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ワット・パイ・ローンウア名物(?)の「地獄」から早々に退散して、バス停のあずま屋へと戻ることに。参道を歩いていると、先ほどの巨大大仏の横に差し掛かりました。ふと右を見ると石碑に 仏、キリスト、イスラムは 一つになって世界を救おう。 仏は無我の境地なり。と。最後の最後に、このお寺のお寺らしさに触れた気がして、ちょっぴりホッとしました…。すると入口の門の方向から1台のバスが向かって来るではないですか。またもや写真判定!デジカメの液晶画面で拡大して行き先を確認すると、バスの横っ腹にはナコーンパトム バーンルアン ワット・パイとあります。このバスだ!!ここが終点なんですね。きっと回送中なんでしょう。これから運転手&車掌のランチタイムかも。あずま屋で待っていれば、じきにこのバスが戻って来るはず。門の前、国道3422号線沿いに立つあずま屋に帰ってきました。時刻は、13:05。門前には寂れた商店が何軒かありますが、食堂は無い様子。仕方無い。昼食はバーンルアンまで我慢するとしますか。暇つぶしにiPhoneを取り出して現在地確認。青い丸が現在地=ワット・パイ・ローンウアの参道入口です。Bua Pak ThaとNin Phetを貫いて南北に流れるのが、先程見てきたクローン・イープン。点線がスパンブリーとナコーンパトムの県境。北側がスパンブリーです。そしてこれから向かうのが、Bang Luang=バーンルアン市場。13:32。30分近く待ってようやくバスがやって来ました。乗ったのは私だけ(汗)女性の車掌さんにバーンルアン市場に着いたら教えてと頼み、運賃15バーツを支払います。シートの柄が派手で気に入りました(笑)車の往来が少ない国道3422号線を西へと走るバスが橋を渡ります。ターチーン川です!下流に比べると随分細いですね。チャオプラヤー川みたいな姿を想像していたので意外でした。でもいずれにしても初のターチーン川越えに車中で一人喜んでいた私です。<交通費>ナコーンパトム行きバス:15バーツここまでの合計:110バーツつづく・・・
2011/01/31
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「天国」という名の仏堂を出て、さらにワット・パイ・ローンウアの参道を奥へと進むと、巨大な仏像が背を向けて立っているのが目に入りました。その背後に足を向けてみると、こんな光景が。おびただしい数の仏像が整然と両側に並んでいます。寂寥感いっぱい。拡声器から流れる説法(?)が遠くから聞こえてきていなければここにいるのはかなり怖いです。なにせ、これらの仏像一つ一つがお墓ですから…。巨大仏像の正面へ抜けさらに奥へと歩くと、なぜか鳥肌が止まらなくなり、頭にまで鳥肌が上がって来る始末。こりゃぁちょっとヤバイんじゃないか!?持ち前の怖がりを発揮して、これ以上奥へ進むのを断念(汗)そこで振り返ってみます。先ほどの巨大仏像が佇んでいます。参道の両側には僧侶の人形が列をなして立っています。しかし人形の多い寺です。仏教説話のシーンを表したものなのか、いたるところに人形の群れが立ってるのです。どれもシュール過ぎて、あまり目を合わせたくありません(汗)巨大大仏の右側へと回ろうとしたら、こんな人形も。ゾウを介抱しているんでしょうか??さて、やっと見つけました。この寺の人形アートの極み。どうやら有名なようですね、ココ。 地 獄 餓鬼と夜叉の地と門に書かれています。門前にしゃがんでいる物乞いをやり過ごして足を踏み入れてみます。あまり気乗りしませんが…(汗)※以降、食事時の方は食べ終えてから見たほうがいいかもしれません -_-;)何があるのかと言うと、鳥についばまれている人。釜茹でにされる人。トゲトゲの木に登らされた挙句に弓矢で狙われる人・・・と涼しげな僧侶。夜叉に様々な道具で拷問を受ける人。他にもこれでもかってぐらいに残酷な描写の人形たちがいっぱい。・・・地獄を表しているんでしょうねぇ。もういいです。さっさと引き揚げよっと (>_
2011/01/28
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昨年12月某日の夕刻、ワット・ポー付近にいた私は、ついでなので前から行ってみたかったカフェへと足を向けました。ター・ティアンの船着き場から、右へワット・ポーの白い壁に沿って歩くと、赤い看板が目に付くBANK THAIが右手にあります。そこの路地をチャオプラヤー川目指して入っていくと、一番奥にありました。Vivi The Coffee Placeです。建物内の席も勿論あるんですが、やはりここは外のテラス席でしょう。アイス・ラテを注文してから、テラスに座ります。しばらく待って、ようやくやって来ました。ワット・アルンを眺めながらコーヒーを楽しめるんです!ワット・アルンを眺めることができる店と言えばTHE DECKが有名ですが、ここもなかなかですよね。ただ、行ったのが夕方なのがちょっと失敗。もろに夕陽を浴びてしまいます(汗)あと、スタッフの質がイマイチかな。まぁ、黙っててもお客さんが来るでしょうからねぇ。でも行ってみる価値は勿論あるカフェでした。
2011/01/26
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ソーン・ピーノーン、バーンリー行きの68番バスに乗り込み右側の座席に座ると車掌の男性がやって来ました。バーンルアン市場に行きたいんですが。「○○交差点で乗り換えですね。30バーツです。」交差点名が聴き取れず(汗)なので、着いたら教えてくださいと頼んでおきました。一直線に西へと向かう国道3422号線を進んでいるうちに、とうとう私の愛用の地図に載っている範囲を越えてしまったではないですか!自分的にはこれは歴史的な瞬間です。なんだか太陽系を飛び出した気分(笑)いや、この時は笑い事ではありませんでした。地図に載ってない未知の領域に足を踏み入れたわけなので急に心細さが増したのです。でもかつてならともかく、今はiPhoneの「マップ」という心強い助っ人がいますから、なんとかなりそう。てなワケで早速iPhoneを覗き込んで現在地を確認。さらに県境を越えて、初のスパンブリー県に入ったのが分かりました!そうこうしているうちにバスが速度を落としたので顔を上げて車窓を見やると、寺院の大きな門が目に入りました。「ワット・パイ・ローンウア」と。あー、ここかぁ。けったいな寺は。事前に周辺地域を調べた時に、この寺の情報も目に入ったんです。なんでも悪趣味な(失礼)像が沢山あるとか。でも私には珍寺巡りの趣味は無いし、むしろそんなもの見たくないのでパス~。と思いながら窓から門の写真を撮っていると、背後から肩を揺さぶられました。「ここでもいいですよ。そこのあずま屋で待っていればバスが来ます。」と今思い出したかのように、車掌さん。へ!? あ、そうなの?急かされるようにバスを降り、なぜかその寺の門の前に立ち尽くすハメに。だから珍寺巡りの趣味は無いって言ってるのにナゼ~!!(>_
2011/01/24
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クローン・イープン(日本運河)を見れたし、ついでにワット・ボーンヤイにも行って、もうバーン・クローン・イープンで見るべきものは見ました。さて、どうしよう。せっかくここまで来たんだから、ついでに他の見どころにも寄りたいなぁ。ナコーンパトム県道3015号線を国道3422号線へと戻りながら考えてみました。旅の前に周辺地域の情報も一応調べたんですが、その中で目ぼしいスポットは、バーンルアン市場ぐらいかな。ターチーン川の対岸にあります。たぶんあのバスに乗って途中で乗り継いで行けそうな雰囲気。そうこう考えているうちに県道入口が見えてきました。するとその手前に大勢の人が集まって何やらしている家屋が。ちょっと聞いてみるかな。すみません。そこの道にバス路線は走ってますか?手前に背を向けて座っている女性が振り向きます。あっ、さっき自転車に乗ってたおばちゃんじゃぁないですか!「どこから来たの?」満面の笑みで尋ねてきました。ラート・ブアルアンから歩いて来ました。「いや、そうじゃなくて、元々はどこから来たの?」日本です。東京から来たコン・イープン(日本人)ですが・・・。「日本人! ここはクローン・イープン(日本運河)だよ!」横にいた若い男性が目を丸くして話に加わってきました。はい。クローン・イープンを見に来たんです。で、すみません、あの、バスはありますか? ^_^;)「あるよ。赤いバスだ。68番。その路線しか走ってないよ。」そこでおばちゃん。「どこに行くの?」バーンルアン市場に行きたいんです。「なら、そのバスで行けるよ。暑いからあずま屋で待ってたほうがいいね。 こっちに来なさい。近道だから」と手招きして案内してくれます。道路下のあぜ道みたいなところを行きなさいと。ひょいっと飛び降りると、「あんた元気ねー。あ、そうだ。送ってってあげようか?」いえいえ、大丈夫です。バスで行ってみます!どうもありがとうございます!頭を下げてお礼を言い、あずま屋に向かいます。見ず知らずの外国人にそこまで親切に気遣ってくれるなんて嬉し過ぎます。感動です。タイってやっぱりいいな~(T T)おばちゃんって、バーン・クローン・イープンの「顔」みたいな存在なのかも。裏手から国道3422号線のバス停のあずま屋に到着すると、中では女性ばかりの作業員さんたちが陣取ってランチ中。前には黄色い作業トラックが停まっているので、村役場の方々でしょうか?私は端っこにちょこんと腰を降ろします。「何してるんですか?」早速背後から声がかかりました(笑)バスを待ってるんです。「どこに行くの?」バーンルアン市場です。「えっ? バーンルアンって反対側のバスだよ。」「違うよ。あっちはラート・ブアルアンだって」と他の女性。「あそうか。混乱しちゃうわね。あはははは」一気になごんでしまいました(笑)ふと前を見やると知らないうちにバイクが。作業員の一人が何やら物色してお金を払ってます。バイクの行商か!ちょうどお昼時。私も軽く食べられるものを何か欲しいな~。荷台にぶら下がっている袋からパイナップルを選びました。10バーツ也。思わぬところで昼食にありつけました(笑)また一人の作業員女性が立ちあがると、トラックの荷台から冷たい水をコップに入れて私に渡してくれるではないですか。どうもありがとうございます!嬉しい心遣いの連続に、やっぱりここまで来て良かったと心底思いましたよ。もうコンタクトレンズを失くしたショックはどこかに吹っ飛んでます(笑)15分ほど待って、ノロノロとバスが登場。作業員のみなさんにお礼を行ってから乗り込みます。時刻は、11:58。<交通費>歩いただけなので: 0バーツここまでの合計:65バーツつづく・・・
2011/01/21
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ナコーンパトム県道3015号線をクローン・イープン(日本運河)に沿って引き続き南下します。でも運河との間にはちょっと距離があって、なかなか運河の水面が見えないんですよねー。この道に入ってから10分歩いてようやくクローン・イープンに架かる次の橋に到着。のどかですよね~。心が洗われる景色です。さて、ここまで歩いてきたら、ついでにワット・ボーンヤイまで行ってみよう。県道3015号線入口に看板が立ってたあの寺です。この橋からそのままずっと西へ歩けば行けるはず。細い運河沿いの道を、またひたすら歩きます。運河脇の学校からは、子ども達の歓声が聞こえてきました。小学校かな?ブア・パークター・ウィッタヤー学校って言うようです。こんな木橋を渡って通学するって、いいですね~。道の最奥に到着。ワット・ボーンヤイがこじんまりと佇んでいます。よく見るきらびやかな寺院とは趣がまったく違う、素朴ないかにも片田舎のお寺って感じ。質素な本堂の中を覗いてみると、ワンコがど真ん中に陣取ってました。邪魔しちゃ悪いので、入らずにこのまま退散…。また元の道をとぼとぼと戻ります。と、その時、運河に何かが蠢く姿が!えっ、一寸法師!? (汗)お椀ならぬたらいに乗ったおじさんが、私を気にしながら運河の上をオールを漕いで進んでいました。何のためなのか、大いなるナゾです・・・。<交通費>歩いただけなので: 0バーツここまでの合計:65バーツつづく・・・
2011/01/19
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国道3422号線を西へひたすら歩いていると前方に木の茂みが南北に連なっている景色が見えてきました。ようやく辿り着いたかな?橋があります! 思わず速足に。やった。着いたっ!クローン・イープン(日本運河)です!!橋から北側の景色。思ったより立派な運河だなー。時刻は、10:54。ラート・ブアルアンから歩き始めてちょうど50分(笑)でも風が吹くと鳥肌が立つ涼しさだったためか、意外なことに疲れを感じません。いやー、どうなることかと思いましたが、どうにか半ば無理やり到達することができて心底ホッとしましたよ~。続けて橋の南側からクローン・イープンを眺めてみます。ターチーン川へとつながるバーン・パーシー運河からスパンブリー県までを結ぶ南北に長い運河です。モムチャオ・プンという王族が掘削したことから、当初は「クローン・モムチャオ・プン」と呼ばれていたのが、いつしか訛って「クローン・イープン」に。というワケで、日本運河と言いつつ日本とはこれっぽっちも縁の無い運河なのです。それでも「日本」の名が付いているからには見てみたいじゃないですか!というワケで、はるばるやって来た次第です。写真では分かり難いですが、南側のずっと先に橋が架かっているのが見えました。取り敢えずあそこまで行ってみよう。橋を渡るとすぐに南へと入る道が。「ワット・ボーン・ヤイ ←」との看板が立っています。よし、ここを入ってみよう。ちなみに、トレーラーが走っているもう少し先の3422号線両側にバス停のあずま屋が見えました。ちゃんと覚えとこっと。ノートー・3015との道路標識が。これはナコーンパトム県道3015号線という意味でいいかな?たぶんこの道を入ったこの辺りが、ナコーンパトム県バーンレーン郡ブア・パークター村(タンボン)の「バーン・クローン・イープン」(日本運河集落)なんだと思います。ただこの地名は、クローン・イープン沿いに何か所かあって、アユタヤ県にも存在するみたいですけど。奥に何やら高速道路の高架橋みたいな構造物が見えます。何だろうと思って歩いて行ってみると、工場でした。道の両側に工場があって、あの橋のようなもので双方の間で原料か何かをやり取りしてるんでしょう。工場の敷地内をひょいと覗いてみたらこんなものが。「日本鋪道」と書かれた中古らしき特殊車両があるではないですか!バーン・クローン・イープンと日本とのつながりを辛うじて発見しました(笑)さらに歩いていると、「パイ・ナ~イ?」(どこに行くの?)と背後から声が。振り向くとおばちゃんが自転車に跨ってのろのろと向かって来ています。運河を見に行く、なんて言ったら怪訝な顔をされそうなので、寺へ行きます、と。「歩くには、遠いよ~。」そう言って追い抜いて行きました。陽気なおばちゃんだなぁ。<交通費>歩いただけなので: 0バーツここまでの合計:65バーツつづく・・・<参考>『バーン・クローン・イープン集落の情報』-ブア・パークター村-(PDF)
2011/01/17
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せっかくここまで来たのだから、クローン・イープンだけでも見てから帰ろう。そう思い直し、土嚢から腰を上げました。歩道橋を下り、国道340号線から西へ分岐している道へ向かいます。国道3422号線です。さーて、バス路線なんて無さそうな雰囲気だし、歩いても3,40分だろうから、ひたすら歩くとしますか!時刻は、10:04。「ワット・パイ・ローンウア 14km ソーン・ピーノン郡 32km」と道路標識にあります。これを見て何故この時に気付かなかったのか、大いに不思議だったりしますが…(汗)2車線を4車線に拡幅する工事をしていて埃っぽい道をとぼとぼと進み始めます。通る車はほとんどが、トレーラーやトラック。と思っていると、前方からバスが。あれ? バス路線あるのか?すれ違いざまに行き先を確認すると、「ソーン・ピーノン」の文字が。えっ!? これってさっきノッパウォン交差点で乗らなかったバスじゃないか!?いや、乗客の姿が見えなかったし、もしかしたら回送かも。この期に及んで、まだガンコにそう考えていた自分が信じられません。あーあ -_-;)真っ直ぐ西へと伸びる道をひたすら歩いて行きます。ところで今いる場所はどの辺なんだろう?・・・あっ!なんだ、iPhoneで場所を確認できるじゃないか!!慌てて取り出し、アプリの「マップ」を起動。すると・・・スゲ~!!本当に居場所が分かった!!実は「マップ」を使うの初めてなんです(汗)まったく宝の持ち腐れですよねぇ。青い丸が現在地です。右を南北に走っている黄色い線が国号340号線。青い丸がある東西に延びる道が国道3422号線。その右に南北に走る点線は、アユタヤ県とナコーンパトム県の県境。おぉ、初のナコーンパトム到達です!で、左端を南北に流れ、「Nin Phet」を貫いている運河が、目指すクローン・イープン(日本運河)です。まだまだ先は長そうですなぁ。先を急ぎますか。道の両側は、工場が1つ2つある他は、一面の田園風景。そんな中、白鷺のような鳥の群れがいました。写真を撮ろうと近付くと、警戒心が強いようですぐに飛び去ってしまいます。これが精いっぱい。その時です。背後から私を抜き去った車を見て愕然。またあのバスだ!やっぱりこの道を走ってるんだーーーー!!ってことはなんですか?ノッパウォン交差点でアレに乗っていれば、こんなに歩かなくても済んだし、コンタクトレンズも失くさずに済んだってこと!?自分の馬鹿さ加減に呆れながらも歩き続けるしかない私でした(汗)そんなに本数は無いでしょうから、ここまで来たら歩き通しちゃったほうが速そうですからね。しばらく歩くとまた前方からあのバスが。古いコンタクトレンズで良く見えないので、写真判定!拡大して行き先を確認すると、「バンコク、ワット・パイ、ソーン・ピーノーン」もう疑いようがないです。100%あのバスです。これで反対方向のあのバスは2台目。その間の時間はだいたい30分です。ということは30分に1本なんですかね。同じ方向のバスは追い越して行ったばかりですから、ここから歩いても30分以内には着くでしょう。ってなワケで歩き続けることに。ん? もう30分歩いてるのか・・・(汗)時刻は10:36。<交通費>歩いただけなので: 0バーツここまでの合計:65バーツつづく・・・
2011/01/14
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ラート・ブアルアン行き(だったはず)のバスから降ろされたところは、なんの変哲もない寂れた交差点で、ただただ唖然。我に返り、場所を特定しようと愛用の地図を開いてみます。すると、可能性があるのは一か所のみ。ノッパウォンという交差点です。でも地名が分かっても何の解決にもなってないのでした(汗)次のバスに乗らないと。日差しが直に当たって、こんなところにずっと突っ立ってたら真っ赤に日焼けしてしまいます。スパンブリー行きのバスは、本当に来るのかなー。すると1台のバスがノロノロとやって来て目の前で停車するではないですか。急いで側面の行き先を目で追います。バンコク、ワット・パイ、ソーン・ピーノーン、えっとそれから・・・「バーンリー」へ?声がした後ろを振り向くと、さっきまで看板の日陰で腰を下ろしてバス待ちをしていたおばさんが、立ち上がりながらそう言ってニコッとするとバスへと乗り込んで行くではないですか。バーンリー? 聞いたこと無いな。どこだろ?と考えているうちにバスは走り出して行ってしまいました -_-;)まぁ、「スパンブリー行き」じゃないし関係ないからいいか。でも待てよ。ソーン・ピーノーンってスパンブリー県じゃなかったっけ?それにワット・パイって・・・。いや、やっぱり「スパンブリー行き」じゃないから乗らなくてよかったんだ。・・・後から考えると、みすみすチャンスを逃した瞬間でした(汗)次にやって来たのはロッ・トゥー。行き先はまた知らない地名。同じ場所で待っていた私以外の全員が、このロッ・トゥーに乗って消えて行ってしまったではないですか。急に(さらに)不安になった私。スパンブリー行きバスってもしかして1時間に1本じゃないだろうなー。ラート・ブアルアンってこの道を真っ直ぐ行って右にちょっと入ったところだからとりあえずこの道を走るバスやロッ・トゥーならどれでも近くを通るんじゃないか?そう思ったら一刻も早くこの場所を去りたい気持ちが強くなり、また次のロッ・トゥーが目の前で停まった時、私は思い切ってドアを開けて乗り込んじゃいました。えぇい、もう賭けだ!席に着くと、「どこへ行くんですか?」と車掌役らしき兄ちゃん。ラート・ブアルアンへ行きたいんですが…。緊張しながら答えてみます。「行けますよ。」やった! よかった! 思い切って乗ってみて正解だったー!ほっとした私を乗せたロッ・トゥーは直線の道路を物凄いスピードでひたすらかっ飛んで・・・行くのかと思いきや、「ここですよ。こちら側でいいですよね?」へ!? ここ!?また予想外の場所で降ろされる羽目になってしまいました(汗)運賃20バーツを払って取り残されます…。時刻は、09:53。後で調べて分かったんですが、このロッ・トゥーは国道340号線をずっと北上して、スパンブリー県北西部のダーン・チャーンという町まで行くようです。クラスィアオというダムがすぐそば。なんだかそのうち行ってみたくなりました。…なんてことを冷静に考えている余裕はその時には勿論無し(笑)取り敢えず目の前の歩道橋によじ登ります。結構風が強くて寒く感じる時があるほど。景色を見渡しながら、またしても愛用の地図を開きます。向こう側奥にアユタヤ銀行が見えるのが良い目印になり地図上で場所が特定できました。どうやら私は勘違いをしていた模様。ラート・ブアルアンの中心部って、郡役所やら警察署が集まったエリアだと思い込んでいたのですが、この右手の工場や住宅街が集まっているらしきところがそうみたいな雰囲気です。ラート・ブアルアンだということは、ここはもう、アユタヤ県。このバス旅シリーズ初なことに気付きました。ん? ということはですよ。私の背後の西へ伸びる道が国道3422号線のはず。その道を行けばクローン・イープン(日本運河)に辿り着けるじゃないですか!やった。なんとかなりそう!とその時、風邪が吹いて目にゴミが。イテテテ。我慢できずにコンタクトレンズを一旦はずそうと目尻を引っ張ると・・・あ゛~っ!!コンタクトレンズが手のひらからはずれて落ちちゃいました!真っ青になり足元に這いつくばって探してみたものの、どうやら風で飛ばされて橋下へと落下してしまった様子。そんなぁ、1週間前に買ったばかりなのに~!!(T T)不幸中の幸いというか、以前使っていたレンズも持参していたのでひとまず着用。でもよく見えないんだよな~。この先大丈夫かなー。なんでこんな目に遭わなきゃならないんだよー。もう帰っちゃおうかなぁ(T T)歩道橋上に打ち捨てられた土嚢にへなへなと座り込んで、大いに凹む私でした・・・<交通費>ロッ・トゥー: 20バーツここまでの合計:65バーツつづく・・・
2011/01/12
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バーンブアトーンのバス停に向かうと、そこにはこれから乗る予定のラート・ブアルアン行きバスが既に停車していました!早速乗り込み席に着くと、若い兄ちゃんの車掌がやって来ました。「どこへ行きますか?」ラート・ブアルアンです。「どこですか?」怪訝そうな顔をして車掌くんは聞き返してくるではないですか。ラート・ブアルアンです。と、同じセリフを繰り返すと、「このバスはラート・ブアルアンには行きませんよ。手前で逸れるんです。」えぇっ!? じゃぁなんでラート・ブアルアン行きなんだよー。唖然としていると、「ラート・ブアルアンへ行くなら、途中で他のバスに乗り換えなければなりません。」じゃ、そのバス停に着いたら教えてください。…いきなり旅の行方に暗雲が立ち込め始めてしまいました。心配に思いながらも、まぁ何とかなるさと気持ちを無理矢理鼓舞してみます(笑)そのバス停までの運賃10バーツを支払い、バスは10:03に発車。カーンチャナーピセーク通りを北上し、ほどなくして左折。国道340号線、通称バーンブアトーン-スパンブリー通りに入りました。途端に車窓は田舎な風景。街道沿いには、「○○おばさんの▲▲レストラン」やらお寺の宣伝看板ばかりが目立ちます。そんな真っ直ぐな通りをひたすら走り続けていると、車掌くんがやって来るではないですか。「ここですよ。」と、降りるように促されます。急に不安になった私は出口に向かいがら尋ねてみました。で、どこ行きのバスに乗り換えればいいんですか?(汗)「スパンブリー行きです。」バスが停車し、すごすごと降ります。走り去るバスから、車掌くんがしばらく私を見ていました。きっと不安でいっぱいの表情に見えたことでしょう(笑)あたりを見回します・・・。いったいここはどこなんだ~!!!!!<交通費>ラートブアルアン行きバス: 10バーツここまでの合計:45バーツつづく・・・
2011/01/09
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昨年末のバンコク滞在中、嬉しい光景に遭遇。昨年5月19日の赤シャツ騒乱で放火されてしまった戦勝記念塔の庶民のデパート「センターワン」が、1階が部分的にオープンしてました。以前ごちゃごちゃと女性向けの服飾店が入っていた一角です。「SOI ROY RAN」って言うんですね。以前からでしょうか?そこが物凄く綺麗に改装されていました。あの狭くて歩きにくかった通路が、ゆったりと幅広くなり快適!ま、相変わらずお店の顔ぶれは以前と変わらないので男性にはまず無縁なゾーンですけどね…。オープンしたのはこの部分のみで、全体的にはまだまだ工事中。でも着実に工事が進んでいる様子。ここに入っていたタイスキのお店が好きなんですよ。早く戻って来て欲しいものです。セントラル・ワールド・プラザも営業区画がまた広がっていましたし、傷跡がどんどん復旧に向かっていて嬉しくなりました。ところで・・・復活していた「SOI ROY RAN」ですが、タイ文字で書くと、SOIの「I」もROYの「Y」も同じ子音字ヨー・ヤックなのに、なぜアルファベットだと違ってくるんでしょう???BTSに乗りながら、ずっと考え込んでました(笑)
2011/01/07
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パンティップ前の歩道橋でンガームウォンワーン通りの反対側へ渡りました。さて、ここからバーンブアトーン市場までどうやって行こうかなー。バスでまっすぐ行っている路線ってありましたっけ?何を今さら言っているんだって感じですが(汗)以前サイノーイへ行く時に使った528番もカーンチャナーピセーク通りを進んで西へ折れてしまいバーンブアトーン市場へは行きません。バーンヤイで乗り継げば行けますけど。う~ん。…と悩んでいる目の前にロッ・トゥーがひっきりなしに停車します。そうか。ロッ・トゥーなら一本で行けるな。と、気付いたところでなんともグッドタイミングにバーンブアトーン市場行きのロッ・トゥーがやって来たではないですか。なるべくならバスで行きたいんだけど、ここは時間節約のためにもコレに乗ってしまえぃ。ドアをガラッと開けて、白いロッ・トゥーに乗りこみました。時刻は08:08。乗客は4,5人。通勤と逆方向だから空いてますね。しばらく走ると車窓に工事の光景が。えっ!? これってもしかして高架鉄道紫線!?スゴイ。本当に工事を始めたんだ。タイのことだから何年も延期になるものだと思ってましたよ!!で、よく見ると見覚えのあるマークがフェンスに掲げられているではないですか!間違いなく「東急建設」ですよね?地元ゼネコンとJVを組んで工事を行っている様子。こんなところでも日本企業が頑張っているんですね。感動です。東急建設さん、頑張ってください!!チャオプラヤー川をプラナンクラオ橋で渡ると、やはり西岸でも工事が着々と進んでいました。でもこちらの工区は他のJVが担当しているようです。ロッ・トゥーは、右折してバーンクルアイ・サイノーイ通りに入りひたすら北上。その頃には乗客は私ともう一人だけ。ワット・ラハーンの門の前が終点。料金17バーツを運転手に支払って降ります。時刻は、08:35。30分弱で着いたんですね。ロッ・トゥーはワット・ラハーンの中へと入って行きました。詰所みないなところがあるのかな?そこから北へ歩くとすぐにバーンブアトーン市場に到着。朝の市場は活気があっているだけでワクワクしますね。朝食がまだだったので、市場内で見つけたカオマンガイ屋でサクッと食事。25バーツ也。支払いながらトイレの場所を教えてもらって、直行(笑)これから先、いつトイレがあるかわかりませんからね~。教えてもらった場所は、市場の北端の一角。そこには「トイレ屋」がありました。立派に通りに面した一区画を借りての営業です。1回3バーツ。1日100人が利用したとして、1ヶ月で9,000バーツ。トイレ屋業だけでは厳しそうですね。きっと兼業で何かやってるんでしょう。さて、準備万端。ラート・ブアルアン行きのバスに乗るためにバス停に向かうとしますか。<交通費>ロッ・トゥー: 17バーツここまでの合計:35バーツつづく・・・
2011/01/05
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あれは昨年10月、BOOKEXPO THAILAND 2010で愛用のバンコク周辺地図の新版を手に入れた時のこと。 ↑これ宿に戻った私は嬉しくて、早速開いてページをめくっていくと、最初の地図のページ、しかも見開きのど真ん中に記された地名に目が釘付けになってしまいました。バーン・タラート・イープン「日本市場集落」を意味する地名です。さらにその東側には、クローン・イープン(日本運河)なる運河が南北に走っているではないですか!そんなところ初めて聞いたぞ。一体どこなんだここは!地図をよくよく見ると、ナコーンパトム県バーンレーン郡だと判明。アユタヤ県境から西へ数キロ入ったところです。アユタヤに近いということは、もしやアユタヤ時代に日本からやって来た山田長政らの日本人と関係があるのでは?いや、以前行った水上マーケットのあるサイノーイからもそう遠くないからもしかしたら終戦後にバーンブアトーン収容所にいた在タイ日本人との関係も考えられるのでは?・・・などと私の頭の中では妄想が膨らむ一方だったのですが、調べてみたら、日本とは一切関係の無いことが判明。残念~(>_
2011/01/03
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みなさま、新年あけましておめでとうございます!今年はタイでもクラターイ(うさぎ)の年。軽快にフットワーク軽く跳躍する年としたいものです。ということで、そんな卯年を先取りして(?)年末にバンコク近辺を2回ほど飛び回ってきました。一つ目の旅は、いつも以上に行き当たりばったりのドタバタ旅!(笑)いやぁ、結果的になんとかなったからホッとしてますけど、相変わらず無鉄砲なことやってます。まったくもって万人には参考にならない旅ですが、近くその旅行記をスタート予定です。今回も飛行機はJAL。行きは羽田発。夜行便にも関わらず、なんと満席状態。翻って帰りの成田行き朝便は、意外と空いてました。まぁ日程の影響もありますけど、羽田便は予想以上に人気のようですね。そう言えば、行き帰りの便とも機内アナウンスで「JAL Ways…コー・アパイ・カァ」(失礼致しました)と言い直してました。言い慣れたフレーズがついつい口を突いて出ちゃいますよね(笑)と、こんな感じでバンコク周辺バス旅行記とタイ語がらみネタ中心で今年もまた綴っていく予定の当ブログであります。みなさま、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます!そしてみなさまにとって幸せな一年でありますように!!
2011/01/01
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