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前回の続きです。
取り残された私達3人。
もちろん、ボーカリストちゃんと私は、ギターリスト君を引きとめるべく、説得に当たりましたが、彼の決意は固く、私達には申し訳ないけど、ベーシスト君とは今は一緒にやるつもりはないと言い張りました。
かと言って、これで縁を切ると言うわけではないから、また何かの折には連絡して
こうなるってしまっては、今年のバンド活動は3人でやるしかないわけです。
私達まで休んでしまうと、バンドは解散になりかねない。
それは寂しすぎる!
私達は音楽がやりたいんです。ギターリスト君と一緒に。
ギターリスト君が帰ってくる場所を保っておくためにも、一年は3人で頑張るしかない。
3人の結論はこうでした。
でもいざやるとなっても。、我がバンドは、ギターリスト君でもっていたようなの。
ボーカルもですが、彼のギターがないと、演奏のメインは私の超覚束ないへなちょこなキーボードになるわけで、なんとしたものか。
そこで、ギターは弾けないとしらばっくれるボーカリストちゃんを説得し(彼女は昔、私と一緒に学生バンドでギターを弾いてたことがあるんです)、クローゼットの奥深く20数年眠っていた彼女のギターを引っ張りださせることに成功しました。
それにしても、何とも心もとない3人です。
でも、そんなこと言ってる場合ではない!!
頑張って3人の練習を始めました。
年に一度のライブも、かなりかなりこじんまりしたものになるでしょうが、なんとかそれを目指して頑張ろう!って、練習してました。
今日まで。
今日、ベーシスト君から衝撃の告白が!!
「福島に単身赴任することになりました」
え~~~~~~~っ!!
ここは大阪。
遠いぞ!福島。
大阪市にも「福島区」はあるけれど、その福島じゃないぞ!
しかも、ベーシスト君は、バンドを続けるつもりのようです。
一か月に1回くらいは帰ってこられるかもしれないから、って。
おいおい、そんな練習じゃ、もとから覚束ない私たちが、ライブできるレベルになるわけないやんか。
でも、ベーシスト君はかなり呑気というか、楽天的というか、ケイワイというか、厚かましいというか、そういうところがギタリスト君を怒らせたんだろうが!という感じで、「どうなるかわかんないけど、とりあえず練習しよう」的な顔をしていました。
それって、私達にとっては、ライブができるかわからないけど、それどころか練習も続けられるか分からないけど、そのつもりで自分の帰ってこられる日を待ってろよ、ってことですよね。
無理よ、私達には遠距離は...![]()
っていうか、転勤は不可抗力で仕方ないけど、それに巻き込まれる私達に配慮、気づかいが全く感じられないのはなぜ!?
そういうところがギターリスト君をあそこまで怒らせたんでしょうが!!
何しろ、私達も良いお歳頃なので、そんなに悠長にしている時間はないんです。
身内に介護の必要な人が出るかもわからない、自分が病気になるかもわからない。
楽しいことはできるだけ優先的に、できるときにやること!が、私のモットーです。
それに、、もともと私とボーカリストちゃんは、ベーシスト君とギターリスト君のいざこざに巻き込まれたようなもので、もっと言えば、ベーシスト君の至らなさで、ギターリスト君と一緒にバンドをできなくなったようなものなのです。
そのことについても、ベーシスト君はただの一度も私達に気づかいを見せたことはなかったのです。
そんなベーシスト君を、気長に待つなんて無理!!
というようなわけで、私達のバンドはこれからどうなるんでしょうか...
次回をお楽しみに...
(次回がどうなるか、私にももちろんわからないので、予告編はございません...)