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Golf Course横山 孝義英国のコースは古砂丘、遊休地に造られている。バンカーは放牧した羊たちの風雨しのぎの窪地である。米国のそれは、牧場の外れ、あるいは砂漠に造られた人工のオアシスである。日本のは、田畑・山林に造られている。ミニ・コンペを主催してきた。自らの幹事としての能力に失望して、先日は最後のコンペと思って開催した。参加者にはそれを話してはいない。静かに消え去るのみだ。けちな美学である。参加者のひとり、Eさんがセントアンドリュースのオールドコースでプレーした記念に、コンペの賞品としてボールマークを提供してくれた。たまたまの事に、筆者が頂いた。筆者の、まったく個人的な感想だが、良い記念を頂いた事となった。
2011.07.30
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書き下ろし連載小説華蘇芳清水 明2-8.サラリーマンのゴルフゴルフを贅沢と考える者がいる。金も時間も、である。一方、サラリーマンに必要と考える人たちもいる。営業マンであれば、接待ゴルフの為にラウンド出来るだけの腕前でなければならない。技術系にとっても、仕事につながったコミュニケーションの手段であるかも知れない。少なくもそう主張する者もいる。弥生清次は、サラリーマンが仲間と酒を飲み麻雀をするのが普通な様に、ゴルフもして当然と思っている人間だった。勧められる伊達三郎は、気分転換程度に思っていたのだが、ドライビングレンジでクラブを振る事に快感を覚えるようになった。伊達のお姫様である支倉麗子は、没落貴族然として、三郎を見てゴルフに多少の興味を示したが、クラブを握ることはなかった。余暇の大半を練習場通いにしている三郎は、麗子の誘いのほとんどを断る事が出来ていた。麗子は、しかし、本社にいる三郎のガールフレンド達を、去る者は日日に疎しなどと言い、自分の優位を疑って居ないようだった。夏休みが職場の話題になりつつあった。土日を含め10連休が会社の方針だった。三郎達技術の者は、発注者である役人が休む盆の時期が仕事に支障なく休める時であった。それでも休みは妻帯者のスケジュールが優先されるから、三郎のような独身者が休めるのは希望が通らない事もあった。居酒屋のママ、洋子から連絡があったのはそんな時だった。洋子は陸奥旅行を計画し、仙台に寄るのでその時に会おうと云うのだ。仙台七夕がある。宿も何もいっぱいの人出だが、洋子はツアーで予約済みと云うから、食事の場所だけは用意しなければならない。
2011.07.30
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セントアンドリュースのボールマーク横山 孝義セントアンドリュースのボールマークをいただいた。主宰するゴルフコンペの賞品として手に入れた。会場は埼玉中央部の河川敷コースで、2組・8名のコンペ、オネストジョンのペナルティーが一番多い者の賞がそれ。筆者は申告スコアに対し、-5、10ポイントと最多。参加者の羨望の内にいただいた。E先輩提供なのだが、E先輩、ご子息の招待で、彼の地でラウンドした時の土産物だと云う。全英OPの舞台でもあるオールドコースをふたりで廻ったとの事。灌木の先の狭いフェアウェー・トミーズバンカー、意外と普通だったグリーンの話やら、R&AとOP事情などうかがった。
2011.07.30
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書き下ろし連載小説華蘇芳清水 明2-7.陸奥仙台仙台に戻った伊達三郎を待ち構えていたのは弥生清次だった。彼は、麻雀と酒飲みのために、何時も誰かを待っているに過ぎないのだ。「伊達さん、お江戸の後始末を終えて来たのですか。」「何の話ですか。」「三案比較で、ご推薦は何かと思いましてね。」建設コンサルタントでは設計案を比較する。三案の比較が一般的で、色々考えて計画・設計が行われたと云うのがレポートの筋書きである。「一案・二案がお江戸で、本命の三案が陸奥と云う事でしょう。」「弥生さん、あなたは三案支持ではなかったでしょう。」「いや、僕はどれでも良いのです。ただ酒井さんの手前がありますから、三案には難色を示しただけです。伊達さんの総合評価で三案が良いとなればそれが最良の案なのでしょう。」「優劣付け難しなのです。」「でも報告書の工期は迫っている。決めなければ納品できない。その為にお江戸に行ったのでしょう。」「仕事じゃない、人生に工期を決められても困ります。」「どうですか、三案に優劣が付けられないのなら、みんなちゃらにして、対策を考え直す。まだ早いでしょう。調査は継続。ゴルフにでも一生懸命になったら。しばらく練習場に通って、クラブも何とかしますし、練習にも付合いますよ。」「確かに迷ったり、行き詰まったりしたら体を動かすのが良いのかも知れない。本を見たら、9番アイアン1本でも練習が出来そうですからね。」「そうそう、9番が終わったら8番、ウッドが使えればコースに出られますよ。」「何時頃コースに出られますかね。」「なあに、1・2回練習しただけで出ちゃう乱暴なのが居ますからね。すぐじゃなくても秋のシーズンには出られるでしょう。そうすれば、支倉のお姫様からのデートの誘いも断れるでしょう。」「三案は、あり得ない計画なのですか。」「まあ、色々見聞きした範囲ではね。」
2011.07.25
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書き下ろし連載小説華蘇芳清水 明2-6.喫煙「何時もタバコを吸うの。」ベッドに並び、ふたりしてタバコを吸っていた。三郎の問いに久子が答えた。「アルバイトしていて覚えたの。でも止めるよ。三郎さんが嫌なら。」「自分で吸いながら止めろとは言い辛いけど、女性のタバコは美容にも悪いそうだよ。ビタミンが失われるって。」「こどもに悪いのは知っている。だから、妊娠するのだったら止めるわ。3年5年止めないと、こどもに影響があるとも云うけど。もう止めても良い時期かな、でもアルバイトしていると止められないのよね。」「アルバイトしているの。」「内緒でね、ばれているけど、誰もその事言わないでくれているみたい。雀荘、会社の向かいのビルにある。三郎さん、見掛けたことあるわ。」「そう、気が付かなかったな。」「分かったら、その部屋に行かないから、女の子何人も居るから、替わってもらうの。それでも会社の人に見つかっちゃうことあるのだけれど。」「アルバイトか。」「お金欲しいの。余裕がないといけないでしょう。風呂付のアパートなのもそのおかげ。洋服も買いたいし、旅行も行きたいし、友達との付き合い程度だけれど。それに貯金も必要でしょう。」「確かにそうだね。久子さんは働き者だね。」「褒められちゃった。わたし、三郎さんに褒められると、嬉しいわ。」にっこりした久子が、テーブルに身を乗り出して、テーブルの灰皿に手をやった。
2011.07.21
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書き下ろし連載小説「華蘇芳」清水 明2-5.人生論「三郎さんに捨てられたくなかったら、こどもの話、私も飲むわ。人間って、変わらないこともあるけど、変わることもあるでしょう。変わってくれれば嬉しい。変わらなければ、やっぱりと思って諦める。三郎さんとふたりで居られたら、それで充分よ。」狭い台所でテキパキと肴を造り、テーブルに置き久子は三郎に並んで座った。化粧の香りが彼の鼻孔をくすぐった。「乾杯しましょう。ふたりがこうしてお酒を飲めることに。」軽く合わせたグラスが明るい音をたてた。「今日の私って、随分おしゃべりね。煩いかしら。おしゃべりは嫌いでしょう。三郎さん。」「いや、ふたりでしばらく話そう。話に乗ってくれるのはありがたい。」「小菊さん、三郎さんのこと大好きだけど、ご両親と同じ心配をしている。臆病なのよ。臆病だから、三郎さんに飛び込めない。私は飛び込める。飛び込んだわ。選ぶのは三郎さんだけど、私は自分の決断に賭けて行動した。三郎さんに選ばれなくても、賭けには後悔しない。自分で決めたから。小菊さんは、結局親をとったのよ。賭ける勇気がなかったのよ。女に勇気が必要かどうかは分からないけど。」「飛び込むひとが居たら、受け止めなければならないのだろうね。」「そんな事はないは、飛び込むのも勝手、受け止めるのも自由。それぞれ自分で決めなくっちゃ。責任はそれぞれ。今夜の責任だって、私は私の責任。」「あなたは強い女性だ。」
2011.07.19
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クローズ横山 孝義20日のコンペはコースがクローズで中止となった。北埼玉は昨夜からの雨である。群馬でもクローズのコースがあるのだろう。クローズ以外はラウンド回避のない、別のウェブサイト・サークルのコンペも中止であった。ほとんど1時間おきにウェブサイトにアクセスして決行か中止かに注目した。明日の予定コースは自宅から直線距離6km、雨の状況をウェブ上で報告もした。翌週も同じコースで幹事を務めるコンペを企画していたのだが、こちらはインターネット予約に不都合があって会場を変更した。○○ゴルフ倶楽部、今年は縁がないのか。
2011.07.19
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Golf Widow横山 孝義台風6号の影響で昨晩から雨だ。明日はコンペの予定なのだが90%の降水確率である。女房殿、雨の中でラウンドするのが不思議らしい。英国発祥のスポーツは槍が降らない限り中止はないと云うと、金を払ってまでするスポーツを雨の中でするのは如何なものかと思うようだ。荒川の支流の河川敷ゴルフ場がコンペの会場である。数年前にはやはり台風の雨で、その時は余りの勢いに会場に集まりながらお茶を飲んで解散した事があった。また、最近でもラウンド中に驟雨(しゅうう)に怯んだ事もあった。相性の悪いコースかも知れない。雨音が一層大きくなってきた。
2011.07.19
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力の差か-全英OP-太田 悟池田勇太は、17番のボギーが惜しかった。トータル-1アンダー、10位以内かと思われたが18Tであるから後続組の成績が良かったのだろう。高山忠洋はトータル・イーブンの36T。TVで観ていないのだが、可もなし不可もなしか。早いスタートの組が雨風に悩まされ、遅いスタートの組には若干優しい天候だったようだ。しかし、1Tのビヨーンも早い組スタートである。言い訳は許されない、力のある者が勝つのだ。また、若いも言い訳にはならない。世界の頂点に若者が立つのを同じゴルフのメジャーで見せつけられているのだ。日本のそれが、ぬるま湯ツアーでない事を2日目以降で見せて欲しい。石川・河井・藤田・平塚はこのままの順位では予選でカットされてしまう。4日間の戦いに加わって欲しい。
2011.07.15
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熱中症診断横山 孝義12日、埼玉・神川町で1ラウンド。近くの都市の予想最高気温が37度の中のプレー。時折吹く風に救われる思いがしたが、汗だくの一日ではあった。500ccのペットボトルを3本と自家製の梅干しを用意した。夏のゴルフ、頭がボーとする事はこれまでも経験した事である。同伴者のK氏が、振るえがきたらどうか、そう言うのに救急車を呼ぶべき事態と返答するメンバー。昼食で食欲があればまだ大丈夫でしょうと小生は云っていた。さて昼食時、メンバーのひとりが、食欲がありますねと小生を見て云う。そうして、K氏が残しているのを見て心配してくれたのだった。K氏、小食のひとでよく残すのだが、この日は上がりの2ホールがきつかったと、風呂上がりのお茶の時話す。熱中症の自己診断。昼食時の食欲、ひとつの診断法ではあろう。お仲間の様子も見てみよう。
2011.07.13
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パー3コンテスト2011.07灼熱のラウンド清水 明7月の月例が今日でした。9時スタートで昼前後には帰宅出来ます。10時前2周目の2番ホールのグリーン上で地震がありました。ボールをマークする時で、めまいかと感じましたが同伴者のSさんが気付きました。駐車場とコースを隔てるネットが揺れて音をたてていました。震度2乃至3程度でしょうか、でもネットの音でもっと大きな揺れに感じられました。14時過ぎ、室温36度。午前中も灼熱の中のラウンドでした。半ズボンのプレーヤーが多かったけれど、それではむしろ疲れを感じると経験していたから、薄手のズボンでしたが、上も下も汗でぐっしょりです。そんな中でも上手なひとはグロス2アンダー・4アンダーで回ります。筆者は2周目でハンデを使い果たし、最終成績はBB賞です。帰宅しての昼食。月例日の昼食はお稲荷さんの時が多いのですが、果たして今日も、若干食欲がなかったのは、やはり暑気あたりかも知れません。しかし、家に引き籠っていれば、運動不足になるばかり。灼熱を知ってのラウンドです。
2011.07.10
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書き下ろし連載小説「華蘇芳」清水 明2-4.宿久子は三郎のバックを見ていた。三郎の宿はまだ決まっていない。少なくもチェックインはしていない。夜だった。小菊とのダブルブッキングの三郎が久子の待つコーヒー・ショップに姿を現したのは9時を過ぎていた。「これから何をするの。夕食も終わっているでしょう。」「そうだね、宿を探しておねんねの時間かも知れない。」「ホテルは決まっているの。」「ああ、手帳には幾つも書いてある。」「それじゃ、私の所へ泊まったら。小菊ちゃんとはそうは出来ない話だったの。」「君とは開けっ広げの話になるが、小菊さんとはそうはならない。不思議にね。」「構えているのよ。ふたりとも。無理があるのかも。私ならって、自己宣伝よね。厭らしいのね、私。で、どうします今夜の宿。」「素直に、お世話になります。お願いします。」「お酒、ブランディーしかないの。それも少しだけ。」「店が開いていれば、僕が買うよ。」電車に乗り、少し暗い道を歩むと久子のアパートがあった。缶ビールを半ダース、途中で求めて狭い居室にふたりは入った。「彼女の、いわば弱みに付け入った感じかも知れない。こどもは要らないが、こどもを望めないから好都合みたいな感じになっている。」「こどもは要らないって本当かしら。そう言っていても、やっぱり欲しくなるのではないかしら。三郎さんって、言う事守る人だと思うけど、小菊ちゃんの親にしてみれば、安心できないかも知れない。それで将来娘が捨てられるなら。」
2011.07.04
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