日本語で話そう

December 12, 2013
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カテゴリ: シンガポール



そしてその日も頑張る。

先ずはブギスの露店に近い店で朝ごはんを食べ、目指すはアラブストリート。イスラム圏である。それでも街の建物は色とりどりで、リトルインディアとあまり変わらないが、売っているものはまるで違った。布地屋はリトルインディアのきらびやかなサリーから、バティックやレースに変わった。食べ物屋はハラールの店。眼光鋭いインド人はいなくて、髪の毛をジルバブで覆った女性が街を歩いていた。


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小さな店が連なっていて、皆、軒が歩道まで繋がっているので、雨に濡れずに歩けるようになっている。しかし、問題なのはそれぞれの歩道の高さがまちまちなので、家と家の区切りの位置で歩道に段が出来ているのだ。10cmも!

悔しいかな、写真を撮ることに夢中になった私はその段差に足を取られ無様にすっ転んだのであった。

あいたたた・・。

金色に輝く尖塔を頂いたスルタンモスクに靴を脱いで入る。
カーデガンを羽織るのは暑いので日よけの長い手袋だけして肌の露出をごまかす。

モスクの中ではちょうど結婚式をしていた。

そして両脇に向き合った親族たちの前には互いにその家族に送る品物がきれいに花で飾られて台に乗せられていた。ウサギはこの品物がすごく気になった。
きっと、花嫁のお母さんにはハンドバック、お父さんには靴、と言うように送るんだろうな。
なんとなく日本の結納に似ているような気がした。

アラブストリートを歩き、もう一つのモスクも見学してアラブストリートを後にした。

  • P1090749.JPG



次なるはプラナカンと呼ばれる中華系の人たちがシンガポールに来て、その地の人々と結婚して作り上げた文化を代表する建築物が見られるカトン地区に電車移動する。

そこに住む人々や店はプラナカンを思わせると言うほど目立ってはいないけれど、街全体の建物は色とりどりで彫刻や模様を施して美しい。
自分の家を美しく飾り、それを保つことに誇りを持っている人々の生活が垣間見られて興味深い地区だ。

しかーし、ここで雲行きが怪しくなって、雷が聞こえてきた。そして、1日1回くる雨がざあっと降ってきた。家々は繋がっていて、アラブ地区と同じで家の前の歩道にまで軒が出ているので、上手に歩けばそうは濡れないが、いかんせん、スコールの雨は激しい。

運よくずぶ濡れにならないうちに、目的のカトンラクサの店にたどり着いて、真っ暗になった外の雨を眺めながら、トモちゃんが、調べ上げた有名なカトンラクサを食べた。


  • P1090778.JPG




  • P1090786.JPG


そのうち、雨が上がり、タクシーでホテルに帰り、次の予定のナイトサファリに出発したのであった。

盛りだくさん。



計画に有ったナイトサファリの後のナイトクルーズは、前日に終えてしまったのでサファリでゆっくりできる・・・はず・・・。 はずであった

トモちゃんが言った。
「昨日のムスタファセンターでまだ買いものしたいんです。あそこは24時間やっているんだって」

ひぇー!
ナイトサファリの後夜中の買い物!!


7:15分にシャラトンホテルを出たバスは繁華街のオーチャードや、いくつかのホテルをぐるぐる回りながらお客を拾っていた。

郊外にあるサファリに向かって街を出る頃はすでに1時間を優に過ぎている。この分ではサファリに到着は早くて9時かな。サファリの中の日本語トラムに乗ると40分。トラムの待ち時間だってある。

頭の中はめまぐるしく時間を計算する。
ロス時間無く帰りのバスに乗れたとする。
バスが同じコースを帰って来るとして、ナイトサファリを楽しんでから帰ってくるとすると、帰りのバスも1時間半だから、ムスタファセンターは夜中になる。街に帰ってから地下鉄かタクシーでムスタファセンターに向かう為には帰りはどこでバスを降りたら一番有効か?

ウサギはバスの中で地図を見ながらめまぐるしく計算したのであった。


「トモちゃん、ムスタファセンターは24時間だから明日、早起きして行ったら?」







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Last updated  December 13, 2013 12:15:54 AM コメント(8) | コメントを書く
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