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体罰事件で思い出したこと


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本 「大地」パール・バック


本「揺れる子どもの心と発達」高垣忠一郎著


「奪還 」 蓮池透著


「逆さメガネ」養老孟司著、PHP新書


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映画「誰も知らない」


映画「白いカラス」


映画「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」クリント・イーストウッド監督


映画「愛を読む人」


2023年06月10日
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テーマ: 読書(8455)
カテゴリ: 読書
​「教誨」柚月裕子 /小学館​


〈 書籍の内容 〉

幼女二人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉――
「約束は守ったよ、褒めて」

 吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。香純は、響子の遺骨を三原家の墓におさめてもらうため、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。香純は、響子が最期に遺した言葉の真意を探るため、事件を知る関係者と面会を重ねてゆく。


ベストセラー『孤狼の血』『慈雨』『盤上の向日葵』に連なる一年ぶりの長編!

「自分の作品のなかで、犯罪というものを一番掘り下げた作品です。執筆中、辛くてなんども書けなくなりました。こんなに苦しかった作品ははじめてです。響子が交わした約束とはなんだったのか、香純と一緒に追いかけてください」
――柚月裕子




新聞でこの作品を知り、図書館に予約して借りた本。
予約してから随分時間が経っているので、きっと大勢の予約者がいたのだろう。
読み始めたら内容や展開に引き込まれ、昨日は雨だったので読み続けて読了。
この作品で想起する事件があるが、ひょっとすると作者はこのような事件への「?」が執筆の動機になったのだろうか。
とても良く書けていると思うし、このようなこともあるのだろうなと妙に納得しながら読んでいる私は、
作品にのめりこんでいるというよりも、このようなことが起きうる日本社会をどうしたらよいのかということを考えていたような気がする。

北海道という、本州よりは家意識や男尊女卑意識の低い土地に生まれ育ち生きている私には、
家族を取り巻くあまりにも理不尽な習俗や価値観は、葉想像を超える設定なのだが、
今でもこのような空気は色濃く残っているのかもしれないとは思う。

今後も「信じられない」「それが親のすることか」「なんで逃げ出さないのか」「イヤと言えばいいだけなのに」などと言われる出来事も減ることはないのだろう。

「面白い」とは言えない内容だが、事件の取り調べ、裁判のありよう、刑が確定後の死刑囚の皹や思い、犯人の家族や周囲や、この作品にはあまり出てこないが被害者関連のその後、
果ては処刑後の諸々など、あまり事件とは関わりなく生きている人が知らないことが沢山書かれている。
私は比較的このようなことに関する本や記事を読んでいるのでさほど目新しくはなかったが、
それでも考えさせられることはとても多かった。
作者は随分色々調べり関係者に学んだりしてこの作品を書いたのだろうと思う。
私はたった一日で読んだけれど、この作品にどれほどの時間をかけたのだろうか。
作家の努力に頭を下げる思いだ。

そう思いつつ、作者のこの作品を書いたことのエピソードがないかと調べたら、下記の記事を見つけた。
ネット社会、ありがとう。

【著者インタビュー】柚月裕子『教誨』/理不尽な事件に対して抱く戸惑いや「どうして?」を小説に描く2022/12/11

この記事が載っていた下記のサイト、面白そう。

小説丸





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最終更新日  2023年06月10日 08時11分55秒
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