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キンデルダイクの風車群 2 風車の見学
キンデルダイク(Kinderdijk)の風車見学
風車の起源は「BC3600年頃? のエジプトで灌漑に使われていた。」と言う記録かららしい。その後はっきりしていないが、イスラムの諸国で使われていたものが十字軍の遠征によって、ヨーロッパにも伝えられたのではないかと考えられている。
オランダ語で「低地の国」「低地地方」と訳されるネーデルランド(Nederland)。
オランダとベルギーで低地利用の為に風車は多く建設されました
。
キンデルダイク(Kinderdijk)の風車見学
1738年~1761年に19台の風車が建設され、アルブラセルワールト干拓地の排水を行った。
この風車網は、オランダ国内で最大規模で、19基も残っているのもめずらしいらしい。
前回も少し触れましたが、 動力が蒸気へあるいは電気に移行すると、風車は捨て置かれ風車に住み着いていた人々も居なくなり、風車そのものも消滅の危機に 。
人が住んで、 手入れをすれば風車も長持ちするので、現在はボランティアの風車番が時々まわしている
のだそうです。(土曜日がよくまわっている。)
廻っている時の風車は訪問する事が可能。風車には青い旗があがっているといわれていますが、見たことはないです。
今回は、それに関係なく、常時風車内部を見学させてくれるモデル・ルーム? を撮影しています。
有料ですが、そのお金は風車の保存の基金に使われるので仕方ないです。
上の写真の風車の左側に伸びているテール(尻尾)は風向調整の為のレバーとウインチ。
風車の羽根に真っ直ぐ風があたる方向にウインチを操作して使います。
つまり、機種によって多少異なりますが、 風車の方向は、その度に回転させて、効率よく風のエネルギーを受けるような所に設定している
わけです。
このテールのついている機種は、風車のキャップ部分のみが動くものですが、 風車全体のボディーが動くタイプには下に車輪が付いている
ようです。
また、羽根に帆が付けられる事も。それは風の強さによって羽根には帆が全面、あるいは部分に張られて風を受けやすくする為です。
下は、1階の入口に入った所で、右奥が住居部です。
上の写真の階段側から撮影。狭いので、内部壁面も合理的に利用されている。
2階部分です。主軸の上がディスクウィールと言う歯車で、これが風車軸のある上部歯車を動かし、翼帆軸に取り付けられた風車の羽根を動かしています。


内部は動力部が半分しめているので、残りが住居部分です。1階奥のリビング兼寝室です。
奥の作り付けのボックスの中がシングルサイズのベットになっています。
ちょっとしたワンルームで、一人暮らしなら良いかもしれませんが、内部にはバス、トイレ台所といった水場がありません。
風車の横にはたいてい小屋があるので、今は、そちらにあるのかもしれません。電気も来てるし・・。
良く晴れていますが、晴れの日の確立は少ないようです。いつもは絵画の中に見るようなどんより曇り空が多いようです。

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キンデルダイクの風車群 2 風車の見学
リンク キンデルダイクの風車群 3 ポンプと風車
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