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今朝いつものスーパーで買い物をして、お会計で並んでいた時のこと。さすが、土曜日の朝だけあって混んでいた。私は一番早く進みそうな列になんとなく並ぶ。隣のレジも4人くらい並んでいるので同じくらいだ。すると隣の列に、若い妊婦さんがカゴを持ってやってきた。ジャケットの前は開いていて、ひと目で妊婦さんとわかる。その彼女が前の方に進んで行き、レジの人に何か言った。そこでぼんやりしている私も ハッ (・o・) っと気が付いた。隣のレジの上に、「Priorita(優先)」と大きなサインがかかっていて、車椅子と妊婦さんのシンボルがついていた。そうか、彼女はこのレジは妊婦さん、障害者が優先だと知っているのでここに会計しにきたんだ。しかし、レジのベルトコンベアーには2人の客が既にカートから商品を乗せていたし、誰一人として後ろに誰がいるかなんて、いちいち気を配っているわけでもない。優先してもらいたい本人がスピークアップしなきゃお先にどうぞ、なんていう雰囲気、 0 ゼロ Zero 結局この女性、次にカートから商品を取り出そうとしている中年の男性の前に出て行って、「すみませんけど、ここは妊婦の優先レジなので先にお会計させてもらいます。」と言って、堂々と品物をカゴから出してベルトコンベアーの上にどんどん乗せていった。私はその様子を、片時も逃すものかと凝視していたのだが、この男性、一瞬 (?_?) そして (ーー;) そして (-.-) という表情をしていた。せっかく優先レジがあるのに、妊婦さんなり障害者の方なりこうやって意思表示して行かなきゃダメなんだということが気になった。例えば、妊娠初期でつわりがひどいのに買い物しなきゃならない時、まだ妊娠していると外面ではわからないだろう。そういう時って、こういう優先レジを利用したくてもいちいち説明しなきゃならないしそういうのが恥ずかしかったり、面倒だったりするだろう。土曜日の朝は混んでいて、今朝の妊婦さんもみんなの注目を浴びていた。そういうの、私だったら嫌だな~~と思う。ただでさえ、こんな田舎で「謎のアジア人」っぽくて目立っているというのに。優先レジを作るこのスーパーはえらい!!でももっと利用しやすいようにしなきゃダメだと思った。ところで・・・・上に出てきた男性なのだが、列に並んだ時、私のすぐ横にいた。私がレジで会計を済ませている時、ふと隣のレジに目をやると、なんとあの妊婦さんの後ろに、別の妊婦さんと思える女性が並んでしまった。この男性、商品をベルトコンベアーに乗せたまま待機状態。彼の表情は \(-o-)/ プラス になっていた。ちょっと気の毒だったかも・・・・
Feb 29, 2008
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今日町のクリニックに行って、筋電計(EMG)というのをしてきた。先週からどうも右の腕、手首、手のひらがちょっとだるいような痛いような感じがするのだ。先週かかりつけの医者に見てもらったら、もしかしたら手根管症候群かもしれないから、筋電計の検査を予約するようにと言われたのだ。まず市立病院に電話する。「今とても混んでいて、一番早い予約は5月2日ですがいいですか?」と言われる。 5月・・・・あまりにも遠い未来のような気がして、「あの、今年の5月ですよね?」なんてバカなことを聞いてしまったくらいだ。電話の予約オペレーターさんは、クスっと笑いながらも、こういう間の抜けた質問には慣れているのだろう、「はい、今年の5月です。」と答えてくれた。そして、「もしお急ぎなら、このクリニックでもやってますので。」と同じ市内のクリニックを教えてくれた。このクリニックに電話すると、「来週の木曜日、午後4時半」とすぐに予約が取れた。筋電計というのは、私にとって初めての経験である。同僚にこれを体験済みの人が何人かいたので、聞いてみた。「あ、あれね・・・・電気のショックを受ける感じよ。」とちょっと顔をしかめて言う。嫌な予感・・・「それって、痛いの?」と私。「いや、痛いというか・・・・ショックを感じることは確かね。」と何故だろう、言葉を濁す。ちょっと不安になりながらも、夫付き添いで行って来た。4時半の予約に着いたのは4時15分。受付のおねーさんに、「手が冷たいと計れないので、トイレに行ってお湯で手を温めておいてください。」といわれる。待合室に行って驚いた。15人くらい既に待っている。そして4人くらい、待合室の隅にあるスチームヒーターに両手を乗せて待機しているのだ。私も手を温めようと、人がいない所のスチームに触ったが、暖房は入っていなかった。どうやら、この室内で唯一の温かいスチームはもう占領されているようだ。それならと、トイレに行ってお湯を出してみたのだが、とても熱く、手はすぐに温まった。5時になり、やっと私の名前が呼ばれる。両腕をひじまで出して、早速この検査が始まったのだが、腕や手に電力を流して反応をみるという検査だけあって、電力が流されるごとに、ビリッ、ビリビリとでもいうような刺激が走る。ビクっと体が震える。痛い。右、左と両腕、手のひらと検査があるのだが、検査時間約4分。右腕が終わった時、ふうっ~~!!とため息が出た。そして、思わず「あの、拷問、終わりました?」と聞いてしまったくらいだ。医者も、一緒にいた看護婦も、きさくな感じだったので、そんな私の切ない一言に、「まだよ、さ、今度は左を出して。」と軽く言っていたのだが、私は心の中で泣いていた。数年前にイラクでアメリカ兵がイラク人にしていた拷問、ヒトラーがユダヤ人にしていた拷問、先週読み終えた、「大地の子」で中国の文化革命中にしていた拷問、アメリカの死刑囚と電気椅子など次々に世界各国の拷問のシーンが頭を巡る。 検査をしながら、看護婦さんが「これって夫婦みたいなもので、ちょっと嫌な事でも慣れてくるのと同じよ。」と、冗談にもならないような事をいう。検査の最後には、手がしびれ、彼女の冗談も全然おもろうない!!最後に医者が、「あなた、ちょっと手を使いすぎていただけのようで、腱鞘炎でも、手根管症候群でもないから、手術することもない。安心したまえ。」との一言で、ほっとした。電気ショックの拷問、保険の後の自分持ち、 35ユーロなり。この検査、めでたく、 2度としたくない検査のベスト10入りを果たした。腱鞘炎と手首の手根管症候群について皆さんもお気をつけください。
Feb 28, 2008
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久しぶりに美容師ネルダちゃんのところに予約を入れて、ヘアカットに行ってきた。前回は12月の初めだったので、ほぼ3ヶ月ぶりだ。もう髪が伸び放題だ。さて、予約時間通りに行ったら、お客は私1人だった。シャンプーした後、いつもどおり「今日はどうする?」と聞く。私はこの前と同じでいいと思ったので、「伸びた分だけ切って。 前回と同じでいいから。」と答えた。すると、ネルダちゃんはいきなり思いついたようにこう言った。「ね、このモデルを見て。月曜日、講習会があって、そこで習ったカットなの。素敵でしょう? にきーたのストレートな髪にピッタリだと思うわ。サイドの髪も伸びているから、丁度いい。どう? 試してみない?」ネルダちゃんが見せてくれた、見本のマネキンの頭は、いわゆるアシンメトリカットで、片方が長く、片方が短いというものだ。こんなの、高校生の時流行ったスタイルだ。また流行るんだろうか。 流行ったってそんな髪型にしたくない。私は今やってる、普通のワンレンでいい。というわけで、ネルダちゃんにそう言った。すると、なんとネルダちゃんは粘る。「そうね、後ろが短くなってるし、左右の長さが極端だもんね。でも、でもね、後ろは切り過ぎないで、左右もあまり差をつけないカットにしてみない?」と、このスタイルに似たものを勧める。結局、ちょっと今のスタイルと変えてみるのもいいかと、極端にはしないことという条件付で妥協する。髪をカットされながら思ったのだが、ネルダちゃんは、私のような直毛をカットするチャンスがなかなかないので、今回はそのチャンスを利用したかったのではないか20分も経たないうちに、カット終了。早速スタイリングにかかるのだが、「素敵だわ~~、Bellissima(ベリッシマ)~~」と自分のカットの出来具合に感動しているようだった。私としても、なかなか良くカットできているし、まっすぐな髪がきれいに流れるようにセットされている。何よりもスッキリしたので、満足だ。そのマネキンのモデルの写真を撮りたかったが、さすがの私も、許可を得る勇気がでなかった。しかしながら、こんな説明だけだったら皆さんを困惑させるだけだろう。というわけで、子供だましのようなお絵かきをしてみた。 これはネルダちゃんがしたかったカット。 こんな風に左右が極端だ。 ↑後姿だって、きのこっぽい。というわけで、大事に至らず、今回もヘアカット終了。28ユーロなり。ネルダちゃんは27歳と若いので、毎回行くたびに違うスタイルを提供してくれる。いい時もあるし、今回のように困ってしまうこともある。しかし、マンネリ防止にはいいのかもしれない。ネルダちゃんはこんな感じよ
Feb 27, 2008
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ネットサーフィンしていたら、「白いいちごのケーキ」というのが目に入った。 画像はYahoo Japanより拝借白いいちご、おいしいのだろうか・・・・白いいちごと赤いいちごで作ったショートケーキ、おいしいのだろうか・・・・それにしても、日本にはいろんなヘンテコものがあるな~~
Feb 26, 2008
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渡辺淳一氏の「鈍感力」を読んだ。妹が送ってくれた本である。簡単に読める本で、1日半で読んでしまった。さて、鈍感力って何だろう。渡辺氏によると、現代のストレスの多い毎日を楽しく、健康で、幸せに過ごすには、「鈍感」であることが望ましいという。匂い、音、味覚をはじめとする、人間の5感は鈍感な方がいいという。音が気になって眠れなくなる匂いが気になって集中できない味にこだわって好き嫌いが多いなど、そういう事に敏感過ぎると緊張、いらいら、不安を伴い、交感神経が血管を狭め、血圧を上げる。一方、鈍感であれば、小さな事を気にせず、心は落ち着いていて副交感神経が血管を広げ、リラックスさせ血圧を下げるということだ。鈍感であればいいのは、5感だけではない。人に嫌味を言われても気にしない好きな異性に冷たくされてもめげずに頑張る上司に叱られても深刻に受け止め過ぎないと例をあげればきりがない。 なるほど「鈍感」であるというのは、一種の才能なのか!!鈍感ってとても響きが悪い。 あの人鈍感!! なんて言われたら、ガクッときてしまう。しかし、渡辺氏の説明は鈍感であることは、恵まれたことのように思わせる。17章にもわたって、渡辺氏は「鈍感であることの素晴らしさ」を語ってくれる。そんなに鈍感がいいんなら、私だって鈍感になってみたい。ご近所の音がうるさくて夜中に目が覚めたり、職場に体臭が強い人がいて、オエっとなったり、ということがよくあるからだ。もっと鈍感になれば、ぐっすり眠れて体調が良く、職場でくさい人がいても、平気で話せるのではないか?どうやったら鈍感になれるんだろう・・・・と読み返してみたのだが、「鈍感になる方法」は書いてなかったような気がする。 鈍感 = 才能 というのなら、その才能を引き出す方法を教えてくれてもいいのに~~~と思ってしまう。考えもしなかった事で、なんとなく気恥ずかしいのだができればもう少し鈍感になってみたいものだと思う。 またこの画像
Feb 26, 2008
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ポレンタという食べ物がある。イタリアの特に北部で食べる、いわゆる Cucina poveraクチーナ・ポーベラ(安い材料を使った料理)である。ポレンタはとうもろこしを粉にして、それに水、塩、少し牛乳も加えて煮込んだ物である。昔、パンが食べれなかった貧農は、とうもろこしの粉を調理して、空腹を満たしていたのだろう。そんな貧農用の食べ物が見直されつつある。そしてそれが一般人にウケて(?)好まれている。我が家では、冬になるとポレンタが食べたくなる。早い年は9月下旬、または10月に第1回目のポレンタを作る。ポレンタの粉は、スーパーで売っている。1キロあたりだいたい2ユーロくらいだ。我が家では、大体500gを一回分として、銅製の鍋に水を約2リットル入れ、塩、牛乳を加える。そしてぬるま湯くらいになったところで、粉を少しずつ入れて混ぜる。 ぐるぐる回って一人で混ぜてくれる実はこの混ぜるのが面倒である。というのも、ポレンタが出来上がるまでに、最低30分から40分くらいかかるのだが、始終近くにいて水を加えたり、混ぜたりしなくてはいけないからだ。我が家では、過去に2度ポレンタを作って、「もうこんなの面倒!!」と私がサジを投げてしまった。夫も40分も火の側で混ぜ混ぜするのはごめんだと言いしばらくポレンタを食べない時期があった。しかし、初秋のちょっと寒くなった日の夕方はポレンタが食べたくなる。そこで上の画像にある、「Paiolo」パイオロ(銅製の鍋)を金物屋で見つけて購入したのだ。この鍋の良いところは、電力で自分で混ぜてくれる事だ。側で見張っていなくてはいけないが、わずらわしい40分の混ぜ混ぜ拷問からは開放される。ちなみにこの鍋は、自家製ジャムを作る時にも使えるということ。さて、ポレンタが出来上がる。いろんな食べ方があるのだが、我が家ではソーセージのトマトソースを作っておいて、これをかけて食べるのが定番だ。青カビの、匂いがきついゴルゴンゾーラというチーズを混ぜたり、バターを乗せて食べたりと、いろいろ試したがトマトソースが一番気に入っている。 巷にはインスタントに出来るポレンタの粉も売っている。お湯に混ぜて5分で出来上がりという便利物だが、どうも味気ない。夫は「こんなのまずい。」と食べない。職場でポレンタの話題になった時、農家に住む同僚までが「うちではインスタントよ。 だって、面倒だし味だって同じ。」と言うのには驚いた。ポレンタのような、昔ながらの郷土料理は手抜きはしないんだろうな~と思っていたのだ。我が家ではこのパイオロを使って、これからまた何年も時間をかけてポレンタを作るだろう。とても便利な鍋を見つけることが出来てよかった。ただ1つ残念なのは、この鍋、ご覧のとおり銅製で、鍋にポレンタがくっついてしまうことだ。食事の後、鍋を洗うのが面倒なのだ。もしテフロン製の鍋ができれば、それに乗り換えてもいいかなと密かに思うのだが、何となく味気ない感じがしないでもない。
Feb 25, 2008
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ブログ仲間のnocchinocchiさんの所で、こんなサイトを教えてもらった。i Know 無料学習コミュニティ英語が学習できるサイトである。面白そうだったのでログインして早速トライしてみた。勉強する英語も、基礎からTOEIC、留学に必要なTOEFLに始まりビジネス英語やもっと上級のクラスもあるようだ。興味があったので、いろんなコースを試してみたのだが「Brain speed」という、早く正しく答えるゲームが気に入ってしまい、しばらくそれで遊んでいたら、頭がくらくらしてきた。そして時間が経つにつれて、簡単な間違いを何度も起こしてしまった。今日はもうやめとけ~~!と思ったのに、やっぱり気になるのでまたこのサイトで遊ぶ。今度はDictation(聞いて書き取る)をしてみたのだが、これがなんとも難しい。ちょっとしたスペルの間違いは、めざとく見つけられ、何度か間違うと、一時停止する。そして あんた、ダメね。 正しい回答はこうよ。 さ、他の質問に移るわよ。と正解を見せてくれた後で、次の質問に進む。しかし、賢いコンピュータは私がどこで何を間違ったかしっかり覚えているので、前に間違った問題をまた出してくる。さっき回答を見たから、今回は大丈夫!と思いながら、また間違える。えっと・・・・このスペリングは・・・・・とノロノロしているうちに、時間制限がくる。PCを使っているうちに、漢字は読めても書けなくなるという経験がある方もいらっしゃるだろうと思う。英語のスペルも同じだ。いつも読んでるはずが、実際に書く機会がないとスペルが本当に怪しくなってしまっている。老化防止にいいのではないかと思うので、時々利用させてもらおう。
Feb 24, 2008
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山崎豊子さんの「大地の子」を読んだ。彼女の本は初めて読む。きっかけは、ある掲示板で「感動する本を教えてください。」というスレッドに、「大地の子」を薦める多く、日本の本に疎い私は、「そんなら読んでみたいな。」とネットで古本をオーダーしたのである。 私にとって、久々のすごい本である。本の裏表紙を少し読んで、「中国残留孤児の陸一心は・・・」とあったので、ふん、ふんと寝転がりながら読み始めたのだが、3ページくらい読んでいくうちに、これではいかんと居住まいを正した。大きめのイスにきちんと座り直して、読み続けた。第1巻からして内容がとても重い。小日本鬼子棄民文化革命吊るし上げこの子売ります労働改造所と、普段から馴染まない言葉に極貧が加わる。第1巻からして、とても凄まじい内容で、読みながら恐ろしくなってしまう。 戦争直後、そしてその後いくら中国人の養父母に中国人として教育されて、いくら優秀でも、日本人であるという出自からいつも疑いの目で見られる・・・・日本人であるということで毛嫌いされ、奴隷のように扱われ、惨めな思いをする。思いっきり頭を殴られたような気がした。この第1巻を読み終えるのに、1週間もかかったのだが、毎晩ブログを書き終え、寝る前に少しずつ読んでいた。そして毎晩うなされた。本で読んだ、吊るし上げとか虐待の夢を見るのである。そして夜中に何度も目が覚める。3晩寝不足でクタクタになってしまったので、やっぱり寝る前に、こういう刺激の強い本は読まないほうがいいと決めた。しかし、「さ、寝るか。」となるとどうしても昨日の続きを読まないわけにはいかない。恐ろしいし、不安なのだが、主人公の陸一心のことが気になるのだ。そして無事1冊めを読み終え、2、3冊目と進んでいく。第3巻と第4巻は涙ポロポロのシーンもある。切ない気持ちになるシーンもある。こんなに誠実に中国人になろうとしている主人公を日本人の血が流れているから、という事で差別する中国人に腹を立てる。腹を立てながら、日本に住んでいる韓国人や中国人ももしかしてこんな差別を毎日受けているのではないだろうかと気になってくる。読みながら、毛沢東、文化革命、4人組など聞いたことはあっても、あまり興味がなかった言葉がどんどん出てくる。そして一体何なんだと気になるので、ネットで調べる。この「大地の子」は何年か前にNHKでもドラマ化されたというのでテレビでご覧になった方も多いと思う。しかし、ウィキペディアには「ドラマでは、中国側への配慮から主人公が文化革命中に受けた拷問や、主人公の妹が夫や姑から虐待される描写はカットしてある。」とある。原作の最初のページにこの作品はすべて事実に基いて再構成したフィクションである。と書いてある。実際にあった事をカットしてソフトに仕上げるということ。そんなに中国に気兼ねしなくてはならないんだろうか。と疑問が残る。こんな感じで1ヶ月近くかけて全4冊を読み終える。中国残留孤児という言葉、私がまだ小学生くらいだった頃テレビでよく聞いていたと思う。そして画面に映るのは、どうみても40歳以上の大人で子供心に「孤児じゃないじゃん。」と思ったのを覚えている。母に「この人たちは、日本人なんだよ。」と教えてもらいながらも、身なりや話す言葉からどうしても「日本人じゃないよ。」と勝手に決め付けていたのも思い出す。「中国残留孤児」について、私があまりにも何も知らなかった事をこの本を読むことで少しは理解できたかもしれない。そしてNHKでソフト版をご覧になった方々には、原作を読んで、ソフトでないありさまを是非知って頂きたいと思う。
Feb 23, 2008
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先週の土曜日、いつも通りに食材の買出しをした時のこと。いつも買っているレタス、1キロ 1,99ユーロと、値上がりしている。そして、手にとってみると、新鮮じゃない。数日前に寒波が来たので、レタスも被害を受けたようだ。2週間前は同じレタスの値段は、1キロ 1,29ユーロくらいだったはず。 さて、どうしようか・・・夫はヤギのようにサラダが好きなので、買わずに帰宅というわけにはいかない。ふと周りのサラダ関係売り場を見ると、箱に入ったレタスが置いてある。1箱500g入り。 見たからに新鮮で柔らかそうなレタスである。これなら我が家のヤギ男も文句は言えまい。1箱2,50ユーロ。ってことは、1キロ 5ユーロじゃないかいつも買っている種類のレタスの倍以上もする・・・・散々迷ったのだが、結局買ってしまった。 このデカイ箱を見てくれたまえ。今回はサイズを明らかにするため、モノサシも右側に置いてみた。このモノサシは長さ30cmのものだ。そして重さは、レタス500g、プラス箱で690gだった。私は田舎住まいなので、車で移動しているのだが、車なしでこの箱、その他の食材をお持ち帰り・・・・となると、絶対に買いたくないレタスだ。さて、箱にかかっているセロファンを取り、レタスを小分けにする。 おっ、やわらかい!! (^_-)-☆いかにも 先ほど畑から取ってきましたの。という新鮮な柔らかさ。こういうレタスって、よくお洒落なレストランなんかでハラリとアクセントに使ったりしてはいなかったか?4つの袋に小分けして、冷蔵庫に入れる。そしてその日の夕方、早速サラダを作って味見してみたのだが、歯ざわりは柔らかく、とても軽い。夫と2人で大盛りにして食べたのだが、どっしりと胃にこない。私はすっかり気に入ってしまった。気になるのは、冷蔵庫で何日このまま新鮮でいてくれるか。結果として水曜日に食べきってしまったのだが、土曜日に買って、水曜日になくなるまでの4日間新鮮なままだった。 新しい発見!またこのレタスを食べたいな~~と思い、今日スーパーに行ってこの箱レタスを探したら、なんと 2,80ユーロに値上がりしていた。 見つけたばかりの私の恋、 こんな風にして告白もしないまま 終わってしまうのだろうか・・・・
Feb 22, 2008
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昨日日本に住む妹から、SAL便が届いた。今月に入ってから、「本送ったよ~~」とメールが入っていたので、いつ届くかな~~と楽しみにしていた。またまた丁度昼ごはんを食べている所へ、郵便配達のマリンおじさんが、ドアのベルを鳴らす。今回もそのまま外には置いていかず、大切に手渡しだ。郵便物をここまで大切に取り扱ってくれるマリンおじさんには、本当に感謝している。さて、3週間ほどで届いた郵便物を開けると 「海辺のカフカ」、「鈍感力」は妹が読んでいた本で、「ホームレス中学生」は、中学校に通う甥っ子が「これは是非おばちゃんに読んでもらいたい。」と選んでくれたようだ。渡辺淳一氏の作品は読んだ事があるが、田村裕氏、村上春樹氏のものはまだ読んだ事がない。村上春樹氏って人気作家だとは知っているのだが、何故か彼の作品を手にする機会が今までなかった。日本人作家の本は、イタリアでも翻訳されているが、村上春樹氏と吉本ばななさんは、イタリアでもなかなか有名みたいだ。 妹よ、ありがとう! ねーちゃんはまた生きる楽しみが増えたよ。 大切に読むからね~~~
Feb 21, 2008
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今日メールを開けたら、このブログでおなじみになりつつあるアメリカ在住の友人から、またおもしろメールが届いていた。今回は私からの説明一切なし、もうそのまんまで載せてしまおう。 お楽しみ アメリカ南部の母と娘の会話娘: 今夜ね、友達と出かけるわ。母: どこへ行くの?娘: 町の外れにある「カウボーイバー」よ。母: やめておいた方がいいわ。 いろんな悪い噂がたっているみたいだし。 この前の週末、ケンカで何人か怪我をしているのよ。娘: でも、ママ、大丈夫よ~~ 行ってもいいでしょう??母: だめよ。 あなた、命と出かける事と、どちらが大切か わかっているの?娘: でも、「ティナ」も一緒なのよ。母: あら、そうなの。 それなら安心ね。 楽しんでらっしゃい~~
Feb 20, 2008
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数週間前 Ivrea(イヴレア)のオレンジ合戦のカーニバルに行った時、辺りはオレンジでグチャグチャで、騒然としている中ふと気が付くと、アジア人のご婦人達が街の片隅で写生をしているのが見えた。 ムニャイアの赤い帽子をかぶって、小雨をよけるいでたちで3人でそれぞれ水彩画に熱中しているようだった。人がせわしなく行きかう中、完全に自分達の世界を持って写生を楽しんでいる姿が、ほのぼのとしてうれしくなってしまった。行きかう人々も足を止めて見ていたので、やっぱり気になるのだろう。夫は「日本人だな。」と何故か確信を持って、変に親しみをこめて写真を撮ってしまった。私は「なんで日本人ってわかるの?」と同じアジア系の人たちにカメラを向けるのは何となく居心地が悪く、そのまま。「ほら、札幌でも京都でも、お寺や公園に行くとあの年代の人達が写生していたじゃない。」と過去の記憶から、無理やり日本人と決め付けているのだが、はたしてご婦人方の居た場所は丁度橋に近い所で、多分塔やオレンジ合戦の様子が見えたのだと思う。 すばらしい絵が描けましたように。
Feb 19, 2008
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去年の夏、久しぶりに一時帰国して楽しい夏休みを過ごし、日本を経つ前に買った物がある。成田の売店で、時間つぶしをしながら見ているうちに特に仲良くもないけれど、何もしないのは何となく・・・という同僚達に買ったのがこれだ。 ハローキティ イチゴクリームゴーフレットである。ゴーフレットって何だろう・・・・・と考え込む。 試食品も置いてないし、どうしようか迷った。12枚入って500円。 やけに高い気がしないでもないが、成田で最後のお買い物となると、ま、しかたないか~~とついつい財布のヒモも緩む。イタリアでも2年位前からハローキティブームである。キティといえば、私が子供の頃「パティ&ジミィ」と一緒に夢中になったキャラクターだ。キティって笑ってるわけでもないし、怒っているわけでもない。いわゆる無表情ねこなのだが、何故か惹かれる。イタリアにもマーケットあたりで、中国からのニセモノキティが堂々と売られいる。そういうニセモノを買ってきて、喜んでいる同僚達を冷たい目で見ながら、「けしからん! いつの日か、本物のキティちゃんに 逢わせてあげなくては・・・」などと息巻いていたものだ。というわけで、せっかく日本に帰ったんだから、日本の本物のキティをイタリアンに見せてやろうではないか!!とサンリオグッズの買い込みもしたのだが、これが最後のダメ押しである。そして9月のある日、私はこのお土産を仲間うちでご披露した。 「きゃ~~かわいい!」 「こんな物まであるのね!」 「この箱欲しい!」と案の定、同僚達はデルピエロとか、トッティに偶然街で出会ったような黄色い声を上げた。「思惑通りだ、ウヒヒ・・・・」と陰でニヤつき、私はパッケージを開けた。 ゴーフレットは直径6cmくらいだった。またこの包みを見て、「まあ、なんてかわいいの~~」と喜ぶ彼女達。そして包みを開けてキティの顔がゴーフレットにも付いているのを見て、また喜ぶ。私も「芸が細かいよ・・・・」と感心した。同僚の中には、興奮して包みを強く握り締め、ゴーフレットがパキパキと何ヶ所か割れてしまっている者もいる。さて、味見。 「・・・・・・・変わってる。」 「あ、イチゴだね。」 「おいしいよ。」と一応ポジティブなリアクションのようなのだが、彼女達のノリを知っている私は、なんとなく不安になる。最後に誰かが言った。「なんとなく、教会でミサの時にもらう、オスティアみたい。」オスティアって、実際には口にしたことがないが、口の中でとける、薄っぺらいもなかだ。確かカトリック教会で、「キリストの身体です。」とか言いながら、信者の口に入れるものだ。私の率直な感想なのだが、味が淡くておいしのか、不味いのかわからなかった。何ともいえない中途半端な味だった。私が子供の頃食べた、ゴーフレットのようなお菓子は、クリームがチョコレートとか、バニラでとてもデリケートな味だった。そして子供心に、おいしいな~~と思ったものだった。私の好みが贅沢になったのか、それともこのゴーフレットがいまいちだったのか知る術もないが、いつの日か日本に遊びに行った時、ゴーフレットを食べてみようと思う。
Feb 18, 2008
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また宮部みゆきさんの本を手に取った。最初に読んだのは「火車」で、なかなかおもしろかった。さて、今回読んだのは「地下街の雨」 このタイトルの作品と一緒に、他にも6作収録されている。実はこの本を読むまで、宮部みゆきさんはミステリー作家だとは知らなかった。彼女の作品はあまり知らないのだが、ミステリーというよりもちょっと背筋がゾクっとさせられるような、実際に起こりそうな、でも実際に起こらないで欲しいような内容のものが多いような気がする。タイトルの作品「地下街の雨」も、実際にあってもおかしくないような内容だ。主人公の麻子に関わってくる、森井曜子がだんだん怖くなってくる。こういう人に付きまとわれたらたまったもんじゃない!と心配になりながらページをめくる。最後はハッピーエンドで終わったので、ホッとして次の作品を読み始めた。しかし、この1冊にはどうも心を落ち着かなくさせる話が満載で、夜寝る前に読むと、どうしても後が気になって読んでしまう。寝不足は必死の1冊だ。というわけで、この1冊でますます宮部みゆきさんのファンになった。お勧めの1冊である。
Feb 17, 2008
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ま、人それぞれにやり方が違うというのはわかっているし、好みの問題もあるけれど、 これだけはやめてもらいたいっていうことが誰にでもあると思う。先日夫が夕食にサラダの山盛りとお魚だけ食べると言い、「サラダは俺が用意する。」と言ったので、任せたのだが用意されたサラダを見て、ガクっときた。 ヤギのエサみたいだ。それに、ドレッシングをかけた後 どうやって、あたりにこぼさずに混ぜるの?心は穏やかではない。このサラダの件は初犯ではなく、もう何度も言っていることなのだ。今回はもうあきらめて何も言わず、写真を隠し撮ってブログに載せることにした。ちなみに、ドレッシングをかけた後、混ぜるのも夫にやってもらった。辺りにドレッシングが飛び散りまくったのは、言うまでもない。
Feb 16, 2008
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アメリカに住む友人がYou tubeで見つけたおもしろいビデオや画像などをメールに添付して送ってくれるのは前にも紹介した。その友達から今日はこんな写真が解説付きで届いた。カリフォルニア州のカーン郡の保安官は、いつもローカルのグラフィック会社に白い車体にSheriff(保安官)の文字が入ったものをオーダーする。しかし今回届けられた車はいつものとは違っていた・・・・ この車を運転していた保安官、 1週間後に、右側のドアのグラフィックが運転手側のグラフィックと異なることに気が付いたという。グラフィック会社を定年退職した職人が、彼の退職する最後の日に仕上げたものであるという。 We'll kick your ass! And take your doughnuts too!いかにもドーナツも取り上げちゃうというところが、USAではないか?多分この定年退職したおじさん、警察関係をおちょくりたかったんだろうな。 よくやった!!これを見ていて思い出したのは、私が若い頃住んでいた、アメリカの中西部の都市での警察官。そういえばスピード違反を2度して、つかまった時車のダッシュボードついているスピードメーターを実際に見せ、運転手の確認を取るというやり方だったのだが、警察官は1人だった。という訳でアメリカの警察官が彼の車の向こう側のドアに、変なイラストが描かれていても気が付かないということもありえるわけだ。イタリアでは必ず2人で一組が当たり前だ。2人一組でパートナーが車のドアがちょっと違うと気が付かずに、1週間も乗り回すというワケにはいかないだろう。(さすがのイタリアンも・・・)さて、アメリカに住んでいた時いつも利用していたガソリンスタンド兼コンビニがあるのだが、そこは暇さえあればパトロールカーが2台駐車されていて、中に入れば、彼らがコーヒーとドーナッツを店のふるまいで食べていたっけ。2人とも、シンプソンのホーマーのような立派なおなかをしていた。 なんかだらしない・・・・という印象を持っていたけれど、ある時彼らが出て行った後、客とお店の店員の会話が聞こえた。店員は、「警察が店にいるとひと目でわかるので、いつも立ち寄るようにお願いしている。特に深夜は強盗などの心配もあるので助かる。 コーヒーとドーナツなんて、ガードが20分でも見張ってくれると思えば、お安いもんさ。」銃社会にて、1人でパトロール、コーヒーとドーナッツで太り気味。アメリカのポリスも大変だ。
Feb 15, 2008
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今日は S.Valentino(サン・ヴァレンティーノ)だったので、夕食の後にクリスマス休暇中にお世話になったケーキ屋さんに行って、2人分いろいろ選んでみた。 シュークリーム6つをまず確保して、その後は気分しだいで適当に選ぶ。今日はバレンタインの日ということもあってだろう、普段見かける事のないかわいいのを見つけた。左の白と赤と緑色のは、白は生クリーム、赤はラズベリーか何かの(自分でもわからなかった)マーマレード、そして緑はピスタッキオのようだ。上の茶色のは、小さいシューにカスタードクリームが入っていて、上はカラメルのコリコリになった物がついている。実はこれが珍しくて期待したのだが、おいしかったのはカラメル部分のコリコリだけ。 カスタードは全然普通でちょっとがっかり。そして右上のピンク色。上にはブルーベリーがついていて、下のピンクのボールは生クリームとブルーベリーの共演である。下はサクサクのタルトだった。いつもながらの生シュークリームはおいしかったのだが、今日のヒットはブルーベリーだろう。 実は職場で、今 Fioretto(フィオレット)の嵐である。フィオレットとは何か?辞書を引くと、「お茶断ち、ワイン断ちのように自分の好物を断って表す禁欲の行為」である。すごく大げさな響きだが、カーニバルが終わってからイースターまでの40日間、こういう風に好物を断つカトリック信者が多い(みたいだ。)しかし、同僚間ではちょっとオチャラケて、クリスマス、カーニバルと散々食べてきたので、ちょっとダイエットでもしてみようかという具合で、フィオレットをしているやからが沢山いる。さて、私は仏教徒なのだが、このさい私も何かを断ってみようと決めた。ほぼ毎日口にして、私をデブの道に歩ませているもの・・・・といえば、やっぱりチョコレートじゃないか。というわけで、遅れをとったが3日前からチョコレートを断っている。特に夕食後、何か甘い物を口に入れたくて、1日め、2日目ははっきりいって辛かった。昨日3日目、気にならなくなったので、少しは進歩したかと思っていたのだが、今日はバレンタインだ。 やっぱり夕食の後にケーキっぽい物を食べなくては~~~でもフィオレット・・・・と気がかりになる。同僚の話だと、「あなたね、チョコレートのフィオレットをしているんなら、ケーキは大丈夫よ。安心して。」とドーンと背中を叩かれた。思いっきり言い訳がましいが、こういうわけで今日もチョコレートのフィオレット続行中。明日からは、もっと真面目に頑張ろうと思う。
Feb 14, 2008
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先日仕事から戻ってPCルームに行くと、こんな張り紙がPCにつけられていた。 夫がPCを使っている最中に、ちょっと出かけたようなのだが、PCを「消すな。」と言いたかったのだろう。 しかし スペル、間違ってるよ。 Non spegnere じゃないの??急いで書いたかもしれないけれど、夫はこういう間違いをよくする。私はイタリア語で書くのが苦手だ。だから書く時は例え家庭内のメモでも、間違えたくないという意地から何度も考えて書くようにしている。夫の間違いは初歩的で、イタリア語習ってる外国人みたいじゃんと思うこともしばしばだ。例えばHanno(彼らは持っている・動詞Avereの複数形)をAnno(年)と書き間違えたり、Ha(彼、彼女は持っている・動詞・・Avereの単数形)をA(前置詞)と書いてみたり。HannoとAnnoは発音が「アンノ」で同じ。HaとAも発音は「ア」で同じである。うっかりミスだとは分かっているが、それをわざわざ「まちがってるよ(゜_゜>)」と夫に教えてあげるのが私は好きだ。何年か前にローマのトラットリアで夕食を注文している時、こんな事があった。サラダにかける「酢」を持ってきてもらおうと頼んだ。酢はイタリア語でAceto(アチェートと発音)である。ところが我が家では、夫のクセで「アチェット」と発音している。私の話すイタリア語の大半は、多分夫の影響をそのまま受けていると思うので、私も普段からアチェットと言っている。しかし、このローマのボロッちいトラットリアのにーちゃんが、「え、アチェートだろう? アチェットじゃ、意味が全く違うよ。」アチェットならAccettoで受け入れる、承認するという意味。 (・.・;)と鋭く指摘。 なんとそのにーちゃん、アラブ系移民の2世だったので私達は恥をかいた。はぁ~~あんた学校出てるんでしょう??ネイティブの夫がこんなんじゃ、移民の私はどうしたらええの?夫が、「この書類のコピーはあるか?」という意味でCopia(コピーの意味、コピアと発音)をCoppia(ペア、カップルの意味、コッピアと発音)と連発する。もう全然意味が違うのに、何故だろう、変なクセでそう発音している。そして私もつられて間違える。今のところ、気をつけているのはこのくらいなのだが、知らないうちに、2人して変な事を言って平気な顔をしているのではないかと、時々不安になる。名誉挽回のあとがきAcetoのアチェートをアチェットというのは、もしかしたらピエモンテ州の発音かもしれない。 よく考えてみると、同僚もランチの時間にアチェットと発音しているのを何度か聞いたことがある。
Feb 13, 2008
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高校時代からの仲良しのMちゃんとは、いつの頃から毎年暮れにカレンダーの交換をしている。私は旅行先やイタリアで買ったものを贈りMちゃんは毎年趣向を変えて私を喜ばせてくれる。さて、2008年のカレンダーなのだが、待てど暮らせど届かない。Mちゃんの話によると、12月18日に送ったという事。 年末年始は郵便屋も忙しいし・・・・ それにイタリアの郵便だし・・・・と急がず慌てずに待っていたら、1月25日に堂々と届いた。丁度ランチどきで食卓についている時、郵便屋のおじさんがピンポーンと呼び鈴を鳴らす。出てみると、大きめの封筒を手渡ししてくれた。これ、封筒が大きいから、郵便受けに入らないだろう?という心使い。マンションの入り口に置きっぱなしにしたり、折り曲げて郵便受けに入れるような事は、したくなかったそうだ。Marinおじさん、最近やけにサービスがいいじゃないか・・・ まさか私のブログを翻訳して読んでるんじゃないだろうね(@_@;)と、余計な事まで想像する。さて、早速ウキウキしながら大きな封筒を開けてみると おおおおおおっっっ~~~~~~っ手塚治虫のカレンダーだ!!そして、黒澤明監督の作品2作のDVDが入っている。Mちゃん、去年夫が黒澤明の映画を日本語で観たいと生意気なことを言っていたのをしっかり覚えていてくれたんだね。Mちゃんのご主人が、このDVDの製作をしてくれたそうだ。こんなに心のこもった贈り物をしてもらって、あたしゃ幸せもんだ。 Mちゃん、そしてご主人のJちゃん、ありがとう手塚治虫のカレンダーは、PCルームに飾っておいた。夫は既にDVDを何回か見て喜んでいる。おまけの話小さい頃、手塚治虫のことを手塚なおむしだと信じ込んでいた。子供心に「変な名前~~」と思っていたのは、私だけ?
Feb 12, 2008
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去年の夏、ドロドロとした人生を描いた本が読みたくなった。ドロドロに貧困、辛い人生と3拍子揃えば、やっぱりCatherine Cookson(キャサリン・クックソン)女史に登場してもらうしかないだろう。そんなわけで、いつものごとくアマゾンUKのマーケットプレイスで彼女のペーパーバックを、古本で探していた時に見つけたのが「Katie Mulholland」である。ケティ・ムルホランドとでも発音すればいいのか、定かではない。そして届いたのがこれである。 ボロっ届いた時、かなりショックを受けた。確かにプチプチ封筒に入っていた。古本だともわかっていた。値段も0,01パウンドという値段だ。しかしながら、本のコンディションの説明には「Good、多少背表紙に折り目あり。」とあったではないか。背表紙には何本もの折り目がつき、表紙もかなり痛んでいる。多分3人くらいの手に渡っていると想像できる。しかし読むには支障はなさそうだ。この本に「Good」という評価をつける売主に疑問を感じた。本当に、イギリス人と日本人の感覚は、こうも違うのかさて、結局晩秋になってからこの本を読み始めたのだが、時代は1800年代後半から第2次世界大戦終了の頃まで。舞台はイギリス中東部である。貧困とは、階級の違いとは、運命とはと、いろいろな事について考えさせられる。美しい主人公のケティは炭鉱の近くで育ち、10歳になった頃から徒歩で1時間以上の所にある富豪のお屋敷に、住み込みでキッチンの下働きとして働き始める。そこから彼女の運命がどんどん変わっていく。とにかく20歳くらいになるまでの彼女の人生は悲惨そのもので、読んでいて辛くなる。あるきっかけでスウェーデン人の恋人と知り合い、そこから少しずつ彼女の人生が良い方に変わっていくのだが、こんなに苦労をして、惨めな思いをして生きていくなんて・・・・と辛いのだが、続きが気になって夜遅くまで読んでしまう。終わりがとてもすっきりとしていて、良い終わり方なので後味もいい。気になった事なのだが、1980年代の下層階級のイギリス人の言葉なのか、その地方の方言なのかはわからないのだが、" I did me best as always."→ "I did MY best as always.""That's me dad."→ "That's MY dad.""not afore 4 o'clock"→ "not BEFORE 4 o'clock"と、me とか before が学校で習った英語と使い方が違って、 えっ? (?_?)ということがしばしばあった。 でも慣れる(#^.^#)原作にしろ、日本語訳版にしろ、ドロドロしたものが読みたいという方には是非お勧めしたい1冊である。
Feb 11, 2008
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毎年、夏休みはどこに行こうか?と考え、実行するのは私の暮らしの中で大切な楽しみである。イタリアでの有給休暇は6週間。毎年使い切る同僚もいるのだが、私は「いざ」という時のためか、ケチな性格からか、全てを消化するというのはどうもできない。さて、去年の年末、社内の掲示板に「重要なおしらせ」の張り紙がつけられた。「2008年内の休暇の申し入れは、2月末日までに備え付けの用紙に希望の日にちを書き入れ、提出すること。なお、8月は11日から15日まで、完全に閉鎖する。」とある。毎年3月末日までに提出なのに、今年は1ヶ月はやい。そして去年までは、8月は2週間完全に職場閉鎖だったのに、今年は1週間だけ。ということは8月に少しゆっくりしたいなら、やりくりしなくてはならない。去年の暮れ、この連絡を読んだ時は、「まだまだ先の事!!」と気にならなかったのだが、今月に入ってからどうも同僚達の間で、夏季休暇の話ばかりで落ち着かない。仲良しの同僚達のうち3人は、すでに提出したという。1月2月に6、7、8月の休暇の計画を立ててしまうなんて、あまりにも遠い未来の話で、考えようと集中するのも難しい。実は1月中旬に夫に打診してみたのだが、「もう夏休みの話か、いい加減にしてくれ。」と軽くあしらわれた。私だって、同じ気持ちだ。しかし日が経つのは早い。先週になってから焦ってきて、週末になってやっと夫と話合いの場を持ち、今いろいろと思考中。去年は7月下旬に、日本に一時帰国をすることを前の年から計画していたので、2月に入ってからエアチケットの予約、値段でソワソワしていた。今年はどこかに海水浴に行くぐらいだ。2月からソワソワしてどうなる!!と心の中では葛藤している。
Feb 10, 2008
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コーヒーを飲んで暖を取り、一息ついて外を見たら雨が小降りになってきた。これじゃ後で雪に変わるかも・・・・と心配になったので帰ることにした。橋を渡ろうと、奥にあるもう1つの広場を見ると、男達がオレンジの箱を移動している。それを見て、やっぱり戦いの後の様子も見ておこうとやめときゃいいのに、早速その広場に向かって歩き出した。 橋の上に積み重なれたオレンジのケース。 そしてオレンジの残骸この辺りは、道路がオレンジと砂でグッチャグチャである。 気をつけて歩かないと、滑るし靴も汚れてしまう。時々降った雨も手伝って、道路は表現のしようがないくらい ウニャウニャだ。 おにーさん、かなりやられましたね。 鼻血も出ているけれど、大丈夫?? オレンジだらけの、笑顔がさわやかなおにーさん。 「1つやり終えた」とでもいうような、すっきりした顔をしている。こんな風に他の観光客に混じりながら、勝手に写真を撮っていた私達なのだが、頭の上にポタポタと水が落ちるのを感じた。 あ、雨が強まったかな~~と思って振り返ると、190cmはあるようながっしりした体格のおにーさんが、私の頭にオレンジの果汁をしぼっているではないか!!一瞬何がなんだか分からなかった。そのおにーさん、こう言った。 「Signora, la testa, la testa.」 頭、頭って・・・言ってる。そしたら、「頭を隠さなきゃダメだよ。」というので「私、ムニャイヤの帽子は、ほら、ここにあるのよ。」と首のあたりにネクタイのようにして結んでいた、ムニャイヤの帽子を見せたら「かぶらなきゃダメなの。」といってニヤリとして行ってしまった。 アゼンそして頭のてっぺんを触ってみたら、なんとなくベトベトしている。私は慌ててムニャイヤの、赤い靴下のような帽子をかぶった。そうしているうちに、このにーさんは夫をターゲットにしていた。夫も赤いマフラーを首に巻いただけ。しっかりオレンジシュースのシャワーを浴びていた。 このおにーさんさぁ・・・(-_-)/~~~ピシー!ピシー!実はかなりムっときた。しかし、相手は巨漢。そしてカーニバルはおふざけのお祭りである。イヴレアのカーニバルは、赤い物で頭を隠している者にはオレンジを投げてはいけないという暗黙の決まりがある。それを知っていながら、帽子をかぶるのが何となくイヤでかぶらずにいたら、最後の最後にこういう風にオレンジジュースのおみまいをされてしまったというわけだ。 ばかだよ、あたしゃ・・・(+_+)この後も、このおにーさんは、オレンジを両手に持ち、次の被害者を捜し求めていた。今回のカーニバルで便利だと思ったものはゴム長靴=道路がいくら汚れていても、あとで洗えばOK。薄手のウィンドブレーカー=ジャンパーの上に着ておくと、 オレンジ果汁が飛んできても、後で洗えばOK。しかしながら、何が楽しくて顔にアザを作ったり、鼻が折れそうになったりするんだろう。後で見たTVの報道のインタビューで、若者達はこう言っていた。 「憂さ晴らしになる。」 「みんなで大騒ぎするのが楽しい。」 「ストレス発散。」 やはり若者達は、キッカケを見つけて憂さ晴らしをしたいのだろう。イヴレアのカーニバルは、毎年けが人続出で救急車が何台もスタンドバイしているという有様である。またオレンジを大量に無駄にするという事で、毎年問題になっている。そんなちょっとワケアリのカーニバルなのだが根強いファンがいて、毎年この小さな市は人であふれるのだ。将来、オレンジ合戦の日が丁度天気のいい日にあたったらまた遊びに行きたいと思っている。イタリアの新聞社からの写真はここから
Feb 9, 2008
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パレードが始まるというので、私達は市役所のある広場へ移動した。 かなり人が集まっている。市役所の前には将軍と、ムニャイア(粉ひき屋の娘)を乗せた金色の馬車、そしてパレードが始まった。 どうしてカーニバルに、ムニャイア?と思われる方もいらっしゃるだろう。手元にある資料によると、今から700年ほど前、イヴレアにヴィオレッタという美しい娘がいた。この地を支配する封建領主、モンフェルラート侯爵グリエルモ8世は、彼女に思いを寄せていたが、粉ひき屋の娘であったヴィオレッタはトニョットという青年と結婚することになった。ところが貧しい2人は婚姻税が払えない。そこでヴィオレッタは拉致され、侯爵の城館で代価を払わされることになった。彼女はこれを受け入れるふりをし、領主の寝室まで付き従って行ったが、突然白い衣装の下から、隠し持っていたナイフを取り出し、暴君の首をはねた。これに続いてイヴレアに暴動が起き、暴君の城はたちまち壊された。この話は真実か逸話かはわからないのだが、ヴィオレッタ=ムニャイアは「真善美」でカーニバルの主役である。ムニャイアは馬車の上からキャンディやミモザを周りの人たちに投げ、広場を出て行った。さて、オレンジ合戦の始まりである。広場にはあらかじめ、オレンジを入れたケースが山積みしてあった。 右側に馬のおしりも入ってしまった・・・旧市街の5ヶ所でオレンジ合戦が行われるのだが、この日だけで3,5トンのオレンジを消費するという。広場は殺気立ってくる。横では男2人が頭を前に出して、他の男達が頭をめがけてオレンジを投げつけるという、荒々しいウォーミング・アップも行われている。観客は急いでネットに囲まれた安全地帯に非難し、合戦が始まるのを待っている。最初の荷台が入ってきた。中には10人くらいの男達。一斉に荷台の男達からも、広場で待っていた男女からもオレンジが投げられる。 荷台の男達は、顔と頭にはヘルメットをつけ、上半身にはフットボールの選手のようなプロテクターを身に着けている。ところが、下で投げている男女は、カザッカを着ているだけ。プロテクションは一切なしである。荷台は広場をぐるりと一回りする。 馬2頭立てで荷台を操る2人の男達と、馬にはオレンジを投げてはいけないと決まっているようだが、あてにはならない。ヘルメットを付けているいる者もいれば、つけずに頑張るツワモノもいる。 このように、広場には次から次へと荷台が入ってくる。1つ荷台が出ると、男達は隅に置いてあるオレンジのケースに行き、オレンジをポケットに入れたり、ショルダーバッグに入れたりして次の荷台を待つ。 プーンとオレンジの香りが漂う。広場はつぶれたオレンジでグチャグチャになっている。オレンジ合戦とは、一体何を意味するのだろうか?説明によると、荷台に乗った男達は、領主などのパワーを持った人たち。そして下からオレンジを投げつけるのは、それに反抗する民衆を意味しているという。中世の時代には豆や紙吹雪を投げていたというが、いつからかオレンジに変わった。さて、私達はネットの後ろで一応安全だ。しかしながら、時々目の前にオレンジが飛んできて、身をすくめてしまう。ネットに引っかかって、私達に直撃はしないのだが、何度もビクッとする。気が付くと、着ているジャンパーの前あたりにオレンジの汁が飛んでいた。夫の肩には、知らぬ間に果肉がついていた。怖いような、うれしいような、何とも言い表せない状態で1時間くらい経過。私達はちょっと疲れてしまって、コーヒーでも飲んでちょっと休もうかと、場所を変えることにした。 また続く・・・・
Feb 7, 2008
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北イタリアのピエモンテ州の北部に、Ivrea(イヴレア)という人口24000人の市がある。ここで開かれるカーニバルはとても異色だ。オレンジの投げ合い合戦(?)をするのだ。1808年から続いていて、今年は200年目である。日曜日、このオレンジ合戦が見物出来るという事で悪天候の中、私達は出かけた。中心街に近ずくにつれて、渋滞に巻き込まれた。 天気が悪いにもかかわらず、どんどん人が集まってくる。観光バスも何台か見える。路上ではケースに入ったオレンジや、カーニバルの小道具である 赤い帽子が売られている。私達にとって、このカーニバルは2回目だ。前回は確か7年前くらいだったと思う。私はムニャイア(粉屋の娘)の長ひょろい帽子、夫は以前買ったベースボールキャップが見つからず、赤いマフラーを持参する。この赤い帽子、イヴレアのカーニバルでは必需品なのである。旧市街についたのだが、ここから先は6ユーロの入場料がかかった。7年前は無料だったので、ちょっとショック。 どこを見ても赤い帽子だらけパレード、そしてオレンジ合戦は昼2時15分からということで、それまで軽食を取ったり、街の中を歩いて回る。小雨が時々降って、気温が2℃というのが哀しい。 イヴレアの街並み 街の店先も、オレンジや合戦をするチームのカザッカと呼ばれる衣装で飾られている。1時半を過ぎると、路上を吹奏楽のパレードが行進する。祭り気分が盛り上がる。 路上には、オレンジ合戦のチームのカザッカを着た若者達が集まってきた。この画像を見ると、店の前がナイロンの布で覆われていたり、左側の店の前にはグリーンのネットがかけられているのが見える。 これはオレンジ合戦の被害に遭わないようにという下準備だ。オレンジ合戦のチームは9つあるようだ。昔、イヴレアが村であった頃、小さな村落に分かれていた。その村落にはそれぞれ名前があって、ある意味でライバル意識を持っていた。オレンジ合戦のチームは、この村落に分かれているようだ。さて、このカザッカであるが、背中にはガイコツやスペード、さそりのマークなど、いろいろなデザインがある。とてもカラフルで、ひと目でどのチームをひいきにしているかもわかる。太鼓の音が聞こえてきた。いよいよパレードの始まりである。ドキドキしながら、市役所のある広場へ向かうことにする。 続きは次回
Feb 5, 2008
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先日ピカイックンさんのブログでリンツの変わったチョコレートを紹介していらっしゃった。昨日スーパーに行った時、気になったのでリンツのチョコレートのあるコーナーに行って探してみた。 あ、あった~~チリペッパー味のチョコレート。1枚1,59ユーロか・・・フムフム・・・・と手に取って見ていると、 あっ、こんなのもある!! ティラミスかぁ・・・・リンツとはいえ、これはイタリアの味じゃないか。と心が傾き、値段を見ると 2,69ユーロもする。先ほど手に取ったチリペッパーのより、1ユーロ以上もする。一体何故こんなに高いんだろう高いからには果てしなく美味なのではないか何か特別な食感なのではないかと頭の中をよぎる、想像の嵐と誘惑結局「ミルクチョコレート」という言葉に背中を思いっきり押され、ティラミスを購入。ランチの後の、エスプレッソのお供に早速開けて試食してみた。こうなったら、ちょっと年甲斐もなく、ドキドキしてしまったのも白状してしまおう。さて、試食の感想なのだが、 うん、それで?? ハッ、わたし、独りで空踊りしてしまって・・・・ヽ(^。^)ノ別に大騒ぎする事もない、普通においしいチョコレートだった。いつもは1枚1ユーロので結構満足しているので、とても残念無念である。こういうこともあるのね。
Feb 3, 2008
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昨日職場で、同僚が前の晩に近所の中華料理店で夕食を食べたと話し始めた。イタリアでは中華料理は値段も安く、お持ち帰り専門のお店もあるし、レストランも沢山ある。イタリアに住み始めて11年、中華料理店で食事をしたのは友人に誘われてこの近くのお店で1度、そしてローマに旅行中、ランチは簡単な物を食べたいし、出費も抑えたいと1度入ったきり。中華料理は好きなのだが、イタリアに住んでいるとわざわざ中華を食べに行きたいとも思わないのだ。さて、同僚達の間で、中華料理店の話に盛り上がってしまい、「ねぇ、今度みんなで中華食べに行こうよ~~~!!」と誘われた。どうしようかと一瞬迷ったが、あいまいな返事をして後でドタキャンするのも嫌なので「私、遠慮しとく。」と返事してしまった。普段、同僚間で食べに行く話が出ると、頻繁に参加する私なのだが、「中華」と聞いてなんとなく落ち着かなくなってしまった。「どうして? おいでよ、ね?」と何度も言われたので、「今さ、中国産の食べ物の心配があるから・・・」と少し日本で起きている現状を説明したのだが、「そんな~~どっちにしろ、私達毎日有害な物を少しずつ口にしているんだし、そういう環境に住んでいるんだしさ~~」と軽~く言われてしまったのだが、腑に落ちない。私は食べ物はBIOのみ!なんていう生活はしていないが、「有害かも知れない」とわかっていて、わざわざ食べに行く気がしない。私の周りにいるイタリア人は中国製品に関してあまりにも簡単に受け止めている人たちが多いような気がする。食べ物の事だけではない。我が家では、例えば食器、調理に使うフライパンや鍋なども加熱したり、皿洗い機で高温で洗ったりするものは中国製は避けている。だから友人がコーヒーやお茶を携帯できるサーモを買った時、「お店に行ったらドイツ製と中国製があってドイツ製は30ユーロ、中国製は10ユーロだったので中国製にしたの。こんなに値段が高いなんて、ドイツ製私達消費者をバカにしてるよね、 あ、コーヒー飲む??」と言って勧めてくれたコーヒー、丁重にお断りした。そういう無頓着な人たちに限って、親切で中国製の危険性について説明するとすごく嫌な顔をする。一度気まずい思いをしてから、見て見ぬふりなのだが、やっぱり気になる。イタリアで一般的な、中国製とは? という質問には「安くて、質が悪くて、でも便利」という回答が大半で、健康に関して心配する声はまだ聞いていない。余計なお節介といわれるのが嫌なので、何も言わずに見守るだけだが、居心地が悪いというのが正直な気持ちである。 私は心配し過ぎだろうか??
Feb 2, 2008
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嵐に巻き込まれたようなカーニバルを体験した私だが今日はお祭り騒ぎの始まる前と、後のひとこまを紹介する。 パレードが始まる前に集まっていた、ボランティアの方達。蛍光色の制服がハデハデである。若い人から年配の方々までたくさん集まって打ち合わせというより、おしゃべりして笑っていたやっぱりイタリア人ですな~~パレードの最中に近くで交通整理をしていた巡査とその巡査に道を聞いていた女性。 あはっ。 よく見ると、巡査もコリアンドリをお見舞いされたのね。 仕事しながらも、結構楽しんでたりして・・・・ 嵐がどんなに激しかったかひと目でわかる道路。パレードが通った道路は、全部こんな感じでごみだらけ。コリアンドリが雪のようだ。 おい、キミ~~!!!クラウンに仮装したおこちゃま。コリアンドリ集めに必死である。パレードが終わった後、近くのバールでエスプレッソを飲んでから帰路についたのだが、そのバールはお菓子屋さん兼バールであった。 というわけで、カーニバルのお菓子を買ってしまった。Bugie(ブジエ)という油であげたお菓子。中がからっぽで、粉砂糖がかかっただけのものや中にジャム、チョコレート、生クリームが別々に入ったものなどお店によって様々である。 これもまたデブりもんである。(^0_0^) カーニバルだから仕方がないかっ。
Feb 1, 2008
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