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2017年08月12日
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カテゴリ: 家族・親族
昨年の11月に96歳で亡くなった叔母が、最後の仕事を終えて帰ってきたというので、

叔母は札幌近郊の地主の家に嫁いだのだが、戦中・戦後の混乱も加わり大変苦労の多い人生だったと思う。
最後は長女と一緒にマンションに住み、亡くなる一年前まではしっかりと主婦生活をしていた。
その後体調を崩し入退院を繰り返し最後は枯れるように亡くなったのだが、
最後まで意識はしっかりとしていた。
叔母は何年も前に、
「私は何も社会のために役立ってはいなかったから、死んだ時には献体したい」と言い、
娘たちに頼んで同意書をもらい、自分で手続きをしていた。

結局は叔母の意思を尊重した。
「葬儀もしなくていい」というのがもう一つの遺言だったそうだが、
それだけは身内の気持ちの整理がつかないということで、「葬儀ではなくお別れ会」という形だった。
その叔母が、医大での最後の仕事を終えて帰ってきたということだったので、
納骨を前にお線香をあげに行ったというわけだった。

そこで、医大での説明や火葬場に行く時の様子や、火葬場での丁重な扱いを聞いた。
献体されて同時にお役目を終えた御遺体は7体だったそうだが、
一体ごとに霊柩車が用意されていたことに、従姉はとても感謝していた。
急なことだったので、火葬場に行けたのは従姉とその息子だけのようだったが、
私もその話を聞きながら、おばさんらしい最後だったなと思った。
私達のすぐ後には別の従兄夫婦が来て、母を含めて昔話に花が咲いた。

聞くことが初めてのことが多かった。
叔母も苦労が多かったと思うが、その長女として人並み以上の責任感を持つ彼女もまた、
苦労多い人生を送っている。
私も長女であるが、彼女ほどには洗脳(?)されていなかったらしく、
話を聞きながら「私には無理、というより私にはそこまで要求されなかったかも」と感じていた。

やがて娘もまた、「これが私の役目」と覚悟を決めてしまうのかもしれない。
彼女もすでに70歳を超えているのだが、早くに夫を亡くしたこともありずっと働き続けてきて、
叔母が亡くなった現在も働いている。
それだけに、とても若々しいし元気なのだが、もっとのんびりできたらいいのにとも思う。
まあ、人の幸せはそれぞれだから、その人なりに充実感を抱いて納得するならそれでいい。
他人が「あの人は幸せ、あの人は可哀想」なんて思うのは、余計な御世話というものだろう。
ともあれ、おばさん、本当にお疲れ様でした。
これからは、お子さんや孫たちをしっかり見守ってあげてくださいね。





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最終更新日  2017年08月14日 08時20分37秒
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