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ボルドー(Bordeaux) Part 3
ボルドーはワイン輸出だけで栄えていた分けではなく、 中継ぎ貿易港として、カリブ海小アンティル諸島や現在のハイチなどから砂糖やコーヒー、奴隷等も輸入
してはドイツやオランダに売っていたそうです。
一時は 植民地貿易額が、ナントやマルセイユの2倍以上の収益
をあげていたようです。
資金があったからなのでしょう。大司教や地方長官、執政官は街を美しく飾る為に干拓し、古代の城壁を整備し、旧市街の城塞化された門を凱旋門に作り変え・・。
ルイ15世おかかえの建築士により河岸にヴエルサイユ型の建造物を造りあげています。
月の港 Bordeaux, Port de la Lune (Port of the Moon)
「月の港」は、湾曲したガロンヌ川にそって 三日月形に市街地が形成されたボルドーの街の通称
ボルドーの紋章
ガロンヌ川と三日月の街
市役所の門の上の紋章
ボルドー市役所
18世紀のボルドーはその近郊の出身者シャルル・ド・モンテスキューを先駆とする啓蒙時代の中心都市。
フランス革命期にはジロンド県出身者の上流ブルジョワ階級が多数を占めた政治クラブの一つジロンド派(Girondins)の地盤となった都市だそうです。

カンコンス広場 (Place des Quinconces)
のモニュメント
トロンペット城の跡地12万6000m² は、ヨーロッパの都市広場としては最大だそうです。
モニュメントはフランス革命後の恐怖政治時代に処刑されたジロンド党員の記念塔。
二つの池の中央に高さ43mの円柱が建つ。
建築家ヴィクトル・リシュ (Victor Rich)、彫刻家アシル・デュミラトル (Achille Dumilâtre)、フェリックス・シャルパンチエ (Félix Charpentier)、ギュスターヴ・ドブリ (Gustave Debrie)
モニュメントの上には青銅製の女神
トラムが違和感なくバリアフリーに、自然に街を走行しています。
こういうスタイル良いですね・・・ただ日本のような交通量の多い都市には向かないかも。
シャルル・ド・モンテスキューも通った? 裁判所
裁判所の左上の石像はモンテスキュー?
シャルル・ド・モンテスキュー(Charles-Louis de Montesquieu)
(1689年~1755年) フランスの啓蒙思想家
、哲学者 。「法の精神」の著者
。
イギリスの政治に影響を受け、 フランス絶対王政を批判
し政治権力を分割し、均衡と抑制による権力分立制の基礎を築く。
「法の精神」
では、立憲主義、権力分立、奴隷制廃止、市民的自由の保持、法の規範などを主張。その論点は政治学、法学、社会学、人類学など多岐に渡るようですが、簡略して
権力を立法・行政・司法に分割する三権分立論を唱えた人
と言う事です。
男爵(baron)の称号を持つ貴族出身者。
ボルドーの輝けるスター
ですね。
ボルドー・・・・終わり。
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