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1年が経つのって早いですね。やっと春になったかと思ったら、すぐに夏がおわってしまって、もう年の瀬です。オセアニアや日本では、もう2009年を迎えている事でしょう。イタリアも、2008年はあと数時間です。みなさんにとって、2009年が健康で平和な年でありますように。これからも、よろしくお願いします。
Dec 31, 2008
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最近ウェハースをよくおやつに食べる。ウェハースって子供の頃食べたっきり、ほとんど食べなかった。いろんなお菓子が溢れている今、ウェハースなんてとても地味だ。そんな地味なお菓子にもかかわらず、イタリアには、Loacker という会社からいろんな種類のが出ている。バニラ、カカオ、ヘーゼルナッツなどのクリームが入ったもの。そういうウェハースをチョコレートでコーティングした、まるでお菓子屋さんで売っていそうなもの。何度か過去に試食はしたが、結局リピートする事はなく、他のお菓子に興味が移ったものだ。今月に入ってから、どういう風の吹き回しかあっさりしたお菓子が食べたくなった。いつもは立ち入り禁止と決めているお菓子売り場をうろついて、なんとなく買ってしまったのはこれ。 スーパーマーケットブランドの、バニラ風味のウェハース。1つ 0,65 ユーロと激安だ。その隣に堂々と並んでいる、Loacker のウェハース。これも同じようなバニラ風味。何故か値段は倍の 1つ 1,25 ユーロ。 ええいっと2つとも買ってみる。スーパーマーケットブランドのウェハースをまず試食してみる。・・・・・・・・もう何年も食べていなかった、 子供の頃の味がよみがえったバニラ味だけあって、とてもシンプル。子供のおやつにピッタリだ。そして倍のお値段の Loacker を試食する。あっ!! クリームが濃厚だ。おいしい!! でもそれから数日後、何度か食べているうちに気がついたことがある。昔の味のウェハースは、何度食べても飽きないのだが、Loacker の濃厚バニラは、おいしいが段々飽きてくる。っていうか、濃厚な味が欲しければわざわざウェハースなんか買わない。イタリアのお菓子売り場には、そりゃ恐ろしいほどに濃厚なお菓子 が沢山あるから。やっぱりウェハースを食べたくなる時って、「甘いものが食べたい。 でもできればあっさり控えめにしたい。」という矛盾した時なのではないか?倍の値段もする Loacker。やっぱりウェハースは、安物のシンプルなのがいいなと思ったのだった。
Dec 30, 2008
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10月からちょっと気になっていることがある。ふとした事から、透明水彩画のサイトに立ち寄って、透明水彩の美しさに一目ぼれしてしまったのだ。中学校で、絵の具を使って絵を描いてはいたけれど、あの時の絵の具と、この透明水彩というのは全く違うようだ。検索をすればするほど、出てくる水彩画関係のサイト。素敵ぃ → 入りびたり → また検索 → 素敵ぃ →入りびたり → またまた検索こんな日々を過ごして数週間。どうしても水彩画をかじってみたくなる。今まで新しい趣味を始める時、まずはマニュアル本を買おうというのが、私のやり方。近くに教えてくれる人がいれば一番だが、過去にクロシェ以外、教えてくれる人は見つからなかった。過去に何度か近くの本屋に行って、趣味のマニュアル本を探してみたことがある。イタリアには私が始めてみたいと思う趣味のマニュアル本が何故かあまりないようだ。クロシェ、編み物、クロスステッチ刺繍、ハーダンガー刺繍など、今まで私が興味を持ったものの中で、マニュアル本が充実していたのはクロシェとクロスステッチくらいだった。編み物とハーダンガーはイギリスやアメリカから取り寄せたくらいだ。しかし、今回は違うだろう。なんせイタリアは芸術 の国。特に絵画関係なんて、本山のようなものだ。水彩画のマニュアル本が溢れているに違いない。やっと私もイタリアに住んで、ここでメジャーな趣味を始められるというものだ。そして11月のある日、本屋に行く。あんなに張り切っていたのに、本屋には水彩画のマニュアル本が数冊、隅っこに置いてあるだけだった。しかしそれと一緒にデッサンの本が山ほどあった。油絵のマニュアル本も結構ある。そうか、もしかしたら水彩画はイタリアではマイナーな芸術なのかも知れない・・・・・そう思いながら、3冊ある中から選んだこの本。 「水彩画のABC」とある。基礎の基礎から教えてくれるそうだ。大型版で128ページ。値段は・・・・19,50 ユーロ。ちょっと高いけど、こういうものだろう。家に帰って、早速読み始める。著者は30年近く水彩画を教えていたそうだ。それなら私の運命をこの先生にゆだねても、後悔はしないだろう。あとは絵の具を揃えなきゃなぁ・・・・ 続く
Dec 29, 2008
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2週間くらい前に大雪が降って、私の住む地域のアルプス山脈の1部も、雪崩や大雪のため通行止めになったりしていた。あれから数回雪が降ったが、道路も除雪され先週から車で出入りできるようになった。それを待ち構えていたかのように、イタオヤが「山に行って雪を見てこよう!!」とうるさい。今朝は朝食を取りながら、「お昼ご飯を早めに食べて、そのあとすぐに山に行こう。」と張り切る。私は、「今日の最高気温また0℃だよ。山なんて-5℃くらいなんじゃない? なんでそんな寒い所にわざわざ出かけなきゃならないの?」と一応抵抗してみる。でもわかっている。イタオヤは寒くたって出かけたいんだ。山に積もった雪の写真を撮りたいんだろう。というわけで、お年寄りのように早めにランチを食べて、出かけてきた。 道路はすっかりきれいに除雪されていた。丁度お昼ご飯の時間だったので、ほとんど車が走っていない。目的地に着く前に、数々の村を通り抜けるのだが屋根の上に積もった雪がすごい。60cmくらいはあるのではないか?そのまま積もったままにしている家、少し取り除いた家と様々だ。目的地の Pianche ピアンケという村に着く。 屋根の上の雪に注目 屋根の上の雪をおろしたんだろうか、雪で通路がふさがっている。この村はほとんど住民がいない、過疎化した村だ。小さな家のほとんどがバケーション用のようで、閉めきってあるようだった。寒い中写真を撮っていたら、チラホラと雪が降り始めた。気温もかなり低い。安物のスノーブーツをはいていた私だが、今日はこのブーツのありがたみがよく分かった。安くたっていい。暖かければ、それでいい!!実は私がこのブーツを買った時、イタオヤはちょっとバカにしていた。「なんだ、これ。 不恰好だなぁ・・・」 と。しかし普通のトレッキングブーツを履いていたイタオヤ、ちょっと歩いて写真を撮っただけで、「足が冷たい・・・・」というので、「そう? 私はこのスノーブーツのおかげで、ぽかぽか よ。」と私は仕返しをしたのだった。 またしつこく登場~~
Dec 28, 2008
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今朝の気温が-7℃、日中の最高気温が0℃と去年の暖冬がなんともうらめしい一日となった。だから今日は、6月にサルデーニャで買っておいた2009年のカレンダーの画像でも引っ張り出して、暖を取ろう。 毎年出かけた先できれいなカレンダーがあると、自分達の分だけではなく、家族や友達の分まで買ってしまう。自分達用に買ったのを別にして、このカレンダー達は既に日本の家族や友達宅に届いているはずだ。暑かったな~~ 6月のサルデーニャ。暑い砂浜で読書していた時、怪しげな中国人のおばさんがマッサージはいかが?と聞きに来た事も、今では遠い思い出だ。来年また行けるかなぁ・・・・サルデーニャ。こんな寒い日は、暑かった思い出がなんとも懐かしくなる。
Dec 27, 2008
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今朝3時頃、ガタガタいう物音で目が覚めた。どうやら窓の外側にあるシャッターが、強風で揺れているようだ。そのままガタガタ止まないので、起き上がってキッチンへ行く。一体外はどんな感じなんだろう。昨日は雪が降ったけれど、夕方6時にはすっかり止んでいた。気温も2℃くらいだった。そしてキッチンのシャッターを開けてみる。一瞬シベリアにいるのかと思った。外は猛吹雪。猛が5回くらいつくような、猛吹雪。強風が雪を叩きつけるような光景だった。物音を聞いて、イタオヤもキッチンにやってきた。2人して、朝3時に外を見ながらプルプル震える。そしてその後何度も寝ようと思ったのに、シャッターの音がうるさくて眠る事が出来なかった。それでも7時半までベッドで粘り、ゆっくり起き上がるとイタオヤはリビングルームのソファの上で、お地蔵さんのように眠っていた。「あんた、何してんの?」という私に、「風向きからいって、リビングはあまりシャッターの音がしなかったから、ここで寝てた。」朝7時半、気温は-2℃。シベリアに比べたら春のようだが、北イタリアに住み始めて12年、こんな猛吹雪は初めてだった。この猛吹雪、結局正午まで続き、ランチの後また雪かきに励んだのだった。クリスマスに食べたごちそう、こういう風に少しずつ消費していくのが望ましい。
Dec 26, 2008
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クリスマスの朝。外を見たら、霧がかかっていた。 天気予報は「雪」だったので、実はホワイトクリスマス~~と結構期待していたのだ。つまんない・・・・そう思いながら朝を過ごす。そしてお昼に出かける用意をしながら、外を見ると きゃ~~降ってる、降ってる~~~ホワイトクリスマスはうれしいけど、出かけるのにはちょっと面倒。 雪の積もった木になる赤い実、何だろう・・・と近寄ってみると、なんと「ざくろ」だった。多分お飾り用にと、実を残したままにしたんだろうか?そして帰宅したあと、2週間前に買っておいたスノーブーツを引っ張り出した。大雪が降った時、古いスノーブーツを履いていたのでぐしゃぐしゃの雪がブーツの隙間から入り込み、足が冷たい思いをしたので、早速スポーツ用品店で安物のブーツを買っておいたのだ。 この後このブーツを履いて、雪かきしたのは言うまでもないだろう。これ、25ユーロのお買い得品だけれど、ウォータープルーフだし、暖かい。1年に数回しか履かないものだから、たぶん10年くらいはもつのではないかと期待している。
Dec 25, 2008
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クリスマスイヴなんで、今日は最近入り浸っている水彩画のサイトから、素敵なクリスマスのイメージをお借りしてきました。福井良祐氏の水彩画テラスより 癒されるなぁ・・・・・福井氏は横浜近郊でお教室も開かれているそう。近くに住んでいたら、絶対に通ってるのに・・・・(ToT) Buon Natale メリークリスマス
Dec 24, 2008
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これはイタオヤの知り合いから、昨日聞いた話。その知り合いには息子さんが2人いる。下の息子さんは20歳。仮にD君としておこう。コンピューター関係の学校に行っているそうだ。3週間くらい前の土曜日、D君は男友達2人と一緒にこの近辺のディスコに行った。3人でテーブルを取り、夜も更けて友達2人が踊りに行ったり飲み物を取りに行って席を外していた時の事。5人くらいの男だけのグループが、D君のテーブルに近寄ってきた。その中のリーダー格が、からかうような感じでD君に話しかけ、「ほら、後ろで何が起こっているか見てみろよ。」みたいな事を言ったそうだ。その後、テーブルに置いてあったD君の飲み物を飲めと強要した。なんか変だな・・・・とは思いつつも、ここで飲まないと拒否するとこのグループにしつこく絡まれるし、セキュリティを呼ぼうにも、事件やケンカが起こったわけではないから笑われるだけだし・・・・そんな雰囲気で、D君はそのグラスの飲み物を半分くらい飲んで、そのグループのメンバーを満足させ、そいつらはそのままいなくなってしまった。それから10分位して、D君の心臓がドキドキしてきた。友達2人もテーブルに戻ってきて、D君は彼らのいない間に起こったことを説明し、ドキドキしたまま30分くらいディスコにいた。30分経ってもドキドキが止まらないので、ディスコを出て帰宅する。帰宅したのは朝3時。寝ている両親を起こして、1時間以上も心臓がドキドキしていると訴え、両親はD君をすぐさま緊急病院に連れて行った。心拍を計ると、120くらい。救急病院で手当された頃には、グラスの飲み物を飲んでから2時間くらい経っていた。その間心臓はドキドキしっぱなし。救急病院で寝台に乗せられた時点では、D君は時々胸が反り上がるようになっていたという。尿検査をしたけれど、この2時間の間に水を何杯も飲んでいたのでドラッグ関係の反応はなかったということ。でもあの飲み物の中に、何かしらのドラッグが入っていたとD君も、ご両親も確信している。後でふとD君が思い出したことによると、ディスコで絡まれて、リーダー格に「後ろを見てみろ。」と言われた時、リーダー格の手がグラスの近くで動いていたような気がしたということ。後になって、多分あの時飲み物に工作されたんだなと気がついたという。イタリアのディスコでは、もう10年以上も前からエクスタシーだか何だかっていう、錠剤のドラッグが出回っていて、若者達の間でも、気軽に口に放り込んでドラッグの感覚を楽しみながらパーティするっていうのが日常だ。ドラッグがかなりの問題になってはいるけれど本人の問題で、やりたくない人は避けて通れる道だと思っていた。でも今回のD君のようなケースも結構あるような気がする。ディスコやバーで、タチの悪いグループに囲まれてしまうと、誰かにケンカを吹っかけたいとか、誰かをからかって笑いの種にしたいとかっていう人たちの餌食になってしまう。ここで拒否すればケンカになりそうだし、こういう輩は、そういうのに慣れているから、セキュリティの目の届かない所に被害者を連れ込んで暴力を振るったりするんだろう。私はイタリアに来た時点で、とてもディスコなんて恥ずかしくて行けない年齢だったので、イタリアのディスコは未経験だが、年頃の子供を持つ親にとって、心配は絶えないだろうなと思った。
Dec 23, 2008
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去年の今頃だっただろうか。日本の友達や家族に、年末にむけて何かを贈ろうとネットショッピングしていた時の事。やっと品物を見つけてお会計したのに、翌日楽天のショップさんから、「別のカードでお願いします。」とメールが来た。事情がよく分からなかった私は、別のカード番号を知らせたのだがそれもダメだった。そしてその後 「海外発行のカード」 は安全のため使用不可と聞いた。仕方なくアマゾンにも立ち寄ったが、結果は同じ。私の心に隙間風が吹いたのは言うまでもないだろう。そんなこんなで、海外のカードでもいい店を捜し求める旅が始まった。そして母の日は過ぎ去っていった。買いたいものがあっても、グッと我慢していた。1ユーロ168円になっても、どうせ楽天やアマゾンでは買い物ができないんだから・・・・とまたまた我慢していた。そして先週。やっぱり年末に母に何か送りたいなぁ・・・と思い、出来心で楽天に入り浸る。そしてダメもとで品物を注文してみる。本当にダメなら、さっき見ておいたダイエーのネットショッピングでもかまわない。 この際ぜいたくは言えない!!いまだに海外発行のカードがダメなら、翌日に早速ショップさんからメールが来るだろう。そして翌日、ショップさんからのメール。「ご注文ありがとうございます。発送は12月21日の予定です。」あれ?? 大丈夫だったん??事はスムースに運び、昨日、無事母の所にも配達された。一体どういう事だろう。私にとっては大歓迎だけれど、全く何も知らない間に海外カードでも良くなったっていう事だ。多分海外カード組を閉め出して、売り上げが芳しくなかったんだろうか。この不況で、ちょっとリスキーでも海外カード組を受け入れる事にしたのだろうか・・・・・とにかく私にとっては、何となく明るい2009年になりそうだ。
Dec 22, 2008
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今年の冬は沢山雪が降る。そして心配になるのが、屋根の上の雪。私の住んでいるマンションの、南東側の屋根に積もっている雪。12月13日撮影。 気温があまりあがらなかったので、このまま1週間。この下は広い駐車場で、後ろにあるガレージに行くにはこの下を通る。そして今朝。 な、なんとそこまで・・・・昨日と今日で気温が少し上がって、雪のかたまりも、どんどん下がってきている。 危ないったらありゃしない。私達が住んでいるのは1階。2階に住む住人が、ほうきの取っ手で叩けば、落ちそうなものなのに上に住むカップルはほとんど家にいないし、帰宅も夜7時過ぎ。そして日曜日はお昼過ぎまで寝ているという状態。2年前にドカ雪が降って、屋根の上にかなりの積雪があった時は、イタオヤがどこかから長い棒を借りてきて、1階から屋根の上の雪を叩き落したという始末。夕方帰ってきた2階のご主人が、ガレージ前にたまっている雪をみて、どうしたのかと聞いてきたことがあった。あの時はイタオヤがキチンと説明し、2階のご主人もお礼を言ったというのに・・・・・今回、屋根の雪が少しずつ下がってくるのを目の前にした私達は、2階の住人に話をして、対処してもらおうかとちょっと話し合った。今回はイタオヤは術後で、1階から雪を叩き落すような芸当はできないし、雪がこのままなら上に住む彼らにとっても危ないから。結局イタオヤが、「上の人に言いに行きたくない。 なんで毎回俺達が言わなきゃならないんだ。 こういう事はここに住む人たち全員の問題だ。」という事で、そのままになってしまっていた。小さいマンションで6世帯。管理人なんてもちろんいない。そして今日。ランチの後に田舎道を散歩しに行き、3時前に帰宅。それからしばらくして、ものすごい音がした。屋根の上の積雪が、滑るように落ちたのだった。幸い辺りには誰もいなくて怪我人は出なかったけれども、この音を聞いて、2階の住人が目を覚ましたようだ。ちなみにご主人は朝7時にマンションを出て、帰ってくるのは夜7時過ぎ。奥さんは朝8時にマンションを出て、帰ってくるのは夜の8時過ぎ。30代半ばの夫婦で、子供なし。2人とも土曜日も働いている。(奥さんは月曜日お休み)日曜日は正午まで物音一つ立てたことがない。多分寝てるんだろうな・・・・どうでもいいけど、なんかなぁ・・・・・・・
Dec 21, 2008
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ヤフーで見つけた、こんな記事。 京都の舞妓さん受難、外国人観光客のマナー違反に 「堪忍」京都の花街・祇園甲部で、芸舞妓(まいこ)の人気が過熱し、外国人観光客やアマチュアカメラマンが取り囲むため、住民らがパトロールする事態になっている。テレビや映画で芸舞妓が取り上げられる機会が増え、被害がエスカレートしているという。京都市などは、海外向けホームページで「Donot follow Maikos in the streets(舞妓さんを追いかけないで下さい)」などと、異例の呼びかけを始めた。市などによると、東山区の祇園甲部は、「一見さんお断り」のお茶屋が並んでいるが、数年前から花見小路沿いに飲食店などが増加。昨年は、市の観光客数が4944万人、宿泊した外国人も92万人と、ともに過去最高を記録した。 そういえば、私達も5年位前に京都に行った時、祇園の、夕方舞妓さんが通るという道路をウロチョロし、偶然にお2人通りかかって、私もイタオヤもデジカメで何度も激写したことがある。やっぱりホンマもんの舞妓さんを見ると、どうしてもテンションが上がってしまう。でも私達は、そんなに近寄らず、帯の素敵な後姿を撮ったくらいで、マナー違反はしなかったよね~~と今日イタオヤと2人で思い出していた。「京都ではね、近くの住民がパトロールしてるんだって。結構面倒だよね。」という私の言葉を聞いたイタオヤ、こんな事を言った。「そんなパトロールなんかする必要はないよ。なんでも日本人はすぐ大げさな処置をとる。マナー違反なのは、ガイジンだろう。 それなら京都市が何人かの女性を雇って、舞妓の衣装を着てもらい、1時間に1回くらいその通りを歩いてもらうようにすればいいんだ。ガイジンに本物もニセモノもわかるわけない。とにかく俺達は、幻のゲイシャを見たいんだから、まがいものが出てきただけで満足なんだ。あの衣装で、顔を真っ白に塗ってシズシズと歩くのを見ただけで、俺達ガイジンは、『待ってました、日本に来た甲斐があった!!』って思うものなのさ。」・・・・・・・納得できない私は、こう言う。「でもさ、そんなん嘘っぱちじゃん。京都には京都のプライドがあるもん、絶対ダメだよ。」「にきーた、きみは何も分かっていない。俺達がもし、アフリカのサファリに出かけて、キリンもライオンもゾウも見ないで帰ってきたら、どんな気がする?それに友人達にケニアに行って来たって言っても、ライオン様の写真がなかったら、白けるだろう。舞妓さん達は、これからお仕事っていう時に、しつこい観光客に囲まれて、たまったもんじゃあない。中には着物に触りたいという野郎だっているに決まってる。だからさ、にせものを歩かせておいて、注目はそこにいく。その横を、本物の舞妓さんが急ぎ足で通り過ぎる。それでいいんだよ。」ライオンと舞妓さんの話は違うような気がするけど、確かに祇園まで足をのばしたら、舞妓さんの素敵なお姿をカメラに収めたいものだ。日本人のプロのフォトグラファーならともかく、外国人観光客なら、「なんちゃってゲイシャ」で多分充分なのかもしれない。変な事によく気がつくイタオヤに、感心したのだった。
Dec 20, 2008
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実は今週が仕事収めの週だった。金曜日まで働いて、1月7日までクリスマス休暇という予定だった。ところが12月14日、日曜日に降ったドカ雪で、月曜日、火曜日と停電、断水となり、自宅待機となってしまった。水曜日には職場も落ち着く・・・と聞いていたが私の所属する部で故障があって、そんなに仕事もたまっていないからと結局今週はお休みになってしまった。知らないうちにクリスマス休暇が始まってしまったというわけだ。 断水が続いていた火曜日まで、家にいても落ち着かなかった。停電は月曜日の昼頃終わったのだが、ネットは使えなかったし、断水なのでいつもどおりの生活をしようと思ってもギクシャクしてしまう。火曜日のお昼には断水も終わったが、「後でまた断水だって。 どうやら水道管の故障みたいだ。」と噂が村を駆け巡り、バケツに何杯も非常時の水を用意したまま。やっと落ち着いたかなと思ったら木曜日になっていた。そんなこんなで、今日は仲良しの同僚と集まって、近くのバールでお茶をしてきた。去年は職場でパネトーネが出たり、シャンパンまがいのものが出たりして結構盛り上がった。オヤジ社員が、同僚にお祝いの「ホッペキス」を求めたりして嫌がられたなんていう笑い話もあった。今年は仲良し4人で、1時間くらいおしゃべりしておしまい。でも不思議な事に、これでやっとクリスマス休暇が始まったという気になった。やっぱりケジメのようなものって必要だ。で、2週間半、何して遊ぼうかなぁ~~~~
Dec 19, 2008
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2年位前だったと思う。休日の朝、テレビを観ていた時、アメリカの女性作家 Lisa See(リサ・シー)さんが彼女の新書がイタリア語に翻訳されたとの事で、インタビューを受けていた。昔、アメリカの作家の本をいろいろ読んではいたが、この作家は実は初耳で、どんな作品を書いたのか興味を持った。 リサ・シーさんってこんな感じ彼女の作品のタイトルは「Snow flower and the secret fan」日本語タイトル「雪花と秘文字の扇」1800年代の中国、湖南省においての女性間の固い友情(というよりも愛情)、そして女性だけに伝えられる秘文字(Nu shu)について書かれたフィクションのようだ。何でまた、こんなブロンドの女性がそんな昔の中国のことを・・・なんてその時は思った。今まで読んできた欧米人の書く中国のお話は、ほとんどが中国人を家族に持つ、2世とか3世の執筆だったからだ。何となく興味を持って、いつものごとくアマゾンUKで検索してみるがまだ新書のようで高かった。そのままお気に入りに入れたまま、すっかり忘れてしまっていた。そして今年の秋。久々に英語で書いたものが読みたくなり、またアマゾンUKに入り浸る。そして2年前にお気に入りに入れておいたこの本が納得のいく、古本の値段になったのを確かめて注文する。あらすじとしては、1800年代の湖南省で、貧農の娘、リリー(白蓮)と隣村の良家の娘、スノーフラワー(雪花)がラオトン(老同)という縁組をすることから始まる。ラオトンってなんだ?この地域に古くからある、2人の娘の間の「契約」で生涯の友となり、一生をかけてお互いに愛し合う、なぐさめ合う、心の支えになるという関係だ。もちろんこれは親同士が、いわゆる仲人を挟んで決める事で、ラオトンの契約を結ぶ娘たちは、7歳である。ラオトンになるには、誕生の年が同じであったりとか、氏名の数(多分漢字の数)が同じであったりとか「良縁」になるためにはいろんな条件がある。そして最も大切な事に、同じ日に纏足を始めなくてはならない。読みながら、あまりにも私の知らない世界の事がどんどん出てきて、興味深い。 そしてちょっと信じられない。古い時代の事だし、中国の奥深くの田舎でのことだと自分に言い聞かせながら読み進む。娘たちが成長するにあたって、それまで隠してきた重大な事実やそれぞれの運命の違いがあからさまになる。それでもこの2人は今まで通り、姉妹以上に愛し合う。この時代の結婚にあたる儀式、女性達の間での刺繍や秘文字を使っての文通。嫁入り道具を自分で少しずつ揃える事。そして生涯続く、纏足。リサ・シーはとても滑らかな文面で語る。この時代の女性が耐え忍ばねばならない、辛く、そして残酷な生活を読んでいると気持ちが重くなる。それでもこの後、どうなるのか知りたくてまたページをめくる。纏足とか、秘文字とかラオトンという、未知の世界で始まったこの物語だが、この2人の間で起きた心の行き違いから、激しい嫉妬が起こる。最後の50ページは、胸が締め付けられるような気持ちで読んだ。読み終わった後、しばらくボーっとしてしまった。すごいよ、この本。今まで何冊か、チャイニーズ・アメリカンの2世、3世によって書かれた中国関係の物語を読んできたけど、結局入り込めないまま、心に重石を残して終わってしまった。どうしても中国の昔の話は重くなりがちだし、理解しようにも限界があったのかもしれない。でもこの作品は違う。語り手である、リリーの気持ちが手に取るようにわかる。そしてリリーのラオトン、雪花の気持ちだって手に取るようにわかる。読み終わった後、将来リサ・シーさんの本をまた読んでみようとアマゾンに行って検索してみる。そしてそこで、リサさんの曾爺さんが Fong See という中国人であることがわかった。これで納得。ここまで情熱を持ってこの話がかけるのも、彼女に中国人の血が流れているからなのだ。さて、日本のアマゾンをのぞいて来た。新品は2310円だった。英語版は250ページなのに、日本語版はなぜか446ページにもなってる。翻訳者が6人もいるのがちょっと気になるが、日本版も読んでみたい。 これは英語版の表紙今年私が読んだ本の中で、トップ5に堂々とランク入りするだろうな。お勧めです!!
Dec 16, 2008
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PCで遊んでいたイタオヤが、いきなり笑い出したのでどうしたんだと見に行くと、こんなの見てました。ブッシュにあたるかな?!はじめに3秒のCFが入ってます。イラクの記者が記者会見中に、いきなりブッシュ大統領に靴を投げつけた事件。あの事件にヒントを得て、こんなゲームも出来てしまったようだ。術後のイタオヤ。笑ったり、咳をすると傷口がいたいので、笑わない、咳をしないようにという生活だというのに、このビデオを観ながら、笑いまくって、そして痛がっていた。かわいそうだけど、そんなの観て喜んでるあんたが悪い。でもね、ブッシュに靴を投げたあのイラク人の記者、確かにマナー違反だけれど、祖国を散々引っ掻き回されて同国民のおよそ130万人をアメリカのイラク侵攻によって亡くしている。のこのこイラクにやってきたブッシュに、怒りをぶつけたかった気持ちもわからないではない。この記者は、現在イスラム教の諸国で、英雄扱いだそうだ。イラクでの犠牲者に関する統計のサイト(英語)
Dec 15, 2008
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大雪で、ネットが月曜日から今日水曜日の朝まで不通でした。そんなわけで、遅れて更新してまする~~~ネットやテレビで世界的に不景気だっていうから「そうか~~やっぱりみんな大変だな~~」なんて思ってました。そんな時に見つけた、ネットのニュース。 ウォン安 「韓国」 に日本人観光客殺到 週末はもう予約が取れない円高・ウォン安が急速に進み、「今がチャンス!」と韓国旅行に行く人が急増している。1年前に比べてウォンの対日本円価値はほぼ半分に下がり、免税店やアウトレットモールにはブランド品を買い求める日本人観光客が殺到。今や「日本人だらけだ」という声も上がっている。この続きはここで~~すごいな~~2泊3日、3~5万円台でホテル代と飛行機代がOKだなんて。確かに安い。家族で焼肉食べまわったり、女性はエステに行ったり、そしてブランド物を買いつくす。ということは、5万円じゃ話にならないから、結局何十万も使ってしまうんだろうなぁ。不景気とかって言ってはおきながら、あるところにはあるんですね。
Dec 14, 2008
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世の中、不景気だ。工場が何件も一時閉鎖したり、倒産したりなんていう報道は毎日のようにテレビでやっている。それでも年末は、給料1か月分のボーナスが出るし、クリスマス、大晦日のパーティと何かと出費が多い。昨日テレビのニュースで見て、気になったことがあった。経済的に困難になっている家族が沢山いる。でもクリスマスのプレゼントは買いたい。というわけで、そういう人たちが行くのは、1.倒産した工場やお店の流れものを安価で売る倉庫のような店。2.おなじみ、中国人経営のお店。だという。実は私はどちらにもまだ足を運んでいない。1.に書いた流れものを売る倉庫は、結構品質のいいものが沢山あるようだ。寝室用のシーツ、ベッドカバーなど、有名なメーカーのものもあるという。そして我が家から車で10分の所に、かなり大きいスペースの中国人経営のお店がある。車で通る時、何度も外から見ているのだが、ガラス張りで、店内は明るくなかなか立派なお店だ。職場の同僚がその近くに住んでいるため、通っているようだが衣類をはじめ、おもちゃ、台所製品、スーツケースなどいろんなものがあるという。そして値段はもちろん、お財布に優しいという。何度か行ってみようかなぁ・・・・と思ったがどうしても勇気が出なくて、まだ行っていない。考え過ぎかも知れないけれど、お会計の時、もしかしたら話しかけられるかもしれないし、話しかけられたら海外での第一声は、「あなたナニジン?」というパターンだからだ。なんとなくね、中国人が沢山いる中で、ポツンと1人、日本人ですっていうのもね・・・だってこの辺りには日本人なんて、私くらいなんで・・・・さて、話を不景気に戻そう。このニュースでは、子どもが3人いる母親が、「不景気で予算がないけれど、子どもが3人いるのでどうにかして何かプレゼントを買いたくて。」とインタビューに答えていたり、中年の男性が、「毎年やっている友達同士のプレゼント交換があるから、どうしても何か買わなくてはならなくって・・・」と答えていた。こんなに不景気で、給料1か月分のボーナスで光熱費を支払ったり未払いの請求書に充てたりしている人たちがいる世の中。クリスマスのプレゼントってそんなに必要なんだろうか。去年までは結構品質の良い、高価なものを買っていたけど、今年は不景気だから安物で・・・・という考えなのかもしれないけど、そこまでして安物を買ってまで、プレゼントしなくてはならないのだろうか?なんかね、そういうのを聞いていると、物質主義みたいな感じがして哀しくなる。そこまで物にこだわらなきゃいけないんだろうかって。実のところ、私もアメリカに住んでいた頃は、物が溢れる生活を毎日していた。使い捨てなんて当たり前だったし、本当に必要なんだろうか? って考える事もほとんどなく消費していた。ところが12年前イタリアに来て、物価が高い事に驚き、品質が同じくらいのものがイタリアではアメリカの3倍くらいしてそういう事から少しずつ消費熱が冷めていった。中国製品が欧州に入ってくるようになってから、今までの3分の1の値段で同じものが購入できるようになった。今まで何度も考えて消費していたイタリア人が、気軽に消費できるようになったような気がする。そして同時に、必要のないものまで買ってしまうという現実も見逃せない。「かわいいし、安かったからなんとな~く買っちゃった!」っていうセリフを何度聞いたことか。もちろん私もそのパターンに何度も陥っている。うだうだと書いてしまったが、この不景気、今までの無駄な消費を見直すいい機会なのではないかと密かに思っている。キャッシュはないけど、ローンを組んで電化製品買っちゃえとか、ローンでバカンスのクルーズに行っちゃおうとかそんなことやっていた人達も、カードにサインする前に2度くらい考え直すかもしれない。でも、やっぱり子供達にはプレゼントをあげたい。そういう気持ちはわかるけど、どうしてもお店で買ったものでなくてはならないのだろうか?不景気な世の中、クリスマスの本当の意味を考え直してしまうにきーたである。
Dec 13, 2008
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巨大スーパーにはいろんな誘惑がある。私にとって一番危ないのは、お菓子売り場。できるだけ避けて通りたいのだが、朝食用のビスケットを売っている棚を一緒のところにあるので、どうしても前を通ってしまう。今日もちょっと魔が差して、こんなもんを買ってしまった。 Galets D'Automne (秋のクッキー)って訳せばいいんだろうか。この巨大スーパーはフランス系で、そこのブランドのクッキーだ。このシリーズには、「冬のクッキー」 もあった。冬なんだから冬のクッキーを買おうか、と見てみるとピスタチオ入りの、何となく冬篭りする前に食べるといいような栄養満点のクッキーみたいだったので、やめておく。さて、この秋のクッキー、12枚で125g。1,90 ユーロくらい。高くもないけど、安くもない。パッケージには、「りんごの粒と、ほのかな栗の香りのクッキー」って書いてある。早速試食。ん・・・・硬い!!実はバターの効いた、いかにもフランスっぽいクッキーを想像していたのだが、見事にハズレ。サクサクではなく、歯ごたえのあるクッキーだった。りんごの香りがふんわり。結構おいしい。期待していた栗の香りは???全然なし。誘惑に負けて買ったこのクッキー、リピートは・・・ないだろうな~~~
Dec 12, 2008
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火曜日にイタオヤは、左側のそけいヘルニアの手術を受けた。前回と同じスケジュールで、火曜日の朝7時に絶食状態で病院に行く。前回と同じ、「日帰り手術用」の病室に入り、落ち着く。そこで今回は何番目に手術されるんだろうと看護婦に聞いてみる。前回は2番目で、かなりスムースに進んだのだ。「えーっと、イタオヤさんですね。5番目です。 だいたい11時頃順番が回ってきますよ。」 そんな~~~あと4時間も待つの?これで私もイタオヤも、かなりガクリときた。実は前日の夜、「明日はもしかしたら1番目かもよ~~~うふふのふ~~」なんて2人で期待していたから。絶食状態だし、とにかく早くオペルームを出たほうが回復も早い。というわけで、出鼻をくじかれた感じになった。今回も4人部屋で、先客が既にいた。山に住んでいるおにーさんで、胆石を取ってもらう手術をしたのだが、手術の2日前に木を切っていてその木が足首を直撃し、骨折してしまったという。というわけで、左の足首はしっかり固定され、そしてお腹に創も持っていた。本来ならば他の病室に滞在しなくてはならないのだが、あいにくベッドがなく、日帰りの病室に滞在させられる事になったという。そのおにーさん以外は3人ともそけいヘルニアの手術だった。1人はイタオヤと同じくらいの年齢の男性。もう1人は23歳の若者だった。今回は待ち時間がかなり長かったが、幸運な事に患者も、その家族も常識のある普通の人達で前回のような青空市場のような喧騒は全くなかった。23歳の若者のお父さんが付き添いできていたのだが、そのおじさんとイタオヤが自転車のロードレースの話でやけに気が合ってしまい、共通の知り合いもいてかなり話が弾んでいた。さて、11時半にお迎えが来て、イタオヤはオペルームに入っていった。そして出てきたのは13時過ぎ。話によると、今回は脊髄麻酔もあまり効き目がなく手術中にちょっと痛みが走ったという。それを2度くらい麻酔医に伝えたそうだ。そんなわけで、病室に戻っても、前回のようにトロンとはしていなかった。痛みを堪えている感じだった。その後看護婦さんにしっかり点滴を入れてもらい、どうにか痛みも和らいだようだ。13時過ぎにオペルームを出たんだもん、もしかしたら今夜はここでお泊りかも。という不安がなんとなくよぎる。そして15時。前回と同じ設定で、看護婦さん2人が病室に入ってきた。患者3人の着替えを手伝うためだ。他の2人はイタオヤの前に手術を受けたので、着替えるのはともかく、イタオヤはこんなに早くはムリなんじゃないかと思った。だって、術後2時間しか経ってない。20分後病室の扉が開き、中に入ってみると、イタオヤはすでに着替えを終え、ベッドの横に立っていた。他の2人も着替えは済ませたのだが、ベッドに横になったままだ。「ちょっと、いいの、座ってなくて?」という私の心配をよそに、イタオヤは「平気、平気。」といいながら、そのまま座ろうとしない。話を聞いてみると、他の2人は麻酔がまだ効いていて脚の感覚があまりないそうだ。多分この2人に沢山麻酔を使っちゃったんで、イタオヤの分は切れていたんだろうか・・・・なんてどうしょうもないことまでふと頭に浮かぶ。17時半になって、やっと尿意をもよおしたようで、トイレに行き、排尿した段階でほとんど退院可能な状態になった。ちょっと心配だったのは23歳の男性。彼は最後の最後まで「頭がフラフラする。」とかって言ってベッドに寝転がったままだった。結局18時半過ぎには退院して行ったが、麻酔が効き過ぎるのも考えものだなと思った。この日は帰宅は19時半になり、天気予報もはずれて雪も降らずどうにか帰ってくる事ができた。こんな状態で雪まで降ったら、ただでさえ 運転が下手な私、絶対にヘマをしていたような気がする。というわけで、今回もイタオヤの手術は無事に終了したのだった。
Dec 10, 2008
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昨日水曜日にアップするはずが、どたん場でネット接続カットになり今日更新してます・・・・ 雪が降るたびにこれ。いい加減にせい!!火曜日はイタオヤの左側のそけいヘルニアの手術の日だった。本当ならそのことについて書くべきなのだが、今日は別の話題で。ピンク・ラ・フランスさんのブログでこんなの見つけました。今までに行ったことのある国をクリックし、最後に下のボタンをクリックすると、世界のなん%を訪問したか地図と共にパーセンテージが出る。私の地図はこれ。赤い所が行った所。なーんだ、12カ国。 5%だって・・・・しかも韓国とカナダは飛行機の乗り換えで数時間滞在しただけ・・・・しけてる・・・・というわけで、イタオヤに、「あんたもやってみぃ。」とテスト(?)してもらう。43カ国。 19%。大陸は、ほとんどをキャンピングカーで周ったというのが涙ぐましい!!私達って南アメリカ、アフリカの大半、アジアのほとんどに行ってないなぁ・・・・・・皆さんはいかがでしょうか?ここでチェックしてみてね~~~(^◇^)
Dec 9, 2008
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ネットサーフィンして見つけた、どうしょーもない記事。 アイドルが 「ヒトラーおじさん」 偉人と紹介 テレビ東京謝罪テレビ東京が4日放送したバラエティー番組「よろセン!」で、アイドルタレントがナチス・ドイツの独裁者、ヒトラーを「世界の偉人」として紹介したとして、同社は8日、「誤った歴史認識に基づく不適切な内容でした」としてウェブサイト上で謝罪した。 放送されたのは、同番組の「世界偉人DEN!」のコーナー。アイドルグループ「℃-ute」のメンバーがヒトラーを「ヒトラーおじさん」と呼び、その演説には癒しの効果があったなどと紹介。放送後、ネット上の掲示板などで批判の声が上がっていた。ヤフーニュースよりばかだね~~~~このキュートっていうグループ、浦島の私はもちろん初めて聞いた名前なので、早速検索してきたけど、12歳~17歳のおこちゃまグループじゃない。こういう学生さん達をアイドルとまつり上げて、番組を作成しているテレビ局が哀しい。本業の学校に専念しないで、芸能活動しているというのが哀しい。そしてこんなおこちゃまのファンをやってる人がいるということがもっと哀しい。ヒトラーのことを 「ヒトラーおじさん」 と呼んだり、癒される演説をしていた、なんていうあたり歴史も勉強してないんだろうなぁ・・・・だって、おこちゃまだもの。
Dec 8, 2008
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寒いんで、やっぱりオーブンを使ってケーキを焼いてみたくなった。にんじんケーキは何度も焼いたので、ちょっと飽きたし、やっぱり季節柄りんごが豊富なので、これでいってみよう!とクックパッドを開いてみたものの、どうしてもこれ!!というレシピが見つからない。星の数だけあるような、アップルケーキのレシピ。でもホットケーキミックス使用だったり、オイルを沢山使ってたり、かと思えば小麦粉70g 使用って、一体どんなケーキになるんだろう。私はやっぱりドーンと作って、ドーンと食べたい。というわけで、イタリア版のレシピを探してみた。ありました!その名も「おばあちゃんの田舎風アップルケーキ」材料は小麦粉 150g卵 3個バター 100g砂糖 80gベーキングパウダー 小袋1つりんご 3個さすがイタリアのおばあちゃんだけある。卵とバターの大行進。コレステロール、急上昇。それに何となく大雑把。特にベーキングパウダー1袋って、我が家にもあるけど1袋 16gだよ。いいのかい?計らなくって?????いかにも、計るのが面倒くさい、イタリアのおばあちゃんっていう感じのレシピだ。簡単そうなので、作ろうかなと思う。でも材料を2度読み直して、いかにもデブ候補生になりそうなので私なりに勝手にアレンジしてみることにした。 「にきーたの田舎風アップルケーキ」 材料小麦粉 150g 卵 2個バター 80g砂糖 60g牛乳 大さじ1オリーブオイル 大さじ1ベーキングパウダー 1袋(16g)りんご 2個(200gくらい。 スタークっていう品種にする。) 作り方1) バターを室温にして、砂糖と一緒によく混ぜる。 クリーム状になるまで頑張ってまぜる。2) 卵、 オイル、牛乳を1.に混ぜ、小麦粉とベーキングパウダー を振り入れる。 よーく混ぜる。3) 薄切りにしたりんごを2.にザックリ混ぜる。4) 200℃にオーブンを熱する。5) 3.で混ぜたものを型にいれ、オーブンで35~40分くらい 焼く。 お好みで、薄切りのりんごを上に乗せてもいいかも。 オーブンに入れる前 焼き上がり しっとり、ふんわり。 薄切りのりんごが見えますか? 感想実は小麦粉は150gのままなのに、バターと卵をカットしてしまったので、混ぜながら、「うーん、こりゃまずい事になった。生地が固すぎる。」と困ってしまい、どたん場でオイルと牛乳の追加となった。勝手にアレンジするレシピには、こういうハプニングがつきものだ。オーブンで焼いている時、途中でどんどん膨らんできたので「あの一袋が効いたわ~~」 とちょっと感動する。焼いたのは昨日の午後で、すぐに試食はしなかった。今朝、コーヒーを入れて、一切れ味見したのだが外はサクサクっ、そして中はしっとり・・・・りんごがやわらかいままだった。手でつかもうとすると、崩れそうになるくらいフワフワ・・・久しぶりに焼いてみたアップルケーキ、大満足の出来である。しかし私は追求したい性格なのか、卵は1個に、バターと砂糖はもう少し減らしてみたいと思う。それはまた、次回のお楽しみにしておこう。 イタオヤの感想わぁ~~おいしい!でもこりゃ手術を控えた身には毒だな。クリスマス前にこんなもの食べちゃって、いいのかい にきーた?
Dec 7, 2008
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昨日の朝、市立病院から電話がありました。なんと12月9日、火曜日にイタオヤの 左側のそけいヘルニア を手術できるということでした。えっ、ちょっと待ってよ!10月にあの人もう手術したんじゃなかったっけ?って皆さん思われていると思います。確かに10月28日に 右側の そけいヘルニアを手術しました。その前に、エコグラフィーで左側にも小さいのがある、と診断されていました。でも大きくて、痛みがあるのは右側。というわけで7ヶ月も待たされて、やっと右側の手術をしたのでした。その時、イタオヤは手術してくれた医師に抗議したようです。「7ヶ月も待たされるなんて、酷すぎる。同じ日に手術したおじさんは、予約待ちリストに名前を入れてからコネも利用して、4ヶ月で手術してもらったそうだ。」そういうこともイタオヤは説明して、左側のそけいヘルニアの手術は、何ヶ月も待たされるなら、他の市の病院に行くとまで宣言したようです。それを聞いた手術医は、やはり罪の意識を感じたのでしょうか。イタオヤに、「なるべく早く手術できるように手配する。」と約束したようです。そして昨日の病院からの電話。12月9日といえば、前の手術から40日間。現在イタオヤはすっかり回復して、やめとけ と言ったのに、先週は少し雪かきもしていました。「運動する、体を動かすのは気持ちがいい!!術後は創が痛かったけど、ヘルニアの痛さに比べると精神的にもラクだ。」とまでいうくらい。というわけで、来週の火曜日、また日帰りの手術に行ってきます。イタリア人も、その気になればスピードアップできるんだと今日確認いたしました。 (^◇^)
Dec 5, 2008
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今日もまた「胸関係」の話題で申し訳ない。今日マンモグラフィの検査に行ってきた。前回は3年前の春だった。3年前初めて検査に行った時は、前もって体験談を聞いていたので、「痛いんだろうな~~」「翌日は筋肉痛だろうな~~」と心の準備は万全だった。確かに嫌な検査ではあるが、必要だし、思っていたよりも痛くなかったのでホッとしたのを思い出した。さて、小雪の降る中、市の外れにある古い病院に行ってきた。 やっぱり古い病院で、お屋敷みたいな外観。3年前もこの病院での検査だった。前回は気がつかなかったけれど、隙間風が入ってくる。受付に行って予約を確認し、待合室で10分くらい待つのだが、寒い。隙間風がひゅーひゅー入ってくる。イタオヤが手術を受けた、サンタ・クローチェという市内の病院は、10月だというのに暖房がガンガンかかっていて気持ち悪くなるくらいだったというのに、このお屋敷病院は寒いったらありゃしない。こんなんで上半身裸の検査なんて受けられるんだろうか・・・なんて寒い想像が働く。さて、名前を呼ばれて更衣室に案内され、暖房がしっかり効いていたので安心した。検査してくれるのは、3年前も同じ看護士さんだったような気がする。話しながら、私が日本人なのか中国人なのか聞き出し、結局3年前と全く同じジョークを飛ばしたので同じ看護士さんだったと確認した。(#^.^#)1度経験済みのマンモグラフィ。今回は心の準備もしっかりできていたというのに、すごーく痛かった。3年前はこんなに痛くなかったのに~~~と思わず看護士さんに訴えてしまったほどだ。そのあとエコグラフィーの部屋に通される。前回は男性医師だったので、またあの人かなぁ・・・なんて思いながら待っていたら、今回はハツラツとした感じのいい女性ドクターだった。検査した結果、今回も異常なしでホッとした。検査代、35ユーロなり。 検査に至るまでに、ちょっとした問題があった。というのも、10月中に村の診療所に行き、主治医にマンモグラフィの検査を受けたいので、書類を書いてくれと頼んだところ、「しこりがあるの?」とか「体調が悪いの?」とかって聞くので「前回検査したのが3年前なので、そろそろ検査しようと思うんです。」と言ったら「困ったな~~ 何かしっかりした理由がないと、病院のほうで文句言ってくるんだ。」と言う。「先生、乳がんは事前に検査する事ですぐに見つけることができるんですよ。そういう風にキャンペーンもやってるじゃないですか。しこりを見つけてから慌てるより、ある年齢になったら定期的に検査するのが当たり前でしょう?」と私も負けない。 診療所で1時間も待ったんだ。ここで塩振られてたまるかい!!「あなたの言うことは、その通りなんだけど、医療費の削減を言われていて、何か問題がない限り、マンモのような検査代がかさむ検査は、なるべく控えるようにって上から言われているんだ。 困ったな・・・」「先生、それじゃ、右の脇の筋肉がつるって書いてください。3年前もその理由で検査してもらったんです。イタリアでは10人に1人の割合で乳がんになるんですよ。ご存知ですよね? 散々予防のキャンペーンをやっておきながら、いざとなったら検査をしぶるなんて、ひどいわ!!」という私の訴えが効いたのか、主治医はやっとマンモグラフィの検査の書類を書いてくれた。それから病院に電話して、予約を入れる。その時も、受け付けの人に「書類には何故検査を受けるか書いてありますよね?それを読んで下さい。」と確認が入る。あいにくその書類は手書きで、主治医の手書きが読めなかった私はFAX か E-メールでその書類を送れと言われ、仕方なくスキャンしてメールで病院に送った。アメリカでは8人に1人。イタリアでは10人に1人。日本では20人に1人。という確立の乳がん。10月は乳がん検査キャンペーンの月だった。日本ではポスターを貼ったり、ネットを通してキャンペーンを広げていたが、イタリアでのキャンペーンはあまり大々的には行われていなかったような気がする。イタリアの乳がん防止キャンペーンのサイトを、10月に見に行った時も、「市の診療所で、触診検査とエコグラフィーを無料で行います。」というキャンペーンはあったが、肝心のマンモは無料ではなかった。35ユーロって、結構高い料金だ。血液検査に18ユーロ払っている国民の感覚で、マンモの検査は35ユーロというと、経済的な負担が大きいような気がする。マンモの検査を通して、イタリアの矛盾した医療問題を垣間見たような気がした。PS. 女性の気持ちを知りたい、メンズブラ着用の男性達、 マンモは究極の女性体験ではないでしょうか?
Dec 4, 2008
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先日ブログ仲間の またパスタさんのページですごいものを見ちゃいました。もう説明なしで、ここで 見てきて~~!!! 男性にブラは必要なんでしょうか??!!2800円もする、このシンプルなブラ。こんなのつけて満員電車に乗ってオフィスに通勤したり、自衛隊で訓練したり、寿司握ったり、消防署に勤務して火事場に出動したり、土木作業で汗流したり、と私の想像力も限界だ。でもこのお店のページをよく見ると、1月下旬までの発送は、もう売り切れ。需要が高いように見える。そして購入した人たちのレビュー今回、新色がでたので購入しました。男性でも、お洒落で着けて良いと思いますので、これから新しいメンズブラが出たら購入して行きます。 とかメンズブラ本来必要ないのでは?と思われるかもしれませんがリラックスアイテムとしては必要性を感じ購入致しました。って・・・・・・・これ、やらせ?本当にマジで着用しちゃうの??ボリュームアップにパッドも入れることができるそうだけど、これは女装好きな人のためだと思いたい。オカマちゃん系以外の人で、ブラをつけたい人って本当にいるの?女性の気持ちを知りたい時優しくなりたい時気持ちを引き締めたい時につけたくなると広告にはあるけれど、気持ちを引き締めたいんなら、滝に打たれて来い!!本当に女性の気持ちが知りたかったら、フルタイムで働いて、家事を一切こなして、あと幼児2人の世話をいっぺんにやってみ!こんなペラペラブラなしでも女性の気持ちがわかると思うわ~~~
Dec 3, 2008
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母から船便で送ってもらった沢山の本の中に篠田節子さんの 「砂漠の船」 があった。 篠田さんの本といえば、「女たちのジハード」 を1997年に読んでいる。彼女の書きっぷりが快活で面白く、どんどん読んでしまったのを思い出した。面白かったのを覚えていて、2003年にまた本棚から引っ張り出して読み直してしまったくらいだ。今ならよく耳にする 「ジハード」 という言葉だがあの当時はどういう意味か知らなかった。さて、「砂漠の船」。だいたいのあらすじは、主人公幹郎の両親が冬の間、東京に出稼ぎに出かけ、それが何年か続いたあと母親が出稼ぎから帰ってきて自殺する。東北の田舎で育った幹郎は、東京郊外で地域社会に根ざした家庭を築こうとする。そんな中で起こる、家族内での心のすれ違い、転勤を拒否する幹郎が経験する、企業内での確執と締め出し。子供の頃からイメージしていた故郷の意外な実態。そんなことを織りまぜながら物語はすすむ。この本を読みながら、私がどれだけ田舎、村について無知だったか思い知らされるような気がした。村での村八分、それよりも酷い、ある一定の家族に対する偏見。そんなに嫌われても、その村にしがみつくその家族など、都市で育った私には、とても想像のできないことが話に出てくる。普通の幸せな家族に見えた幹郎の家族が一人ひとり自分の世界を持ち始める時、この幸せに見えた家庭にも亀裂が入り始める。偶然が重なって、「こりゃ話が出来すぎ~~」というシーンもあるが、次から次へと展開があり読んでいて退屈しない。読み終わった後、村での風習やその閉鎖的な生活があまりにも強烈で、思わずイタオヤにこの本の話をしてみる。するとイタオヤは、「村での生活っていうのは、昔はどこの国でも閉鎖的だった。日本だけとか、アジアだけなんて間違っても思わないように。ヨーロッパだって、アメリカだってとにかく小さな町とか村では、都市に住む人には信じられないような事を平気でしているものだ。村には必ず嫌われる家族がいるし、その家族が村のものと結婚できない場合は、家名を絶えさないようにと家族内での婚姻だってあった。血が濃すぎて障害児が生まれる事なんてしょっちゅうだったし、そういう子供が口減らしの対象になることは当たり前だった。」なんて、今さら何を驚いているんだという顔で、私に語る。そういえば、映画にだってそういうシーンはあるしこういう事は毎日の貧困生活では当たり前の事だったかもしれない。そう心の中で噛みしめていると、イタオヤの最後の一撃がやってきた。「だいたいきみは、いい年してこれくらいの事で驚いているなんてどうしょうもないな。いい加減、ジョン・グリシャムとか、ダニエル・スティールなんかのフィクションを読むのはやめた方がいいよ。人生にはもっと知らなくてはならない事がある。」 ガーーーーン ・・・・・な、なにもそこまで言わなくたって・・・・・確かに私は恋愛もののフィクションとか、現実離れしたフィクションが好きだけど、もう何年もこの作家達のものは読んでないのに~~~ いけずぅぅぅぅぅぅ~~~~~~
Dec 1, 2008
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