わたしのこだわりブログ(仮)

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2015年02月25日
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カテゴリ: 祭り



現在大阪に滞在中 スマイル
用事も済んだので昨日から京都の観光に出かけています。
そんな訳で今回ちょっとザルツブルグを中断して梅花祭りを紹介しますぽっ
待っている方、申し訳ないです  (*_ _) 人ゴメンナサイ

北野天満宮 梅花祭り

北野天 満宮と御霊信仰
菅原道真(すがわらみちざね )
菅原道真 公の祟り?
梅苑

北野天満宮参道
pict-北野天神 1.jpg
梅花祭りの時はものすごい数の市が参道や周辺道路に立ちます。
pict-北野天神 2.jpg
本殿 (参詣の行列は真ん中で拝みたい人。)
pict-北野天神 3.jpg
現在、京都大学の試験中だそうで、街には受験生とその親たちが集まってきているそうです。
何しろ菅原道真公は学問の神様ですから、学業成就と受験の合格祈願者がものすごいです スマイル
pict-北野天神 4.jpg

北野天 満宮と御霊信仰
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)を祀る 北野天満宮は御霊信仰(ごりょうしんこう)の元に造営された神社 です。(947年)
御霊信仰(ごりょうしんこう)については以前、2014 年5月「神田明神 (薪能)と御霊信仰」の中で取り上げていますが、 祟る怨霊(おんりょう)を鎮めて御霊(ごりょう)とすることにより祟りを免れ、平穏と繁栄を願う信仰の事です。

リンク ​​ 神田明神 (薪能)と御霊信仰 ​​

簡単に言えば、平安時代に菅原 道真の怨霊と思われる災いが多発した為に氏を讃え、祀る事で怒りを静めてもらおう・・と、神社が建立されたわけです。

pict-北野天神 6.jpg
菅公の命日(2月25日)に毎年開かれる梅の花の開花祭り。
梅の花は、菅原道真公の最も愛した花だそうで、この北野天満宮の印にもなっています。
pict-北野天神 5.jpg
菅公と梅と牛はとても縁がある。

菅原道真(すがわらみちざね
)
(承和12年6月25日~ 延喜3年2月25日)(845年8月1日~903年3月26日)
平安時代(794年~1185年)中期(宇多天皇、醍醐天皇から重用)の政治家であり、漢詩人であり、学者であった彼は マックス、右大臣、右大将まで上り詰めている。

ところが、菅公の勧めた朝廷への権力集中に反発する所( 藤原時平)の謀略により道真は位階を落とされ大宰府へ左遷 されたのである。(昌泰4年1月25日(901年2月16日)任)
一応肩書きは「大宰帥の権官(ごんかん)」。しかし実態は中央で失脚した高官が飛ばされるポストなのだそうだ。

そしてそこで菅公 は憤死したと伝えられる 。(延喜3年2月25日(903年3月26日)薨) 59歳。
※ 薨(こう)・・・元皇族や三位以上の人が亡くなった時に使う言葉らしい。

菅原道真 公の祟り(たたり)?
菅原道真公が亡くなった直後がら京の宮中で災いが多発。
それを関係者は彼の怨念のせいだと考えたらしい
。(40年以上も?)

最初、彼を左遷に追い込んだ藤原時平の周りに早い死が訪れる。
藤原時平も若干39歳で病死 。 (延喜9年(909年)
また醍醐天皇(だいごてんのう)の方も皇子が夭折したり・・と続き、恐怖で菅公の位階を右大臣職に戻したりしている。(923年)
しかし延長8年(930年)、清涼殿に落雷が落ち高官達が焼け死ぬ?と言う一大事件が発生。
醍醐天皇はこの3日後にショック? で亡くなっている。(45歳)

天変地異はすべて御霊の所業とされていた時代。 鎮魂の為の祭祀である御霊会(ごりょうえ)はそれ以前から行われていたようだ。
もともと当時の平均寿命は短い。幼児の死亡率も高かった時代であり諸々、病気の治療法も解からなかった上に病は気から・・と言う事もあったであろう。
因みに祇園祭(祇園御霊会)も、祟り神を慰撫し鎮魂する祭りだそうだ。

個人的見解であるが寿命の短さは、平安時代から始まる貴族の化粧にもあったのではないかと思う。
宮中では身分の高い者はそれを象徴するように女性も男性も顔に白粉を塗った。
ところがその成分は良質なものほど鉛や水銀など毒性の金属からできていた。下級の者は穀粉(米粉など)で代用。
鉛を原料とする
鉛白(波布邇・ハフニ)
水銀を原料とする伊勢白

眉毛を全部抜いて白粉を塗る。それも女の子であれば10歳を越えた頃から・・。
彼らの早死にの要因に鉛や水銀中毒が多分にあったのではないかと推察する。

話はそれたが、 菅公が左遷されて以降の宮中では、災いや怪異と言えば必ずと言っていいほど菅公の怨霊が疑われたのかもしれない 。(少なくとも醍醐天皇の代は)

天暦元年(947年)、村上天皇の時に近江国比良宮の祀官神良種や多治比文子、朝日寺の僧最珍らが相談して 菅原道真公の神託があった北野の右近馬場に神殿を創建(北野天満宮)して神霊を祀ったのだそうだ。(何と菅公が亡くなってから44年後の事。)

梅苑
pict-梅園 1.jpg

境内と境内横の梅林に 合わせて50種1500本。
2月上旬から3月下旬までが梅の見頃として梅苑が開催されていますが 今年はまだ3分咲き?
大人600円。お菓子とお茶付き

pict-梅園 2.jpg

pict-梅園 3.jpg

pict-梅園 4.jpg

pict-梅園 5.jpg

pict-梅園 7.jpg
梅の木にメジロが数羽。
何てことでしょう。花芽が食われちゃってますびっくり
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梅苑に入るチケット600円には半券が付いていて、梅苑の中のお茶所で梅昆布茶とお菓子がいただけるぺろり
pict-梅園 8.jpg

最後にちょっと望遠で今一ですが野点の写真を載せました。
pict-北野天神 7.jpg
北野天満宮の東に位置する由緒ある茶屋街「上七軒」から芸妓さんと舞妓さんが来て野点茶会をしてくれるのです。野点拝服料1500円。撤饌(てっせん)と宝物館入場券(300円)付き






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Last updated  2020年03月30日 04時41分50秒
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