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2013年01月28日
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カテゴリ: 読書
高学歴ワーキングプア
「フリーター生産工場」としての大学院
 水月昭道/著、光文社



正規雇用の可能性ほぼゼロ。

大学院重点化というのは、文科省と東大法学部が知恵を出し合って練りに練った、成長後退期においてなおパイを失わんと執念を燃やす“既得権維持”のための秘策だったのである。
折しも、九〇年代半ばからの若年労働市場の縮小と重なるという運もあった。就職難で行き場を失った若者を、大学院に釣り上げることなどたやすいことであった。若者への逆風も、ここでは追い風として吹くこととなった。
成長後退期に入った社会が、我が身を守るために斬り捨てた若者たちを、これ幸いとすくい上げ、今度はその背中に「よっこらしょ」とおぶさったのが、大学市場を支配する者たちだった。
(本文より)


現在の若者たちの「非正規雇用」の問題については、
間違いなく日本の政策の問題だと思っていたけれど、
大学院までの学歴を持つ人たちがワーキングプアとなってゆくのも、
同様に政策の結果だったとは…。
多少はそのような背景もあるだろうとは想像しながらこの本を読み始めたのだが
その内容は、この国がこれほどまでに若者たちを食い物にしていたという現実であった。
そしてそれは、「学歴信仰」にどっぷりと洗脳されている親世代の問題でもある。
学歴信仰信者の親たちや小・中・校の教師たちや、
それを疑うことなく信ずる若者たちを

食い物にされる立場の私たちは、
ここでもっとあらゆることに疑いの目を持って考えなくてはならない。

今現在、安倍政権がやろうとしている政策は、
はたして本当に私たち大多数の日本人のためになるのだろうか。
今現在はワーキングプア状態ではあるかもしれないけれど、
少なくても「大学院で学んだ博士たち」は、それなりの理性や知識欲、
判断力も身につけているはずだ。
日本にはそんな力を持つ若者たちが
活躍の場を待ちながらたくさん潜在しているということに希望を持ちたい。








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最終更新日  2013年01月28日 13時31分38秒
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Re:「高学歴ワーキングプア」  
にゃんた7151 さん
実態は少し違います。
学生にとって、大学院はモラトリアムの場です。フリーターよりも世間体は良いし、高学歴の付加価値も付くし、一石三鳥です。
大学の教員にとって、大学院生は自分の研究を進める為のこまです。大学教員は雑務に追われ、研究する余裕がありません。しかし一方で研究の業績を求められます。大学院生が居れば、マシンの様に使え、業績も維持できるので好都合です。
☆~☆
しかし世の中はそんなに甘くない。
全国あちこちの大学で大学院が設置された時点で現在の状況は見えていました。大学教員も大学院生にも。今さら憂慮する事ではないのです。
大学院を設置する時点で受け皿を用意しておかなければいけなかったのですが、受け皿は用意できなかった、用意しなかったのです。その結果、高学歴のワーキングプアが生まれました。
もっと残酷な裏がありますが、長くなるので割愛致します。 (2013年01月29日 07時24分32秒)

Re[1]:「高学歴ワーキングプア」(01/28)  
にゃんた7151さん、おはようございます。

>学生にとって、大学院はモラトリアムの場です。フリーターよりも世間体は良いし、高学歴の付加価値も付くし、一石三鳥です。
>大学の教員にとって、大学院生は自分の研究を進める為のこまです。大学教員は雑務に追われ、研究する余裕がありません。しかし一方で研究の業績を求められます。大学院生が居れば、マシンの様に使え、業績も維持できるので好都合です。

そのような側面もあるでしょうね。
このような問題は、どこに視点を絞るかによって見え方も違ってくることでしょう。
この本で書かれているような側面もあるということで、多面的に考えていかなくてはならないでしょうね。 (2013年01月29日 09時34分17秒)

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