わたしのこだわりブログ(仮)

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2009年08月26日
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カテゴリ: 買い物



シリヤラインの免税店の中で見つけたタバコを紹介。
実はタバコでなくて、注意書きの方に注目。
北欧のタバコ 2
喫煙は、あなたの回りに深刻にあなたと他の人を傷
つけます。

北欧のタバコ 1
喫煙は殺すことができます。

随分と直接的な表現を使うものだと驚きです。日本のタバコも似たような事は書いてあるのでしょうが、(現物がないので今解りませんが、)文字も小さく、オブラートに包んだような言い方で、「吸い過ぎは健康に良くない」とか? 
しかも、こちらでは付加価値税が高いのです。タバコの値段も日本と比べて3~4倍。
20本入り1箱で日本円でおよそ1200円くらいするそうです。(ビールも同じく高い。)

付加価値税は国によっても品物によっても違うのですが、(日本のように一律ではない。)
タバコ等は、スウェーデン25%、フィンランド22%、デンマーク25%、ノルウェー25%くらい税金がかかります。(食品は13%くらい。)
多少の船代を払っても買い出しに出たくなる気持ちはわからないでもありません。しかし、あそこまで直接的に表示して(法律で義務ずけられているのでしょうが)よく買う気になれるな・・とも思います。

所で、なぜこんなに税金が高いのか?

北欧の(デンマーク、スウェーデン、アイスランド、ノルウェー、フィンランド) は、いわゆる北欧型の福祉国家と言うものが完成されています。
普遍主義型(社会民主主義型・北欧型)とも言われ、民主主義の国よりも、社会主義的に国家が国民の幸せに責任をもつ割合が大きいのだそうです。

完全雇用が経済政策、社会政策の目標にあり、その上で、全ての市民が彼らの労働市場
の地位、または階級、居住地に関係なく、基本的な社会保障の給付とサービスを受けられるシステムになっているのだそうです。(日本も導入した介護サービス事業。)

国内総生産に対して、社会保障費の割合が高く、当然税金も高くなります。(日本の5%は世界でも低い。これでは本当は財源が足りない。)

福祉のサービスは主に税でまかなわれ、個人の出費は小さいようですが、公的にサービスが提供される為に地方公務員の数が多くなるのも特徴だそうです。(日本では個人の介護事業所が請け負っている。)

所得移転(税金を通じて高所得者から低所得者へ配分する)が大きく、所得格差が他の国々と比較して小さく、そのために貧困率と生活水準の格差も比較的に小さいようです。
平等は、福祉国家の基本概念になっているそうです。

福祉先進国と言われる北欧の国は、高 い税金と引き換えに社 会保障を得ている 訳です。

一つ気になった事を・・
北欧では、たとえ両足の無い身体障害者の方でも、1人で自立して、車を運転したりして仕事に通っています。自立性が傷害によって損なわれる事はありません。

ところが日本では、そういう方たちに対する介護度が高く、(自立させるよりも保護の政策?) 介護ヘルパーが1人に1日3人(8h×3人)も付くようなシステム(一部場合もある)になってしまった為(1人の介護に3人分の給料がかかる。)早くも介護費用の破綻を招いてしまったわけです。

良い福祉を受けたいなら、消費税が多少上がるのもやむなしと思います。
だから、未だに「消費税反対」を唱える団体を見ると「何を考えているんだ!!」と思ってしまいます。






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Last updated  2009年08月26日 02時12分33秒
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