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ノートル・ダム寺院(Cathédrale Notre-Dame )
大聖堂のファサードの飾り彫刻
サン・ドニ(聖ドニ)
聖ドニは3世紀にパリで初代の司教
をつとめていた実在の聖人です。
ローマ帝国のキリスト教徒迫害の時にモンマルトルの丘にある処刑場まで向かう途中で斬首され、その首を自ら持って歩き、モンマルトルの丘を越へ、現在のサン・ドニ聖堂のあたりで倒れたと伝説が残っています。
そこにサン・ドニに因んで大修道院が建立。そのサン・ドニ聖堂は、フランス王家の菩提寺になっている教会です。(教会の写真はありれませんが・・)
ノートル・ダム寺院の左の聖母マリアの門のには、ヴィオレ・ル・デュック作のサン・ドニ(聖ドニ)の像があります。
天使に支えられる聖ドニの像
ヴィオレ・ル・デュック作の12使徒
中央の最後の審判のキリストの左右に控える使徒。右側部分
私の知識で見当の付く使徒だけ・・・間違っているかも知れませんが・・・。
左から
1.バルトロマイ ?
・・・・ナイフ ?、本。
2.ゼベダイの子ヤコブ
・・・・ホタテ貝「聖ヤコブの貝」と杖。
3.
・・・・福音書? と戈槍。
4.フィリポ ?
・・・・十字架。
5.マタイ
・・・・インク壷と戈槍。
6.マティア(イスカリオテのユダの欠員)
・・・・開いた本。
12使徒左側部分
解るのだけ・・・左から
1.
・・・・不明
2.
・・・・福音書と杖。
3.アルファイの子ヤコブ ?
・・・・司教杖 ?
4.トマス ?
・・・・定規?
5.ヨハネ
・・・・毒杯。
6.ペテロ(一番弟子)
・・・・天国の鍵。
どこの文献にも石像の説明が無いので、自力でガンバッテ見ましたが・・・。間違ってるかも知れません。悪しからず・・・。
気づいたのは、この12使徒は、福音書からではなく、「使徒行伝」から選抜されていると言う事です。理由は、ユダが外されて、マティアが加入している事。
さて、いよいよ聖堂内部へ
全長130m、幅48m、高さ35m、6500人収容。
ここは、フランス史に残る数々の儀式や祭典が行われた教会です。
イギリス王ヘンリー4世の戴冠式やジャンヌ・ダルクの名誉回復裁判の開始。
ヘンリー6世や、ナポレオン・ボナパルト、シャルル10世の戴冠式も行われています。
(ダヴィッド作のナポレオンの戴冠式の絵はルーブル美術館にあります。)
正面入り口からの身廊
ロマネスク様式からゴシック様式に変遷して、神を光として崇めるべく、壁を壊し、窓を取り入れ、そこに彩色ガラスの美しいステンドグラスがはめ込まれ、幻想的な内部空間を造り上げています。ノートルダム寺院と言えば「バラ窓」ですが、「バラ窓」は次回に。
内陣
歴代のパリ司教と大司教は内陣下の地下聖堂に埋葬されているそうです。
後陣の回廊には、墓碑と礼拝室が並んでいます。
ルイ14世により奉納されたピエタ像
ピエタはキリストの亡骸を抱いて嘆き悲しむ聖母マリアを現したものです。
ピエタの拡大はこちらに
リンク ノートルダム大聖堂の悲劇 1 奇跡のピエタ
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