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2026年06月19日
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テーマ: 読書(10138)
カテゴリ: 読書
ヴィオラ母さん   私を育てた破天荒な母・リョウコ」  ヤマザキ マリ
「生きることって結局は楽しいんだよ」 音楽と娘と自分の人生を真摯に愛する規格外な母リョウコの まるで朝ドラのような人生!
****** 「リョウコ」とは、漫画家・ヤマザキマリの今年で86歳になる「規格外」な母親のこと。
昭和35年、リョウコが27歳の時、勝手に仕事を辞め、新設された札幌交響楽団で 音楽をやるため、半ば勘当状態で家を飛び出した。
新天地・北海道で理解者となる男性と出会い結婚するものの早逝され、 シングルマザーとしてふたりの幼い娘を抱えることとなる。
戦後、まだまだ女性が仕事を持つのが難しかった時代。 ヴィオラの演奏家という職業を選び、家族を守るために、大好きな音楽を演奏するために、 リョウコが選んだ道は平坦ではなかった。
鼻息粗く自分の選んだ道を邁進し、 ボーダレスな家庭の中で子供を育てあげた破天荒・母リョウコの人生を、娘マリが語る。
見本となるような「いい母親」ではなかったけれど、 音楽と家族を愛し、自分の人生を全うする、ぶれないリョウコから 娘マリが学んだ、人生において大切なこととは?
昭和を駆け抜けたリョウコの波瀾万丈な人生!

出版社からのコメント

新天地・北海道で理解者となる男性と出会い結婚するものの早逝され、シングルマザーとしてふたりの幼い娘を抱えることとなる。 戦後、まだまだ女性が仕事を持つのが難しかった時代。ヴィオラの演奏家という職業を選び、家族を守るために、大好きな音楽を演奏するために、リョウコが選んだ道は平坦ではなかった。鼻息粗く自分の選んだ道を邁進し、ボーダレスな家庭の中で子供を育てあげた破天荒母リョウコの人生を、娘マリが語る。
決して、見本となるような「いい母親」ではなかったかもしれない。 音楽と家族を愛し、自分を貫きとおす、ぶれないリョウコの背中を見て、娘マリが学んだことは何か。 ヴィオラを手に、昭和を駆け抜けた一人の凄まじき女、リョウコ一代記。
第1章 *リョウコが母になるまで
第2章
*働く母・リョウコ
第3章 *リョウコに教えてもらったこと
第4章 *リョウコと衣食住
第5章 *リョウコと家族
第6章 *リョウコという母親

著者について
1967年東京都出身。17歳の時、絵の勉強のためフィレンツェに留学。海外生活の中、マンガを描き始める。その後、中東、ポルトガル、シカゴへ移住。現 在は北イタリア在住。『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)でマンガ大賞2010、第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。著書に『スティーブ・ジョブズ』(講談社)、『プリニウス①~⑦』(新潮社)、『オリンピア・キュクロス①』(集英社)、『男性論 ECCE HOMO』(文春新書)、『国境のない生き方』『仕事にしばられない生き方』(小学館新書)など多数。

ヤマザキマリさんは千歳市で育ったので、少し親近感を抱きながらその活躍を見つめている。
先月、北海道文化塾でヤマザキさんのお話を聞いて、この本を図書館に予約して借りた。
北海道文化塾初回…ヤマザキマリさん 2026年05月07日

いや、本当に面白かった。
この母にしてこの子ありって本当だなと思った。
それは、持って生まれた気質を受け継ぎながら、マリさんを育てたお母さんの生き方・育て方が、
現在のヤマザキマリさんとなっているのだなということだ。
本を読みながら、これは今の時代にとても大切な育児論・教育論でもあると思った。
彼女が育った時代では、このような生き方を貫くのは大変なことだっただろうと思うし、
今の時代ではさらに難しい生き方・育て方なのかもしれないが、
価値観が大きく揺らいでいる時代にこそ、自分の好きなこと大切なことに向かって、
まっしぐらに生きることができる人を育てることがとても大切だと思う。
周囲の顔色をうかがいながら自分を押さえて、普通や常識という幻想に向かうばかりでは、
せっかく与えられた命を大切にすることにはならない。

と、この本を読み終わった次の日に、昔からの友人と会った。
彼女は障碍を持って生まれたのだが、自分のやりたいことを道しるべとして充実した生き方をしている。
彼女はピアノ教師として働いていたし、そのパートナーはヴァイオリンを弾く人なので、
ひょっとしたら知っているかと聞いたら、
ヤマザキさんのお母さんがお元気だった頃には親しくされていたとか。
それから、当時のエピソードなどやそれに関する色々なことを話して驚いたこともいっぱい。
やっぱりねとも思ったけれど、本当に縁のつながりって不思議だ。
気付かないだけでつながっている人や物事の多さに、年を重ねるにつれて驚く。
人間って、複雑なネットワーク(縁)の中にあって、それで生かされ合って生きているんだ。
それは、人間だけではなくて動植物や地球環境のネットワークの中にあるということでもある。
それは、今はやり(?)のITネットワークどころではないはずだ。
人間が長く生き残ってきた大本であるネットワークの大切さを忘れてはいけない。

ヤマザキマリさんのお母さんが北海道中に撒いた音楽の花の種は、こんなに近くでも咲いていましたよ。





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最終更新日  2026年06月19日 08時35分35秒
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