わたしのこだわりブログ(仮)

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2017年12月21日
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カテゴリ: 偉人・画家・聖人

さて、長らくお休みしておりましたが、今回はクリスマスイベントに関する話を・・。
クリスマスイベントと言っても、俗なパーティーの事ではありません。
真面目にカトリック信者のクリスマスイベントを幾つか紹介 スマイル
今回写真は三角構図の聖母子を中心に選びました。
※ 写真は、美術館で撮ってきた全て自前の写真です。映り込みなど、正面から撮影できなかった絵もありますが・・。

聖母子絵画とクリスマス歳時記 1 アドベント(Advent)

聖母子の絵画(ダ・ヴィンチとラファエロ)
クリスマス(Christmas)歳時記
アドべント(Advent)
ニコラウスの日((Saint Nicholas of Myra)12月6日


聖母子の絵画(ダ・ヴィンチとラファエロ)
聖母子を描いた絵画はローマ時代から存在し、ルネッサンス期には大量の聖母子が描かれた。
が、芸術性の高さでも取り分け知られているのが、レオナルド・ダ・ヴィンチとラファエロ・サンティの三角構図の聖母子であろう。

※ 三角構図とは、四角いキャンパスや写真のレイアウトを決める時に、三角形の構図に収めると、バランスが良く、まとまり感が出て、失敗が少ないのだ。


ダ・ヴィンチは特に三角構図を好んだらしい。
わざと三角構図に描き込むと言うよりは、恐らく自然と落ち着きのあるバランスが三角構図の発見であったと思われる。
三角構図はモナリザにも利用されているが、聖母子で言うなら、2人よりも3人の方がバランスが良いのは明らか。
※ 聖母子とは母マリアと幼児キリスト である。

聖母子絵画に3人?
聖母子以外に加えられるのは、 聖母マリアの母であるアンナや、マリアの従姉妹エリザベスの息子ヨハネ。

とり分け ヨハネは、後にキリストに水の洗礼をした為に洗礼者ヨハネと呼ばれる。
絵画に幼児が二人居る時は、キリストとヨハネに間違い無い。
因みにマリアとエリザベス、キリストとヨハネの4人のバージョンもある。

イエス・キリスト(英 Jesus Christ) ナザレのイエス(BC6年~BC4年頃誕生~AC30年頃)

洗礼者ヨハネ(バプテスマのヨハネ) (英 John the Baptist )(BC6年~BC2年頃誕生~AC36年頃)

ラファエロ・サンティ(Raffaello Santi)(1483年~1520年)の作品から
ウイーン美術史美術館からのラファエロ
pict-ウイーン・ラファエロ 2.jpg
ベルベデーレの聖母子(Madonna del Belvedere)
or プラトの聖母(Madonna del prato )
or 草原の聖母   と呼ばれる。
1506年
pict-ウイーン・ラファエロ 1.jpg
十字の杖を持つのがヨハネ
pict-ウイーン・ラファエロ 3.jpg
聖母がいない二人だけの絵画もある。可愛い幼児二人はそれだけで絵になる。

ルーブル美術館からのラファエロ
pict-ルーブル・ラファエロ聖母子 1.jpg
聖母子と幼児聖ヨハネ(Madonna col Bambino e san Giovannino)
美しき庭師(Bella Giardinier)
1507年
pict-ルーブル・ラファエロ聖母子 2.jpg

アルテピナコテークからのラファエロ
pict-アルテ・ラファエロ聖母子 1.jpg
カニジャーニの聖家族 (Sacra Famiglia Canigiani)
1507年
※ カニージャ(Canigiani)は最初に所蔵していたフィレンツェの一族の名前らしい。
pict-アルテ・ラファエロ聖母子 2.jpg
聖母子と、聖母の母アンナ、父ヨアヒム、洗礼者ヨハネ
マリアの両親が加わる絵は、滅多に無い。(これだけかも?)

アルテピナコテークには、別のラファエロの聖母子もある。
pict-アルテ・ラファエロ聖母子 3.jpg

pict-アルテ・ラファエロ聖母子 4.jpg
こちらの絵はフィレンツェのピッティ宮殿にあるトンド(円形)の小椅子の聖母と構図が一緒。
だからか? 構図がちょっと不自然。無理に収めた? トリーミングされた感がある。


次は レオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci)(1452年~1519年)の作品から
ルーブル美術館からのダ・ヴィンチ
pict-ルーブル・ダビンチ聖母子 1.jpg
聖アンナと聖母子
1510年頃
pict-ルーブル・ダビンチ聖母子 2.jpg

pict-ルーブル・ダビンチ聖母子 3.jpg
聖母子と共にいるのは、姿は若いが、マリアの母アンナとされる。

マリアの母アンナの登場は、恐らく、聖母マリアの「無原罪の御宿り」が公認されてからではないかと思う
※ 「無原罪の御宿り」については、次回歳時記で紹介します。

星ミラノのポルディ・ペッツォーリ美術館(Museo Poldi Pezzoli)で見つけた絵画を紹介。
ラファエロにも、ダ・ヴィンチにも似た聖母子の絵は、実は上の絵が元になっているらしい。

描いたのは、ダ・ヴィンチの弟子の一人、
チェーザレ・ダ・セスト(Cesare de Sesto)(1477年~1523年)
pict-ポルテ・ダビンチ弟子チェザーレ 1.jpg
聖母子と子羊(Madonna con il Bambino el'agnello)
1515年
pict-ポルテ・ダビンチ弟子チェザーレ 2.jpg
弟子のチェーザレは、明らかに師匠ダ・ヴィンチの作品を真似しています。
しかし、そこにはマリアの母、アンナがいない。

何故いないか? 
実はこれは 論争になっている謎 なのです。

真実は解りませんが、チェーザレ作品はシンプルに幸せそうな聖母子そのものです。
三角構図にはブレがあるが・・。
一方、聖アンナがいるダ・ヴィンチ作品の方は、確かに三角構図になっているようですが・・。
安定よりも、むしろ構図に違和感を憶える気がします。
もろもろのバランスが崩れている気がします。
聖アンナを後から足した感じが満載です。

いや、むしろいろいろ書き直したのかもしれない。そしてバランスが崩れたのか?
三角構図は、二等辺三角形だからこそ美しい。
巨匠を真似してもやっぱりひと味ちがうんですね ぽっ

※  20014年9月「ポルディ・ペッツォーリ美術館(Museo Poldi Pezzoli)」を紹介。その中でそこの目玉 サンドロ・ボッティチェリの聖母子も紹介しています。

リンク ​ ポルディ・ペッツォーリ美術館(Museo Poldi Pezzoli)


クリスマス(Christmas)歳時記
神社仏閣、教会と、なんでも参拝する日本人にとって、12月25日のクリスマスはただのパーティー・イベントでしか無い。
しかし、クリスチャンの人にとって、クリスマスは特別なイベントの日なのである。
にローマ・カトリック圏では12月に入ると、クリスマスを迎えるの為の準備がおごそかに進められて行く。
その始まりの一つがアドベント(Advent)である。

※ 正教会やプロテスタントでもクリスマスの祝い方は異なります。

アドベント(Advent)
※ 2009年12月「ザルツブルク 6 (聖ニコラウスとクリスマス市)」の中でアドベント(Advent)の紹介をしていますが・・。

アドベント(Advent)は、ラテン語のAdventus(到来、降臨)に由来する。
簡単に言えば、キリストの降誕日(クリスマス)まで、カウントダウン方式で降臨を待ち、祝うと言うイベントです

※ ローマ・カトリック、ルター派では待降節と呼ぶ。

期間はキリスト誕生(降誕日)の前約4週間。
しかし、 開始日(Advent Sunday)は毎年異なり、11月30日の使徒アンデレの日に一番近い日曜日が第一主日(First Sunday of Advent)と設定される
アドベント第一主日 (First Sunday of Advent)
アドベント第二主日
アドベント第三主日
アドベント第四主日
アドベントの終了は12月24日の日没後

つまり、 クリスマスまで4回の日曜日を過ごしてクリスマスを迎える事になる
祭司が紫色または青色の典礼服を着用し、最初の紫色または青色のアドベント蝋燭(ろうそく)がミサで灯され始まる。
皆も家でリースに飾ったろうそくに灯りをともし(一週毎に1本づつ増やす)その日を待つのである。
そこら辺のイルミネーションの点灯式とは次元が違います。

そもそもは東方教会において洗礼志願者が断食と悔改めを実践する準備期間であったらしい
西方教会では待降節までの典礼として取り入れたようだが、儀式はあくまで厳かに。
祈るのはイエスの人間界への降臨を顧み祝い、未来における降臨(最後の審判)を待ち、悔い改め、慎み深く心の準備を整えてその日を待つ。願わくば、最後の審判の裁きで、蘇れる事を望んで・・。


つまり、 本来のクリスマスは楽しむものではなく、あくまで、キリストの誕生日を祝う祭典 だと言う事です。
当然祝うのは家族単位。恋人同士で一夜を過ごすなどあり得ない。
敬虔なるカトリックの信者の方から見たら、信者でもない日本の勘違いクリスマスには驚くのでしょうね。


また、アドベント(Adventus)の期間内には、12月6日の聖ニコラウスの日や、12月8日無原罪の御宿り日も含まれている。それは共に今のクリスマスに関係する日である。

聖ニコラウスの日(Saint Nicholas of Myra)12月6日
ミュラ(Myra)の聖ニコラウス(Saint Nicholas)(270年頃~343年)

ミュラ(現トルコ)の司教であったニコラウスの伝説 は、日本人のほとんどは聞いた事も無いと思うが、それこそが、クリスマスのブレゼントの由来となる話なのだ。
前にも触れているが、どうも12月25日に子供達にプレゼントをする習慣は、実は新大陸のアメリカから始まったと言われている。
つまり、 本来は12月6日がプレゼントデー。それは聖ニコラウスに因んだイベントであったらしい

3世紀、貧しさで身売りされそうになった三姉妹の為に、聖ニコラウスは彼女らの家に干してあった靴下の中に金貨を入れて救ったと言う。

靴下や長靴にプレゼントを入れると言うルーツはその靴下にあったらしい。
だから オランダでは25日よりも、聖ニコラウスの日である6日にプレゼントをもらうのがポピュラーだそうだ。
12月6日が聖ニコラウスの記憶日(命日)だから


因みに、プレゼントの慣習は、オランダ移民によりアメリカへ伝わったとされる。
聖ニコラウスはS
aint Nicholas→Sinter Klaas(オランダの発音)→オランダ訛りでSanta Clausとなったと言う説もある。

が、ちょっと疑問なのは、アメリカに伝えたオランダ移民は間違いなく清教徒であろう。つまりプロテスタントである。
プロテスタントは聖人崇拝は無いはずなんだけどな (・_・?) ハテ?


※ 2009年12月「ザルツブルク 6 (聖ニコラウスとクリスマス市)」では聖ニコラウスの日についても書いています。

クリスマス歳時記 次回につづきますが、その前にクイズです。
下の聖母子は誰の作品でしょうスマイル
pict-ダリ聖母子.jpg
超有名人ですよ。






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Last updated  2018年11月26日 02時04分11秒
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