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昨年紹介しようと考えていて、季節を外してしまったので棚上げしていた氷河特急・・・。
そろそろだったのですが、事故が起きてしまい残念な事になりました。![]()
車両だけでも先に紹介しようか写真のピック・アップはしたのですが・・・。
事故にあった車両は、1等車でランクの高い車両です。ガラス面が多く、景色が良く見えるのですが、その分車両のフレームが弱く、それがあだとなってしまったようです。
運悪く、亡くなられた方や大けがされた方は気の毒ですが、運と不運は隣り合わせなのだ・・・とつくづく感じる出来事でした。
それにしてもドル箱路線とは言え、事故原因もわからないまま、もう運行しているようですから驚きです![]()
そして、それに乗る日本人観光客がたくさんいる事にも驚きです。彼らは無事に帰って来て、事故をネタにするつもりなのだろうか????
亡くなった方がいる中でニコニコ乗車している姿はちょっと日本人として恥ずかしぞ・・・。
今回は予定通りで・・。
オーストリア共和国(Republic of Austria)ウィーン(Wien)
ベルヴェデーレ宮殿(Schloss Belvedere) Part 2
ベルヴェデーレ宮殿 2 (美しい眺め)
上宮(Oberes Belvedere)と(美しい眺めの庭園
さて、前回紹介していた 宮殿入り口の家紋ですが、サルデーニャ王国の国章と似ている
気がしたので調べて見ました。
ウキペディアより サルデーニャ王国の国章
サルデーニャ王国を開いたサヴォイア家は、イタリア王国の前身でもあるので、イタリア王国の国章もこれに似ています
。サヴォイア家に関係する紋なのは間違いなさそうです。
前回の写真、ベルベデーレ上宮の正面玄関の上の
プリンツ・オイゲンとサヴォイア家とサルデーニャ王国の関係
スペイン継承戦争後の後始末、 ユトレヒト条約(1713年)でスペインはオーストリアに
スペイン領ネーデルラント(ベルギー、ルクセンブルク)、 ナポリ王国、ミラノを割譲
。
この時 スペインはサヴォイア公国にシチリアを割譲
。( 後にこのシチリアはオーストリアのサルデーニャと交換)
上宮(Oberes Belvedere)

現在はオーストリア美術館(19世紀、20世紀の美術)になっています。それについては後で・・。
ちょうどオイゲンがこの宮殿を建てる頃、
1720年、サヴォイア公第15代
のヴィットーリオ・アメデーオ2世(1675年~1730年)が王位を手にして サルデーニャ王国を建国
しているのです。
面白い事にオイゲン自身は自国を出てオーストリアで活躍、オーストリア側の人間としてオーストリア領となった南ネーデルラント(ベルギー、ルクセンブルク)の総督となり、後には イタリア(ナポリ王国、ミラノ)におけるオーストリア領の副王になっている
のです。
つまり、
のです
。
サヴォイア家のイタリア王国建国に、何かしらプリンツ・オイゲンは関係しているのかもしれません。
噴水と彫刻のある庭園の美しい眺め
下宮からのベルヴェデーレ庭園と上宮
登り傾斜なので、撮る位置で距離間がずいぶん違って見えます。
庭園中央には階段式の噴水があり、これが一番の華かもしれません。
階段式の噴水はオーストリア・ギャラリーと称されているそうです。
階段の上の噴水池・・・撮影位置は上から下

この噴水の下方、下宮側にもシンメトリーで2つの噴水があります。
彫刻のモチーフは海のニンフ(人魚)や海馬(ヒッポカムポス)、海獣など
噴水が多いのですずやかには見えますが、日陰がないのがここの特徴。
あちこちにあるスフィンクスがこの宮殿の特徴ですね。上宮の表玄関にもありました。
ギリシャ神話のスフィンクス
ライオンの身体、美しい人間の女性の顔と乳房のある胸、鷲の翼を持つ怪物と言われていますが、美しすぎると怪物には見えませんね・・・。でも、当初は子供をさらう怪物だったようです。
戦いにおいては死を見守る存在であり、高い知性を持った怪物とか・・・。
プリンツ・オイゲンは何を思ってこんなに設置したのか・・・。
ちょっと眼が疲れ気味で・・・・一回飛ばしてしまいました・・・つづく
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リンク ベルヴェデーレ宮殿 1 (プリンツ・オイゲン)
ベルヴェデーレ宮殿 2 (美しい眺め)
リンク ベルヴェデーレ宮殿 3 (オーストリア・ギャラリーと分離派とクリムト)
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