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『私は十五歳で学問に志した。三十歳で自立した。四十歳で惑わなくなった。五十歳で天命を自覚した。六十歳で人の話をすなおに聞けるようになった。七十歳で思うままに行動しても行き過ぎることがなくなった』
これは「論語」の孔子の言葉です。有名なので知っている人も多いのではないでしょうか。
この中で「四十歳で惑わなくなった」とありあます。これは「四十歳になれば、惑うことがなくなること」と思われていますが、本当は、
「四十歳になったら、惑うのは年のせいじゃないことがわかるということ」です。
人間は「弱いもの」であり「ほっとけば間違うもの」です。「堕落論(坂口安吾著)」の中にも、
『戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。』
すべては、「人間の欲望が生み出した幻」であり、惑わされて、失敗しながらも、幻だった、と気づいていくのが四十歳ということなのでしょう。
人間は失敗するからこそ、新しいスタートが始まるのだとも言えます。いつでも「いまここ」がスタート地点で、いつでも「いまここ」が、人生の目的地なのです。
失敗を人生の知恵として、やり直す心をいつでも大切にしたいですね。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考文献】
・やり直す気持ちが人生をよりよくする。(2021年7月21日記事) 堕落論 (ハルキ文庫) [ 坂口安吾 ]
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