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2004.03.09
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カテゴリ: 日記
以前同じマンションに住んでいて、

毎日のように幼稚園の送り迎えをして、
ほぼ毎日のようにおしゃべりしていたママ友達が、
本を出版したんです! びっくり!

でも彼女は最初から私のような普通の主婦ではなかったので、
私が彼女と知り合いになれたことがほぼ奇跡だったのかも?

彼女は女医さんなんです。
実家も由緒あるお医者さんの家柄で

親族も頭の良い方ばっかり、という感じでした。

でも、実家の医院を継がなきゃならない、
という使命が子供の頃からあったようで
そういうご苦労は庶民の私には計り知れないものです。

でも彼女が医大の学生だったとき、
最初の脳卒中になり、
「生きているのが不思議なくらい。」
といわれながら、奇跡の回復、
その後、ちゃんとお医者さんになりました。

その後結婚、医院を継いだのですが
お子さんが2歳の頃、2回目の脳卒中、

奇跡の回復、医者をやめ、専業主婦となった頃、
私は知り合ったのです。

お医者さんとお友達になったことはなかったので
いろんなお話が聞けて、興味深かったです。
彼女の書いた論文(腕の神経の解剖とか。)を読んでみたり、

普通に生活している風に見えるんですけどね、
今やったことをすぐ忘れる、と言っていました。
だからこまめにメモしている、と言っていました。
だから幼稚園の行事を忘れたり
送迎に遅れたりなんてことはなかったし、
私なんかより、よっぽどキチンとしていましたよ。
私の方がぼけてました・・・。

それからお仕事に復帰することになり、
引っ越されたのですが、
お仕事を始めて暫くして、また脳卒中で倒れたのです。
でもお兄さんが脳外科医で、すぐそばに住んでいたので
またまた奇跡的に復活されました。
そのときは私も遠路はるばる、お見舞いに行きましたよ。

お兄さん、お姉さんとも少しお話しましたが
皆さんお医者さんで、会話のレベルがハイソサエティ・・・。
凄かった・・・。内容はごく普通なんですが・・・。
こんな環境で育つと、天才が生まれるんだなあ、と思いました。
うちなんかでは到底かなわないです・・・。

今もたまにメール交換はしていたのですが、
割と長い期間を経て、このたび、
本を出版いたしまして、
朝日新聞の天声人語に紹介されました。
よかったら本屋でお手にとってみてくださいね。


■《天声人語》


 たとえば地下鉄の階段の前で立ちすくむ。上りなのか、下りなのかがわからない。時計の針を見ても左右の違いがわからず4時と8時とを取り違えてしまう。靴の前と後ろとの区別がつかない。

 脳卒中をたびたび経験した医師の山田規畝子(きくこ)さんが自らの体験をつづった『壊れた脳 生存する知』(講談社)は、後遺症の症状を実に冷静に観察している。「脳が壊れた者にしかわからない世界」の記録である。「病気になったことを『科学する楽しさ』にすりかえた」ともいう。

 脳の血管がつまったり破れたりする脳卒中の患者は多い。一昨年10月時点で137万人にのぼる。高血圧の699万人、歯の病気487万人、糖尿病の228万人に次いで4番目だ。

 この病気が厄介なのは、いろいろな後遺症が現れることだ。極めて複雑な器官の脳だけに、現れ方も千差万別らしい。医師にも個々の把握は容易ではない。視覚に狂いが出た山田さんも、何でもないような失敗を重ねて「医者のくせに」と、冷たい目で見られたこともあった。

 リハビリが大事である。山田さんは生活の中で試行錯誤を続けた。階段の上り下りにしても「目で見て混乱するなら見なければいい」と足に任せた。足は覚えていた、と。とにかく無理は禁物だという。育児をしながらの毎日、しばしば「元気出して。がんばって」と励まされる。しかし「元気出さない。がんばらない」と答えるようにしている。

 脳梗塞(こうそく)で先日入院した長嶋茂雄さんも、リハビリを始めるらしい。無理をしないで快復をめざしてほしい。


http://www.asahi.com/paper/column.html







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最終更新日  2004.03.09 23:33:57
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