日本語で話そう

December 13, 2013
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カテゴリ: シンガポール
なぜでしょう。

ナイトサファリは動物が驚くからカメラのフラッシュを焚けない。フラッシュを焚かなければ夜の森の中で動物を写せないのであるからして端から写真撮るのを諦める。

バスがナイトサファリに到着する少し前、バスの中で車掌がチケットを売りに来た。
サファリの入場券をバスの中で買うか、ついでに帰りのバスのチケットも買うか聞いて歩いている。

この際、我らはその後のナイトショッピングのために時間を節約しなければならない。そこで、バスの中で、入場券と帰りのバス券を前もって買った。


帰りのバスは11:00だと耳はその英語を聞いた、 ような 。降りた場所、サファリ場外の 1番バス停 と教えられた。

道路を渡って園内に入る。

そのまままっすぐインフォメーションに行き、園内を回る日本語トラムを予約するが30分ほど後のしか乗れなかった。
インフォメーションの人が馬鹿みたいに簡単な案内図を書いて、 1番乗り場からトラム に乗れと教える。

ロス時間を有効に使うために待ち時間を園内で、ご飯を食べて過ごすことにした。

そして5分前にトラムの乗り場に行く。 1番バス停
うん?いいのかな。なんで園内めぐりのトラムに乗るのに園外に出るのか?喉に骨が刺さったような矛盾を感じながら、街から来て降り立った園外のバス停に向かった。その時ほとんど頭の中にこれは違うなと言う予感がして速足になっていた。間違ったら取って返さなければならない。時間が無い。

そしてやはり、1番バス停には誰もいないのであった。トラムもいない。
さっと踵を返し、園内のインフォメーションに走る。

インフォメーションの案内人に園内の正しい 1番乗り場 を告げられるが、その言葉も終わらないうちにもうダッシュした。時間が無い。乗り場は思いのほか遠い。人混みをかき分け走った。



そして走り出したトラムの上でしばし放心状態。年寄だからね。走っているようで実は走れていない。息だけ切れているのである。

真っ暗闇の森の中を日本語トラムが走る。途中2か所ほど駅が有るけれど、日本語トラムは止まらない。 なぜ森の中に駅が有るか?
森の中には電灯の無い動物がいるところ、ところどころの仄かな明かりで、かろうじて道がわかる程度の歩く事が出来る何本かの道が有って、時々、真っ暗闇の森から人が出て来てトラムの道を横切っていた。

英語トラムは森の中の駅で、乗り降り出来る のである。

森の中にはライオンもハイエナも鹿の集団もみんな動いたり吠えたりしている。夜は動物の行動時間なのだ。


檻が無いのに、どうしてトラムはそれらの動物に襲われないか?
動物がうろうろする広いテリトリーの外には少し深めの堀がそれとわからないように掘って有って、目を凝らすと、確かに細い1本の線が張ってあるのだった。おそらく微弱電気が流れているのだろう。

あっという間に40分の日本語トラムは終了して、また、元の1番乗り場に帰って来たのだった。

そして、トモちゃんが言った。
「ああ、楽しかった。 ここで帰ったらもったいない。あの森を歩いている人達が楽しそうだったから、森の中を歩いてみたい。今日はここでゆっくりして、ムスタファセンターは明日の朝行こう」


やったね。

そうそう、今帰ったら、ディズニーランドに行って、スプラッシュマウンテンとスペースマウンテンだけ乗って帰って来るようなものだからね。

ウサギは夜の森のウォーキングが出来ることになって密かに喜んだのであった。

その日まだ、もう1度ならず、もう2度走ることになるとはつゆ知らず!










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Last updated  December 13, 2013 11:14:42 PM
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