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2007年11月24日
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テーマ: 心の病(7312)
カテゴリ: 仕事
「心の病」のテーマで書く事がふさわしいかどうかは少し疑問だが、


主に精神の障害を持つ人たちが通う「就労継続支援事業所(B型)」で働くようになって、
半年が経過した。
今までは精神疾患や精神障害の人たちとつきあう経験はほとんどなかったので、
毎日が勉強というか、戸惑いというか、試行錯誤の連続である。
その中で、強く感じていることがある。

精神障害や精神的疾患(一般的に言うところの「心の病」)についての説明は専門家に任せるとして、
今の私が痛感しているのは、自分の障害や病気について理解をしていることが、

自分の障害や病気についてちゃん理解をして受け入れることができたなら、
かなり重度の障害があっても、何とかやっていけるのではないかと思う。
もちろん、精神的疾患や障害についての世間の理解は低く、偏見はかなり強いので、
それだけではどうにもならないと言われたらその通りだが、
「己を知り、周囲に感謝やお礼を伝えることができた」なら、
人というものは、ハンディのある人のかなりの失敗も許し、支えることができると思う。

例をあげると
利用者の中に、「アスペルガー障害」と思われる人が三人いる。
そのうちの一人は、幼い頃から相談機関でその障害を指摘され、
親も本人もその障害があるということを認めた上で育ってきた。
強いこだわりや、パニックになりやすいこと、

色々とトラブルはあるが、
それを指摘すると「あ、またやってしまった。ゴメンナサイ」がいえる。
あとの二人は、年齢が高いこともあり、今までにその障害を指摘されたこともなく、
私に言わせたら、「その障害ゆえの周囲とのトラブルやそれによる精神的ストレス」により、
結果的に「精神疾患」の治療を受けるようになったタイプだ。

私としては、トラブルの都度
「あなたにはこのような傾向があって、それが他人に不快感を与えるのだから注意して」と説得するのだが、
それが自分の障害によるものだと思っていない彼らは、
今までの体験の中で身につけてきた自己防衛反応であると思われる
「言い訳や責任転嫁」を、これも障害のせいだと思うが延々とこだわり飽くことなく繰り返す。
障害の程度は、後者の〔困ったさん〕の方がずっと軽度だと思うが、
周囲とのトラブル度は、障害名がついていない方が重度だ。

精神疾患として一般的に有名な「双極性うつ病(躁うつ病)」「統合失調症」は、
入院体験などで病識があるので割合対応は楽であり、
特に「統合失調症」の人たちは、病気のせいか薬のせいかはよくわからないが、
穏やかで優しい人が多く、私の好きなタイプである。

上記に書いた「アスペルガー的障害」よりもっと〔困ったさん〕は、
「人格障害」の範疇に入ると思われる人たちだ。
しばらく付き合ってみて色々な情報を総合すると、
「この人は○○性人格障害だろう」と考えるととても納得できるのだが、
この障害も病名として表現されていることはない。
たいてい、「うつ」や「睡眠障害」などと、
とても一般的な病気で通院している。
しかし、問題の根っこは、本人の中にある一種の障害のはずだと思うが、
それを正しく理解している人はいない。
医師でもない私達がそれを指摘できるはずもなく、
とにかく本人がトラブルを起こさないための工夫をしてゆくしかないのだ。

本人が自分の欠点や弱点を自覚していたなら、
たとえ何かトラブルや失敗が起きても、
「ごめんなさい」「ありがとう」の二つのフレーズをとにかく口にすることで、
何とか次に進むことができるのに、
その二言が言えないばかりに、悪循環に陥ってゆくのだ。

現在、発達障害のお子さんを育てている親御さんや、
教育関係者に強くお願いしたい。
「ごめんなさい」「ありがとう」が言える人間になるように育ててくださいと。
失敗を怒られ続け、馬鹿にされ続ける体験を重ねると、
自己防衛としての「いいわけ、責任転嫁、怒りのパニック」の反応が強化され、
現在私達が関わっているような「大変な困ったさん」になってゆくような気がする。






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最終更新日  2007年11月24日 10時18分26秒
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