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2020年01月08日
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カテゴリ: 絵本
「100歳までに読みたい100冊の絵本」 ​シリーズ第一弾。

10年ほど前に、​ 柳田邦夫 ​氏の講演会開催に関わったことがある。
その時の講演テーマは「絵本」であり、(正確な演題は失念)、
その講演の中で 「人生で絵本を3回楽しもう」 というような言葉があった。

1度目が幼少期に親から読んでもらって一緒に楽しむ時。
2度目は子育て中にわが子に読み聞かせるとき。

そんなお話だったと思う。

その言葉は、それ以来ずっと心に残っている。
だから、年末にこの「100冊の絵本」という本を見つけた時、
「よし、その気になって読もう」と思ったのだ。
これから順次読んだ絵本の感想を書いていくつもりだが、ただ読んだ絵本の羅列ではつまらない。
そこで思いついたのが、それぞれの時期(幼少期、子育て中、現在)の
私自身の視点になって読んでみようと思う。

ということで、記念すべき1冊目は​ 「わたし」 ​。
1981年の出版である。
文章は​ 谷川俊太郎

さて、 幼児の私 ならどう感じるだろう。
「わたし」は女の子なので、自分と重ねながら絵を見ていろいろ想像をめぐらすだろう。
自分の家族にはいない「おにいちゃん」、まだ出会っていない「がっこうのせんせい」
みたことのない「きりん」や「がいじん」「うちゅうじん」、

「れすとらん」や「えいがかん」「ほこうしゃてんごく」なんて、想像の範囲を超えているかも。

子育て中の私だったら 、どのようなことを思いながら読むだろう。
白紙のような子どもの心に、この絵や言葉はどのように感じるのか。
これからどんな人や社会と出会うのだろうか。
そして、その出会いの中からわが子が何を感じ学びながら成長し、どのような人になってゆくのだろうか。
出会った人たちや環境の中で良い影響を受けながら、幸せな人生を歩んでほしい。
それよりなにより、この瞬間にこの絵本をどのように読んだら喜んでくれるだろうか。
きっと、そんなことを思いつつ読み聞かせることだろう。

そして今の私は…
「わたし」が出会ってきた人たちを思い浮かべている。
父や母、4人の祖父母、おじさん、おばさん、いとこやはとこ、
学校や社会で出会った沢山の師や友人たち。
それらの人たちのおかげで、私は私になってきた。
いつの間にか年を重ねるうちに、人は一人では生まれてこないし、
一人では決して生きてこれなかったことを実感している。
私が多くの人たちのことを思い浮かべることが出来るように、
きっと誰かも私のことを思い浮かべてくれる時がある。
それは、良い思い出ばかりではないし、
私が傷ついたことがあったように、私も誰かを傷つけていたかもしれない。
誰かの役に立つ人間になりたいとは思ってきたけれど、子どもの頃の願い通りにはならなかった。
それでも、それなりに縁を大事にして紡いできたような気もする。
世界では悲しいことが次々起こり、この日本でも腹が立つこと切ないことは多いけれど、
それでも何とか時代の中で生きてきた。
「わたし」の主人公はみちこちゃん。
ひょっとするとこの名前、「美智子さま」と関係するのかな。
みちこちゃんは、1981年の時に5 歳くらい。
ということは、現在中年になっているわけだ。
どんな大人になって、どんな生き方をしているんでしょうね。
いやいや、絵本の中のみちこちゃんは永遠に、
こんなことを読者に考えさせている偉大なそんざいなのかも。





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最終更新日  2020年01月08日 15時47分09秒コメント(0) | コメントを書く
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