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ジャコモ・プッチーニ/歌劇『ラ・ボエーム』 東京芸術劇場 (geigeki.jp)東京芸術劇場での「ラ・ボエーム」を見てきた。大いに満足、素晴らしい舞台であった。予習を兼ねて自宅で U-NEXT「オーレン&トリノ王立歌劇場~プッチーニ:歌劇“ラ・ボエーム」 を見ていたので、ストーリーも舞台装置も予測できた。見る前に気がかりだったダンサー。この4人のダンサーがとてもいい。歌舞伎の黒子のように小道具などの出し入れをするだけでなく演舞をもって登場人物たちの心象風景や場面の情景を表現していた。ゆっくりとたおやかな動きは心のひだのように伝えわたってくる気がした。このダンサーの素晴らしさは演出した森山開次がカーテンコールで4人と前に出てお辞儀をしたことからわかるように重要な演出であった。第一幕でストーブに火をつけるシーンのダンサーとの同調がすごかった。異色の演出だった。ロドルフォを演じた工藤和真の朗々とした歌声が素晴らしく、カーテンコールで指揮者・井上道義がねぎらい讃えた行動にも表れていた。圧巻の一幕であった。第二幕は休憩を挟まずの場面転換。プロジェクション・マッピングの照明の中、転換していく模様が舞台(演劇)となって良かった。この第二幕の大勢での合唱。ネズミ姿の子供たちのにぎやかさがクリスマス感を出していてとても良かった。地方ではその地方の合唱団とジュニア合唱団が参加されるようで、地域でのオペラの振興に力強い一助となる素敵な演出と思えた。ムゼッタ(イローナ・レヴォルスカヤ)の衣装はすばらしく、鼓笛隊の衣装もとても良かった。第三幕は小道具演出を省いたところなどが散見されて残念に思えたが大局に影響はなく、フードを被った人たちが多く点在していた意図はわからないが斬新な演出であった。終幕となる第四幕では冒頭の第一幕でマルチェッロが描く絵(紅海)を観客に見せていたのに、ここでのキャンバスは客席に背を向け絵を見ることが出来なかった。しかし、あとでマルチェッロの歌唱中にダンサーがキャンバスを回転させ絵(ムゼッタ肖像)を見せたことはみごとな演出だと思った。どちらの絵も演出の森山開次が描いたのだろうか。暗転で終わる舞台は悲しく侘しいものである。しかし、カーテンコールは壮観であった。出演者すべてが舞台上に上がり、次々とお辞儀をする間だけでなく、指揮者・井上道義、演出家・森山開次らが登場後も延々と拍手は続き、出演者がはけて、再登場して去るまで5分以上、ひょっとすると10分以上拍手は鳴りやまなかったかもしれない。長年見たかった「ラ・ボエーム」を見られて良かった。しかもとても素敵な演出でみごとな演奏、みごとなダンサーたち。字幕はおかしなところもあったけれど、いい舞台だった。
2024.09.21
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テアトル・エコーの稽古場で公演をする。その第一回上演作品の初日(夜)を見に行った。戯曲は第37回テアトル・エコー創作戯曲募集 佳作入選作品で2013年 SIDE B公演としてリーディング上演の「バスタブで遊泳するあなたへ」である。執筆から15年。作者も舞台化できると思っていなかった作品の上演である。チラシの内容から人魚になってしまった人のコメディかと思って見に行った。ところが予想できない演出のアイデアによってシュールな内容がみごと具現化できていた。物語にオチがついたかどうかはご覧になった方々の受け止め方によるだろう。芝居は素晴らしくストレートプレイといっても過言ではないほどのリアルな感情がずしんと伝わってきた。主役二人の頑張りであろう。若い男性の肉体美が見られたし、おもしろい似顔絵も楽しめた。とてもユニークでおもしろく見させていただいた。いやー、よかった、良かった(笑)ケイコバ de エコー Vol.1異形ゆらゆらコメディ〘バスタブで遊泳するあなたへ〙
2024.09.05
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壱人前企画vol.17「メアリーの怪物 The same mistake should never be repeated.」公演に御出演の皆様、お疲れ様でした。久々に見た舞台ゆえ、驚きを持ってみました。ブログ 観劇 壱人前企画主宰「メアリーの怪物」さて、公演が終了したので物語について書いてみる。この劇は息子の死と妻の死を嘆き悲しんだ研究者が妻の再生を願い研究を重ね数々の創造物を作り出した話である。当初、クローンの話が出てきたので、亡き妻の細胞をどこかに保存してあって、核を取り除き、遺伝子を注入してクローンを作り出す展開になるのかと思った。ところが、人間にチップを埋め込み命令に従わせる従順な者に変えてしまうことやロボットなるものが登場する。人造人間であるフランケンシュタインはまったく出てこない。息子の身代わりとしたクローン人間が失敗作としてルーカスという名の得体のしれない巨体が存在する。意思表示のできない怪物のように思える。見た目にはフランケンシュタインのようでもある。しかし、話によるとクローンの失敗作であり、生まれた時から巨体という。おかしい!?クローンとは細胞から核を取り除き、培養して生成されるもので誕生した時は赤ん坊なのである。ゆえに誕生の時から巨体というのはあり得ない。この点において、(今のところ)真実ではない。クライマックスで明かされる娘ローズがクローンだったというところ、ローズは幼少期から育ったように思える。ゆえにルーカスとローズの生成に齟齬が生じている。次にチップを埋め込んだ人間が登場するが、なにゆえに指令に従順な人間を作るのか、意味不明。人間であったものにチップを埋め込んでも息子にも妻にもなりえない。さらに、ロボットも登場する。ロボット、これまた研究者の研究施設を維持継続するために必要としたサイボーグなのだろうか?このサイボーグも息子にも妻にもなりえない。警備や統制や管理という点においてはチップを埋め込んだ人間や同じ道を突き進むカイのような人間がいれば十分なので、ロボットを作り出した意味がわからない。クローンだけでなくチップ人間、ロボット(サイボーグ)と三種の者を提示することにより混とんとした世界に観客を迷い込ませようとしたのか、舞台に厚みを持たせようとしたのか。その根拠は何なのだろう。死者を生きかえさせるフランケンシュタインは一体も出てこない。映画「メアリーの総て」や「哀れなるものたち」のおどろおどろしさはなく、別の奇妙さを感じることになる。この物語、“風が吹いて桶屋が儲かる”以上に支離滅裂であり混とんとしている。混とんとしているが見入ってしまったのは舞台で演じきった役者たちの熱量であり、物語を疑わない素直さと一途さなのだろうか。物語に破綻を感じても違和感をもっても圧倒された。私は何を言いたいのか。この芝居の物語は正しくない、と言いたい。 ところで興味を持った役者を二人書いておこう。まず、ミアを演じた金子雅(かねこみやび)。金子雅 - 株式会社エッグスター (eggstar.info)口跡がはっきりとしていて、とてもいい。セリフが歯切れよく聞こえるし、はつらつとした若さに魅力を感じた。ただ、棒立ちに見える立ち姿があったのでもっと舞台になれることが必要なのかもしれない。伊達メガネをかけて演じていたのでよりキュートに見えたかもしれない。いいね。次に、アンナを演じた依里(えり)。低音を利かせた声は極妻(極道の妻たち)を演じたら面白いなぁと思えるほどであった。怒鳴ってばかりの芝居ではあったがジン(島津見(しまづけん))との絡みもあり注目した。『秘密のケンミンSHOW 極』でケンミン刑事にて出演しているとのことなので見てみようかと思う。
2024.06.12
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すごい!すごい!すごい!!見どころ満載、見ごたえ十二分。圧倒的スペクタクル!豪華なステージ!久久に見た劇団四季、初めて見たミュージカル「アナと雪の女王」。予測をはるかに超え、とても舞台と思えない情景。劇的に映し出されるプロジェクションマップ(だと思う)背景の絵図。効果的に出される大道具、小道具。飛んでいく小物、突き出される氷。パペットを用いたオラフの面白さ。特筆すべくはアナを演じた三平果歩の演技の多様性。表情、行動。台詞、歌、ダンスとどれをとっても縦横無尽に素晴らしい感情を表現してくれる。対してエルサの三井莉穂は表現にやや物足りなさを感じたけれど、第一幕のクライマックスは圧巻。雪山の塔の中で輝く氷のドレスに身を包み絶唱したシーンは圧巻だった。割れんばかりの大拍手にて休憩。振り返ればヤングエルサ、ヤングアナの名子役ぶりは素晴らしかった。ヤングアナは2幕で森の子供も演じていて素晴らしかった。第一部で圧倒された感激で第二部は不安と期待でいっぱいだった。第二部は第一部と違った見せどころがあった。いくつもあるが特筆すべくはアナが凍り付いてしまうシーンであろう。人々とともに氷の塊となってしまったアナ。しかし、真の愛情がアナを助け出す。アニメーションという映像に特化した映画をみて大感激したので、その映画を越える感動が舞台で味わえるのかと危惧していたが、第一部の素晴らしさ、第二部の素晴らしさ、カーテンコールの感動は自然とスタンディングオベーションとなり最高の気分だった。素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!!また、見たい!!
2024.06.09
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「メアリーの怪物」と見て、映画「メアリーの総て」を舞台化したものかと思った。メアリーとはフランケンシュタインの原作者の名である。そうではなくてもフランケンシュタインのように死者再生の映画「哀れなるものたち」のような作品になるのか、とも思った。実は全く異なる物語であり、フランケンシュタインみたいなものは出てこない。出て来るのは人間、ロボット、クローンである。そして、死者再生を試みた研究の結果は……。ネタバレについては、後日書こうと思う。さて、出演者には若者が多く、今どきの若者らしく、スレンダーで小顔な人たちが散見された。舞台よりも映像で映える、見られるに適した容姿である。久々に見る演劇はかぶりつきの最前列で見たせいか、大きすぎる声とにぎやかすぎるほどの動作に圧倒された。まだ、本番になれていないせいかセリフを度忘れしたり、セリフを噛む演者がいた。ちょっとしたミスを除けば熱量を持ったいい舞台であった。ブログ 6月12日 感想「メアリーの怪物」
2024.06.06
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新国立劇場オペラ研修所 修了公演フランシス・プーランク カルメル会修道女の対話約一か月前、初台の居酒屋で出会った外人さん。帰り際にお声をかけたら、オペラ演出家だった。名刺をいただき、メールを送り、返信もいただき、チケットを取り本日、見に行った。とても良かった。前半は睡魔との闘いだったので、よくわからなかった。休憩に入ってパンフレットのあらすじを読んで、気合を入れた。眠気も消え去り、しっかりと見た。二部に入って、牧師による最後のミサのシーンでの牧師を中心にシンメトリーに修道女を配した情景は絵になるほど素晴らしいことに気づいた。その後、まわり舞台で舞台が回っている中で、修道女たちが修道女の服装から民衆の服装に着替えるシーンも良かった。秀逸だったのはクライマックスである修道女たちが断頭台に向かうシーン。ギロチンの効果音とともに切り落とされた修道女の姿勢、落ちる赤い布。吊り下げられた赤い布が落ちる。その刹那、見ている者をくぎ付けにした。フランス革命において貴族とつながりのあった僧侶たちを嫌い、宗教弾圧をしたことを知らなかった。それがこのカルメル会修道院にも及び、修道女たちが牢獄に収容される憂き目にあう。そして、裁判の結果、全員がギロチンの刑とされた。そのことを全く知らなかったことがショックであった。そして、この作品が映画化されていたことも知らなかった。本日、素晴らしいオペラとして見られたことに感謝する。
2024.03.03
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私が扉座の芝居を見たのは・・・、もとい、扉座の前身である善人会議の舞台を見たのは30年以上も前、雑誌テアトロ掲載の戯曲を読んだ後だった。映画俳優を目指して上京して養成所に通っていた。小劇場「第三世代」の頃だ。「夢の遊眠社」は見ること叶わず、「第三舞台」は主役がいなくなったあとに初見したし、なんとか「善人会議」には間に合った。というべきかどうか、すでに売れてしまっていた。私は杉山良一が好きだったかもしれない。大柄の岡森諦、六角精児でなく。「曲がり角の悲劇」を卒業公演にて上演することは叶わず(人数的に困難)、「夜曲-放火魔ツトムの優しい夜」となった。その後、中原三千代と面識あるようになり、頻繁に観劇することになる。「新羅生門」は傑作で鬼役の茅野イサム(佐藤浩一から改名)が秀逸だった。ヨーロッパ遠征までするダンサーだったことを知り、3メートルくらいの高さの門から飛び降りて無傷だったことに納得した思いがある。私はこの茅野イサムが無性に好きだった(笑)。幾人もの主演女優が生まれては消えていったけれど、伴美奈子の登場は衝撃だった。将来、劇団を背負う大女優になると思えた。「フォーティブラス」では高橋一生を見ている。そういえば、山中崇史も劇団を背負う俳優になると思ったが、いつの間にか、舞台には出なくなっていた。長きにわたる劇団ゆえ、人気者が生まれては消え、劇団内での不協和音も聞こえたり、新陳代謝を繰り返していく中で今の規模に落ち着いたように思える。思えば、横内が岸田戯曲賞を受賞し、劇団扉座と改名した時がピークだったのかもしれない。横内は外部の仕事が多くあるけれど、外部作品はなにひとつ見てはいない。否、スーパー歌舞伎は見たかもしれない。その後、「アゲイン-怪人二十一面相の優しい夜」を見て、近藤正臣の人気度に驚かされた。鈴木利典の抜擢があった。その後の再演、再々演と「アゲイン・・・」は何度も見ている。そういえば、この作品だと思うが紀伊國屋サザンシアターで観劇した時に同じく観劇に来てロビーでタバコを吸っていた有馬自由に握手してもらった。一緒にいた他の役者にも見向きもしなかった(笑)。あとにもさきにも、私が握手をしてもらった役者は有馬自由だけだ。突然だが、記憶に残る舞台はマキノノゾミ演出の「曲がり角の悲劇」と横内演出の「新羅生門」だ。横内演出の「曲がり角の悲劇」を見られなかったのが残念だ。後年、他の人の演出の「曲がり角の悲劇」は見たけれど、マキノ演出を凌ぐものではなかった。横内は優しい人なのだと思う。それは戯曲でも表現されるが、横内演出をみると優しいと感じる。最近の作品では「歓喜の歌」が良かったな、と思う。今回「最後の伝令 菊谷栄物語-1937津軽~浅草-」では有馬自由が主役だ。楽しみであり、観劇して感激し、とても良かった。
2019.11.30
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このチラシ、菊谷栄のイラスト、細面のところが横内謙介に似てなくもない。横内謙介は劇団扉座の主宰で座付き作家である。浅草のレヴュー小屋で座付き作家だった菊谷栄と同じである。この作品、菊谷栄(有馬自由)が主役であるが、ひた走る(?)伝令役として抜擢された横山結衣がきもである。彼女の演技は18歳といえど、AKB48チーム8で活躍してきただけのことはあり、見るべきものはあった。レヴューダンサーとしての役であり、ソロで踊るシーンもあり、みごとに踊っている。大した振り付けではなかったけれど。テレビで見ていたヨコちゃんのダンススキルからすると物足りない気がした。この舞台の見どころはフレンチ・カンカンを踊るところだろう。(ヨコちゃんは踊らない)あんなに素晴らしい楽しめるカンカンを生の舞台で見られるというのは至福としかいいようがない。他にもタップやステップのダンスシーンがあり、ラッキィ池田にしてはずいぶんとまともな振り付けであった。(彩木エリも振付)良く出来たダンスシーンを見るだけでもこの作品は見る価値がある。さて、物語だ。当時、このような話し合いがなされたのかどうかわからないが、横内自身、事実に基づくフィクションだと言っている。昔は、ドキュメンターではないが真実の物語として映画作品でもあったけれど、最近は事実に基づく話としてフィクション(作り物)であることが強調されている。そういう時代になったのだろう。舞台を見て、歳のせいなのか、芝居のせいなのか、台本のせいなのか、ところどころ涙がにじんだ。時には涙した。初日のミナクルステージを見たので、盛り上げようとする観客がやたら手拍子や拍手をおくるので、やや興醒めするときもあったけれど、カーテンコールになると割れんばかりの拍手に温かい観客たちだなと、スポーツでおけるホームゲームのようにファンの力を感じた。話は戻るが、祭こと横山結衣である。彼女の役に重い荷を背おわせ過ぎではないかと思えた。女郎として売られたことはいい。しかし、連れ出す野郎がいたとして足抜けできるものなのか。そして、東京まで来れるものなのか。そういった過去を持ち、地元に、青森に帰れない女が、皆に頼まれたとはいえ、郷里に行くものなのか。少しは抵抗するのではないか。また、本人とわからないように変装するのではないか。そういったことがまったくなく、いとも簡単に母と叔母に見つかってしまうとは。解せない展開であった。そして、祭の帰郷が露呈したときに代金300円の話がでて、間に割って入った菊谷が金銭の話は横においといて治める。と、ここまではいい。しかし、その後、300円を祭に手渡すとは、どういう了見なのか。渡された祭とて使い道はない。また、渡される理由もない。あの当時の300円とはそれほど価値のないものなのか。であれば、その300円で身売りされ50円しかもらってないような話は、いかがなものかと思えた。昭和10年白米10キロ2.4円、2015年3,946円。ざっと1500倍。だとすると、300円×1500=450000円50万円だとしても、人身ではとても安い気がする。しかし、菊谷が手持ちで持っていたと思える金額ではある。さて、そんな男が何人も通っていった過去を持つ女を横山は演じられない。演じていない。その暗さ、悲壮感がない。若さゆえか、明るい。それならば、女郎屋に着く前に女衒の手を逃れ、上京したとするくらいで良かったのではないか、と思えた。これでももちろん家族に故郷に顔を向けれない。あと、エノケン。あんなに大柄だったのだろうか?記憶では相当小さかったような。ググってみるとやはり小さい。立派な体躯の俳優が演じて、気になったのは私だけだろうか。とはいえ、男気のある明るいエノケンを演じて良く見えた。胸にきた、じんときた舞台であった。感動した。いい舞台だった。この舞台を見られたことに感謝。
2019.11.30
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ミュージカル「天使にラブ・ソングを ~シスター・アクト~」を見てきた。貸切公演ではあるが、知人に誘われ、ピンチヒッター(いけなくなった人の代わりに)で3階席で見た。3階席だから、映画で見てるから、あまり感動しないのでは、と考えていた。モリクミ(森公美子)のアナウンスからオケの音楽と同時に歌声が聞こえ、開幕!!!舞台が遠すぎてキャストの顔は全く分からない。スポットライトとスタイルでモリクミさんは良くわかるけれど、声を聞いてもキャストを知らないので、唯一知っていた賢也くん(大澄賢也)がわかる程度。今、チラシを見て、鳳蘭、小野武彦、春風ひとみ、石井一孝が出ていたことにビックリ。圧巻だ。シスター・メアリー・ロバート役に屋比久知奈(やびくともな)という女優が出ていて、抜擢と思ったけれど、すでに「レミゼラブル」でエポニーヌを演じていた。来年は「ミス・サイゴン」でキム役をするようだ。きらびやかでゴージャスな衣装で歌い踊り、とてもシスターたちと思えないパワフルな舞台。ビバ!ミュージカル!!といえる、素晴らしさに、ハーモニーの素晴らしさに感動。泣いた。感激した。で幕間休憩となった。両隣共におひとり様。片や2,200円もするプログラムを買って、オタクっぽい男性。片や黒づくめの女性。一人でくるなんて、映画に限らず、最近はおひとり様が多いんだな、と思った。さて、2幕。1幕以上に盛り上がった。残念だったのは、悪役手下三人が歌うシーン。まったく何を歌っているのか聞き取れなかった。しかし、なんてミュージカル好きな観客たち。スポーツでのホームゲームのように温かい拍手が鳴り響く館内。ゴージャスできらびやかな衣装。きんきら金、まばゆい白さで光り輝く衣裳。指揮者まで参加する舞台演出、フロアーまで踊りだすキャスト。嬉しくなるね。泣いた、泣いた、感激した。1幕では一筋の涙。2幕で二筋の涙。温かく見守る観客の手拍子に盛り上がる舞台。最高潮で終演。カーテンコールも温かみを感じるものでした。あっぱれ!森公美子!あっぱれ!キャストたち!あっぱれ!(盛り上げた)観客!ミュージカルを楽しむ人たちが集結し、とてもとても感激した舞台でした!
2019.11.24
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阿佐ヶ谷にある劇場:シアターシャインにてDouble Spin プロデュース Vol.22 「流星プラットフォーム She shall return...someday! ~夢は忘れた頃にやってくる~」を見てきた。本日7月28日(日)千秋楽入場して、BGMで流されている曲は歌謡曲?曲が替り、長渕剛の「乾杯」か。何曲か流れた後に舟木一夫の「高校三年生」。昭和の曲というより、今の70代。団塊の世代が好きそうな、青春を謳歌した曲。ただ音量が小さすぎて聴き取れるか、聴き取れないか。オープニングのフラッシュ!!!目もくらむ一撃。 (これは期待できる舞台かも)芝居が始まってからの大音声のセリフ。客席は50席か60席か。まるで300人、いや500人規模の劇場での音量か。(この大音声で大丈夫か?)セリフが上滑りしているように感じたのは気のせいなのだろうか。どの俳優も立て板に水のごとし、セリフをトチったり、噛んだりする者はいない。音声も明瞭で清々しいくらいだ。しかし、演技は嘘っぽい? 芝居をしてるというのが見て取れた。気持ちが入ってないのか。あるいは、気持ちを入れようとして分離しているのか。セリフを手真似(形態模写)で表そうとしているのも白けた(嘘っぽい)セリフに厚みを持たせようと、戦闘地域や、星降る夜空を投影したが、役者が感じて話せば(セリフを言えば)十分なはず、余計な演出に思えた。台本は二人芝居のシーンが多く、群像・3人以上のセリフ回しが書けないのではと感じられた。内容もさも含蓄ありそうなことをそれぞれの登場人物に言わせているが大して中身はない気がした。(まるで秋元康の歌詞のよう)つまらない詐欺師の話でつまらない舞台になるかと思われたが、完璧なセリフで舞台は進んでいく。よどみがない展開にいつしか舞台の世界に入ってしまったのかもしれない。醒めた目で見ているはずが、涙がにじむ。クライマックスに向けて、なぜか盛り上がっていく。歌が合唱となり、客席が一体となって手拍子すると、なぜかとてもいい舞台を見ている気分になった。役者たちは素晴らしい。そう思えた作品。本の完成度はいまひとつ、演出も良いとは思えない。しかし、それなりに舞台として完成していた。プロデユース作品。役者を選ぶ目はあったようだ。夜空の映像はラストシーンにだけあればいいと思えた。出演者の中で、中学生役(?)をやっていた上條聖蘭(かみじょうせいら)。良かったなぁ。身長もあって、声もソプラノだったような。松嶋菜々子を想起させたが、「スターになれ!」と思う。TWITTERは #流プラ だそうな。
2019.07.28
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(続く・・・)よりそう、これは助さんと格さんの話。水戸黄門を演ずる伴美奈子の名演技を期待するも出番はなく、みごと黄門様になった姿を見られただけだ。思えば、小劇場というものはいったいいつからあるのであろうか?企業でいうところの中小企業、いや零細企業というか。個人事業主のような人が、ままよと仲間を集めて旗揚げし奮闘し、人気を博して規模を大きくしていく。思えば、劇団扉座の前身の善人会議も同様であった。群雄割拠する小劇場・小劇団ブームの最中、第三世代の最後尾からやってきてはあまたの小劇場をすっとばし、一躍前線に躍り出た。上京するのが遅かった私は、善人会議の本当の初期を知らず、巷で十二分に有名になり、横内謙介ここにあり!と輝き、そして、さらに大きく羽ばたこうとしていた時期であった。そして、同時期に輝いた小劇団が数多くあった。私が一番好きなのは自転車キンクリートであった。『MIDNIGHT UPRIGHT うしみつ時のピアノ』は”じてきん”の最高傑作だと当時感じていた。もちろん、紀伊國屋ホールでの上演だ。そういえば、私が見た唯一のつかこうへいが「熱海殺人事件~ザ・ロンゲスト・スプリング~」だったと思う。もちろん、紀伊國屋ホールだ。登場とともに歌う長与千草に魅了された。圧倒的なスター!!!!! そう、客を呼べる圧倒的なスターがいれば、芝居も小屋も活気づく。伴美奈子はそんな主演スターに成れた芝居巧者な女優ではなかったのか?東京壱組の余貴美子や劇団M.O.P.のキムラ緑子のように看板女優として君臨できる器ではなかったのか。善人会議には芝居ができる美人女優がいた。いっぱいいた。その諸先輩の女優たちの後塵を拝し頭角を現すのは困難かと思われたが、新陳代謝というか入れ替わりたちかわり役者が入ってはやめていくこの劇団ではあっというまに主要キャストであった。だが、劇団よりも売れてしまった横内謙介は引く手あまたで多忙を極め、確たる団体を作ることは出来なかったのではないだろうか。当時脚光を浴びた岡森諦をはじめ、成り上がった者の勢いと勘違いは後輩たちをふるえおののかせ団体を作ることは出来なかったのではないだろうか。それゆえ、新人が中堅になるまえに劇団をやめる者が後をたたず。主要キャストはベテランが占めて、ラッキーボーイが一翼を担うくらい。そのラッキーボーイたちもその後の舞台で見ることはない。ロートルとなったベテランと入団3年目くらいまでの新人でつくる舞台。それが、劇団扉座の舞台の構成員のような気がする。横内はそれではヤバイと思ったのか、確たる団体を作ろうとしたのか、あえて”劇団”となづけた扉座に改組した。新劇の老舗の文学座はいうに及ばず、俳優座や青年座などは主宰がかわろうと脈々と続いているけれど、小劇場ブームをささえた第三舞台も夢の遊眠社も状況劇場も天井桟敷もなく、東京壱組も劇団M.O.P.もない。劇作家40周年をむかえた横内謙介の劇団扉座は続くのだろうか。私にとっては善人会議の舞台が素晴らしかった。マキノノゾミが演出した本多劇場の「曲がり角の悲劇」、そして、「新羅生門」。茅野イサムがすごかった。素晴らしかった。並外れた身体能力で3メートルはあろうかと思われる門から飛び降り、鬼であった。若き日の30歳を前にしての彼らには”海を見たことのない”者の海を見たいという欲望のような夢、野望にあふれ、これから開けるであろう未来の成功への序章に躍っていた。若さがあるからこそ感じ、体現できる境地である。今、齢50を超え、老後という時代を考えざるをえない状況で、はたして愛を語り、未来に希望を待つ作品が作れるのか。私が見始めた頃、すでに人気でひっぱりだこになっていた六角精児はあまり劇団芝居に出なかった。それゆえ、初めて見た六角の芝居は想定外で図体のでかい凡庸な感じがした。あのなんともたとえようない演技スタイルが六角であり、今回、助さんを演ずるも助さんでなく六角であった。それは誰を演じようとも木村拓哉が木村拓哉であるように。(かっこよく例えすぎか)総じて、水戸黄門の物語ではなく、助さん格さんの物語でもなく、扉座の物語であった。ちなみに、イチオシは茅野イサムであったが、次は有馬自由である。紀伊國屋サザンシアター「アゲイン -怪人二十面相の優しい夜-」で観劇に来たと思われる有馬自由にロビーにて握手を求め、快く、握手してもらったことがある。嬉しかった。未来に夢と希望しかなかった若者が、未来に老後がチラついてきた今、中小企業のおやじが事業継承に悩むような事態が待ち受けている。劇団四季は大規模となり、有名スターを輩出しては新人を発掘し、新陳代謝を繰り返し代表であった浅利慶太なくしても老舗新劇劇団同様、後世に続く団体となりえた。扉座はどうなっていくのか。演者は若手をかき集め大舞台でもなんとかできる体制をとってはいる。しかし、それを支えるのはスタッフだ。長年、やってきたのであろう、今回、演出が素晴らしいといったが、音響や照明、舞台監督の手腕がすごかったと思える。段取りを決めた立ち回りで見事、刃の合う音や空を切る音、まだ序盤ゆえわずかなずれはあるもののほぼパーフェクトの音入れは最高であった。塀板の落としも見事でいうことはない。そして、雪星が舞う対決シーン、みごとである。音響賞や音楽賞、舞台美術賞がとれる出来栄えである。しかし、私が見たいのは、スタッフが賞をとる舞台ではなく、主演男優賞や主演女優賞や作品賞をとる舞台である。私は、昔、一時期、オペラの助演をやっていたことがある。一番数多く舞台にのったのが『椿姫』である。そして、一番、数多く見たオペラも『椿姫』である。今まで一番感動した『椿姫』の舞台はイタリアの名演出家の新演出で新国立劇場で見た『椿姫』でなく、荒川区(?)の市民オペラの区民ホールで見た『椿姫』であった。間近で見た知り合いも出演した区民ホールのオペラに感涙した。劇団扉座にも芝居で魅せる舞台を見せてほしい。
2018.11.07
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横内謙介はどこへ行こうとしているのか?善人会議が好きだった私は扉座にかわったあとも女優Nのつてもありあしげく扉座の芝居は見に行っている(つもり)。戯曲は素晴らしく、演出はそれなり、が、私の横内評だった。今日は違った、演出は素晴らしかった。40年かけて磨き上げたのか、経験による手練手管を使い倒したのか、今まで蓄積したありとあらゆる引き出しを引き出して、これぞという演出を見せてくれた。見終わってもつるはしに突き刺さる風車の謎がとけない。魅せる演出で次々と飛び道具をだし、クライマックスではキラキラと銀色に輝く星雪の中での立ち回り、絵にならないはずがない。荘厳と思える見事さに感激してしまう。ところが、である。私は、この物語に感動したか?否である。いままでの横内であったなら、なにかしら腑に落ちるものを描いてくれていた。今回、それがあったのか?もともと、善人会議の芝居に恋焦がれた私は共鳴するところも多かったが、横内にはなにか相容れないもの、すれ違うものを感じてもいた。それが今回出たのかもしれない。私は感動とはほど遠いところにいた。私の隣に座っていたシンパと思えるご婦人は笑いおかしみ、楽しんで泣いて、存分に堪能していたように見受けられた。私は、その隣の女性とは共鳴しなかった。大前提が「つか芝居」である。喧々囂々と立て板に水の如く騒音のようにまくしたてるのがつか芝居、なのか、なぜか「つかさん」にかぶれた演出の芝居はみな喧々諤々であった。この芝居も同様、まくしたてるセリフが多かった。声を嗄らして喉を痛めるようであったが。あらためてチラシをみるとわかるが、これは助さんと格さんの話であった。(続く・・・)
2018.11.06
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今日、LR10周年記念公演『トビウオの翼』を観てきた。大勢が小さい舞台にのる芝居なので、導線やすれ違いが気になり、声の大きさも気になったが、話が進むにつれ慣れてきて見入ってしまった。中学校で起きたいじめ事件。いじめはないとする学校とその真相の行方。傍線というか絡みつく個々の諸問題がありこれが現代の芝居なのかと見た。クライマックスに向けて真実の暴露の畳みかけ。予想しない、できない展開と真実と事実。解決したのかしないのか混沌とした状況ではあったがカラフルなエンディングにほっとしたしだい。芝居巧者の役者たちが演じきった舞台は見る価値があると思う。*****************************㈱オフィスエルアール10周年記念公演『トビウオの翼』 作 川口清人(東京カンカンブラザーズ)演出 谷津かおり●出演河内耕史 下石知美 伊織瞳 岡田晴夏 橘郁美 西河菜月紗名 玉置京都 平良太宣 阿部沙也加 菊池隼人鈴木祥二郎 恒川香織 原田裕史 右近薫子ゲスト:林田葵 花房青也(HUMAN ERROR) 槇由紀子(夢工房)●スタッフ美術 志田原貴子照明 林高士 (Stage Hattori Saurus)音響・映像 木下勝哉 ドラマツルグ・本多ハルチラシ画 八ツ田真彩 チラシデザイン 阿部沙也加舞台監督 川崎耕平(Stage Hattori Saurus)制作:坂内愛 小川原歩協賛:柴野産業株式会社後援:米持建設株式会社プロデューサー:谷津加大利製作 ㈱オフィスエルアール●公演スケジュール9月 27日(木)19:30 28 日(金)14:00 /19 :30 29 日(土)14:00 /18:00 30 日(日)14:0010月 1日(月)14:00 ※全7ステージ予定●チケット料金当日4800 円 前売り4500 円 ペア8000 円学割(小中高校3000 円)●劇場 テアトルBONBON 中野区中野3-22-8
2018.09.28
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水曜日に見に行った。今時の作品なのか、テンポの速いセリフに展開の早いシーン替え、細切れのシーンつなぎに慣れるまでは???って感じ。舞台の雰囲気、状況に慣れてくると、だんだん物語の中へ入っていけた。瞬発力と演技力を兼ね備えた中堅(?)の芸歴ある役者さんたちと見たが、この展開、この内容に観客はついていけたのだろうか?と心配になる。感情を押し上げ、シンパシィを感じるシーンもあったけれど、作品としては結論として何をいいたいのか、いまひとつわからない。それは観客に疑問を投げかけ、幸せとは?(あなたはどう感じましたか?)ということなのだろうか。まぁ、作者としては納得のいく作品になっているのかもしれないけれど、見て良かったとは思うけれど、はたしてDVDを買ってまで再見するかとか、友達にすすめるかというと疑問符(?)がわいてくる。健闘したことは賞賛しておこう。
2018.06.02
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4月になりました。エイプリル・フールの日に目黒川の花見客にまじって、桜見物。そして、観劇。養成所時代の後輩の舞台を見に行ってまいりました。明解なセリフの舞台を久々に見た気がしました。先輩にあたりますが、森澤早苗さんの芝居、圧巻でした。
2018.04.01
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土曜のまったりコンサート”土まコン”特別企画「ロングセラー」 構成・演出 津々見俊丈朗読:津々見俊丈歌:加藤智子、菅野久美子 (あんさんぶるMaman)場所:下北沢Reading Cafe ピカイチ見てきました。終演後、楽しいひとときを過ごしました。
2017.05.13
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いやー、良かった楽しめた。お笑いあり、しんみりあり、とてもシンパシイを感じた舞台であった。立川志の輔落語を原作とした舞台で、その映画作品も、そのテレビドラマも知らないけれど、とても心揺さぶられる舞台であった。東北の演劇鑑賞会の人たちからの要望で、熱意で実現した舞台である。横内謙介ワールドは小出しで、東北の人たちが作りたかった舞台を思いを組んで、その劇作に力を発揮した作品だと思う。クライマックスは中盤かな、ラストの合唱は想定内ということで。とてもとても良かったと思う。再演されたら、ぜひまた見に行きたいと思う。厚木シアタープロジェクト ネクストステップ第6回公演 劇団扉座第59回公演 『歓喜の歌』 原作:立川志の輔 脚本・演出:横内謙介 ずさんな会館職員のやらかした最悪のダブルブッキングが、一皿の餃子によって、歓喜のコラボレーションへと変貌してゆく、笑いと涙のミラクル人情噺。 志の輔らくご の名作を劇化。 シアターX(カイ)提携公演2016年11月3日(木・祝)~13日(日)劇場 東京・両国 シアターXカイ
2016.11.07
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失敗作だな。見てそう思った。けたたましくしゃべり倒すつか芝居を見てきて、この作品もちょっとはそういうところを含んでいながら、度肝を抜く毒舌はイジメを受けているようで気分を害した。話の内容は総じてつまらなくスベッている気がした。全体の印象としては、例えるならなかなか勝てない力士が負け越しが決まった後で14日、千秋楽となんとか勝ったというもの。クライマックスは意味不明ながら力技で持っていた感じ。ならば全編力技が良かったんじゃないだろうか。劇作家横内謙介が本を書けず苦心惨憺したけっか、とにもかくにも出来上がった作品と思えた。残念である。次回作に期待する。郵便屋さんちょっと2016(座・高円寺)
2016.06.24
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テアトル・エコーが60周年とのこと。知人の松原政義さんが出演しているので、見に行った。大田区(?)の浮浪者が家を建てて住んでいる、女4人の居場所に若者(男)が入り込んでくる。そこから始まる話。人間関係、親子関係、虚実入り混じった話で、ひとときの笑いを提供してくれた。セリフが噛んだ(すべった)のは1ケ所くらいの手堅い芝居であった。エコー劇場も古くなったものだ。というのも、2時間10分の芝居で、1時間もするとお尻が痛くなった。椅子のクッションが体重の重みで沈み込んで、木枠におしりと体重がかかり、痛くなってしまった。座席を取り換え新調するか、さもなくば、座布団がほしいな。
2016.05.22
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何が何だか、わけわからない。前作『熱血戦隊!ハートレンジャー!飛躍編!』を観て、意味不明に感動したりしていたんだが、今回も同じく、意味不明に感動していた。時があった。何を感動するのだろう。何が感動させるのだろう。彼女たち(彼らたち)の熱いハートだろうか!?エネルギッシュに演じる姿だろうか?殺陣の素晴らしさはいい時とそうでもないところとあったりしたけれど、音響とのコラボ(同調)は素晴らしいものだった。あまりにも多すぎる登場人物(キャラクター)たちと新登場の面々、理解も納得もわかったようでわからないようで、でも楽しめて(?)、このショー的な舞台のハンパない圧(熱)を受け止めて、感じるものがあった(としておこう)。ひとつ残念なのは、悪とする側が自滅のような形で去って行ってしまうのが、わけわからない。判然としない結末であった。平熱43度
2015.12.06
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ずるずるっと始まった前説・・・ああ、期待できないわ。そう思った。すべって、つかみはダメなまま始まった舞台。本当に期待小だった。(笑)ところが、奇妙な女装男子と変身戦隊女子のタッグを組んだコンビネーション。擬闘の立ち回りも、女装男子の組手は素晴らしかった。女装男子には劣るが、戦隊女子もがんばっていたなぁ。ついてけねぇ~と思える展開と内容と動物もしゃべるという設定、などなど。(笑)見ていて、ダメかもしんないと思えるところと感心してしまうところと、ヘタすればあと一歩で感動なんて来ちゃったかもしれない。芝居としての動きはへんてこりんな人がいたけれど、ダンスの振りなどは素晴らしかった。ああ、そうなんだ、これはショーとして見れば楽しめて納得できるものなんだ。と思い直した。芝居と呼ぶにはあまりにも不可思議な世界であり、舞台作りである。決めポーズ、決めゼリフ。立ち回りやダンスのキレ。ショーとして見れば申し分なかったんじゃないだろうか。まぁ、なんとかギリ楽しめた舞台ではある。平熱 43 度 番外公演 微熱 43 度 第 9 回大型公演!『熱血戦隊!ハートレンジャー!』~飛躍編!~平熱 43 度 番外公演 微熱 43 度 第 9 回大型公演!『熱血戦隊!ハートレンジャー!』~飛躍編!~
2015.10.14
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知人が出演していたので、観に行った。知人の出番が二か所と少なく、残念であった。発表会とのことで、ダンスの優劣甚だしく、お金をとって見せるにはちょっとどうなのかな?と思えた。インストラクターたちのダンスは素晴らしかった。*************************Destination → Next 9時間 | 14:00, 18:00会場 | 座・高円寺2お問合せ | HIPダンススタジオTel:03-5772-6210Eメール:info@hip-company.jpWebサイト:http://www.hip-company.jp
2015.09.22
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知人が出演していたので見に行った。昔、NHKの人形劇で見た『新八犬伝』と映画「里見八犬伝」しか知らないから、そのような内容でこの舞台も展開すると思っていたら、全然違った。時代も設定も違っているようなことがパンフレットに書かれてあったが、ならなにゆえこのような内容にしたのか不思議である。殺陣はまずまずできていて(合わせがうまくいかないところもあったが)、個々の芝居も悪くはない、一人を除いて皆声は出ていた。出ない一人は喉をつぶしていたのかも、それとも、そういう芝居か(?)。これが、テレビやDVDだったら、速攻見るのをやめていた。それほどの内容である。一言で言って、台本が良くない。あと、舞台装置も良くない。観客の想像力でいろいろな場面を想像できるように演出しているにもかかわらず、いつだって、どこだって、上手に同じ書割を置いたままというのは・・・、それだと違う場面が想像できないじゃないかと思ったんだけど。布や絵をかけたり、板で隠すなどすればいいのにと思った。あと、音がミスマッチだった。音量が大きすぎて、耳障りというか、セリフが聞こえないところもあったし。時代劇なのにタンゴやPOPSや映画「プラトーン」の曲なんかを流していて、そぐわない気がした。敵役たちゾンビ集団は首を切り落とせば退治できると、死体と戦う八犬士、???って感じだったかな。あと、花道使いすぎ。と感じた。
2015.04.19
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宮本亜門のミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」を見に行った。と言っても、NMB48の梅田彩佳が主演だから見に行った。田野ちゃん(AKB48)とダブルキャストだけれど、古くからがんばっている梅ちゃんを見たくて行った。明日は千秋楽だね。さて、どうしても前回の増田有華と比べてしまう。オープニングはちっちゃい梅ちゃんドロシーが子供というよりは幼子に見えて、あまりの小ささに驚いた。適役かどうかという点では有華の方が適役だったように思う。初めて見た”ウィズ”だったからという強烈な印象もあったかもしれないが。梅ちゃんは高音で、つぶらな瞳で、シュッとした顔つきだから、愛くるしい容貌の田野ちゃんや有華とは違う印象だけれど、そこはそことして、ソプラノで聴かせる歌い手となってがんばってくれればなぁと思えた。クライマックスでは力強い地声での歌を聴かせてくれ、がんばった。しかし、いいせんいってるけれど感動にはいまひとつ足りなかったかも。それは梅ちゃん自身がよくわかっていると思う。舞台は前回よりパワーアップしているのか、カーテンコールでは場内一体となって、ファンの暖かい拍手に迎えられて盛り上がった。カーテンコールだけは前回以上だったんじゃないだろうか。場内を駆け巡る梅ちゃんやキャストとハイタッチしたかったなぁ。(中の席のため通路には手が届かなかった)ふと、思った。ちっちゃい女優では、ナタリー・ウッドを思い出した。映画「ウエスト・サイド物語」でマリア役を演じた、チャーミングな女優だ。歌も素晴らしく、小柄ながら大人気だったと思う。「理由なき反抗」や「草原の輝き」でも活躍を見せた。「メテオ」にも出てたね。調べてみると身長152cmとあるから、梅ちゃんとかわんない。梅ちゃんの活躍を期待する。
2015.03.21
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中野のアートスタジオALL OK にて。出演者の下石知美さんからメールをいただいて見に行く。岸田國士・作「恋愛恐怖症」と「命を弄ぶ男ふたり」の二本立て。まず「恋愛恐怖症」は下石知美と大江謙次郎と村上寿の三人芝居。今は昔となった、昭和初期の男女の恋の言葉遊び(?)を上演した。友達なのか恋なのか。微妙な恋の駆け引きは誰しも経験する青春の1ページ。着物姿の下石知美、お似合いでした。「命を弄ぶ男ふたり」は大江謙次郎と村上寿の二人芝居。鉄道自殺をしようとする男二人が出会い、お互い相手をけん制しながらなんとか自殺を決行しようとするコメディ(?)。相手のことを、「君」「君!」といいつのるセリフを聴いていると、劇作家・別役実を思い出した。別役の原点は岸田國士だったのかもしれない。
2014.11.15
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知人の野水佐記子さんが出演するというので、見てきた。下北沢ハーフムーンホールにて「WEEKEND THEATHER #149」二本立て1:天狗の使い魔・・・一人語り2:紙風船・・・二人芝居紙風船(一幕)は岸田國士の作品である。野水さんはこの紙風船に出演。公演場所(舞台装置)、照明、座席等々、上演に適していたかと問われれば、首をかしげるしかない。
2014.11.14
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知人が出演していて、見に来てくれということで見に行った。総評を書くと、まとまり(統一感)に欠けたかな。それぞれの作品は良いものもあり、そうでないものもあった。地図というコンセプトでまとめたようであるが、何が地図で何を地図で表現していたのか、それは伝わらなかったし、わからなかった。作品の間にブリッジは一つもなかった。歌謡祭のポップスと演歌が入り乱れのような統一感のなさ。ダンサーのレベルの差。アイドルのバックダンサーのようなダンス。日本語歌をいくつか使用していたが、それはダンスで表現できないことを歌詞で補完していたのか、歌詞で伝えることをダンスにて色づけしただけなのか。意味がまったくわからない。ダンスそのものよりも表現に重きを置いていた気がする。しかし、それはダンス公演としてはちょっと違うのではと感じた。あと、やりたいことをやっていたが、なにゆえにクラシック「Don Quioxote」を入れたのか。バレエシューズで踊っていることに違和感を覚え、他の作品との曲の違いにあ然とするしかなかった。カーテンコールにてトウシューズで出てきたことには、ビックリ!トウシューズが買えないのかと思ったくらいだったから、トウシューズで踊る、踊れるのなら、なぜ本番で使用しなかったのか?まったくわからない。作品の中にはヴァイオレンスを感じさせるものがあったけれど、衝撃的で印象的であったが、なぜこのように恐ろしい衣裳を着せるのか、表現するのか?夢と愛と勇気と感動をステージからは伝えたい私としては驚くともに辛かったかな。女性ばかりのステージ。女性パワーを感じるステージ。ダンスに賭ける彼女たちをみていると、少子化対策は大変だななんて、変なことを考えてしまった。
2014.06.21
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知人が出演するので、笹塚ファクトリーにお芝居を見に行った。ちょうど新宿で京王線に乗り込んだ時、千歳烏山で人身事故発生!電車はストップ!やむなく下車。改札で駅員に殺到している人、人、人人人人人人!!!!!!!改札を抜けて歩こうかなと思ったけれど、ちょっと遠い、間に合わないと思い、タクシーの列に並ぶ。こんなに人が並んで!?と一瞬不安になったが、タクシーの来ること来ること。次々と乗り込みあっという間に私の乗車。乗り込んで「笹塚駅まで」と告げると、運転手さん『京王線で何かあったんですか?』ときかれた。情報は早いが詳細はわからないようで、人身事故だと教えてあげた。当方が急いでいると見るや渋滞の甲州街道を避け、あれこれと迂回を試みたけれど、時間帯なのかどこもかしこも渋滞のもよう。最終的に選んだ道で、交通事故渋滞。なかなか進まなかったけれど、事故現場を過ぎてからはなんとか走れた。劇場に着いたのは開演10分前。よくぞ着いたという感じ。劇場に入ったけれど金曜夜の回なのに客席は4割程度しか埋まっていない。皆、電車が止まったので来れないのか?若干開演を遅らすも、わずかにしか客は増えず、半分を越えた程度の客入りだったように思う。さて、お芝居である。二本立てで休憩10分をはさみ、二時間半。(←長い!!!)『ライオンブックス』の「成功のあまきかおり」『ブラックジャック』の「二人の黒い医者」手塚治虫作品の舞台化ということで期待をしたけれど…。一本目の「成功のあまきかおり」があまりにひどい。金をとれる代物ではなかった。演技がひどく、大声でわめき散らすか、音響で何を言ってるかわからなかったり、演出したの(?)と思える内容。俳優養成所の中間発表で無料で見せられてもやめてくれといいたくなるような出来映え。金返せ!時間返せ!と言いたい。前の席の客は休憩時に帰ってしまった…。二本目「二人の黒い医者」はまともな芝居だった。身動きのできないベッドに横たわったままの患者(野水佐記子)がとても良かった。劇団四季の「この生命(いのち)誰のもの」という作品を思い出した。作品としての出来は比べる間でもなく雲泥の差があったけれど、ベッドだけの演技は見る価値あるものと思えた。ブラック・ジャック(深川圭)は雰囲気があり良かったと思えたが、キリコ(山田洋嗣)はスタイル<容姿>で見劣りしていたと思えた。エンジェル(?)のダンスは多用すぎたかな。必然性を感じたところは一か所くらいだけ。映像を駆使しての舞台化の意欲は組むが、成功したとはいえない。「成功のあまきかおり」は論外(テストなら赤点)「二人の黒い医者」はなんとか合格点といえようか。(他人に薦められるものではない)
2014.01.24
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扉座のミュージカル「バイトショウ」。今回は失敗だったかな。まずストーリーが良くない。楽屋落ちともとれる小劇場の役者たちの実態(裏側)、しかも恥部であるべき男女交友の連鎖など見せられても食傷するだけだ。舞台役者の欠点(?)ともいえる台本の深読み、注釈など、見ていて不快感を覚えるところが少なくない。その導入部分をがまんして見ていてラストに発散できるクライマックスが待ち受けていればいいが、クライマックスもどんよりとしていて、わけわからないながらも歌って踊っての力技で結末。本来あるべき感動や共感をえられず残念であった。カーテンコールでコメント(おわりの挨拶)をいきなり指名された鈴木里沙がミュージカルへの思いからか感極まって泣かんばかりの表情を見せた時、身近にこれほど良い題材(素材)がありながらどうして彼女で描かなかったのかなと思った。彼女の生い立ち、ミュージカルへの思い、そして、自らが所属する劇団でのミュージカル公演の主役…なんて筋書だけで十分感動できる芝居が書けたと思うのだが…。小劇場役者の夢のない話で終始した今回の作品。ミュージカルが好きな客はミーハーなのだ。そのミーハーたちが好む作品がサクセスストーリーやハッピーエンドだ。それとはかけはなれたズタボロの内容に終始したところに失敗の原因があると思う。横内謙介はいい芝居が書けるはずなのにうまく書けなかったのはなぜだろう。演出も優しいというかパッションが足りない気がした。空席もあり、客には知人が多い気がした。扉座の人気は下降しているのだろうか。一時は一世を風靡するほどの人気劇団だった。看板俳優、看板女優がいないことで、良くも悪くも横内謙介頼みである。スターを使わなくてもヒット作を生み出しているスピルバーグじゃないけれど、彼がいい本を書いていい演出をしないと集客は望めない。彼の今一度の発奮を願う。芝居をやっている人間が扉座の芝居を見なくてはと思うくらいにならないと客席は埋まらないだろう。
2013.10.20
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今日、知人が出演する「Destination→Next 7」を座・高円寺2に見に行った。個人的感想を言えば、今どきのダンス公演はこのようなものかと思いつつ、演出に単調さを感じ、今一つだなと。唯一、演出でいいなと思えるところはあったけれど、いろんな振付師が振付しているにもかかわらず、ほとんどが同じ踊り、同じ照明、同じBGM。歌を取り入れたBGMがやたら癇に障った。これらの振付師たちはいったい何を表現したいのだろう。と考えてしまった。テレビにて日本一、いや世界一のダンスを見すぎたせいなのか、物足りなさを感じてしまった。とはいえ、ダンサーの立場からすれば結構なパフォーマンスであったろう。お疲れ様といいたい。
2013.06.15
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松原政義が出演するので見に行った。作品は茨城を舞台に台風の中の経営の傾いている旅館宿の二日間が描かれている。現在の閉塞感と同じ低迷感は重く感じられ、不和、不協調の空間としじまの空間が耐えられない。しかし、痴呆になりつつある母親の痴呆ゆえの一言はドラマのクライマックスとなり、劇場のあちこちですすり泣く音などが聞こえ、瞬間、感動のうずが広がった。とはいえ、そのあとの話が蛇足に思え、作品を平凡なものにしている。クライマックスのしじまとともに暗転、幕。であれば、感動とともに劇場を去れたのにと残念に思う。独特のしじまと世界観。役者にアテ書きとパンフレットにあったけれど、役者はやりずらかったんじゃないだろうか。
2012.11.28
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座・高円寺1に観に行った。感じ入ってしまうところもあったけれど、ラストの裸舞台でのにぎやかしは良かったか悪かったか…5人の悪党の立ち回りは素晴らしく見栄えも良かったけれど、幽霊たちが暗躍(?)するのは?というか幽霊で伴美奈子が事務所社長との二役とは気になった(違和感あり)。どうしても幽霊役でというのなら、顔がわからない=伴美奈子とわからない形で登場すればよかったかな。座席は満席?いや、満席には届かなかったのかな。いい芝居は書いていると思うけれど、一時のブレイク感からすると、ある程度で集客数がとどまっている気がしないでもない。チケット買おうと思ってもなかなか手に入らないという感じではなさそうだ。ここは横内さんに頑張ってもらって、秀作を書いてもらうしかないかな。私としては善人会議時代の作品が好きなんだけれど、50代になったから書ける傑作というものがあると思うので、主役は20代でも30代でも40代でも50代でも60代でも70代でも、男でも女でもゲストでもいいから、思いっきり傑作を書いてくださいな。次回作、期待します!!
2012.10.24
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たまにはAKB48のHPでも覗いてみるかと思い、見てみて、ビックリした。本日はAKB劇場にてチームBの公演があるのだ。いや、あったのだ。そのメンバー表に増田有香。「THE WIZ」は本日休演日で、もちろん彼女はオフの日。出来ることなら、ずっと(日常も)ドロシーでいたいはず。でも、劇場でAKB48としてステージに立つなんて…、アンビリーバブルです。といっても千秋楽公演となっているので、第二回組閣によりチーム編成がかわり、新AKB体制になるための最後の公演ということを思えば、彼女が出演できるように「THE WIZ」の休演日に公演をスケジュールしたのかもしれない。ん、ん、ん、思惑はわからん。けれど、まぁ増田有香ちゃんがぶっ倒れないことを祈ろう。がんばれ!有香!!
2012.10.22
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宮本亜門のミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」を見に行った。と言っても、AKB48の増田有華が主演だから見に行った。今日21日昼の会で1階3列21~23という席だったので、3列目と思って行ったのだが、2列目まではなく、3列目が先頭=一番前、そして22,23がどセンター、ど真ん中なのでびっくりした。かぶりつきというか、至近距離では1メートルくらいの位置に演者がいた。あまりに近すぎて役者同士が重なり合い、対峙の芝居が見れないことも…。この至近距離、子供は大いに感化され喜び、カーテンコールにはもんちゃん(門番)に眼前に座りこまれハイタッチし、とっても楽しい思い出となったようです。また見たい!!!!!と騒いでます(笑)。とってもハッピーで前向きな感じになれました。素敵でパワフルで、感動的は舞台でした。発見だったのはダントツの歌唱力をみせたエリアンナの歌のうまさ、着ぐるみだったのにビックリするほど踊れたエハラマサヒロ。有華もがんばっていました。未熟ではない歌唱でしたが、成熟した歌声を聴かせるには経験と修行が必要でしょうね。赤手袋のISSAとタッチ出来、ちょっと嬉しかったです。とても素敵な舞台だと思います。カーテンコールは最高! 必見ですよ~~~!ミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」
2012.10.21
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はるごんのGOOGLE+を見て、明日、神奈川で「ウィズ ~オズの魔法使い~」の初日だと知った。今日はゲネプロではるごんはいたく感激したらしい。来月、この舞台は見に行く。楽しみだな。「ウィズ ~オズの魔法使い~」
2012.09.27
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先輩が出演していたので見に行った。完成された舞台。といっても生ものなので、ちょっとしたアクシデントはあったけれど。芝居はうまいし、熟練度も高い。安心して見ていられる舞台である。しかし、感動は、エクスタシーは?クライマックスを迎えても胸が高鳴ったり、号泣することはなかった。それは、この作品が「忠臣蔵」をパロデッているせいだろうか。いや、「忠臣蔵」の根幹にある忠義の精神より生きたい願望を優先させた、その悲哀に笑いを含ませた作品に毒があったせいだ。私は忠義の精神を台無しにされた、「忠臣蔵」そのものをこけにされた気になって心底笑えなかった。なぜこのようなものを上演したのだろうか。しかも演出家によると再演だという。なぜに、なにゆえに。その理由はパンフレットに、演出家の言葉としての挨拶として書かれていたけれど、ある意味理解はできた。しかし、クライマックス前の大石内蔵助の意志の表出で「忠臣蔵」を冒涜していることにきづいていないんじゃないかと思えた。
2012.08.25
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ミュージカル「ウエストサイド物語」を見に行った。映画を彷彿とさせる内容、演出に魅了された。といっても、よく考えてみるともともとはミュージカル(舞台)だったものを映画にしたのだから、舞台が素晴らしくて当たり前と言えようか。秀でていたのはトニー、素晴らしい歌声だった。マリアも悪くなかったが、映画のナタリー・ウッドのかわいらしい優美さは比べるものがない。アニータは映画のリタ・モレノに引けを取らない素晴らしさ。魅力ある見ごたえのある演技だった、歌だった。それにくらべ両リーダーは影が薄かったかな。ベルナルドは映画のリチャード・チャキリスほど魅力ないし、もうひとりは印象ないといえなくもない。もちろん全体的なレベルはすごく、とても仕上がりのいい舞台になっている。新劇場の杮落しとしての見世物としては十分だろう。ただ、圧巻とは言えなかった。ダンスなんか見事ではあったが、感動に打ち震えるというものがなかっただけに、完成度だけではないものを見せてほしかった。でも本当に素晴らしい舞台であった。
2012.08.03
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先日、紹介した、きき座旗上げ公演「ワルツのじかん」を見に行った。いい台本だなと思った。出演者にむけてのあて書きなんだろうけど、演じている出演者は自然で素敵だった。とはいえ、それは主要キャストのがんばり。ゲストの役者がこまかいとちりをしていた。こんな小さな舞台ではささいなミスでもすべて耳目に触れる。多少のことは技術(経験)でなんとかなると思っていたのか、ポカミスみたいなミスで残念だ。主役二人(?)のがんばりにまわりのキャストもついて行かないと…。本は面白く良く出来ていると思えたが、この先どこまでいくのだろう。俳優養成所なんかの卒業公演でもこれくらい、あるいはこれ以上の芝居が打てるだろう。レベルで区切るわけではないが、あえて初級・中級・上級と演技レベルを区分けしたとして、初級レベルで100点満点の舞台を目指すのか、80点程度でも中級以上を目指すのか、どうするのだろう。どんなに簡単な程度でもミスなく100%の完成度というのは難しいし、また、レベルアップしていって演技表現を広げていくというのも難しい。きき座はどこへ向かうのか。
2012.07.01
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劇団扉座第50回公演 『つか版・忠臣蔵~スカイツリー篇~(東京)』を見てきた。こんな忠臣蔵は見たくなかった。原作のつか版がどのようなものであるかは知らない。しかし、導入部こんなにも赤穂藩士、赤穂浪士を侮蔑した設定があろうか。うがった見方をしてそこから驚天動地な結論を得るという荒唐無稽ながら実は必然とした裏打ちのある道理が潜んでいれば納得もできよう。しかし、それはかけらもなかった。無茶苦茶な理由でことを運んで行きながらセリフと舞台の勢いでまやかしてしまう。そんな状況でありながら、無茶苦茶な話なんですよと客観的に見ている作者の目を感じる。狂気の中で荒唐無稽な話を書けばそれはそれで無茶が通ったのかもしれないが…。少なくとも忠臣蔵を意気に感じ、その忠義に武士道に感じる者には全くの愚作にしか思えない。見るべきものはほとんどなく、戯れの横内ワールドが繰り広げられただけである。
2012.06.18
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昨日に引き続いて、今日も送別会。昨日・・・会社の送別会。今日・・・タレント事務所の送別会。昨日・・・悲哀に満ちた送別会。今日・・・慈愛に満ちた送別会。なんだかな、人生悲喜こもごも。さて、そんな事務所の劇団(?)の旗揚げ公演があるとのこと。小さな場所なので要予約。宣伝していいかもわからず、下記にコピペしてみた。******************************************************************* ◇:きき座旗上げ公演~ワルツのじかん~ ◇日時:6月30日 18時 7月1日 14時&18時 ◇場所:RAFTにて ◇料金:1500円 ◇お問合せ:オフィスエルアール 03-6300-0500 ◇あらすじ:~三人の老女のルームシェア。 誰かがボケたら、残った二人が介護する約束は、一人の代理人によって思わぬ波紋を生む。 物忘れを怖がる老女と、気分で動く人たち。様々な登場人物が織り成す混沌の喜劇。 中野区発シニア劇団「きき座」が贈る元気の出るコメディー 「ワルツのじかん」~ **********************************************************************お近くの人は是非どうぞ。
2012.05.31
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とうとう明日の千秋楽を残すのみとなったこの公演。遅まきながらようやく見に行った。南果歩ちゃんの芝居です。在日コリアンの炭鉱夫を夫に持つ理容室の女が南さん。彼女を軸に姉妹、夫に義弟と炭鉱夫たちが炭鉱事故によって翻弄される日々と在日コリアンの悲哀を描いた作品。前説ですでに声を嗄(か)らしている役者が登場し、後ほど登場する南さんも声を嗄らしていた。そうとうきつい芝居だったということだろう。終幕に近づくにつれ劇場のあちこちで泣き音や嗚咽が聞こえたので感動作でもあったのだろう。私はといえば、声の嗄らしを聴いた時点で若干の興醒めを覚えた。しかし、見るにつれていい芝居だと感じた。はまり役もあれば、そうでない者もあり、その当時の九州の炭鉱の世界と炭鉱での在日の境遇を感じにくく、素地として胸に去来するものを持たないので、感動はしなかった。老人の決めゼリフも響くことはなかった。オート三輪や井戸を使った演出は冴えてるし、ラストの降雪シーンは美しかったなぁ。楽屋見舞いで南さんを訪ねると背の高い男が席から立ち上がったので、なんだ松重さんと同じ楽屋だと思ったら人違い、南さんのご主人・渡辺謙だった。あまりお話もできず「千秋楽がんばってください」というのが精いっぱいだった。新国立劇場「パーマ屋スミレ」
2012.03.24
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草月ホールに初めて行きました。こんなにコンパクトなホールなのね。高さはあるけど、ステージの広さはどうだろう。後方から見たのでよくわからないけど。さて、3部構成となるこのダンスショー。いかがだったでしょうか!? ↓いただけません。(ごめんなさい)なぜって?一流のすべてを見せてくれていないから。アマチュアがここまでやればすごいことです。(ありえません)しかし、プロ、もしくはセミプロがやったとしたら、いただけないとしかいいようがない。なぜ、よくなかったか。個別にみましょう。まず、第一部。オープニングとしてパンチをきかせた方がいいのに静かな導入。それはいいとして、高い金を払った客を立ち見させている場内整理の不手際(というか場内整理の人っていない…)舞台に関して言えば、ユニゾンで踊っているはずなのにあまりにばらばら。振付の稽古を見に来ているのではないと思えたぐらいの出来。あえてばらばらなの?(ありえない)伴奏というか音楽はピアノだけで延々と続く。同じ音色は飽きてくるし展開も望めない。ダンサーたちの気合の空回りのように、客席の空気は温まらないまま。唯一良かったのは、相沢康平さんのダンスだけ。(さすが、バレエ出身のソリストだけのことはある)そして、休憩。次に、第二部。第一部で評価をずいぶんと落としているだけに、この第二部の良さには脱帽だ。すごい!これでこそ見に来たかいがある。第一部とは違いユニゾンはほぼ完璧。ストーリー仕立ての構成が良く歌も素晴らしい。特に中出裕子さんの高音はみごとだ。快感の快音だ。ストーリーを引っ張る二人のダンサーが良く、ほれぼれするようだ。ただ、途中客席から悪魔のような二人が出てくる演出は良くなかった。このねらい、その演出はいいんだけれど、客席からでるためにドアを開閉し、ロビーの明るすぎる光が舞台を興醒めさせたから。客席に入るときには暗幕を利用するかロビーの明かりを消せばよかったのにね。あまりの素晴らしさに途中大拍手したかったところがあるが、暗転になっても誰も拍手しなかったので私もしなかった。残念である。さいごに第三部。第三部はバンドが入った。生バンドである。これの意図するところは???パブやスナックのショーを見に来てるんじゃあるまいし、まったくわけがわからなかった。歌も英語の歌詞が続く。どれだけの人が理解していると言えようか。そのくせ、多くの人が知っているであろう「オーバーザレインボー」は途中、日本語詞も入った。唐突に出てきたタップダンスも???だし。ファイナルになってカーテンコール。終わりかと思いきや赤い靴を置いて終わる。終幕に突然赤い靴を出しても、意味するところはくみ取れないんじゃyないかな。山響さんの気持ちはわかるようなわからないような。伝えたいことを完全には咀嚼できなかった気がする。とはいえ、舞台は楽しめたり、感動できたりしてこそ、なんぼ。せめて料金に値するだけの作品に仕上げてほしい。今回はそう思った。
2012.03.20
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劇団アミーゴ第4回公演 「Choco Fan 2~ちょっとそこまでファンタジー~」を入間まで見に行った。遠かった。遠かった。遠かった…。(もっと近いと思ってた)仏子駅前は北口が開けていると思ったが、コンビニ以外は喫茶店風店が一件。車一台がやっと通れる一歩通行の道。都会の駅前では決してない郊外というより山間の田舎町風だった。気温も都内より2~3度は低いだろう。まわりに建物がないだけに寒い。ビル風もないけれど、風よけになる建物もない。芝居は入間のNGOがやっている演劇なので、どこまでのものを求めているかにもよるけれど演者個人レベルにはばらつきがあった。セミプロもしくは熟練者とおぼしき主演者たちから、脇を固める(あるいは固められない)経験者たちから、どうなの?と思える未熟者(初心者?)まで、2軍から4軍が集まった舞台のように思えた。ホール空間を舞台としてみごとに演じていたので、経験のなせる業と感心もした。しかし、金をとって見せるのであればどのレベルの演者も出していいものかどうか疑問に思う。けれど、市民参加ということであれば素人レベルでも致し方ないのか…。話はギャグ(?、これもギャグとして成立したりしなかったり)をちりばめ、異空間も含めファンタジックなところもあり、不可思議なところもあり、納得出来たりできなかったり(笑)楽しめたところもあるので、良かったのかもしれない。とにもかくにもこれだけのものをまとめるたことに感心するしだいである。
2012.02.25
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今日が初日。事務所公演があるので受付お手伝いで、公演も見させていただいた。こんな内容「オフィスエルアールが初めてショートムービーを制作。監督は新々気鋭の頃安祐良。 事務所メンバーで繰り広げる青春ムービーと同タイトルで舞台公演も同時上映!! 1回で2作品を楽しんで頂けます。 ♪ちょっびり大人になったけど、まだまだ迷い続ける男たちの物語…♪」ん…感性の問題か。はっきり言うとこの作品の良さが私にはわからない。この作品がいい人にはいいのだろう。******************************************************* Short Movie 監督:頃安祐良 脚本:谷口雄一郎 Stage 構成演出:本多ハル 作:谷津かおり ◆CAST 新森大地・菊池隼人・林田栄信・濱野貴博・大江謙次郎 笠井里美・岡崎瑶治・田中美甫・綾見有紀・泉光典・下石知美 豊田真弓・安田依通子・久津佳奈・いでまり・村上寿(優企画)・槇由紀子(夢工房) ◆会場:Art Theater かもめ座 (杉並区阿佐谷南3-5-2 牧野ビルB1) ◆日程:2012年2月8日(水) 19時 2月9日(木) 15時 / 19時 2月10日(金)19時 2月11日(土)15時 / 19時 2月12日(日)15時 ☆開場はそれぞれ30分前です。 ◆料金:¥3,000(税込) 当日 ¥3,300(税込)
2012.02.08
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久しぶりにタカラヅカを見てきた。初めて日本青年館で見た。ミュージカル『Samourai(サムライ)』である。第一部を見たときになにゆえにこの作品を上演するのか首をかしげるところだったが、休憩後の第二部を見てみたら、あちこちにすすり泣く声。かくいう私も涙して見た。感動するとともに感心した。素晴らしい舞台だった。いずれも芸達者な役者たち、歌は上手くダンスもいうことなし、フランス語そのままの歌詞は何を歌っているのかさっぱりわからなかったけれど、見る者の心を打つ庶民の立場に立った舞台。観客が一体となった拍手喝采はこの舞台に似つかわしい。
2012.01.15
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本日見てきました。とてもいい舞台で、一回…二回…三回………涙が頬を伝いました。泣かせる舞台でなく、泣ける舞台でもなく、ただ涙が落ちました。いい舞台だな。主演は賀来千香子。役者冥利につきる舞台だろう。横内謙介が彼女にアテ書きしたのか、というより彼が思い描く賀来千香子を表出したんじゃないだろうか。評判を呼ぶかどうかはしらない。しかし、女優・賀来千香子にとって代表作、金字塔にもなりえる舞台ではないだろうか。彼女の泣きの演技、彼女の美しさ、まぶしさ、その輝きをみごと出させた舞台ではないだろうか。主演・賀来千香子にとって誠に気持ちのいい舞台になったのではないだろうか。酒井敏也がいい。とてもいい。彼なくしてこの役はやれなかったんじゃないかな。ラッキィ池田はそれなり…かな。輝く賀来千香子に惹きたてる酒井敏也と芝居のしどころがあるゲストにくらべ、しどころがなかった扉座の面々。時々見せ場はあったものの、今回はゲストのための芝居に仕上がった。しかたないのかな。ほんのりと感動的な舞台であったが、若干長かったかも。扉座ホームページ
2011.12.06
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劇団扉座の中原さんから見に来ないかとお電話をいただいた。昨年は見に行かなかったので2年ぶりの扉座観劇となる。元来、横内謙介の話は好きなので、見に行きたいほうであるが、昨年はおどろおどろしく感じ遠慮した。話題(?)のせいか、チケットは売れているよう。しかし、まだまだ余裕ある回もあるので、興味ある方はぜひ、行ってください。ちなみに、私は12月6日に行きます。では、劇場で。扉座ホームページ
2011.11.17
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2月の芝居で共演した女優さんがダンサーで出演するというので中野ポケットに見に行った。昨日初日で、今日が二日目だというのに開場が遅れた。ようやく開場し、遅れ気味で始まるかなと思ったら、主役が出てきて、主演女優が自宅に衣裳を忘れて取りに帰り、開演が遅れるという。彼のノープランの場つなぎを観客は文句も言わずに見守る。やさしい客だ。どれくらい待ったかわからないが、ようやく幕が上がる。芝居は下手でもなく上手くもなく、台本の良し悪しはわからないが演出はたいしたことないように思えた。ダンスシーンもダンサーでなくても踊れるレベルのダンスだった…。「あっ」と不覚にも一瞬意識をなくしてしまったのが3度くらい。知人が出ているのでしっかりと見なくてはいけないのだが…。(帰り際、2月の芝居の演出家と出会い、この芝居について「私もね、寝ていい芝居だと思いました」とのこと)場内では、なぜか「おもしろかったね」という言葉を聞いたけれど、それは芝居を見たことがない人がそう思ったんだと思った。もしくは、シーンシーンでちょっとしたおもしろいところで笑ったことでおもしろい芝居だと感じたのかもしれない。まぁ、感想としてはこどもの学芸会だといえようか。たいしたことのない話を知り合い(我が子)が演じていると思えば応援したくなるもの。でも、学芸会は無料、この芝居は有料、しかも割高な料金。人生の後半戦に突入している者にとっては時間も貴重。無駄な時間を過ごしている暇はない。今回はとにもかくにも知り合いの舞台姿を見に行ったということで納得するしかない。しかし、よく7回も公演しているものだ。ある意味感心する。帰りの電車内でパンフレットを見て気づいた。作・演出・主演が同一人物だったのだ。カーテンコールで「ありがとうございました」と主役男性の一言だけだったけれど、主催が舞台にのっていたのなら、自分の不手際で開演が遅れた詫びと最後まで見てくれた謝意を言葉でもって示すべきだったと思う。
2011.11.03
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ウエブを見て驚いた。このところタカラヅカ観劇からは遠のいて、彼女が退団する前に一度トップの姿を見ておこうと決めたのに…今日、月組主演男役の霧矢大夢(きりや・ひろむ)さんが来年4月に退団すると発表があった。大阪府岸和田市出身のヅカジェンヌ。認識はしていたが、見ること少なく、トップになる前にひと目と思い、トップになってひと目と思い、退団する前にひと目と思い始めたら、退団の発表。あぁ、退団公演のチケットとれるかなぁ。霧矢大夢さん、最後まで頑張ってください。
2011.10.24
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「おもいろいかどうか、入場無料なので行ってみるがいい。と思う。」と9月の終わりに書いたが、”おもいろい”でなく”おもしろい”の間違い。で、今日、行ってみた。中野にぎわいフェスタの一環である。客は…少ない。身内しかいないような…。さすがにこういう芸事には女性が感心強く、演者もひとりを除いて女性である。見るからに高齢の方が多く、誰が80歳越えているかわからない。見てみて…こんなものかとも思えるし、やり始めて3か月ではなかなかよくできたともいえる内容ではなかったか、と思える。温かい目で見たと言われそうだが、温かい目で見なきゃどうする?始まって3か月、高齢ということを差し引けば、いくらでも辛口のコメントが出てくるだろうが、この2点を差し引くことはできない。さて、個々人腕に覚えしというか、セリフには自身のある方たちのように思えた。はっきりと言えているところがなによりの証。惜しむ点は、舞台度胸というところか。慣れていないので緊張のあまり、とちってしまうところが散見された。週一回の稽古だというところを鑑みれば仕方がないともいえよう。演出でいえば、音響の音が合わないし、大きすぎた気がする。中野の民話を集めたのはいいけれど、口裂け女のまくらで恐怖を感じ出ていってしまった(だろう)子供がいた。残念だし、かわいそうだ。愉快に楽しめる民話だったらよかったのに。まだまだ、スタートしたばかりの「きき座」。今後を期待したい。
2011.10.10
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