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今が旬の映像があるので差し込みです![]()
場所はアメリカではなく、ほぼオーストリアとハンガリーの国境に位置する世界遺産の街からのトピックスです。
ルスト(Rust)のコウノトリの巣
ルスト(Rust)は オーストリアのブルゲンラント州の古都
で、それ自体が世界遺産の中にも組み込まれた街です。
この街、実は コウノトリが子育てする街として有名な街
なのです。ちょうど 今の時期、彼らは子育ての為にルストに滞在
しています。タイムリーな写真です。
ルストの街、マルクト広場
ルストの街の煙突には巣がたいてい載っている?
ルストの目抜き通り

4月頃にコウノトリはここで巣作りして卵を産み、子育をする。
そして8月中旬には南アフリカへと子供共々巣立つ
ようです。
渡りの図・・上が欧州
まさに揺りカゴですね。
巣は、煙突の上に人的に巣が作りやすいように台がしつらえられています。
巣の素材やエサは近くのノイジィードラー湖から調達しているようです。
ノイジィードラー湖
この ノイジィードラー湖はコウノトリだけでなく、約280種の鳥類が生息し、その環境と共に世界的に重要な生態系を形成している湖
です。
ウィーンの南約50kmに位置し、長さ36km、幅7~15kmのステップ湖は、 湖上に国境線がひかれ、ハンガリーとオーストリアに分けられています
。
その為ハンガリー側とオーストリア側の湖を合わせて 「フェルテー湖/ノイジィードラー湖の文化的景観」として2001年に世界文化遺産に登録
されています。
湖は、この時期葦が生い茂って湖面が見えない状態。
実は古来より何度も湖水が涸れて干上がり周囲に環境被害をもたらしていた消える湖だったそうです。
現在人口水路で管理しているようですが、それでも水位変動していると言う。
因みにこのあたりはブドウ畑が広がるのどかな田園である。
何故か全ての鳥が同じ方向を向いていた。どうも北の方角らしい・なぜ?
ルストには1910年頃からアフリカより飛来するようになったと言われますが、どうもコウノトリの巣作りは農業の休耕地の割合が子育てに関係しているらしい。
ここではノイジィードラー湖からエサが調達できるので子育てには適した環境であるが、それでも最近は減少傾向のようです。
コウノトリ(Stork)
シブリー・アールキスト鳥類分類
鳥綱 Aves
コウノトリ目
Ciconiiformes
・・・ 2亜目30科1022種。世界中に分布
(チドリ亜目、コウノトリ亜目)
コウノトリ亜目 Ciconii
(ハヤブサ下目、コウノトリ下目)
コウノトリ下目 Ciconiides
(カツオドリ小目、コウノトリ小目)
コウノトリ小目 Ciconiida
(サギ上科、シュモクドリ上科 、フラミンゴ上科 、トキ上科 、
ペリカン上科、ミズナギドリ上科、コウノトリ上科)
コウノトリ上科 Ciconioidea
(コウノトリ科)
コウノトリ科 Ciconiidae
( コンドル亜科
、コウノトリ亜科)
コウノトリ亜科 Ciconiinae
※ 余談ですが、フラミンゴやペリカンが近いのは解りますが、近年のDNA分析や系統分析により、コンドル類がコウノトリ類に最も近い種だと解ったそうです。
コウノトリは体重4~6kgにもなる非常に大型の水鳥
。
「コウノトリが赤ちゃんを運んで来る」とか、「コウノトリが住み着いた家には幸福が訪れる」とか・・言い伝えがある・・。
それにしてもいろいろな形の煙突があるものです。どこに巣を造るのか? 煙突の好みでもあるのでしょうかね![]()
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