全29件 (29件中 1-29件目)
1

パレードは続く。カーニバルに必要な小道具の1つとして、コリアンドリというものがある。 リサイクルに出された紙を粉々に切って、袋につめた物で、一袋1ユーロくらいだ。パレードするメンバーはもちろん、仮装した子供達も袋にコリアンドリを入れて持ち歩く。そして花咲か爺さんのように、はら~り、はら~りとこれを人にかけたり、お互いにかけあったりして遊ぶのだ。さて、和やかに進んでいたパレードなのだが、ちょっとした異変が起きた。次にやってきた仮装のメンバー、いかにもオリエンタルという装いである。 扇、着物まがいの 「なんちゃってオリエンタル」という装いなのだが、このグループの1人が私を見つけて、わわわ~~~と近寄ってきた。「まずは、俺の写真を撮ってくれ!!」と何度もしつこく言う。私は、グループのを一枚だけ撮ればいいやと思っていたので、「だめ~~」と言った途端、顔にコリアンドリを ドサッ とかけられてしまった。もちろん口の中にも入った。その後、この悪さをしたにーちゃんは(赤い矢印の人)「カーニバルでは、口を開けてはいけないよ~~コリアンドリが口に入るからね~~」と言って、大喜び。そしてしっかりと写真に納まった。 くやし~~~ぃ !!もう何年か前に、夫から 昔コリアンドリが口から大量に入って窒息した男性がいたという話も聞いていたし、カーニバルの当日も、「気をつけろよ」と注意されていたのだ。でもまさか私が餌食になるとは、夢にも思わなかった。それでも気を取り直して、少し落ち着いたと思ったら、中国人に仮装した若者、男女50人ほどがやって来るではないか・・・・・彼らは、私を見つけて盛り上がってしまった。コリアンドリを横から、頭の上から、散々かけられた。そうしながらも、「チネジーナ、チネジーナ」「中国娘、中国娘」とはやし立てる。 どうして私がこんな目に・・・・ 彼らは比較的穏やかだった (~o~)今回は私も注意して、口をキっと結んでいた。多分すごい顔だっただろう。彼らのグループの最後にいたボーイズ2人が、 「ねえ、僕らの仮装、どう思う? 上手く中国人になりきってるだろう??」としつこい。私は口を開かずに目で笑っていたので、それを見ていた一人が、「なんでしゃべんないの??」と聞いて来る。夫が横から 「さっきのにーちゃんにコリアンドリをお見舞いされてね~~」と説明。彼らは悪さをしようとしたのではなく、ただ純粋に私と話したかっただけのようだが、さすがに疑い深くなってしまった。この中国人の群れの写真を探したのだが、私はもちろん撮影不可能で、頼りの夫もこの騒ぎに呆然とし、撮影していなかった。ということからも、彼らの異常な盛り上がりが想像出来るであろう。そんな感じで、私も何となくドキドキしてしまったのだが、私の住む村の仮装も参加していた。 ははは・・・・みんな監獄の囚人になっている。 あれ、おにーさん、誰かと思ったら、同僚だよ・・・・ここでもコリアンドリの嵐にあう。その後、夫はオオカミの仮装をしたおにーさんに抱きつかれ、夫はオオカミのおにーさんと抱擁を交わし、私は羊の仮装をしたおにーさんに抱きつかれ、後ろからいきなりだったので 「きゃ~~~!!」 と叫んで、羊のにーさんを驚かし、いろいろな出来事があってかなり楽しいのだが、疲れてしまった。そして、パレードの最後を飾ったのは リオのカーニバル風のご登場。 ここら辺から、撮影をやけに張り切る夫。後で彼の写真を見たのだが、このメンバーの写真がやけに多いゾ!!この日の気温が14℃くらいで、1月にしては暖かかった。真夏のような格好をしているおねーさん方、大変ですね。 このブラジル人のメンバーでパレードを終えた。いや~~楽しかった、しかしドキっともさせられた。中国人まがいの若者4人に囲まれた時は、本当に心細くなってしまった。というわけで、大事には至らず、無事にカーニバルの見学を終えて帰路についたのだった。
Jan 30, 2008
コメント(15)

さて、パレードが始まった。まずはカーニバルの主役からご登場である。 モンドヴィ市のカーニバルは、「Carlevé」カーレヴェ、という。 この近所の方言で、カーニバルという意味である。 カーレヴェの主役、「Béla」ベラ は毎年ミスコンテストのような形で選ばれる。今年のベラは、ビアンカ・アラーニョさん。(写真の真ん中)実は同僚のいとこである事が発覚!この話題で、社内の一部では思いっきり盛り上がってしまった。 主役が通り過ぎると、「Gianduia」ジャンドゥイアのご登場。ジャンドゥイアというと、チョコレートを思い浮かべる方も多いだろう。ジャンドゥイアはもともとお百姓なのだが、ある時から紳士のように着飾りはじめた。陽気で、食べたり飲んだりするのが大好きなお祭りおじさんだ。ピエモンテ州のカーニバルではマスコット的(?)な存在である。のんびりと始まったパレードなのだが、チロルの大群がやってきた 音楽をバンバン流し、「きゃ~~~」と叫びながら遊ぶ若者達。これも仮装の1部である。その後、やけにキラキラしたカップル登場 この御2人、ユーロのコインで出来た衣装を身に着けている。ジャラジャラ体一面にユーロがぶらさがっている。その後また音楽がガンガンなって、シスターのお出まし。 映画「シスター・アクト」をテーマにした仮装。あはっ。さすがはイタリア人、目立ちたがり屋ね~~~そしてカラフルな人達の登場。 遠くから見た時は、サーカスのクラウンかと思ったのだが、よく見ると、この方達の衣装はガラス瓶のふた、ペットボトルのキャップで出来ていた。 お見事~~~ここまでは賑やかだったり、ちょっと工夫がしてあったりで和やかなムードでパレードは進む。 しかし・・・・・・ 思いがけない罠が にきーたを待ち受けていたとは・・・・ 続く
Jan 29, 2008
コメント(14)

カーニバルの季節がやってきた。毎年、「行きたいな、でも天気が悪い・・・・」などと言って、結局行きそびれてしまう事が多いのだが、今年は、近くにある人口20000人のMondovi市(モンドヴィ)に行ってきた。ローカル紙で調べたところによると、日曜日はなんとベネッツイアのカーニバルのメンバーも招待してあるという。ピエモンテ州の田舎にいて、あの有名なベネッツイアのカーニバルを少し味わえるなんて、これはリッチではないか??というわけで、日曜日はランチも早めに食べて、準備ばっちり。パレードが始まる1時間前に到着する。パレードは、モンドヴィ市の住宅街からスタートして、中心街までやってくる。しかしベネッツイアの仮装した麗人達は、パレードは中心街だけの参加。というわけで、私達は中心街に降りて行って、気をヤキモキしながら待っていた。すると・・・・・ 厳かにベネッツイアのメンバーはやって来たのである。その後、各メンバーは大通りに入り、パレード前のお披露目をしてくれた。 こうして一列に並ぶと、ため息が出てしまう 「太陽」のコスチュームもなかなかいい感じだ。とんがりブーツがかわいい。 貴婦人達。「あら、奥様、すそが乱れてましてよ。」ベネッツイアの人もやはりイタリア人、おしゃべりしながら出発を待つ。 いかつい感じのおじ様方。これは当時の軍隊関係のコスチュームだろうか? ちょっと暗い感じのコスチューム。 この御2人にポーズを決められると、何となく怖かった。ベネッツイア関係の撮影を終えて、ホっとした。「彼らを見るために来たようなものだ。」なんて勝手な事を言いながら、今度はパレードを見に行くために場所を移動する。歩いていると、 あっ、ベネッツイアもどき~!!!独自に仮装したグループに遭遇したので、ここでも1枚!!カラフルな衣装が鮮やかだ。 さて、パレードの開始である。 どんな祭り騒ぎが待っているのだろうか・・・・・ 続く
Jan 27, 2008
コメント(18)

ニョッキって日本でも結構知られていると思う。ジャガイモを材料にしたパスタである。久しぶりにニョッキが食べたくなったのだが、自分でじゃがいもから作るのは、ちょっと面倒なのでスーパーに行った時、出来合いのニョッキを買ってみた。 スーパーマーケットのブランド(?)で500g入って1,15ユーロとお財布にやさしいお値段だ。ニョッキにはいろんな食べ方があるのだが、私は今朝、普通のRagu(ラグー、ミートソースのこと)を作っておいた。 ニョッキを2分くらい茹でて、出来上がり。もちもちで、この歯ざわりがとてもおいしい。スーパーマーケットブランドにしては、なかなかおいしかった。
Jan 26, 2008
コメント(19)
今朝TVをみていたら、いきなりこんなニュースが入ってきた。 「不倫相手とだけ性交渉するため、 夫に薬を飲ませていた女性逮捕。」 いきなり目が覚めた。話によると、シチリアに住む46歳の女性、アンジェラ・コスタンゾには、53歳の不倫相手がいる。 彼とだけ性交渉したかったため、夫には毎日、鎮静剤を食事の中に混ぜて食べさせていた。この2年間、アンジェラの夫は無気力、虚弱体質を訴えており、何度も病院通いをしていたいう。今回体調がすこぶる悪かったので、緊急病院に運ばれ、そこで精密検査をしたところ、血液中から大量の鎮静剤が発見された。医師は、「鎮静剤の飲みすぎですね。」とでも言ったのだろうか、そこでアンジェラの夫は、知らずに薬を飲まされていた事を知り、アンジェラは逮捕されたと言うことだ。なお、アンジェラの不倫の相手も、この件について取調べられている。また、この不倫相手は自分の家族(妻、子供)に暴力を振るった疑いでも取り調べられている。ウソのような、本当の話である。毎日自分の夫の食事に薬を混ぜていたなんて、発想がすごい。生かさず、殺さず・・・・離婚はしないけれど、不倫は続けたい・・・・お昼のミネストローネに薬を混ぜてみました・・・・申し訳ないけれど、巷で流行ってしまいそうなネタだ。それにしても、被害者のこの男性、お気の毒である。早く体調を戻して、新たな人生を歩むことを祈るばかりだ。
Jan 25, 2008
コメント(8)

「魔が差した」のか、ただの気まぐれかは分からないのだが、「どうしてこんな物買ってしまったんだろう!!」って思う事が時々ある。先週ステップマザーさんの日記に、週間または隔週で出る雑誌についての記事があった。イタリアでは、この手の雑誌をファシコロと呼んでいる。手芸関係、プラモデル、クッキング、時計、ドールハウスなど種類は非常に豊富で、ため息が出てしまうほどだ。実は私もこういう雑誌が結構好きで、買ってしまうことが時々ある。この編み物関係のファシコロにも、去年釣られてしまった。さて、先日PCの中にある写真を整理していて、こんな物を見つけた。 Arte della tavola Giapponese (日本食の美→いい加減な訳)とでもいうタイトルである。創刊号、堂々の3,95ユーロ。黒いお箸と白いお皿付き。写真撮影日は、2004年8月26日である。一体この雑誌は何なのかと思われそうだ。中に入っていた小冊子には、日本食についての解説食器類についての解説、日本食とアジアの食事の解説について載っていた。実は3年以上も前の購入で、お箸とお皿は健在なのだが、この小冊子は捨ててしまった。毎回、お茶碗、箸置き、しゃもじなど日本の食生活に欠かせない(?????)アイテムが小冊子とともに付いてくる。創刊号は3,95ユーロだったのだが、第2号からは、9,95ユーロくらいだったと記憶している。 いくらなんでも高すぎる。お皿もお箸も中国製のお粗末なものだった。一体誰がこんなファシコロを継続して購入するんだろう。これをコレクションにするのは、イタリア人の日本オタクだろうか?といろいろ想像してしまう。こういうファシコロを発売する出版社は、さすがに発売時期をしっかりと心得ている。創刊号の発売が、8月の下旬、または12月の下旬に多い。考えてみると、8月の下旬はバカンスが終わって、仕事に戻る時期。楽しいバカンスが終わって、いきなり現実と向かい合わせになる何となくもの寂しい時期である。12月下旬もしかり。クリスマス、年末年始が終わってしまうと、長い冬とお祭り騒ぎもない毎日が続く。そういう時、こんなファシコロのCMを見て、気分転換に買ってしまうのではないだろうか。私がこの日本食のファシコロを買ったのは、あまりにも興味をそそられたからである。しかし、もし7月の忙しい時にこれをCMで見ても、わざわざ買いに行っただろうか? 無駄使いとわかってはいるが、TVでいろんな種類のファシコロの宣伝を見るたびに、「おっ!」っと目が釘付けになる自分が少し悲しい。
Jan 24, 2008
コメント(12)

先週夫婦揃って少しダイエットでもするか~~と話し合っていたのだが、冷蔵庫に年末に買ったスモークサーモンのパックがまだある。1パック90gでサーモンは小さく刻んである。これはサラダとか、パスタソースに使うようにあらかじめ「ちょっと半端品」のようなところをパックにしたものだろう。パッケージの後ろにはレシピも載っている。材料を見て、うーんとうなってしまったのだが、ええい、こうなったら作ってやろうではないか!!! Tagliatelle al salmone(タリアテッレのサーモン風味) 材料 4人分スモークサーモン90g 小さく切るタリアテッレ(またはフェトチーネ)生パスタ 300g小さな玉ねぎ みじん切りにするパセリ 刻む液体状の生クリーム 200mlくらいズッキーニ 100g サイコロ状に切るオリーブオイル 大さじ1塩、こしょう 作り方1.中華なべにオイルを熱し、玉ねぎ、ズッキーニ、 サーモンを入れて 中火で炒める。2.いい色になってきたら、生クリームを流し込んで、よく混ぜる。 少し火を弱める。塩、こしょうで味付け。3.ソースを作っている間に、タリアテッレを茹でる。 一応アルデンテとあるが、これは好み次第。4.茹で上がったパスタを、2.の中華なべに入れて、ソースとよくからめる。 刻んだパセリを入れて、軽く混ぜる。 出来上がり。注)中華なべと書いたのは、大きめのフライパンより、中華なべの方が材料を炒めやすいと思ったから。 もちろんフライパンでもOK。自分で言うのも恥ずかしいのだが、 びっくりするくらい、おいしかった材料に生クリームが書いてあったのを見た時、こりゃ重そう・・・・と気が乗らなかったのだが、多分この生クリームとスモークサーモンのコンビネーションがいいのだろう。レストランっぽい味で、驚いた。いつも粗食を心がけている私達なのだが、1年に1回くらいなら、こういうデブソースを作ってもいいかな~と思い始めている。
Jan 22, 2008
コメント(20)

いつもイタリアの郵便事情について、厳しい事を書いている私なのだが、今日は名誉挽回の出来事を報告する。オーストラリアに友人がいる。彼女とは20年くらい前に、東京で働いている時に知り合って、私が海外に来て以来、1度も会っていないのだが、新年の挨拶を欠かさない間柄である。さて、今年も彼女からのご挨拶カードが届いた。封筒を見て、ビックリ (少し修正してあります) まず、名前だけ!苗字なしサチコとかマユミとか、いわゆる名前だけが書いてある。その前にMs.と付いてはいるが、苗字なし。そしてアドレス。イタリアの住所は、~~通り 家の番号例えば、Via Roma 5 ローマ通り 5番となる。この封筒を読むと、まず通りの名前がちょっと間違っている。番号もTo に見える。 さて、70か、それとも10か??と迷ってしまいそうだ。その後に続く村の名前、県、郵便番号は正しかったので、まず村まで届いて、その後は郵便配達のおじさんのやる気と腕次第!というところか?人口2000人の村に住んでいるメリットを感じるのはこういう時である。外国人が少ない村に住んでいると、怪しいわけの分からない郵便物は、まずにきーた宅に届けて・・・・・もしかしたら、そう思ってるかも知れないな~~とにかく、いつもはイタリアのPostaにイジワルなコメントばかりの私だが、こういう事もあるので、あまり悪口は言わないようにしよう。と今日は書いておく
Jan 21, 2008
コメント(16)
1年以上も前に、アメリカの友人がメールに添付して送ってくれたYou tubeのビデオがある。その頃はまだダイアルアップで接続していたので、時々送ってくれるイマイチなビデオを何分もかけてローディングするのには閉口した。しかしながら、20本どうしょうもないビデオがあったら、1本くらいは「これいい!!」というビデオがあるものだ。 このビデオが、その1本。あまりにも面白かったので、知り合いに教えてあげて、一緒に笑った。こういうお洒落で、最後にオチのあるCMっていいなと思う。
Jan 20, 2008
コメント(14)

ワインの栓というと、コルクを想像するのが定番だ。昔からコルクの栓を抜いてきた。時々上手く抜けなくて、コルク半分くらいボトルの中に残ったまま取れなくて苦労した苦い思い出もある。 でもそれがワインというものさ、 ふっ・・・・と受け止めていた。ところが、ここ数年ちょっとした変化がある。ある日、ワインの栓を抜こうとして上についているラベルを外すと、コルクではない栓でワインは詰められていた。 画像の手前に横たわっている栓、これはシリコンで出来ている。その上に頭をこちらに向けて傾いている栓もシリコンだ。コルクのものと一緒に並べると、違いがすぐにわかる。このシリコンの栓は、とても硬い。コルクのような柔らかさは全くない。シリコンなので、栓にワインのシミや香りが移る事もない。ない、ない、ないで味気ないのだが、長所を発見した。 栓抜きの失敗がないのだ。私のような不器用者がモタモタ抜いても、 必ずきれいに取れるのだ。今までコルクで何度失敗したことか。それ以来、思い切って買ったちょっと高めのワインの栓抜きはいつも夫に頼んでいた。もし失敗したら、なんとも言えない屈辱を味わうからだ。さて、ワインに少しこだわる夫は、このシリコン栓を初めて見た時、とっても嫌な顔をした。「こんな事があっていいのだろうか!!」とでもいうような信じられない表情で、ワインボトルを見つめていた。そしてそのワインが、1本3ユーロくらいのお手頃な値段だったので、 やっぱり安物はね・・・・・という風に話はついた。ところがある時、1本6ユーロくらいのイタリアでは中堅どころのワインを買ったら、なんと栓はシリコンだった。不審な目つきで味見をしたが、舌の上でとろけるようなおいしいワインだった。それから数年たった今、 シリコンの栓はとても一般的になってきているような気がする。フランスのボジョレーも3ユーロくらいの値段の物はシリコンの栓だった。シリコンの栓は確かに味気ない。ソムリエがワインを開ける時、コルクの香りをチェックするような儀式も、シリコンじゃあ出来ない。多分高級ワインはいまだに頑としてコルクのままなんだろう。コルクのままであって欲しい。そう思いながらも、自宅で開ける安いワインは毎回簡単に抜けるシリコンが結構気に入っている。
Jan 19, 2008
コメント(12)
昨日と今日はとてもよく晴れたので、夫は久しぶりに自転車で50kmくらい走ってきた。彼が家に帰ってくる時は、ほとんどいつも汗だくで全力を尽くして走ってきたというのが手に取るようにわかる。昨日と今日も汗だくで帰ってきた。シャワーを浴びて、落ち着いてから私にこう言った。「実はさ、去年の夏に日本に行った時、2キロは太ったんだよね。9月、10月とちょっと体調が悪かったから自転車は控えめにしていただろう?クリスマスの前後、そして先週まで寒かったり雪が降ったりで自転車は無理だった。冬に入ってからまた2,5キロは太って、合計4,5キロの増加なんだ。」確かにおなかの周りに肉がついたな~~とは思っていたのだが、運動ですぐにやせる事のできる夫のこと。気にしないでいたのだが、まさか4,5キロとは私だってクリスマス休暇中に、ちょっとのんびりし過ぎ +食べ過ぎで、やばいな~~と思っていたところだ。というわけで、明日からもう少し食生活を見直してせめて3月までは軽めの食事を心がけようと、2人で誓った。1つ腑に落ちないのは、去年の8月に札幌にいた時確かにいろいろ食べたけれど、あの暑さで食欲もかなり減退したのを覚えている。私は実際、旅行の後も体重は同じだ。どうやって2キロも体重増加したんだろう、夫よ・・・・
Jan 18, 2008
コメント(8)

昨日の夕方TVのニュースを見ていたら、「ローマのスペイン広場で、こんなことがありました。」とキャスターの声と一緒に画像が現れた。 スペイン広場の階段から、50万個のプラスチックの玉をザザザーっと転がしたのである。玉はころころと階段を転げ落ちていき、最後には下にある噴水の中にまで入ってしまった。 誰だ~~こんなお騒がせなことをするのは?仕掛け人は Graziano Cecchini(グラツィアーノ・チェッキーニ)という、54歳の自称アーティストである。実は彼は去年10月19日にもひとつやらかしている。ローマにあるトレヴィの泉に、赤いペンキを流し込んでローマで開かれていたフィルムフェスティバルに異議を申し立てたのだ。 このトレヴィの泉をTVの報道で見た時は、本当にびっくりしてしまった。やることがあまりにも大胆だ。そしてこの色、血のようではないか。翌日の新聞の第一面に、この写真が大きく掲載されて、その写真を見ながら、私はため息をついてしまった。 さて、スペイン広場に戻る。彼は、今回は事前に報道関係に予告していた。「1月16日、朝7時半以降、スペイン広場の階段にて何かが起こる予定だ。」とでも宣伝したのだろうか。チェッキーニが朝8時半頃現れて、彼をサポートする他の3人に手伝ってもらいながら、階段の上からビニール袋に入った玉を次から次へと下に転がしていった。 報道関係者は、待ってましたとばかりに、映像を撮ったり、写真を撮ったり。近くにいた観光客も驚いて、何が起こったのかとざわめいていたという。結局彼は逮捕されて、警察に同行されてこの場を去ったのだが、去る前に記者会見を開いたそうだ。「これは芸術であって、ただの抗議ではない。階段は汚れたわけでも、破壊されたわけでもない。このパフォーマンスによって、今イタリアがどんな危機にあるかを強調したかったのだ。ナポリ市のゴミの問題、仕事中に事故で死亡する労働者が絶えない実態、経済的に行き詰まっているこの国・・・・」と彼の訴えは続いた。彼が記者会見を長々と続けている間、じっとそばで待っている警察の人達というのも、なんかとてもイタリアしている。とにかく、この事件は「よくやった!」と言う人と「ふざけた事をして! くだらない!」と言う人に分かれる。このパフォーマンスの費用は約2万ユーロと言われている。彼の言いたい事はわかる。しかし、こんな大金を一瞬のうちに投げ捨ててしまって、もったいないな~このお金を寄付すればいいのに~と思ったのは私だけではないだろう。実は観光客も結構喜んで、このカラフルなプラスチックの玉を集めて「イタリアのおみやげ」になる、と笑顔でインタビューに答えているのも見た。我が家では、夫がこのパフォーマンスに呆れて批判していた。私は、実をいえばこういうのって結構好きである。トレヴィの泉の件はショックだったが、スペイン広場の階段が汚れたわけでも破壊されたわけでもない。でも1つ心配している事がある。4番目の写真でポーズをとっている、観光客。「ハイ、チーズ!!」ってやってたら、上からどんどん転がってくる玉たち。さぞ驚いたことだろう。多分一生の思い出になったかも知れない。動画はこちらから~~~動画の中で青い毛糸の帽子にめがねをかけているのがチェッキーニ氏である。画像は全てイタリアのサイトから勝手に拝借
Jan 17, 2008
コメント(10)
私の同僚にマリーさんという、36歳の女性がいる。2年前お父さんが亡くなって、それ以来母と娘の2人暮らしである。彼女は同じ村に住んでいるので、マリーさんのお母さんにも2~3度お会いしたことがある。42歳の時マリーさんを出産したので、お母さんは今年78歳だ。とてもハツラツとしたおばさん(おばあちゃんという感じではなかったので。)という印象を持っている。さて、去年の10月、マリーさんのお母さんが白内障だということを聞いた。 実はその症状はしばらく前からあったというが、治療もせずそのままだったという。症状が悪化したので、10月に病院に行ったところ、手術は順番待ちで1月になってからと言われたそうだ。公立病院での話だ。ちなみに、イタリアの公立病院では、緊急以外は順番待ちということだ。知人に聞いて、プライベートのクリニックでは、同じ手術をすぐにしてくれるという情報もキャッチしたそうだ。手術費、2000ユーロ(およそ30万円)だという。公立病院では同じ手術、そして入院費など全て無料なのだが、3ヶ月待ち。結局3ヶ月待つことにして、先週いよいよお母さんは手術することになった。しかしながら手術する当日、結膜炎になって手術は延期。 1週間後の今朝、やっと片方の目の手術を終えたそうだ。昨日から、「多分明日手術になるから、仕事には出れないかも・・・」とマリーさんはこぼしていた。同僚達は、「そうだよ、2~3日休み取って、おかあさんの面倒見なきゃ~~~」 と言っていたのだが、今朝、マリーさんから電話があって、「今朝手術して、母は今晩1泊入院することになりましたので、私、午後から出勤します。 明日は朝、退院手続きをして、母を家に落ち着けてから出勤します。」という。この電話が入ってから、私たち同僚の間では熱風が仕事場に吹き荒れるかの様に、この件について話し合いが続いた。80歳近い母親を病室に放って置くということ多分300時間くらいある、彼女の有給休暇をどうして家族のために取らないのかということ2000ユーロくらいどうにかなる家庭なのに(と巷では噂)3ヶ月も80歳近い母親を、白内障のまま我慢させておいたことなど、みんなの批評、酷評を聞きながら、私も居たたまれない気になった。私は前からマリーさんのお母さんは、彼女と夕食後DVDを観るのが好きだというのを聞いて、我が家にあるコレクションを貸してあげたことも何度かある。小さな村に住む、イタリアの80歳近い未亡人の楽しみって何だろうと考えた。たいていは、孫とかTVを観ること、家族ご近所さんとの噂話お墓参りとか、そんなところではないか。そして私だったらどうするか考えてみた。もし2000ユーロがもったいないと、母が言ったりしたら「何言ってんの! 余計な心配はしないで。私クリニックに予約入れるからね。」とでも言って、3ヶ月も母をそんな不自由な状態にはしておかなかっただろうと思う。入院だって、イタリアの病院は看護師はあくまで看護師であって、トイレについていってくれたり、毛布をかけなおしてくれたり、話し相手になってくれたりスープを飲むのを手伝ってくれたりするわけじゃない。それぞれの家庭には、それぞれの事情があるとは思う。そして、このことに関していちいち言うなんて、「余計なお世話」というのも、百も承知。でも今回の1件は、マリーさんがとても気のいいいつも頼りになる人と思っていただけに、彼女の考え方が理解できないし、人ごとながら、どうしても納得がいかないのだ。
Jan 16, 2008
コメント(14)

どこの掲示板だったか忘れてしまったのだが、この本をお勧めしていた。お勧めのレビューを読むと、「感動!」「最後に泣いてしまった」「心暖まるお話」とある。日本の作家には本当に疎くなってしまったので、薦められるまま、ネットの古本屋で購入した。 さあ、私も思いっきり感動したいと期待も大きく最初のページを開いた。大雑把なあらすじは、記憶が80分しかもたない数学の博士とその家に働きに行く若い家政婦、そしてその息子との間で繰り広げられる話。今までに読んだことのない種類の本だがすらすらと話に入っていける。素数とか、約数などの言葉も出てきて昔そういえば、学校で習ったっけ・・・・と思い出しながら読んだ。感想としては、いい話だったと言える。味で言えば、あっさり塩味。いろんな事が起こって、私は心配しながらどんどんページをめくっていくのだがあまり深入りした説明がない。例えば、博士と義理の姉の関係。読み進めていけば、ただの親戚関係ではないことがわかる。でも深入りせずに、表面をサラっとなでたような書き方だ。もうひとつ例をあげると、家政婦がクビになってから、家政婦の息子が博士を懐かしがって、遊びに行く場面がある。そこで義理の姉が家政婦を呼び出して、文句をいうのだが女性達が言い合いをしている間に博士が紙に書いた数式。これを見て義理の姉は何も言わずに博士の気持ちを理解する。私はこの場面が好きなのだが、どうしてあんなに怒っていた義理の姉が、この数式を一目めて大人しくなってしまったのか、この場面もあっさりした書き方で、物足りない。いい終わり方をしているので、読み終わった後「よかった、よかった」で本を閉じることが出来たが、せっかく食材(斬新なアイデア)が豊富なんだから、欲をいえば、もう少し濃い目の味付けにして欲しかった。満腹感を望んでいたのに、なんとな~く腹7分でおしまいという気持ちだ。レビューのように、「感動!!」とか「泣いてしまった」というのはなかったのだが、なかなかいい話なので、お勧めかな
Jan 15, 2008
コメント(10)

今日はな~んか甘い物が食べたい!!というわけで、クリスマス休暇に遭遇したお菓子の1部をご紹介する。クリスマスの日に遊びに行った友人宅には、このチョコレートケーキがスタンバイしていた。日本の有名なケーキ屋さんで買うような、凝ったおしゃれなケーキとは程遠いのだが、一口食べてみたら、あらおいしい!! ヘーゼルナッツのクリームと生クリームの競演のケーキ。ヘーゼルナッツはピエモンテ州では沢山収穫するのでGianduia(ジャンドゥイア)という名のケーキやチョコレートが名物である。ヘーゼルナッツとチョコレートはとても相性がいい。 さて、イタリアにもシュークリームはある。お店によって中身も変わる。私が好きなのは、カスタードクリームと生クリームが一緒に入っているもの。生クリームは大好きなのだが、それだけだとどうしても胸焼けして、沢山食べれない。 年末4人だけの集まりがあった日、これを持参した。右の方にあるのは、シュークリーム。真ん中の奥に2つ隠れているのは、ホウズキにビターチョコをかけたもの。 めずらしいので買ってみたが、甘酸っぱくておいしかった。トリノ、またはその周辺のお菓子屋さんに共通している事は、お菓子がとても小さいという事だ。指先でつまんで口に放り込めるサイズだ。イタリアでも他の地域によっては、ひとつひとつ大きめのお菓子を作るところもあるようだが、私の住むあたりでは、小さいのが好まれる。サイズが小さめなので、甘党なら5つは軽くいける。リキュールの入ったものとか、コーヒーの味のものなど種類も豊富なのでどうしても全部味見したいというのが女ごころというものだろう。
Jan 14, 2008
コメント(14)

私はほとんど毎日ワインを飲んでいるのだがワインを飲むとき、ちょっと困った事がある。ワインを注ぐ時、必ず最後に1滴だけこぼれてボトルを汚すということだ。その1滴がこぼれるのが嫌で、注ぐたびにペーパーナプキンでボトルの口を拭く。それが何回も、そして毎日となるとかなり面倒だ。工夫して、ペーパーナプキンをたたんで、ボトルの肩にショールのようにかけてセロテープでとめてみた事もある。ワインボトルがショールを肩にかけたご婦人のようにみえたりして、愛嬌がある。そんなことを繰り返してもう何年も経つのだが、 ついに こんな物を見つけた ワインの栓とパッケージには書いてある。取り出して、早速ワインボトルにつけてみると こんな感じだ。この商品の良いところは、ワインを注いだ後も 1滴もこぼれないのだ問題のこぼれる1滴は、この栓の下のほうに開いている小さい穴に流れていくので、1滴もこぼれない。テーブルクロスが汚れない。ショールをかけてあげなくてもいい。そしてワインが残っている間は、付属のフタをこの栓の上にかぶせればいい。 本当に感激物だ。フランス系スーパーはここまで進歩しているのだな~と感心してしまう。お値段は 1つ 1,19ユーロ。これまたお求め安いお値段。ただひとつの難点は、10回くらいボトルを変えたら壊れてしまいそうなチャチな作り。プラスチックである。この値段だもの、仕方がないか。現在、赤ワイン、白ワイン用と2つ揃えこのワインの栓がどのくらいもつのか実験中である。
Jan 13, 2008
コメント(18)

昨日から降り続けた大雪のためか、今朝8時から停電になった。暖房はガスヒーターだが、電気がないとつかないので朝8時から暖房なし!!幸い7時半に起きて、朝食も済ませていたので、室内は少しは暖かく、18℃だった。ガレージの裏を見ると、30cmは積もっているようだった。早速夫は雪かきを始める。 これは雪かきをし始めた時の画像。奥の方では、ご近所のおじさんが既に少し始めていた。今回の雪はベタ雪で重たそうだ。いつもは私が手伝おうとすると、「じゃま、じゃま、おれがやる!!」という彼も、今回私が降りていくとニコニコしていた。久しぶりの雪かきで、私はなんだか張り切ってしまった。道産子の血が騒ぐ~~~ 寒い 冷たい 腰痛い でも 楽しいぃ~~横で夫が 「下手なエアロビクスのビデオやるより、雪かきの方がいい運動だ。」などと余計なことをいう。張り切ってガンガン除雪していたら、間違って夫のヒザにスコップに当てるという、おそろしいアクシデントも発生。 張り切り過ぎて、単なる危ないアジア人になってしまったようだ。 除雪完了。 でも雪は降り続ける・・・・・ガラージの前を除雪して、2人ともハイになってしまい、結局マンションの入り口付近も除雪する。30分後、汗だくで部屋に戻るのだが、電気はまだ戻ってない。室温16℃まで下がっている。時間はまだ朝10時である。そして冷蔵庫も空っぽ・・・・・道路は雪で荒れていたようだが、家にいても寒いし、薄暗いしで夫と二人でスーパーに行くことにした。道路はまだ雪が沢山残っていて、車もほとんど走っていない。スーパーは思っていたとおり、ガラガラ。お昼は残っていたミネストローネを温めて、生ハムとチーズ、パンで済ませる。お昼1時の時点で室温が14℃になって、温かいミネストローネの効果も薄れてきた。こうなったらもうフテ寝しかない。2時過ぎまで寝ていたら、電気がついた!!その後は暖房も入ってネットもできるのでヌクヌクだったのだが、2時半に今度は断水になった。結局4時半に水も戻り、やっとどうにか普通の生活に戻った。今のところ雪は止んだのだが、予報では明日も雪。せっかくの土曜日が台無しで少し残念。夫はイライラしていたので、 「こうなったら、今夜はステーキとフライドポテトだな」とダイエットのため、我が家では厳禁なメニュを所望している。
Jan 12, 2008
コメント(16)

気に入って毎日欠かさず使っている物がある。 イタリア風朝食セットである。な~んて書くと、かっこいいのだが、ただの皿とカプチーノやカフェラッテが沢山入るカップである。 クリスマス前にプレゼントコーナーをウロウロしていた時、このネコのデザインの箱が気に入って自分用に買ってしまった。実は箱だけが欲しかったのだが、あけてみるとカップ2つ、そして下には大きめの皿も入っている。値段を見ると、3、99ユーロ。ドーンと背中を押された気がした。もう買うしかないだろう。 お皿にはネコ座りしたネコが座布団に座っているイラストも・・・・色も春っぽくパステルグリーン。こういうの、好きだ~~~!!! 私のしょぼい朝食。カプチーノにホームベーカリーで焼いたヨーグルトパン。気になるのは一緒に入っていたもうひとつのカップ。全然使ってない。サイズが微妙で、使いずらい。このカップ、ペンたてになる運命なのかも知れない。さて、このセットを夫にご披露したら、 「 またくだらない物を買って!! どうせクリスマス休暇が過ぎたら飽きて使わなくなるだろうよ」と冷た~いお言葉。 しかし今日1月11日現在、まだ飽きずに使用中。そういえば、去年カプチーノセットを買った時も「また変な物を買って! 飽きるぞ」といわれたのを思い出した。しかしながらカプチーノセットは今でも毎日活躍している。どうして夫は 「すぐ飽きるぞ!!」 っていうんだろう
Jan 11, 2008
コメント(10)
私は3人姉妹の真ん中なのだが、2歳年下の妹が2年前から香川の高松に住んでいる。子供3人と夫婦で5人家族である。妹は札幌生まれの札幌育ちで高松に引っ越すまで他の市に住んだことがなかった。彼女からのメールはいつも北海道弁丸出しで「めんこいさ~」とか「困るっしょ」とそれが彼女らしかった。 のだが最近彼女から届くメールに変化が見られる。「めっちゃ・・・」「あんたもや」「海が好きやったのね」「思うやん」これって何となく関西弁のような気がしないでもないが、香川あたりで使う言葉なのだろうか?私は昔から関西弁が好きで、聞いたり読んだりしながら時々「なんちゃって関西弁」を使ったりするのが好きなのだが、関西に住んだことはない。高松と関西は近い。(というか、その一部かも?)多分高松あたりでは、言葉も関西弁に近いんだろうな~と思いながら、ちょっとした妹の変化がうれしいような、くすぐったいような・・・・・いくつになっても、私にとって妹とは私が勝手に泣かして、後でなぐさめてあげたあの妹なのだ。
Jan 10, 2008
コメント(10)

お洗濯する時、色分けするのが普通だろう。白い物と色もの。そして色物は黒系とか、赤系とか似たような色に分けて洗うというのが普通のお洗濯のやり方だと思う。(たぶん)イタリアで買う衣類は、国産はともかく輸入ものが多いので、色落ちする事がしょっちゅうだ。特にコットンのTシャツとかポロシャツ関係は要注意。ハンドタオルやバスタオルも色落ちする物が沢山ある。そんな時便利なのがこれ Grey社から出ている、「Color Catcher」なんていう名前の商品だ。中に入っている紙シートを1枚入れるだけで洗濯時に発生する色落ちの「色」をこの紙が吸い取ってくれるというのものだ。2年前にこの商品の存在をCMで知った時、「そんなんウソに決まってる。」と信じなかったのだが、同僚で使っている人が何人もいた。そして彼女達が絶賛するのだ。そういうわけで私も試してみたのだが、彼女達の言うとおり、本当に色を吸い取ってくれる。ジーンズ、赤のポロシャツ、黒のTシャツなど、色落ちしやすい物を一緒に入れて、このシートも1枚入れる。 左が使用前のシートで、右が使用済み。1箱20枚入りで値段は5ユーロ位する。決してお得な値段ではない。しかし、イタリアの洗濯機は温度を設定して、スイッチを入れると「水」が出てきて、その水が設定した温度になるまで電力で調節する。とても電気代がかかるのだ。色落ちのする衣類→色分けで数回洗濯電気代などを考えると、この「色取りシート」、高いようで結局は節約になるようである。もしかして日本にも似たような製品があるだろうか?できれば100円ショップあたりで・・・・100枚入って100円なんて、そりゃないか~~~\(~o~)/
Jan 9, 2008
コメント(8)

昨日の日記で熱気球の大会について書いたが、ひと段落がついた時、あたりを見回すとすぐそばに双子のおねーさん達がいた。 髪の色(これは絶対染めている)黒いジャケットジーンズとバッグが少し違う以外はまったく同じ。脚の長さ、太さ、おしりまで同じだ。(失礼!!)子供の双子は見慣れているのに、大人の双子にはほとんどめぐり合うことのない私。少し感動して、オヤジのように写真を撮ってしまったのだった。 (p_-)
Jan 8, 2008
コメント(10)

我が家から20kmくらいのところにある、Mondovi(モンドヴィ)という小さな市で、1月4、5、6日の3日間「International Balloon Meeting」という熱気球の大会があった。Mondoviは人口22000人ほどの、本当に小さな市である。 雪化粧のMondoviさて、この熱気球の大会は今年で第20回目だ。毎年1月6日のエピファニアの頃に行われるのだが、今回初めて見に行った。1月4日はほぼ1日中雪が降り、5日は霧が出て大会は思わしくなかったようだが、6日は午後からすっきりと晴れた気持ちの良い日となった。昼3時頃から午後の部は始まるという事だが、私たちは早めに出かけた。 ただいま準備中参加者は40組。インターナショナルという名の大会だが、見たところ圧倒的にイギリス、フランス、ドイツ、そしてイタリアという顔ぶれだ。な~んだ、ヨーロッパ大会みたいだ。 こんなに近くで熱気球を見るのは初めてだ。準備の仕方を見ていても、とても楽しい。 準備が出来た順番に勝手に飛び立って行く様だった。 休日で久しぶりの晴れということで、観客も沢山。みなさん写真を撮りまくっていた。 全40組が飛び立つと、空は熱気球で一杯見ごたえがあった。次回チャンスがあったら、是非熱気球に乗ってみたい
Jan 7, 2008
コメント(12)

今日はEpifania(エピファニア)である。楽しかったクリスマスのお祝いも、今日が最終日。我が家では、今朝クリスマスツリーやその他の飾りを片ずけた。大きなツリーがなくなると、リビングルームはガランとなる。ツリーの華やかさはなくなったが、広々として落ち着いた雰囲気だ。さて、エピファニアについて簡単に説明すると、1月5日の夜から6日にかけて、Befana(ベファーナ)というおばあさんが、ほうきに乗り、子供達の家に煙突から入り込んで、暖炉に吊るしてある長靴下の中におもちゃやお菓子などのプレゼントを入れていってくれるというものだ。ベファーナはこんな感じである。 こういうイジワル魔女みたいなベファーナのイメージもあれば こんなやさしそうなおばあさんのイメージもある。頭にはスカーフをかぶり、幅広の長いスカート、靴はぼろぼろで、プレゼントの沢山入った袋を持っている。ほうきにまたがり、煙突から煙突へと飛んでいく、魔女のようないでたちだ。良い子にはおもちゃやお菓子を長靴下に入れていってくれるが、悪い子には石炭やススを入れていくという。だから 「みんな、良い子でね!」と大人は子供達に言ったりもする。このベファーナのお話、サンタクロースと酷似している。煙突から入ること、暖炉に長靴下を吊るしておく事、ベファーナが空を飛んで回ると言うことなど。ベファーナについては、イタリアに来るまで知らなかった。日本はともかく、アメリカでもクリスマスは25日でお終いだった。他の国でも、ベファーナに似たようなお祝いはあると思うが、クリスマスのお祝いを1月6日まで楽しんでしまうイタリアの子供達、プレゼントも2回ももらってしまって、かなりラッキーだ。ベファーナには別の意味もある。女性をからかったりする時に、「あのベファーナ、本当に嫌な女。」という具合に、ベファーナは「年をとった、容姿の悪い」という意味で使うこともある。先週の金曜日、仕事を終える前に男性社員が女性社員に「君達、ほうきの用意は出来ているか?」なんて冗談半分で言っていた。 そういう意地悪なからかいに慣れた女性社員たちは「日曜日(6日)は私たちのお祝いの日だから。」とからかわれる前に宣言したりもする。エピファニアの翌日は、学校も始まる。長めのクリスマス休暇を楽しんでいた同僚達も、明日は重い腰をあげて仕事に戻る。お祭りの後の寂しさが私は苦手なのだが、カレンダーをみて見ると、あれっ、今年は2月初旬にもうカーニバルだこれを楽しみにがんばるか、と気が軽くなった。
Jan 6, 2008
コメント(10)
今朝、郵便局に行った。母にイタリアのコーヒーを送るためである。母はエスプレッソがお気に入りで、私はLavazza(ラヴァッツア)のコーヒーを時々エアメールで送っている。私の住む村の郵便局は本当に小さくて、受付窓口も1つだけ。そこでおばちゃんがすべて取り仕切っている。日本の郵便局のように近代的ではなく、昭和を思い出させるような郵便局だ。4年位前だったか、コンピューターを導入したのでサービスは少しだけ良くなった。中に入ると、窓口に50歳くらいのおじさん1人と、20歳くらいの若者1人だけ。良かった、空いてる・・・・・と思い、備え付けのイスに座って順番を待つ。まずこのおじさん、買い物袋から金色のギフト用の包装紙で包まれたパッケージを取り出した。そのパッケージにはシールで貼り付けたリボンもついている。見た感じ、おばちゃんにプレゼントを持ってきたんだな~~と思った。しかしおじちゃんは、このプレゼントをおばちゃんに渡さずに帰ってしまった。「出直してきます。」と言って・・・・・・そして若者の番。手には病欠をする時、医者が書いてくれる書類を持っている。結局この若者も、「出直してきます。」と言って帰っていった。さて、私の番だ。顔なじみのおばちゃんなので、新年の挨拶をしながら、「これ、いつものコーヒーです。日本までお願い。」と小包みを渡すと、おばちゃんはため息をついた。「ふぁ~~~。 ね、本当に嫌になるわ。あなたの前にいた2人、見たでしょう?」と言うので、「ええ、どうしたんですか?」と聞くと、おばちゃんは機関銃のように話し始めた。「最初のおじさん、あの人あのプレゼントをあのまま郵送できると思っていたのよ。 信じられる?? 住所も何も書いてない、包装紙のままで、あのシールで貼ったリボンだって、すぐに取れるに決まってるじゃない。この郵便局は文房具屋じゃないのに、郵送に必要な箱とか、封筒とか、セロテープとか、ここで全部やってくれると思っていたのよ。」「ま、そうなんですか?? あのプレゼントの包装紙を見た時、何だろうとは思っていたけれど、まさかそんな事だとはねぇ・・・・」と私も調子に乗っておばちゃんを促す。勢いに乗ったおばちゃんは、続ける。「あの若者だって、あの病欠の書類を書留で出さなきゃならないとは分かっているのに、封筒にも入れないで、あの書類1枚をヒラヒラ持ってくるんだから。封筒に入れて持って来てって言ってやったわ!ほんとうに・・・・何を考えているんだか・・・・」いつものパターンでは、私の次に誰もいないと、このままおしゃべりは続く。おもしろいけれど、話すと止まらないのが難点のおばちゃんである。丁度いい具合に、次の客が入って来たのでおばちゃんに挨拶して郵便局を後にしたのだが、いや~~今日はまた面白い物を見せてもらった。(失礼)本当に、世の中にはいろんな人がいる。
Jan 5, 2008
コメント(12)

冷蔵庫にこの前買っておいたブロッコリがあったので、今夜はブロッコリのパスタを食べた。 作り方はとても簡単。1.まずブロッコリを切り分けて、少しやわらかめに茹でる。2.小さい鍋にオイルを入れ、ガーリック1かけと アンチョビ2つを入れて弱火で炒める。3.アンチョビがとけてきたら、やわらかめに茹でたブロッコリを 入れる。 小グラス3分の1くらいの水を入れる。4.そのままブロッコリが少し型崩れするくらい炒めて、 塩、コショウで味付け。 最後にひとかけのバターを入れて、混ぜて出来上がり。5.茹でたパスタ(お好みで)をボウルにいれ、このソースを 混ぜる。パルメザンチーズをかける。(お好みで)あまりにも簡単すぎて、なんだか恥ずかしくなってきた。しかし、冬はブロッコリがおいしいし旬なのか値段もお得、お勧めの1品である。
Jan 4, 2008
コメント(10)

このところ、毎日のようにナポリ市でのゴミの回収問題について報道されている。そういえば去年の夏、一般家庭やレストランなどから出るゴミを回収するのが滞って、ゴミ集積場辺りはゴミ袋で満杯。それでもゴミは毎日のように出るから、市民はゴミ袋をそのまま放置。夏の間、臭いや衛生上(ねずみも出ていたらしい)で問題になっていた。そしてまた12月になってこの報道を頻繁に聞くようになった。このニュースのリンクこんな写真も新聞に載っている。 画像は 「La Gazzetta del Mezzogirno」より勝手に拝借。こんなゴミの山の中で暮らす市民が気の毒である。昨日のTVのニュースでは、このゴミの山に火をつけた事による火災と、その燃焼物から出るダイオキシンの害について報道していた。ドイツから廃棄物回収のトラックがくるというが、そんなの一時しのぎ。こういう問題は、その場だけどうにか切り抜けたってダメだと思う。You tubeでこんな映像を見つけた。その1その2イタリア北部では想像も出来ない有様である。一日も早くこの問題が解決されますように。そして、クリスマス休暇の間、ゴミの回収が遅れたと日記に書いた私。その日記 我が家の近所のゴミ入れ容器、4日間くらいこのままで、「何たる事!!」と思っていたのだが、ナポリに比べたら、なんでもない事だったのだ・・・・・
Jan 3, 2008
コメント(12)
明日1月3日から仕事開始である。去年の12月22日から12日間、自堕落に過ごして本当に楽しかった。大きな計画や旅行の予定もない、気の向くままに過ごしたのだが、これがなんとも心地良い。明日からはまた労働者である。天気予報では、今夜から雪。明日木曜日と金曜日はかなり雪が降りそうだ。もしドカ雪なら、やむ終えず自宅待機かな?と最後まで悪あがきをするのが、少し情けない。
Jan 2, 2008
コメント(10)

先日スーパーでフォアグラを吟味している時、見知らぬ口ひげのおじ様にアドバイスを受けたのだがその時の日記今日は結果の報告。 お手頃値段 VS ネコのえさ風 4,35ユーロ 80g 7,90ユーロ 120g参加者 大人6人(1人棄権)容器の説明どおり、2つの商品とも冷蔵庫でよく冷やしておき、食べる15分前に冷蔵庫から出してスライスする。バゲットを薄めにカットして、その上に乗せて食べてもらった。結果「私、フォアグラはだめ。アヒルがかわいそうで・・・」と棄権した女性1人を除き、大人5人でむさぼった結果、3人がネコのエサ風を支持。1人がお手軽値段を支持。1人が「えっ? 2つ種類があるのか?」と判断できず、 勝利はネコのエサ風に輝いた。それにネコのエサ風はさすがに缶に入っているだけあって、賞味期限は2011年と寛大だった。これで次回あのグリーンのコートをまとった口ひげのおじ様にスーパーでお目にかかっても恥ずかしくない。堂々と、「ありがたくアドバイスを受け、ネコのエサ風を食べてみました。 とてもおいしかったです。 ( ^)o(^ ) 」と言うことができる。とうれしくなったのだが、あのおじ様、実はグリーンのコートの印象がとても強く、後は口ひげという事しか覚えていない。どういう顔だったかというと、なのだ。もしあのグリーンのコートをドライクリーニングに出している時、スーパーでまたお目にかかったとしても、いつもボケーっとしている私だ、多分見逃してしまうのではないか。と少し気がかりである。
Jan 2, 2008
コメント(6)

A Happy New Year Felice Anno Nuovo 新年あけましておめでとうございます。 今年もまたまた自分勝手にいろんな事を書いていきますが、 よろしくお願いいたします。 にきーた (*^^)v
Jan 1, 2008
コメント(4)
全29件 (29件中 1-29件目)
1


