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2006.04.26
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カテゴリ: 日記
仕事していると、めちゃくちゃストレスが溜まる。

「う~ん、なんでこんな好きじゃないことを
 我慢してやらなきゃいけないんだろう~、
 私の人生って、本望にそむいて我慢する事ばっかりだよ~!」
などと思う。

好きな事思い切りやって、それを仕事に出来たらいいな~。

でもなんで我慢しながら働きに出るのか?
それは単に働きたいから、なんですよね。

出勤したい、電車に乗りたい、通勤途中のウォーキングが気持ちいい、
(なんだこりゃ?)
仕事用の服や靴を買うのも好き、
忙しい忙しいと言っているのが好き、
それから、会社で出会う人が結構好き、
会社の建物が好き、施設や設備が好き、
(ほんとに なんだこりゃ?)

変な理由で働いていますよね~。

缶コーヒーのジョージアのエメラルドブレンドのCM(第二弾)で
地球人の生態を調べにきた宇宙人が、
「この星の人間は、疲れることを楽しんでいる。」


まあでも、そんな日常に輝きを与えてくれるのが趣味の世界で、
最近は読書にはまっています。
久しぶりに高校生の頃にはまった純文学? です。
本を読んでいると、脳派がリラックスして疲れが取れますよ~。
この心地よい波で、ストレス撃退! です。


と思いたち、私の本棚に残してあった『金閣寺』を引っ張り出してみました。
もう、紙が茶色に変色して、時間の流れを感じる~、
それだけ私も歳をとったのね・・・。

でも私はそんなに三島由紀夫を読んだわけじゃないんです。
『潮騒』と『仮面の告白』と『金閣寺』と『青の時代』
くらいだと思います。
『豊饒の海』は難しくて挫折した~。

いや~、でも凄いです!
主人公の心の内が・・・、描写が・・・。
すんなり心の中に入ってきて読みやすいです。
電車の中など、ちょっと時間が空いた時に読み出しても
すんなり本の中に入っていけます。これってすごい事ですよね~。
やっぱり天才ですよね~。

でも、所々、男色家の片鱗が見えて、そこはちょっと拒否反応・・・、
う~ん、このエロティズムはよくわかんない・・・。
うちの息子もいい体しているからなあ。(体脂肪率7%)
そういう目で見ている男の人がいたらどうしよう・・・。
きゃー、やめて~!

それから、友人が「自分のベスト1!」と薦めてくれたのが
大岡昇平の『野火』、これも凄かった・・・。

戦争でフィリピンの奥地を敗走する日本兵、
極限状態の中で、人肉を食べちゃった・・・のかな?
う~ん、凄い・・・。(ごめんなさいね、気持ち悪い話で)

人肉を食べそうになったとき、
左手がナイフを持つ右手を押さえた、という所、
体が右半身と左半身とで乖離したという所、
誰かが自分を見ているという感覚、
神の声が聞こえた時、

特に、百合の花が一輪咲いている中、
空から無数の花々が散ってくる幻想が見えたところ・・・、
こういうイメージってキリスト教の宗教画の中でも出てきますよね。
中世やそれ以前や・・・、昔の人々、今も世界のどこかの人々・・・、
そういう極限状態を感じ、だから宗教を必要とするんじゃないのかな。
と思いました。

でもそういう体験をした日本人が、60年前にはいっぱいいて、
戦後の復興もそういう極限状態から頑張った方々のお陰で成り得た。

戦争を知らない私達は、せめてこういう小説を読んで
追体験し、戦争とはこういうもんだ、ということはわかっておかなくちゃね。

兵隊って、まず人格を捨てる事から始まる。
だから兵隊さんは「自分は何々であります!」
なんて言葉遣いだったのね・・・。

偶然で生まれて、偶然で兵隊にとられ、偶然に死ぬ、
すべてがそういう風に思えるんだって。
命の軽さ、自分の命も、人の命も・・・、
そういうものが戦争、みたいですね。

う~ん・・・。
































































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最終更新日  2006.04.26 19:09:05
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