりカフェダイニング bowls】http://bowls-cafe.jp/という名のとおり、色んなどんぶり飯が楽しめるかなりユニークなコンセプトのカフェ。米好きどんぶり好きの私には、素通りできない店である。寒かったのが良かったのか、休日のランチ時間帯にも関わらず、入店と同時に希望の場所(テーブル席、ソファ席、ネット可能なカウンター席が在る)に座れた。しかもお店のシンボルとも言える、柱いっぱい山積みされたどんぶりオブジェの近くだし。店内の真ん中辺だったから周りの様子もチェックできて、なかなかラッキーだった。頼んだのは、『サーモンとアボカド、鎌倉野菜のサラダ丼』(M 980円)と『タコと野菜のビビンバ丼』(M 950円)。ランチセットはお新香と味噌汁、ドリンク付き。どんぶりのサイズはSMLの三種類で、Mが通常盛りという具合。食べ終わった後、底に「アタリ」があったり“マイbowlsどんぶり”を持参すれば、“値引き”してもらえるという嬉しいサービスは、なんとも面白い試み。味は正直、特別な驚きもなく平均的な印象(あくまでも↑の2種類についての個人的な感想)。しかし、旬な鎌倉野菜や地元漁港等のネタを活かして提供してくれるのは、好感が持てる。三宿や目黒通りにあったらもっと流行りそうな…古都鎌倉にはちょっと、いや、かなりミスマッチな空間なんだけど、今の明るい爽やかな接客と個性あるサービスをキープしてぜひぜひこの町でうまく調和して、生き残ってほしい。余談だが、入口近くの席にチャーミーグリーンな夫婦が座ってて。そんなシルバー世代も気軽に寄れるカフェが、鎌倉には沢山あるのが実は気に入っている。帰り道、そのおしゃれ老夫婦と偶然同じ通りを歩いたのだが、黒ラブちゃんを真ん中にテクテク歩く姿が実に微笑ましかった。あんな風にいつかなりたい。さっきまで冷えきってた体も芯から温まり程好く充電されたので、もうひとつの目的地であるお寺へと急ぐ。昭和な時間がゆるりと流れる大町、材木座を、磯の香りだけを頼りに進む。そして材木座海岸のそばの【光明寺】へ。日暮れ前のこの時間、訪れる人はさすがに、私達のほかに3人だけ。真後ろに山を背負った光明寺は、思ったよりとてもゆったりとして雄大なイメージ。境内に沢山いるという寺猫ちゃん達とは触れ合えず(一匹スタコラ走って行くのを目撃したけれど)、大殿で御参りしただけで、その後ろに在るという庭園や石庭や山の頂上からの絶景は拝めずじまいで残念。まー、それはもう少し梅や桜が咲いた頃でも。光明寺、個人的にすごく好きなお寺のひとつになった。なんだろう、あの陳腐な言葉では表せないほどの独特な空気感は。 ※画像にふれるとコメント出ます※ 寺を出たらR134を横切り、材木座海岸へ。夕暮れ前の浜辺には、近所のワンコが続々やって来る。まだ子犬と思われる柴犬(そらちゃん)に、ふたりしてやたら気に入られてしまった。飼い主より私達の方に寄り添い浜辺を並走する柴ワン。あまりに何度も足元に突撃食らうので、危うく踏みそうになり。その度に「テヘッ」て顔してやんちゃに見つめてるから、人の犬とは言え、思わずギュッと抱き締めたい衝動に…またいつか、この砂浜で会えるといいな。この日私達に駆け寄って来てくれたあのワンコにもこのワンコにも……そんな新たな春の楽しみを感じながらの、浜辺散歩。この日、由比ヶ浜の波打ち際には、ワカメが山盛り打ち上げられてあたり一面、ニオイがたちこめていた。 ★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「最近のはなれないモノBEST3。1.君にメロロン2.モノノケダンス3.エド・はるみ」
2008.02.18
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このところ仕事だナンダカンダで“手抜き料理”が続いてたような気が激しくするので、昨日の夕食は冷蔵庫の在庫一掃も兼ね煮物を作る。私の定番のひとつとも言える【人参と鶏肉の煮物】。 新鮮な人参と鶏肉、あとはきのこ類ひとつあれば充分。生姜が香る甘辛~い醤油の煮汁が食欲をそそり、ご飯が進む。きのこ類は、エリンギの歯ごたえが一番合うのだけど、ない時はシメジか椎茸で代用。人参は面取りしなくても煮崩れしないので、ダイナミックに乱切りで…がポイント。久々だったけど、おいしゅうございましたそして今夜は。巷のバレンタインデー・ムードをほんのちょびっとだけ取り入れ、おそらく1ヶ月ぶりくらいにワインを飲む。体調体型管理のため、極力“禁アルコール”を貫く私達にとってこーゆーイベントは、理由をつけて飲める“いいチャンス”てなわけで、今回も事前にちゃっかり購入済み。チョコをケチって買わない分、ダンナの気の済むように選ばせた。でも私の好きな『コート・デュ・ローヌ産』を小声でアピールしてたら、その中のひとつを選んでくれた。1500円くらいだし、ヴィラージュでもないから、それなりの味だろうけど安くてもバカにできないのも時々あるから、小さめに期待なんかして。ちなみに、牛肉、チーズ、サラダあたりと合わせてみる予定。さーてどんな“出合い”と“感動”が待っているのやら【DOMAINE Vancroze コート・デュ・ローヌ産 2005 赤/仏】★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「1976年版 はいつ何度観ても名作。市川崑監督のご冥福をお祈り致します。」
2008.02.14
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雲ひとつなく澄んだ青空が心地いい。下降してた体調も回復しつつあり、久しぶりにいい天気だったので、噂で聞いて前々から気になりつつもなかなか行くチャンスがなかった、町外れのパン屋さんまで散歩がてら。賑やかな通りをそれて住宅地へと向かう途中、このところ我が家のイチバンお気にの“素材重視”なかわいいパン屋さんに程近い路地裏に、“それらしき”古びた店構えの建物を発見! 目の前まで来ないと潰れてるのかどうかさえ判らない(苦笑)。先客が居たのでホッとして扉を開ける。三人も客が入れば身動きできなくなりそうなこじんまりとした空間、そしてレジには、粉まみれのエプロン姿でテキパキと応対する初老の女性がひとり。奥では夕方の買い物客に合わせてか、まだまだ作業が続いてる。ひっそりと在るその店には、“昭和”のまんま穏やかな時が流れてた。ほかの事の決断は結構早い方なのに、パン屋に限っては何故だかいつもあれこれ迷ってしまう私。だから“初めて”がバレないように、とりあえず目に留まったパンを次々トレイに載せてレジ直行。右から時計回りにメロンパン、3食パン、きのこパン、グラポテパン。※画像にふれるとコメント出ますん。※ 税込みで500円ちょい。主婦の味方だ、ありがたや~。これにパンの耳で作ったと思われる黒糖かりんとうの小袋を追加。あ。全部胃袋に納めてませんよ? 半分は明日用、念のため今日は惣菜パンを2個食べた。ややオイリーな味付けのものをふたつも選んでしまった感は否めない。が、しかし。グラポテが私好みな味だったからいいや。まー、どこの店でもありがちなグラタン風味なパンなのだが。食べた時のインパクトが強めで、意外な幸福感にニヤリ、とした。以前にも書いたことがあるが、我が町にはやたらパン屋が多い。私が日頃利用する店だけでも9店はある。この前有名店がひとつ撤退したけれど、その分また増えたから結果、前より数が増えた。そんなにこの町にパン好きが住んでいるのかどうかは謎だが、どこもそこそこ繁盛してるし、パン袋を提げてる人をよく見かけるから、この町にはパン屋が合ってる、のかもしれない。私はご飯を食べないと1日落ち着かないほど無類の?米好きなので、パンのことはそんなに詳しくないが、この町に来て随分“うるさく”なった気がする。その日の気分や料理に合わせて店を使い分けるようになったから、米派な私にとってはかなりの進歩だ。今日のパン屋さんは、昔ながらの味を守っているという雰囲気。食べると懐かしい味が口いっぱいに広がり、胸の辺りがキュンとする。高校時代、食堂の片隅の出張販売のパンに群がった日々まで想いだしちゃうような…(笑)おしゃれ系パン屋の味に飽きたら、たまーに“あの頃”を思い出して立ち寄るとするかな♪★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「この女優も“お直し”済みか」
2008.02.13
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重松氏の『小さき者へ』 から今の“私の気持ち”に近い言葉たちをいくつか拝借。「でも、ぼくは、世の中のお手本になるために生きているわけじゃない。理想と現実とは違うのだし、ぼくたちがいるのは、あくまでも現実の世界なのだ。」『小さき者へ』より「~人生には押して忍ばなきゃいけない場面がたくさんあるけど、いちばんたいせつなのは、なにかに後悔しそうになったときなんだ。後悔をグッと呑み込んで、自分で決めた道を黙々と進む、それが『押忍』なんだ、人生なんだ。決断には失敗もあるし、間違いもある。悔しいけど、自分のスジを曲げなきゃいけないときだってある。そういうときも『押忍』の心があれば、いいんだ」『団旗はためくもとに』より「思いどおりにならないこと―――これからもたくさんあるぞ、と言ってやりたかった。勝て、とは言わない。負けるな、とも言えない。それでも、僕は入場行進曲のリズムに合わせて、手拍子を打つ。途切れなく打ちつづける。」『三月行進曲』より重松氏はあとがきで「ひとが生きることは長い長い坂を上りつづけるようなもの」 と、人生を喩えている。「ぼくたちは皆、坂道にたたずんでいる。だから、重心は前後左右に揺れ動く。それでも、そのバランスの悪さを飼い慣らして、平気なふりをして立っている。体も、たぶん心も。」だからこそ、「現実のキツい勾配から逃れることのできない彼や彼女たちが物語の終わりで踏み出した一歩は、坂を下るのではなく上るための一歩であってほしい―――と祈りながら、書いた。」のだと。印象として今作も、重松本の中では極めて“地味めで穏やか”に流れる六編である。しかしながら巧みに、グッとくるフレーズが無数に散りばめられ、ドッグイアがみるみる増えた。先日、再び関東地方に冷たい雪が舞ったその日。仕事に出かける途中に気付いた友からのメール一行に、全身の力が抜ける……私達が愛してやまないアーティストがまた、同じ“過ち”を繰り返してしまった、と。その日は結局、1日ショックを引き摺ってしまったけれど深夜のニュースを観る直前まで、「嘘であってほしい」と祈りつつ“悪い予感”が当たってしまったことを、冷静に受け止めてる自分もいた。“とても孤独で繊細”なのは、彼の最も愛すべき部分でもあるのだが、こんなにまで弱く脆く愚かになってしまってたのが、哀しいというより悔しい。3ヶ月前ステージで、あんなにいい笑顔に戻れてたのに。どんなに苦しくても辛くても虚しくても、もう二度とそこに“逃げない”でほしかった。だけどもう、己の力では“自身をコントロールできない域”まできっと跳んでしまっているのだろう。ファンや身内の力合わせても止められない、どこか手の届かない闇の奥深く………私の愛している彼は、今の彼じゃない。捕らえられたその人は、肉体が彼であっても心は“それ”に操られたベツモノなんだと思う。なのに、三度も裏切られても本気で彼を嫌いになれない自分が、ひどく情けなくて歯痒い。“逃げる”前までの彼をもすべて否定したら、私自身の過去まで全部が嘘になるから彼の中から生まれた音楽に罪はない、そう信じたい。だから周りの多くが見捨てても、私は私の人生と共に歩んできたその音を忘れない。若かりし時代、友達として誰よりも先に彼の溢れる才能に触れ、その類稀なる個性を認めていたダンナも「あの才能を終わらせるのは、本当にもったいない…」 と、繰り返す。今はただひたすら……… こんな風に彼を支配し蝕んだ薬が憎い。再び動き始めたばかりなのに。これから、って時だったハズなのに。いや、そもそも“早すぎた”のだ、許すのが。一度目の時にきちんと罰するべきだった。罪を犯しても簡単に“復帰”できる芸能界という環境は、甘い。その他モロモロいろんな事のせいにしたいのも山々だが、こんな見苦しい手段で“唯一無二の存在”を自らの手で堕落させ葬り去った彼に、とにかく無性に腹が立つ。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「プランターに見知らぬ雑草…花咲いてるし(笑)。生きる強さ、見習いたい。」
2008.02.08
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天気予報は珍しく当たった。異様な外の静けさに目覚めて、寝室の窓を開けたら見事に なことになってた節分の日。ケータイがフリーズ。頭は真っ白。画面は真っ黒。うんともすんとも、なのである。去年の10月にいきなり壊れて、入院させて、1ヶ月くらいゴキゲンだったのに先月くらいからまたチビチビとグズリ始め……でもまさか、こんなに早く“再入院”することになろうとは! てか、ふつうに使ってたら“入院”なんてしないでしょ?! 使えない商品だな~!やや型遅れの、店で2番めくらいに安かったケータイをほいほい買った私達夫婦が悪い、のか? 有名人も使ってるってので安心したのが悪い、のか?それにしても。まだ1年経ってないってのに、2度もあっていいことなのかなー。ネットで検索してみたら、あるわあるわ。同機種ケータイの不具合の数。しかもみんな2度修理してもまた入院…を繰り返してる…という事実。悔しい思いしてるのは私だけじゃないんだと分かったのはいいが。どーーーーーーーーーーしても納得がいかない。ショップにも、カスタマーセンターにも冷静な態度で話をしたのに責任のなすり合いするだけで、「“誠意”なんて求めてくれるな」、という態度。どーしたらあんな嘘っぱちが言えるのか、どうしたらあんな非常識者になれるのか……真面目に話してるこっちが哀れで情けなくなるくらいだ。けど、ハズレ掴まされてこのまま泣き寝入りするつもりはないので、“強気”で今までどおり訴え続けるつもり。だって実際問題、今回の件で仕事の連絡取り合うのに、私のボスに迷惑かけてるんだもん。困ってるのは顧客の私、だ。「カスタマー“ケア”センターなのに、それって全然“ケア”、になってませんよね?」私の代わりに電話交渉中のダンナが、職務放棄で小学生のような言い訳を続ける担当者に思わず放ったひとこと。一体誰に支えられて自分がそこで仕事できてると思ってるんだよー、まったくー。十数年他に浮気しないで信じて契約し続けてるのに、上と名前が変わったとたん顧客サービスが一気に低下した感を激しく感じる今日この頃。このケータイに関わる企業のすべてを信じられなくなってきた。ウン万の高いローン(機種変更時、2年間契約解除させないように商品価格を自動的に分割)組まされた価格と見た目だけはそこそこいい商品なのに、「私のケータイ次はいつ壊れるんだろ…」って、びくびくして騙し騙し使わなきゃならないストレスを、なんで顧客が抱え続けなくちゃいけないのーっ★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「コーダさん、それは言っちゃいけないなぁ。」
2008.02.05
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