PR
Keyword Search
Category
Freepage List
トゥールーズ(Toulouse)のマルシェ、ビクトル・ユゴー(Victor Hugo)市場
トゥールーズは、フランス南西部に位置するミディ・ピレネー(南のピレネー)地方の中心都市ですが、遠くはないですが、海はありません。(ワインの産地ラング・ドックと隣接。)
サメです。鮫です。
レモンをくわえさせるのは、こちらの流儀のようです。カワイイですね。
海が近くないからサメを食べるのでしょうか? と思ってしまいました。
日本がそうですが、交通事情の悪い時代に腐りにくいサメは山間部でよく食べられたようです。(アンモニアが強くて腐らないけど臭みが出てくると言います。)
サメの肉は低カロリー、低脂質、高タンパク質、骨は全て軟骨質なので子供から老人までが食べられるいまや健康食材です。
それにしても丸ごとですか・・・。日本なら切り身ですが、こちらはお頭付です。
日本では尾びれと背びれは高級食材のフカヒレとして売られ、頭は健康食品のコラーゲンやコンドロイチンの材料として引き取られるそうです。そして身の方はかまぼこになったりするから、滅多に切り身も見かけないのでしょう。
調理は、臭みがあるから、切り身を香草オリーブ漬けしてソテーでもするのでしょうか? プロバンスでは案外よく食べられる食材なのだそうです。
丸ごと一匹はこちらにもありました。
アンコウ(鮟鱇)です。
なんだか貫禄ですね。でも、これは個人で買って調理できないでしょ・・・。
水分が全体の約80%。白身は低脂質でヘルシー。身にはビタミンB12やB1、ナイアシ等のビタミンBが含まれ、皮膚や粘膜の健康維持、そして貧血予防に良いのだそうです。
身はヘルシーだけど、あん肝は脂質が多く高カロリーで、ビタミンA(レチノール)やビタミンB12、ビタミンDが豊富。お肌に良く、老化防止、視覚の暗順応に良いのだそうです。
調理は、トマト、ハーブ、サフランを使った煮込み系の魚スープかな?
でも、こちらの人はあん肝食べるのでしょうか?
実はトゥールーズのあるミディ・ピレネー地方はアン肝に似た贅沢品フォアグラの特産地として有名なのだそうです。あちらこちらにガチョウの看板があって、ガチョウを見せてくれる農家もあるようです。
塩タラ(鱈)です。
こちらもやはり保存食ですね。
主に、寒い地域の海に分布する魚で、こちらのものは、おそらく北極海周辺のタラだと思います。(港は近いけど、地中海では捕れないですよね。)
底生魚で、12属25種知られるようですが、深海魚が多いそうです。
タラの身は脂肪が少なく柔らかい白身ですが、生の状態では冷蔵しても品質劣化が早いそうです。それはタラの特性で多量の酵素を持っているからなのだそうで(環境への適応)死後はその多量の酵素で自己融解が進み、急速に傷んでしまうのだそうです。(ウキペディアより)
死後も長持ちするサメとは反対ですね。
調理は、塩抜きして、オリーブで炒めてトマト味付けかな?
トゥールーズ(Toulouse)
トゥールーズは、ローマ時代にさかのぼる古い歴史があり、13世紀にはキリスト教異端カタリ派(アルビジョア派)の拠点として十字軍による宗教的な弾圧を受け、城や街の多くが破壊され、数多くの信者が虐殺されたという悲しい歴史も持っているそうです。
反面、旧市街にはガロンヌ川でとれるピンク色の粘土からつくった赤レンガの家並みが軒を連ね、「バラ色の街」との異名をとる美しい街でもあるそうです。
近年フランス初の定期航空路が開設されたときに拠点となり、現在はコンコルドやエアバスなど航空宇宙産業の拠点となり、以来、現在にいたるまで航空産業の先端都市として発展を続けているようで、航空機工場も観光名所のひとつとなっているのだそうです。
(エアバスシリーズを製造しているアエロスパシアル (Aerospatiale)の見学には年間50万人が訪れるそうです。)
因みに、。「星の王子様」の作者サン・テクジュペリはトゥールーズ~カサブランカ線の航空士だったそうです。(星の王子様の話は「マダガスカルのバオバブの木」で少し紹介。)
近くの街、アルビは、ムーラン・ルージュの女性たちの姿を描いた画家トゥルーズ・ロートレックの故郷であり、画家の生家とトゥールーズ・ロートレック美術館があります。
もう一つ紹介したいので、ビクトル・ユゴー市場も、つづく・・。
ネットフリマあれこれ 2020年08月03日 コメント(2)
ヘルシンキの朝市 2 (雑貨とヘメシンキ・… 2009年10月24日
ヘルシンキの朝市 1 (食品) 2009年10月22日