みきまるの優待バリュー株日誌

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Oct 13, 2025
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カテゴリ: 投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト150位




 ブラックスワン(ナシーム・ニコラス・タレブ著、ダイヤモンド社、2009年)




 の第13弾です。ここは最重要回の一つですね。









 今日も、第13章 画家のアペレス、あるいは予測が無理ならどうする? から。









 ​

 良い偶然というアイディア



 世界は小さいランダムな変化ではなく、大きいランダムな変化で進んでいくのだ。でも、試行錯誤、あるいは、人生をやっていくには何度も小さな失敗をしないといけないという考えを受け入れることに、私たちの心も頭も抵抗する。私たち人間は失敗にくよくよ悩むところがあるのが、私の同僚の マルク・シュピッツナーゲル(彼の傑作のブラックスワン回避法の書評も近日登場予定。お楽しみに。!)にはわかっている。「損をするのが好きにならないといけない」が彼のモットーだ。



 実際、私はアメリカに入ると、すぐにとてもくつろげる。それはまさしく、アメリカの文化が失敗にいたる過程でとても後押ししてくれるからだ。ヨーロッパやアジアの文化はそうではない。失敗すると烙印を押されて辱めを受ける。残りの世界に代わって小さなリスクをとるのがアメリカの役割だ。だからこそ発明が行われる場所はアメリカにとても偏っている。アイディアや製品がひとたび確立されると、その後はほかのどこかで「完成」される。









 タレブの盟友でオーストリア学派の投資家であるスピッツナーゲルは、当代一流の悲観投資家として知られ、超名著「ブラックスワン回避法」の著者でもありますが、彼の
「損をするのが好きにならないといけない」と言うのは強烈で深い言葉です。





 そしてこの言葉にトレンドフォロー・モメンタム投資手法の難しさが端的に現れています。なぜなら「打率が低くて、頻繁に小さな損失が出るやり方」だからです。普通の人間は ​ 「損失回避傾向」 モメンタム投資が「パフォーマンスキング」 ​ だと分かっていても、それを実行し続けることはとても難しいんですね。





 でも逆にもしもあなたが、「大きな利益を得るために、ちょくちょく小さな損が出ることを受け入れてかつその状況を楽しめる」奇特で変態的な投資家であれば、それはマーケットで大成功を収めることが出来るということなのです。まさに投資の世界は ​ 「普通では負ける」 ​ 、天邪鬼でクレージー極まりない所なんですね。(続く)













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Last updated  Oct 14, 2025 10:47:09 PM


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