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2ヶ月くらい前のこと。朝、テレビのチャンネルをなんとなーく変えている時、偶然アニメの「赤毛のアン」を見つけた。もちろん昔、日曜日の夕方に「カルピス劇場」とかいう番組で1年にわたって毎週放送していたもの。ああ、懐かしい~~イタリア語を話すアンやマリラ、マシューを見ているうちに、赤毛のアンが読みたくなった。そういえば、昔、村岡花子さんが翻訳したこの本を、途中まで読んだ事があったっけ・・・・・・というわけで、今回は原作の古本を、アマゾンUKで購入した。 読みながら、子供の頃読んだ赤毛のアンと、大人になってから読む赤毛のアンは、一味違うなぁ・・・・なんて思う。イギリスかどこかのテレビのシリーズになったようでその主人公の写真がこの本の表紙である。気になって、You tube めぐりをしながら懐かしい日本語版のアニメにたどり着いた。子供の時、マリラはとても怖い印象があった。言葉がハキハキし過ぎて、ちょっと冷たい感じもあったのだ。ところが今このアニメをはじめから観てみると、ところどころに見逃した、マリラの優しさが表れている。そしてマシューは相変わらず、おどおどしているものの、アンの味方で、彼の存在が何ともいえない安心感をもたせてくれる。本を少しずつ読みながら、後で追いかけるようにアニメを見る。赤毛のアンは、この後にもシリーズでいろんな本が出ているので、後で読んでみようと思う。赤毛のアンアニメはここからちょっと思ったこと・・・・アンのおしゃべりが止まらないので、マリラが「頼むから少し黙っててくれないか。」という場面がある。アニメのマリラは、「後生だから少し黙ってておくれ。」と言っていた。後生だから・・・・・ってこんな言葉を使う人、今でもいるんでしょうか?あと、マリラ、近所のレイチェルおばさんの使う何となくお百姓さんのような言葉使いと、ダイアナのお母さんが使う、「お上品」な言葉使い。英語で読む限りはその差がないのだが、日本のアニメでは言葉使いも使い分けている。
Jul 31, 2008
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えっ、まだサルデーニャの旅行記やってるのってあはは~~そうで~~す!!何度も途中休憩が入ってますが、いまだに連載中で~~す 6月13日金曜日 今日は朝から天気がいい。もう絶対ビーチ日和だとひと目でわかる空模様だ。昨日行った「おコメの砂ビーチ」、遠いけど行く価値あり!!と心を決めて朝9時半に出かける。11時頃到着。昨日よりはもう少しビーチに人が出ているようだ。早速昨日と同じ場所に行き、寛ごうと思うのだが、風が強い。 幸いコメ砂ビーチなので、砂が目に入ったりはしないけれど、風が強くて落ち着かない。というわけで、場所を移動する事にした。そしてビーチパラソルも、風除けに工夫してみた。 これで風はよけられるのだが、あまり風をよけると暑い!!6月とはいえ、サルデーニャの太陽はジリジリと熱い。それでパラソルをちょっとだけ浮かして、風を少しだけ入れるようにする。 コメ砂ビーチ、今日も美しくそんな調子で寝転がって楽しんでいると、近くにアジア人の女性が歩いてくる。 見た感じ何となく観光客のような感じではない。彼女、寝転がっている私のすぐ近くに寄って来て、「xxxxxxx?」 と言った。あ、こりゃ中国語だね。サングラスをかけてるとはいえ、やっぱりアジア人同士、雰囲気でわかるものなんだ。私は中国語は「再見」と「謝謝」「ニイハオ」しか知らないので、イタリア語で「わかりません。」と返事をする。そしたら彼女は、持っていた大きなバッグから、A4判の紙に書かれたメニュを見せてこういった。「中国のマッサージはいかがでしょうか?私マッサージ上手いのよ。今日は風が強くて、人出があまりないから、値段をおまけするわよ。」メニュと書いたが、食事ではなくて、マッサージのメニュだった。もちろん値段は書いてない。これは交渉しなくてはならないという事か。このマッサージ師、どう見ても40歳は軽く越えている。そして麻のシャツにズボンという軽装だ。こんな熱いビーチを歩き回って、金稼ぎをするのも大変だろう。ちょっとかわいそうな気がしたが、こんな灼熱の太陽の下で、見知らぬ女性にマッサージされるなんて、どうしても暑苦しい。レストランを始めとし、衣類関係、雑貨関係など中国人の欧州進出は凄まじいが、ここまで中国人の手が伸びているとは知らなんだ。彼らの逞しさをジワリと感じたのであった。さて、1日ゆっくり過ごして夕方帰る途中、羊の群れに遭遇した。 あっ、黒い羊またみ~つけた!!こんな感じで道路の真ん中を行進されたら、やっぱりデジカメを取り出すしかないだろう。 そして今回は羊飼いのお写真も撮ってしまった。嫌がるかな~~とは思ったのだが、彼も観光客には慣れているんだろう。何にも言わず、チャリで通っていった。可哀想だったのは、一番最後に片足の悪い羊がいたこと。群れの中でやっぱり弱い立場なんだろう。犬に吠えられて羊達が急ぎ足で去っていくのに、この羊はびっこを引きながら、ゆっくりと群れについていった。 今日の夕食食堂に行くと、ドイツ人カップルはもうテーブルに座っていた。話を聞くと、明日の朝サルデーニャの北部に移動するという。だから今晩が私達との最後の夕食だという。 ズッキーニも入ったシーフードパスタ女将さんが持ってきてくれたのは、シーフードパスタ。「おおおおおっ~~!!」と歓声が上がる。やっぱりドイツ人達も、海の幸が食べたかったんだろう。そしてその後 魚のオーブン焼き。 下に見えるのはキノコとピーマンをオーブンで調理したものまた 「おおおおお~~~っ!!」と歓声があがる。「今日は一体どうしたの?」 と聞く私に、「金曜日だからシーフードにしてみたわ。」 と女将さんはニッコリ。私達もニッコリだった。「金曜日だけじゃなく、毎日こんな食事でもいいんですけど・・・・」と舌の先まで出かかったが、慌ててこの言葉を飲み込んだ。おコメ砂ビーチ、イタオヤが激写!!実はこの砂が気に入って、ペットボトルに入れて持ち帰ってしまった。女将さんとの会話中、この話になり、「砂、少しもらっちゃった。」なんて軽く言ったら、「あれ、あなた、砂は持ち帰ったらいけないのよ。ビーチにも注意書きがあったはずよ。」と注意された。 一応驚いてすまなそうな顔をしておいたが、別に没収されたわけでもなく、コメ砂は無事に我が家までたどり着いたのだった。 続く
Jul 28, 2008
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イタリアで、いまだに続く緑茶ブーム。ティーバッグ用のグリーンティーはすでにいろんなメーカーのを試飲して、「日本の緑茶からは程遠いけれど、まあどうにか飲める。」というギリギリで許せるラインだった。しばらく前にグリーンティーの冷たい飲み物をスーパーで発見して、気になっていたのだが今日思い切って買ってみた。宣伝しているメーカーのを見に行ったら、それと一緒になんと7社以上のメーカーからグリーンティーの冷たい飲み物が出ている。こんなに人気があるとは知らなかった。今日試しに買ってみたのはこれ。 下にあるのはストロー。 エスタテに直接刺して飲む。左側のペットボトルは500ml、アクアサンベネデット社のもの。0,55ユーロ。右側にあるのは、エスタテ。 メーカーはチョコレートやヌテッラで有名なフェレーロ社。3つで1セット。 1,68ユーロ。最初にこのエスタテを飲んでみた。緑茶の苦さ、レモンの香り、そして甘味が一緒になって口の中で踊る。そういや冷たい緑茶なんて、飲んだことがなかったので不思議な気分だ。そして甘くてレモンの味がついているから、もっと不思議な気分だ。でも不味くない。 3つで1セットというのが、押し売りみたいだが不味くないので後悔はしない。お次はサンベネデット社のグリーンティを飲んでみた。飲む前からこの飲み物の色を見て少し不安になる。ミントの色で、やけに薄い。本当に本物の緑茶を使っているのだろうか。さて、ひと口・・・・・ ん、甘い!!もうひと口・・・・・あれ、レモンティーの味がする。緑茶のあの苦さが 全くない。これなら同社から出ているレモンティーを買っても同じじゃないか。そういえば、ここのメーカーのお茶関係は、桃の味とかレモンの味などがあるが、やけに甘い。いつもの甘さをグリーンティーにも適用したようだ。まだまだあるグリーンティーの飲み物。当たり外れが激しそうだ。イタリアのグリーンティーブームはいつまで続くのだろうか。ブームが消え去る前に、いろんなグリーンティーを味見してみたいと思う。
Jul 26, 2008
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今日お風呂場、洗面所の掃除をしたついでに、薬関係を保管しているキャビネットの掃除もしてみた。というのも、先日頭痛用の薬を探していた時、キャビネットの中がどうもゴチャゴチャしている。半分くらい服用して、そのままになった薬の箱がゴロゴロしている。今日は思い切って全部引っ張り出し、期限切れのものを集めてみた。1つ1つ箱をチェックして、これは一体どんな病気に服用するんだっけ?と思い出しながらキャビネットにしまっていく。本日の収穫。 一番古かったのは黄色い箱の薬。2005年6月に期限切れになっている。箱を開けてみたら、1錠も飲んでない。一体何だったんだろう・・・・と説明書を読みながら思い出した。そうだ、数年前にチュニジアに行く前に、現地の水が飲めないという事で、下痢になった時のために買っておいた薬と一緒に飲むやつだ。幸いにもチュニジアではおなかをこわしたりはせずこの薬は不要だったが、8,9 ユーロの出費。そしてドキリとしたのは、黄色い箱の下にある薬。箱の裏に、ボールペンで「片頭痛用」と書いてある。値段が 17,30ユーロもする。焦って箱をよく見たら、「試供品」と書いてあった。あ、そうだ。ひどい頭痛に悩まされていた時、病院でサンプルの薬をくれたっけ・・・・体調が悪くなると、どうしても頼りがちな薬。特に私の場合、体調が悪い→ 医者に行く→ 医者が処方箋を書く→ 薬局で薬を買う→ 2日くらい飲んでいるうちに少し体調回復→ 薬は途中でやめてキャビネットの肥やしとなる。というのがいつものパターンだ。本当にこれらの薬は必要なんだろうか???とまで思ってしまう。というのも、アスピリンや頭痛用の一般的な痛み止めは期限が切れる前に必ず服用し終わっているからだ。もしかしたら私の場合、ほとんどの体調の悪さはこれで済んでいたのではないだろうか?ここにあるほとんどの薬が1箱 8~9ユーロくらいする。こんなところにも、意外な無駄があったなぁと実感した。
Jul 24, 2008
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何度もしつこく話題にしている、Tour de France。今日はこの前の日曜日、同僚が応援に行って得た戦利品をご紹介。 ダニエレ君ではありませぬ。 ロードレースで選手達が通る1時間半くらい前に、広告などのキャラバンが通る。何台も続くキャラバンが、広告用に車からファンに投げる帽子、Tシャツ、コミックなど。 布のリュック、光が反射するブレスレット、洗濯用の洗剤まである。ロードレースには興味がないけど、お祭り騒ぎが好き!!という彼女の話によると、キャラバンがいろんなグッズを投げてくれるので、それを拾いに行くのが楽しかったという。近くに子供達が沢山いて、素早い彼らにほとんどのものを取られてしまい、悔しかったともコメントしていた。このTシャツと帽子はいいな~~と思った。でもシャツのサイズはSだった。子供用だよ・・・・・・トゥールのネットサーフィンをしていたら、今回トゥールをホストした、クネオ市とその周辺のビデオがあったので、ここにリンクしてみよう。にきーたはこんな所に住んでいます。クネオ市とその周辺7月22日、火曜日に行われた第16ステージはクネオ市からの出発だった。山あり谷ありの見ごたえのあるレースだったが、途中でこんなアクシデントも・・・・危険な下り坂南アフリカの選手だった。途中で観戦者が助けに行ってくれて、本当に良かった。普段はあまり活気のない田舎の中都市に、3日間の国際的スポットライトをあててくれたトゥール。もちろんトゥールをピエモンテ州に呼び寄せる事でピエモンテ州、そしてクネオ県が多額の出費をしたのはいうまでもない。そしてそれがちょっと問題になっているのも、事実ではある。しかしながら、近い将来また来て欲しい。そしてまたあの感激やお祭り前のソワソワした気分を味あわせておくれ。
Jul 23, 2008
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今日は昨日の続き。クネオ市内を散歩して、Tour de France をどのように歓迎しているかをレポートしてたんだっけ。 街の中を歩いていて楽しいのは、ウィンドーショッピングなのだが、トゥールを迎えるにあたって、やっぱりウィンドーもトゥールカラー 一色になっていた。 このお店はイタリアの各地の食材を売る店。食材は跡形もなく消え、自転車、そしてトゥールカラー。 これはBotta(ボッタ)という高級紳士服を扱うお店。やっぱりあのボッタも、トゥールにはかなわないかぁ・・・・こんな黄色いショーツはく男性、イタリアにいるんだろうか?黄色いジャンパーは目立ちそうな感じ。ごった返すお祭りに着ていくと、お友達とはぐれたりしないから便利かも。 これは本屋さんのウィンドー。よくもまあ、これだけ黄色い本を集めたもんだ。 そして私のお気に入り。毛糸や下着類を売っているお店のウィンドー。黄色といってシフォン、レモン、マッキッキといろんな色合いがあるが、こうして並べると、とてもきれい。右に写っているのは、下着ではなくて、黄色のビキニだった。これもビーチですごく目立ちそうだ。 あとがき土曜日から現地入りして、散々食べて飲んだダニエレ君。月曜日は7時に無事出勤したようだが、どうも体調がすぐれず9時には早退したようだ。やっぱり・・・・・ねぇ・・・・・
Jul 22, 2008
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以前にも何度かしつこく書いている、Tour de France 2008。昨日7月20日、日曜日、第15ステージでイタリア入りした。私の住む村から10kmほどのCuneo(クネオ)という市を通ってPrato Nevoso(プラートネヴォーゾ)に到着。クネオ市は3日間に渡り、今年のトゥールをホストすることになる。 昨日日曜日の朝、イタオヤと私はクネオに出かけて大会前の雰囲気を撮影してきた。まずイタオヤは新聞を買いに行く。あの人は新聞がないと落ち着かない人だから・・・・いつも買うLa Repubblica紙ではなく、今日はピエモンテの地元紙、La Stampaにしたようだ。 新聞まで黄色??トゥールのオフィシャルカラーは黄色である。その黄色にちなんで、日曜日の新聞に黄色の増刊号をつけてしまうあたり、ピエモンテ州もかなり頑張っているようだ。いいねぇ、この心意気!! クネオ市の真ん中にある、Piazza Galimberti 「ガリンベルティ広場」の様子。黄色い旗を飾って、歓迎ムード。えっ? 誰もいないじゃないかって?いえね、日曜日の朝9時半なんで、歩いてるのはジョギングする人、犬を散歩する人、そして早起きのお年寄りばっかり・・・・・ クネオ市の北部にある、Piazza Europa 「ヨーロッパ広場」。芝生の上に飾った黄色い自転車。後ろに見える、ジェラニウムの下には・・・・・ またまた黄色い自転車がぶら下がっている。結局この日のロードレースは、途中で小雨が降って、何人かの選手が転倒したり、ゴール直前までベスト10に入っている選手達の間でしのぎ合いの戦いがあり、中々見ごたえがあった。レースが終わったのは、夕方6時過ぎ。大人しく家で観戦して正解だったわ・・・・と心の中でつぶやいた。
Jul 21, 2008
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今日のネットニュースで、ちょっと気になったこと。 中国「パンダ」をイタリアが上陸阻止!伊トリノの裁判所は18日、中国の自動車メーカー・長城汽車(グレートウォール)製小型車『ペリー』(Peri)に対し、フィアット製『パンダ』の意匠権を侵害しているとして輸入禁止の命令を下した。この報道の記事はこちら中国パンダとあったから、まさかイタリアまでパンダをレンタルすることになったか!!と焦ってしまったが、なんだ、自動車のパンダかと少し安心。しかしながら、安心している場合ではなかった。パンダは2006年に私が車を買い替えた時に、「コンパクトで、燃費がよくて、お値段も安くて、ちょっと今までにないスタイルで。」とイタオヤと色々考慮して選んだ車である。 コンパクトでありながら、座席は高いし、ギアシフトも他の車と比べて上部にあるので運転がしやすい。それまで乗っていたフォードフィエスタに比べて、小回りも効くし、駐車もしやすいと乗れば乗るほど愛着が出てくる車である。・・・・ってほめ過ぎか?そうか~~中国はパンダまでパクッたか。と思い画像を見てみる。 まあね、似ているといえば似ているけれど、そのまんまっていうわけでもないかも。と思うが、フィアットとしては許せなかったんだろう。トリノの裁判所を通して、イタリアに輸入禁止にしてしまった。中国側、どうでるだろう?イタリア製品ボイコットか?それとも知らんふりしてパクリ続けるか??現在イタリアにはTata(タタ)というメーカーのインド製の自動車が販売されている。知り合いにタタに乗っている人がいないので、なんともいえないのだが、やはり決め手は値段だという。車は長く使用するもの。それに安全性を重視するべきものだと思うので、どうしても値段やデザインのみでフラフラと購入してしまう人の気が知れない。それなら10年物の中古のトヨタを運転した方が何倍もいいと思うのは、 えこひいき だろうか?
Jul 20, 2008
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毎日楽しみに観戦している「トゥール・ドゥ・フランス」だが、17日木曜日、とてもショッキングな事件があった。以下、ヤフーニュースより ツール・ド・フランス、またドーピング違反。。。3人目 開催中の自転車ロードレースのツール・ド・フランスに参加していたリッカルド・リッコ(イタリア)が、8日に行われた第4ステージ後のドーピング検査で、持久力を高める効果のあるエリスロポエチン(EPO)に陽性反応を示していたことが、17日分かった。 リッコは第6、第9ステージを制していた。所属チームは、事実関係が明らかになるまで活動の停止を発表した。今大会のドーピング違反者は3人目。(ブラチスラバ・若水浩) 報道はとてもさっぱりしているが、このリカルド・リコ選手はイタリア人の期待の星(?)とされていたので、イタリアのマスコミは大騒ぎ。スポーツチャンネルを見ると、まずこのことばかり。それで、ドーピングに詳しくない私も、今回はしっかりと新聞を読んでみたのだが、読めば読むほど最新化しているこのドーピングに驚いてしまう。数年前までは、ドーピングといえば、「薬物」を試合前に打っておいて・・・・というイメージがあった。注射器であったり、点滴であったり、とにかく何かの薬を体内に吸収しておいて、イザというとき元気が出る。ドーピングに詳しくない一般人は、そのようなものを想像していたと思う。ところがこのEPOと呼ばれるもの、血液内の赤血球を増やして、持久力を高めるという。自転車協会で認められている赤血球の数値は、最高で50%。しかしながら、このEPOを使うと60%近くまであがり、結果として山岳地帯などの登りになると、ドーピングしている選手としていない選手の持久力の差が明らかになる。しかも、この「第3世代のEPOと呼ばれる最新型は、1度打つと1ヶ月はその効果が得られる」というものだ。リコの場合、前もって「生まれつき赤血球が多い体質」と自転車協会から認められた証明書があるので、(今になるとどうやってこの証明書を手に入れたかも、気になる)ドーピング検査を何度も繰り返して赤血球の変化を確認する検査も、上手く乗り越えていた様子。今年5月に行われた Giro d'Italia にも参加したが、ドーピング検査には引っかからなかった。しかしながら、そんな最新型のドーピングも、およそ1ヶ月前にフランス側で手に入れた、これまた最新の検査方法により陽性反応を確認する事が出来たという。 先日テレビで観戦していた第9ステージ。キツイ登りが続くなか、突然飛び出すようにみんなを追い越すリコ。鉄人のようなパフォーマンスだった。私も見ながら、「すごいパワーだよ、こりゃ。」と驚いてしまった。テレビ中継のレポーターは、もう興奮200%で、リカルド・リコがどんなに素晴らしい選手かを長々と説明。前の第6ステージでも優勝しているし、24歳の彼はイタリアのロードレースの未来を代表していく選手だ、イタリアにはリカルド・リコという「遺産」がある、これを守っていかなければならない、なんて大げさな事をいっていたっけ。そして17日のこの報道。17日、18日とロードレースの中継を見ながら、いろんな解説やコメント、電話インタビューを聞いたがイタリアの自転車界は、まるでお葬式のようだった。フランスの新しい法律で、ドーピング検査で陽性反応が出た者は最高5年の実刑=刑務所暮らしになるという。もう試合に一定期間の参加不可、なんていう生易しいものではすまない。犯罪と同じ取り扱いになるのだ。去年のGiro d'Italia で私はリカルド・リコを初めて見た。若くて、眉毛はきれいに整えてあるし、何となくツンとした苦手なタイプである。若いながら、なかなかのパフォーマンスだ。しかしながら、大会の後のインタビューでの発言が気になった。言う事がとても自信満々で、聞いていて あんた、生意気だよっ!!と言いたくなってしまうのだ。横で見ていたイタオヤも、最初は、「これはすごい若造だ。」なんて感心していたが、後のインタビューを聞いてむむっ!!と思っていたようだ。そして今年、リコは相変わらずの大暴れ。マスコミはもてはやすし、先日弟9ステージの前には「登りではもう何も習う事はないな。」なんて言ってしまったもんだから、私もイタオヤも しら~~~~っ (ーー;)そしてこのドーピング事件である。「あいつは礼儀を知らない。 スポーツを本格的にする者で礼儀を知らないものは墜ちてゆくだけだな。」このイタオヤの捨てゼリフが我が家のリビングルームにこだまする。
Jul 19, 2008
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6月12日木曜日 前日は雨が降ってしまったので、今朝は朝から天気が心配だった。今日は是非ともビーチに行きたい。それもアグリツリズモの女将さんがお勧めするビーチだ。なんでも砂が お米 のようだと言う。白い砂、細かい砂はサルデーニャでは当たり前の事だ。でも「お米」の砂って、これはどうしても見てみたい。9時半に出発して、アグリツリズモから50kmくらい離れているその目的地に向かう。途中で晴れてきて、ワクワクしてくる。やっぱりビーチに行くんだから、晴れてもらわにゃ困る!!そのビーチに着くのがお昼前なので、途中で飲み物、サンドイッチなどを買い込む。地図によると、国道から出て狭い道に入らなくてはならない。辺りは牧草地。 あ、黒い羊みっけ!!こんなにのどかなのである。車もほとんど走っていない。ビーチに近ずくにつれて、何やら雲行きが怪しくなってきた・・・・駐車場に到着。ここで気が付いたのだが、1時間2ユーロの料金がかかるようだ。1日なら6ユーロ。 今までいろいろとビーチを周ったが、有料の駐車場はサルデーニャではじめて見た。しかし、料金を取るおにーさんがいない。見回りがいるわけでもない。もしかしたら、7,8月のハイシーズンの時だけかも・・・・と思い、そのまま駐車してビーチまで歩く。歩きながら気が付いた。足元が何か変だ。そうだ、砂だ。まるでお米の上を歩いているようだ。 思わずビーチに駆け寄り、砂を手にとってみる。 いろんな色のコメ砂が、キラキラ光る。駐車場の看板には、「クォーツの砂」と書いてあった。 Mari Ermi(マーリエルミという名のビーチ)丁度お昼頃で、朝ビーチを楽しんだ人達がホテルに引き上げる時間帯だった。こんなきれいなビーチ、またまた「ほぼ」独り占め・・・・手前に見えるのは、海草類。こういうのがふんだんにある、本当に自然のままの海なのだ。辺りにはシャワー設備もない。駐車場に簡易トイレがあっただけ。北イタリアのリグーリア、リミニ、南フランスのカンヌ、ニースのようにビジネス化していない、自然なままのビーチ。とても神聖な空気が漂っていた。さざ波を聞きながら、沖のほうからやってくる入道雲を見ていると、何となくホロリと涙が出そうになる。今までサルデーニャの美しさについて、もう何度も聞いてきたけれど、今日はそれがジーンと心の奥まで伝わったのだ。 サルデーニャに来て、本当に良かったなぁ~~と何度も頭の中で思ったりする。心が洗われたような気がする。今までいろんなビーチに行ったけれど、美しいビーチはたいてい混んでいてビジネス化している。こんな所もまだこの世にあったんだなぁ~~と思った。横にいたイタオヤも同じ事を考えていたのだろう。2人は無言のまま、写真を撮ったり、歩いてみたり。しかしながら、私達のセンチメンタルな気分をいきなり終わらせたことがある。ポツリ、ポツリと雨が降ってきたのだ!!仕方ないので車に戻り、このビーチの隣のビーチに行く事にした。Is Arutas(イズアルタス)という隣のビーチは今いた Mari Ermi(マーリエルミ)より何倍も大きいという。ここも砂がおコメなのだ。雨が30分くらい降った。車の中でサンドイッチを食べる。このまま雨が降って、今日はビーチはムリかな?と思っていたら、いきなり風が強くなり、雲をドンドン連れ去っていく。 お天道様が出て、イタオヤもゴキゲンじゃ!!このお隣のビーチはとても広く、駐車場もとてつもなく広く、沢山のキャンピングカーが駐車されていた。ここもハイシーズンは駐車料金を払うようだ。というわけで、その後無事隣のビーチでリラックスしたのであった。今日の夕食昨日夕食を共にした、ドイツ人のカップルとまた一緒。今日は昨日よりリラックスして色々お話した。メニュは、まず冷たいパスタ(ペンネ)に、野菜、オリーブなどで味付けをしたInsalata di pasta。とても美味しかった。感激して、慌てて食べたので、画像なし・・・ そしてポテト入りのオムレツに、サヤインゲンを茹でたもの。肉料理はなし!!女将さんが「今日はベジタリアンにしてみたわ。」とニコリ。しかしながら、量がすごい。このオムレツも、ここでは2枚になっているが、1人あたり4枚である。オムレツといっても、中にポテトが入っているので、すぐに満腹・・・・ドイツ人の若いカップルは、全てたいらげるだろう、なんて思っていたら、彼らもさすがに完食はムリだったようだ。 アグリツリズモの食堂から見える夕陽。明日も晴れるかなぁ~~~楽しみだなぁ~~~ 続く
Jul 17, 2008
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13日夜半から14日の間の出来事。13日、日曜日は時々曇りだったり、お天道様時々顔を見せたり、気温も25℃と高くなく過ごしやすい1日だった。夕方になって風が出てきて、ますます過ごしやすい。夜11時過ぎに寝床で本を読みながら、翌日月曜日からの仕事もあるので、そろそろ消灯しようと思っていた時の事だ。いきなりマンションのすぐ側を ヘリコプター が飛んでいるのではないかと思うような爆音が聞こえた。ヘリコプター、なかなかマンションから遠ざからない。隣のイタオヤは眠りこけているようだ。その音が止まないので、ベッドから出て、キッチンへ行き鎧戸を開けてみた。なんと外は嵐だった。プチトマト大の雹 が落ちてくる。ヘリコプターの音は、雹の降る音だったのだ。もうすぐ止むだろう・・・・ と思ってベッドに戻る。5分経った。10分経った。雹はまだ降り続けている。さすがにイタオヤも飛び起きて、洗面所の鎧戸を開けて驚いていた。「ね、写真を撮らなきゃ!!」という私の声に、イタオヤはパンツ1丁でカメラを取りに行く。「ちょっと、あんた、ズボンをはきなよ。もしご近所に見られたら、10年は笑われるよ!!」という一言に、イタオヤは気が付いたようにズボンをはく。 すごいね~~、怖いな~~と2人で言いながら、バルコニーに出て写真を撮る。風が強くて、水しぶきも半端ではない。 哀れ、物干し台は既に倒されていた・・・・あまりの風と水しぶきの強さに、イタオヤはいったん家に入り、雨合羽を着用して、また外に出て行く。雹はその間も降り続け、20分という超長い記録を達成した。時間は既に午前零時である。雹が止んだかと思えば、今度はバケツをひっくり返したような雨が続く。降って、降って、止む事を知らない。一瞬だが、何度か停電もした。外から救急車のサイレンが聞こえる。結局午前1時まで寝付かれず、朝6時に起床した時はゾンビ状態だった。さて、外はどんな感じかしら・・・・うっ、寒い!!気温は13℃。 朝6時の様子ガレージの後ろ側。あれから6時間経ったので、おおかた雹は溶けたが、零時には雪が降ったように一面真っ白だった。 変わり果てたお姿・・・・ご近所のジェラニウム。昨日までは赤い花を沢山つけて、とてもかわいらしかったのだが、完全に破壊されてしまった。 これ、竹やぶの写真ではありませぬ。とうもろこし畑が、雹で見るも無残な姿に。 広場にたまった雹をトラクターで集めて1ヶ所にまとめた様子。まるで雪のような量に、驚くばかり。20分も雹が降り続けると、こんなになるのだ。幸い我が家は、寝不足2人だけの被害であった。そして出社してみると、なんと職場が みずうみ と化していた。床はタイルである。天井から水漏れ。その他どこから入り込んだのかも見当がつかない床上浸水。どうしていいのか分からず、アゼンとする同僚達。そしてその同僚達の中には、朝2時まで自宅の地下室に入り込んだ水を掃除していたという者もいた。ガレージを開けようとしたら、屋根に積もっていた雹が落ちてきて、ガレージのドアが開かず、自転車で通勤した者いる。結局大掃除をしたのだが、各部署に被害が出ていてとても仕事ができる状態ではなく、朝9時半過ぎには帰宅となった。「明日仕事を再開できるかは、まだわからない。自宅待機するように。」という何ともいえない上司からのお言葉。この上司は、どこから持ってきたのか Nikon のデジカメを首からさげて、何となく張り切っているように見えた。被害の写真を撮って、保険関係に使うのだろうか?「撮影、お手伝いしましょうか? そのかわり、撮った写真をブログに載せたいんですけど・・・・」彼のデジカメを見ながら、私の頭の中にこんな言葉が駆け巡ったのは、言うまでもない。帰宅して、寝不足を補おうと横になる。しかし外は昨夜の嵐がウソだったかのような、すばらしい青空。近所で、昨日の被害を片ずける声も聞こえる。昼ごはんを食べ終わった後、ちょっとごろ寝をしていたら電話が鳴った。上司からだ。「にきーた君、私だ。 明日の事だが、どうにか再開できそうだ。いつもの時間に出社してくれ。」 な~んだ、明日はゆっくり寝坊して、その後買い物にでも出かけようかなぁ・・・・・なんていう甘い企みは叶うはずもなかった。しかしながら、今回は異常気象、そして私達人間にはコントロールできない自然の恐ろしさを実感した。何事もなくて、本当によかった。
Jul 14, 2008
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今まで使っていたBraun社のヘアドライヤー。1年以上はお世話になっていた。風力も「弱、中、強」と選べるようになっていて、髪の多い私は、いつも「強」で使っていた。ところが、先週何故か「強」にスイッチを入れると、電源が切れてしまう。電気関係大好きのイタオヤが早速分解しようとしたが、このドライヤー、普通のネジで組み立てが閉められていない。普通のスクリュードライバーでは開けれないようなネジでしっかりと封鎖されていた。いろんな工具を持っているイタオヤにも開ける事のできないドライヤー。「Braun のヤツ、こんなネジをつけやがって。これじゃあ誰でも開ける事ができない。まあ、安全といえば安全だ。 でも俺の楽しみはどうなるんだ。」とブツクサいうイタオヤ。2~3日、「中」で髪を乾かしていたが、時間のかかる事・・・・なかなか乾かない。そういうわけで、ドライヤーを新しくすることにした。我が家で電化製品選びを最終決定するのは、何故かイタオヤだ。私に興味がないといえばそれまでだが、電化製品屋に行くのが、はっきりいって面倒だ。どうしても、という時は行くのだが、ドライヤーの1つでこの炎天下の中を外出するのは面倒だ。さて、先日イタオヤがドライヤーを買ってきた。まず箱を見てビックリ。すごく大きい。 ちなみに、物差しは30cmである。箱の高さも8cmある。カバーを横からすべるように外すと、白い化粧箱が現れる。まるでお中元のフルーツゼリーが届いたような感じだ。そして説明を読んで、またビックリ。このドライヤーには、ノズルが2つついている。1つは髪を乾かす時、普通に使用。(画像参照)もう1つは、このセットについている「トリートメントのブロック」を取り付けて、髪を乾かす時用。(箱の写真参照)初めて聞いた、こんなの。トリートメントブロックが4つついてきた。これをノズルにつけて乾かすと、髪がしなやか、サラサラになるという。でもこのブロック、5時間くらいの使用で使い切ってしまうという。4つで20時間。 その後は???そして、画像で確認していただきたいのだが、ハンドルは本皮使用だ。ハンドルにしっかりと表記してある。 ドライヤーのハンドルに、本皮??!!こんなウソみたいな商品、生まれて初めてだ。今までのドライヤーは、1600wくらいだった。かなりパワフルで、使いやすかった。このドライヤーは何と2000wのパワーだ。ヘアサロンじゃああるまいし、一体なんなんだ、このドライヤーは!!私が呆れて、何かを言うのがわかっていたのだろう、イタオヤはこう弁解する。「言いたい事はわかる。 しかし聞いてくれ。俺は、トリートメントや本皮に惹かれて買ったんじゃない。あのBraun のドライヤーをよく調べてみたら、スイッチの切り替えが滑る仕組みで、結局1年でだめになってしまっただろう?だから今回は スイッチに着目した。このドライヤーは切り替えがはっきりしているので、Braun のようにはならないだろう。」いつも電化製品をイタオヤにまかせっきりにしている私。次回からは、私も一緒にお店に行こうと誓ったのだった。 そして・・・・・・あの後、ある日ショッピングセンターで時間つぶしする羽目になり、電化製品屋に立ち寄ってみた。あるある、ドライヤーがズラっと並んでいる。安い小さいものから、イタオヤが買ってきたものまでピンきりだ。彼の主張していた、スイッチを観察する。本当だ。 ほとんどの物は、滑る仕組みになっていて、あのBraun社のものと同じだ。 そして、私達の買ったドライヤーの横に、トリートメントブロックも何気なく展示されていた。 1箱4ブロック入り。 9ユーロ!!!そうか、20時間使用した後、9ユーロ払ってまたどうぞ、というわけか。ヘアケア製品が溢れている時代。これは絶対にヒットしないなっ・・・・・と確信したのであった。
Jul 13, 2008
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いや~~毎日暑い。こんな時はすいかがおいしい!というわけで、ほぼ毎週食材の買い出しに行く時、すいかを買う。はじめの週は、やっぱり2人だし、食べ切れなかったら困る・・・・という理由で半分に切ってあるのを買ってみた。でも2日ももたなかった。それに値段が1キロあたり 0.90ユーロ丸ごと買ったら半分の値段だから、かなりの割高だ。というわけで、先週は思い切って1つ買うことにした。スーパーのフルーツ、野菜売り場の一角に、堂々と構えたすいか売り場。1mx1m のプラスチックのコンテナ2つにドドドンと入っている。そして1つ1つがやけに大きい。さて、すいか選びだ。よく、ポンポンと叩いて音を聞いて選ぶというのを聞くのだが、どんな音がいいのかよくわからない。2人で食べるんだから、あんまり大きくないやつ・・・・と吟味していたら、Tシャツに短パンという軽装のオヤジがやってきた。見た感じ、朝市で野菜やフルーツを売っているおじさんという印象をうける装いだ。そしてすいかをポンポン叩き始めた。叩いては叩き終わったすいかを移動して、下にあるすいかを叩く。熟加減を吟味しているんだろうな~~と少し感心して見ていると、すいかを大移動させて、ポンポンは止まらない。私はいい加減どうでもよくなって、一番小さいのを選んで計りに乗せ、値段のシールを貼り付けた。 11キロもある!!1キロあたり 0.45ユーロで、5ユーロ以内でおさまった。それにしても、すいかオヤジはまだ吟味している。11キロのすいかを持ち上げるだけで、よいしょっとなってしまったのに、オヤジの移動させているすいかはもっと大きいのばかりだ。その後、野菜売り場で選び終わって振り向くと、まだポンポン叩いていた。何なんだ、一体・・・・もしかして、単なる目立ちたがり・・・・???さて、家に着いて11キロのすいかは冷蔵庫にそのまま入らないので、イタオヤが半分に切って冷蔵庫におさめた。てきとうに選んだのに、なかなかおいしかった。 色もなかなかきれいで、味も甘くてサクサク。 上の画像とは別の日に撮影これはイタオヤの食べた後。果肉の白いところギリギリまで、ナイフで切って食べてしまうイタオヤ。まあ、あんさん、そこまでしなくても、まだありますよって・・・・そういうところが何故か不憫だ。私はとてもじゃないけど、そこまでは食べる気がしない。11キロもあったすいか。4日で食べ終えてしまった。今日また買いに行ったら、小さめのが沢山あったので選びやすかった。本日のすいかは7キロ。ギリシャ産。ただ外側にやけに土がついていて、冷蔵庫にチェックインする前にお風呂場でシャワーを浴びてもらった。寒くなると、おいしく感じられないすいか。8月の中頃まではおいしくいただけそうだ。
Jul 11, 2008
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先日 Tour de France が近所にやってくるという日記を書いた。我が家ではイタオヤの冷めた意見で、7月20日はテレビ観戦に99%決まり!! で落ち着いている。今日職場での会話。ダニエレ君 「7月20日はトゥールが来るんだよな。 今友達と計画立ててるんだ。」労働者1 「あ、行くの? 楽しみよね~~」ダニエレ 「俺は何年か前に、ジーロディタリアが プラートネヴォーゾに来た時も行ったんだ。 あん時は車を下に駐車して、自転車で登っていって 待っていた。」にきーた 「それじゃ、今回も自転車で行くの? 日曜日は朝10時には通行止めだって。」ダニエレ 「いや、今回は土曜日から行く。 車で行って場所を取って、 まずテントを張る。 その日の夕食はバーベキューだ。 散々食べて飲む! みんなそんな感じだからな。 この日はドンチャン騒ぎだ。」労働者2 「土曜日から行くの? それで日曜日は何すんのよ~~?」ダニエレ 「土曜日に大騒ぎのパーティだから、日曜日は遅くまで寝る。 そういうもんじゃあないのかい?」にきーた 「それで、帰りは夜8時頃? 混んでるよね~~」ダニエレ 「いや、多分早くて夜11時、または真夜中だろう。 だってレースが終わるのが夕方6時頃。 その後みんながどーっと降りていくだろう。 前回はそれでひどい目にあったので、今回は夕食も 山の中で食べていく。 そしてほとぼりが冷めた頃に下山だ。」労働者1 「ダニエレ、あんた月曜日は7時に出勤だよ。大丈夫?」ダニエレ 「覚悟の上だ。 多分ボロボロになって出勤だろうけど。」ここまで話をしていて、ダニエレのとんでもない計画に私は身震い、そして何となく感動してしまったのだった。話によると、金曜日からテントを張って場所取りをする熱烈なトゥールファンもいるという。そしてダニエレが思うには、トゥールはジーロとは違って、フランス人をはじめ、スペイン、ドイツ人の応援団も沢山いるという。そういう 国際的な大騒ぎ が楽しくて待ち遠しいという。そうだよね、ジーロはイタリア人の応援団がほとんどだったもんね。というわけで、何となく参加してみたい、でもボロボロになるのはイヤ!! 夕食を食べながら、この話をイタオヤにしてみる。答えはわかりきっているが、やっぱりこんな ホット な情報は話してみたいではないか。「そうなんだよな、何かにつけてドンチャン騒ぎしながら、食べ放題、飲み放題をしたいやつらが、こういう機会に出かけていくんだ。だから俺はい、や、な、の!!」 結局イタオヤの言っていたことは正しかったんだ・・・・と実感したのはいうまでもない。
Jul 10, 2008
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6月11日水曜日 昨日までは暑いくらいの快晴の日が続いていたというのに、今朝は朝から曇り空。朝食ルームでラジオを聴くと、雨が降るという。こんな日のために、用意していたプランがある。アグリツリズモから南下40kmくらいのところにある、Oristano(オリスターノ)という人口 33000人の市に遊びに行くという計画である。雨が降りゃ、店の中に入るなり、バールで休憩するなりどうにかなるだろう!!そういうわけで、朝9時半に出発した。11時前に到着し、早速街の中を歩き始める。ここでコーヒーでも飲むか、と近くのバールに入る。私はいつもどおり、カフェマキヤートを注文する。 かわいい!!あれっ? 今日のマキヤートは、なんか洒落ている。地味なバールだったが、そこのおねーさんがちょっと、私のコーヒーにお花を描いてくれて、なんとなくうれしい気持ちになった。その後中心街を歩くのだが、なんとなくショボイ。あんまりお店の種類もないし・・・・ こんな田舎にも、進出・・・さすがぁ \(^o^)/せめてもの救いは、キティちゃんがここでも幅をきかせていることか?? 街の広場には、こういう塔もあった。丁度お昼ご飯の時間になってきた。さて、ランチを食べるお店を探そうか・・・・と2人で話していると、ポツポツと雨が降ってきた。心の準備はしていたものの、やっぱり雨に降られると落ち着かない。近くにあった軽食を食べれる食堂に飛び込んで、小さなサラダを食べた。やっぱりランチは軽いのに限る。夕食がどっしりしているので、お昼はサンドイッチとか、サラダが私達には丁度いいとシミジミ思った。ランチのあと、また中心街を散歩する。雨も小雨で気にならない。 あるブティックの壁にスプレーで書かれた落書き。ブティックのウィンドーを眺めると、飾ってある商品は中々高価なものだった。ワンピース300ユーロとか・・・・・・でもそのブティックの壁にこんなに目立つような落書き。ふと足を止めて、読んでみる。Ti prego perdonami. Non puo finir cosi. TI AMO !!! にきーたの訳お願いだ、許しておくれ。こんな風に終わってしまうなんて愛しているよ!!!なんだこれ、失恋野郎の愛の叫びか??いつもならこんな落書きには、目もくれない私だが、やっぱりバカンスは心を豊かにする。仕事の予定や、約束の時間が迫ったりしていないと、心に余裕ができて、こういう落書きにも注目してしまう。あれ、下にも何か書いてある。 Ogni volta che piango per te..... tu fai parte di me......またにきーたの訳キミのために涙する度に・・・・キミは僕の中にいる・・・・いっや~~、まいりました。ここまでこのボクに惚れられたあなた、よりを戻してあげたら~~??とそんな事まで思ってしまうような、愛の絶叫を聞いたような気がしたのだった。やっぱりイタリアンはすごいね~~うふふふふ~~~~イタリアでよく見かける落書きは、政治的なものや、ただ単に誰かの悪口(xxのバカ!とか)またはギャングのシンボルをスプレーで描いたものが多い。こんな風に何となくドンくさい、愛を語る落書きは初めて見るような気がする。お店の人もいい迷惑だろう。でもせっかく壁を塗り直したところで、次の週にはまた何か新しい落書きをされるんだろうなぁ。その後またバールに入って、コーヒーと一緒にサルデーニャのお菓子をいただく。イタオヤが、「あ、これ懐かしい。」といって、いろんなものを注文してしまったのだが、味が・・・・・ねぇ・・・・・ 歯ざわりもかたい。 日持ちはしそうだけど・・・・全てベースがアーモンドで出来ている。昔食べた駄菓子のような味。形はいろいろだけど、結局味はみんな同じ・・・・・ああ、ピエモンテの美味しいミニシュークリームが食べたい。こんなん、お菓子だなんて呼べない!!!この後雨も本格的に降ってきて、アグリツリズモに夕方5時頃帰る。夕食は8時だから、3時間もある。こういう時、テレビがないと堪える。結局少し寝転んで、本を読んだり、オリスターノで買っておいたくだらない雑誌を眺めてすごす。今晩の夕食時には、ドイツ人の若いカップルも一緒だった。何日かぶりで、他の人達と一緒に夕食を共にする。初対面だというのに、なかなか気さくで、お互いにわけのわからない英語で、コミュニケーションをしてみる。 今晩のメニュ。リコッタチーズをクレープに包んで、オーブンで焼いたもの。牛肉とポテトのオーブン焼き。サラダ。お昼は軽くしておいたのに、お茶の時間に食べたあの駄菓子が胃にもたれてしまって、食欲はまあまあというところか。今まで気がつかなかったが、思いっきり田舎に宿泊していると、雨が降る日はちょっと退屈してしまう。 続く
Jul 8, 2008
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ピカさんのブログで七夕の短冊を見てきました。それで去年日本に里帰りした時、丁度七夕で、JR駅と直結しているショッピングセンターの広場にあった七夕の飾りをイタオヤに説明しながら、懐かしく日本の夏を味わったことを思い出しました。短冊のお願い事って、本当にいろいろで、見ていて楽しかったけれど、ある短冊を見て、ドッキリ。 「龍嵐風火xxx只今参上」 「鬼雷麗華xxx満員御礼」← これ、かなり怪しいけど・・・・ 「風林火山xxxxx」こんな感じで、わけがわかんない短冊が、2~3つ。あっ、これってヤンキーのお兄ちゃん達が書いたもの???そういえば中学、高校とそういう人たちがいたっけ。昔、暴走族とか、ヤンキーとかそういう大人に「不良」と呼ばれている若者がいたのを思い出した。あのお兄ちゃん達、やたらと漢字を並べて、グループの名前にしていたような気がする。そんなヤンキーのお兄ちゃん達も、やっぱり願い事を叶えてもらいたかったのかなぁ・・・・と何とも言えない気持ちになったのを思い出してしまった。
Jul 7, 2008
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昨日7月5日、Tour de France(トゥール・ドゥ・フランス)が始まった。世界でもトップクラスの自転車ロードレーサーがほぼ3週間に渡って競い合う、自転車好きにはたまらないイベントである。イタリアにも毎年5月に Giro d'Italia(ジーロディタリア)というイタリア中を自転車で駆け巡る大会があるが、規模が違う。毎年ジーロは楽しみにしているのだが、今年は何故かピエモンテ州はコースから外されて、ファンの私は、とても白けてしまった。ほぼ毎年ピエモンテ州がコースに加えられているせいだろうか?ピエモンテはアルプス山脈の一部がある州だ。ロードレースは山あり谷あり、平野ありのいろんなコースを走っていくものである。とにかくそういう訳で、私はジーロをほとんど見ずに過ごしてしまった。さて、トゥールに話を戻そう。なんと、今年のトゥールは、私の住んでいる地域にもやってくるのだ。 北西部にあるブレスト市からスタートする Tour de France 2008レース第15日目にあたる、7月20日、日曜日。フランス側にあるアルプス山脈を超えて、イタリア側に下り、そして登坂距離11.4km、平均斜度6.9%の厳しい登りを競って標高1440m のプラート・ネヴォーゾという山でゴールとなる。そして翌日は選手達の休息日。火曜日、7月22日からまた Cuneo(クネオ)を出発点にしてフランス側のアルプスに戻っていく。 ああ、見に行きたい!レーサー達が苦しみながら、あのキツイ山道を登っていくのを見たい!!去年からこの事をなんども考えていた。トゥールが近所に来るなんて、というより、イタリアに来るのは今回が初めてのようだ。これから何度こんな経験が出来るだろうか???イタオヤは彼自身レースには出ないものの、なかなかの自転車のりである。ジーロもトゥールもしっかり毎回テレビで見ている。そんな彼に、私は言ってみた。「7月20日、プラート・ネヴォーゾまで応援に行こうよ。こんな経験、またとないと思うよ。」そんな私に彼はこう言った。「冗談じゃない。 プラート・ネヴォーゾに選手達がつくのは早くて17時頃。 このレースのある日は、朝9時には道路を閉鎖すると思うよ。ということは、早朝に出て行って、一日中そこでスタンドバイする事になる。 キャンピングカーで行くならまだしも、そんな事して一日潰したいのか?それに、現場にいたってテレビがなければ、レース状況だってわからないんだ。 そんなんなら、自宅でテレビ中継を見たほうが絶対 いいに決まってる。それに帰宅も夜8時以降になるぞ。 そこまでして見たいのか?」ここまで言われてしまうと、確かにどうしていいかわからなくなってしまった。当日、一度車で山に登ってしまったら、交通止めで途中で帰ることなんかできないし、確かに感動や興奮はあるかもしれないが、それも何時間も待ったあとでの10分くらいだ。レースの模様を把握できないのもくやしい・・・・・というわけで、せっかくのトゥール、自宅観戦になりそうだ。しかしながら、この日がくるのが楽しみである。
Jul 6, 2008
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6月10日火曜日 うれしい事に今日も快晴!!今日はアグリツリズモから20kmくらいの所にあるBosa(ボーザ)という町に朝から出かけた。火曜日は朝市が立つと聞いたのだ。朝市なんて、特に珍しいものでもないのだが、やっぱり知らない土地の朝市はちょっと気になる。まだ朝の9時だというのに、陽が強い。 どう見ても、あなた達はドイツ人観光客よね・・・・かなりの人でにぎわっていた。 花を売っている店もあれば、食料品を売っている店も出ている。衣類、家庭雑貨、サルデーニャのみやげ物など見ていて楽しい。そんな風にブラブラしていたら、英語で勢いよく声をかけられた。こういう所で英語で声をかけられるなんて、ろくな事ないだろう・・・と私は知らんふりして過ぎ去ったのだが、気が付くとイタオヤがいない。 おにーさんと話しこむイタオヤ彼は英語を話すおにーさんに、フラフラとついて行ってしまったようだ。話し合う事5分、そして5ユーロ払っていた。 ・・・・・・・またぁ???? (@_@;)一体何かというと、このおにーさんは、「ボランティア」で過疎化が進むサルデーニャの農業地帯に住む若者のために寄付金を集めているという。集めたお金で、農業器具を買い換えたりするようだ。実はイタリアには、こういう類のボランティアの寄付金集めが多い。休日や朝市のある日、広場に出ると若者達が寄付金集めをしている。ある時は 「薬物中毒の若者を助けるため」だったり、またある時は 「若者の失業者を職業訓練に出すため」とかだったりする。とにかくいろんな団体があって、こうして寄付金を集める。昔イタリアに来たばかりの頃は、こういうのに慣れていなくて、まず話を少し聞かされ、署名してくれと頼まれる。署名くらいなら・・・・と思って署名すると、今度は寄付金を頼まれるという流れになっている。署名までしてしまったら、後にはひけなくて、結局いくらか出すのだが、ケチって 1ユーロしか出さないと、 「もう少し協力願えませんか?」と食い下がってくる。募金は小銭でも感謝された、アメリカとか日本の雰囲気で気軽に小銭を出すと、恥をかかされる。そういうわけで、私はイタリアではこういう路上での募金集めはなるべく避けるようにしている。災害にあった地域への募金や、難病に苦しむ人達のためのテレソンなんかでは金額がいくらでも何もいわないし、組織が大きなせいか、募金しても何故か安心できるのだ。話がそれた。そういうわけで、イタオヤはサルデーニャの若者のために募金をし、ニコニコしていた。いいよ、いいよ、あんたがハッピーなら私もハッピーさっ!!ちなみに、この画像に写っているおにーさんは、サルデーニャの人間ではなく、ローマからきたそうである。 丘の上にあるのは、お城。ボーザの町並み。ボーザは古い町の部分と、ボーザマリーナというビーチのあたりに出来た観光客用の町に分かれている。 ボーザを2つに分けるのが、この川。漁業用の網がいたる所にあった。朝市を冷やかした後、サンドイッチを買い込んで、ビーチに行く事にする。前日はサルデーニャの内陸をドライブして、少し疲れてしまったので、今日はこの後ビーチでのんびりしたかった。そして私達が見つけたのは、このビーチ。 砂は茶色。 あたりに誰もいなくって、また貸切状態。 いっや~~、いいんですかねぇ~~~いい気になって、夕方6時までのんびりと本を読んだり、泳いだり・・・・サルデーニャの旅5日目にして、やっとリラックスした気分になった。 さて、今晩の夕食。ラビオリである。おいしいんだけど、さすがにトマトソースに飽きてくる。この後、ラム肉の茹でたものとポテト。 お昼がサンドイッチで軽かったので、どうにか美味しく食べる事ができたが、肉料理がかなり辛くなってきた。イタオヤは何故かニコニコしながら食べている。あの人、肉料理が好きだから・・・・・ 続く
Jul 5, 2008
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昨日7月1日はイタオヤの誕生日だった。平日だったので、特に何もしなかった。私達の年齢になると、誕生日といっても子供の頃のドキドキ、ワクワク、プレゼント!!なんていう舞い上がる感じはもう一切ない。さて、イタオヤ、ネットで同じ日に生まれた有名人を探していた。故ダイアナ妃カール・ルイスパメラ・アンダーソンシドニー・ポラックと、なかなかの顔ぶれだ。本人も実は満足しているようだ。PCに向かいながら、「危なかったな~~」というので、どうしたんだと聞いたら、「トム・クルーズが7月3日生まれだった。あいつと同じ誕生日は嫌だからな~~ 危なかったぜ。」と焦っていた。そして 「なんてこった!!」という声が聞こえたので、またどうしたんだ??と聞きにいったら、「ジョージ・W・ブッシュ、あいつ7月6日生まれだ。あいつも かに座だ。嫌だな~~」と、どーでもいいような事で喜んだり、顔をしかめたり。ふん、いいじゃん、そんなの。私は4月5日生まれ。エディ・マーフィと誕生日が同じ。なんとなく納得できないの。まあ、せめてもの心の慰めは、グレゴリー・ペックも一緒ということかしら。みなさんの誕生日、いかがでしょうか??
Jul 2, 2008
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先週金曜日のこと。朝仕事を始めてから1時間くらいした時、隣の部署で叫び声やら走る姿など、あわただしい様子だったので近くまで行ってみた。その途中、今年定年退職のカテリーナおばさんが同僚に支えられながら、弱々しくつれていかれたので、「ああ、カテリーナ、体調が悪いのかも・・・」なんて思っていた。しかし、話を聞くと、実際にはカテリーナは関係なく、なんと同僚のマリーさんが倒れて、出血しているという。カテリーナはたまたま近くで働いていて、マリーさんが倒れたのでショックを受けて震えが止まらなかったようだ。社内で救急手当てのコースに参加していた同僚達がマリーさんの周りに集まって、救急車が来るまで、色々手を貸していたようだった。私はそういう場に野次馬で出て行くことはしないので後で話を聞いたのだが、マリーさんは急にめまいがして、倒れてしまった。打ち所が悪く、頭の後ろを切ってしまったようだ。救急車が救急病院にマリーさんを運び、その後5針縫ったようだった。今日彼女の自宅に電話を入れたら、いつもどおりの元気な様子だった。抜糸まであと3日くらいかかるという。一応来週の月曜日まで、自宅で安静にしているようにとのこと。打ち所が悪くて、出血したので少し大騒ぎになってしまったが、大したことにならなくて、本当に良かった。そしてこういう緊急事態が発生した時、救急車を呼ぶ以外に私には何ができるだろうか・・・・と考えさせられた。
Jul 1, 2008
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