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ホールアウト無事ホールアウトしました18ホールズ。こむらがえしに怯えながらのラウンドでしたが、突っ張らず足の負担を考えながら、前兆である足指のムズムズも感じることなく終えました。スコア、フロント9とバック9で丁度9打違いました。後半の方が良いのですから、有れば大波賞です。最も、帰って来ると右足裏側の全体に腫れを感じます。とりあえず、ホールアウト出来た事に万歳。横山 孝義
2011.05.31
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台風一過のラウンド今田竜二は惜しかった。HPバイロン・ネルソン選手権で丸山茂樹に次いでの優勝と期待されたが強風の中3位に終わった。悔しい一打、二転がり足りなかった二打のパッティングがTVギャラリーの筆者には悔やまれる。さて、明日31日は埼玉北部の丘のコースで久々のラウンドである。ネット・サークルのコンペである。早朝スルー・プレーであるから、軽食持参となる。何度も回っているコースだ。2~3日続いた背中の痛みもようやく癒えて、練習代わりと思って力を抜いてプレーしよう。明日は良いラウンド報告が出来る様願っている。横山 孝義
2011.05.30
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こむらがえし とりあえずファイナル「こむらがえし」に怯えている。31日のラウンドを回避すべきか悩んでいる。このところ何回かキャンセルしている。ゴルフのキャンセルが多いと思ったら、次に会ったのが葬儀と云う事があった。キャンセルに当たっては理由を告げているが、自身に『葬儀』、『死』の連想がある。「こむらがえし」で死ぬ事はないが、それによるキャンセルを繰り返しているうちに、寿命の方も尽きてしまう気がする。清水 明
2011.05.29
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書き下ろし連載小説華蘇芳清水 明18.杜の都仙台・水戸・名古屋は不美人の産地と云う。江戸時代の治世が安定していたから、人々の交雑がなかったと説明する人がいる。東京が人種のるつぼならぬ、地方出身者の集まりであり、選ばれた人々の集うところとの対照なのかも知れない。確かに駅頭に出て振りかえる美人はいなかったが、何処にでも美人は居るもので、仙台支店にはそのビルのマドンナと云って良い、瓜実顔の美女がいた。伊達と交代で本社に戻った酒井の恋人だったと、早くも伝える者がいた。三郎がそうした目でその女性を見ていたのかも知れない。目聡く看破られたとすると彼も迂闊な人物であった。三郎は、自身を違う見方で見ていた。新天地が彼をリセットしてくれている。小菊か久子か、手詰まりの彼に判断の新基準を与えてくれている。そう考えた。北海道の両親や姉と兄達との小菊を巡る考えの違い。逡巡する小菊に対しての、久子の奔放。彼は、選ぶ事に追い詰められているのではなく、考えを巡らす自由が与えられたのであった。仕事は春先と幾つかの期末が多忙であった。交代の酒井の案内で現場を観、担当の役所を訪れる。彼の現場は宮城・山形が主体で、福島・秋田にはなかった。岩手・青森は彼のセクションが担う仕事はなかった。引き継ぎの余技は出張の際の宿と飯屋であった。「転勤は自由をくれる。付いて来られない女とは別れる他はない。」山形の蕎麦屋で酒井が伊達に言った。仙台支店のマドンナの事である。「君だって何時までも仙台に居る訳ではないだろう。本社に戻れるか、他の支店に行くか。」酒井には小菊の事も知られてはいなかった。
2011.05.28
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書き下ろし連載小説華蘇芳清水 明17.旅路忙しい年度末を迎えると転勤が伊達三郎の自由を奪っていた。転勤先は二転三転して仙台に決まった。札幌・仙台・大阪の支店の中から、三郎の行き先は仙台に決まった。残務整理があったが4月1日には仙台の支店に顔を出さなければならなかった。3月25日の本社での送別会、4月1日の仙台での歓迎会。儀式だけは拘束される。私事はその間に済ませなければならない。上野から大宮に出て、新幹線を乗り継いで仙台に向かう。駅頭に彼を見送ったのは小菊と久子、そうして少人数の会社の女性陣だった。花束を送ったのは小菊で、その限りでは同僚仲間に恋人と認められていたのは小菊だったのだ。車窓から都会の猥雑な風景が見られた。仙台からは1泊はするものの、一旦は戻る三郎であった。見送ってくれた女性たちの少なからぬ関心が彼に向けられていた。伊達三郎が仙台の住まいを決め再びその地に向かう時、小菊が同行するのか、あるいは、その約束があって独り身で三郎が任地に赴くのか。いずれ彼には決める事が求められていた。車窓に田園が広がっていた。遠景で鳥籠のようにゴルフ・レンジが幾つか認められた。こどもを持たぬ男と女が家庭を持ち永く生きて行くための要件とはなんであろうか。三郎は、送別会の二次会での先輩との話を思い出していた。「趣味をふたつ持つ事。ひとつは野外、今ひとつは室内。女房とはひとつは共通の趣味を持つ。残りは別々の趣味。何時も一緒ではなく、一緒の時と別々の時が必要。長持ちさせるには、意識して趣味を持つ事も必要。仙台はゴルフをするのが多いと聞いている。練習所位は行ってみろ。」
2011.05.27
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オーバーブッキング防止-開催案内-コンペには予約段階で定員がある。1組4名で組数に応じた参加可能な員数がある。1組3~4名が通常の組の定員となり、組数に変動を生じる参加者では予約の変更が必要になる。一方、オーバーブッキングは論外である。開催案内は第1弾・第2弾と送り、組数変更をなくするように努める。一般に参加者が多い方が歓迎されるから、それが幹事の務めとなる。今回初めて「一般的お願い」をした。オーバーブッキンを防ぐため、申込期限に関わらず早めの返信を求めたのである。あれもこれも幹事の務め、多少億劫になってきたが、メンバー内の若手としては努めなければならない事だろう。横山 孝義
2011.05.26
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書き下ろし連載小説「華蘇芳」清水 明16.朝もやの中ぬくもりと冷たさを感じながら三郎は脳髄の幾くばかりかが彼の状況を推し量っている事を感じていた。傍らにはその表情さえ見えぬが久子が体を横たえている事が知られた。抜け出した三郎が手探りで向かった洗面台の左手には数時間前浸かった湯船があった。蓋のされていない湯船の水面が揺れている様に感じられた。その揺れは三郎の心であり、久子の思いでもあるかも知れない。かすかな都会の喧騒の中で、もつれる様にして三郎は久子の部屋を訪れていた。洗面台の横の便器におう吐した久子は、黄色の吐き物をして苦しげな息を吐いた後、生気を取り戻した様に窺えた。言葉もないままにシーツの上に倒れこんだ。三郎の両腕に久子を抱えた感触が残っていた。静まって後、久子の注ぐビールの喉を通った感触が小気味よかった。口うつしの酒が戻された時、再びふたりはひとつになり、しばらくの時を経て夢見の中に耽溺して行った。肝心な一言さえもないままの交合であった。三郎はカーテンの端に外のわずかな明かりを感じていた。床の女は静かな寝息を立てていた。手を滑らすと温かでなめらかな肢体があった。衣をまとわぬまま男はビールを小さなテーブルに置き、夏掛けに覆われた女を眺めていた。ビールの喉越しが男を覚醒させていた。動けぬままに、カーテン越しの窓のガラスが明るくならない内にこの場を立ち去るべきか、働かぬままの頭で感じていた。ビールの傍らに切られたチーズがあった。食べかけのクラッカーもようやく見分けられた。クラッカーの発する音に驚きながら女を見やると、寝息は聞かれず、掛けものがわずかに膨らみ縮む様が見て取れた。女が吐息をすると伸びをする様が見られた。夢の中で女は何かを成し遂げた様に、何かを誇示するかのようだった。ビールは飲み干され、ホップのほろ苦い香が三郎の鼻孔をくすぐった。
2011.05.22
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寄稿今週のプロゴルフ「中京テレビ・ブリジストンレディース」新人の野村敏京が最終日をノーボギーの66で回り-13で圧勝した。2位は青山加織の-10、3位は横峯さくらの-8であった。3人とも最終日はノーボギーで回ったのが素晴らしい。さくらファンの筆者としては、さくらは調子を上げてきたと評価して良いだろう。「とうとうみ浜松オープン」小林正則がプレーオフで石川遼を下しツアー初優勝を飾った。中年プレーヤーの当たり年かも知れない。日本プロゴルフ選手権優勝の河井博大も6位タイと健闘した。さて、3日目まで快進撃であった矢野東は残念であった。また、最終日終盤の16番パー3をともにボギーとした小林・石川にも不満を感じざるを得ない。ここが日本人選手の弱点であり、日本ツアーの甘さである。プレーオフはコースマネジメントの戦いであった。飛距離に若干劣った石川の二打目の無理が祟ったと見た。パー5での2オン・イーグル狙いは、ティーショットに大きく左右され、さらに二打目が賭けであって良いのだろうか。果たせるかハザードにつかまったのが敗者となった。ご都合通信社 太田 悟
2011.05.22
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書き下ろし連載小説「華蘇芳」清水 明15.夜更け久子が三郎の仕事を担当していた。出張帰りの三郎が久子にデータのまとめを頼み、彼女が時間外の仕事をする事は普通の事だった。仕事はその日だけで片付くとは限らない、そうした時適当な時刻でその日の終わりを決め、その後もある仕事の為に酒食をともにすることも特別な事ではなかった。当然の儀礼として三郎が久子を誘い、久子は僚友である小菊のために三郎との会話を受け容れる理由があった。「小菊ちゃん、随分御心労な様よ。」久子の大きめな瞳は三郎を茶化す響きであった。「忙しくても、ちゃんと小菊ちゃんとデートしなくちゃ。担当、小菊ちゃんと代わっても良いのよ、私。」グラスを傾けながら久子は三郎を仰ぎ見た。「彼女、お嬢様だから残業もあまりしないけれど、伊達さんも休みが取れたら、普通の時間にデートしなくちゃ。放っておいたら、互いに理解できなくなって、分からなくなってしまうと思うの。」その日の終わりの時刻に三郎と久子は居て、久子ばかりが話をしていた。「今日は高坂さん慰労のためですよ。しばらく急ぎの仕事が続きますから。」三郎は、更に酒を勧めながら高坂久子に言った。「私、小菊ちゃんの友達なの。その積りで伊達さんに誘われて飲んでいる。だから小菊ちゃんの応援なの。小菊ちゃんの幸せを願っているの。伊達さんとの仲が巧く行きますようにと。」久子は三郎に言葉を促したが、三郎は久子を見つめるばかりだった。「伊達さん、小菊ちゃんをどう思っているの。」唐突に三郎は話し始めた。「小菊さんは、僕の好みなのです。まだ彼女がどんなひとか分かっていないけど、第一印象で好みなのです。でも大人の世界では係累とか、彼女の両親が受け容れてくれないのです。それに小菊さん自身も僕との関係に及び腰なのです。どう思います。」
2011.05.21
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こむらがえし 診断ゴルフプレー中に発症する こむらがえし は、運動不足が主因と判定した。ゴルフによる負荷が、運動不足の筋力を越えているのだ。しかがって、常々運動してゴルフによる負荷が特別なものでなくなれば、発症する事はない筈である。定年退職後は、よく近くの河原へ自転車を転がした。1時間から2時間は当たり前に運動していた。それを止してから何度もの こむらがえし を体験している。近頃も何やらと野暮用が多く、その為に足を痛めてはいけないとサイクリングから遠ざかり、結果として運動不足→こむらがえし→ラウンドキャンセルの悪循環だった。今日も、実はラウンドをキャンセルしての休日なのだ。清水 明
2011.05.18
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書き下ろし連載小説「華蘇芳」清水 明14.厳冬年度末の3月に向け仕事を終えるべき工期に迫られていた。仕事・デート・遊びと、全てに力を注ぐ事は出来なかった。仕事は無条件にしなければならない。三郎が次に優先したのは遊びであった。成人の日の前後、建国記念日の前後にはスキー場に居た。小菊が同行すればデートも叶えられる筈であった。リフトに乗って斜面上方を見据えて、三郎は自身の心を見ていた。親の手前を考える人間ではなかった。素直な気持ちに従おうと感じていた。三郎自身の考えが定まらなかったら、小菊の心を動かす事も出来ない。小菊の両親の心までも動かす事が三郎に可能とは思えなかった。三郎の若さは年寄りたちに阿ることを拒絶していた。小菊の両親の三郎への理解がないのは、彼の責任ではなかった。理解しない親が娘の不幸を招来するとすれば、それは親の責であった。小菊が三郎に従わぬとすれば、三郎の力不足に他ならないのであった。彼自身がスキー場でそうした思いを温めていた。「伊達さん、何か思いにふけっていますね。」ペンションのカウンターを挟んで若者がふたり、三郎に対していた。ロックが男に、ウィスキーのお湯割りが女の前に置かれていた。「君たちはずっと恋人なの。」女が男を見、男が三郎に頷いていた。「卒業したら就職します。一緒に暮すのです。」男は女を見ながら言った。女の頬に赤みが注すのを三郎は感じたが、ほの暗いカウンターでは表情は明らかでなかった。「何時か結婚するの。」三郎がどちらにともなく問うた。「就職して半年経ったら結婚します。ふたりで生活します。お金を貯めるんです。夢がありますから。」
2011.05.17
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こむらがえし 転移こむらがえしが左足に転移した。朝方床に居て左足ふくらはぎに引きつりを感じた。痛みに堪えて必死に足を伸ばした。これまで何度もこむらがえしを経験してきたが、決まって右足だった。右が利き足なのだろう。右も左もになってしまった訳だが、また直ぐにでも痛みそうだ。ラウンド中の最近のこむらがえしは、正月でその後4月の始めまでゴルフを封印してきた。今月5月には8日にプレーし、前兆である指のムズムズを感じたところである。18日に埼玉の山岳コースでの予定があるのだが、どうしたものか。清水 明
2011.05.16
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コンペの断り状欠席します。お誘い頂き有り難く思います。貴会のコンペには一度参加させて頂きました。その時は偶々小生のメンバーコースでの開催でした。近頃はそのコースへ車を走らせるのも億劫な状況です。近場で開催の時にまたお誘い頂けるように願っております。ついでがありましたら参加の皆様によろしくお伝えください。Kohnosu Golfer’s Club 横山 孝義
2011.05.11
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理論ゴルフ学下りは大きく、上りは小さく曲がる-パッティング-下りのパッティングはラインに乗せて重力による自然な転がりに期待する。したがって傾斜・芝目にボールの転がりは大きく支配される。一方、上りのパッティングは強く打てる、打つから傾斜・芝目の影響が相対的に小さくなる。曲がりは少なめに考えると良い。Kohnos Golfer's Club 堀江 修
2011.05.09
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ベスト・ボール-ゴルフ用語-1組のなかの各ホールでの最少スコア。メンバー・コースでベスト・ボールによるペア・コンペがあった。しかしながら、組のプレーヤーのスコアの合計で競われていた。競技方式の変更である。方式をベスト・スコアにすると組の中でスコアに貢献できないプレーヤーが出てくることを嫌っての処置だろう。3ヶ月前の案内ではベスト・ボール方式とされていたから、そう思っていた。あるいは、別途変更の案内があったのかも知れない。8月にも同じコンペがあるが、その時には確かめねばならない。筆者と組んだKさんは明らかに不満を感じていた。横山 孝義
2011.05.08
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書き下ろし連載小説華蘇芳清水 明13.1月のサラリーマンサラリーマンの正月明けは10日を過ぎてからだった。三郎は上司の発注者への挨拶の先導でほぼ一週間を過ごしていた。在社していても腰の落ち着かぬ1週間だった。その間に新年宴会もあり、小菊とのデートも出来なかった。さらに、祝い事が終わると、報告書をまとめる時期となる。打ち合わせとその為の出張、祝日の出勤も余儀なくされていた。一緒の時を持てない。会話が持てない。三郎はその多忙が年度末まで続くであろう事と、そうは言ってもデートが可能な事を知っていた。同じ会社の小菊にも共通する認識と思っていた。しかし、小菊にしてみれば、年金生活でこども達にしか関心を持てない両親の視線に痛みを感じていたから、三郎とのつながりが感じられない期間が束の間であっても孤独を感じざるを得なかった。「年末年始は、結局一日も一緒じゃなかったね。ちょっと厳しいね。」小菊は、やはり古参の久子と一緒の昼食を取っていて言われた。久子は続けた。「伊達さんはスキー場、小菊さんは自宅。話がそれでは進まないわね。」伊達は三郎の名字である。「小菊さんには申し訳ないけど、スキー場とか遊びの場だから、カップルとかグループとか、家族連れにしても結婚とかその後の生活とか、そう云う姿ばかりでしょう。仕事と違って生活感たっぷりでなおかつ楽しい一時。それって伊達さんに小菊さんを思い出させるよね普通。それが、ろくに連絡もなかったのでしょう。年賀の電話とか。」「帰りがけに電話はくれたのよ。」「でも夜で、それから小菊さんの家を訪ねる時間帯でもなかったのでしょう。」「そう云う事ね。」
2011.05.07
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こむらがえし その後5月5日は練習場のパー3コンテストだった。40ヤードから110ヤード程の6ホールを三周するのだが、月例であるからラウンドには違いない。シャンク続出で散々なスコアだったのだが、最終周で右足にムズムズ感がした。足の指がツル感じなのだ。経験から、それはこむらがえしの前兆である。平均50ヤードとして6ホール、300ヤードの三倍、900ヤードである。800メートルと歩かずにムズムズでは、到底18ホール・パー72には耐えられまい。本コースでのラウンドは、もはや難しいと云う事か。清水 明
2011.05.06
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書き下ろし連載小説「華蘇芳」清水 明12.ママの小菊評「39歳、直40よ。お嬢さんで暮らして来て、これからもお嬢さんのまま。若い男を見つけたのに、反対ってあり得ないでしょう。小菊さんの両親、良い返事しなかったのでしょう。どうする積りかしら。もう70位でしょう。親は何時までも生きていられない。娘の先行きを考えなければならない。それなのに、何をどう考えているのか。」「反対な訳じゃないよ。」「反対も一緒よ。サブちゃんが『じゃ、諦めます。』と言ったらそれでお終い。そんな事、繰り返して来たのかな。身近にいたら、娘が40になると云うのに、実感ないのかな。」「ママもお嬢さんだったのでしょう。」「私がお嬢さん、あり得ないわ。」「お父さん、消防自動車寄付したって言っていたよ。」「商売していたから。成り金の罪滅ぼしかな。お金もお嬢さんの条件なら、その点ではお嬢さんかもね。」「彼女もお嬢さんなんかじゃないですよ。」「生き方、生活考えていないのが、お嬢さんなのよ。危機感ない。親が亡くなったらどうする積りかしら。考えていないから、お嬢さんなのよ。親が考えさせないから、親がお嬢さんにしているのよ。」「お嬢さんのままなら、生活して行けない。」「さあそれは、分からない。生活して行けるかも知れない。掃除も洗濯も、炊事も出来るかも知れない。でも、感じ方、考え方がお嬢さんなのは変わらないかもね。」
2011.05.05
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書き下ろし連載小説「華蘇芳」清水 明11.ママの恋愛論「私がサブちゃんの本当の姉だったら絶対反対。でも、反対してサブちゃんを追いやったら、その反対が成功しないから、作戦を練るわ。賛成と見せかけて、彼女の欠点に気付かせるとか、同棲を勧めて実際の生活で思い知る様に仕向けるとか。」「実際にはどうするの。」「分からないわ、経験ないから。でも、何か考える。ない知恵絞る。どうするかな。」カウンターにはお茶が置かれた。真剣な話なのか、お開きの合図なのか。「サブちゃんは小菊ちゃんをライクなのよ。ラブじゃない。素敵なひとよ。でも素敵なひとなんかこの世の中には幾らでもいる。隣の奥さんも素敵、向かいのおばあちゃんだって素敵。サブちゃんが家庭を持ち、こどもを育て、老いてふたりで仲良く暮らす。それに合った女の子を捜すべきなのよ。」首を傾げて洋子は三郎を見上げた。「かわいいひとなのでしょう。小菊ちゃんは。女が年上って、女自身が考えちゃうのよ。女の方が先に老いちゃう。同じ年でもそうよ。女が先に歳とってしまう。それが不安なのよ女は。男はこれからという年、40でも50でもそうかも知れない。その時、女はもう枯れかかっているのよ。そう感じる女もいるってこと。予測できる不幸は避ける。それが利口だから、手を引く女もいる。10年早ければ、彼女が10歳若ければと思い、諦める恋もあるのよ。私はサブちゃんのお姉さんじゃないから、替わりに愛してあげることもできるのよ。覚えておいて。」
2011.05.04
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書き下ろし連載小説「華蘇芳」清水 明10.居酒屋ママ「噂聞いているよ。」腰に手を当て上半身をカウンター越しに傾け、居酒屋ママの洋子が言った。「情報通なのよ私、サブちゃんの事、結構知っているのだから。」常連には三郎や彼と同じ会社の者が多かった。「会社の女の子たち、店にはめったに来ないけど電話はあるの。サブちゃん、結構注目株よ、だから色々話は聞くの。スキー帰り、彼女のとこには寄らなかったみたいね。彼女、私より上でしょう。どうなっているのって、みんな言っているよ。」「ママみたいにこどもはいないよ。」「子持ちは駄目か。私、別居しているよ。亭主追い出したし。シングルマザーは駄目か。」「ママが相手にしてくれるとは思ってもみなかったよ。」「あらあら、可能性あるのかな。ねえ、なぜ小菊ちゃんなの。」居酒屋ママは名前まで知っていた。それが彼女の情報通の所なのだろう。「ほんとに、色々知っているね。」「ついでに言うと、反対だな。女として。」「女として」「そうよ、女として、私サブちゃん好きよ。」「ショック。」「サブちゃん、あなた結構もてるのよ。自覚ない。あら、かわいいわね。」「かわいいって言うのは、こども扱いだよ。」「そうね、サブちゃんは弟ってとこかしら。わたし兄はいるけど、弟はいないの。それでサブちゃんを弟みたいに見たいのかな。」「姉さんから見て反対。」「姉さんなら応援しないといけないのかな。」「いや、姉さんの率直な意見が聞きたいね。」
2011.05.03
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書き下ろし連載小説「華蘇芳」清水 明9.年賀三が日を終え、三郎は東京へ戻ろうとしていた。友人つながりで、車での帰郷だった。上信越道か中央道か、運転手に決定権があって、要する時間から上信越道になった。音楽が運転手の注意力を喚起していた。親しくはない友達つながりであったから、会話はそう長くは続かない。カセットの交換が三郎の勤めだった。「途中からは電車の方が良いかな。」知人とも言うべき友人が言った。居たたまれなくなったのかも知れない。地図を拡げ接点を探し、高崎線の新町で三郎は車を降りた。駅へ横づけしてくれた好意に丁寧に礼をし、またペンションで再会することを約して別れた。スキーを担ぎ、バックを持った三郎は新宿経由の便を選んだ。閑散とした駅舎で、自動販売機のコーヒーを手にした三郎は、小菊の家に電話した。切符はまだ求めていなかった。休日の夜の電車は空いていた。新宿をやり過ごすと会社の独身寮へ帰ることになった。瑣末な乗り換えをして最後は鶴見の駅から、小料理屋のママに頼んで車で寮に荷を降ろし、その小料理屋に席を構えたのは深夜に近かった。「友達の友達だから、寮まで送ってとは言えなかった。」「平気で、私は呼び付けるの。」「ママは親切だからね。」「お土産付だから、勘弁してあげるわ。それに、明日はまだ休みよね。」「ああ、酒を切らしていたからね。」「電車の中では飲まなかったの。」「乗り過ごすといけないから。」「随分と大人ね。」
2011.05.02
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書き下ろし連載小説「華蘇芳」清水 明8.バーペンションの別棟がバーになっていた。年越しは飲み放題で、三郎はチケットをチェックし、レコードを廻すのが仕事だった。アルバイト・スタッフのカップルがつまみを持って来て、彼らの仕事を終えていた。「マスターから聞いている。あいにくボックスは満席だから、スツールで飲むと良い。」ふたりは毎日をアルバイトで過ごしながら、飽きもせず話がある様だ。三郎は客席を見回していれば良かった。トラブルと言えば、氷が無くなったという客の注文だけだった。目の前のカップルはレコードの音に負けないだけの声を出しているから、その話は切れ切れながら三郎の耳に入ってきた。彼らの夢は、今ここに居るようなペンションのオーナーになる事だった。それまでは旅行代理店と料理の修業をすると言っていた。スレンダーだが活発そうな女性がツアー・コンダクター、優男だが目力のあるのがシェフ希望だった。若さ、三郎は彼らに比して若さがあるのかと自身に問うていた。小菊はどうか。これから職を得ようとしている学生と三郎たちとでは違っていた。三郎は既に職を得ていて、出世の見込みがないとはいえ、もう生活は決まっていた。小菊にしてみても、兄夫婦の同居の為に家を出る事は、親たちの思いは別として、彼女の中で既定の事だった。広くはない区内の家で、親たち・兄夫婦、そうして小菊は新年を迎えようとしている。今年は、三郎と小菊は、それぞれに過ごしている。来年のことが、シーンとして三郎の頭に何故か浮かばなかった。
2011.05.01
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