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今回は「地球のルール」の深掘りをしていきたいと思います。その中で、「自然の構造の 5 つの特徴」を見ていきましょう。
では、その自然の構造の 5 つの特徴とはどんなものでしょうか。
①極端な偏り
②不安定性・不確実性
③自発的な秩序の形成
④エネルギーの循環構造
⑤情報による秩序の強化
「①極端な偏り」
「 80 : 20 の法則」のように、自然現象や社会現象には偏りが存在します。全体の大部分は一部の要素が生み出しているのです。
「②不安定性・不確実性」
「何が起こるかわからない状態」が自然界です。それに適応するかのように、人間の脳は偶有性のある体験に快楽物質を出しやすくなったのです。
「③自発的な秩序の形成」
自然界はルールをつくっている人がいないにもかかわらず、簡単な要素から複雑な秩序が自発的に形成されています。自然界は自動的にバランスを取っているのです。人間の経済の世界でも、「自己組織化」「自発的秩序形成」として現れています。
「④エネルギーの循環構造」
自然界では食物連鎖によってエネルギーが循環されています。
「⑤情報による秩序の強化」
自然界はエネルギーの循環(食物連鎖)により、構成要素がいれかわっても同じ構造であり続けることができます。これは、情報による秩序の強化があるからです。人間にとっての情報は、記憶や遺伝子であり、新陳代謝によって構成要素がいれかわっても体を維持できるのです。
森のなかに木があるように、自然のなかに社会があります。そして、社会のなかに人間があり、人間のなかに細胞があります。構造的には、すべてのものは同じとして捉えることができます。
この中では「自然の構造に近いルールほど社会に普及しやすく、かけ離れた仕組みほど悲劇を生みやすい」という自然の摂理があります。自然の性質と遠い仕組みになるほど、機能不全を起こすのです。
人間の経済は自然界に似ていたからこそ、資本主義が広く普及したと言われています。
自然界では弱っている生物が一瞬で餌となり、食物連鎖と淘汰を繰り返しながら全体が 1 つの「秩序」を形成して成り立っています。自然界は「食べる・食べられる」の関係で、食物連鎖を通して「エネルギー」を循環させているのです。
自然界は、個と、種と、環境が、バランスの取れた生態系をつくっており、常に最適になるように自動調整がなされています。自然界では人間社会にあるような法律を、誰かがつくっているわけではありません。自発的にこの仕組みが形成されているのです。
そこから人間社会を見てみると、人間は「通貨」というエネルギーを循環させています。お金は、高いエネルギーで循環している場所や、低いエネルギーで循環している場所などが存在しています。経済も自然も同様に、競争力のない個人や企業はすぐに淘汰されてしまうのです。
自然界も、人間の資本主義経済も同じように残酷な世界です。そのなかで「進化」とは、このような循環を繰り返していくことによって生まれる副次的な変化なのです。
ここからは、これまで学んできたことをもとに自分の見解を述べます。
成功哲学や自己啓発を辿っていくと、「自分を大切にすること」にいきつきます。それは、健康になることと同義です。
つまり、人間の体の扱いも、地球のルールと一緒なのだということです。
どういうことかというと、人間が健康になるためには、太陽の光を浴びて、夜はよく眠り、そして運動をして、よい食事を摂る、ということだと思いますが、結局これは地球のルールに則っておこなうことだと思うのです。
地球ルールから離れれば離れるほど、いい方向にいかないのは、人間の体も同じことだと思います。それは機能不全や、淘汰に繋がってしまうのです。
自然の構造に近づいていくことで、人間は幸せに近づくのではないでしょうか、そして、あなたの心も自然に近い状態が、一番いきいきした人生になるのだと思います。
では読んでいただき、ありがとうございます。
【参考文献】
・自然界と経済界のつながり(2021年7月23日記事) なぜ、執着を手放さないといけないのか?… 2024/01/11
サピエンスの「自然な生き方」とは? ~サ… 2023/05/17
どうして物質的に恵まれているのに、昔よ… 2023/05/16