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オジー・オズボーンのソロの原点、ソロデビュー曲「Crazy Train」は1980年8月29日にイギリスで発売された。1stアルバム「Blizzard Of Ozz」は1980年9月12日発売。シングル「Crazy Train」2週間早く先行発売された。レコーディング期間は1980年3月22日〜4月19日(ジャケットあり7インチは今では手に入れるのはかなり難しいようです。ジャケなし7インチも ネットや中古レコード屋で見かける事もあまりなくなった。すごい値段で売ってるのも見た事あるけど 最近の相場は5000円〜8000円程度だと思う)A面「Crazy Train」この7インチシングルヴァージョンはアルバムよりも40秒短い4分15秒。イントロのGリフは4小節短く、展開部分のブリッジの後の「♪I know that things are going wrong for me You gotta listen to my words Yeah Yeah Yeah」が削られていていきなりGソロに突入するかなり強引な構成に。そして3コーラス目前のGリフも4小節削っています。シングル向きにすっきりさせたとは思えない物足りなさしか感じない編集です。フェードアウト部分は2度目の警笛の辺りで音は消えかけていてその後も警笛が激しく左右で鳴り、音が完全に消える。アルバムでは早回しした笑い声と「Ha ha ha ha ha ha ha Crazy ????……」のセリフが入っていますが、シングルヴァージョンではいっさい聞こえない。初めからBLACK SABBATHのOZZYが好きだった自分は最初聴いたときに何か軽く聴こえて好きになれなかったけど、ライブヴァージョンなどブートで聴いたりして次第にすきになっていった。高校生の時だったので周りのROCKファンは1stアルバムを絶賛してる人が凄く多かった。それはそれでかなり嬉しかったけど、それでも自分はサバスのオジーばかり聴いてたように思う。今ではオジーは何を歌っても好きだし、メタルやロックじゃなくてもどんなジャンル歌ってもオジーが歌ってるだけでうれしい。B面「You Looking At Me, Looking At You」この曲も発売当時は好きではなかった。でも「Technical Ecstasy」や「Never Say Die!」にはPOPな曲もあったし、それ以前にも「Am I Going Insane」「Looking For Today」「St. Vitus' Dance」「After Forever」など明るめな印象を持つ曲は結構あった。そんな明るめな曲も大好きな曲だらけだったので重く暗いからサバスが好きってわけでもなかったのかも知れない。「You Looking At Me, Looking At You」のライブヴァージョンは1980年9月〜10月のブートで4種類のライブ音源持ってるけど、9月20日 ハマースミスオデオンの時よりも10月17日のライブの方が演奏も熟れて9/20のとは比べ物にならないほど良くなっています。オジーもバックバンドも初々しくて1980年のブートを聴くと笑顔で聴いてしまう。(7インチのこの裏ジャケが今でも凄く気に入ってる。ゴジラマイナスカラーじゃないけど、 モノクロのカッコ良さ!バックのスモークも不気味さが増す)(ジャケありよりも先に手に入れたジャケ無しシングル。 曲タイトルの下にクレジットが印刷されてる。そこがジャケありとジャケ無しの違いなのかも。 ジャケなしが「BLIZZARD OF OZZ」でジャケありが「BLIZZARD OF OZ」で 最後のZが一つ少ない)(B面も、もちろん曲タイトルの下にクレジットありとクレジット無し。 Max Normanの名前はジャケ無しにのみ掲載。 こちらも「BLIZZARD OF OZZ」と「BLIZZARD OF OZ」でZの数が一つ違う)
2024年02月26日
1967年11月発売の藤山一郎さんのコンパクト盤。1967年の時点でコロムビア音源とテイチク音源を同じ盤に収録出来てるのは少し不思議。時代もかなり離れてる楽曲で構成されてるのもおもしろい。A面1曲目「東京ラプソディー」 作詞 門田ゆたかさん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん2曲目「青い月の夜は」 作詞 野村敏夫さん 作曲 竹岡信幸さん 編曲 大西修さんB面1曲目「青い背広で」 作詞 佐藤惣之助さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん2曲目「鳩笛を吹く女の唄」 作詞 佐藤惣之助さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん 「東京ラプソディー」 1936年6月発売このコンパクト盤に収録される「東京ラプソディー」は1960年代にセルフカヴァーでステレオレコーディングされたもの。どんな曲もだけど、いくら音を厚くして美しい録音してもオリジナルを越せる事はできないと思う。テンポもゆったりと聴きやすくしていますが、あの少し忙しない前につんのめるようなテンポ感の「東京ラプソフディー」の方が絶対に良い!藤山一郎さんの歌唱もクルーナー唱法の美しさをオリジナルの方が実感できる。コロムビアでもステレオでリレコーディングされていますが、まだそちらの方がアレンジもマシだと思う。「青い月の夜は」 1948年7月発売いきなり戦後に飛んでの選曲。カスタネットも入りスパニッシュな色を加えた曲。「セニョリータ」って何度も出てくる。不思議なサビのメロディが印象的でした。「♪踊れ よ〜 歌え よ〜」は頭に残る。「青い背広で」 1937年3月このコンパクト盤に収録される「青い背広で」は「東京ラプソディー」同様に1960年代にセルフカヴァーでステレオレコーディングされたもの。この曲は特にオリジナルの良さを全て壊してるように思えてしまうアレンジ。バイオリンとアコーディオンのイントロをいきなりミュートしたEギターに変えてしまって情緒がなくなってしまってる。テンポもかなり遅くしてるのも違う曲になってしまってる印象。オリジナルのアレンジと演奏の凄さがよりわかってしまう。「鳩笛を吹く女の唄」 1932年4月この曲も1960年代にセルフカヴァーしたニューヴァージョンです。かなりオリジナルより豪華な編成での演奏になっていますが、オリジナルを超える事はできない。戦後の飲み屋街で聞こえてきそうな演歌的なアレンジ。オリジナルは昭和歌謡そのもののアレンジと演奏。映画「鳩笛を吹く女」の主題歌として作られた曲で、この曲では藤山一郎の名前を使わずに井上静雄の名前で発売しています。声を聞けば1発でわかってしまうのに。この曲ももう1ヴァージョン違うレコーディングヴァージョンがあるようですが、ベスト盤のLPなんかに収録されてるのだろうか。このコンパクト盤の4曲は戦前の戦争を思わせない3曲と戦後の明るく生きようとしはじめた時の1曲。この時期で特に好きな藤山一郎さんの楽曲は「夢淡き東京」です。渡辺はま子さんとのデュエットの「東京の夜」も不思議に当時の中国を歌ったようなメロディーで東京を歌ってるのが印象的。
2024年02月24日
中島みゆきさんのコンサートに行ってきた。(ネタバレ含みます)前に観たのは4年前の大阪フェスティバルホールだった。4年間もライブ活動してなかった事はこれまでなかったと思う。1979年からほとんどのツアー(夜会も)は観てるけど、思い出されるのは1987年に出産活動宣言して1988年は表舞台には出てこなかった事くらい。あの時、もっと創作活動に専念するのかと思いきや1989年には全国ツアー再開。その冬からは「夜会」を開始。1989「野ウサギのように ツアー」はかなりの本数観に行ったように思う。1987「Suppin Vol.1ツアー」も10公演近く観に行った。今から思えば、全てのコンサートツアーの中で「Suppin Vol.1」が一番好きだったかも知れない。次は「五番目の季節」かな。「野ウサギのように」「1990Night Wings」「カーニヴァル1992」「LOVE OR NOTHING TOUR」意外と不評な意見が多かった気がする「パラダイスカフェツアー」も自分は大好きだった。ツアータイトルがなくなった「1998 Concert Tour」が一番回数多く観たツアーだったと思う。単発物だと「歌暦page'85」も「1986年 歌暦-恋唄-」も最高だった!「1986年 歌暦-恋唄-」はライブ盤として出てるけど、カットした曲が多過ぎて満足はしていない。ノーカットヴァージョンをいつか発売してくれたらいいのに。「1984年 月光の宴」も思い出すだけでゾクゾクする。最後の歌詞とメロディーを付け足した「断崖」には度肝抜かれた。あの時の「あわせ鏡」も最高だった。「生まれた時から」〜「ピエロ」〜「波の上」〜「エレーン」の流れも強烈だった。「1982年 浮汰姫ツアー 」は初めてレコーディングヴァージョン通りの編成で全楽曲を再現したコンサートだった。それまではバックバンドもいたけど少人数だった。「1982年 寂しき友へ ll 」は好きな曲のオンパレードだった。「霧に走る」が聴けた事が一番だった。「1985年 のうさんきゅう」はバンドアレンジも構成も急激にカッコ良くなってきたと感じた。昔のコンサートツアーの事なら細かい事もどこで、どんな席で観たとか思い出せるのにこの15年ほどのコンサートの事は細かくはあまり思い出せない。年をとれば昔のことは覚えてて昨日ことは忘れるとかよく言うから・・・4年前に最後に大阪で観たコンサートも正直ほとんど印象に残っていない。1曲目「はじめまして」2曲目「歌うことが許されなければ」3曲目「倶に」4曲目「病院童」5曲目「銀の龍の背に乗って」6曲目「店の名はライフ」7曲目「LADY JANE」8曲目「愛だけを残せ」休憩9曲目「ミラージュ・ホテル」10曲目「百九番目の除夜の鐘」11曲目「紅い河」12曲目「命のリレー」13曲目「リトル・トーキョー」14曲目「慕情」15曲目「体温」16曲目「ひまわり-SUNWARD-」17曲目「心音」18曲目「野ウサギのように」19曲目「地上の星」「ひまわり-SUNWARD-」が再び聴けただけで良かった。「ひまわり-SUNWARD-」といえば「1995年 LOVE OR NOTHING TOUR」の本編ラストに歌われた。(香港公演ではこの曲がラスト曲だった)ホールツアーの時のパフォーマンスも良かったけど、ツアーラストのアリーナ公演4本での演出が凄かった。この曲の2コーラス目のサビから舞台全体が突然客席ギリギリまでせり出してきて感動が倍増した。みゆきさんの歌唱も凄かった!鳥肌立ちっぱなしだった。「はじめまして」はセルフカヴァーヴァージョンなのが残念すぎる。やはり「Night Wings 」のオープニングのカッコ良さを思い出してしまう。 2020年 ラストツアー「結果オーライ」のラスト曲が「はじめまして」だったけどあの時もオリジナルアレンジじゃなかった。オリジナルよりカッコいいと思えたのは「Suppin Vol.1」の時の「白鳥の歌が聴こえる」のアレンジは最高だった。斎藤ノブさんのコンガの音がたまらなかった。アンコールラスト曲と言うものあって大阪フェスの2日目では周りの人もみんな歌ってた。もちろん総立ちだった。あの時のバンドも凄かった。「体温」はCDではそんなに好きではなかったけどライブで聴くと本当に感動した。新しいアルバムからだと「心月」も聴きたかった。「医療関係の3曲」の中に強引に動物病院として「小さき負傷者たちの為に」を入れたらうれしかった。2階席だったからなのかずっと話してる人やレモンサワーのロング缶を飲みながら観てる人やいびきが聞こえてきたり…。音がかなり小さかったから話してしまうのかも知れないけど。みゆきさんのコンサートって音が意外と大きかったイメージだったけどかなり小さく思えた。
2024年02月24日
1994年にKSDのイメージソングとして作られ一般発売はなく企業用のCDこの曲の事は、もう何度か書いてるかも知れませんが、この時季になると毎年、自然と頭の中に浮かんでくる曲です。「♪春の嵐が過ぎた後に 芽吹く緑はねこやなぎ」力強い民俗音楽的なイントロも印象的で頭に残っている。 1曲目「沙羅双樹」(さらそうじゅ)作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 住友紀人さんちんぺいさんと住友紀人さんが組んで作った曲に「アゲインスト」と「メシアふたたび」がある。この曲も含めどの曲も1994年〜1995年の作品です。「アゲインスト」も「沙羅双樹」のイントロ同様に住友さんの個性でもあるイントロの打楽器の変則的なリズム。「メシアふたたび」もイントロのリズムは個性的です。「メシアふたたび」のカップリング曲「印象派の街」の編曲も美しく個性が光っています。ちんぺいさんの歌声、楽曲にまだ、まっすぐ向き合えない人も自分の周りにはいます。その曲を聴くとその時の自分とその時のちんぺいさんが重なって思い出されて辛いのかも知れない。今日も春が近づいた感触を風に感じて「沙羅双樹」を口ずさんだ。でも、今年はどんな宝箱を開けてくれるのだろうと想像しながら口ずさめない。「沙羅双樹」の木は仏教には欠かせない木です。仏教では聖木とされ、花が咲く事はほとんどないそうです。ちんぺいさんは「♪人はみな 沙羅双樹の風の中」と歌う。聖木の風にまかれていく…と「流星」の歌詞にも通じるように思えてしまう。この曲は年を重ねるごとに感じ方が変わってきた曲。自分に「死」というものが、まったく無関係だと思えてた若い頃は遠い世界のように感じて聴いてた。今では「♪人の命は尽きるけれど 人の想いは消せないから」の歌詞に生きてきた重さを感じて胸が熱くなる。「流星」を聴いてると、この曲が頭に浮かんでくることがよくあった。この曲もコンサートでじっくり聴いてみたかった。「♪僕はまだ 生き急ぐ 僕はまだ 立ち止まらない 僕はまだ 風の中 僕はまだ 沙羅双樹の風の中」1994年のちんぺいさんは、まさにこの歌詞の真っ只中。「♪100年過ぎて残る想いを 伝えるすべはないものか 巡る季節に 負けないように 花の命に 負けないように 人の命は 短くとも 花より熱く 美しく 」春がやってくると国立劇場の桜の木を愛でながら劇場の中へ入っていく・・・毎年の当たり前の事だと思ってたのは贅沢だったのだと。そして、「♪空一面のこの花吹雪 あなたの目にも見えていますか 今は逢えないあなたの背中で 共に見ていた昭和の春を」この「桜は桜」が自然と頭の中を流れる。「♪時は流れて 人は老いても 変わらぬものがあるようです 川の流れに棹さす男が 一人くらいはいるものです」ちんぺいさんがいなくなり、こんな曲が胸に沁みるようになった。
2024年02月21日
小畑実さんの大ヒット曲をカップリングしたEP盤。1950年代〜60年代の名曲をカップリングして発売したシリーズ。1970年発売。「高原列車は行く」と間違いやすい曲^^;「高原の駅よ、さようなら」は結ばれない二人の別れを歌ってるに反して「高原列車は行く」はどこまでもひたすら明るい希望に満ち溢れてる曲。A面「高原の駅よ、さようなら」作詞 佐伯孝夫さん 作曲 佐々木俊一さん 編曲 松井八郎さんこの曲は1951年10月公開の新東宝映画「高原の駅よ、さようなら」の主題歌。映画はDVD化もされているし、ケーブルテレビでも放映があったりしたので観てる人も多いかも。小畑実さん本人も特別出演されています。植物学者役の水島道太郎さんと高原療養所で働く看護婦役の香川京子さんの悲恋物語。香川京子さんが銀幕デビューしてまだ2年目の20才。この10年後にはベテラン美人女優の風格で、あの名作!「モスラ」でヒロインをしています。「モスラ」単体の映画ですが、「空の大怪獣ラドン」と並ぶゴジラが出ていない名作怪獣映画。(「大怪獣バラン」も地味ですが自分は超名作だと思っています)この曲の歌詞だけだとシチュエーションはわかるけど、どうして別れないといけないのかはよくわからない。映画を観ると曲の情景がわかります。曲から受けたイメージだけで情景を想像する方が自分は好きだったりします。イントロと間奏の管楽器が蒸気機関車の汽笛のようにアレンジされてるのもゾクゾクする。後にセルフカヴァーでステレオ録音したヴァージョンは音質もアレンジも派手で良いのですが、何となく味気なく感じるのは、蒸気機関車が動き始めるようなイメージが浮かんだあのイントロが通勤快速でも走り始めるような軽快なアレンジになっています。このアンコールシリーズはオリジナルモノラルヴァージョンで収録。B面「山の端に月の出る頃」作詞 哥川欣也さん 作曲・編曲 利根一郎さんこの曲は物凄い個性のある曲で大好きな曲です。有名なA面よりもこっちの方が好きです。小畑実さんの伸びやかな高音も心地よい。アレンジはいろんな音楽をごちゃまぜにしたようなバラエティさ。ハワイアン風、カントリーウエスタン風、ジャズ風とおもしろいアレンジです。この曲もステレオでリレコーディングしたヴァージョンもあります。新ヴァージョンもなかなかおもしろい編曲で気に入っています。「♪ホ〜〜」部分にリバーブが深めにかかるのはちょっと笑いそうになるけど。この曲も「高原の駅よ、さようなら」と同じ1951年に発表された作品です。何年か前に三波春夫さんの曲とDVD映像ばかり観てた頃から久しぶりにまた最近1950年代頃のアーティストをいろいろ聴いてる。戦前の曲もいろいろBOXなどで買ってたけど、あまり聴いてなかった物も多くあるのでじっくり聴いていこうかと。それと戦前のアメリカの曲は何年か前からハマって聴いています。フランク・シナトラ、ナット・キング・コールのシングル盤は多く書いてきたように思う。昭和レトロな曲は絶えず頭の中に残って流れてるようです。
2024年02月20日
2023年6月発売の石原まさしさんの1stアルバム。石原まさしさんは2020年3月に「田原 城山 草枕」でデビュー。沖縄出身。昨日の藤山一郎さんの事を書いた中にも石原まさしさんの事を書いたのですが、10代とは信じられない歌唱で初めて聴いた時は本当に驚いた。演歌系の若手歌手は民謡からの高音の伸びが気持ち良く感動させる歌手と1970年代以降の演歌から影響を受けた歌手など歌唱力のある人は多くデビューしています。でも、その中でも確実に異質な1930年代(昭和一桁代、戦前)から1960年代の歌手を彷彿させるのが石原まさしさん。唱歌のような歌唱法から昭和演歌の正統派な歌唱まで自在に使いこなせるのが凄い。松田聖子さんや多くの歌手を見つけ出してきた音楽プロデューサー「若松宗雄さん」の目に留まり、その若松宗雄さんが代表取締役をしている「エスプロレコード」からデビューしました。自分が石原まさしさんを知ったのはyoutubeをいろいろ観てた時に、まだ子供のような若い子が藤山一郎さんの歌を歌ってる動画が上がってて、それを観て聴いてびっくり!でした。また16才(その映像が上がってる年齢の時)なのに、話し方は30代ぐらいの若手演歌歌手の丁寧な話口調。ちょっとそこには笑ってしまったんだけど昭和20年代の16才が現代にワープしてきたかのように思えた。初めて観たyoutubeが小畑実さんの「高原の駅よさようなら」でした。この曲のチョイスも渋すぎるし難しい曲を完璧に近い形で歌い上げてる動画に鳥肌でした。小畑実さんの繊細のやや細めの美しい高音とは違って、高音も太い声で歌っていました。小畑実さんの高音はファルセットっぽい部分もありました。これ動画を観てからどんどん遡ってほとんどの歌唱動画は観ましたが、特に感動したのは霧島昇さんの「誰か故郷を想はざる」(1940年)、青木光一さんの「柿の木坂の家」(1957年)、三橋美智也さんの「リンゴ村から」(1956年)など、まだ16才の時の動画でした。その頃でも上手いのですが、今の方が遥かに歌唱も安定して昭和歌謡にバッチリはまる声質になっています。曲のチョイスがどれも渋くて聴きたい!と思わせる曲ばかりなのも凄いと思う。そして今ではアコーディオンを弾きながら藤山一郎さんの楽曲を歌っていて驚きです。アコーディオンも見る度に上手くなっていて感動させられる。この1stアルバム「石原まさし昭和歌謡を唄う」は、これまでの2枚のシングル曲と昭和歌謡のカヴァーで構成されています。このアルバム用の新曲も1曲収録。1曲目「プロローグ」(蛇味線(三線)演奏 石原まさしさん)2曲目「田原 城山 草枕」(2020年3月10日発売 デビュー曲)3曲目「函館の女」(1965年 北島三郎さんのカヴァー)4曲目「ギター仁義」(1963年 北島三郎さんのカヴァー)5曲目「柿の木坂の家」(1957年 青木光一さんのカヴァー)6曲目「高原列車は行く」(1954年 岡本敦郎さんのカヴァー)7曲目「丘を越えて」(1931年 藤山一郎さんのカヴァー 2022年2ndシングルのカップリング曲)8曲目「青春サイクリング」(1957年 小坂一也さんのカヴァー)9曲目「十代の恋よさようなら」(1958年 神戸一郎さんカヴァー)10曲目「高校三年生」(1963年 舟木一夫さんのカヴァー)11曲目「白い花の咲く頃」(1950年 岡本敦郎さんのカヴァー)12曲目「東京ラプソディー」(1936年 藤山一郎さんのカヴァー)13曲目「誰か故郷を想はざる」(1940年 霧島昇さんのカヴァー)14曲目「龍馬維新の志」(2022年11月22日発売 2ndシングル)15曲目「希望は叶う」(2020年デビューシングルのカップリング曲)16曲目「男の山河」(2023年6月18日アルバム用の新曲)17曲目「エピローグ」(蛇味線(三線)演奏 石原まさしさん)2曲目「田原 城山 草枕」まだ16才が唄うには曲も歌詞も難しいすぎるように思うけど、何の違和感もなく歌ってるのに驚く。昭和30年代に三波春夫さんが歌っていそうな曲です。16才って言われなければ絶対に30代以上の演歌歌手が歌っているように思うはず。売れ線ではない楽曲だけど、この曲がデビュー曲って事だけで箔が付く。浪曲っぽさもあり歌詞も歌うのも難しそうな楽曲です。3曲目「函館の女」4曲目「ギター仁義」は比較的、最近に思える曲。北島三郎さんの事も尊敬しているそうなので、この2曲のチョイスだったのだと思う。5曲目「柿の木坂の家」は青木光一さんヴァージョンも島倉千代子さんヴァージョンもiPodに入っててよく聴く曲。かなり前にも書いたけど「♪思い出すなァ〜」と「♪ 懐かしいなァ〜」の独特な歌い回しは島倉千代子さんも同じように歌っています。石原さんもその部分はオリジナル歌唱を生かして歌っています。オリジナルはもっと語尾がセリフのようになるのですが、そのまま歌うとモノマネになってしまうからちょうどいい感じかな。6曲目「高原列車は行く」は歌い回しや発音、声質も聴き間違えるほどに似てる。現代の10代の若者が歌っているとは信じられないクオリティーで歌っています。もっと売れたらオケもビッグバンドをバックにレコーディングできれば良いのにと思ってしまう。ここまで歌えるのなら打ち込みなしのビッグバンドでレコーディングさせてあげてほしい。7曲目「丘を越えて」この曲はオリジナルと同じく明治大学マンドリン倶楽部OBがレコーディングに参加しています。半端ないクオリティの歌唱です。最近のyoutubeでライブで歌っている動画を観たのですが、このレコーディング時よりもさらに歌唱も素晴らしくなってて驚きでした。8曲目「青春サイクリング」と9曲目「十代の恋よさようなら」もなかなか渋めのチョイス。10曲目「高校三年生」も青春歌謡の王道。この曲もクオリティ高い。青春歌謡なら美樹克彦さんのカヴァーとかも良さそう。美樹克彦さんをカヴァーする人って少ないと思うし。「行こうぜ東京」「恋の台風第一号」「俺の涙は俺がふく」「花はおそかった」「赤いヘルメット」など、凄いキャッチーな曲だし「花はおそかった」以外はほとんどカヴァーされていないと思う。11曲目「白い花の咲く頃」このアルバムのカヴァーの中で一番渋い選曲。現在は一番知られていない曲かも知れない。岡本敦郎さんの事も知らない人が多いように思う。藤山一郎さん、青木一郎さん、神戸一郎さん、霧島昇さんは比較的今でも知られてるように思う。12曲目「東京ラプソディー」このカヴァーもとんでもなく高いクオリティで歌われています。フルバンドをバックに歌った方が石原まさしさんの歌唱は映えると思う。ビッグバンドもどんどん減ってきているので、難しいのかも知れないけど。アロージャズオーケストラと昭和歌謡で共演とか盛り上がりそう。梅田にアロージャズオーケストラ専用のライブハウスもあるし。13曲目「誰か故郷を想はざる」この曲も名曲中の名曲。10代の若者がカヴァーするとは思えない曲です。改めて良い曲だと思わせてくれたカヴァーでした。14曲目「龍馬維新の志」2ndシングルも10代の若い演歌歌手が歌うには曲も歌詞も難しい曲です。デビュー曲の「田原 城山 草枕」に続き日本が大きく動いた歴史を歌っています。15曲目「希望は叶う」デビュー曲のカップリング曲。人生の応援歌です。昭和40年代の水前寺清子さんを彷彿させるような楽曲。昭和歌謡を歌う時とはまた違うド演歌な歌唱です。このド演歌な歌唱も凄く良いと思う。こぶしがまた凄く良い!16曲目「男の山河」3rdシングルのカップリング曲にも収録されています。メイン曲でもじゅうぶんなクオリティの楽曲です。これからどうなって行くのか楽しみな歌手の一人です。まだまだ試行錯誤しながら歌手・石原まさしの形を作って行くのだろうと思う。歌の上手い若手演歌歌手は多くいるけど、上手いだけじゃなく個性の点でずば抜けてるのは強い。
2024年02月19日
藤山一郎さんの数え切れない代表曲の一部を収録したコンパクト盤。藤山一郎さんと言えば独特な唱法で歌っているイメージです。このコンパクト盤の1曲目「酒は涙か溜息か」は日本で初めてクルーナー唱法を用いた歌手としても有名。クルーナー唱法はビング・クロスビー、フランク・シナトラ、ナット・キング・コール、ディーン・マーティン、ペリー・コモなど錚々たる歌の神様たちが使っていた唱法です。もちろん藤山一郎さんも歌の神様の一人である事は当然です。戦前の歌謡曲は昔から好きでいろいろ集めて聴いていました。ディックミネさんや田端義夫さん、淡谷のり子さん、東海林太郎さんの事ぐらいしか書いていなかったかも知れないけど、藤山一郎さんの楽曲も買ったレコードやCDを250曲ほどiPodに入れているのでこれから好きな曲をいろいろ書いていこうかと。藤山一郎さんの事を初めて書くので、書きたい事が多過ぎてかなり長くあるかも。A面1曲目「酒は涙か溜息か」作詞 高橋掬太郎さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さんこのコンパクト盤に収録されてるのは昭和40年代のセルフカバーヴァージョン。ギターに古賀政男さんとアントニオ古賀さん二人の音が収録されています。これをオリジナルと思ってる人も多いのかも知れない。1960年代なのでもちろんステレオ録音でスクラッチノイズもないので、ラジオなどでもこのヴァージョンが流れる事も多かった。1931年(昭和6年)ヴァージョンは、リレコーディングよりも若干テンポも速く、古賀政男さんのギターとヴァイオリンのみの演奏で物悲しさがより感じられる。このオリジナルはノイズも少ないかなり良い状態のものが残っています。後にノイズ処理してリマスターしたのかも知れませんが。オリジナルは1931年10月発売で、この一つ前のシングルが「須川小唄」ですが、この曲も良い状態で残されています。「酒は涙か溜息か」の次のシングルが「別れのワルツ」ですが、この曲はノイズがけっこう酷いものしかないようです。この「別れのワルツ」はMGMミュージカル「ゴルフ狂時代」の主題歌の日本語ヴァージョン。楽曲もアレンジも完全なアメリカの世界でビッグバンドの演奏も素晴らしく、藤山さんの歌は洋楽に何の違和感もなく混ざり合って素晴らしいの一言です。「酒は涙か溜息か」のような曲ももちろん良いのですが、アメリカの曲を歌っても最高です。2曲目「丘を超えて」作詞 島田芳文さん 作曲 古賀政男さん 編曲 甲斐靖文さん演奏 明治大学マンドリン倶楽部この曲も1931年(昭和6年)作品。この曲は元々、古賀政男さんが明治大学マンドリン倶楽部のために書いた「ピクニック」題されたインスト曲でした。そこに歌詞をつけて藤山一郎さんが歌いました。この曲を聴いて「イントロ長っ!!! 歌がいつ始まるの?」って思った人が多いと思う。そして間奏もかなり長いのはマンドリン合奏曲として作られてたため。マンドリンとアコーディオンとチューバのみの演奏っぽい。インスト部分の多さも含めこの曲は本当に良く出来ててワクワクしてしまう曲です。少し話が逸れるのですが、この曲をカヴァーしてるまだ10代の演歌歌手の人がいます。「石原まさし」さんと言って、最近かなり石原まさしさんの歌をアルバムもシングルも買って、よく聴いています。これがまた素晴らしい歌唱で藤山一郎さんの生まれ変わりなんじゃないかと思うほどの気持ち良いほどに真っ直ぐな歌唱で初めて聴いた時は全身鳥肌でした。「これ、本当に18歳が歌ってるのか??」って真剣に思ってしまった。石原まさしさん戦前、戦後の歌謡曲を本気で愛してる少し変わってる青年^^;本気で好きじゃないとあんな風には絶対歌えない!最近の10代のアーティストではこの前、すごい熱量で書いてしまった「d4vd(デイヴィッド)」と石原まさしさんの二人がずば抜けて気に入っています。そう言えば石原まさしさんの事も一度も書いていなかった。昭和歌謡を愛してる人は、石原さんの「丘を超えて」や「東京ラプソディー」を聴いてほしい。その上、石原まさしさんはアコーディオンの弾き語りで歌います!これも藤山一郎さんそのもの!B面1曲目「キャンプ小唄」作詞 島田芳文さん 作曲 古賀政男さん 編曲 甲斐靖文さん1931年(昭和6年)7月発売。この曲が古賀政男さんと組んだ初めての曲です。「丘を超えて」もこの曲があったからあんな形で完成されたと思う。ヘッドフォンで大きめな音で聴いたら気づくのですが、かなり後ろで鳴ってるフルートがスケールアウトしてるように聞こえて気になるんだけど、あの音が正しいのなら斬新。2曲目「なつかしの歌声」作詞 西條八十さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さんこの曲は「酒は涙か溜息か」同様に1960年代に録音されたセルフカバーヴァージョンです。オリジナルは1940年(昭和15年)で二葉あき子さんとのデュエット曲でした。1番を藤山一郎さん、2番を二葉あき子さん、3番を二人ユニゾンという歌唱構成。このコンパクト盤に収録されてるヴァージョンは藤山一郎さん一人なのでキーもあげて歌っています。映画「春よいずこ」の主題歌でした。映画タイトル曲の「春よいずこ」もこの次のシングルとしてリリース。昭和15年で「春よいずこ」ってタイトルだけで胸が苦しく感じる。このシングルの前のシングルが「南洋行進曲」です。この時代の歴史はわかってるけど、想像はまったくできない。「南洋行進曲」は勇ましい曲ですが、やはり悲しくなるのはその頃幼かった両親から聞かされてたその頃の話と交差するのもある。(東宝映画「春よいずこ」のシーン。藤山一郎さんと霧立のぼるさん)
2024年02月18日
昨夜はカナダのバンド「The Guess Who」の事を書いたのでカナダ繋がりで「Mashmakhan」の事を。このバンドは1969年〜1971年の期間しか活動していなかったバンドですが、日本ではシングルもヒットしたので有名になった。1stアルバム「Mashmakhan」からの第一弾シングル「霧の中の二人(As The Years Go By)」が大ヒットして一気に有名になりました。バンド構成Guitar, Vocals – Rayburn BlakeBass, Vocals – Brian EdwardsDrums, Vocals – Jerry MercerOrgan, Piano, Flute, Soprano、Saxophone – Pierre Senecal A面「Gladwin」(邦題「水色の世界」)この7インチシングルはかなり短縮されて2分47秒になってしまっています。アルバムヴァージョンは4分26秒あるので、かなり美味しい部分もカットされてしまっています。ベースとフルートがユニゾンでソロを取る間奏などはかなりJAZZっぽくてカッコいい!そのあとはフルートのみのソロになり、再びベースとユニゾン演奏。この曲のイントロを聴くといつも思い出すのが金井克子さんの「他人の関係」のイントロ。こっちの方が先なので、編曲の川口真さんはひょっとしてMashmakhanが好きだったのかも。ロックバンドでフルートと言えば「Jethro Tull」ですが、Mashmakhanのフルートアレンジも負けていないほどカッコいい。B面「Nature's Love Song」アルバムB面4曲目に収録されてる曲。前半は爽やかなラブソング風に始まりますが、次第にJAZZアレンジに変わっていきプログレな世界になっていくのがめちゃくちゃイイ!マッシュマッカーンなんて、知ってる人はどんどん少なくなっていくんだろうな。イイ曲が多いバンドだけどアルバム2枚しか出していないし…仕方ない。
2024年02月16日
カナダのロックバンド「 The Guess Who」の1972年発売の日本番シングル。1972年8発発売の初のライブ盤からのシングルカット!バンド構成Burton Cummings - Lead vocals, Guitar, Keyboards, Harmonica, FluteKurt Winter - Lead Guitar, Backing vocalsDonnie McDougall - Guitar, Acoustic guitar, Backing vocalsJim Kale - BassGarry Peterson - DrumsA面「American Woman」(LIVE)1972年5月22日パラマウント・スタジアム(シアトル)でのライブがレコーディングされてゲス・フー初のライブ盤として発売。その中からのシングルカット。このシングルカットは確か日本のみだったと思う。ライブ盤ではこの曲は16分52秒もある長尺。フリーソロなどが入ってかなり白熱のライブ。その前後をカットして5分45秒に編集。この曲は本来、静かにブルージーにアコギ1本の演奏で始まり歌い始めてからハードな演奏のパートに突入していくのですが、ライブヴァージョンは最初からハードなギターリフから始まる。このライブでのソウルフルな熱唱は最高です!(オリジナル・ヴァージョンのシングル盤ジャケ)B面「Runnin' Back To Saskatoon」(邦題「サスカトゥーンに帰ろう」)(LIVE)この曲もライブ盤からのシングルカット。ライブ盤「Live at the Paramount」のために演奏されてライブレコーディングされた曲です。日本以外ではこの曲をA面としてシングルカットしています。キャッチーでポップなロックナンバーです。「The Guess Who」の事も何度も書いたけど、まだまだ書いてない曲もアルバムもある。このライブシングルの次に出したシングル「Follow Your Daughter Home」の軽いラテンのノリが凄く好きでよく聴いてた。コンガとボンゴの音が最高に心地よい曲です。
2024年02月15日
柚香光さんの退団公演「アルカンシェル」を観て来た。フランスがナチスドイツに占領される少し前から、撤退していくまでのパリにある劇場「アルカンシェル・ド・パリ」に関係する人々の話。この時代のフランスといえば、1966年公開の映画「パリは燃えているか」をまず思い出す。オールスターキャストで制作された大作。ドキュメンタリーを観てるかのようなリアルな印象の映画。中学生になった頃に三宮のビッグ映劇で2本立てで観た事を覚えてる。3時間の映画なので2本立てで観ると5時間ほど映画館にいることになる。でも朝から夜まで映画館にいる事は平気だったので5時間ぐらいは問題なかった。新劇会館で3本立てとかなら。3本とも観ると6時間以上になる事もよくあった。映画館に入り浸ってた中学生時代。特にフランス映画とアメリカン・ニューシネマが好きだったので神戸の二番館はそんな映画ばかりかかってたので天国だった。特に元町商店街の中にあった「元映」はフランス映画2本立てが多くここでドヌーヴの映画の多くを観ることができた。映画「パリは燃えているか」は、キャストが超豪華、そしてスタッフも凄い人達が集結してる。ジャン=ポール・ベルモンドアラン・ドロンカーク・ダグラスグレン・フォードイヴ・モンタンオーソン・ウェルズシモーヌ・シニョレゲルト・フレーベジョージ・チャキリスetc確かに凄い映画なんだけど大味な印象でDVDも買ったものの、まだ一度も観ていない。3時間確保しないといけないのもある。でも、今日宝塚歌劇でこの時代の作品を観ながら映画DVDも観たくなってきた。(このクリアファイル凄くイイ!)トップスター柚香光さんの退団公演なのでダンス場面が通常の芝居よりも多かったのも良かった。この作品は1本ものなので「柚香光さんの退団公演はショーと2本物じゃないとダメでしょ!」って思ってたけど、フィナーレも含めダンス場面は多く満足。今回は楽曲も良く耳に残った。初舞台生でロケットやってる時からインパクトのあった柚香光さん。「薔薇に降る雨/Amour それは・・・」は20回近く劇場で観たのでロケットと挨拶で95期生をかなり把握していた。あれだけ劇場に通うと自然に95期生を覚えてしまってた。あの時の柚香光さんがトップスターになり、そして退団して行く…。感慨深く柚香さんを観た。あの初舞台の時から一番印象に残ったしすでに華があった。オープニングから「Never Say Goodbye」を思い出させるような演出。その時代の「アルカンシェル・ド・パリ」に関わってた人物の子孫として現在の人物が自分の祖父なその父の事を話しながら物語が進む構成。その役を聖乃あすかさんが演じた。ナチスの総司令官役の羽立光来さんの存在感もすごかった。ソロ曲もあり久しぶりにたっぷりと豊かな歌唱を楽しめた。時期トップスターの永久輝せあさんはもう既にトップスターの華を感じた。舞台装置、照明も素晴らしかった。楽曲も久しぶりに良曲が多く思えてナンバーでも楽しむことができた。とにかく柚香光さんの退団公演なので男役としての最後を見納めできて感動でした。
2024年02月14日
アメリカのR&B、ソウル、ディスコのコーラスグループ「ポインター・シスターズ」が1978年10月に全米で発売して大ヒットしたシングル。Anita Pointer – Lead & backing vocalsRuth Pointer – backing vocalsJune Pointer – backing vocalsDavey Johnstone – GuitarGerald Johnson – BassRick Jaeger – DrumsLenny Castro – TambourineDavid Paich – OrganJai Winding – PianoA面「ファイア」作詞・作曲 Bruce SpringsteenPointer sisters、5枚目のアルバム「Energy」からの先行シングル。この曲はBruce Springsteenファンなら誰もが知ってる名曲。Bruce Springsteenは1977年に作った曲。Pointer sistersがこの曲を発表した時点では、まだ未発表曲状態だった曲ですが、ライブではよくセットリストに入っていました。ソウル、R&BよりもRock寄りなアレンジでレコーディングされています。Pointer sistersのヴァージョンは発売同時に大ヒット!この曲がPointer sistersをスターダムに押し上げたと言っても過言じゃないと思う。初のゴールドディスク獲得、そしてこのシングルヒットのおかげでアルバムもゴールドディスクを獲得した。この曲が全米で大ヒット中Bruce Springsteenは、Darkness On The Edge Of Townのツアーでアメリカをツアーしていた。1978年12月、80年代ブートの名盤として有名だったWinterland2daysでももちろんこの曲が演奏されています。Pointer sistersが大ヒット中なのもあり観客の盛り上がりは強烈です。Bruce Springsteen初のオフィシャルライブ盤「Live 1975-1985」にも収録されました。Pointer sistersのヴァージョンを久しぶりに聴いたけど、これもめちゃくちゃカッコイイ!B面「Love Is Like A Rolling Stone」この曲はアルバム未収録でシングルのB面のみで聴けた曲。2009年発売のリマスターCDにボーナストラックとして収録。ソウルなダンスナンバーです!シンプルな演奏がより気持ち良いノリになってて最高です!
2024年02月12日
アメリカのBlues/Soul/Rock「 The Electric Flag」の1stアルバム。少し前にイギリスのサイケバンド「Pesky Gee!」の事を書いた時に名前が出て来たので久々、聴きたくなって改めてゆっくり聴いていた。最近、リマスターされ同じボーナストラックで紙ジャケで日本盤で出たとか。まったく知らなかった。自分が持ってるのは1988年CD化されボーナストラック4曲追加されたアメリカ盤CD。この時から2回のリマスターがあるとか。メンバー構成Mike Bloomfield – Lead guitar, VocalsBuddy Miles – Drums, VocalsBarry Goldberg – KeyboardsHarvey Brooks – BassNick Gravenites – GuitarHerb Rich – Organ, Vocals, Baritone sax, GuitarMichael Fonfara – KeyboardsMarcus Doubleday – TrumpetPeter Strazza – Tenor saxStemsy Hunter – Alto sax「Paul Butterfield Blues Band」を脱退したMike Bloomfieldが作ったバンドです。「Paul Butterfield Blues Band」は20代前半にハマってからずっと好きで聴き続けてるバンド。その流れもあってこのバンドも聴くようになった。このアルバムはシタールとパーカッションでRichie Havensも参加しています!1曲目「Killing Floor」2曲目「Groovin' Is Easy」3曲目「Over-Lovin' You」4曲目「She Should Have Just」5曲目「Wine」6曲目「Texas」7曲目「Sittin' In Circles」8曲目「You Don't Realize」9曲目「Another Country」10曲目「Easy Rider」ボーナストラック11曲目「Sunny」12曲目「Mystery」13曲目「Look Into My Eyes」14曲目「Going Down Slow」この前、「Pesky Gee!」の事を書いた時に出て来たのは9曲目「Another Country」です。The Electric Flagがオリジナルのこの曲を「Pesky Gee!」と「Demon Fuzz」がカヴァーした。この前は「Demon Fuzz」がダントツにカッコ良くて好きって書いたけど撤回。やっぱりオリジナルもめちゃくちゃカッコイイ!これは3バンドともそれも凄くイイ!曲が良いからそうなるのだと思う。1曲目「Killing Floor」この曲は有名な曲。1964年にHowlin' Wolfがヒットさせたのがオリジナル。Jimi HendrixもLed Zeppelinもカヴァーしています。Led Zeppelinは「The Lemon Song」の根本がこの「Killing Floor」です。「Led Zeppelin II」の初回プレス盤は「Killing Floor」とクレジットされていたとか。2曲目「Groovin' Is Easy」はミディアムアップで気持ち良いテンポでのソウルナンバーです。このアルバムの中で一番好きかも。この曲は第一弾シングル曲です。売れたのかどうかわからないけど、シングル向きなカッコイイ曲です。3曲目「Over-Lovin' You」も一度聴くとしばらく耳に残るキャッチーな曲です。明るくアップテンポで派手なアレンジ。6曲目「Texas」はLPではB面1曲目。「Paul Butterfield Blues Band」の流れを汲むようなHeavyスローブルース。目を閉じて聴いてるとグイグイと引き込まれるのがわかる曲。シングルカットもされています。7曲目「Sittin' In Circles」雷鳴が鳴り続けて不穏なイントロから雨音と明るい曲調に。この曲は20年ぶり以上に聴いたけど、展開やSEとか覚えてるもんだなあ。8曲目「You Don't Realize」はかなりジャニス・ジョプリンを彷彿させるような曲調。ボーナストラックは誰でも知ってる11曲目「Sunny」のカヴァー。この曲は誰がカヴァーしてもカッコ悪くさせる方が難しい曲。The Electric Flagのヴァージョンも当然めちゃカッコイイ!シングルとして発売され日本盤も出ています。12曲目「Mystery」2nd「An American Music Band」に収録されてる曲。14曲目「Going Down Slow」はスローブルースナンバー。
2024年02月11日
アメリカのR&B/soul ボーカルグループ「The Stylistics」が1975年に発売したシングル。5枚目のアルバム「HEAVY」からの第二弾シングル。A面「Star On A TV Show」(邦題「君がテレビ・スターなら」)Russell Thompkins, Jr.の美しい高音が印象的な名曲です。まだ小学生だった自分は海外の男性ボーカルのファルセットの高音は女性が歌ってると思い込んでるものが多かった。テレビではスリーディグリーズが大人気で聴く機会がかなり多かった事もあって、女性のボーカルだと思い込んでる男性ボーカルもあった。この曲なんて「When Will I See You Again」と何となく雰囲気も似てるし。Bee Geesのバリー・ギブのファルセットも子供の頃は女性が歌ってるように思ってた。「You Should Be Dancing」辺りからディスコサウンドに傾向していってハイトーンボイスで歌うようになってきてた、Bee Geesもスリーディグリーズも大好きで何度も書いてる。この「Star On A TV Show」はゆったりとした美しいバラードです。凄く久しぶりに聴いたけど、やはり名曲です。B面「Hey Girl Come And Get It」この曲も5thアルバム「Heavy」に収録されてる曲。この曲はラテンっぽいリズムとパーカッションが最高です。「♪ウンバァ〜ウンバァ〜ウンバァ〜ウンバァー」のインパクトはセルジオ・メンデスの「Mais Que Nada」の「♪オバ〜オバ〜オバ〜」を思い出させる感じ。「Mais Que Nada」と言えば宝塚歌劇雪組公演「RIO DE BRAVO!! 」の中で「♪あ〜泳ぎだぜ オバ〜オバ〜オバ〜 ・・・・ピラニア ピラピラピララピラニア ピラ〜 ピラ〜ピラ〜ピララピラニア〜」って歌詞で歌ってたwあの頃の宝塚歌劇は雰囲気も良くて作品も良かった。もう15年前か・・・。まったく関係ない話でした。最近、思い出したようにいろいろと聴いてるけど、The Stylisticsは改めていい曲が多いって感じる。
2024年02月09日
島倉千代子さんの1963年4月発売の10インチアルバム。A面1曲目「さよならとさよなら」 作詞 西沢爽さん 作曲 市川昭介さん2曲目「おぼこ水車」 作詞 星野哲郎さん 作曲 浜口庫之助さん3曲目「大阪のお母さん」 作詞 星野哲郎さん 作曲 船村徹さん4曲目「女ごころの片瀬波」 作詞 高木順子さん 補作詞 石本美由起さん 作曲 船村徹さんB面1曲目「あの橋の畔で」 作詞 菊田一夫さん 作曲 古関裕而さん2曲目「初恋灯り」 作詞 星野哲郎さん 作曲 浜口庫之助さん 3曲目「海を遥かな」 作詞 菊田一夫さん 作曲 古関裕而さん4曲目「愛の悲しさ」 作詞 道下きく絵さん 補作詞 石本美由起さん 作曲 船村徹さん A面1曲目「さよならとさよなら」この10インチのタイトル曲「さよならとさよなら」はシングル「別れるときは死ぬときよ」のB面曲です。1962年10月1日発売で。1962年の紅白歌合戦ではこのB面の「さよならとさよなら」を歌っています。A面のタイトルか歌詞に問題があったのだろうか。曲調は陽気なお座敷系の曲なのに。この年、島倉さんはお父様を亡くしています。2曲目「おぼこ水車」 この時代のシングルでは4分27秒はかなり長い方だと思う。「♪ギィートン ギィートン ギィートントントン 水車が廻るよ ギィートン 涙がおちるよ ポートン」この曲はインパクトもあるし妙に心の奥に残る曲です。シングル向きではないような気もするけど。Wikipediaのシングル盤の欄にはなぜか掲載されていません。3曲目「大阪のお母さん」この曲は前に書いたと思う。浪花千栄子さんとの共演してる曲です。イントロでは浪花千栄子さんのセリフ、島倉さんと浪花千栄子さんの掛け合いセリフ。その次のセリフは再び浪花千栄子さんのセリフ。歌詞の中に「かごの小鳥もスピッツも おかえりなさいと泣いている唄ってる」とちょうどスピッツを飼うのがブームのようになってきてた時なんだと思う。子供の頃、近所のスピッツは凄く吠えるのが多くて見た目は可愛いけどちょっと怖かった。現在のスピッツは改良されたのか吠えなくなって気性も穏やかになってるとか。スピッツは真っ白でめちゃくちゃ可愛いから飼いたいと思った事もあった。4曲目「女ごころの片瀬波」 この曲は週刊誌の「女性自身」で歌詞を応募する企画で作られた曲。船村徹さんらしいメロディーが耳に残る。A面は「愛の悲しさ」で、そのB面曲。B面1曲目「あの橋の畔で」この曲も大好きな曲で、前にも書いています。映画「あの橋の畔で」の主題歌。凄い二人が作った作品なので名曲になるのは当然。2曲目「初恋灯り」 この曲もWikipediaに掲載されていない曲。「おぼこ水車」のB面曲です。こっちをA面にした方がいいと思う。3曲目「海を遥かな」シングル「あの橋の畔で」のB面曲。この曲も主題歌として使われています。カンボジアを舞台にした歌詞です。4曲目「愛の悲しさ」この曲も週刊誌の「女性自身」で歌詞を応募する企画で入選した曲。1962年10月発売のシングルでした。
2024年02月08日
ユーミンがいろんなコラボしてきた中のひとつ。ボーカル 松任谷由実さんギター エリック・クラプトン・藤原ヒロシさん1曲目「Cappuccino」作詞 松任谷由実さん 作曲 Eric Clapton/藤原ヒロシさん 編曲 大沢伸一さん無機質な打ち込みに重なってくるボサノバギター。そして唯一無二のユーミンの声が重なる。ユーミンはこの曲に参加した事、覚えてるだろうか。休む間も無く51年間走ってるので全てを覚えてるなんて無理だと思うし。2024年現在も次へ次へと走っています。2023年12月28日に50周年記念の「ジャーニーツアー」を54公演、約58万人を動員。そして約1ヶ月半後の2月5日には次のコンサートが始まっています。1ヶ月半前のツアーとはまったく違うセットリストです!リクエストコーナー含め25曲のうち、ジャーニーツアーと重なった曲は1曲のみ!あとは全曲、この苗場のコンサート用のセットリスト。自分はチケット取れずに行けないのですが、強烈なセットリストです。大好きな「宇宙図書館」から4曲も歌ってるし、比較的最近の曲が多く聴きたい曲ばかりで構成されてる!でも、ネット配信の番組で3公演は観ることができるので、今年もそれで我慢。その代わりに2月末にある、これまた違う内容のコンサートのチケットが取れた。凄く狭いホールでのライブなので楽しみです。この「Cappuccino」はボサノバの軽くおしゃれな世界にユーミンしか出せない世界の歌詞が乗り、心地良い大人の世界になっています。ユーミンが参加してるのは1曲目のみですが、2〜4曲も2曲目「Cappuccino Lite (Samba de froresta Remix)」3曲目「MIME (K.U.D.O Remix) 」4曲目「MIME」軽いスキャットが気持ち良い2曲目もいい感じです。2曲目はピアノ、ベース、ドラムも入っての演奏。4曲目「MIME」はクラプトンのギターがより堪能できます。
2024年02月07日
アメリカのロックバンド「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(C.C.R)」が1970年4月に発売したシングル。この曲は5枚目のアルバム「Cosmo's Factory」からの第二弾シングルカット曲。バンド構成John Fogerty – Lead guitar, Lead vocals, Piano, Saxophone, HarmonicaTom Fogerty – Rhythm guitar, Backing vocalsStu Cook – Bass, ∫acking vocalsDoug Clifford – DrumsA面「Up Around The Bend」多くの国がこの「Up Around The Bend」はB面で「Run Through The Jungle」をA面にしています。日本では「Run Through The Jungle」の重くダークな感じよりも「Up Around The Bend」の突き抜けたような明るい曲の方が好まれると思ったのだろうか。「Up Around The Bend」は大好きな曲だけど、自分は「Run Through The Jungle」の方がやはり好きです。アルバム「Cosmo's Factory」の40周年記念で発売されたCDにはボーナストラックでこの曲のライブヴァージョンが収録されています。荒削りな印象の演奏だけど、このライブヴァージョンが凄くカッコいい!B面「Run Through The Jungle」イントロから不穏な印象で始まり重くダークな雰囲気や効果音はベトナム戦争を歌ったものだと言われています。そしてゴジラファンやモンスターバースシリーズファンなら、「コング 髑髏島の巨神」の中で流れた事で知っている。「コング 髑髏島の巨神」はアメリカ軍のベトナム撤退の直後の話でBLACK SABBATHの「パラノイド」も爆音で流れる!その時代を代表する曲が多く流れます。映画の中「Run Through The Jungle」が流れ出すと何となく空気が変わるように思う。イギリスやスウェーデン、デンマークなどでは日本と同じく「Run Through The Jungle」はB面です。
2024年02月07日
イギリスのロックバンド「Pesky Gee!」の1stアルバム。(「Black Widow」の前身のバンド)少し前に書いた1stシングル「Where is my mind」はヴァニラファッジのカヴァー曲でしたが、このアルバムもほとんどがカヴァー曲で構成されています。バンド構成Vocal ・・・Kay Garret & Basil FrancisGuitar ・・・Jimmy GannonOrgan ・・・Jess TaylorBass ・・・・Bob BondDrums ・・・Clive BoxSax,Flute ・・・Clive JonesBrass ・・・・Alan Hornsby1曲目「Another Country」2曲目「Pigs Foots」3曲目「Season Of The Witch」4曲目「A Place Of Heartbreak」5曲目「Where Is My Mind」6曲目「Piece Of My Heart」7曲目「Dharma For One」8曲目「Peace Of Mind」9曲目「Born To Be Wild」1曲目「Another Country」この曲はアメリカのブルース/ソウルバンド「The Electric Flag」がオリジナルです。1968年発売の「A Long Time Comin'」に収録されています。その曲をイギリスのジャズロックバンド「Demon Fuzz」のカヴァーがしました。「Demon Fuzz」はアルバムは2枚だけしか出していませんが、大好きな音です。この「Another Country」は1970年発売「Afreaka!」に収録されています。1969年には「Demon Fuzz」は「Another Country」を演奏していたようなので、Pesky Gee!とほぼ同時期のカヴァー。でも、とにかく「Demon Fuzz」ヴァージョンがダントツに好きですが、「The Electric Flag」「Pesky Gee!」のヴァージョンもめちゃくちゃカッコいい!このアルバムは「Another Country」を聴くと満足してしまうのですが、久しぶりに今日は全曲通して聴いた。2曲目「Pigs Foots」即興演奏、ジャムセッションです。アップテンポで明るいインスト。3曲目「Season Of The Witch」「Donovan」のカバーです。前に「Donovan」の事を書いた時にもこの曲の事を書いたと思うけど、サイケでダークで大好きな曲です。「Pesky Gee!」では女性ボーカルがリードボーカルなので、「Donovan」とは印象が大きく変わる。少しJAZZっぽさを出してるのでこのアレンジもおもしろくて好きです。5曲目「Where Is My Mind」先行シングル曲。Vanilla Fudgeのカヴァーです。ほぼオリジナルのまま演奏してる印象。「Pesky Gee!」はかなり音を歪ませてハードになっています。6曲目「Piece Of My Heart」日本ではこの曲は Janis Joplinが歌った事で有名ですが、オリジナルはErma Franklinです。アーマ・フランクリンはアレサ・フランクリンの姉です。このカヴァーはイマイチかな。7曲目「Dharma For One」「Jethro Tull」のカヴァーです。「Jethro Tull」の事は何度も書いてるほど好きなバンドです。この曲は「Jethro Tull」の1stアルバム「This Was」のB面1曲目に収録されてるインスト。なんでこの曲にしたんだろ。「My Sunday Feeling」のカヴァーが聴きたかった。やっぱりフルートがないと寂しく感じてしまう。8曲目「Peace Of Mind」この曲はイギリスのロックバンド「family」のカヴァー。アルバム「Music in a Doll’s House」に収録されている曲。このカヴァーは凄く好きです。曲自体も好きなのもある。(このアルバムのカヴァー曲は全て好きな曲ばかりですが)9曲目「Born To Be Wild」ワイルドさはオリジナルより弱くなっていますが、おしゃれなアレンジになっててこれはこれで好きです。
2024年02月05日
アメリカのシンガー・ソングライター「d4vd(デイビッド)」の1st「Petals To Thorns」本当に好きなアーティストで今日まで書いてなかったのは、どう書いていいのか説明できないような感覚とスピリチュアルな部分で好きになったのもあった。d4vdの歌声と楽曲の素晴らしさをもっと知ってもらたくなって書く事にした。昨年の春過ぎぐらいだったか、適当に地方のコミュニティFMを流してた時に出会った音楽。何年ぶりの衝撃だっただろう・・・最近はいろんな新しい音楽を聴いても、それなりに感動するアーティストは多くいるけど、自分が20代の頃にいろんな音楽に衝撃を受けた時に似た衝撃があった。流れてた曲はこのCDの9曲目に入ってる「The Bridge」自分の知らないインディーロック系の大物か何かの楽曲だと思って、さっそく調べてみると18歳のシンガーソングライター!20代後半〜30代の出来上がった声だと思い込んでたので凄く驚いた。声も歌い回しもメロディもアレンジも楽曲そのものが最高だった。この曲。1曲だけ聴いた印象ならインディーロックのアーティストだと思ったんだけど、他の曲をいろいろ聴くとインディーロックってカテゴリにも属さない完全なオリジナルのように思えた。インディーロックって意味自体が何にも属さない独立したものって意味だけど、今ではインディーロックってジャンルが出来上がったように思えて、それともまた違うように感じた。(初回盤の直筆サインカード付き)昨年の夏の間はd4vdのCDを何度も流してた。哀しすぎて真夏の熱も冷ますような凍える感じに浸ってた。最近ネットでd4vdのフルライブ映像を見つけて観ていた。再び、d4vdのCDを聴きまくってる。話は少し変わるけど、youtubeで「Momoka Japan」ってチャンネルをよく観ててその配信は日本に旅行や仕事でやってきた外国人に本物の日本料理を紹介して食べてもらうって番組。その「Momoka Japan」を観ると、おすすめ動画で「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」がよく出てくる。そこから「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」も観るようになった。昨年の夏過ぎに観た「日本食冒険記」に、何か観たことある黒人の若者。「フジロックに出演するために日本に来た」と。友人と12歳の弟と3人で出演。MVも何本も観てたし、すぐにうわ!ってd4vdだとわかった。d4vdは日本の文化に感化されて音楽を始めたようで、日本のアニメや食にも凄くハマってた。d4vdと弟は箸の使い方も完璧で感動した。普通に日本語がポンポン出てくる事にも驚いた。(左から友人、デイビッド、弟。この弟が12歳とは思えない頭の良さ。凄くしっかりと物事を考えてる)(日本食冒険記Tokyo Food Adventuresも毎回、個性的な外国人がこれまでに食べた事のないような 日本食に感動する姿を見て、こちらまで感動してしまう動画です)動画では3人とも人柄の良さに溢れてて、d4vdの音楽はもちろんハマり込んでたけど、その人柄も好きになりそこからCDを聴く回数も増えたし、ネットでライブ画像をいろいろ探して観たり、CDに未収録の楽曲をダウンロードしたりして最近、どっぷりハマってる。1曲目「Sleep Well」2曲目「Here With Me」3曲目「This Is How It Feels (With Laufey)」4曲目「Don't Forget About Me」5曲目「Worthless」6曲目「Backstreet Girl」7曲目「You And I」8曲目「Romantic Homicide」9曲目「The Bridge」(ボーナストラック)10曲目「Placebo Effect」11曲目「Backstreet Girls (Live)」1曲目「Sleep Well」こんな静かで寂しい曲が1曲目。曲の良さも凄いんだけど歌唱の素晴らしさに鳥肌です。何十回も聴いてる曲だけど作業の手を止めて目を閉じて聴き入ってしまう。何か不安になるようなピッチのギターのアルペジオがこの曲にバッチリはまってて最高。イイ曲だ。2曲目「Here With Me」この曲も哀しい歌詞に優しく淡いメロディ。18歳の歌唱とは思えない哀愁がすごい。素晴らしいとしか言いようのない楽曲です。全米でダブル・プラチナ獲得。3曲目「This Is How It Feels (With Laufey)」ホンキートンク風のシンセの音も物悲しくデイビッドの声も胸にしみる。まさかディーン・マーチンをリスペクトしたわけじゃないと思うけど、「Everybody Loves Somebody」を彷彿させる歌い出し。この曲はLaufeyとのデュエット。ドラマチックな曲。4曲目「Don't Forget About Me」ドラムがしっかり入ってる少し激しい感情の曲。「僕のことを忘れたなんて言わないで」と何度も繰り返す。この曲もボーカルの素晴らしさに引き込まれる。5曲目「Worthless」リズムも強く刻まれて少し80年代のニューウェイブ系のような雰囲気も感じられて凄くイイ!d4vdの音楽は大好きなDepeche Modeのカオスな世界にも通じるような気もする。「When The Body Speaks」や「Enjoy The Silence」なんかが頭に浮かんでくることがある。6曲目「Backstreet Girl」この曲も初めて聴いた時から引き込まれた曲。歌の凄さにいつも鳥肌です。7曲目「You And I」この曲はライブ映像で観てから、より更に好きになった。珍しくアップテンポな曲です。8曲目「Romantic Homicide」この曲から大きく動き出したようです。ダブル・プラチナを獲得してからもyoutubeで1億回を超える視聴がありもう世界中に広がってる曲。MVもついつい何度もリピートして観てしまう。多くのMVで白い包帯で目隠し、血が染みた白いシャツのキャラクターが登場します。目隠しは呪術廻戦の五条悟というキャラクターを意識してるそうです。そのキャラの名前をItamiと名付けている。日本文化にどっぷりと浸かっているのがわかる。9曲目「The Bridge」最初に知った曲というのもあって、やっぱり一番好きな曲です。深い孤独や暗闇や不安に押し潰されそうなギリギリの所に生きているようで胸が痛くなる曲。ホントにこの曲がFMで流れて聴いた瞬間に鳥肌になった。何十年かぶりの感覚で聴いた瞬間に身体が固まったような気がした。10曲目「Placebo Effect」大人の渋い低音を普通に出して歌ってしまう。この曲は日本のみのボートラ。配信では聴けてた曲です。11曲目「Backstreet Girls (Live)」ヒューストンでのノーカットライブ映像でもこの曲のライブはめちゃくちゃカッコよかった。12月に二回目の来日した時に行きたかった。次の来日は関西でもあれば生でこの声を聴きに行きたい。思ってた通り、めちゃくちゃ長いブログになってしまった。まだまだ書き足りない事もあるけど、d4vdは昨年から今年にかけて聴きまくってるアーティスト。新しいライブ映像や音源が上がってないか検索もかなりしてしまう。
2024年02月04日
アメリカのfunk/soul 「コモドアーズ」の1981年1月発売のシングル。ライオネル・リッチーが「コモドアーズ」に在籍した最後のアルバム「In the Pocket」に収録されていた曲です。何年か前にやたらと70年代、80年代ディスコの曲が懐かしくなり聴きまくってた時期があって、その時に「コモドアーズ」の曲もLPやEPを引っ張り出してきてよく聴いてた。最近またファンクやソウルを聴きたくなっていろいろ聴いてた。「コモドアーズ」のヒットしたアルバムはほとんどCDでも持ってると思ってたら、9枚目のアルバム「In the Pocket」は持っていなかった。LPなら持っていますが。Amazonで買おうとしたら廃盤。なんで?売られてた中古盤もなぜか凄い高価。他のアルバムも一部を除いて廃盤になってるものが多くてびっくり。ベスト盤には入らない名曲が山ほどあるんだけどもったいない。この時のメンバーLionel Richie – Vocals, Pianos, Keyboards, SaxophonesMilan Williams – Keyboards, vocalsThomas McClary – Vocals, GuitarsRonald LaPread – Bass, VocalsWalter Orange – Drums, VocalsWilliam King –TrumpetA面「Lady (You Bring Me Up)」作詞・作曲 Harold HudsonWilliam KingShirley Hanna-King世界的に大ヒットした曲です。フルで通して聴くのはかなり久しぶりに思えた。この曲のMVはコモドアーズチームとセクシーな女性のチームでなぜかサッカーやってるビデオ。ライオネル・リッチーがキーパーでゴールの前で歌っています^^;いろいろとシュールすぎて笑ってしまうMVだけど、曲は間違いなしに最高にカッコいい!B面「Gettin' It」作詞・作曲 David Cochrane, Walter Orangeこの曲は2つ前のアルバム「Midnight Magic」の1曲目に収録されています。1979年の曲なので「Lady」の2年前になります。シングルカットされてたと思ってた。アルバム「Midnight Magic」からシングルカットされたのは「Sail On」と「Still」でした。この2曲はブログに書いた記憶がある。特に「Still」は大好きな曲です。「Still」は美しく壮大なバラードです。この「Gettin' It」はなぜシングルカットしなかったのだろ。シングルカットしてたら第一弾シングルの「Sail On」を上回るヒットになってたように思う。ディスコではかなり流れてた印象がある。
2024年02月03日
フランク・シナトラと娘のナンシー・シナトラがデュエットして大ヒットした曲。1967年1月に発売されると多くの国でチャートの1位を獲得。当時、この親子の不仲説がテレビは雑誌、新聞によって広まっていましたが、そんな噂を一蹴するように二人のデュエットが楽しめます。A面「Somethin' Stupid」(邦題「恋のひとこと」軽いラテンのリズムに乗って二人が歌う。ナンシーは下のパートを歌ってる。この時はすでにナンシーもヒット曲を連発していた時期で二人のデュエットは大きな話題になった。アレンジも美しくて聞き飽きない音創りです。かなり大ヒットしたのでラジオなどで知らず知らずに耳にしてる可能性も高い曲。自分はこの曲は20歳ぐらいの頃にラジオで初めて聴いたのをおぼえてる。大ヒット曲だったので中古屋さんで比較的簡単に見つける事ができた。B面「Winchester Cathedral」B面はフランク・シナトラ一人で歌っています。このシングルは日本盤のみのカップリングです。1966年発売のアルバム「That's Life」からのシングルカット。この曲のオリジナルはコミカルな演出の「The New Vaudeville Band」が歌ったもの。自分はこの曲の関してはオリジナルの「The New Vaudeville Band」ヴァージョンの方が数段好きです。フランク・シナトラのヴァージョンも良いのですが、リズムをかなり変えてしまってテンポもゆったりとビッグバンドジャズのアレンジになっています。渋くてカッコいいのはフランク・シナトラですが、純粋に楽しめるのはThe New Vaudeville Bandかな。
2024年02月02日
人気投票で収録曲が選曲された最新ベスト盤。2024年1月31日発売QUEENのベスト盤はうんざりするほど出ていますが、このベスト盤は初のライブ音源のみで編集。それもクイーンのサイトで人気投票形式でライブからの曲を決めるのは初めて。自分ももちろん投票した。13曲目に収録された「ステイング・パワー」に。1982年6月5日Milton Keynesでのライブ音源です。1曲目「Somebody To Love」2曲目「'39」3曲目「Don't Stop Me Now」4曲目「Bohemian Rhapsody」5曲目「Spread Your Wings」6曲目「Radio Ga Ga」7曲目「We Will Rock You」8曲目「We Are The Champions」9曲目「Killer Queen」10曲目「One Vision」11曲目「Love Of My Life」12曲目「Hammer To Fall」13曲目「Staying Power」14曲目「A Kind Of Magic」15曲目「Friends Will Be Friends」16曲目「Save Me」選ばれた曲を見て、意外と言うかこれが世界的には妥当な感じなんだけど、日本なのでもっと初期の曲が多く入ってくるかと思った。この中から1〜3曲は入ると思ってた「Ogre Battle」「Liar」「The March Of The Black Queen」「White Queen (As It Began)」「The March of the Black Queen」「Now I'm Here」「Stone Cold Crazy」「Father To Son」「In The Lap Of The Gods...Revisited」「Flick Of The Wrist」などの初期のライブでの大人気曲が1曲も入っていないのは寂しすぎる。自分は「Hot Space」が一番好きなアルバムだけど次は「QUEEN II」と「Sheer Heart Attack」の2枚。「Flick Of The Wrist」のライブヴァージョンなんて最高にカッコいいのに。「オデオン座の夜~ハマースミス1975」と「ライヴ・アット・ザ・レインボー '74」からは1曲も選曲されなかった。1曲目「Somebody To Love」は1982年「オン・ファイアー/クイーン1982」からの音で1982年「Hot Space Tour」の時の「Somebody To Love」は特に良かったと思う。27公演分のブート音源持ってるけど、ほとんど最高のパフォーマンスです。冒頭のヴァース部分だけでも聴き比べて感動しています。1982年6/1と6/2のスコットランド2daysの「Somebody To Love」はいつ聴いても感動です。7月以降のUSツアーでは「Somebody To Love」がセットリストから外れてるが何日かありますがほとんどの公演でセットリスト入りしています。10月24日西宮球場での「Somebody To Love」も鳥肌もんの感動でした。日本公演は「Somebody To Love」の代わりに「Play the Game」が演奏される日が多かった。3曲目「Don't Stop Me Now」は「Live Killers」から。この日だけヴァース部分を歌っているのが珍しい。ほとんどの日はヴァース部分はピアノとギターの演奏のみで最後の「♪Don't Stop Me」だけ歌って「♪I'm a shooting star leaping through the sky〜」と歌い始める事が多かった。1回のツアーでしか歌っていない曲なので、良い音源はあまり残ってないのが残念。5曲目「Spread Your Wings」もめちゃくちゃ好きな曲。これも「Live Killers」からの音です。この日の「Spread Your Wings」も最高ですが、イントロのピアノ演奏を長めに演奏した1979年12月26日 Hammersmith Odeonのヴァージョンが好きすぎてあのライブの音ばかり聴いてる。1978年11月14日 Providenceでのメロディ崩しまくりのヴァージョンもかなり良いと思う。9曲目「Killer Queen」はいつもメドレーに組み込まれているので、この曲を選んでも、オリジナルスタジオヴァージョンが3分、どれだけ長い時でもライブでは2分10秒ほど。フルヴァージョンがスタジオヴァージョン以外ないのは不思議。BBCでライブヴァージョン録音してたら良かったのに。ヒットシングルだけどBBCでは歌ってない。でもBBCでは「Nevermore」のライブヴァージョンを残してくれただけで…それだけで満足。「Spread Your Wings」にしてもBBCのライブヴァージョン最高です。「Tenement Funster」もライブでほとんどやってないのにフルヴァージョンでBBCで残っててうれしい。13曲目「Staying Power」は本当にいつ聴いてもカッコいい!スタジオヴァージョンとライブヴァージョンの違いがかなりハッキリする曲。落ち着いたスタジオヴァージョンも何百回聴いても飽きないし、このテンポめちゃ速のハードファンクヴァージョンも最高すぎる。この曲は日本のみでシングルカットされた。この曲もファンの投票で次のシングルを決める企画で投票数1位になってシングルカットされました。あの時も自分は「Staying Power」に投票した。16曲目「Save Me」も「Hot Space Tour 」からの音源で正解。1981年に武道館で聴いた時よりも演奏も歌唱も熟れて1982年ヴァージョンは物凄く良くなってた。「Save Me」も大好きな曲でいろんなライブヴァージョンを集めて聴いてる。1976年9月18日「Hyde Park」の野外ライブと1977年6月7日 の「Earls Court 」でのライブは映像も音もリマスターしてBOXで出さないのだろうか。1974年レインボー、1975年ハマースミスオデオンと続けてBOX発売されたからまだかまだかと待ってるんだけど。2月になってすぐに来日公演があるけど、行かない事にした。以前、ポール・ロジャースがボーカルとして来日した時に観に行って、やたらと寂しく感じてフレディが本当にいないって実感してしまって重い気分で最後までずっとライブ楽しめなかった。今回もきっと同じ感じになりそうなので最初は行くつもりだったけどやめた。せめてジョンがいるのなら…。昔の音源と映像だけでQUEENは満足してる。
2024年02月01日
日本のHIP HOP/MCの「SoulJa」と「Misslim」のコラボシングル。最初はMisslimの正体は誰?とか言われてたらしいけど…。声聞けば1発でわかると思うし楽曲は「ANNIVERSARY」をサンプリングしてるし。1曲目「記念日」 SoulJa x Misslim作詞 呉田軽穂さん・SoulJa 作曲 呉田軽穂さん 編曲 佐藤博さん・SoulJaもう15年以上前だったか。このCD買った時は2.3度聴いてどこかにしまいこんだまま、どこにいったかわからなくて、年末に急にまたCD欲しくなって買い直した。正直、当時はふーん程度であまり聴き込まなかった。今、聴くとめちゃくちゃ良い!人ってその時々で胸に入ってくるのか、刺さるのか、何も感じないのか状況や年齢で大きく違うと最近強く感じるようになった。ユーミンの「きみなき世界」「コインの裏側」「夜明けの雲」「Laughter」「Flying Messenger」「Lost Highway」「巻き戻して思い出を」など発売当時は何とも感じなかった曲だったのに今ではドハマリしてずっと聴いてる。当時は「ANNIVERSARY」をいじっただけの曲のように思ってた。それ以上にその頃は「ANNIVERSARY」って曲もあまり好きじゃなかった。今ではユーミンの曲、1stアルバムから全て聴き直す度にいろんな事に気づいて感涙の毎日。今のユーミンが一番カッコよくて好きだから昔の曲を素直に聴き直せる。いろんなジャンルの楽曲を聴きすぎて、ずっと近くにあった大切な音楽を深く聴いてなかった。2曲目「home」 SoulJa x Misslim作詞・作曲 呉田軽穂さん・SoulJa 編曲:佐藤博この曲、久しぶりに聴いて感動で泣けた。今剛さんのGソロも最高だし、二人の歌が最高です。二人で作り上げた歌詞とメロディー、感動的です。ユーミンはこれまでに様々なアーティストとコラボしてきてて、そのほとんど持ってるけどそう言えばコラボ物のCDってあまり聴かない事が多い。いろいろあるのを引っ張り出して来て聴き返してみようと思う。今回の「記念日」のようにハマるかも知れない。CDとDVDの2枚組シングルでDVDには「記念日」のMVが収録されています。高校の卒業式での思いをドラマチックに作ってる。この最初の場面は「最後の春休み」を思い出させるような映像。MVにユーミンは登場しません。でもこんな場面が。20代になったばかりのユーミンの写真が登場。
2024年01月30日
堀内孝雄さんのアナログ盤でのベスト盤。名匠と呼ばれる現在の最高峰のカッティング技師「武沢茂さん」による入魂のカッティングサウンド!このアナログ盤シリーズはアリス、谷村新司さんも発売されています。さらに盤は180g 重量盤で安定したサウンドを楽しめます。ただ、選曲はマニアックなアリスファンには物足りないかも知れない。ベスト盤なので仕方ないのですが、最高の音質で聴ける事が重要。ベスト盤にしないで、アルバム単位で最高のカッティングをしてほしいと思ってしまう。堀内孝雄さんなら繊細にレコーディングされている名盤「忘れかけていたラブソング」や「ブラウン」「デイ・ブレイク」「デラシネ」「ソング・フォーエヴァー」などをリマスターも含め、この企画で再発してほしい。谷村新司さんのアナログベストは3種類発売されていますが、やはりちんぺいさんのアルバムも音にこだわり切ったアルバムが多く、特に「引き潮」は現在のテクノロジーで蘇らせてほしい。「引き潮」の歌詞カードには当時のディレクターからこのLPを聴くための注意が書いてあります。「このレコードは出来る限り高音質のアルバムを作りたいというアーティストの 強い要望により、76センチ/秒のテープ速度でレコーディングしました。 従ってかなりレベルの高いカッティングされていますので、 カートリッジの針圧を重めにして聞いて下さい」続くアルバム「黒い鷲」も凄く繊細なレコーディングが行われています。アリスなら「ALICE VI」にも同じような針圧についての注意が書かれています。アリスなら「ALICE II」「ALICE IV」「ALICE V」「ALICE VI」ちんぺいさんなら「海猫」「引き潮」「黒い鷲」「海を渡る蝶」「JADE-翡翠-」「獅子と薔薇」アナログ盤で再発してほしいアルバムは山ほどあります。少し前にレコード針を交換したので、べーやんのこの最新アナログ盤を聴いた。A面1曲目「影法師」2曲目「河」3曲目「ガキの頃のように」4曲目「カラスの女房」(ニュー・バージョン)5曲目「冗談じゃねえ」B面1曲目「恋唄綴り」2曲目「東京発」3曲目「遠くで汽笛を聞きながら」(ゴスペル・バージョン)4曲目「恋文」5曲目「灯(ともしび)」この中でアナログ盤で発売されたのは、3曲目「ガキの頃のように」と5曲目「冗談じゃねえ」の2曲のみで後は全てCD時代の楽曲。1曲目「影法師」は、2024年1月号の堀内孝雄さんのファンクラブのDVD会報の中で最新スタジオライブとして歌われています。今回は全曲カラオケで歌っていました。これまでギター1本で弾き語りで歌ってくれてる事が多く、できれば弾き語りで歌ってほしいと思ってしまいますが・・・。その中でべーやんも言ってましたが、この曲がソロ曲の中で一番カラオケで歌われている曲だそうです。「愛しき日々」や「恋唄綴り」を凌ぐカラオケ人気なのは驚いた。この最新カッティングバージョンで聴くと、物凄く心地良いサウンドになっていて聴き入ってしまう。1993年25枚目のシングル。2曲目「河」は、今回のこのアナログ盤で一番感動した音です。この曲自体も好きなのですが、このアナログ盤でじっくり聴くとより一層、この曲の良さが伝わってきます。2003年41枚目のシングル。3曲目「ガキの頃のように」もCDやアナログ盤シングルで聴くのとはまた印象が違って感動した。この曲も人気曲でソロコンサートでもよくセットリストに入る曲です。最新カッティングでよりボーカルが気持ちよく聞こえる。1988年15枚目のシングル。4曲目「カラスの女房」(ニュー・バージョン)元のシングルバージョンよりも少し落ちついたイントロとアレンジで演歌色を少し強くしたのがニューバージョン。べーやんの歌い方もかなり違っています。ニューバージョンは2004年42枚目のシングル。オリジナルは1998年35枚目のシングル。5曲目「冗談じゃねえ」はギリギリでアナログ盤シングル発売された曲。どんどんCDに移行してきてた時に発売されたシングル。EP盤、カセット、8cmCDと3種類発売された。1989年16枚目のシングル。B面1曲目「恋唄綴り」は100万枚売り上げ大ヒット曲。第32回日本レコード大賞、第21回日本歌謡大賞、全日本有線放送大賞グランプリ、と多くの賞を受賞した楽曲。何度も再発されました。1990年20枚目のシングル。2曲目「東京発」も2024年1月号の堀内孝雄さんのファンクラブのDVD会報の中で最新スタジオライブとして歌われています。このアナログ盤は本当に気持ち良い音になっています。1995年30枚目のシングル。3曲目「遠くで汽笛を聞きながら」(ゴスペル・バージョン)宮川彬良さんが編曲したゴスペルバージョンは発表当初はあまり好きではなかった。最初はシングル「不忍の恋」のカップリング曲として収録されました。その後にベスト盤「Thank You ~愛すべき男たち~」に収録。「不忍の恋」は大正演歌風なイントロから始まる「和」のイメージの強い曲でした。その流れで聴くので違和感があったのかも知れない。「Thank You ~愛すべき男たち~」の収録曲の流れで聴いてからよく聴くようになった。2006年46枚目のシングル、カップリング4曲目「恋文」はあまりベスト盤などでチョイスされなかったやや地味な印象の曲ですが、50周年記念のアルバムには選曲されました。日本テレビ系年末ドラマ『源義経』の主題歌だった曲です。このアナログ盤で聴くとよりべーやんの迫力あるボーカルが楽しめるように思う。1991年23枚目シングル。5曲目「灯(ともしび)」この曲も好きな曲ですが、アルバムラストがこの曲なのはちょっと・・・。ここは「遥かな轍」か「坂道」「山河」「愛しき日々」がいい。そりゃ「Day Break」や「忘れな詩」「愛と涙とやさしさと微笑」「懐かしい友のうたう歌」「道程(みち)」「俳優」「サークル・ゲーム」「Don't Stop My Love」「トラベリング・マン」「少年時代」「故郷には帰りたくない」「少年達よ」「涙を捨てる街」「限りないあこがれの中へ」などがラスト曲なら最高ですが、他の曲との流れでは合わないから・・・。自分がアナログ盤ベスト作るならA面1曲目「Change Your Mind」2曲目「バスを待ちながら」3曲目「あなたのすべてを」4曲目「ロンリー・ロンサム・ナイト」5曲目「目をとじて」6曲目「懐かしい友のうたう歌」B面1曲目「飛び立てジェット・プレーン」2曲目「限りないあこがれの中へ」3曲目「真赤なアカシア」4曲目「俳優」5曲目「愛と涙とやさしさと微笑」6曲目「Day Break」こんな最新リマスター、最新カッティングのアナログベスト盤出ないかな・・・。
2024年01月29日
小林麻美さんの6枚目のアルバム「GREY」のタイトルナンバー。1987年3月21日発売「GREY」作詞・作曲 松任谷由実さん 編曲 後藤次利さんこの曲は後にユーミンは「宇宙図書館」のアルバムでセルフカヴァーしています。小林麻美さんのヴァージョンはボーカルに深くかかったリバーブの効果でより艶っぽい哀しさに引き込まれる。ユーミンのヴァージョンは「宇宙図書館」のアルバムのラストに収録されているため時空を超えるようなSF感を感じ見えてくる景色や人は全く違う。松任谷正隆さんの編曲が「命」や「時間」を強く感じさせる。後藤次利さんの編曲も素晴らしくシンプルなのに各楽器のフレーズを耳が追いかけてしまう。特に後藤次利さん本人が弾いてるベースのラインは感動的です。この曲、「宇宙図書館」が発売されて聴いてから、曲の凄さに気づいた。そして1987年の小林麻美さんのヴァージョンを聴き直すとあの頃に気づけなかった曲の良さや歌唱の良さを感じた。小林麻美さんの6thアルバム「GREY」は10曲中、9曲がユーミンの作詞作曲です。そしてプロデュースも松任谷由実さん本人です。編曲は全曲、後藤次利さんでサウンドプロデュースも後藤次利さんです。ミュージシャンも最高のメンバーで構成されています。記憶から忘れがちのアルバムですが、こうやってたまに聴くと素晴らしさを改めて実感できる。「宇宙図書館」はアートワークもビジュアルもアルバム内容も完璧で今でもまったく飽きる事なくよく聴いています。
2024年01月27日
1969年3月に発売されたイギリスのロックバンド「Pesky Gee!」のシングル。 Pesky Gee!は、デビューアルバム発売の後、翌年にBlack Widowと名前を変えて名盤「Sacrifice」をリリース!Black Widowの事は何度も書いてるように思うので、その前身のバンドPesky Gee!の事を。Pesky Gee!は1966年に結成され男女のツインボーカルでした。Vocal ・・・Kay Garret & Basil FrancisGuitar ・・・Jimmy GannonOrgan ・・・Jess TaylorBass ・・・・Bob BondDrums ・・・Clive BoxSax,Flute ・・・Clive JonesBrass ・・・・Alan Hornsby(サイケなジャケットもいい感じ)A面「Where is my mind」1969年に1stアルバム「Exclamation Mark」を発売して、その中からこの曲をシングルカット音質は良くないけど曲はカッコイイ!R&Bの要素も含んだROCKで当時は少し斬新だったのかも。アルバムのB面1曲目に収録されています。B面「A Place of heatbreak」1stアルバム「Exclamation Mark」のA面ラストに収録されています。キャッチーなリフだけど、展開は多くテンポもかなり変わっていきます。プログレな展開に引き込まれる。
2024年01月25日
シンガーソングライター、遠藤賢司さんの7枚目のアルバム。遠藤賢司さんと言えば1970年代前半の「夜汽車のブルース」「満足できるかな」「ほんとだよ」「カレーライス」「歓喜の歌」などを思い出す人が多いと思う。初期のアルバム3枚も好きですが、自分が衝撃だったのはこの「宇宙防衛軍」です。1980年秋の京都円山音楽堂での昼下がりコンサートだったかで、このアルバムから数曲歌った。光線銃のような武器を手に持ち絶叫してたのが強烈なインパクトで、それまでのややハードなフォーク、ロックのイメージがぶっとんだ。その時はこのアルバムの一つ前の「東京ワッショイ」を聴いた事がなかったので驚きも大きかった。その時に共演してた三上寛さんのインパクトも凄かったけど「宇宙防衛軍」は異彩を放ってた。(初めてCD化された時に買ったもの。あれから何種類か出てるのでリマスターされてるのかな…)1曲目「宇宙防衛軍」2曲目「通好みロック」3曲目「ザ・ガードマン」4曲目「東京演歌」5曲目「白銀の翼」6曲目「春のめざめ」 7曲目「喜びの歌」8曲目「哀愁の東京タワー」9曲目「夜汽車のブルース」10曲目「宇宙防衛軍のマーチ」11曲目「宇宙防衛軍放送局」12曲目「宇宙防衛軍放送局」このアルバムのミュージシャンは「四人囃子」のメンバーやを中心に土屋昌巳さんやゲストボーカルで平山みきさんも参加。編曲は四人囃子の佐久間正英さんです。高音でシャウトしてるのを聴くと大好きな自切俳人(北山修)さんのシャウトを思い出す。声の高さもよく似てる。1曲目「宇宙防衛軍」ふざけてるように思ってしまう人も多いと思うけど真面目に作ってるから楽しめます。自切俳人さんの「ハエ・ハエ・ハエ」もそうだけど、聴き込むほどに好きになる曲。2曲目「通好みロック」この曲も好きな曲。「マイ・シャローナ」をパロってるような感じもする曲。セリフの感じも自切俳人さんを彷彿させて凄くイイ!3曲目「ザ・ガードマン」宇津井健さん主演の大ヒットドラマ「ザ・ガードマン」のテーマ曲のメロディーに遠藤賢司さんが歌詞をつけて歌っています^^;聴いてると懐かしさがこみあげてくる。4曲目「東京演歌」遠藤賢司さんは演歌も好きなので、こんな本格的な演歌も作ってしまう。三橋美智也さん、こまどり姉妹、島倉千代子さんが好きらしい。ここに畠山みどりさん、森進一さん、八代亜紀さん、水前寺清子さんが加われば自分と同じ。5曲目「白銀の翼」プログレなイントロもカッコよく、歌が入ってくるとタイトなロックに。8曲目「哀愁の東京タワー」完全なムード歌謡です。ラテンなリズムも気持ち良く、デュエットの平山みきさんの歌唱も最高です。9曲目「夜汽車のブルース」1stアルバム「niyago」の1曲目をハードなロックにアレンジ。オリジナルもフォークロックな曲なのでそんなに違和感はなく楽しめる。10曲目「宇宙防衛軍のマーチ」前半の前衛的な現代音楽のような世界から、伊福部昭さんが作ったようなゴジラ映画で流れてきそうな曲。いきなりリタルダンドして曲が終わる感じ、それっぽくて笑ってしまう。CDには「踊ろよベイビー」と「外は雨だよ」のライブヴァージョンがボーナストラックとして収録されています。この「外は雨だよ」最高です!京都・円山音楽堂で「宇宙防衛軍」を歌ってるところ。
2024年01月24日
1966年4月発売のフランク・シナトラの大ヒット曲「Strangers In The Night」ミュージシャンPianos Bill Miller and Michel Rubini Guitars Al Casey, Bill Pitman, Glen Campbell and Tommy TedescoBass Chuck Berghofer - BassDrums Hal BlainePercussion Emil Richards and Eddie Brackett Jr.A面「Strangers In The Night」(邦題「夜のストレンジャー」)フランク・シナトラ本人は大ヒットしたにも関わらず、この曲の事を当時かなり嫌っていて、コンサートで「♪Love was just a glance away」の後の「 a warm embracing dance away」を「♪a lonesome pair of pants away」と替え歌にして歌った事があったとか。晩年はこの曲を大切にしていた。この曲を聴くと、子供の頃に流れてた光景が浮かぶ。深く包み込むような歌唱と美しいメロディ、素晴らしい演奏・・・大好きな曲です。ベット・ミドラーがカヴァーして大ヒットしたヴァージョンも最高です。(1976年リリース)B面「Oh, You Crazy Moon」「Strangers In The Night」の壮大なスタンダードナンバー的な雰囲気とは違い。B面のこの曲は気持ち良くスイングするJAZZナンバーです。かなり前にYoutubeでこの曲のライブ映像を観てから、この曲が以前よりさらに好きになった。最近、探してみたけどもう削除されてた。他にもライブ映像はあるけど、あの時に観たのがまた観たい、聴きたい。いろんなヒット曲とカップリングしてシングル発売しています。
2024年01月23日
ザ・ナターシャー・セブン『107 SONG BOOK』の記念すべき第一弾。「オリジナル・カーター・ファミリーをお手本に編」とサブタイトル通りにカーターファミリーのレパートリーを楽譜集とともにレコーディング。「107 SONG BOOK」の中でもかなり良く聴いたアルバム。一番良く聴いたのは「107 SONG BOOK Vol.5 春を待つ少女。」ですが。1曲目「私を待つ人がいる(アメリカ民謡)」2曲目「今宵恋に泣く(アメリカ民謡)」3曲目「柳の木の下に」4曲目「あなたを恋しています(アメリカ民謡)」5曲目「別れの恋唄 その1(アメリカ民謡)」6曲目「別れの恋唄 その2(アメリカ民謡)」7曲目「丘の上の校舎」8曲目「高い山に登って」9曲目「ひとり旅」10曲目「陽気に行こう(アメリカ民謡)」11曲目「わらぶきの屋根」12曲目「森かげの花(アメリカ民謡)」13曲目「どこにいればいいんだろう」14曲目「海の嵐(アメリカ伝承)」15曲目「青い海のお墓」16曲目「ワルツを踊りましょう」訳詞は全て高石ともやさん。アメリカ民謡以外の作曲はA.P. カーター。1曲目「私を待つ人がいる」は高石ともやさんが一時期フォークソングを歌うのを完全にやめて福井県の名田庄村に移住した。そこの生活で村人の人たちとも仲良くなっていき、この「私を待つ人がいる」をきっかけに歌うことを始めるようになったと何かで語っていました。1979年12月2日放送のFM番組「サウンド・アプローチ」の中でカーターファミリーのオリジナルをまず流して、続いてその曲を生演奏で聴かせて解説するという企画をしました。この時の回のラジオを録音したものを今でもよく聴いています。この時にもともやさんは「フォークソングやめてもう一回やり直した時、最初に作った歌がね、私を待つ人がいるって いつも村にいってね、仕事もないしね、朝起きて山に行って「♪あ〜あ〜」てやって 昼下がりにご飯食べて、でまた行って、夕方になるとおばあさんに必ず会う人がいてね、 「いや、こんにちは」って「いつも日暮れに迎えに行くのさ 私を待つ人がいる」ってね・・ もうあのー、このケンタッキーの歌が、まるで名田庄村の歌みたいなんでね、 あ!これは私の出発点の歌にしようと思って、自分流に歌ってたの で、それでね、今もナターシャーセブンのいつもオープニングテーマになってるですけどもね」と、話してオリジナルのカーターファミリーのレコードを流して、続いてナターシャーセブンの演奏で「私を待つ人がいる」を聞かせる。まだ1979年ごろは「私を待つ人がいる」がライブの1曲目の事が多かったですが、1980年ごろからには1曲目は「陽気に行こう」や「明日になればね」だったりした。1972年の「KBS KYOTO INCREDIBLE TAPES」ではイントロがオートハープで始まります。このヴァージョンはライブで聴いた事がないので初期のみでの演奏なのかも。そういえば1977年の宵々山コンサートでもイントロはフオートハープの演奏からだった。3曲目「柳の木の下に」もコンサートでよく聴いたので印象に強く残ってる。リードボーカルは坂庭しょうごさんです。ハスキーなハイトーンが気持ち良くて大好きなボーカリストでした。このレコーディングヴァージョンでは、ソフトに歌っていますが、コンサートでは突き抜けるような強い声で歌っていました。「♪し〜〜だれ柳が〜」って。サビから城田じゅんじさんも坂庭さんに負けないほどのハイトーンでハモるのも最高だった。「♪や〜〜なぎの木の下、土の下で眠ります」かなしい歌なのですが、二人のハイトーンボーカルに聞き惚れてました。7曲目「丘の上の校舎」も大好きな曲だった。中学生の頃に初めて行ったナターシャーセブンのコンサート。その時もこの曲を歌ってくれた。この曲の歌い出しの歌詞が自分の幼少期と重なる。「♪背よりも高い草はらを駆け抜けて いつでも唄ってた子供の頃」中学生の頃に聴いた感覚と、今、聴くのでは感じ方がまったく違う。初めて聴いてから40年以上経っても今でもこの曲を聴いて感動してるのが不思議。40年前にこの曲を40年後も聴いてるとは思ってもなかった。8曲目「高い山に登って」は何と言っても1979年「いこまいか」コンサートのオープニング曲!この曲も聴いてるといろんな場所の風景が頭に浮かんでくる。10曲目「陽気に行こう」はこれまで生きてきて何百回口ずさんだだろう。この曲を聴いたり口ずさんだりすると心がホッとしてトゲトゲしてた心が少し丸くなる感覚。1972年「KBS KYOTO INCREDIBLE TAPES」の演奏はかなり違ってて新鮮ですが、「これじゃない感」が強い。この曲も1979年12月2日放送のFM番組「サウンド・アプローチ」で取り上げています。まずレコードでオリジナル「Keep on the Sunny Side(陽気にいこう)」を流してからナターシャーセブンの演奏でこの曲を歌う。11曲目「わらぶきの屋根」はコンサートでは聴いた事がなかったと思うけど、この曲を聴いてると母方の田舎の風景が鮮明に浮かび上がってくる。母の実家はわらぶきではなかったけど、自分が子供の頃は母の実家の周りの家にはわらぶきが多かった。「♪魚を追って山を越えて 日暮れて帰る 子供心に家のあかりが ありがたかった」今日は2017年に初CD化されたものを聴いてた。「107 SONG BOOK」が全てCD化されたのはうれしい。アナログ盤で聴く事の方が回数は多いけど、楽にPCででも簡単に聴けるのがいい。
2024年01月22日
クイーン、アルバム徹底研究シリーズ”エクスパンデッド・コレクターズ・エディションの第9弾として発売された1982年発表の「Hot Space」が2CD&1DVDセット。オフィシャル物としか思えない丁寧な作りですが、ブートです。CDの音質も良くDVDの映像画質も悪くない。「Action This Day」のMV ミルトンキーンズ野外ライブでリップシンクで撮影。DISC 1はOriginal Album Remix And Remasters 1〜11曲目とSingles/Alternate Remix And Versions が12〜19曲目。DISC 2はDemos / Alternate Remix And Versions として全18曲。DVDはAudio Album (Lyrics With Multiple Selections)1〜11曲目。Video Collectionが12〜32曲目。徹底研究シリーズと言うだけあって、「Hot Space」に関してほとんどの貴重な音源が網羅されています。なぜか「There Must Be More To Life Than This (William Orbit Mix)」が収録されています。この曲はフレディのソロアルバムに収録されてる曲です。マイケル・ジャクソンとデュエットしてるヴァージョンなども収録されています。デヴィッド・ボウイとの「アンダー・プレッシャー」の未完成初期バージョンなども収録。「Calling All Girls」のMV. 今日はDISC 2のことを。1曲目 Staying Power (Demo)2曲目 Back Chat (Demo)3曲目 Action This Day (Demo)4曲目 Life Is Real (Song For Lennon) (Demo)5曲目 Calling All Girls (Stripped Mix)6曲目 Las Palabras De Amor (The Words Of Love) (Demo)7曲目 Cool Cat (Original Mix with David Bowie)8曲目 Feel Like aka Under Pressure (Unreleased Sessions)9曲目 Dancer (Demo)10曲目 Under Pressure (Reconstructed Mix)11曲目 There Must Be More To Life Than This (Freddie Version)12曲目 Staying Power (Extended Remix)13曲目 Back Chat (Extended Remix)14曲目 Cool Cat (Take 2 with David Bowie)15曲目 Las Palabras De Amor (The Words Of Love) (Rejected Mix)16曲目 Under Pressure (Stripped Mix)17曲目 Under Pressure (2000 Club Mix)18曲目 There Must Be More To Life Than This (Gold Remix with Michael Jackson)1曲目 Staying Power (Demo)はこれまでにもいろんなブートに収録されていましたが、このCDの音質が一番良いように思う。ベースシンセにブーストかかってるような荒さがカッコいい!4曲目 Life Is Real (Song For Lennon) (Demo)はこのデモヴァージョンの方が生々しくて感動してしまう。6曲目 Las Palabras De Amor (The Words Of Love) (Demo)も感動、鳥肌もんです。7曲目 Cool Cat (Take 2 with David Bowie)はデビッドボウイとのデュエットヴァージョン。8曲目 「Feel Like aka Under Pressure」はレコーディングセッションの段階のヴァージョン。9曲目 Dancer (Demo)は必聴。歌は入ってませんが、打ち込みに合わせて弾いてるギターリフがこの曲の元の感じがわかっておもしろい。11曲目 There Must Be More To Life Than This (Freddie Version)は当然最高です!この曲はフレディのソロアルバムの曲ですが、本当に好きな曲。12曲目 Staying Power (Extended Remix)は12インチシングルヴァージョンです。CDでも良い音で聴けるのはうれしい。18曲目 There Must Be More To Life Than This (Gold Remix with Michael Jackson)はほぼ完成形のように思える。マイケルと交互に歌っています。アレンジもフレディのソロヴァージョンとはまったく違います。この「アルバム徹底研究シリーズ”エクスパンデッド・コレクターズ・エディション」シリーズはどれ買っても損しないと思う。貴重な音源、映像がまとめて聴けます。テレビ番組で「Under Pressure」 リップシンクじゃなく生演奏、生歌です。「Back Chat」のMV
2024年01月20日
月組公演を梅田芸術劇場で観てきました。芝居ではなく今回はコンサート形式のショーでした。次の公演で退団する月城かなとさんの歴史を振り返る雪組時代からの楽曲から始まったコンサート。月城さんが月組に組替えする少し前のやや最近の月組の歴史を振り返るような曲も懐かしく聴いた。「ファンシー・ダンス」のショーは選曲が好きだった。「Apasionado!!」も結構回数観に行ったような気がする。「月ノ塚音楽学園」と題したコントコーナーもあった。全体的に少しゆるい感じのほのぼのしたようなショーでした。(入り口でもらえたカード)タイトルの「GOAT」はスラングで「史上最高の」とかを表すのですが、「ヤギ」の事なのか?と最初は思ってた。自分が好きなバンド「Belphegor」のアルバムタイトルに「GOAT」が付くアルバムが2枚もあります。5thアルバム「Goatreich - Fleshcult」と7thアルバム「Bondage Goat Zombie」の2枚。この2枚とも物凄く気に入ってるアルバムです。「Belphegor」はオーストリアのベテランBlack Metalバンドで1995年デビューです。2022年には12枚目のアルバム「The Devils」をリリース。Black Metalの楽曲には「GOAT」がタイトルに付くものや、歌詞の中に「GOAT」が出て来る物がかなり多いので、今回の月組のタイトル「GOAT」にもすぐに反応してしまった。「Bondage Goat Zombie」って楽曲はライブセットリストでもラスト曲になったりする事も多い人気曲。(「Bondage Goat Zombie」のジャケット。「Goatreich - Fleshcult」のジャケットは ちょっとヤバいので載せるのやめとこ)ラスト曲といえば・・・今日のコンサートの本編ラスト的な曲が中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」でした。ほぼオリジナルを忠実に演奏されフルコーラスの演奏でした。Gソロのフレーズもかなり近くコピーしてました。宝塚で中島みゆきさんの曲を歌ったと言えばバウホールでの専科のエンカレッジコンサートで京三紗さんが「命の別名」を歌ったのを鮮明に覚えてる。かなり渋い選曲だし、京三紗さんが「命の別名」ってイメージとまったく違ってたのでかなり驚いたし感動した。転調もオリジナルのままにフルコーラス歌いました。演奏はシングルヴァージョンをコピーしてました。できればアルバムヴァージョンで聴きたかった。京三紗さんがファルセットをほとんど封印して地声で歌ってたのも良かった。(「銀の龍の背に乗って」のノベルティのうちわ、10枚ぐらいある)あの時の専科のエンカレッジコンサートは本当に感動した。矢代鴻さんの「想い出のサントロペ」も最高だった。完全に芝居のセリフのように聞こえる歌唱とパフォーマンスだった。汝鳥伶さんが歌った「グラナダ」も今でもCDでよく聴いてる。矢代鴻さんの「夢(Dream)」も最高です!萬あきらさんが演じ歌った「アコーディオン弾き」も本当に良かった。あの時、萬あきらさんは「最後のダンス」も歌ったんだった。2007年の2回目の専科のエンカレッジコンサートも凄く良かった。今日のコンサートの話に戻って、月城かなとさん、鳳月杏さん、風間柚乃さん3人で歌うコーナーも最高だった。3人の声でハモると美しかった。
2024年01月19日
29年前のこの時間、自分は何をしてただろうかって考えてた。西の空が真っ赤に染まってて父親とバス道に出て迫ってくる火を心配そうに無言で見てた。街灯も消えてて真っ暗な中、炎の赤さと炎に映し出される真っ黒な煙が目に焼き付いてる。自分と父親の周りにも多くの人たちが心配そうに西から迫る炎を見つめてた。その時、小さな子の怯えたような震えた泣き声が耳について今でもリアルに響く。みんな同じように泣きたい気持ちだった。自分の家は全壊でどこからどう片付けて、どう生きて行こうかとその夜は悲観的になってた。阪神・淡路大震災で無くした物は多すぎた。それはあの場で経験した人はみんな同じ。両親と一緒に住んでなかったので、震災直後に電話して生存を確認できて、そこから渋滞と壊れた道路を避けながら普段なら30分あれば行ける道のりを11時間かかってやっと両親に会えた時に、酷い状態の家の前で神様に感謝したのを覚えてる。そこからの記憶は不思議な感じで断片的にしか思い出せない。5日間ほどどう生きてたのか何をしてたのか記憶が飛んでしまってる。確かに覚えてるのは父親の横で呆然と無言で西の空を見ていた光景や臭いや子供の泣き声だけは忘れない。杉田二郎さんが震災から3年後にこんな曲を歌った。「子供の心」作詞 きたやまおさむさん 作曲 杉田二郎さん 編曲 塩入俊哉さん幼稚園の頃のこと迷子になって 見知らぬ町ではぐれて夜になってもう誰にも会えないだろうと 世界から見捨てられたと思い込みました何かにぶつかって擦り傷つくって 切れた見えない額から一筋流れた血を見て死ぬかと心配しました 目の前が真っ赤に染まりましたあの子供の気持ちがわかりますか あの子供の心は忘れましたかあなたの心の小さな子供は 今、今何を感じていますか神戸の子供達は何を感じたでしょう大地が激しく揺れて町が壊れて両親と別れてさ迷うあの日の彼ら笑っていましたか泣いていましたかあの子供の気持ちがわかりますか あの子供の心は忘れましたかあなたの心の小さな子供は 今、今何を感じていますかこの曲は1998年の「杉田 二郎 30周年記念コンサート「絆」 ~きたやま おさむ作品を唄う~」で初めて発表されライブバージョンのみでした。2016年にアルバム「やわらかい心」で初スタジオレコーディング。この曲を初めて聴いた時に自分達と同じように炎を見上げてた泣いてる子供の声を思い出す。今日は無性にこの曲が聴きたくなって何度も聴いていました。きたやまおさむさんと杉田二郎さんで作った「祈り~prayer~」という曲も心に響いた。「明日何がおこる 地球のどこかで 今眠れないのは 明日が見えないから 愛だけで私たち 本当に生きて 死んでいけるの」こんな歌詞で始まるこの曲も、あの夜の自分が眠れずに考えていたような事。あの時から毎年、毎年、この日が来ると心が重くなって体調がいつもと違うように感じる。こんな風に時間を過ごしてる人が物凄く多いんだろうなと思う。頭の中で封印していたあまりのも悲惨な光景や声を少しずつ甦らせて向き合ってる。今までなら思い出しそうになると、すぐに目を開けて違う事を考えて封印してきた。29年前のあの日から自分は違う人間になったほど変わったかもしれない。
2024年01月18日
ガロの7枚目のシングル。1973年12月10日発売。3rdシングル「学生街の喫茶店」の大ヒット以降、6枚連続で山上路夫さんが担当。(「学生街の喫茶店」が時差で大ヒットしたので4thシングルのみメンバーオリジナル)山上路夫さんは天地真理さんの「虹をわたって」以降の大ヒット曲のほとんどを担当。A面「一枚の楽譜」作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 大野克夫さんこの曲はフォーク色はほとんどなく軽快な8ビートのロック歌謡です。小学生だった自分もこの曲が好きでよく口ずさんでいた。3人の発声やハーモニーもアイドルグループのような印象でした(あいざき進也さん的な)。「ロマンス」もけっこうアイドルっぽい雰囲気が強かったか…。堀内護さん(MARK)がリードボーカルは声質も甘いのでアイドルっぽく人気も凄かった。「ピクニック」が一番アイドル路線だったかも。大野真澄さん(VOCAL)がリードボーカルの曲は渋めで大人っぽくなる。「姫鏡台」なんて渋くてカッコいい。日高富明さん(TOMMY)がリードボーカルの曲は沢田研二さん的なロック歌謡なカッコ良さがありました。B面「憶えているかい」作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 有馬すすむさんこの曲も凄く好きな曲。おしゃれなソフトロックでギターソロとかも洋楽のようで渋くておしゃれです。多分、トミーが弾いてるのだと思う。アルバムにも名曲が多いので、また今度はアルバムの事も書こうと思う。
2024年01月17日
アメリカのシンガーソングライター「Randy VanWarmer」のデビューシングル。「ランディ・ヴァンウォーマー」の名前は知らなくても、この曲は知ってる人が多いと思う。学生の頃に夜中のFMでこの曲を初めて耳にした時、すぐにメモして翌日レコード屋に行ったのを思い出す。近所の小さなレコード店には置いてなくて、注文して2.3日後に手にした。A面「Just When I Needed You Most」(邦題「アメリカン・モーニング」)キラキラしたギターの音と透明感のある唯一無二の美しい声。激しいRockも聴く一方、こんな落ち着ける美しい曲にもハマって聴き込んでた10代の頃。アメリカの郊外の緑の多い町の気怠くコーヒーを淹れてテラスでボーッとしてるような・・・そんな印象で聴いてたけど、歌詞は、荷物をまとめた恋人が雨の朝、ドアも閉めずに去って行ったって内容です。邦題の「アメリカン・モーニング」ってタイトルが明るさを想像してしまう。ランディ・ヴァンウォーマーはファルセットを多用した美しい高音で惹きつけます。メロディラインも素晴らしくて、何十年かぶりにシングル盤で聴いても感動が新鮮です。B面「Your Light」(邦題「あなたの輝き」)レコード店でシングル盤を手にして家に帰ってさっそく針を落とした。「アメリカン・モーニング」の美しさに感動してB面を聴いた。A面以上に自分の心には刺さったのを覚えてる。今でもこのB面の方がさらに好きです。「アメリカン・モーニング」はアコギの音を前に出して少しフォーキーな印象もあるのですが、この曲はピアノが前に出ているソフトロックな印象。歌詞は恋人に愛を伝えるラブソングです。間奏のアルトサックスのソロがまた最高です。ランディ・ヴァンウォーマーは20年前の1月12日に48歳の若さで白血病で亡くなりました。この2曲が収録されてる1stアルバム「 Warmer」には、この2曲以上の名曲も多く収録されています。今、頭に浮かぶ特に好きな曲は、3rdアルバム「Beat Of Love」に収録されてる「I Guess It Never Hurts To Hurt Sometimes」が、たまらなく好きです。「I Guess It Never Hurts To Hurt Sometimes」は地味な曲なんだけどハマってしまうと抜けられなくなるような名曲です。
2024年01月16日
1990年9月25日 オーストリアの「ウイーン・コンチェルトハウス」で開催された谷村新司さんのコンサートの映像作品を久しぶりに観た。約1時間に短縮編集されたライブ映像です。谷村新司さんwith ウィーン交響楽団プロジェクトとして日本でもツアーした後、最後の日がウイーン、コンチェルトハウスでした。当時はVHSとレーザーディスクで発売されていました。2001年3月に中国でDVDとして発売。海賊版の可能性がかなり高いのですが、アリス関係の映像作品は中国で多くDVD化されて発売されていました。このDVDは前半が堀内孝雄さんのMV集で後半がちんぺいさんのウイーンライブ。画質はレーザーディスクとほぼ変わらない。ただDVDなのでLDデッキをつなげなくても、いつでも観られるのは便利。(ちんぺいさんとべーやんがカップリングになってるDVD)(レーザーディスク)「DREAMS COME TRUE」のライブ映像が観たくて、この作品を観ることにした。誰が選曲したのかわからないけど、せっかくウィーン交響楽団プロジェクトとレコーディングし、ウィーン交響楽団プロジェクトの演奏でそれもウイーンでライブができるのだから、アルバム「プライス・オブ・ラブ」やヨーロッパ三部作から演奏されたものを多く収録すればいいのにって発売当時から思ってた。1曲目「GLOBAL THEATER-地球劇場-」2曲目「22歳」3曲目「DREAMS COME TRUE」4曲目「ビートルズ・メドレー(ウィーン交響楽団プロジェクトの演奏)5曲目「9月のマリー ヴィエナ讃歌」6曲目「陽はまた昇る」7曲目「英雄」8曲目「昴」9曲目「忘れないで」(この日のちんぺいさんの歌唱は神がかっていました。ノーカットBlu-ray版が出る事を望む)(MCは英語です)(オーストリア語でもMCを)(この曲もまたライブで聴きたかった…)(「ウィーン交響楽団プロジェクト」の演奏)(ウイーンでの歌唱は格別なものがある。この曲の中で登場するカフェのマスター夫妻も客席に)「英雄」「昴」「忘れないで」と歌い終えるたびに観客の拍手は凄まじく、ちんぺいさんも感無量の表情です。
2024年01月15日
1994年1月1日発売の島倉千代子さんのシングル。 1曲目「昔も今も・・・女」作詞 たかたかしさん 作曲 幸耕平さん 編曲 若草恵さん京都・嵯峨野を舞台にした楽曲です。嵐山なんてもう何十年も行ってないなぁ。嵯峨野嵐山駅から野宮神社の竹林の小径から祇王寺…良い気候の頃ならぶらぶら歩くには丁度良い距離。40分ほどで着きそう。別れを決心しきれない女性が桜の散る季節に一人で迷いながら歩くには辛そうな道。自分は嵐山に行くにはいつも阪急電車。阪急嵐山駅から渡月橋を渡って野宮神社まで歩くなら20分ほどかな。こんな事書いてたら、京都に行きたくなってきた。若草恵さんのアレンジは和物歌謡曲っぽいイントロから京都嵯峨野のイメージが浮かぶ。(内田あかりさんの「浮世絵の街」ほどの和物歌謡ではない)島倉さんの歌唱はジャケット写真のイメージそのもので、しっとりと哀しげに歌っています。2曲目「恋女」作詞 たかたかしさん 作曲 幸耕平さん 編曲 杉村俊博さんカップリング曲はよりニューアダルトミュージック寄りなアレンジです。軽快なテンポのキャッチーな曲なので、こっちをA面にしても良かったような気もする。アコーディオンを効果的に使っててシャンソンのように聞こえたりもします。この曲がもう30年も前の曲とか… つい最近の曲のような感覚で聴いてしまう。昨日、35年ほど付き合いのある友人と久しぶりに食事に。16時に待ち合わせして目的の店に着くと、夜は17時からの営業だったので、すぐ近くの湊川神社に行ってきた。物心ついた頃からここの神社にはよく来てた。自分が小学生低学年の頃までは神門とくぐり境内に入ると、すぐ右側に鳩の餌を売ってるおばあさんがいて、いつも10円か20円だかで買ってもらってた。適当な広告紙やら包み紙を小さな円錐形の器にして、中にはトウモロコシ、粟、麦の乾燥させたものが入ってた。その餌を買うと、鳩が周りの木の上から一斉に降りて来て自分の周りに集まってくる。それが楽しくて小さい頃は鳩に餌をあげにいくのが目的で湊川神社に行ってた。神門をくぐって左側には日本最古のオリーブの木があります。樹齢150年以上なんだとか。そして大鳥居をくぐり御本殿の手前に子供の頃から大好きな狛犬があります。その狛犬までに他の2種類の狛犬を過ぎるのですが、奥にある自分が好きな狛犬は青銅で作られています。少し珍しい狛犬だと思う。物心ついた頃からのゴジラ好きだった自分は向かって右側の狛犬がゴジラのように見えてカッコ良くて大好きでした。(右側の狛犬)(左側の狛犬にはツノがあり少しゴメスのように見える。この狛犬も凄く好きだった)湊川神社でお参りして、境内の中を散策してたらあっという間に1時間過ぎてた。前から行きたかった広東料理の店に。料理も美味しかったし、10年もののかめ出し紹興酒が最高で、熱燗で何杯呑んだだろう…(写真は前菜しか撮ってなかった。良さそうな店だとピータンは前菜で必ず注文する。 ここのピータンはアンモニア臭なくかなり美味しいピータンでした。 ピータンって紹興酒に合う。熱燗の紹興酒にザラメを少し入れて、干し梅入れたら完璧!)
2024年01月13日
10年ほど前に書いた事があるのですが、あまり知られていない八代亜紀さんの名唱なので、さらに詳しく書こうかと。この曲自体は、谷村新司さんの5枚目のソロアルバム「喝采」のB面3曲目に収録されていた曲。(1979年4月20日発売)ちんぺいさんがこの曲をライブのセットリストに、この「喝采」が発売されて2ヶ月後に開催された「アダモ」とのジョイントコンサートの時だけだったと思います。ソロとして初めてのコンサートでした。(その時からアリス活動停止まで、ソロコンサートは一度も開催される事はなかった)このマニアックな楽曲を八代亜紀さんは1980年10月に開催されたデビュー8周年記念のリサイタルでフルコーラスを歌った!この曲はちんぺいさんのレコードでも7分近い大作。八代さんはさらに曲の雰囲気を作るためにバンドネオンの演奏と八木治郎さんの司会でパリの「ムーラン・ルージュ」の事を話して一気にシャンソンの世界を作り上げています。ちんぺいさんのファンなら、この曲が本格的なシャンソンとしてレコーディングされている事はわかっていると思います。ちんぺいさんは1976年の3rdソロアルバム「引き潮」辺りから本格的なシャンソンを作り歌うようになっています。ちんぺいさん自身まだ26〜27歳でシャンソンにもどっぷりハマってた事は、ちんぺいさんをずっと聴いてたファンしか知らないと思います。3rdソロアルバム「引き潮」を聴いてもらえば分かると思いますが、アリスとはまったく違う音を作り上げています。前作の2nd「海猫」からすでに完全にアリスとは線を引いて完全にソロでしか出来ない音楽を追求しはじめていました。「昴」をつくるずっとずっと前です。自分は3rdアルバム「引き潮」の凄さをもっと知ってほしいとずっと思ってる。Jazz、シャンソン、Rockとフォークを微塵も感じさせないアルバム。中でも「暗い桟橋」って曲はピアノ1本とトランペットのみでマニアックなシャンソンの世界を作り上げてて、カッコ良さで言うならアルバムの中で一番カッコいい曲です。とにかく「引き潮」に収録されてる曲は全曲最高に好きです。話がまた脱線しまくりなので戻して。アルバム「喝采」は「引き潮」をキャッチーに洗練させたようなイメージを自分は持っているアルバムです。中でも「Left Alone」「真夜中のカーニバル」「ムーランルージュ物語-哀しみのライト-」は「引き潮」のマニアックな色をかなり残してる曲のように思う。「暗い桟橋」が「Left Alone」、「煙草のけむり」が「真夜中のカーニバル」、「春雷のあとで…」が「ムーランルージュ物語-哀しみのライト-」へと、更に進化させたような印象。八代亜紀さんの話に戻して・・・「ムーランルージュ物語」を八代亜紀さんが歌うと、ちんぺいさんとはまったく違う世界が広がってきます。7分46秒たっぷりとちんぺいさんのシャンソンの世界を聴かせてくれます。ちんぺいさんと同じキーで1オクターブ上で歌っていると思います。これが物凄い効果を出していて、かっこいい八代さんの歌唱が楽しめます。この曲のためだけにきっとバンドネオン奏者も入れていると思う。この日のコンサートはダン池田とニューブリードという最高峰のビッグバンドが入っていますが、必要以上の楽器は一切使わずにちんぺいさんのオリジナルアレンジを基本大事にして、さらに八代亜紀さんの世界を作り上げる細かいアレンジを加えているのも素晴らしい。「八周年記念 八代亜紀リサイタル'80」は2013年にCD化されています。レコード探さなくても聴く事ができます。「港町絶唱」までのシングル曲の名曲もたっぷり聴けます!もちろん!ちんぺいさんが八代亜紀さんに提供した「哀歌 -エレジー」も歌っています。他のオリジナル曲とは一線を画すように5分も使って特別にこのコンサート用にアレンジしたヴァージョンで聴かせてくれます。自分が最後に観た八代亜紀さんの50周年記念のコンサートでも本編のラストで歌われた。八代さんがこの曲に特別な思いがある事は昔から感じてた。「八周年記念 八代亜紀リサイタル'80」での「哀歌 -エレジー」はちんぺいさんのファンにも聴いてほしいと思う凄い歌唱です!50周年記念で発売された「八代亜紀ベストヒット・ニューレコーディングス」でも「哀歌 -エレジー」は12曲の中にもちろん選ばれています。この新たにレコーディングした「哀歌 -エレジー」の方がオリジナルよりも更に良い事には本当に驚かされた。・・・・そういえば、このライブ盤で「ムーランルージュ物語」の次に歌われたのが「ダンシング・オールナイト」です。「ムーランルージュ物語」でじっとりと少し重くなった空気を変えるように、派手に「ダンシング・オールナイト」を歌うちんぺいさんが亡くなって、そのあとにもんたよしのりさんが亡くなって、12月30日に八代亜紀さんが亡くなった。何か不思議な関連を感じてしまった。ちんぺいさんのアルバム「喝采」は現在発売されていません。上の紙ジャケ盤は24bitリマスターで、下の最初のCD化の音と比べたら数段音が良くなっています。ソロアルバム全てリマスター紙ジャケで発売してほしい。できればボーナストラック付きならなお良い!ボートラはライブヴァージョンやアウトテイク集とか。
2024年01月12日
アメリカのジャズシンガー/エンターテイナーのFrank Sinatraの1966年発売のシングル。A面「The Moon Was Yellow」(邦題「黄色いお月さま」)作詞・作曲 Edgar Leslie Fred E. Ahlert1966年発売のアルバム「Moonlight Sinatra」のラストに収録されてる曲をシングルカット。この曲は2ヴァージョンがスタジオレコーディングされてるようです。このシングルのヴァージョンは静かにしっとりとギターとフルートのイントロから始まる、静かなラテンジャズです。もうひとつのヴァージョンは、仰々しく派手に交響楽団の演奏でサビから歌い出すヴァージョンはフラメンコ調のラテンアレンジでブラスセクションを多く使ってる。派手なヴァージョンもいいけど、やはり静かなムード歌謡チックなラテンの方がしっくりくる。フランクシナトラの歌声に軽く絡んでくるようなフルートのアレンジが最高です。月をテーマにしたアルバム「Moonlight Sinatra」は超おすすめ。全曲、タイトルに「Moon」が付いています。B面「Summer Wind」(邦題「夏のそよ風」)作詞・作曲 Johnny Mercer Heinz Meierこの曲はアルバム「Moonlight Sinatra」の次のアルバム「Strangers in the Night」に収録されている曲。この曲は大好きな曲です。シナトラの最高の歌声で聴くために作られたような曲。でもこの曲はカヴァー曲で元はドイツ語で書かれててそれを聴いたJohnny Mercer が英語に書き直した。ビッグバンドの演奏とアレンジも最高です。
2024年01月11日
八代亜紀さんが亡くなったと信じたくないニュースを耳にした。夏過ぎからしばらく療養するために活動を休止するとは知ってましたが、春頃には復帰して関西でもライブしてくれるだろうと楽しみにしてた。コンサートでは特に優しく温かく柔らかい人柄が溢れててホールの中はいつも、ほんわかした空気だった事も忘れずに、これからも八代亜紀さんの歌を聴き続ける。2010年3月20日発売のアルバム「Mr. SOMETHING BLUE」を聴いてた。いくつかあるJAZZアルバムの中から一枚、これを選んだ。八代亜紀さんの音楽のルーツはJAZZな事は有名です。八代亜紀さんの父親がいつも蓄音機でJAZZやアメリカの歌を聴いてたのもあり、JAZZが体に沁み込んでいた。ある日、父親が子供の八代さんにプレゼントした「Julie London」のアルバム。八代さんのドレスの感じや初期の髪型は完全に「Julie London」を意識していると思う。ド演歌を歌うようになったのはプロになってからのようです。クラブやキャバレーでもJAZZ歌手として出演していました。「Mr. SOMETHING BLUE」の事を書こうと思ったけど、その後に50周年記念に発売された5枚組BOXからDisc 3の「八代バラエティー」を聴いた。5枚の中で一番聴く回数が少なかったDisc 3。その1曲目が「ワタシウタ」です。この曲は2020年3月に50周年記念シングル「明日に生きる愛の歌」と両A面として発売されました。このシングルが発売された時にも書いてると思うけど、八代亜紀さんの大ヒット曲のタイトルが12曲も歌詞の中に入っている50周年の企画曲。50周年BOXにはDVDを1枚含みます。そのDVDの中にこの「ワタシウタ」のMVが収録されています。「ワタシウタ」作詞・作曲 片山圭司さん 編曲 鎌田雅人さん
2024年01月10日
谷村新司さんが亡くなって、3ヶ月が過ぎました。そっか…毎年楽しみにしてた春の国立劇場でのリサイタルや全国ツアーはもう二度とないのかと、そんな事を考えてました。ちんぺいさんのライブ映像を観ようと、凄い数のライブ映像の中からチョイスしたのは、1989年夏、大阪フェスティバルホールでの「獅子と薔薇」のアルバム発売時の「CORAZON III」1990年9月NHKホールでの「Price of Love」発売時の「with ウィーン交響楽団プロジェクト」1993年夏、「バサラ」発売時の「沖縄野外コンサート」この3本のライブを観ていました。少し時代が偏ったけどちんぺいさんが40代になった1989年から順に観たくなった。「輪舞」発売時の「CORAZON IV」は少し前に観た所だったので飛ばした。(気がつけばこのブログも1500万アクセス超えてた)3本のライブ映像を観て、心にずっしり響いたのは、1989年大阪フェスでのライブのラストの2曲。「家路 -私が死んだ日-」「THE NAME」この時のコンサートは「群青」「英雄」「昴」本編ラストの「冬のメリーゴーランド」の順に歌われ、アンコールは「家路 -私が死んだ日-」「THE NAME」の2曲。このいつもの流れとは少し違うセットリストも自分は大好きでした。(このツアーでの「英雄」でのライティングは強烈にカッコよかった!)雪の紙吹雪が大量に降りしきる中「冬のメリーゴーランド」の熱唱で幕が降りる。再び幕があがると、ちんぺいさん舞台の真ん中に座っている。ピアノ1本のみで「家路 -私が死んだ日-」を歌う。アンコールではMCはなく、この2曲を歌う。なので、「THE NAME」の事については「群青」を歌う前のMCで語られた。この話はいくつかのツアーで話されたので、ちんぺいさんのコンサートに通い詰めた人なら記憶に残っていると思う。「去年の冬の終わりでした。大切な友人がひとりこの世から去りました。 ま、友人と申しましても明治生まれの方でしたから…。 その御老人とは年に一回、歌いながら全国をまわった時、九州は博多でお会いしたんです。 お会いすると必ず家に連れて行ってくださって、その御老人自らお茶を点ててくださる。 それをいただきながら、いろんなお話を伺うのが旅の楽しみのひとつでした。 そんな話の途中、突然そのご老人がこんな事をおっしゃった「谷村くんは名前はなんだっけ」 「しんじです」「どう書くんだ」「新しく司ると書きます」 「良い名前だ。いい名前だよ。ご両親の思いがよく込められてる」 恥ずかしいですけど、僕はその時はじめてです。自分の名前について考えたの、 でも考えるとそうですよね。親から子にそしてその子が親になってまた親から子に残してやれる肩身。 その血の流れのような宿命的な物とは別に万感の思いを込めて残していってやれる肩身…それは 名前だけかも知れないなって。 だから両親が名前をくれた時の思いだけは忘れないようにしなくちゃいけないなって思ったのも 寒い冬の夜でした。 そして1989年1月7日…同じような寒い冬の夜に我々の昭和という時代が終わりました」暗転になると「群青」のイントロ。凄く感動したのを覚えてる。『THE NAME』 作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 服部克久さん印象的なピアノのイントロに寄り添う美しいストリングスの響き。ライブではスタジオ盤のテンポよりも少し早めにしています。ちんぺいさんの歌唱はレコードよりも更に柔らかく優しく歌いかける。1988年12月の青山からツアーが始まり、この収録した次の日が大千秋楽。何十回も歌い、そして完成した形がこの歌唱なんだと思う。ツアー序盤の時と歌の表情がかなり違う事に気づかされる。この曲は、いつかきっとまた歌ってくれるだろうと願ってたけど叶わなかった。「昴」同等の名曲が山ほどある事を本当に知ってほしいと思う。レコード、CDではロンドン交響楽団の演奏で包み込まれるような大きな波の中で自由に歌い上げるちんぺいさんの歌唱はもちろん最高です。この曲に関してはライブでのシンプルなアレンジで聴いた方が感動した。歌い熟れて出来上がったちんぺいさんの「THE NAME」の歌唱。この年の12月にちんぺいさんのお父様が亡くなった。この大阪のコンサートでは千秋楽前のこの人、大千秋楽ではこの曲を歌うちんぺいさんの目は始終、涙が光ってた。きっと父親の事を強く思いながら歌ってたのだと思う。「♪ Oh あなたにいつも見つめられて 感じた勇気忘れない」の部分で声を震わせてた。「家路 -私が死んだ日-」「THE NAME」の2曲は60歳過ぎたちんぺいさんの歌唱で聴きたかった。17枚目のソロアルバム「獅子と薔薇」は超名作であると、うるさいほど何度も書いてると思うけど、ちんぺいさんにとっては通過点の一つで、そこに戻って自慢する気なんて微塵もなかったのだと思う。ヨーロッパ三部作なんて、普通にできない事をしてる。でも過ぎた事には拘らないのがカッコいい。その部分も最後まで貫いてた。谷村新司リサイタル1989『A STORY BEGINS -CORAZON III』/大阪フェスティバルホール<テレビ中継のセットリスト>1曲目「獅子と薔薇」2曲目「青い薔薇」 3曲目「ジョニーの子守唄」 4曲目「冬の稲妻」 5曲目「涙の誓い」 6曲目「狂った果実」 7曲目「チャンピオン」8曲目「今はもうだれも」〜「ジョニーの子守唄」 9曲目「秋のソナタ」 10曲目「陽はまた昇る」11曲目「レストランの片隅で」 12曲目「群青」13曲目「英雄」 14曲目「昴」 15曲目「冬のメリーゴーランド」 16曲目「家路-私が死んだ日-」 17曲目「THE NAME」(自虐ネタを言ったあとでの客席の反応でよく見せた表情)(キメポースで拍手や指笛を煽る表情)(真冬から始まったツアー。衣装はそのままで夏に突入。汗が凄かった)(提供が「食道園」なのが・・・。1社提供じゃなく名前が出たのは「食道園」だけですが、 中でのCMは「ポートピアランド」「東条湖ランド」「ハウス とんがりコーン」「足立宝石店」「銀座ジュエリーマキ」「アカプルコ」など、夜中の番組だったので関西ローカルCMが多い。「食道園」は今も現役バリバリです。20年以上行ってないけど、久しぶりに行きたくなってきた。焼肉はあんまり好きじゃないので「しゃぶしゃぶ」を食べに行ってた。「すき焼き」も美味しかった記憶がある。ちょっと調べたら北新地店は今でも夜中の3時まで営業してる!大阪に住んでる時、夜の11時ごろから2時過ぎまでウダウダと飲みながら食事してたような気がする。あとは西梅田の「DON SHOP」も朝まで開いてたので朝まで飲むためによく行ってた。80年代〜90年代は朝まで飲める場所は居酒屋だけじゃなく、いろいろあったなぁ。
2024年01月09日
アメリカのフォークシンガー「Eric Andersen」が1966年発売したアルバムに収録。この曲は当時、アメリカの黒人の基本的人権を要求する活動家の友人に向けて書いた曲のようです。「疲れた脚のブーツを脱いで休んで行かないか 私はあなたを笑わせる事が出来るかも知れない」と、友人に戻って来ないか?と書いた曲。このアルバムからは「疲れた靴」の他、「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」「腰まで泥まみれ」「綿つみの歌」「ミッドナイト・スペシャル」もライブで何度も聴けた曲。高石ともやとザ・ナターシャー・セブンのヴァージョンはまた違った景色が見える。この曲を初めて聴いたのは中学生の頃だったので素直に優しく温かい歌声と歌詞に惹かれて、感動していた。ナターシャー・セブンのコンサートでは何度も聴いた。「107 SONG BOOK Vol.08 お! スザンナ。アメリカの古い歌編」のスタジオ録音のヴァージョンも好きですが、一番よく聴くオフィシャルで出ているヴァージョンは「いこまいか。」のライブヴァージョン。今日、この曲が聴きたくてアナログ盤「いこまいか。」を引っ張り出してきて聴いた。「♪笑い話をしてあげようか〜」の後に入る坂庭省悟さんの高音の「♪フゥ〜ウ〜」のコーラスを聴いた瞬間に涙が出た。ライブで何度もこの曲を歌ってる姿を観てるので、この部分はともやさんがどんな表情してたとかメンバー同士が顔を見合わせながら歌ってる姿が鮮明に頭に浮かぶ。キラキラした音のイントロのギターを真剣な眼差しで弾いてる純二さんの顔も浮かぶ。サビから入ってくる省悟さんの高音コーラスパートと共に美しい3人のハーモニーには感動の鳥肌です。木田高介さんのほんわかした存在も本当に好きだった。このライブ盤も超おすすめ。ナターシャー・セブンはもちろん、杉田二郎さん、自切俳人、ダウンタウンブギウギバンドの演奏も最高です!ジローちゃんの「題名のない愛の唄」「積木」「やわらかい心」最高です!「疲れた靴」君は長い道のりを歩いてきた辛い言葉を浴びせられて泥にまみれて足も重いでも罵る者はすぐ背中を見せる疲れた靴を脱いで休んで行かないか笑い話をしてあげようか君の瞳は輝いている黄昏と夜明けを求めながら歳をとってくると、何でもないふとした優しい歌詞や歌い回しに泣けてきたりする。今の時期になるといつも寒い風の中、口をついて出てくる曲がある「春を待つ少女」冷たい風の丘に咲く光る花はネコヤナギ今日もたたずむ娘ひとり海を見つめて誰を待つ光る花はネコヤナギ春の日を待ちながらかける娘は光の中どこへ行く娘この曲はシモンズもカヴァーしています。高石ともやとザ・ナターシャー・セブンでスタジオ録音は2ヴァージョン、ライブヴァージョンは多くあります。「1972 コンサート -KBS KYOTO INCREDIBLE TAPES- 」のヴァージョンは自分がいつもコンサートで聴いてたアレンジとは違うので何かしっくり来ないのですが、他のライブヴァージョンはどのヴァージョンにも思い入れがある。いきなり高石友也さんのアカペラから始まるヴァージョンも好きだった。その時はフィドルがかなりフィーチャーされてるアレンジでした。「107 SONG BOOK Vol.05 春を待つ少女。」のヴァージョンがやはり一番よく聴いたのでこのヴァージョンのキラキラしたギターソロに胸を震える。進藤了彦さんが加入してからのナターシャー・セブンもライブもよく観た。円山音楽堂は楽しかった思い出が山ほどある。
2024年01月08日
1991年12月16日発売の山崎ハコさんの19枚目のアルバム。このアルバムはなぜか、今日現在ウィキペディアにも掲載されていないアルバム。どこかで見たディスコグラフィにもこのアルバムは掲載されていなかった。ハコさんの歴史から消されたアルバムなのだろうか?1曲目「ベイシティを流れて」2曲目「港まで」3曲目「あばずれ」4曲目「Again To Me」5曲目「セイディア」6曲目「BAND」7曲目「元気か」8曲目「時代にはぐれて」9曲目「親友みたいに」10曲目「スクリーン」全曲 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さんこのアルバムからライブで歌われた曲はかなり少ないと思う。このアルバムの次の「メンフィスまで」の中からならセットリストに入ってた曲が多かった。自分もそんなに聴くアルバムではないけど、たまにこうやって聴いてみると良い曲が多い事を思い出す。17thアルバム「SA・SU・GA」からの流れのロック色強めなアレンジが多く収録されています。バックバンドがないとライブでやりにくい曲が多いのですが、ギター1本で歌ってもカッコイイだろうなと思える曲も多い。レコーディングもバンドサウンドに拘ってるようなアレンジと演奏です。タイトな演奏がストレートなハコさんのボーカルにハマり切っててカッコイイ!かなり久しぶりに聴いて感動したのと、このアルバムの事をブログで書いてなかった事に驚く。書いた気になってたのと思うけど。7曲目「元気か」のタイトなリズムのバンドサウンドがたまらなくイイ!ハコさんの歌も勢いがあってゾクゾクする。1曲目「ベイシティを流れて」は80年代前半の頃のハコさんのような楽曲アレンジ。この曲が急に有線などで流れてきたとしたら「風の色」や「ダージリン」に入ってた曲だったかなって勘違いしてしまいそう。サビまで聴けば「流行歌が聞こえる」に収録されてる曲だと当然、わかるけど。9曲目「親友みたいに」はレゲエアレンジの曲で、歌詞は少し珍しいように思う。ハコさんはレゲエな曲は多くありますが、この曲が一番本格的なレゲエっぽい空気を感じる。2曲目「港まで」もレゲエです。この曲もおしゃれなアレンジと艶っぽいハコさんの歌唱が最高です。このアルバム、もう少し知られてもいいと思うな。ハコさんファンでも買ってない人もいるんじゃないかな。確か廃盤なので再発するべき。6曲目「BAND」はミディアムスローのやや重めな曲。バンドをやってる者には刺さる歌詞だった。こんな歌詞もハコさんには珍しい方だと思う。10曲目「スクリーン」はアルバムラスト曲です。フレットレスベースを前に出してて、これがカッコイイ!8曲目「時代にはぐれて」ミディアムスローの3連曲。この曲もブルースロックなハコさんのカッコよさを堪能できる曲です。3曲目「あばずれ」は音の作り的には「道を探せ」を思い出すようなアンプラグドなロック。ハコさんの歌い回しも渋くて最高です。ローズピアノのソロもカッコいい!4曲目「Again To Me」は初めて聴いた時の印象はとくに良くもなかったのに、聴くほどに妙にハマってしまった曲。5曲目「セイディア」もレゲエっぽいアレンジとおしゃれなメロディーラインとハコさんの楽曲ではやや珍しいタイプの曲です。廃盤にしているには勿体無いアルバムです。BGMビクターも山崎ハコさんのアルバムの再発、リマスターを早くすればいいのに。レコーディングメンバー
2024年01月07日
天地真理さんのクローバーシリーズ第二弾「虹をわたって」売り上げ枚数などのデータはないのですが、きっとかなりの枚数売れていると思います。デビュー曲「水色の恋」を除く「虹をわたって」までのシングル曲が3曲と大人気だったチェリッシュのカヴァー1曲の4曲構成。それで600円なので、最低でも30万枚〜50万枚は売り上げてると想像できます。小学生の自分でもこのシリーズは必ず買ってたし、友人でも買っている人が何人もいた。A面1曲目「虹をわたって」作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲は1973年春の選抜高等学校野球大会の入場行進に使われ、天地真理さん本人も実況席で出演しました。この日、自分もバックネット裏近くの席にいました。自分の姉が少女コーラス隊として出場してて立川澄人さんと合唱で出演していました。そのおかげで開会式の良い席をもらえた。姉の行ってた学校のコーラス部が毎年、開会式に出演してたのだったと思う。天地真理さんもかなり遠くからだけど、肉眼で観る事ができた。この時が初めて生の天地真理さんを観た時でした。あれから現在までこんなに天地真理さんにハマってしまうとは、あの時は当然、想像もしてなかた。開会式では天地真理さんの歌唱はありませんでした。この曲はオリコン1位を二週連続、そして11週間にわたりオリコンのベスト10に入り続け23週間にわたってオリコン100以内に入り続けた超ロングラン大ヒット曲です。2曲目「ひまわりの小径」作詞 林春生さん 作曲 筒美京平さん 編曲 馬飼野俊一さんチェリッシュのオリジナルはもちろん良いのですが、この天地真理さんヴァージョンのアレンジと演奏が素晴らしくMIXも本当にイイ!そして天地真理さん声質にも良く合ってる曲です。アルバムではチェリッシュのカヴァーは4曲もしていますが、1974年以降にライブでセットリストに入った事はなかった。B面1曲目「ちいさな恋」作詞 安井かずみさん 作曲 浜口庫之助さん 編曲 馬飼野俊一さんデビュー曲「水色の恋」に続く2枚目のシングル曲。この曲はオリコン1位を4週連続、そして12週間にわたってベスト10以内に22週間にわたってオリコンベスト100位以内に入り続けた大ヒット曲。1974年8月の梅田コマ劇場でのショーの時に生で初めて聴いた。もうこの時点で最後のサビ繰り返しの「♪なぜか揺れてる バラの花 はずかしそうな 恋の歌」はカットされていました。その後もこの部分を歌った事はなかったと思う。1975年春のツアーでは、あまりにもテンポが速すぎて落ち着きのない「ちいさな恋」でした。1975年8月梅田コマ劇場ではテンポは元に戻ったけど1コーラスのみの歌唱でメドレーの中の1曲に組み込まれていました。1976年1月からの「全国ツアー」ではまたテンポが速くなりサビ繰り返しなしの2コーラスを歌唱。1976年夏の梅田コマ劇場ではセットリストから外れた。1976年9月からの「そよ風に誘われてツアー」でもセットリスト入りしなかった。2曲目「ひとりじゃないの」作詞 小谷夏さん 作曲 森田公一さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲はシングルヴァージョンとアルバムヴァージョンがあります。誰もが知っているヴァージョンはシングルヴァージョンですが、ライブではアルバムヴァージョンのアレンジで歌われた事もあった。ライブ盤「天地真理オン・ステージ」ではアルバムヴァージョン、ライブ盤「私は天地真理」ではシングルヴァージョン。この曲もロングラン大ヒット曲で6週間オリコン1位を続けると12週間ベスト10内に入り続け、24週間、100位以内に入り続けました。
2024年01月06日
1973年5月10日発売のガロの5枚目のシングル。「学生街の喫茶店」がシングルリリースから半年経った頃から売れ始め、このシングルが出た頃には100万枚を売り上げていました。ガロブームの中、発売されたシングル。A面「君の誕生日」作詞 山上路夫さん 作曲・編曲 すぎやまこういちさん3枚目のシングル「学生街の喫茶店」の次にリリースされたシングルは「涙はいらない」でした。この「涙はいらない」は初期にビー・ジーズを彷彿させる爽やかフォークでした。その時点ではまだ「学生街の喫茶店」はまったくヒットしていませんでした。(この時点では「学生街の喫茶店」はまだB面でA面曲は「美しすぎて」でした)「学生街の喫茶店」が大ヒット、そしてその流れを汲んだような曲が「君の誕生日」です。レコード会社の思惑通りにこの曲も大ヒット。そして、この曲の1番と2番の間の間奏は「学生街の喫茶店」の歌メロがそのまま使われています。同じ「すぎやまこういちさん」の作曲なので何の問題もないのですが、かなり大胆に思えた。B面「散歩」作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 有馬すすむさんこの曲もA面になってたらヒットしたと思う曲。少しカーペンターズを感じる曲で、アレンジもカッコよく子供の頃から好きだった。
2024年01月05日
イギリスのロックバンド「Led Zeppelin」の1973年11月日本発売のシングル。(アメリカでは1973年3月28日発売)昨日、ヒプノシスの作品の事を書いてたのもあってZepの「Houses Of The Holy」が聴きたくなった。そのアルバムに収録されてるシングル盤。バンド構成Robert Plant – VocalsJimmy Page – GuitarsJohn Paul Jones – Bass, Piano, Mellotron, Organ, SynthesizerJohn Bonham – DrumsA面「D'yer Mak'er」(ディジャ・メイク・ハー)ジャケットには「ディ・ジャ・メイク・ハー 」と表記されていますが、日本盤のアルバムには「ディジャ・メイク・ハー」と書かれています。5枚目のアルバム「Houses Of The Holy」からの第二弾シングルカット。シングルカット第一弾はアルバムA面3曲目「Over The Hills And Far Away」で「D'yer Mak'er」はB面2曲目。レゲエとドゥーワップを組み合わせた曲を作ろうとした事からこの曲が完成したとか。シングルヒットしたにも関わらずライブではフルコーラスで演奏された事もなく、セットリストに入った事もない曲です。アルバム「Houses Of The Holy」の中では自分は好きな方じゃない曲だけど、たまに急に聴きたくなったりする。アルバム「Houses Of The Holy」だと「No Quarter」「The Song Remains The Same」「The Ocean」「The Rain Song」「Dancing Days」の順で好きな曲。歌詞は「俺がこんなに泣いたのに行かないでおくれ」「愛しているから行かないでおくれ」と出て行こうとする女性にすがりついている歌詞です。子供の頃は訳詞もついてなかったので、この曲は何を歌ってるんだろうってずっと思ってた。B面「The Crunge」アルバムA面ラストに収録されてる曲。ファンクなアレンジの曲だけど、変拍子の嵐でわざと踊る事が出来ないソウルソングに作られています。この曲も単体でライブのセットリストに入った事はなく、フリーソロの中でドラムがこのリズムを叩き出すと、ベースがたまに合わせてイントロの例のフレーズを弾き出す事があったようですが、ギターが参加してくる事はほとんどなかったとか。Led Zeppelin自体、聴いたのは何年ぶりだろ?って感じ。今日は堰を切ったように「Houses Of The Holy」「Led Zeppelin III」「Physical Graffiti」と3枚のアルバムを連続で聴いてた。ハマってずっと聴いてた20代の頃が懐かしい。「Houses Of The Holy」のCDも新しく発売されると買ってしまう。でも、一番よく聴くのはダントツにアナログ盤だけど。
2024年01月04日
松任谷由実さんの1983年発売アルバム「VOYAGER」A面ラストに収録されてた曲。(ユーミンの1984年発売の映像作品「コンパートメント TRAIN OF THOUGHT」から)この曲がライブで歌われる時の演出はいつも驚かされたり感動させられたりでこの曲のイントロが流れ出しただけで、ワクワクしてしまう。1984年「YUMING BLOOD」ツアーの本編最後で歌われた時の演出は凄かった。初めてライブで歌ったツアーだったのもあって、鳥肌が止まらない中、リフレインをずっと聴いてたのを思い出す。それほど何度もセットリストに入った事はない曲ですが、その度にインパクトが強くて印象に強く残る。これまでに5ツアーで歌われたと思う。最近では「TIME MACHINE」ツアーではギャレス・エドワーズ監督の「モンスターズ」の夜のシーンで2体の地球外生物が婚姻色を出してるような光を出して求愛してるような場面を思い出させるような映像にも感動だった。70年代から歌の中にSFを入れたのは日本ではユーミンが最初なんじゃないかと思う。そして、初の本格的な映像作品「コンパートメント TRAIN OF THOUGHT」の中での「不思議な体験」の場面が凄く好きです。この映像作品はイギリスのアート集団「ヒプノシス」を中心メンバーとして結成したストーム・トーガソンが監督しています!ストーム・トーガソンも初めての長編映像作品でやりたい事が凝縮して詰め込まれてるような作品です。ヒプノシスが担当したロックアルバムのアートワークは60年代後半〜80年代まで数え切れないほどあります。超有名アルバムからマニアックなロックアルバムまで。自分がいま頭に浮かぶ好きなアルバムアートワークはQuatermass の「Quatermass」ってアルバム、The Moody Bluesの「Caught Live + 5」The Alan Parsons Projectの「Pyramid」、Peter Gabriel「Car」、Led Zeppelin「Houses of the Holy」「Presence」、Black Sabbath「Technical Ecstasy」、Renaissance「Turn of the Cards」、・・・そしてユーミンの「昨晩お会いしましょう」と「VOYAGER」。全てブログに書いたアルバムばかりだと思う。「Quatermass」・・・好きで凄い何度も聴いてた。意外と知られてないバンドですが、めちゃくちゃオススメのアルバム。レインボーが好きな人は「Black Sheep Of The Family」のオリジナルなので知ってると思う。「One Blind Mice」なんてカッコ良すぎる曲!「コンパートメント TRAIN OF THOUGHT」を久しぶりに観ていて、そのあとで「不思議な体験」をいろんなライブヴァージョンなどでも聴いてた。そして2002年にDVD版で再発売した時の特典映像には監督のストーム・トーガソンのインタビューを収録!
2024年01月03日
イギリスのプログレッシブ・ロック「The Moody Blues」の1970年6月発売の日本盤シングル。日本以外の国では「Candle Of Life」はB面で「Question」がA面です。バンド構成Justin Hayward – 12-string acoustic Guitar, Lead vocalsJohn Lodge – Bass, backing vocalsMike Pinder – Mellotron, backing vocalsRay Thomas – Tambourine, backing vocalsGraeme Edge – Drums, percussionA面「Candle Of Life」この曲は5枚目のアルバム「To Our Children's Children's Children」のB面4曲目に収録されている曲のシングルカット。(5枚目のアルバムは1969年発売)アルバムの中でもこの曲は特に好きで20代の頃によく聴いてた曲です。この曲のストリングスアレンジを聴いていると瀬尾一三さんって「The Moody Blues」の影響をかなり受けてるのじゃないかと思う。他の「The Moody Blues」のアレンジでもそう思うフレーズがよく出てくる。アルバムでは次の曲「Sun Is Still Shining」に繋がってるのですが、ここの流れはいつも鳥肌です。このアルバム自体、通して聴くことは比較的少なかったアルバムだけど、部分、部分で好きな所が山ほどある。B面「Question」6枚目のアルバム「A Question Of Balance」の1曲目に収録されてる人気曲。イントロから凄いインパクトです。アコーステックギターを16ビートで搔き鳴らす!アルバムも大ヒット、このシングルもイギリスでは2位に、オランダでは1位になった。そして1988年にはロンドン交響楽団とのコラボで再びレコーディングされました。なぜか日本で「The Moody Blues」はあまり人気がないような気がするけど、プロモーションのしかたがダメだったのだろうか。日本人受けするバンドだと思うんだけど。マニアックなロックファン、プログレファンは必ずと言っていいほど聴くバンドじゃないかな。2024年になる瞬間,今年は高田渡さんの映画をDVDで観てた。高田渡さんの事を書こうかと思ったけど、長くなりそうなのでまた今度にしようと思い、その前に20時頃からThe Moody Bluesのアルバムを立て続けに3枚聴いてたのでその中からの書く事に。アルバムもシングルもまだ書いていないものが多い。高田渡さんはまだ一度も書いてないかもしれない。映画「タカダワタル的」はかなりおすすめな映画です。ドキュメント映画ですが、気づけば物語のように観てる不思議な映画。三上寛さんやみなみらんぼうさん、坂庭しょうごさんや松田幸一さんの事は何度も書いてるのに高田渡さんの事はなぜか書いてなかった。
2024年01月01日
1973年10月発売のThe Stylisticsのヒット曲「Rockin' Roll Baby」日本盤は1974年発売。The Temptations、Four Tops、The Stylisticsなどのソウル・コラースグループの人気が安定してソウルブームが日本にもやってきた。上に書いた3つのグループはどれも好きで最近、またよく聴くようになった。A面「Rockin' Roll Baby」(邦題「ロッキン・ロール・ベイビー」)3枚目のアルバム「Rockin' Roll Baby」のタイトル曲。このシングルではアルバムヴァージョンよりも1分短いシングルヴァージョンです。アルバムをよく聴いてると、物足りなさを感じる部分もあるけど、やっぱりこの曲は最高です。「渚のシンドバッド」の歌バックのアレンジによく似てて、編曲の都倉俊一さんはこの曲を聴いてて閃いたのかも。(こんなバッキングの曲は山ほどあるけど…)メロディーは秀逸だしハイトーンのソウルフルなボーカルが気持ちいい!ブラスセクションのアレンジもめちゃカッコいい!B面「Pieces」(ピーセス)2ndアルバム「Round 2」のアルバムラストに収録されてた曲をシングルカット。この曲のやや重いノリにハマると病みつきになる。1977年頃にシングルとして発売したら、大ヒットしたんじゃないかと思う。アルバム「Round 2」と「Rockin' Roll Baby」はよく聴くアルバム。まだ完全に洗練されてなく、やや荒削りな感じがこの曲を余計にカッコよく感じさせてくれる。The Stylistics、来日してたけど行けなくて残念すぎる。大阪は3日間もあったのに無理してでも行っとけばよかった。
2023年12月31日
1963年5月に日本独自のカップリングでこのシングル盤が発売されました。A面「Begin the Beguine」作 Cole Porterこの曲のオリジナルは1935年にBroadway musical 「Jubilee」のために書かれた曲。 フランク・シナトラがレコーディングしたのは1946年2月24日です。これまでにいろんなヴァージョンでこの曲を聴いて来たけど、自分はこのフランク・シナトラのヴァージョンかエラ・フィッツジェラルドのヴァージョンが好きです。フランク・シナトラのヴァージョンの方はテンポも速めで派手なアレンジです。エラ・フィッツジェラルドのヴァージョンはゆったりとしたテンポでミュートトランペットのオブリがかなり印象に残るアレンジ。B面「My Blue Heaven」(邦題「私の青空」)作詞 George A. Whiting 作曲 Walter Donaldsonこの曲も超有名なスタンダードナンバー。オリジナルは1927年発売のジーン・オースティンヴァージョン。フランク・シナトラヴァージョンは自分がシナトラのアルバムの中でも特に好きなアルバム「Sinatra's Swingin' Session!!!」のレコーディング時に収録されました。タイトル通りにスイングしまくりのJAZZアルバムです。「September In The Rain」のアレンジが最高です。シナトラの「My Blue Heaven」はアップテンポで軽快にアレンジしていてビッグバンドの最高の演奏、そして歌声も心地良く跳ねてて聴いてるだけで幸せな気分にしてくれる。「Sinatra's Swingin' Session!!!」は全曲最高なのでアルバム自体がおすすめ。
2023年12月30日
松任谷由実さんの50周年記念全国アリーナツアーの最終日に行ってきました!このツアーが始まって6本目の5月28日の大阪城ホールが自分の1回目でした。その日、観終わった後すぐに、このツアーは出来る限り回数を観たいと思った。結局、8回が限界だった。もっと回数観たかったんだけど、チケットがまったく取れない場所もあったし日程的に難しい日も多かったし、・・・それでも8回観る事が出来て良かった。その8回とも観る座席によって感じ方が大幅に違って、8回とも毎回新鮮に楽しめた。ユーミン自身が毎回、新鮮な気持ちでステージに立ってるのも凄くよくわかった。次のツアーからは今日、一緒に行った友人がファンクラブに入会したのでこれまで以上に回数を観る事ができるかも。今回ファンクラブで2公演、CDの先行で5公演、ぴあの最速先行で1公演。ファンクラブは4公演申し込んで2公演ハズレた。1口で4公演まで申し込めるのはうれしい。8回のうちアリーナ席は2回。ファンクラブの2公演でした。あとは全てスタンド席で申し込んだ。今日のツアーラストが一番ユーミンに近い席だった。スタンドのかなり前だった。オペラなしでも表情がよく見えた。11月9日の大阪公演のラストも、神戸の4回目も物凄く盛り上がったけど、今日も凄かった。大歓声と拍手の中、50周年ツアー千秋楽が終わった。2023年12月28日(木) 日本ガイシホール (名古屋)1曲目「心のまま」 「REINCARNATION」B面2曲目2曲目「WANDERERS」 「LOVE WARS」2曲目3曲目「リフレインが叫んでる」 「Delight Slight Light KISS」1曲目4曲目「ただわけもなく」 「Wings of Winter, Shades of Summer」4曲目5曲目「満月のフォーチュン」 「天国のドア」4曲目6曲目「TYPHOON」 「VOYAGER」B面2曲目7曲目「青いエアメール」 「OLIVE」2曲目8曲目「紅雀」 「紅雀」5曲目9曲目「あの日にかえりたい」 シングル曲10曲目「さまよいの果て波は寄せる」「悲しいほどお天気」ラスト曲11曲目「セイレーン」 「スユアの波」1曲目12曲目「Blue Planet」 「A GIRL IN SUMMER」1曲目13曲目「Delphine」 「KATHMANDU」5曲目14曲目「LOVE WARS」 「LOVE WARS」3曲目15曲目「Now Is On」 「FROZEN ROSES」1曲目16曲目「星空の誘惑」 「REINCARNATION」A面4曲目17曲目「埠頭を渡る風」 「流線形'80」2曲目18曲目「真夏の夜の夢」 「U-miz」3曲目19曲目「航海日誌」 「COBALT HOUR」5曲目 アンコール20曲目「守ってあげたい」 「昨晩お会いしましょう」A面ラスト21曲目「やさしさに包まれたなら」 「MISSLIM」3曲目22曲目「春よ、 来い」 「THE DANCING SUN」ラスト曲Wアンコール23曲目「瞳を閉じて」 「MISSLIM」2曲目トリプルコール24曲目「卒業写真」 ピアノ 松任谷正隆さん「COBALT HOUR」2曲目セットリストも凄く良いバランスだったと思う。各自の思い入れで聴きたい曲の時代が微妙に違うと思うけど、全て考慮してこのセットリストって感じがする。自分だったら2009年発売の「そしてもう一度夢見るだろう」以降の楽曲が10曲以上入ってくるし、荒井由実時代ばかりを聴きたい人も中にはいるだろうし、超絶ブームだった頃の曲を多く聴きたい人もいるだろし。ツアー第二期の神戸の2日目からレーザー光線のプログラムが変わったり、スモークの量も明らかに多くなったのと、「TYPHOON」の映像と照明が変わってから、観る側の高揚感がさらに強くなった。神戸1日目とその前の広島を観てるけど、その時は変わってなかったように思えた。気づかなかっただけって事はないと思うんだけど。とにかくツアー後半のレーザーとライティングは最高だった。第一期でもじゅうぶんに満足していましたが。それにしても、このツアー…9900円で観られるのが凄すぎる。ユーミンの観客を楽しませるために舞台の端から端まで何度もぐるぐると歩きながら歌ったり、毎回、振り絞るように渾身のボーカルを聴かせてくれるのも感動で何度も泣けた。あの運動量は年明けたら70歳になる女性としたら驚異的です。「Now Is On」のダンスも後半に近くなるたびに激しくなってきてたし、「Blue Planet」でのサーフィンのダンスと走り回ってのパフォーマンスも激しい。「さまよいの果て波は寄せる」の歌唱には毎回、心を震わされた。元々、大好きな曲ってのもあるけど、生で聴いてこの曲がより好きになった。「ただわけもなく」を歌ってるユーミンの雰囲気が柔らかく優しくて凄く好きです。「ただわけもなく」も異常に好きな曲なので、今回聴けた事が本当にうれしかった。今日のユーミンは「リフレインが叫んでる」の後の1回目のMCから涙声になってた。「今日が最後の航海になります。二度とないこのツアー、ここからの眺めをしっかりと 心に焼き付けたいと思ってます」そんなMCの後での「ただわけもなく」は泣けた。ツアーラストの「航海日誌」はいつも以上に胸にしみた。アンコールの「守ってあげたい」「やさしさに包まれたなら」「春よ、 来い」3曲は、やはりずっと多くの人に愛され続けている名曲なのを改めて強く感じた。何十年経っても古く感じさせない、いつまでも新鮮に聴ける。1982年「昨晩お会いしましょうツアー」で聴いた時の「守ってあげたい」と今日の「守ってあげたい」で新鮮さは変わらない。45周年ツアーの時も同じように感じた。Wコールの時、ユーミンが泣きながら話した。「1ステージも落とす事なく無事、最後の名古屋にたどり着けました。 みんなの応援のおかげです。もっと続けられる気がする!」と力強く叫んだ!これからのユーミンがより楽しみになった。年々、涙もろくなって感情を素直に前に出す今のユーミンが最高です。トリプルコールでも涙でボロボロになりながらも旦那である松任谷正隆さんを紹介するユーミンの言葉に感動した。ユーミンという人生の伴走者。「卒業写真」の正隆さんのピアノにも感動した。ユーミンが涙で声が詰まりそうになると、ピアノを強く弾いて「泣くな!」って言ってるようにも聞こえて心が震えた。今まで聴いた「卒業写真」の中で確実に一番でした。ユーミンは今日から39日後には、もう次の新しいステージの初日を迎えます。「松任谷由実SURF&SNOW in Naeba Vol.44」8回公演。チケット取れなかったけど、今年も「松任谷由実 Y-topia」で様々なコンテンツを楽しめるので今から楽しみです。3日分のライブの配信とリクエストコーナーで歌われる場面の特集など、苗場に行けなくても十分楽しめるのもうれしい。「Y-topia」の前にWOWOWがある。そしてBlu-rayの発売もきっとある。Blu-ray用に編集しなおしての発売だと思う。50周年ツアーの特典映像はどんな映像になるのかも今から楽しみです。
2023年12月29日
甲斐バンドの1986年5月1日発売の12インチシングル。33枚目のシングル。このレコードがアナログ盤として最後になりました。それと1回目の解散前の最後のシングルでした。A面1曲目「メガロポリス・ノクターン」作詞 松山猛さん 作曲 松藤英男さん 編曲 大村憲司さんこの曲は、甲斐バンド全シングル曲の中でもベスト3に入るほど気に入ってる曲。初めて聴いた時は地味な印象でそんなに好きではなかったはずなのに、聴くたびにハマっていった曲。噛めば噛むほど旨味が出てくるスルメ系の曲。久しぶりに今日、聴いてたけどめちゃくちゃカッコいい!タイトな青山純さんと富倉安生さんのリズム隊もゾクゾクする。作詞の松山猛さんはサディスティック・ミカ・バンドや加藤和彦さん関係の曲の作詞を多く手掛けている方です。松藤英男さんの作ったメロディーも心に残るカッコいいメロディです。そしてアレンジが素晴らしすぎる!2曲目「レイニー・ドライブ」(Ballad Version)作詞 松尾清憲さん 作曲 松藤英男さん 編曲 新川博さん一つ前の32枚目のシングルのバラードヴァージョン。甲斐バンドはファンハウスに移籍した後が特に好きで「フェアリー(完全犯罪)」「野獣」「ラヴ・マイナス・ゼロ」、そしてこの「レイニー・ドライブ」この曲を歌う甲斐さんの歌唱は特別に良いと思う。B面1曲目「破れたハートを売り物に」 (Private Room Version)作詞・作曲・編曲 甲斐よしひろさん この打ち込みのみの斬新なヴァージョンの存在はあまり知られていないような気がする。Demoなのに、かなりクールな印象でオリジナルに負けないほど好きです。オリジナルヴァージョンは椎名和夫さんのアレンジが天才的だった!この曲、もっと売れてるものだと思ってた。オリコンで最高位50位とか信じられない。時代の先取り過ぎたのかも知れないけど。この12インチのマニアック過ぎるヴァージョンも本当にカッコいい。2曲目「ナイト・ウェイブ」 (Private Room Version)作詞・作曲・編曲 甲斐よしひろさんこれも「破れたハートを売り物に」 (Private Room Version)同様にマニアック過ぎるリミックス(Demo)です。甲斐さんのボーカルが浮き立つので歌をしっかり楽しめる。
2023年12月27日
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