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前回から「嫉妬・ジェラシー」について深掘りしています。今回は、「男女関係の嫉妬」にフォーカスして見ていきたいと思います。さっそく、いってみましょう!
男女関係の嫉妬というのは、「自分の地位が脅かされると思うとき」に起こります。
たとえば、あなたのパートナーが誰かと話しているとします。その相手が自分より魅力が少ない人や低い人だと、あなたは安心していられます。しかし、その話している相手が、自分よりも綺麗(またはかっこいい)、賢い、お金や財力を持っている、魅力がある、などと思うと、あなたは気が気でなくなるのです。
なぜそのように思うのかというと、「パートナーは自分ではなくあの人を選ぶのではないか」と思ってしまうからです。
ですから、自分の心から嫉妬が湧いたとき、「自分の自信のないところ」が出てきているのです。嫉妬をよく見ることで、自分の心を知る練習になります。嫉妬心が何を言っているのかを聞くことが大事なのです。
嫉妬が出てきたとき、あなたの心は何と言っているでしょうか? 「あなたより彼女の方が綺麗」「あなたより彼の方がかっこいい」「あなたの旦那は彼女のことが好きだ」「あなたの妻は彼のことが好きだ」など、いろんな嫉妬の声があると思います。
このとき、この嫉妬の声をネガティブなエネルギーに転換してもうまくいかないことは、何となくイメージがつくのではないでしょうか。では、嫉妬心をどういうエネルギーに転換すればいいのでしょうか?
嫉妬が湧いてきたときに、たとえばパートナーに「私(僕)よりあの人を選ぶんじゃないかと思って心配になった」ということを素直に伝えることです。そういったことを、恥ずかしいけれども言えるかどうかです。嫉妬をうまく転換することで、 2 人の関係をさらにプラスにするいい燃料にすることができるのです。
男女関係だけでなく、人が三人以上集まる場所には嫉妬が必ずと言っていいほど生まれます。「自分の地位が危うくなる可能性があるものを排除したい」という気持ちは嫉妬心を生みだすのです。また「自分を優位に立たせたい」「誰かが優位に立つことを阻害したい」というのも嫉妬心からくるものです。
そして「同質ではないものを排除したい」という気持ちも、人の心の中にあるダークな部分です。これが、強くなると批判やいじめになり、大きくなると移民の問題や人種差別になっていくのです。
人間は様々です。その中で、「同質でないものになりがちな人」というのも必ず存在します。ほとんどの場合、嫉妬やジェラシーは、受けている本人が直接悪くないことが多いです。そして悪気がないからこそ、なおさら相手の嫉妬心を大きくしてしまいます。
では、「嫉妬を受けたとき」はどうしたらいいのでしょうか。これについては、次回から深掘りしていきたいと思います。
いかがでしょうか? 今回は「男女関係の嫉妬」というテーマを中心に、嫉妬について見てきました。
嫉妬は、基本的に自分の地位が脅かされると思うときに出てきます。ですから、嫉妬が顔を覗かせたら、何か自信がないことがあるのです。嫉妬は、その部分と向き合いなさい、というメッセージなのかもしれませんね。
さて明日は「職場などでの嫉妬」「嫉妬といじめ」というところにフォーカスして見ていきたいと思います。お楽しみに!
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考】
・Ken Honda 本田健 「人は他のエネルギーから影響を受けてし… 2023/04/24
凸と凹がかちっとはまるから夢が叶う~人… 2023/01/15
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