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「嫉妬・ジェラシー」に、あなたはどんなイメージを持っていますか?
「やーね、嫉妬なんかして」と、嫉妬はネガティブなものだと思っている人が大半なのではないでしょうか。では、その嫉妬はなぜ起こるのでしょうか?
これまで、このブログでは「不安」「怒り」「マウンティング」などの人間の感情について調べてきました。今回からは「嫉妬・ジェラシー」についてを深掘りしていきたいと思います。まず、そもそも「嫉妬・ジェラシー」はどんなものかを見ていきましょう!
人が人を嫌う理由の 9 割は嫉妬と言われています。嫉妬したり、嫉妬されたりという嫉妬心は男性、女性ともそれぞれにあります。
まずはじめに嫉妬のポイントを箇条書きにしたいと思います。
・基本的に自分の地位が脅かされると思うときに人は嫉妬をする。
・嫉妬は「自分を優位に立たせたい」「誰かが優位に立つことを阻害したい」というエネルギー。
・「相手より下がっているという感覚」があるとき、相手を引っ張ることで気持ちがすっきりする、というのが嫉妬(または批判やいじめ)の作用の一つ。
・ピュアなものを汚してやりたい、というダークな気持ち。
・嫉妬心は特別な人ができると生まれ、「自分もあの人のようでありたい」あるいは「あの人より優れた自分でありたい」という気持ちが含まれる。
・「同質ではないものを排除したい」という力学も働く。
嫉妬を調べていくと、人間のダークサイドを見ているような感じです。この嫉妬のメカニズムを理解しているのと、していなのでは、ダークサイドに落ちたときに対処も違ってくるでしょう。では、「嫉妬」についてもっと深掘りしていきましょう。
そもそも嫉妬はどういうときに起きるかというと、「その人が本来持つべきものではない、分不相応なものを持っていると判断したとき」に、人はその人を嫉妬します。
たとえば、大谷翔平選手が年俸 50 億を稼いでいる!、となっても嫉妬する人は、そう多くはいないでしょう。なぜなら、大谷翔平という人物には野球の実力があり、当然そのお金をもらう資格がある、とみんな思うから嫉妬しないのです。
しかし一方で、公務員だった若者が、宝くじや株で 50 億を突然儲けて、仕事を辞め、タワーマンションなどに住むと、嫉妬の的にされてしまいます。「あいつ、うまくやりやがって」とか「ゆるせない、ひっぱり下ろしたい」という気持ちに人をさせるのです。
また、嫉妬の多くは自分に似ている人に対して起こります。性格や携わる仕事、組織での立場が似ている相手に対して起こるのです。だから、公務員という一般人と近い立場だった人が、多額のお金を手に入れると、周りの人は嫉妬するのです。
しかし、大谷翔平選手に嫉妬しないのは、自分に似ている人・立場ではないからです。メジャーで活躍する大谷翔平選手に「あいつうまくやりやがって……」とはならないでしょう。
男性は、嫉妬心を対抗心に変えやすい傾向があります。それが、マウンティングや批判、いじめなどに繋がっていくのです。
嫉妬が理由で相手の欠点を指摘したり、陰で批判や悪口を言うようになるケースはいくらでもあります。「どうも自分より優れている」「自分より人に好かれている」という気持ちがダークな心に火を灯すのです。
また、嫉妬心は自分にとって特別な人ができると生まれます。嫉妬心の中には、「自分もあの人のようでありたい」「あの人より優れた自分でありたい」という気持ちが含まれているのです。
いかがでしょうか? 今回は、嫉妬・ジェラシーがどんなものかを見てきました。
「こなくそ精神」という言葉がありますが、ネガティブな感情をガソリンにして、前に進んでいくことも必要でしょう。けれども、やはりそれは良いガソリンとは言えないものです。なので、取り扱いには注意したいところです。
嫉妬やジェラシーも使い様によっては、何かを推し進めるエネルギーになります。嫉妬やジェラシーをエネルギーにするために、そのメカニズムを理解しておくと役に立つのではないでしょうか。さて明日は「男女関係の嫉妬」について見ていきたいと思います。お楽しみに!
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考】
・Ken Honda 本田健 『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力 [ 馬場 啓介 ]
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