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3階のワット・テープモンティエンから階段で2階へ戻ってきました。ドア上部にぶら下がったベルに、タイとは違った文化を感じますね。トイレを借りてから、靴棚に乗せておいたサンダルを取ろうとすると、こんな注意書きが目に入りました。テープモンティエンはローマ่字表記するとDEV MANDIR なのか。MANDIR=マンディールとは、ヒンズー寺院の意味のヒンドゥー語。テープは神の意味。モンティエンのタイ文字綴り มณเฑียร の末尾の字 ร は、"r" の音を表す子音字ですが、タイ語には語末のr音がないため、"n"の音に変化するのです。つまりモンティエンの語源は、マンディールで、ワット・テープモンティエンとは、ヒンズー教の神の寺、ってな感じの意味なんですね。1階へ戻ってきました。相変わらず園児達が遊んでいます(笑)邪魔にならないように端っこを歩いて行くと、校門手前の左手にまたもやヒンズーの神様が。タイ語でプラメー・スラッサワディー、英語で Mata Saraswati と書いてあります。サラスヴァティーという知識と知恵の女神です。日本の仏教にも取り込まれて、弁財天になってるんですよ。ワット・テープモンティエンの入っている学校を出ました。時刻は、15:23。今一度、ワット・テープモンティエンの場所をお知らせしておきましょう(グーグルマップ)。出ると目の前には、女子中高生がうじゃうじゃいるではないですか。どうもこの辺りには学校がいくつかあるようです。ちょうど下校時間のようで、屋台で何やら買い食いしてます ^^んじゃ、私も。ナム・マナオ(ライム・ジュース)で一服~。さあ、帰りますか。とりあえず北へと少し歩くと広場に出ました。向こうに見える建物は、バンコク都庁じゃないですか。この辺は、バスなんかで通ったことがあるだけで、歩くの初めてなんですよ。都庁手前の広場は、ラーン・コンムアンと呼ばれています。「都民広場」ってな意味ですかね。ラマ5世期(1868-1910年)には市場があったんですが、のちに壊して広場にしたのです。ちなみにこの広場で "Bangkok Light of Happiness" と名付けられたイルミネーションが2015年12月30日から2016年1月30日の期間開催中です。神戸ルミナリエだか東京ミレナリオだか、あんな感じみたいですよ。イベントの様子をYouTubeを貼っておきますね。そしてその西側に聳えるものは、サオ・チンチャー。直訳すると、ブランコ柱。かつてバラモン・ヒンズー教の儀式で使われたものです。なんでもシヴァ神が年に1回、10日間だけ人間界に下りて来る際の出迎えの儀式だとか。女神ウマーテーウィーが天変地異を心配して、夫のシヴァ神と賭けをしたのだそうです。川べりのナツメの木に大蛇をぶら下がらせて、シヴァ神がその上に足を組んだ上で片足立ちし、大蛇が体を揺らしても落ちなければ、世界は揺るぎないものだと。それにちなんで、ブランコの柱をナツメの木に、ブランコを大蛇に見立てたんですね。でもそんなブランコの儀式もラマ7世期(1925-1935年)に廃止に。サオ・チンチャー自体は、ラマ1世期(1782-1809年)に建てられた後、ラマ5世期に今の場所に移り新たに建て直されました。が、木の柱のため腐食が激しく何度か修復をしたもののいよいよ保存が無理になり、2005年に建て替えられたのが今のもの。チークの丸太材で、防腐処理されているようですよ。サオ・チンチャーの場所はここです(グーグルマップ)。すぐに帰るつもりだったんですが、面白いのでもう少し歩いてみましょう。<旅費交通費>歩いただけなので:0バーツここまでの合計:124.5バーツ※旅は2015年7月23日(木)に行いました。<参考>Wikipedia "พระสุรัสวดี"ウィキペディア "サラスヴァティー"Dailynews "สุขุมพันธุ์"เปิดไฟประดับปีใหม่ที่ลานคนเมืองคนมาดูประปราย"2015/12/30Wikipedia "เสาชิงช้า"つづく※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。旅の参考になれば幸いです。★★★お薦めのタイ語学習書です★★★ ◇ 初 級 ◇ 『あなただけのタイ語家庭教師』国際語学社 ◇ 中 級 ◇ 『中級タイ語総合読本』白水社 ◇ 上 級 ◇ 『タイ語上級講座読解と作文』めこん
2016/01/28
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5大恋愛の神様の最後、ワット・テープモンティエンをクリアするためには、ここを突っ切らないといけないのか。でも無言でずんずん入って行ったら、不審者扱いされかねませんよ -_-;)右手に守衛室兼受付のような窓口があったので、お寺に行きたいので入っていいですか? と許可を取ってみました。守衛の男性は真顔のまま「いいですよ」と。ちょっぴりビビリましたが、ひとまず安心。飛び回る子供達の間を抜けて奥の建物へ向かいます。今見かけるのは幼稚園児ばかりですが、ここは幼稚園から小学校までの一貫校なんだそうで。数段の階段を上がると、右手に上階への階段が。たしか上にあるはずなんですが、 ↑会議室への入口って案内にはあるんですよね。まあ上がればわかるか。2階に辿り着くと、そこは広間でした。そしてさらに3階への階段があるんですが、ドアに鍵がかかってます。時刻は15:02。ワット・テープモンティエンの参拝時間は、6:00~12:00と15:00~19:30。12:00~15:00の閉鎖時間は過ぎたはずなんだけど。あとから上ってきた参拝者達と、変だねえなんて話していたら、白装束の男性がやってきて鍵を開けてくれました。2階の両端に3階への階段があるんですね。参拝者さんの話によると右は女性用で左が男性用だけど、あまり気にしなくていいとか。本当かなあ?サンダルをここで脱ぎ、先に開けてくれた右の階段から上った3階はというと…別世界が広がっていたのでした!ここがワット・テープモンティエンか。ヒンズー寺院ですね。1969年6月11日の落成式には、プミポン国王夫妻も式幹事としてここへいらっしゃったのだそうです。インドのルンピニー、ブッタガヤ、サルナート、クシナガラの土や、ガンジス川など代表河川の水が、霊験を高めるため、寺院内に収められているんだとか。赤絨毯敷きの広間の中央に安置されたご本尊は、維持神ヴィシュヌとその妻ラクシュミー。ヴィシュヌは、伊勢丹前のトリームーラティ像(三神一体像)の三神のうち一神。ラクシュミーは、ゲイソンプラザ4階のラクシュミー像と同じ。そうか。夫婦揃っているから強力な恋愛の神様なんですね。ちなみに神前に賽銭箱らしきものがありますが、私はただ座ってお参りするだけにしておきました ^_^;)広間の壁伝いにヒンズー神像や偉人らしき肖像画が色々並んでいるので見て回ってみますか。左はこれもトリームラティの一神、創造神ブラフマーです。右のさらに顔だらけの神様は・・・どなたでしょう? ^_^;)こちら、虎顔の台座に胡坐をかく白髭の男性は、紀元3世紀にインド叙事詩ラーマーヤナを著した詩人ヴァールミーキだとのこと。人の姿でないので異彩を放つこの神像は、女神サティー。このサティー、父がトリームラティの残る一神、破壊神シヴァを嘲ったことから責任を感じ自ら火に飛び込み死んだのだそうで。しかしその後ウマーテーウィーに生まれ変わり、シヴァ神の妻となったのでした。あれ? ウマーテーウィーといえば、ワット・ケークのご本尊ではないですか。なんのことはない。最初のメーナーク廟以外の4か所、・伊勢丹前のトリームーラティ像・ゲイソンプラザのラクシュミー像・シーロムのワット・ケークのウマーテーウィー像・ワット・テープモンティアンのヴィシュヌ・ラクシュミー像その他は、全てヒンズー神話でつながっているんですね。他にも興味深い神像や肖像画が並んでいるんですが、とても紹介しきれません。中央に戻ると、檀上に座る司祭…バラモンって言うんですよね?がいかにも裕福そうな男性から何やら乞われ、穏やかに教えを授けていました。静かでいいところですよ。また来てヒンズー神像をのんびり眺めてみたいな。ではワット・テープモンティエンを後にしますか。上ってきた階段を下ります。途中にこんな壁画があるの、さっき気がつかなかった ^_^;)「クリシュナとアルジュナ」と説明があります。いずれもインドの神話や叙事詩に登場する英雄の名。最後までインドの神話世界にどっぷり浸かったお陰で、インドの神様や神話に初めて親近感を感じることができた気がします。おっと、ワット・テープモンティエンの場所をお知らせしておきますね(グーグルマップ)。<旅費交通費>歩いただけなので:0バーツここまでの合計:124.5バーツ※旅は2015年7月23日(木)に行いました。<参考>siamganesh.com "วัดเทพมณเฑียร"つづく※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。旅の参考になれば幸いです。★★★お薦めのタイ語学習書です★★★ ◇ 初 級 ◇ 『あなただけのタイ語家庭教師』国際語学社 ◇ 中 級 ◇ 『中級タイ語総合読本』白水社 ◇ 上 級 ◇ 『タイ語上級講座読解と作文』めこん
2016/01/21
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5大恋愛の神様も残るは1か所のみ。ただそこがちょっとクセモノでして、12:00~15:00の間は閉まってしまうんですよ。実はその時間調整も兼ねて DEAN & DELUCA で一息ついたのでした。でもそろそろのんびり向かいますか。チョンノンシー駅からBTSでサパーン・タークシン駅へ。14:07到着。駅から地上に下ります。チャルーンクルン通りを左へ進み、ロビンソンデパートの先のバス停へ。やってきた1番赤バスに乗りますよー。時刻は、14:11。ここチャルーンクルン通りは1864年にタイ初の近代式道路として開通した道。だから路線バスも栄えある1番を振られたんでしょうね。この1番バスはアジアティークのあるトック通りからサパーン・タークシン駅→ヤワラート→ワット・ポーを経てターティアン船着場を結ぶ利用価値大な路線です。で、そのとおりヤワラートに差しかかりました。なぜか今日は交通量が少なめですね。5番目の神様へ行くにはバスを乗り換えなければなりません。降りるタイミングを計っていると、1番バスはやおら左折してすぐに右折。パフラット通りへと入ったのでした。パフラットも通るのか。知らなかった!ということでパフラット通りで下車。場所はここです(グーグルマップ)。時刻は、14:31。パフラットはインド人街とも言われるとおり、目の前をインド系の女性が歩いてます ^^そして生地屋や仕立て屋が多いんですよね?道沿いにはタイ舞踊衣装やインドのサリーが並んでいてきらびやか。ちなみにパフラットという語の意味は、二の腕に付けるブレスレット(アームバングル)のこと。でもラマ5世(在位1868-1910年)が、10歳で早世した娘を悼んで、娘の名の一部をこの通りの名に冠したことが直接の由来なのだそうです。バスが来たほうへ戻りマハーチャイ通りに出ます。右へ歩いた先のバス停で待ち、やって来た56番バスにあてずっぽうで乗ってみますか。たぶん真っ直ぐ北上するはず。予想どおり一直線にマハーチャイ通りを走って行ったので、iPhoneのマップを見ながら下車。時刻は、14:52。ソイ・シリチャイ1というソイの辺りです。ちょっと行き過ぎてしまったので戻ることに。こんな籐製品の店があったり。この辺りは来たの初めてですよ。で、右手のソイ・シリチャイに入ります。場所はここ。道なりにくねくね歩いて行くと、目的地のワット・テープモンティエンは、どうやら右の壁のような建物っぽいですね。シリポン通りに出たところで右に顔を向けると、HINDU SAMAJ(ヒンドゥー・サマート協会)と。場所をグーグルマップで示しておきます。ここのはずだよなーと覗いてみると、あれ?幼稚園!?えっ。ってことは神様は幼稚園内に!?部外者が入っちゃっていいんでしょうか?<旅費交通費>1番バス:6.5バーツ56番バス:9バーツここまでの合計:124.5バーツ※旅は2015年7月23日(木)に行いました。<参考>Wikipedia "ถนนพาหุรัด"つづく※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。旅の参考になれば幸いです。★★★お薦めのタイ語学習書です★★★ ◇ 初 級 ◇ 『あなただけのタイ語家庭教師』国際語学社 ◇ 中 級 ◇ 『中級タイ語総合読本』白水社 ◇ 上 級 ◇ 『タイ語上級講座読解と作文』めこん
2016/01/14
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シーロム通りにある通称ワット・ケーク、正式名称ワット・プラシーマハーウマーテーウィーで参拝を済ませたと思いきや、まだ奥の本堂らしきところに人々が入って行くのに気付きました。何があるんだろう?本堂内部は撮影禁止らしいので、外からズームで狙ってみると、上半身裸のマッチョなインド系男性が立っているではないですか。神官なんですかね? 目が合ってしまったし ^_^;)さらに男性の背後に女神らしき像の姿も見えています。なるほど、あれが寺院名の元になった本尊のプラメー・ウマーテーウィーか。プラメー・ウマーテーウィーとはタイでの呼び名で、インドではマリアンマンと呼ばれているんだとか。寺院名の英語表記も Sri Maha Mariamman Temple になっています。このマリアンマンは虎に乗った女神で、シヴァ神の妻、ガネーシャの母親らしいです。そんなことから恋愛の神様として崇拝されているのかもしれませんね。しかしまぁ、『インディジョーンズ 魔宮の伝説』さながらの世界が広がっているじゃないかと不謹慎ながらも感じてしまいました。ちなみに本堂から出てきた女性の額真ん中に赤茶色の印が。あの神官が塗るのかな。まあいいや、入ってみましょう。足を踏み入れると、中央には確か赤い絨毯が奥まで続いていたような。左手の壁伝いにヒンズーの神様の像が並んでいます。列に並び私の番になったところで、奥に立つ例の神官が独特な旋律の呪文? お経? を唱えながら指で私の額にあの赤茶色の印を付けたのでした。ありがたいものなんでしょうけど、付けたまま外を歩くのはちょっと… ^_^;)そしてお供え物の乗ったお盆を私の手から受け取り、マリアンマン像のあるさらに奥の部屋の片隅に消え、お供え物の一部を回収して、残りを私に返したのでした。お盆の上には水のペットボトルとバナナが。他の人を観察すると水だけ返されているんですよね。なぜ私だけバナナも? 何か意味があるんでしょうか。気になって仕方がありませんよ(笑)神官の前を離れ戻ろうとしたら、出口左手にも行列が。つられて並ぶとそこはマリアンマンのブロマイド売り場でした。100バーツを渡すと腕に赤い紐を結んでくれて、マリアンマンのブロマイドを渡されました。これで一とおり終わりのようです。あ、トレー返さなきゃ。出口すぐ右手にある、先ほどお供え物セットを購入したコーナーに返却すると、「バナナは要らないの?」とおばさん。一房も食べきれないし結構です ^_^;)出てきたところで椅子に座り額の印をティッシュで拭きつつ、貰った物を改めて確認してみました。これが結んでくれた赤い紐。これがマリアンマン(プラメー・ウマーテーウィー)のブロマイド。結構デカいです。こっちはお供え物のお盆に乗っていたカード。ヒンズーの神様なんでしょうけど、人の頭を数珠繋ぎにしたレイがオドロオドロしくてもう (>_
2016/01/07
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