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クラヴィコードの製作マニュアルを熟読していて困るのがパーツの名前がわからないことだ。タミヤのプラモデルの説明書だとすべてのパーツが特定できるようになっているが、このキットは違う。原寸大の図面にパーツの名前が書かれているのだが、すべてではない。図面は完成図なので複数のパーツが重なっている部分は適当だし、図面を描いた人が書くまでもないと思った部分は省略されている。 解剖学用語でも英語はいい加減で(ドイツ語の解剖学用語のほうが遥かに厳密でわかりやすい)、パズルを解くように推測する必要があったのだが、このキットもそうだ。マニュアルでも同じパーツを別の単語で呼んだりする。 それでもCopilotの翻訳はそれなりに頑張っていて、吹き出すような誤訳は無い。でもわからなくなると英語の単語をそのままカタカナで書いてくる。Cheekをほ「ほっぺた」と訳さずチークと言ってくる。どうやら鍵盤の列の両側にある壁のことのようで、鍵盤の列が歯の並びに似ていると思えば、そのほっぺたに相当すると理解できる。 こういう類推を積み重ねてパーツを特定するという作業がほぼ終わり、マニュアルの指示を理解できるようになった。
2026.01.30
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クラヴィコードのキットの製作マニュアルはpdfファイルで届いたのでCopilotに翻訳させようとしたのだが、ファイルにロックがかかっているのでできない、と言う。そこで全文をwordに変換して日本語に翻訳させた。それを読んでいたらあまりに大雑把だ。こんなマニュアルでは製作できないと思って元ファイルを英語で少し読んでみたら遥かに詳しい。Copilotの奴は端折って翻訳して、終わりました、と言ったのだ。そこで前の方から順番に半ページ分くらいずつコピーしてCopilotにペーストして翻訳させた。今度はちゃんと端折らずに全文訳を作ってきた。 最初に、クラヴィコードに付いての説明、このキットの元になったスゥエーデン国王の所蔵していた個体についての説明、キットの部品リスト、私が揃えるべき工具の説明があり、製作の手順が始まる。その最初に、まず何もするな、と書かれている。材料の木があなたの家の環境に適応するまで数日間放っておけ、と言う。その間にこのマニュアルを熟読して頭に入れろ、というわけだ。もっともな話なので、マニュアルを丁寧に読んでいく。 まずケース(弦の張力に耐える骨格でもある)、次に響板、鍵盤、弦、と進んでいく。キットは年々進歩しているらしく、マニュアルの記載とキットの内容が異なる点がある。ケースの壁を構成する4枚の板(前板、後板(スパイン:背骨とよぶ)、左右の側板を同時に接着するための工具が必要だ。マニュアルにはケースの4隅を外側から押す木のブロックとこれを外から締め上げる紐が入っている、と書いてあるが、私のキットにはDIY用の専用の工具(アメリカでは普通に売っているのだろう)が無造作に入っている。これは将来タンスなど作ろうと思ったら役に立ちそうだ。 マニュアルはなかなか親切で、短気を起こすな、丁寧によく理解してから工作しろ、急いで作るな、というようなことが随所に書かれている。このキットを完成させて立派な楽器を作り、演奏に使って欲しいという願いが行間から読み取れる。
2026.01.29
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クラヴィコードの製作マニュアルを読んでいたら、また母からパソコンのことで電話がかかってきた。短歌の同人の仕事でパソコンを使おうと思ったらマイクロソフト・アカウントを作りましょう、とかいう画面に邪魔されてできないという。どこかにウインドウを閉じる☓があると思うのだが、95歳の母には探せない。やむをえないので車でサポートに行くことにした。 母の家の狭い駐車スペースに入れることを目的として買ったN-One RSで行く。アクアラインでは前車追従クルーズコントロールを使う。オーラの場合、一つのスイッチで速度とハンドルの両方のサポートがオンになるが、N-Oneは別個にスイッチが入れられる。オーラもN-Oneもハンドルのサポートは下手だが速度制御はまあまあ使える。速度制御だけオンにできるN-Oneの方が私の好みに合う。オーラに乗っている方がのんびりと走るような気がする。N-Oneだとキビキビというかセカセカというか、オーラとは違う運転になるようだ。勇ましい排気音に精神が反応しているのかもしれない。母の家の車庫入れは楽ではあるが、衝突するぞという警報がやや敏感すぎる。まだ余裕があるのに警告に命令されて切り返しをする。 母のパソコンからは例のマイクロソフトの警告は消えていた。Copilotに相談して、できるだけ余計なメッセージが出ないように設定を変えたが、どうせまた何かと呼び出されることだろう。
2026.01.28
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1月22日に発送したという連絡があり、29日に届くだろうということだったが、昨日の昼にクラヴィコードのキットが届いた。大きく重い段ボール箱が一つ。中には新聞(当然英語のスポーツ新聞のようだ)と発泡スチロールのかけらがクッションに入っていた。ざっと部品を見たところ工作精度は高そうだ。これから工作を楽しめそうだ。
2026.01.27
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ポルシェ・ボクスターを売ってホンダN-One RS 6MTを買ってから1ヶ月が経った。まだ大して走っていないが馴染んできた。これまでに軽自動車を4台経験している(ホンダ・ビート、ダイハツ・コペン初代、ダイハツ・コペン2代目、三菱i-Miev)。軽自動車を運転しているときは常に「気楽」という気持ちになれる。小さいことのメリットは運転している時間は常に感じられる。駐車するときだけでなく、すれ違ったり道幅の狭い道路を通るときに気楽さを感じる。私が買った軽自動車に普通のオートマチックは一台も無い。クラッチペダルのあるMTと、電気自動車だから挙動は常に予想通りだ。とても自然に運転できる。 N-One RSはi-Mievに近い。スポーツカーではなく実用車だが、前席優先だ。どちらも一人か二人で乗り、後席には荷物をたっぷり積むという使い方を想定しているだろう。車高はN-Oneの方が少し低いから、カーブでの傾き方はi-Mievより穏やかだと思う。 N-One RSの動力性能は、まあ充分と言って良い。MTだから自分の望む加速は変速の仕方でいかようにもなる。速さ、加速は運転している側の設定で決まるから、ポルシェに乗っていようがN-Oneに乗っていようが同じだろう。充分自分のペースで走れるだけの動力性能はある。少し音が勇ましすぎる気がする。ポルシェ・ボクスターも私の好みよりうるさかったが屋根が無い(私はほとんどオープンにして乗っていた)せいかとも思っていた。N-Oneは軽自動車で遮音材があまり入っていないせいかもしれないが、設計者がこういう音にしたいと思った結果という気もする。中古車だからひょっとしたら前のオーナーが排気系をいじったのかもしれない。 乗り心地は思ったより良い。コペン・セロSのひどい乗り心地とは全く違うまろやかな感じだ。サスペンションのストロークは限られる軽自動車だが、合格点をつけることができる。 デザインも色(黄色と黒のツートン)も良い。黄色だとナンバーの黄色が自然に調和する。黒いアルミホイールも屋根やドアハンドルの黒と合う。
2026.01.26
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高校生の時、英語という科目が嫌いであることを自覚していた。英語の教師が嫌い、ということも大きい。どんな難しい大学でも易しい大学でも入試には英語がある、ということを盾に取りいばっていた。それに反発した私は高校2年から選択で取っていたドイツ語で大学受験を突破した。高校3年の途中から英語の勉強を捨てたから大学に入ってからも英語は苦手だった。研究者になると英語なしでは生きていけない。論文というのは英語であるのが前提で、英語でなければそれは論文ではない、という世界だ。読むのも書くのもすべて英語。それなりにこなしてきたが嫌いであることに変わりはない。 遊び事でも英語が必要なことが多かった。30歳代から始めたチェロ製作(ヴァイオリンやヴィオラも作った)で参考にした教科書類はすべて英語だったし、高級自転車のパーツを海外から取り寄せるときも英語、音楽関係の英語の書籍をイギリスから買ったこともある。英語はいやだなあ、と思いながらも使ってきた。 それがここにきて突然楽になった。AIのおかげだ。英語のメールを読み書きするのがなんでもなくなった。Copilotに頼めば瞬時に翻訳してくれる。これがなければアメリカからクラヴィコードのキットを買うのもあきらめたかもしれない。 アメリカのメーカーからキットの製作マニュアルが添付されてきた。キットが届くまでに一応目を通したいが、英語だから鬱陶しい。脳科学の専門用語はほぼ英語でわかるが、クラヴィコードのテクニカルタームは難しいだろう。Copilotに頼んだらあっという間に翻訳してくれた。マニュアルの章ごとにwordのファイルにしてのんびりと読んでいる。 本当に良い時代になったものだ。
2026.01.24
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昨年の12月中旬にアメリカに注文したクラヴィコードのキットだが、3週間で発送するという話だったが来ない。Copilotと相談して英語のメールを書き、どうなっているの?ときいた。すると、同梱することになっている工具の一つがサプライヤーから届かないので待っているところだ、もし急ぐならそれ以外をまず送り、工具は後から別便で送る、という返事がきた。 またもCopilotと相談し、そういうサプライヤーは約束通り仕事をしないかもしれない、また、その工具は大した物では無さそうだから自分でなんとかできるような気もするし、しかもその工具を使う場面はかなり後になりそうだ。だからそれ以外をまず送ってもらおう、まさか別便で送るのに追加の送料はかからないよね?ということで返事を出した。 今朝、送ったらしく荷物の追跡のデータがメールで届いていた。また、製作マニュアルと写真が添付ファイルで届いた。 アメリカの東海岸のノーウィッチのメーカーから出て、今はアメリカの真ん中へんのメンフィスまで来ているらしい。もうすぐ届きそうだ。
2026.01.23
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今回のフランス旅行ではiPhone16ProでLeica LUXというアプリを使って写真を撮った。旅行の写真はなるべく人(と言ってもカミさんだけだが)を入れて撮る。景色だけの写真はなんとなく使い道が無い感じがする。帰ってきてから大きなiPad Pro12.7インチで写真を見ると、少し背景がボケすぎているものが多い。特にニームの円形競技場のような奥行きのある背景がボケすぎると、何が写っているかわからなくなる。しかし、心配する必要が無いのがデジタルの良いところだ。後からLUXアプリ上で絞り値を変更することでボケかたを変えることができる。ピントの位置も簡単に変えられる。レンズの焦点距離も変更可能だから画角も変わる。 最初からしっかり考えて撮影した方が良いのだが、今回は専用のLeica LUX gripを家に置いてきた。これがあると絞り値の選択を簡単にできるが、無いとおまかせで撮ることが増える。 中学生の頃写真部の部員だったし、解剖の仕事で写真を撮ってきた。写真を撮る時は、構図を決めて、レンズを選び、絞り値を決めて、露出補正を考えて、絞り優先モードで撮るという習慣が身についている。すでに重くてカール・ツァイスのレンズを持ち歩くことは無いが、このアプリとgripがあれば擬似的にそうやって写真を撮れる。その上簡単に後から修正できる。 高価な(Mのボディとレンズ5本となるとちょっとした車の値段を超えるだろう)Leicaに匹敵する写真が撮れるわけではないだろうが、それなりに自分の思い通りの写真が撮れているように思う。月に千円程度のサブスクリプションなら、その価値があるのかもしれない。
2026.01.21
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木更津市はとても住みやすい街だが、本格的な大型書店は無い。専門書の棚を見て面白そうな本を探す、という楽しみは市内では得られない。仕事で神戸に行くときに時間が余れば三宮のジュンク堂に寄るのだが、今の時期は仕事がない。カミさんも同じことを言うので、東京駅に出かけることにした。目的は東京駅丸の内にある丸善だ。 車で行っても良いのだが、駐車場探しと駐車料金が気になるのでバスを使う。家から金田バスターミナルにN-Oneで行き一日500円の市営駐車場に駐め、東京駅八重洲バスセンター行きのバスに乗る。一時間も経たずに八重洲に着く。東京の道路は私が学生時代を送った50年ほど前に比べて流れるようになった。八重洲から丸の内はやや遠いし人混みが激しいがやむをえない。のんびりと本屋で時間を過ごし、電車で有楽町に行って銀座のデパートを巡り昼食を食べた。 木更津市に引っ越して初めてのことだが、結構楽に楽しめた。東京は住まずに訪れるのが良い。
2026.01.20
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今回のフランス行きで感じたのは、旅行のすべてがiPhoneに依存している、という点だ。昨日書いたカメラもiPhoneだが、それ以外もiPhoneが無ければ旅行は成立しない。 チケットがすべてiPhoneで表示するQRコードになった。飛行機、列車、モンペリエのトラム、ホテルの予約書類のすべてだ。紙に印刷するようなことは一切無かった。旅行保険だって紙ではなくpdfで持っていた。 私はフランス語は全くわからず、英語だって大の苦手だ。これを多少補ってくれたのはiPhoneにインストールした翻訳アプリだ。レストランのメニューなど英語の物を出してくれても何のことかわからない。iPhoneのカメラと連動してフランス語を日本語にしてくれるアプリはずいぶん重宝した。宿を予約したBooking.comから送られてきた予約確認書類がなぜか日本語になっており、私の氏名も見知らぬ中国人の名前になっていて、フロントで押し問答する必要があったのだが、このときもiPhoneに日本語(音声入力も使った)で入力してフランス語に翻訳させて切り抜けた。帰国直前、ニーム・ポン・デュ・ガールという駅からシャルル・ド・ゴール空港まで行くTGV(特急列車)に乗っていたとき途中で30分ほど臨時停車した。車内放送はフランス語しかない。これも翻訳アプリのおかげで(最初は切れてしまいよくわからなかったが)どうやらテロとかでなく、線路が混雑して遅れるといういつものことらしいことがわかった。 フランスの常識というのが理解できないので、細々とAIに質問した。私はCopilotを愛用したが、嘘も多いが概ね役になってくれた。シャルル・ド・ゴール空港に行くTGVに乗るには、ホテルを取ったニーム中央駅からニーム・ポン・デュ・ガール駅までローカル列車に一駅乗る必要があるのだが、予約していた列車が前日にルーティンのストライキで運休になったというメールが来た。一本後の列車でも時刻表上は間に合う。だが不安でCopilotにきいたところ、このパターンでは次の列車は定時運航に努力するからだいじょうぶ、と言ってくれた。 旅行途中でiPhoneを紛失・盗難で失ったら旅行は続行できないだろう。それでもわからないことはたくさんあった。セットで入ったレストランで「エビの魚雷(トルピードって魚雷でしょう?)」という料理があり、潜水艦マニアの私としては好奇心を抑えきれず注文してみた。これがエビをむりやりまっすぐに伸ばしてフライにしたものでしっぽを切り詰めて開いている。尻尾をスクリュー状にして全体を魚雷の形にしているのだ。こんなものはAIにきいてもわからない。
2026.01.19
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海外旅行と言えば写真だ。父は社命で海外視察に行くとき準備金で高価なNikon SPを交換レンズごと買ったということで、ずっと母に責められていた。初めてマチュピチュに旅行するという友人に買って持っていくカメラについて相談されたこともある。だが私は病的な荷物嫌いだ。今回だって機内持ち込みの軽いリュックサック一つだ。いくら良い写真が撮れるとわかっていても、重く嵩張るツァイスレンズと一眼レフボディを持っていくことなど考えもしない。去年買ったiPhone 16 ProにはLeica LUXというアプリを入れてある。これで擬似的にレンズ交換式Leica Mシリーズ風の写真が撮れる。 これを使う時は、まずレンズを選ぶ。35mmフィルム換算で26ミリから135ミリまでの数本(アップデートすると増えたりする)から選べる。オールドレンズだと白黒限定になったりする。絞り値は選べるがデフォルトではかなり開放がわになり、はっきりと背景がボケる。露出補正も使える。このシステム専用の高価なLeica グリップというシャッターボタンの装置も持っているが荷物が重くなるので置いてきた。画面をタッチしてシャッターボタンを押す。 帰ってきて写真をiPadに転送して見てみると、結構それらしい写真が撮れている。これは息子が住んでいるモンペリエという街にあるローマ水道の水道橋だ。この水道橋の下で土曜日にはマーケットが開かれるので息子夫婦に連れられて買い物に行った。マテ貝を一束買って、ホテルのキッチンで酒蒸しにして食べたら美味しかった。この日は快晴無風で、南仏特有の真っ青な空だったが、ちょっと白黒で撮りたくなった。Leica SUMMILUX 35mm F1.4 ASPH というレンズで絞りf2.8 シャッター速度1/125 ISO80で撮影したとデータには書いてある。
2026.01.18
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帰国したのが夕方で、冷蔵庫は空っぽだ。翌朝車でスーパーマーケットに買い物に行った。車が動いた瞬間、ああ車って最高、と思った。 フランス旅行は家を出てバスに乗ることから始まってすべて公共交通機関と徒歩だった。これに比べると自分の車を運転するという移動手段ははるかにストレスが少ない。荷物はいい加減で良い。軽くするために減らす必要もない。電車などの時間にしばられて早めに出発する必要もない。見知らぬ人と座席で接触する必要もない。遅延により乗り継ぎができないのでは?という心配もない。車のほうが車内は静かだしリラックスできる。途中でいくらでも予定の変更ができる。 もう外国旅行はしないと思う。今後の国内旅行はなるべく車で行くことにしよう。
2026.01.17
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フランスのような遠い国に行くと時差ボケが辛い。フランスに住んでいる息子夫婦と話すと、フランスから日本に着いた直後のほうが辛いのは東に旅行するほうが体に悪いせいだ、と言う。彼らは日本からフランスに帰った時は辛くないらしい。 私もカミさんも逆で、フランスにいる間はずっと時差ボケを感じていたが、昨日帰国して一晩ぐっすり眠ったら(ずっと日本に暮らしているときよりぐっすり眠れた)今日はかなり回復したと感じる。つまり西向きにフランスに行った方が時差ボケは強く、東向きに帰国したほうが弱いことになる。 我々の脳には時計がある。おそらく毎日太陽をあびることで時計合わせする外因性の時計と、内臓活動の影響を受け逆に内臓を制御する内因性の時計だ。突然フランスに行くと内因性の時計はそのままで、外因性の時計は混乱した後現地の時計に変わっていく。この内因性と外因性の2つの時計が同調しないのが時差ボケの原因で睡眠障害、食欲低下、脳の活動の全面的な低下を引き起こす。 そのまま長くフランスで暮らしていれば、いつか2つの時計は同期して時差ボケが解消する。一週間足らずで帰国すると、内因性の時計はほぼ日本時間のままだから、一晩ぐっすり眠って朝日を見れば簡単に外因性時計は日本時間に戻り、両者はじきに一致し、時差ボケは解消する。 さらに考えられるのがストレスの影響だ。フランスいる間は日本の家にいるときに比べて大きなストレスにさらされ続けている。交通機関が定時運航しない、スリや強盗の危険が大きい、荷物を持って歩く時間が長い、トイレを探し出せるのか、そして最大のストレスは外国語を使わなければならないことだ。ストレスは脳の視床下部に影響を与えて交感神経優位の状態を作り出す。すると睡眠は浅く短くなり消化管の活動は低下する。また、内因性の体内時計を現地時間に合わせる作用もなくなる。こうして、フランスにいる間2つの体内時計の同期は阻害される。 帰国すると、一挙にストレスが無くなり視床下部は副交感神経がわに振れ、睡眠もできるし消化管も元気になる。内因性の時計はそもそも日本時間のままだったから、太陽をあびて外因性の時計が日本時間にもどれば時差ボケは解消する。
2026.01.16
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今回のフランス旅行の私にとってのテーマは、世界最高と習ったシャロレー種のステーキを食べることと、ビジネスクラスを理解すること、の2点だった。シャロレー種の美味しさは十分理解した。熱を込めて語ってくれたかつての恩師は正しかった。 ではビジネスクラスはどうだったのか?ビジネスクラスが下のクラスと違う点は、1.専有面積の広さ、シートの快適性 2.機内食とキャビンアテンダントのサービス 3.空港ラウンジの使用権 4.空港における優先扱い くらいだと思う。 1.は圧倒的と言って良い。フルフラットのベッドになり上の荷物置きも広い。巨大な荷物を持ち込む輩に自分の真上のスペースを侵略される危険はない。通路は広いし通路に出るとき隣席の人の前を通る必要がないので、いつでもトイレに行ける。羽田・フランスくらいの距離だと、飛行機を降りたとき疲れているか元気かくらいの違いになる。私は睡眠に苦労する人間だが、Ankerの睡眠用イヤホン(飛行機のエンジンノイズがほぼ気にならなくなる)を使ったおかげもあり、4時間くらいは眠れた。 2.の機内食は格好だけ、というのが私の感想だ。ANAの機内食のクォリティに関しては前回のエールフランスのプレミアム・エコノミーの方が格段に上だ。これは女性仕様のレストラン食に対する私の強い反感が影響しているかもしれない。見た目重視、野菜多すぎ、味付けが薄すぎ。搭乗直後のスパークリングワインだってエールフランスはちゃんとしたグラスでサービスされたがANAのビジネスはプラスチック・コップだ。食事で頼んだボルドーの赤ワインはANAは明らかに冷たすぎて香りがしない。エールフランスではちゃんとふさわしい温度で出てきた。もし機内食にこだわりがあるのならエールフランスを選ぶべきだろう。キャビンアテンダントは親切だった。エールフランスでは担当者が日本人ではなかったが完璧に日本を理解してくれたから問題なし。 3.空港ラウンジは静かだということと空いていることが大きなメリットだ。ただ、これは空いている今の時期だからかもしれない。静かという要素は唯一人のうるさい人間によって破壊されるから運が良かっただけだ。空港の普通の椅子に比べるとぐっとくつろげる。ラウンジの食事を食べると機内食が食べられなくなるからほんの少し食べただけだが、羽田のラウンジの軽食はビジネスホテルのビュッフェ朝食くらいの水準だろうか?シャルル・ド・ゴール空港のスターアライアンス・ラウンジでちょっと食べた食事は不味かった。ずっとホテルの朝食で食べてきたチーズ・ハム・クロワッサンを外したせいかもしれない。 4.あちこちのゲートとか機内への案内で優先される。いちばんありがたかったのは着陸して飛行機から出るときに、ドアが開くと真っ先に出してくれることだ。機内の通路で押し合いへし合いしなくて良い。 ビジネスクラスはエコノミークラスの倍くらいは払うことになる。なんでもそうだが、すべては選択の問題だ。半日ちょっとのフライトのために金を出すか、その金をなんでもしてくれる日本人通訳に出すか(私は日本語以外全く話さないで済むなら金を出す価値があると考えるくらい、外国語が嫌いだ)、豪華ホテル代にするか、たくさん買い物をするか、自分で決めれば良い。
2026.01.15
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せっかくモンペリエにまで来たのだから、息子の仕事風景を体験しておこうとオペラを観に行った。ヴェルディの「ファルスタッフ」だ。 息子からはあらかじめ予習しておくことを勧められたのであらすじくらいは見たが、全然わからない。イタリア語のオペラでフランス語の字幕だ。分かるはずがない。 でも、リズム感やアンサンブルの良さはわかった。また客席の雰囲気も理解できた。日本でのオペラ公演と違って、このオペラが作曲されてから現在まで途切れがない。客の楽しみかたがオペラと合っている。客もまたオペラの参加者でもあるのだ。客席にたくさんのフランス人がいてゲラゲラ笑っていることが必要なのだ。
2026.01.13
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モンペリエのそばにセート(セット?)という港町がある。オペラの公演まで時間があるので行ってみた。日本にいても港町に行くのは好きなのだ。 地中海と砂洲で隔てられたトー湖という湖があり、多数の運河で地中海とつないでいる。その運河の出口がセートだ。漁港として有名で、料理で「セート風」と名前が付くと魚介類を意味するらしい。 駅から南に向かって歩くと運河にかかった橋をたくさん渡っていく。天気が良く風もなく気持ち良い。途中で市場を覗くと肉屋、八百屋、魚屋などが並んでいる。レストランも買い喰いの店もある。先端の防波堤に守られた港を目指して運河沿いに歩く。日本の漁港の異なりカラフルな漁船とプレジャーボートやヨットが混在して停泊している。 港を守る防波堤まで来ると青い地中海が広がっている。西南西の方向の海の彼方に白い雪山が見える。フランスとスペインの国境にあるピレネー山脈だろう。これで私もスペインを見たと言えるようになった。 気持ち良い観光だった。
2026.01.12
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昨日はモンペリエでピアノトリオを聴いた。ミクローシュ ペレーニのチェロ、息子のオーケストラのコンサートミストレルのバイオリン、ピアノは知らないおじさん。曲はモーツァルトのKV542、シューマンの三番、ドゥムキーだ。 ピアノトリオの演奏経験は豊富と言って良いと思う私だが、モーツァルトのピアノトリオで唯一食指が動かなかったのがこの曲だし、シューマンは三曲とも大した出来と思えないので一番を本番で弾いただけだ。ドゥムキーは大好きで二度本番で弾いた。 時差ボケもあって、居眠りしてイビキをかかないか不安だった。うつらうつらはしたが、寝落ちするほどではなかったのは幸いだった。演奏は良かったしペレーニの音色は充分楽しめた。 ほぼ満席の聴衆で、モーツァルトでは明白なフライング拍手、シューマンでも早過ぎる拍手があった。フランスにも愚かなヤツはいる。 この聴衆はどういう人たちなのだろう?
2026.01.11
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息子の奥方が予約してくれた「アンガス アンド バッカス」という店に行った。アンガスは肉牛の品種でバッカスは酒の神様だ。奥方はあらかじめメニューを見て「シャロレーのステーキ」を確認しておいてくれたので安心だ。 息子はオペラの本番中なので奥方と三人だ。すべて奥方が対応してくれるので助かる。三人ともシャロレーのステーキ、焼き方はカミさんがウェルダン、私と奥方はミディアムだ。ソースは4種類あるが私は胡椒ベースにした。付け合わせはフライドポテトにした。 しばらくして出てきたのは備前焼のような皿にヒレ肉の塊だけが載っている一皿だ。ソースは別の器だしポテトも別容器だ。ソースは皿の空きスペースに出して、ナイフとフォークで一口分切ってソースにつけて食べる。確かに美味しい。ヒレ肉とは思えない味の濃さと硬さがある。脂肪が少ないのは焼く時に落としているのだろう。和牛とは全く違うワイルドな味で、鹿肉に近いと思う。厚さは5センチくらいでちょうど良い分量だ。カミさんはウェルダンだから2.5センチくらいの肉が二枚になっている。 昔、家畜品種学の授業で教わって30年経ってようやく、あの先生のいう世界で一番美味しい牛肉を食べることができて感動だ。
2026.01.10
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前回のフランス旅行では旅行用のeSIMを3個契約した。私、カミさん、カミさんのiPadだが、何故かずっと使えていたのは私の携帯だけで、カミさんの方は不安定だった。 今回は私が楽天モバイルにeSIMで契約し、海外ローミングを使うことにした。カミさんとはずっと一緒だから私の携帯からテザリングすれば良い。 フランスに着いた瞬間から安定して電波をつかんでくれでいる。その意味では正解なのだが、危ないことがあった。シャルルドゴール空港のパスポートチェックを抜けるときカミさんとはぐれたのだ。私のすぐ後ろにいたはずのカミさんが先に通過していた。カミさんは私が先に出たと思い、あちこち探したし、私はカミさんがゲートで難癖をつけられて止められたと思って中を覗いていた。携帯電話で呼ぼうにもカミさんの携帯は電波無しだ。 20分くらいかかって会えたが、こういうことが起きるのだ。カミさんも楽天モバイルと契約すべきだった。
2026.01.09
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今、羽田空港のラウンジでのんびりしている。昨夜は第二ターミナルに隣接しているホテルに泊まった。 ホテルをチェックアウトして空港の保安ゲート、パスポートチェックを抜け、ラウンジでブュッフェ形式の朝食を皿に載せて最初の一口を食べようとした瞬間、カミさんが忘れ物に気づいた。部分入れ歯を洗浄液に入れたままホテルの洗面所に置いてきたと言う。 カミさんはこういうことが多い。決して老化現象ではない。二十代から日常茶飯事だ。つまり治す気が無い。チェックアウトして車でかなり遠くまで行ったところでホテルから電話がかかってきて忘れ物を取りに帰ったこともある。ある物を使ったあとどこに置くか?というときに、将来の自分がどういう行動をするか、という想像をしていない。 入れ歯は諦める、新しい入れ歯を作る、という。忘れ物をした自分を恥じて他人に馬鹿にされるのは嫌らしい。 仕方がないから、ラウンジからホテルに電話して探してもらい、来週羽田に戻ってきた時に回収するように手配した。帰りも同じ第二ターミナルに着くので助かる。
2026.01.08
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特に支障が無い日はチェロを練習している。時間をかけているのは11月に本番が予定されているバッハの無伴奏チェロ組曲第2番だ。今年は全曲を演奏する。当然暗譜で演奏することになるだろうが、今はまだマイスキーの若いときの録画から書き取った弓順・指使いをなぞっている。よほどのことがないかぎりその通りに弾いている。 バッハの無伴奏チェロ組曲の練習は、チェロ演奏の基礎練習という意味合いもあるので自分に厳しくしている。意地悪な鑑識眼で「それが自分が出したい音なのか?」とチェックし、よくない箇所を厳格に探し出して解決法を考える。 よくない音を出してしまう原因は山のようにある。右手関係だと、弓の速度が遅くなっている、ポジションが上がっているのに弓が走る場所が駒に近づいていない、上の弦に移弦したのに弓の圧力が減っていないとか速度が上がっていない、開放弦を適切な弾き方で弾かないから音がひっくり返っている、重音を弾くときに二本の弦にかかる圧力のバランスが狂っている、弓を返すときに弓の毛が弦をしっかり噛んでいない、ロングトーンの途中で音が痩せている、思い通りのクレッシェンドやディミニエンドができていない、など。左手関係だと、音程の問題以外でも、開放弦に余計な指が触った、音符を弾く前に指が先に弦を押さえておく準備を怠った、指の正しい場所で弦で押さえていないから硬い音になった、など。 特にクーラントやジークのように速い曲では、ゆっくり弾いたら練習にならないこともあり、一小節だけを繰り返して速く弾いて、速く弾くときの体の動きを小脳に覚え込ませる必要がある。 こういう練習は集中力勝負なので、せいぜい30分しか保たない。ただ弾いていると悪い癖を小脳が覚えてしまうからやめた方が良い。あとはチェロ・ソナタや室内楽の曲のできない部分のヤスリがけをやっておしまい。全部で一時間くらいだ。
2026.01.07
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木更津の我が家から羽田空港に行くのはアクアラインを通るバスに乗るのが速くて快適だ。東京の母の家から羽田空港に行くのに比べてはるかに速い。だが、アクアラインはたまに不通になる。強風が原因ということもあるが、トンネル内の事故が原因ということが多い。どうしてあんな直線道路で事故を起こすかと不思議に思う。二輪の蛇行か居眠りか? 不通になると予定が大幅に狂う。神戸に仕事で行くとき、帰りはアクアラインを使うバスで帰るが、往路は内房線を使う。往路でアクアラインが不通になると仕事に間に合わないからだ。 以前、酒田に旅行した時はアクアラインが事故で大渋滞になり飛行機に乗り遅れた。木更津住民はみな重要な用件があるときはアクアラインを避ける。 今回のフランス行きの飛行機は朝10時前に出発だ。アクアラインを通る羽田行きのバスで出かけるのが最も快適だ。朝6時くらいのバスなら7時前に羽田に着く。しかし、トンネル内の事故ということになると悲惨なことになる。酒田行きではiPhoneから予約変更して次の便に乗ったが、フランス行きではそうはいかない。せっかくのビジネスクラスがだめになる。 朝6時頃に木更津駅を出発する内房線を使うことを考えた。東京行きのさざなみという特急列車があり速いのだが、これは東京駅の京葉線ホームに着く。京葉線ホームから山手線ホームまでは別の駅と言って良いほど遠い。さらに品川か浜松町で乗り換えて羽田に行くのは結構大変だ。飛行機に乗り遅れることは無いだろうが、せっかくのビジネスクラスのラウンジを使う暇は無いだろう。木更津駅から快速に乗って品川まで行くと楽だが、時間はさざなみより遅くなる。 やはり前夜に羽田に行きホテルに泊まった方がストレスが少ないだろう。前回は京浜急行の大鳥居の駅のそばのホテルに泊まった。今回は羽田空港第2ターミナルにつながったホテルを予約した。
2026.01.06
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去年の旅行では、息子が働いているモンペリエだけでなく、パリとアルルとマルセイユと以前暮らしていたロンドン郊外の街にも行ったが、今回はほとんどモンペリエだけだ。あとは前回行き損なったニームに一泊する。ニームは古代ローマの遺跡が魅力だ。 調べてみるとモンペリエは美食の街として有名だそうだ。フランス人と言えば夏のバカンスだが、その目的地として人気なのがモンペリエだそうで、当然美味しいレストランがある。息子は街の食料品店でシャロレー種の牛肉を売っていると言うから、食べる方の目的はモンペリエで果たせる。モンペリエの近郊にあるセートという漁港もフランス人に愛されるマーケットがある。 土日に連続して音楽会に行くのでその前後を含めてモンペリエに3泊する。前回モンペリエの露天市場で食べたい食材をたくさん見つけたが料理する環境が無かった。今回は息子の奥方の友人が泊まったというキッチン付きのホテルを予約した。そこからニームに行き一泊してシャルル・ド・ゴール空港に直通でTGVという特急列車で移動して帰国する。往路はシャルル・ド・ゴール空港到着が夕方なので空港そばのホテル(前回も利用した)に泊まり、翌朝直通のTGVでモンペリエに行く。 この旅程が決まるまでにCopilotとたくさんのやり取りをしたが、嘘がとても多く、最終的には息子と息子の奥方にメールで相談してまとめた。 肝心の羽田からシャルル・ド・ゴール空港までのビジネスクラスはさんざん探して最安値を予約した。今回はANAだ。
2026.01.05
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「BONES」というアメリカのTVドラマが好きで、ケーブルテレビでずっと見ていたし、楽天テレビで購入して見たりもする。毎回殺人の被害者の腐乱死体が出てきて、アスペルガー症候群のブレナンという美人の法人類学者とイケメンのFBI捜査官のブースが組んで事件を解決する。ブレナンは骨を観察して推理を組み立てるので、骨好きの解剖学者の私としてはかなり楽しめるのだ。 その中に(シーズン4の第10話)「殺人フライト」という話がある。筋はどうということはない普通の出来なのだが、ちょっと印象に残ることがある。ブレナンとブースがワシントンから上海まで旅客機に乗って旅をするのだが、著書が大ヒットして大金持ちのブレナンはビジネスクラスだかファーストクラスの席に乗り、国家公務員で庶民のブースは大男なのに狭いエコノミー席に乗る。ブースはブレナンに用があるふりをしてブレナンの隣の席に入り込みキャビンアテンダントから退去するように注意される。ブレナンの席はかなり深くリクライニングできるし、広々としている。とても快適そうだ。 去年のフランス行きでは、Air Franceのプレミアム・スタンダードの席を選んだ。たまたまバーゲンでエコノミー並の料金で買える便があったのでそれを選んだだけだが、もうエコノミーには戻れないね、という感想をカミさんと話した。わずかだがエコノミーより広いし窓際の二列席に二人だから他人に煩わされることが無かった。 カミさんは旅行の意欲がある今のうちにもう一度フランスに行きたいと言っている。私に海外旅行のへのモチベーションはあまり無いのだが、BONESの話も思い出し、これがビジネスクラスだったらどんな感じなのだろう?と思った。ビジネスクラスを一度体験してみたい、シャロレー種の牛肉を食べてみたい、という2つの動機で、もう一度行くことを検討し始めた。 もちろんビジネスクラスは高いのだが、飛行機運賃というものは季節によって大幅に変わる。1番安くなる1月2月なら安い便を探せば手が届く。 息子が所属するモンペリエという街の国立オペラ劇場の通年プログラム集を見ると、ちょうど好きなアーティストの室内楽の公演がある。翌日には私が嫌いではない作曲家によるオペラの公演もあり息子も演奏する。これに合わせて行ってみようということになった。
2026.01.04
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大学では畜産獣医学科というコースに所属していた。ここを卒業すると獣医の国家試験の受験資格が得られるということで獣医になるためのすべての学科が必修だったが、その他に獣医には関係のない畜産関係の講義も必修だった。とはいえ、この大学は「大学とは勉強する権利を与える場であり、勉強を強要する場ではない」という空気があったので、多くの同級生は畜産関係の授業をさぼっていた。この学科のカリキュラムは非常にタイトで(私の卒業後数年で獣医を養成するコースは日本中で6年制に移行した)、午後は毎日実習で講義は午前中に隙間無くつめこまれており、獣医系の科目はその日の午後の実習に備えて2限目に入るから、畜産系はすべて朝1限目だった。実習が夜まで及ぶことが多かったこともあり、朝が苦手な同級生は欠席することが多かったのだ。私は講義を担当する先生が気の毒で(ひどいと20人ほどの同級生のうちで授業に出席するのが私を含めて二人などという日もあった)、早起きの習慣があったこともあって出席していた。 その中に「家畜品種学」というのがあり、イギリスに留学経験のある品の良い助教授が上流階級特有の美しい日本語で、牛、豚、羊、山羊などの家畜の品種について講義をしてくれた。彼はかなりのイギリスびいきで、多くの家畜で最良の品種はイギリスで育種されたものだが、肉牛の品種に関してはフランスのシャロレー種が世界一である、これほど美味しい牛肉は他にない、と悔しそうに語っていた。 去年フランスをTGVという特急列車で旅していたとき、白っぽい牛が広大な牧草地で平和に草を食べているのを見て、あれがシャロレー種ではないか?と思い検索してみたらやはりそうだった。去年の旅行中は特になんとも思わなかったのだが、帰国後にわかに世界最高の牛肉を食べてこなかったことが残念に思われた。調べてみたが、日本でシャロレー種の牛肉を食べさせる店は無いらしい。
2026.01.03
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徐々に生成AIが生活に入ってきた。各種使ってみたが、今ではMicrosoft の Copilotばかりになっている。Microsoft 365 personal のサブスクリプションを続けているから、同じMicrosoftのCopilotを使うと何か有利なことがあるかもしれない、と思って使い始めただけだ。Microsoftのアカウントでログインするので過去のやり取りが保存・記憶されているので使いやすい面もある。 これまではGoogleなどで検索していたことを、Copilotに日本語で頼むようにするとそれらしい答を返してよこすので便利だ。ただ、嘘が多いし、最新の情報を知らないということも多い。必ず他の方法で裏を取っておかないとひどい目に合うだろう。大して信用せずに参考として使うのならメリットが大きい。あちこち検索して回るよりは速い。 英語の文章を書かせたり読ませたりするのは便利だ。あまり機会は無いが、英語の文章を読み書きする回数が減っているだけにこちらの能力も落ちている。単語が浮かんでこないときなどとても助かる。
2026.01.02
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