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2025年12月30日
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テーマ: 家で餅つき(39)
カテゴリ: 家族・親族
実家の母が元気だった頃には、年末の餅つきは実家の納屋で行っていた。
母が病院や施設に入る頃には、杵と臼は長男の家に持ってゆき、
以来餅つきは長男の家の倉庫で行うようになっている。
私は最初の一回だけ行って、長男夫婦に餅つきの準備や段取り、
お嫁さんには餅を搗くときの合の手の入れ方などを教えた。
それ以降は、年末は正月料理の準備で忙しいために私たち夫婦は参加していない。
今年は30日に餅つきをするというので、久しぶりに搗きたてのからみ餅を食べたいと思い、
私だけ電車を乗り継いで行くことにした。
(夫は知り合いに配るための蕎麦打ち作業がある)

そこまでは孫に迎えに来てもらった。
リュックの中には、前日に用意したタケノコ、ワラビ、フキがメインのお煮しめ。
息子の家の餅つきには、近隣のワイナリーやブドウ農家、友人や付き合いのあるレストランの人達も参加。
その年によって参加者は増減するようだが、この日は私たち家族を含めて23人だという。
結構盛大な餅つき大会である。
息子夫婦は前日から、お雑煮やからみ餅のための餡や副菜などの準備で大変だったようだ。
11時からの餅つきの時には、倉庫は大人や子ども達でワイワイ。
私は最初は蒸しているもち米の見張り役だったのだが、二臼目には何年かぶりの合の手を入れた。
もち米は、名寄の農家の友人から手に入れたそうだ。
( 名寄市 はもち米生産日本一の市である)

ちなみに、長男のお嫁さんも結婚して初めて餅つきを体験したと行っていた。
臼と杵は、多分開拓時代に大木を切り倒しての手作りだと思われ
確実に百年以上は経っているものだ。
開拓時代から休まず毎年仕事をしてきた杵と臼なのである。

搗いた後は、最初はお雑煮にしてみんなで食べ、

残りのは餡餅とのし餅にするのは、実家からの伝統。
私が子どもの頃までは、早朝から何臼も搗いていて、最初の一臼目は何セットも鏡餅をつくっていた。
多分、床の間、神棚、玄関などだったのだろうが、詳しく覚えていない。
鏡餅をつくるのは祖母の役目だったような気がする。
こう書いていて、古い実家の台所の竈のもち米をふかす香りが漂ってくるような気がしてきた。
私の餅つきの記憶が始まった頃からすでに70年にもなる。
杵と臼を作ったであろう私の曾祖父に、
「おかげさまで今でもちゃんと活躍していますよ」と毎年のように語りかけてしまう。

今年は、曾祖父の建てた納屋を息子のワイン倉庫として移築することができた。
この日、ほぼ完成した納屋を見て、とても感動した。
できれば写真をアップしたいところだが、個人情報を大切にしたいのでやめておく。
そっくりそのまま骨格は移築しているのだが、壁や床板などは建設会社にあった古い似たような木材で補強をしていて、断熱などもしっかりしている。
当然、冷暖房もそれなりに工夫しているので、冬でもかつてのような冷凍庫状態にはならない。

私達は三姉妹で、実家の姓を継ぐ者はいないし、
実家も住宅地になってしまってかつての面影はないが、
この納屋を移築したことで曾祖父・祖父・父に申し訳が立つような気がしている。
また100年は、新しくなった倉庫として頑張ってくれるはずだ。





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最終更新日  2026年01月03日 09時00分43秒
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