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さてそれではタートルズの投資術とは一体どのようなものだったのか?を具体的に見て行きましょう。



それは上記のような考え方でした。
予測しようとせず確率で考える。
正の期待値を持つエッジ(優位性)のある取引を首尾一貫してシンプルに施行する。
リスクを管理する。
たったそれだけのことだったのです。びっくりですね。
そして具体的には、

(システムトレード基本と原則、ブレント・ペンフォールド著、パンローリング社より引用)
買いのシグナルは直近20期間の最高値をブレイクしたら買い、直近10期間の最安値を切ったら売り、売りのシグナルはその逆
という極めて単純なものでした。

ところで上記のまとめは 名著 「システムトレード基本と原則 ブレント・ペンフォールド著、パンローリング社」 (近日中にこのシリーズで紹介予定) から引用したものです。それは何故かカーティス・フェイスのこの本には良いまとめが載っていなかったからなのですが、ペンフォールドはその著書の中で何故タートルズの戦略がうまく行ったのかについて鋭い考察をしています。
それは簡単に言うと、
タートルズの手法は非常にシンプルな戦略でいじるところがほとんどない。そして複雑さが無く単純で堅牢(ロバスト)なシステムだからこそ勝てたのだ。
というものでした。
また話を戻すと著者のカーティス・フェイスはタートルズのトレンドフォローの単純な投資法がうまく行く理由について、

トレンドフォロー戦略は65~70%が負けトレードになるので、大半の投資家は心安らかにやり過ごすことができない、だからトレンドフォローは長期に渡って機能し続けている
のだ、と述べています。
私がこの本で一番驚いたのは、
門外不出とされたタートルズの秘密の取引手法がこんなにも単純でシンプルなものだった
ということでした。そしてこの本を読み終わったときに感じたのは、「あっそうか、じゃあ自分も今のこの投資法でやっぱりいいんだ。」と言うことでした。
私の投資法と言うのは簡単に言うと、
大量の優待株を買ってどんどん「優待株いけす」に放り込み、それを毎日楽しくジーっと観察して、光り輝く黄金の魚を見つけたら勝負に出てガンガン買い増しする
というだけのものです。

これは非常に単純なシステムですが、過去15年間の期間で、対TOPIXで13勝1敗1引き分け、と極めて良 好な成績を納めてきました。
これはもちろん1番には単に運が良かったからですが、それ以外にも
私が使ってきたこのシステムが自分に良く合っていて、かつ「異常に単純で簡単でかつ堅牢」だったことも良かった
んだろうな、と感じたのでした。。。。。。
この本には 投資で本当に大切なこと が書いてあります。どのようなスタイルの投資家の方にも必ず役立つ本であり、本当に素晴らしいと思います。未読の方は是非。
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