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QUEENのヴォーカリスト「Freddie Mercury」の1987年1月発売のソロシングル。この曲は1955年11月3日に「The Platters」がリリースして大ヒットした曲のカヴァーです。(1954年11月3日なら「ゴジラ」がこの世に誕生した日だったのに。「ゴジラ」のちょうど1年後)プラターズの「The Great Pretender」はTony Williamsのリードボーカルが素晴らしく、そして4人のコーラスも気持ち良くてもっと長い曲だったらいいのにっていつも思ってしまう。フレディがカヴァーするまでに多くのアーティストがカヴァーしています。中でもElvis Presleyのヴァージョンは有名。Temptations、Neil Diamondも歌っています。今日、聴いてた12インチシングルは一番最初にリリースされたヴァージョンです。後にアレンジ違いなど数種類のヴァージョンが存在しています。A面1曲目「The Great Pretender (Extended Version)」 5分50秒Written-By – Buck Ram正直、このロングリミックスヴァージョンはあまり好きではない。でも、たまに聴きたくなって今日みたいに針を落として聞き入ってしまう。B面1曲目「The Great Pretender (7" Version)」Written-By – Buck Ramやはりこのヴァージョンが一番キャッチーだし心地よく聴ける。MVもこのヴァージョンです。このヴァージョンの他にEギターのアルペジオから始まるヴァージョンがあります。「The Great Pretender」というアルバムタイトルで発売されたベスト盤にはギターから始まるヴァージョンが収録されています。この曲の歌詞はフレディ自身が昔からインタビューなどでよく話してたそのままの内容です。自虐的な部分もあるし自分という人間を知って欲しいって気持ちがあったのかも知れない。「♪ああ、そうだ、俺は偉大なペテン師だ」で始まる歌詞。MVではこれまで自分が演じたり扮装したQUEENでのMVが登場します。そして何より1980年「The Game」からトレードマークのように生やしてた口髭を剃り落とし「JAZZ」以前の顔に。1987年頃はコンサートツアーをしばらく止めると発表したりしてのでQUEENファンはいろいろと憶測が飛び交ったり、バンドとしての存続の不安などで複雑な気持ちだった。フレディは生き急ぐようにソロの楽曲を次々とリリース。モンセラート・カバリェと最高のコラボアルバムを制作したり、うれしい事も多かったのですが…この曲や、MVが意味深に感じられて、さらに髭を剃っている…とかいろんな要因で様々な噂話は絶えなかった。2曲目「Exercises In Free Love (7" Version)」Written-By – Mercury, Moran美しい唯一無二のメロディーで泣かせるこの曲はモンセラート・カバリェと作った名盤「Barcelona」の中に収録されてる「Ensueño」と同じ曲です。Barcelona (Special Edition - Deluxe)に収録されてる「Exercises In Free Love (1987 B-Side)」は、フレディがピアノを弾き、Montserrat Caballéが即興で歌っているようなラフなヴァージョンですが、これが最高すぎて何十回も聴いてしまう。この時のフレディのピアノも力強くて感動して泣けてくる。ピアノの旋律も天才的に美しい。この12インチの「Exercises In Free Love」はフレディ一人が驚異的なボーカルで全編スキャットで歌い上げているヴァージョンです。フレディの夢が叶って憧れのMontserrat Caballéとアルバムを創る事が出来たのがこれまでの全ての辛かった事や哀しかった事を払拭できたように思う。ドキュメント映像などでMontserrat Caballéと話しているフレディは子供のように喜びを全身から発してるようで、見てる側なのに自分の事のようにうれしくなってしまう。Montserrat Caballé自身もフレディの音楽性を認め、フルパワーで手抜きなくアルバム「Barcelona」に全身全霊を注ぎ込んでる。フレディ、うれしかっただろうな!ってアルバム聴くたびに泣けそうになる。QUEENの全アルバムもちろん好きだけど、フレディが歌ってるアルバムの中では自分はアルバム「Barcelona」がダントツに一番好きです。「La Japonaise」って曲を書いてくれた事も本当にうれしい。アルバム「Barcelona」は全曲が「Bohemian Rhapsody」レベルの楽曲です。
2023年12月26日
一路真輝さん主演「エリザベート」の主題歌CDこの頃の宝塚は主題歌をちゃんとスタジオレコーディングしてフルヴァージョンで聴けた。今では初日か初日前日のゲネプロ時のライブ録音でスタジオでレコーディングされていません。いつの間にこうなったのか覚えてないけど、レコーディングしてフルヴァージョンで残す方がいい。1960年代のコロムビア時代から東宝時代、(中にはCBSソニーから)、手抜きなしできっちりとスタジオレコーディングされてEP盤やシングルCDで発売されてたのに。ま、一路さんがトップ時代の主題歌は全てレコーディングされているからいいけど。この初演エリザベートの主題歌CDを聴くのはめちゃくちゃ久しぶり。このレコーディングはたしか宝塚大劇場公演の合間だったか、千秋楽後すぐだったかと思う。1曲目「愛と死の輪舞」 一路真輝さん2曲目「私だけに」 花總まりさん3曲目「エリザベート~夜のボート」 高嶺ふぶきさん4曲目「最後のダンス」 一路真輝さんこの初演公演は大劇場と東京公演合わせて9回観たと思ってたらチケットが出て来て11回観てた。宝塚歌劇のエリザベートはこの初演から全て観てるけど、初演の衝撃と感動はまだ一度も超えた事がない。「エリザベート」やりすぎで飽きてきてるのも正直あるし、この前の花總まりさんの東宝エリザベートは花總まりさんのファンクラブ入ってるけどもう1公演も申し込まなかった。花總まりさんには東宝ミュージカルじゃない作品に出て欲しい。ストレートプレイの方が観たいし、日本物の時代劇などが観たい。宝塚退団後の作品なら「永遠物語」が一番感動したし最高だった。「おかしな二人」も凄く良かった。一路真輝さんは出演する芝居は全て気に入ってる。退団後なら「エリザベート」「キス・ミー・ケイト」「イーストウィックの魔女たち」「アンナ・カレーニナ」「リタルダント」「スワン」「君はどこにいるの&娘よ」「おんなの家」「細雪」「トロイ戦争は起こらない」「愛しいクレアへ -冷蔵庫のうえの人生-」「リハーサルのあとで」・・・どれもまた何度も観たいと思える作品。特に「スワン」と「リハーサルのあとで」は本当に一路さんの芝居に心を揺さぶられた。「トロイ戦争は起こらない」もそうだけど、その2本は一路真輝さんの芝居力の凄さにずっとファンの自分でも改めて驚かされ、そして誇らしかった。「アンナ・カレーニナ」も何度観劇したのかわからないほど観てるけど、毎回、感情の動きが微妙に違うアンナに出会えた。「娘よ」と「君はどこにいるの」も素晴らしい脚本と演出と一路さん他キャストの張り詰めた芝居に毎回、感動で涙が出た。一路さんのファンになって38年。「はばたけ黄金の翼よ」を観てから、ほとんどの宝塚雪組の公演を観てる。(エリザベート東京公演のチケット発売のページには、すでに退団後の主演ミュージカル「王様と私」の ポスター写真が掲載されていました。このおかげで宝塚退団がそれほど寂しくはなかった)一路真輝さんが退団する時は寂しかったけど、それ以上に退団後の一路さんの方が楽しみだった。雪組「エリザベート」の東京公演のチケット発売日の頃には、もうすでに日生劇場での主演ミュージカル「王様と私」のポスターが出来上がっていて、雑誌などでも多く掲載されてた。退団公演中に退団後の主演ミュージカルのポスターや雑誌インタビューがあるのはかなり異例な気もする。なので、1996年6月30日千秋楽で退団しても9月6日から日生劇場で37公演決まってたので東京公演のエリザベートの頃には、もうすでに頭は9月の日生劇場「王様と私」主演の事を考えてたように思う。エリザベート千秋楽から10日後には、「王様と私」の稽古が始まっていたとか…。黄泉の帝王トートからアンナ・レオノウェンズへの切り替えも凄かった。(この写真は「エリザベート」の宝塚大劇場公演中に撮影されたらしい)一路さん語りが始まると永遠に続きそうに書いてしまう。この主題歌CDは4曲とも演奏もバランスもエフェクトも凄く気に入ってる。一路さんは舞台ではなく曲を聴いてもらうためのCDなので、演じる時より抑え気味で重たくならないように歌っているように感じる。そのおかげで何度聴いてもしんどくならない。花總まりさんの「私だけに」も宝塚歌劇娘役トップのお手本のような可愛い声で歌い上げる。初演の時のエリザベートの花總まりさんは神がかっていた。高嶺ふぶきさんの太い声での歌い上げも気持ちいい。フランツのイメージを初演で高嶺ふぶきさんが作り上げてしまったので、この型以外で歌われれると違和感を感じるほどになってる。(1996年6月30日 宝塚歌劇団を卒業して、すぐに日生劇場の稽古が始まった。 1996年8月に撮影された稽古場スナップ)(まだ髪はかなりショートヘアです。「王様と私」の稽古場風景)
2023年12月25日
アメリカのジャズシンガー/エンターテイナーのFrank Sinatraの1957年9月発売のシングル。フランク・シナトラ、ペリー・コモ、トム・ジョーンズ、アンディ・ウィリアムス、エンゲルベルト・フンパーディンクetc・・・のようなザ・シンガー的なスタンダードなアーティストも好きで昔からよく聴いていますが、ブログではほとんど書いていなかった。ので、徐々に書こうかと。ナット・キング・コールの事だけはよく書いたような気がする。フランク・シナトラが歌った曲で好きな曲は数え切れない。超代表曲ではないこの曲あたりから少しずつ好きな曲を書きたい。(上が1964年写真ジャケット付きで再発された物で、下が1957年の日本盤シングルのジャケ)A面「All The Way」作詞 Sammy Cahn 作曲 Jimmy Van Heusenこの曲はフランク・シナトラ主演映画「The Joker Is Wild(邦題 抱擁)の主題歌として作られた曲。映画も凄く好きで何度も観ました。気持ち良い歌唱はもちろんなのですが、声質の深みや強さ、丸みなどを感じながら目を閉じて聴いてしまう曲です。イントロのストリングスの美しい調べから身を委ねて聞き入ってしまう。映画、観てなくても楽曲単体で世界が出来上がってるので感動する事、間違いなし。(解説は大橋巨泉さんです)B面「Chicago」作詞・作曲 Fred Fisherこの曲はディキシーランド・ジャズのスタンダードナンバーを映画「The Joker Is Wild」の中で使われ、フランク・シナトラが歌っています。2分10秒と短い曲なのですが、もっと長い間聴き続けていたいと思うほど気持ちいい曲です。このシナトラヴァージョンのアレンジが凄く好きです。いろんな人がこの曲をカヴァーしています。(上の赤盤が1964年再発分、下が1957年オリジナル盤。品番ほか、レーベルはまったく同じ)
2023年12月24日
1981年1月1日発売の美空ひばりさん288枚目のシングル。この曲は1980年発売のアルバムからのシングルカットです。A面「恋女房」作詞 たかたかしさん 作曲 徳久広司さん 編曲 伊藤雪彦さん久しぶりだったヒット曲、286枚目のシングル「おまえに惚れた」と同じ、たかたかしさん、徳久広司さんコンビのキャッチーなオーソドックスな演歌曲です。長く苦労を共にした妻に対しての感謝を歌っている男歌です。ひばりさんの男歌は唯一無二で他の歌手には真似できない世界を作り上げるのでひばりさんの男歌のファンは多い。B面「昭和ひとり旅」作詞 麻生香田郎さん 作曲 杉本眞人さん 編曲 高田弘さんこの曲も1980年4月25日発売のアルバムからのシングルカットです。シングルのA面にはこっちの方が一般受けしそうに思う。Eギターから始まるイントロもインパクトあるフレーズだし、メロディーも歌詞もキャッチーです。「♪帰れないからふるさとさ 帰れないからふるさとさ」の部分には胸に響く人が多いように思う。ひばりさんの説得力のある歌唱なので、より心に響きます。ずっと録ったままHDに入ってた衛星放送でのひばり特集での主演映画やライブ映像をこの前からまとめて観ていて、ひばりさんの曲もまたよく聴いています。
2023年12月23日
1966年7月31日封切りの怪獣映画「サンダ対ガイラ」を初めて映画館で観たのは初上映からかなり経ってから湊川温泉劇場で観たように記憶してる。1970年前後だったと思う。ここの映画館は当時にしたら結構大きい温泉施設「湊川温泉」の2階にあった映画館。入浴券を買って正面を入ると右側に食堂(というより、飲み屋)があって、その奥に学校の階段のようなギシギシ木が軋むような油引きした階段を上がると映画館があった。そんなに大きいキャパでもなかったけど、300人ぐらいは入れたと思う。1階の食堂の匂いが2階に充満してたようなイメージ。日本酒の熱燗が絶えずお湯の中に浸かっててその匂いと、1年中煮込み続けてるような関東煮(かんとうだき)の匂い。ここの映画館の事を思うとこの2種類の匂いの記憶がリアルに浮かんでくる。この食堂には昭和の頃にはよくあったガラスケースの中に「ゆで卵」「おはぎ」「いなり寿司」なんかがいつも並んでた。そこでゆで卵買って2階の映画館で食べてた。ここの湊川温泉劇場の地下にも小さな映画館「湊川温泉地下劇場」があった。ここは主にポルノ映画を上映してた。2階の湊川温泉劇場には10回以上行ったように思う。覚えてるだけで「ゴジラの息子」と「怪獣大戦争」の2本立て、「続・社長千一夜」とあと1本は思い出せない、「大映版の牡丹灯籠」と「怪談累ヶ淵(大映カラー版)」の2本立て、「サンダ対ガイラ」と「怪獣総進撃」の2本立て、「男はつらいよ」の2本立て(どれか覚えていない)・・・家族でここの温泉に入ってから映画を観る事もあったし、友達同士で映画観るのがメインでついでに温泉に入るとかってのもあった。普段ではなかなか観ることのできないゴジラ映画をたまにかけてくれてたのでその度に親に頼んで観に行ってた。お盆時期はいつも怪談映画2本立てで、上に書いた二本立て以外にも確か「耳なし芳一」も観たような気がする。幼稚園の頃なのでかなり怖かったように記憶してる。まったく「サンダ対ガイラ」と関係ない話が長くなったけど、この映画はけっこう怖い怪獣映画として小さい頃は認識してた。自分が幼稚園の頃に怖いと思ってたは、この映画と「大魔神シリーズ」と「ギャオス」が怖かった。人間を食べたり、人間に杭を打ち込んだり、直接危害を与えるのが怖かったんだと思う。ガイラも人を食べまくりだから。妖怪大戦争のダイモンも怖かった。特に武士の着物を着てるダイモンが怖かった。今じゃ、ちょっと笑ってしまうんだけど・・・。(復刻版パンフレット)この「サンダ対ガイラ」の前年に「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」があって、その続き的な内容ですが、水野久美さんは同じだけど高島忠夫さんは「サンダ対ガイラ」には出演してなくて佐原健二さんも役柄が違った。博士もニック・アダムスから変わってるし。・・そういえば知り合いにニック・アダムスと親しくしてた友人がいます。自分よりも10歳以上年上なのですが、来日時には二人きりで会ってたり手紙のやり取りもニック・アダムスのプライベートな写真も多く撮ってたりもらったりしてました。ニック・アダムスはエルヴィス・プレスリーは親友で2人の関係の事などもいろいろと聞いてたようです。謎に包まれてる亡くなった時の事などもいろいろ聞いた。急に思い出したのでまた関係ない話になってしまった。「サンダ対ガイラ」で脚本などは特に良いとは思わないけど、ミニチュアセットの作り込みが素晴らしいのと場面ひとつひとつが美しい。映画の中でビアガーデンのステージでジャズを歌うキップ・ハミルトンの「Feel in My Heart」が凄く良い!作曲は伊福部昭さんです。名曲です。この映画でも伊福部さんの音楽は恐怖と圧迫感を味わえる素晴らしいスコア。今日は「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」のパンフなどを楽しみながらこの映画を久しぶりに観ました。(このイラスト、顔がほぼ人間なので余計に怖い。東京タワー持ち上げてるし…25mのはずだったけど)映画冒頭はいきなり大ダコに漁船が襲われ、そこにガイラが現れ大ダコをと格闘。そして漁船の乗組員を食べてしまう。この操縦士だけが助かる。羽田空港に現れたガイラ。この場面とかも特撮よくできています。メーサー光線や電流攻撃などで瀕死のガイラを助けに突然現れるサンダこの茶色いのがサンダ
2023年12月21日
松任谷由実さんのCDとしての50周年企画第二弾「ユーミン乾杯!!」が発売されました。12月20日発売です。今回はユーミン初のコラボレーション・ベストアルバムという事でまたおもしろい事考えついたなと企画が発表された時から楽しみでした。レコーディング時のマルチテープを各アーティストに提供して、それを自由に料理してもらうってよほど信用できるアーティストじゃないと託せないと思う。ユーミンらしくジャンルもさまざまで幅広い音楽性は当然の事ながら、新たにそのアーティストの良さに気づかせてくれた事もうれしい事でした。1曲目「影になって」 岡村靖幸さん cheers 松任谷由実さん2曲目「中央フリーウェイ」 YOASOBI cheers 松任谷由実さん3曲目「Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023」 桑田佳祐さん & 松任谷由実さん4曲目「今だから」 松任谷由実さん, 小田和正さん, 財津和夫さん5曲目「春よ、来い (Nina Kraviz Remix)」 Nina Kraviz & Yumi Matsutoya6曲目「SATURDAY NIGHT ZOMBIES」 RHYMESTER cheers 松任谷由実さん7曲目「真珠のピアス」 YONCEさん cheers 松任谷由実さん8曲目「守ってあげたい」 乃木坂46 cheers 松任谷由実さん9曲目「輪舞曲」 くるり cheers 松任谷由実さん10曲目「真夏の夜の夢」 GLIM SPANKY cheers 松任谷由実さん11曲目「今だから (Another Version)」 松任谷由実さん, 小田和正さん, 財津和夫さんこの曲の中でオリジナルとして一番好きな曲は1曲目の「影になって」です。一番好きな曲が、一番好きな作品に仕上がっていて感動でした。少し前にユーミンのラジオに岡村靖幸さんがゲストに出た時の放送を聞いたけど岡村さんがユーミンをリスペクトしている事が凄くよく分かったし、ユーミンの岡村さんの音楽性を凄くリスペクトしてるのが伝わってきた。尊敬しあえる同士で、こんな風に凄く好きな「影になって」を良い形で創り変えてくれて嬉しい限りです。「影になって」はユーミンの全アルバムの中で確実にベスト3に入るアルバム「悲しいほどお天気」の2曲目に収録されていて、1曲目の「ジャコビニ彗星の日」から「影になって」の流れは初めて聴いた44年前から飽きる事なくゾクゾクする鳥肌ものの流れです。このアルバムには自分がいつの時代でもずっと好きであり続けてる「丘の上の光」が収録されてる。この頃のユーミンの曲を聴くと、悲しい事があったわけでもないのに胸が締め付けられるような感覚になる。それはノスタルジックな感覚や気持ちとはまた確実に違う。でも、ユーミンは今が一番最高です。過去の名曲がずっと輝いてるのは今のユーミンが最高でないと、ここまで輝き続けないと思う。次に音的に惹かれて入り込んだのは10曲目「真夏の夜の夢」です。GLIM SPANKYのアレンジ、演奏がカッコ良すぎてラジオで初めて聴いた時にカッコ良すぎて泣けた。ユーミンがイントロのあのリフを使わないでって注文したらしいけど、言ってなくてもきっとあのリフは使っていないと思う。あのリフの凄さとキャッチーさは天才すぎるのは当然ですが、今回のGLIM SPANKYもいちいち全てがカッコいい!フランスのIndie Rock「Brooklyn」のアルバム「Clandestine」(2008年発売)を初めて聴いた時の衝撃に近い。1枚しかアルバム出していない「Brooklyn」ですが、自分のツボに入りまくりの曲ばかりでした。中でも特に「Clean」って曲は今でも急に聴きたくなる。インディー系はアメリカの「Velvet Crush」も一時期よく聴いてた。あとは「Air Waves」の「Warrior」と「Dungeon Dots」の2枚は好きだった。そして次は6曲目「SATURDAY NIGHT ZOMBIES」も最高です!RHYMESTERのこのヴァージョンは以前にもライブ映像で観てたのですが、より洗練されたようで、気持ちよすぎる。ラジオではこの曲が一番最初にオンエアされたのですが、もうすでに何度も聴いてるのに飽きる事なく楽しめる。9曲目「輪舞曲」は、くるりの変態的なアレンジと演奏にトリップさせられてしまう。歌メロにも他の楽器同士もおもしろいほどに音がぶつかってる。ユーミンが特典映像のBlu-rayの中でもこの曲の事を語ってるのが凄くよくわかる。レジスタンスたちが閉ざされたパブでタバコの煙の中、地下新聞を読みながらお酒を飲んでるような妖しげな世界。7曲目「真珠のピアス」も鳥肌もんです。ベースが異常にカッコ良くて、いつもよりスピーカーのBASSをかなり上げて聴いてみた。最高です!ボーカルもカッコいいしギターもゾクゾクする。8曲目「守ってあげたい」は、素朴で身近にユーミンを感じる曲ですが、小室哲哉さんのアレンジと乃木坂46の歌唱はクリスマス間近かの教会の中で聖歌隊が聖歌を練習しているかのような新鮮で汚れのない音楽に思える。良いアレンジです。2曲目「中央フリーウェイ」もオリジナルの1975年はその当時最新の流行の車で完成したばかりの中央フリーウェイをドライブしてるイメージだけど、YOASOBIの2023ヴァージョンは透明のチューブの中を最新の自動運転のEV車で未来の中央フリーウェイをドライブしてるかのような映像が頭に浮かぶ。名前ぐらいしか知らなかったアーティストもあったけど、どのアーティストもアルバム買って聴いてみようかと思える。2023年のユーミンファンクラブからのクリスマスカード。今年も豪華でおしゃれです!ベストアルバムだから、有名曲がほとんどを占めるのは仕方ないけど、マニアックな曲が「影になって」だけなのはちょっと寂しい。YOASOBIは「Flying Messenger」「巻き戻して思い出を」とか良さそう。岡村靖幸さんは「Summer Junction」「110°F」「Northern Lights」「Dangerous tonight」「トランキライザー」「命の花」「インカの花嫁」「BABYLON」など、どうなるのか聴きたい。乃木坂46には「愛と遠い日の未来へ」「Midnight Scarecrow」を歌ってほしい。GLIM SPANKYには「ノートルダム」「残火」「コインの裏側」「破れた恋の繕し方教えます」くるりは「ピカデリー・サーカス」「砂の惑星」「きみなき世界」「太陽と黒いバラ」Blu-rayも44分も濃い内容で大満足です。あと1週間で「The Journey Tour」ツアーラストです。奇跡的にチケット取れたので名古屋まで行きます。次で8回目。もうあと何回か観たかった。7回観てもまだまだ観たいと思わせてくれるショー!この次のコンサートツアーはオリジナルアルバム出してからのツアーかな。楽しみです。
2023年12月20日
Bruce Springsteen & The E Street Bandがアメリカ以外で初めてライブを行なった、1975年11月18日ロンドン・ハマースミスオデオンでのLIVE DVDブートではなくオフィシャルで発売されています。2005年12月に発売された「明日なき暴走 Born To Run」の発売30周年記念BOXの中に入ってたライブDVDです。このライブ映像は断片的にブートVHSで持っていましたが、画質が悪すぎて暗い照明の場面などはほぼ真っ暗状態でした。驚くほど映像も美しくなり、何よりリマスターされた音質が素晴らしすぎてCDにして何度も聴いてた。このBOX、ついこの前に出たような感じがするけど、もう18年も前だったのか…。再来年は発売50周年で、さらに何か凄い企画があるのだろうか。このライブが行われた1975年11月の時点ではまだ3枚のアルバムしか出ていませんが、セットリストの充実感は半端なく、アルバム10枚以上出してるベテランのセットリストのような錯覚さえしてしまうほどにクオリティの高い楽曲の数々です。でも1978年からの「Darkness Tour」になると、この「Born to Run Tour」のさらに何倍も充実したライブになります。そして「The River Tour」では、その何倍も充実したセットリストに!アルバムが出るごとにキリなく充実していく。「Born in the U.S.A. Tour」「Tunnel of Love Express Tour」「1992–1993 World Tour」と続く。「Born in the U.S.A. Tour」は初来日公演で生で3公演観た。・・・それでも、タイムマシーンがあるとして、どのツアーか1つだけ選ばせてくれてライブ会場の中に存在できるのなら、迷うことなく1980年10月〜1981年9月14日までの「The River Tour」を選ぶ!できれば「Los Angeles Sports Arena1981年8月」か「Wembley Arena1981年6月」「Madison Square Garden1980年12月」のいずれかの会場で観たい。1曲目「Thunder Road」2曲目「Tenth Avenue Freeze Out」3曲目「Spirit In The Night」4曲目「Lost In The Flood」5曲目「She's The One」6曲目「Born To Run」7曲目「The E Street Shuffle」8曲目「It's Hard To Be A Saint In The City」9曲目「Backstreets」10曲目「Kitty's Back」11曲目「Jungleland」12曲目「Rosalita (Come Out Tonight)」13曲目「4th Of July, Ashbury Park (Sandy)」14曲目「Detroit Medley」15曲目「For You」16曲目「Quater to Three」バンド構成Bruce Springsteen –Vocals, guitars, harmonicaRoy Bittan – PianoClarence Clemons – Saxophone, Percussion, Background vocalsDanny Federici – Organ, Electronic glockenspiel, AccordionGarry Tallent – Bass Steven Van Zandt – Guitars, Background vocals Max Weinberg – Drums1曲目「Thunder Road」は完全にピアノ1本ヴァージョン。ブルースの歌とブルースハープのみです。「Thunder Road」のピアノヴァージョンの時は鉄琴のような音が入るのもある。でも、この曲はバンドヴァージョンで聴きたくなる。2曲目「Tenth Avenue Freeze Out」は1975年のライブヴァージョンは「Darkness Tour」以降とではかなり印象が違う。「キメ」もギターオブリのフレーズも違う。このDVDを観るといつもこの曲が新鮮に感じる。3曲目「Spirit In The Night」はいつもいつでもカッコいい!イントロダクションのClarence Clemonsのフリーソロがカッコよすぎる。4曲目「Lost In The Flood」のライブ映像が観られるのも貴重。5曲目「She's The One」はレコード、CDでは飛ばしてしまう事もあるけど、ライブになるとこの曲は物凄くカッコいい曲になって聴き入ってしまう。6曲目「Born To Run」がこの時のツアーでは最新曲だなんてどんな感覚なのか想像できない。9曲目「Backstreets」は昔から大好きな曲なので1975年ライブ映像で観られるのが最高!11曲目「Jungleland」、この曲だけ観ようかとこのBOXを出して来たけど、やはり全編観てしまった。この曲は歌にもアレンジにも演奏にもいつも感動する。12曲目「Rosalita (Come Out Tonight)」はこの時はまだあっさりしてるように感じてしまう。この曲はどのライブヴァージョンも凄く違うので長い曲だけど全て楽しめる。15曲目「For You」の間奏では「Independence Day」のイントロのフレーズが出て来ます。「Independence Day」が世にでる5年前だけど、すでにこのフレーズは作られてて原型はすでに作られつつあったのかも。
2023年12月19日
やっぱりもう一度映画館で観たくて「ゴジラ-1.0」を観に行ってきた。この前に観に行った109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXよりも小さいスクリーンでしたが、じゅうぶんに映像も音響も楽しめた。109シネマズ大阪エキスポシティだけは、規格外的な化け物クラスのでかいスクリーン。ゴジラ映画を観る時は一度は109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXで観るようにしてる。公開開始から7週目にも関わらず、思った以上に観客の数は多かった。北米や各国での大ヒットのニュースや海外で賞をいくつも獲ったりノミネートされたりしてるニュースのおかげで「ゴジラはちょっと…」って思ってる人も観に来てるように思う。(映画館で買った「ゴジラ70周年」のカレンダー。日本製作ゴジラだけで30本もある。写真や作品のチョイスも難しいとは思う。みんなそれぞれに自分が観たいゴジラが違うし。さらにアメリカ製作が6本で現在36本も実写ゴジラ映画はあります)今日も鑑賞しててつくづく本当に良く出来てる構成だと思ったし、エフェクトも音楽も回数を観るごとにより完璧に思えて感動はより大きくなった。観るたびに醒めていく映画は多いのですが、久しぶりに観るたび高揚と興奮を強く感じる映画です。気に入ったら何度も観に行くのは子供の頃から変わらない。1990年代までは入替制じゃなかったので、初日にまず2回観て、気に入れば次の週にまた何度か連続で観たりしてた。90年代にはもう閉館してた、神戸東宝でゴジラを観るのが子供の頃の楽しみだった。東宝の邦画を封切る映画館の中で神戸でダントツに一番大きいスクリーンでした。キャパも700〜800人客席の広い館内でした。神戸東宝、神戸シネマ、神戸名画とひとつのビルに3つの映画館が入ってました。今のシネコンみたいな感じ。神戸東宝以外は2番館で2本立て、3本立てで低価格で邦画が観られました。一度だけ神戸東宝で「ゴジラ対ヘドラ」、横の神戸シネマで「ガメラ対ジグラ」が同時に上映された時があった。近くの大映映画を上映してた映画館が閉館したために、神戸東宝の真横の神戸シネマでガメラ。あの時、見上げた映画看板はゴジラとガメラが建物の壁いっぱいに描かれてて、小学生だった自分はものすごく興奮して見上げてた。もちろん両方の映画を観たあとでも1971年の夏休みは何度もこの映画館の前まで行って看板を観に行ってた。ロビーカードも同じなのに何度も何度も観てた。1971年7月17日にガメラ対ジグラが1週早く公開、24日にゴジラ対ヘドラが公開。先に「ガメラ対ジグラ」観て、次の週に「ゴジラ対ヘドラ」を観た。小学2年生だったけど、こう言う事の記憶だけは忘れない。状況もはっきり覚えてる。いつもの通り子供を楽しませてくれるガメラ映画と、これまでとはトーンも違うし、重苦しいイメージの「ゴジラ対ヘドラ」の凄い違いに戸惑ってたと思う。「ゴジラ対ヘドラ」もゴジラに憧れる子供はきっちり出て来てゴジラを正義のヒーローのように思ってるのですが、公害の映像の重暗さとたまに入る不気味なアニメーション。この時、ゴジラとガメラの違いを子供ながらにはっきりと分けた。(12月28日からメキシコとチリで公開されるポスター)(北米用のポスター。MX4Dと4DXはどう違うのだろう)また「ゴジラ-1.0」とまったく関係ない話になったけど、ゴジラの事を書き始めると、どうしても子供の頃に怪獣映画を観に行った思い出が溢れ出てくる。「ゴジラ-1.0」、冒頭の大戸島の凸凹の滑走路に敷島の操縦する零戦が着陸する場面からその夜の呉爾羅(ゴジラ)上陸、そして基地を破壊し尽くしす。物凄い緊張感とVFXの素晴らしさに、瞬きするのを忘れてると思ってしまうほどに今日、3回目なのに冒頭から一気に集中してしまう。その後、エンドロールが流れるまで集中力を途切れさせる事なく完璧な編集で楽しませてくれる。3回目にしても心地良い疲労感を感じられる。知らない間に肩に力が入ってしまってるのかも知れない。(ポストカードも今日買った。なかなか良いシーンの写真満載!10枚組)年末からより多くの国で公開されていくそうです。アメリカも15日から上映館数をさらに拡大させ、日本での全興行収入を超えたとか。さらにまだ動員は伸びてるようなので、どうなっていくのか楽しみです。アメリカの映画評論サイトRotten Tomatoesでも映画評論家のレビューは131人にも達して評価は今だに98%!を維持しています。一般オーディエンスのレビューも2500を超え、それでも今でも98%!北米での「ゴジラ-1.0」の評価はとんでもない事になっています。こんな高評価は早々ありません。それもこんな多くのレビューなのに。書き込んでる人数が少ない映画では高評価もあったりしますが、ここまで多くのプロの評論家やオーディエンスの評価で98%は凄い事です。Rotten Tomatoesは25年前から比較的信用できる評論サイトだったので、日本公開前にこのサイトをのぞいてから観に行くかどうかを決めてた事もあった。その他のアメリカの映画評論サイトでも軒並みに高評価に溢れかえっています。日本の実写映画がここまで多くの人に、それも映画マニアのみじゃなく、子供から老人までに広く感動を与えてるなんて凄い。映画マニアだけが褒めちぎるアートな映画はこれまでにもありましたが。本当は今日、T・ジョイ梅田でDolby Cinema上映を観に行くつもりだったのに、「ゴジラ-1.0」のDolby Cinema上映はもうやってなかった。それでTOHOシネマズ西宮OSでIMAX上映を観ることにした。IMAXで観た方が良かったとは思う。(北米の「Dolby Cinema映画館」用のポスター。これもカッコいい!)(北米でのIMAX上映館用のポスター。これが一番好きかも)(これも北米のポスターだと思うけど、アートな感じでこれはこれで、欲しいと思う)
2023年12月18日
現在、全世界で異様な大ヒットを記録している「ゴジラ −1.0」ですが、同時にApple TV+で「MONARCH: LEGACY OF MONSTERS」が配信中です。今日、現在でエピソード6まで配信。このドラマ、映画館の大スクリーンで観たくなるようなテレビドラマと思えない素晴らしさです。最近のアメリカやヨーロッパのテレビドラマは映画並みのクオリティの作品も多々ありますが、この「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」は並外れて凄いと思う。IMAXで観たいと思わせる作品です。ゴジラは毎回は登場しません。他の怪獣も登場しますが、怪獣をじっくり楽しむのは映画版で。「MONARCH(モナーク)」とは、原爆投下、水爆実験などで膨大な放射能の影響で、かつて地上を支配していた巨大生物の種族の末裔であると考えらえる「GODZILLA」が地上に姿を現した。その事で、トルーマン大統領が、巨大生物を調査する特務研究機関を設立、それが「モナーク」「ゴジラ」の設定は1954年初代ゴジラを筆頭に、誕生の原因は様々です。ビキニ環礁の水爆実験によって恐竜の末裔が突然変異を起こした設定が一番多いですが。ハリウッド版ゴジラは「モンスター・ヴァース」シリーズとして2014年「GODZILLA ゴジラ」からスタート。来年公開の「ゴジラxコング 新たなる帝国」で5作品目です。正直、ここまで続くとは思ってなかったので嬉しい限り。ま、内容はどうあれゴジラ映画が製作され続けているだけでうれしい。12月15日の今日から全米では「ゴジラ −1.0」が更に上映館を拡大する事が決定していてまだまだ興行収入は大きく伸びていきそうです。英語以外の外国語の映画としても「ゴジラ −1.0」が動員数1位になったそうです。それによって、6作目の「モンスター・ヴァース」シリーズはかなり「ゴジラ −1.0」の北米での大ヒットに影響されるのじゃないかと思う。これからどう展開していくのか楽しみです。「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」は、ゴジラそのものが好きで、ゴジラがいる世界が好きな昔からのゴジラ好きには、まったく退屈な時間はないのですが、怪獣のあり方や怪獣の登場時間にこだわる人には退屈かも知れない。自分はゴジラが存在している世界を描いているだけでワクワクしてしまう。今日から配信のエピソード6では、久しぶりにゴジラが登場!!それもとんでもなくカッコいい登場シーンだったので、そこばかり何度も観てしまった。1964年「モスラ対ゴジラ」の倉田浜干拓地の砂浜から登場するゴジラの名シーンを思い出すような鳥肌たちまくりの登場でした。テレビドラマのクオリティを遥かに超えた凄い迫力の登場シーン。(砂漠の砂が金の砂に見える。神々しいゴジラの登場シーン!)その前にも日本でゴジラが登場するシーンがあります。ここの登場シーンも素晴らしく鳥肌ものです。こちらは海の中から登場。この二つの登場シーンは時代が異なります。主役格のケイトとケンタロウは母親違いの兄妹で、「モナーク」に係わりのあるこの二人の父親ヒロシを探している。そういえば、エピソード6でこの兄妹が「タンスにゴン タンスにゴン 端っこ歩きなさいよ」とか「ポリンキーポリンキー三角形の秘密はね…教えてあげないよ」とか歌っててえ?この時代いつだった?とか一瞬考えながら笑ってしまった。なぜ、このチョイス。「ドンタコス」ではダメだったのか。「ドンタコスったらドンタコス ドンタコスったらどんタコス うれしい〜 もうすぐドンタコスが食べれる〜〜」「スコーンスコーン湖池屋スコーン カリッとサクッとおいしいスコーン」もあるし・・・とはいえ、「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」!毎週金曜の新しいエピソード公開が楽しみすぎる。Apple TV+でもダントツに一番の視聴数なので、きっとエピソード2もあると信じてる。どうしてもまた「ゴジラ −1.0」をIMAXで観たくて明後日映画館へ行ってきます。「ゴジラ −1.0」の世界的大ヒットを記念して70周年でもある事だし、ゴジラ作品の名作をチョイスして4KリマスターをIMAX上映してほしい!「モスラ対ゴジラ」「ゴジラ対ヘドラ」「ゴジラvsデストロイア」「ゴジラvsビオランテ」「ゴジラ2000 ミレニアム」「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」「三大怪獣 地球最大の決戦」「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」「ゴジラ」1954、「ゴジラの逆襲」そしてハリウッド版ゴジラの「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」と「GODZILLA ゴジラ2014」はIMAX3Dで上映してほしい。「空の大怪獣 ラドン1956年」「大怪獣バラン1958年」「モスラ1961年」「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ1966年」の4本もIMAXの大スクリーンで観たい。
2023年12月16日
山崎ハコさんの11枚目のアルバム「風の色」のA面の最後に収録されている曲。「風の色」というアルバムは、デビュー当時からの多くの固定概念を崩していった。その前のアルバム「硝子の景色」の時点でその作業は始まっていた。「硝子の風景」からファンになったと言われた事が当時はよくあったとハコさんもエッセイに書いている。そして「硝子の風景」「風の色」を作る事ができたのは「幻想旅行」「幻想旅行2」があったからだとハコさんは語っています。何かが変わったようで、何も本質は変わっていないような、そんな揺れていた時期のハコさん。そんな中で異色な1曲だと思うのがこの曲。(1983年2月21日発売 LP C28A0259)「旅人形-りりあ」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 福井峻さんこの曲は、このタイトルのまま短編小説としてエッセイ集「風の色」の中に残しています。その小説を読んで、この曲の事がより深く知る事が出来て、より好きになった事を思い出す。40年前の事。・・・「りりあ」という人形が暗い倉庫から売り場の棚、そして人に買われて幾人もの手を渡ってそして捨てられて拾われて、また捨てられ、野良犬に咥えられ連れて来られたのは暗い倉庫の中でよく聞いた船の汽笛の音が聞こえる場所。小説は人形「りりあ」からの視点で人間たちや風景や風を感じている。楽曲の「旅人形-りりあ」はこの人形の事を思って歌われてる曲。ハコさんが「りりあ」と自分をだぶらせてるように書かれています。福井峻さんの編曲が素晴らしく、不思議な世界に迷い込ませてくれます。ハコさんの「呪い」が暗くて怖い曲って言うのなら、この「旅人形-りりあ」はある意味でもっと怖い曲。(「呪い」は怖い曲だとは自分は思ってませんが)曲を先に聴いていて、はっきりとは何なのか分からなかったのが、アルバム発売から約1ヶ月後にこの小説を読んで背筋がゾクッとしたのを覚えてる。小説の中で「りりあ」が詩を何度か語ります。「私は旅をする人形 人間のように歩けないが 人間よりも歩けるぞ 人間よりもはかない旅 人間よりも長い旅 もしかしたら永遠の旅 けっして息切れしたりせず 私に息などありません 私に心臓ありません けれど死んではおりません」そして野良犬に目を傷つけられてしまい片目がよく見えない状態でゴミの山の中。風を感じながら、ぼんやりと船が見える。暗い倉庫の中でよく聞いた船の汽笛はよく聞こえる。最後にまた詩を語る。「私は旅をする人形 人間よりも小さくて 人間よりも大きいぞ 人間のように生きられないが 人間よりも生きられる 死んでいるのじゃありません 私には心臓はありません 人間よりも早死にか 人間よりも長生きか 自由なのか 不自由なのか 人間よりも小さくて 人間よりも大きいぞ 私は旅をする人形 人間よりもはかなくて 人間よりも長い旅 人形だけの長い旅」この詩で短編小説は終わります。この小説を読んでから曲を聴くと不思議な感覚になってどこかに迷い込んで行く。ハコさんの声の力と、絶妙な編曲でトリップしていく。お酒なんて呑んでなくても酔ったような感覚になる。この「風の色」という11枚目のアルバムはどこか忘れ去れがちな印象もあるのですが、カッコいい曲が山ほどつまってるアルバム。1曲目「ヨコハマ・アンバランス」は渋くてカッコいい曲です。これがハコさんだ!って言いたくなる曲です。2曲目「雨に唄えない」もソフトなロッカバラードで最高です。B面3曲目「旅の人」は後藤次利さんの編曲が鳥肌立ちまくり。ハコさんの歌の世界と完璧に融合してて引き込まれていく。中島みゆきさんも後藤次利さんが編曲した曲はどれもレベチに思える。どうしても中島みゆきさんは後藤次利さんが編曲した曲ばかり聴いてしまう。「夜会」を全曲、後藤次利さんの編曲でやってほしいといつも思ってしまう。そして「旅人形-りりあ」はこのアルバムで一番異色な世界。「港O U T」「二人の風」「オーディション」など名曲揃いです。(上がLPよりも10ヶ月遅れで発売されたCD 1983年12月5日発売 D35A0030 下は2009年3月19日発売のリマスター盤 PCCA50075)(1983年3月30日発売のエッセイ集 当時、何度も繰り返して読んだ)
2023年12月15日
1966年発売のアルバム「Nancy in London」に収録していた曲。日本盤で同年にシングルカットされました。フランク・シナトラの長女である事でも有名です。A面「This Little Bird」凄く久しぶりに聴いた。自分の青春の歌としては古い曲過ぎるのですが、後に20歳過ぎた頃に買ったアルバムに収録されてて、初めて聴いた瞬間から惹かれてしまった曲。中古屋でシングル盤も欲しくて買った。イントロの50年代のフランス映画のようなストリングスの演奏からオシャレで鳥肌です。歌メロも寂しげで美しく最高です。ナンシーシナトラのCDは数枚しか持っていないのでいろいろと買って聴こうと思ってる。B面「Nice 'n' Easy」この曲は父親のフランク・シナトラの作品のカヴァーです。全てがかっこいいオリジナルのアレンジ、演奏、歌唱とは全く違うアプローチでレコーディングされています。ビッグバンドをバックにレコーディングした父親のヴァージョンとは差別化するように小編成のジャズコンボでレコーディングしたナンシー・シナトラのヴァージョンも久しぶりに聴くと、鳥肌ものでした。名曲です!フランク・シナトラを聴きたくなってきた。フランク・シナトラの歌に合わせGene Kellyがタップを踏むライブ映像は何度観たかわからない。最高にオシャレでカッコよくて、カッコ良すぎて泣けて来る映像です。
2023年12月14日
日本のフォーク/ロックグループ「ガロ」の4枚目のシングル。誰もが知ってる大ヒット曲「学生街の喫茶店」の次のシングルですが、この曲はあまり知られていません。A面「涙はいらない」作詞・作曲 堀内護さん 編曲 宮本光雄さん大ヒット3rdシングル「学生街の喫茶店」の次のシングルなのにどうしてあまり売れなかったか…1972年6月20日に「学生街の喫茶店」は発売されましたが、発売当初はB面曲でした。A面は「美しすぎて…」です。ヒットしないまま日が過ぎて10月10日にこの「涙はいらない」のシングル発売。この曲もヒットせずに3枚目のアルバム「GARO3」を12月10日に発売。アルバムのプロモーションなどでラジオ出演が増えて「学生街の喫茶店」が何度かオンエアされると有線とラジオから売れ始めレコードも1973年年明け頃にはヒットしはじめA面を「学生街の喫茶店」に変更するとオリコン1位までチャートを駆け上がった。春先まで売れ続け100万枚突破。そんな中、忘れ去られたようにこの4枚目のシングル「涙はいらない」が不憫な存在に。2枚目、3枚目とシングル曲はプロの作曲家の作品でリリース。この4枚目で久しぶりにメンバーのオリジナル曲をリリース。「涙はいらない」はカーペンターズ、初期のビー・ジーズのような叙情的で爽やかなアレンジとメロディーの良い曲です。そりゃ「学生街の喫茶店」ほど完璧な曲ではないかも知れないけど、自分は「涙はいらない」はかなり好きな曲でした。B面「明日になれば」作詞・作曲 日高富明さん 編曲 宮本光雄さんロック志向の強かったトミーらしい軽いロックナンバー。アルバム「GARO3」のアルバムラスト曲。アルバム「GARO3」は全曲メンバーの作詞作曲のオリジナルです。良い曲が多く収録されています。
2023年12月13日
アメリカのジャズボーカリスト「サラ・ヴォーン」が1966年1月にリリースしたアルバム「Pop Artistry of Sarah Vaughan」に収録された曲。その中からこの曲と「Yesterday」をカップリングして日本盤でシングルカット。A面「Lover's concerto」(邦題「恋のコンチェルト」)今日は平和で穏やかな曲ばかり聴きたくて、いろんなアーティストの楽曲を聴いてた。その中でまだブログに書いてない曲で一番心に残ったのがこの曲。サラ・ヴォーンの曲は何年か前から急にまたよく聴くようになって前に書いたと思うけど「I've Got to Talk to My Heart」「And The Feeling's Good」「Take A Love Song」「I Cried for You」「Love Don't Live Here Anymore」なんかを今日も聴いてた。オリジナルのThe Toys の「A Lover's Concerto」は完璧すぎるヴァージョンです。何も考えずイヤな事も忘れさせてくれるような平和で新鮮な曲です。原曲はバッハのメヌエットです。それにリズムと優しく温かい歌詞をつけ完成させたもの。虹、草木、鳥、花、優しい雨、綴られてる言葉に何一つ、怒りや問題定義などはない。平和で優しい曲。サラ・ヴォーンのヴァージョンはさらに力強く平和を感じられる。他の人も多く歌っていますが、あまり良いと思えるものに出会えない。オリジナルとサラ・ヴォーンのヴァージョンだけあればじゅうぶんです。B面「Yesterday」これはもちろんビートルズのカヴァーです。いつの間にかビートルズのオリジナルよりサラ・ヴォーンのヴァージョンばかり聴くようになってる。アルバムの1曲目が「Yesterday」なのもあるけど。「Pop Artistry of Sarah Vaughan」は、たまに通して聴くと心がリフレッシュできる。ビリー・ホリデイよりもサラ・ヴォーンの方が聴く事が多くなった。30代の頃まではビリー・ホリデイよく聴いてたけど、いつの間にかサラ・ヴォーンの歌声に魅了されてしまった。
2023年12月12日
1971年7月10日発売の美空ひばりさん253枚目のシングル。美空ひばりさんは演歌調の曲がシングルのほとんどを占めていますが、1割〜2割ほどはいろんなジャンルの楽曲をシングルとして発売しています。一番よく知られているのはグループサウンズ(GS)を取り入れた「真赤な太陽」です。1967年に発売されたのですが、その頃は空前のGSブーム。ジャッキー吉川とブルー・コメッツの演奏でレコーディングした事で本格的なGSのサウンドに仕上がって往年のひばりさんファン以外の若者にも受け入れられた。翌年に「真っ赤な太陽」よりもカッコ良く洗練された「むらさきの夜明け」をリリースしましたが「真赤な太陽」ほどのヒットにはならなかった。自分は「むらさきの夜明け」の方が断然好きなのですが。A面「ふるさとはいつも」(芸能生活25周年記念曲)作詞 吉岡オサムさん 作曲 かとう哲也さん 編曲 佐々永治さん1971年4月5日の加藤和彦さんと北山修さんが作り歌った「あの素晴しい愛をもう一度」の大ヒットがあって、それまで批判や不満を暴力的に歌ってるイメージだったフォークソングのイメージが変わって来て、フォークソング自体も爽やかな曲に変わってきた。そこに目をつけたひばりさんのブレーンは、この曲を作り上げた。この曲をレコーディングされたのは5月15日でした。作曲のかとう哲也さんは美空ひばりさんの弟ですが、良い曲を多く残しています。その前に小野透さんという芸名で歌手、役者としてデビューしていて、ひばりさんの楽曲も「小野透」の名前で多く作曲しています。演歌調の楽曲以外にもポップスやロック調の曲も多く作っています。「唇に花シャッポに雨」や「恋のパープル・レイン」「好きになってしまったわ」などは、ひばりさんにそれまでになかったような、新しい世界を提供しています、1960年代半ば〜1970年代半ばまでが、美空ひばりさんは様々なジャンルに挑戦していた印象。「太陽と私」なんて凄く好きな曲です(「唇に花シャッポに雨」はこの曲のB面です)「ふるさとはいつも」は爽やかなフォークナンバーです。ジローズ、はしだのりひことシューベルツ、はしだのりひことクライマックス、ベッツィ&クリス、シモンズ…などのカレッジフォークが主流になった頃にリリースしたシングル。70年代フォークそのもののアレンジと演奏もいい感じです。ひばりさんも演歌っぽい歌唱を完全に封印して、爽やかに自然に歌っています。印象的なコーラスは、シンガーズスリーです!B面「恋のわらべ唄」作詞 横井弘さん 作曲 青江深史さん 編曲 小谷充さんこの曲の歌詞とメロディーは完全に「和」ですが、アレンジ、演奏は違います。「和」と「洋」の融合的な曲。宝塚歌劇の和モノのショーの音楽的なアレンジ。ベースがかなり前に出ていてカッコいい音です。
2023年12月10日
ブルース・スプリングスティーンが動いてる映像を初めて観たのが、この「Rosalita」のMVこの曲は1973年9月発売の2ndアルバム「青春の叫び」に収録されていた曲。(オリジナルタイトルは「The Wild, the Innocent & the E Street Shuffle」)MVはライブ映像で収録されています。収録されたライブは、1978年の「Darkness Tour」から1978年7月8日「Arizona Veterans Memorial Coliseum」のライブを収録。アルバム発売から5年後なのでアルバムのPVって役割はまったくなく、特に日本では幻のライブ映像だったBruce Springsteen。パワフルにパフォーマンスする姿をファンに紹介するには十分すぎるカッコいいライブでした。テレビではベストヒットUSAで1度流れました。MTVが放送を始めた頃にもテレビでよく流れてた。でもそれは1983〜85年頃の事。ビデオデッキが普通の家庭に普及し始めてからは録画で観られるようになったのでそこまで貴重でもなくなりましたが、1980年前後はかなり貴重な映像としてフィルムコンサート的なイベントなどでも流してた。そして動いているブルースを観るのには、ロック喫茶という手があった。何度も書いてるけど梅田の「キューピット」や難波の「ビートルズ」などに通って自分が観たいアーティストのライブ映像を涙しながら観てた。自分はBLACK SABBATH ,OZZY、QUEEN、JUDAS、SAXON、そしてBruce Springsteenをいく度にリクエストしてた。その時に選べたのが、この「ロザリータ」と1979年9月21日のノー・ニュークスで収録された「The River」の2曲から選べた。そりゃ10分近くある「ロザリータ」を選ぶ。好きな曲度合いでいうと「The River」の方が好きですが長く観られるから。この「ロザリータ」のMVを観る度に「キューピット」の店内の様子や、量は少ないけど意外と美味しいコーヒーの事など思い出す。ちょっと愛想の悪いバイトのロックねーちゃんのぶっきら棒な接客も思い出す。でも、のちにそのロックねーちゃんとは友人になるのですが。1978年の「Darkness Tour」の一部分が観られるのは本当に毎回感動してた。この曲の訳詞を読みながら、アメリカの10代〜20代の青春を想像しながら聞いてた。自分が高校2年〜3年の頃にロック喫茶によく通った。6時間目が終わると制服から私服に着替えて電車に乗って週に1度か2度、梅田に行くのが毎週の楽しみ。輸入盤屋と中古レコード屋、ブートレック専門店、そしてロック喫茶。あの頃、やりたい事や好きな事を我慢せずに自由に生きてて本当に良かったと今、特に思う。クラレンス・クレモンズのテナーサックスがあってこそのブルースだった。
2023年12月09日
雪組公演『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY』を観劇。本日12月7日の11時公演が中止になったとネットのニュースで知り、15時30分公演は実施されるのだろうかと、歌劇団のインフォメーションに電話してみた。「今の所は3時半公演は実施する予定です」と言われたので不安はあったけど宝塚に向かった。中止になった11時公演のまだ劇場に残っていた観客と3時半公演の観客でごった返してる中、公演実施の発表を知った。数日前にトップスターの彩風咲奈さんが公演中に過呼吸になり幕を下ろして一時中断したなんてニュースを聞いてたので、今日の公演大丈夫かな?と客席で開演を待った。彩風さんの開演アナウンスは明らかにいつも以上に凄い拍手だった。宝塚歌劇の事、下級生の事を一番に考えて行動した彩風咲奈さんに対しての観客からの熱い気持ちだったのだと思う。芝居、ショーともに作品も良かったしキャストのみんなも物凄く良かった。でも、いつものようには楽しめていない自分があった。「亡くなった方はこの劇場の中にきっといるんだろうな…」とか考えながら観てた。凄く仲の良かったと言われてる同期の娘役トップの夢白あやさんを応援してるだろうな…とか雪組所属で休演してる自分の妹の事も心配してるだろうし。「カラマーゾフの兄弟」を観劇した時に存在を確実に認識してた彩風咲奈さん。「ミロワール」のピエロも彩風さんだと後にわかった。水夏希さんトップ時代の雪組は1つの公演を何度も観劇してたので、下級生を知る機会が多かった。水夏希さんトップ時代の雪組の作品は全て気に入ってて今でもDVDで何度も観てる。その水夏希さんの役を新人公演で「ソルフェリーノの夜明け」「ロジェ」と2作品も彩風さんが演じた。2作品とも劇場で新人公演を観劇。あの時点で彩風咲奈さんの大ファンになってた。今日も舞台の上での彩風咲奈さんは輝いて見えた。トップスターというのが強烈に似合うトップスターだと思う。真ん中に立っているのが、ここまで似合うトップスターは久しぶりだと思う。そんな彩風さんが「心身ともに限界・・・」とか言われ過呼吸になって公演を中断したと聞いて心配だったし、今日の公演も無理してなければいいけど…と思いながら観始めた。もし体調が悪いのだとしても、それは微塵も感じさせない完璧なパフォーマンスでした。やっぱり彩風咲奈さんは最高だった。夢白あやさんもきっと辛いのを乗り越えようと必死に舞台に立ってるのだろうと思う。娘役トップって興味が湧く事がかなり少ないのですが、夢白さんの芝居は凄く好きで引き込まれてしまう。彩風咲奈さんの横にいるのが凄く似合ってる良いトップコンビだと思う。フィナーレのパレード前の銀橋にいる彩風さんへの拍手の大きさは尋常ではなかった。トップスターの退団公演の千秋楽に送られる拍手の大きさに負けないほどの拍手だった。自分もいつも以上に必死に拍手を送った。緞帳が下りても拍手はすぐにはなくならなかった。いつもなら緞帳が完全に下りる前に帰り支度を始める人が多いのに・・・。阪神淡路大震災のあと、初めて大劇場に行ったのも雪組公演だった。宝塚市内でも多くの人が亡くなったし、自分の友人も何人も亡くした震災。宝塚歌劇の公演再開は星組からでした。この時は自分の家も全壊だったのもあって行かなかったけど、次の公演が一路真輝さん主演の雪組「JFK」でした。一路さんだけは観たいと思ってたので、まだ神戸から西宮北口まで阪急電車が復旧していない中、代替えバスを乗り継いで初日、宝塚大劇場まで行った。あの時も心の底から楽しめてなかった事を、今日思い出しながら観劇してた。それでも「JFK」は3回観に行ったけど・・・。子供の頃から50年間ほど宝塚歌劇を観続けて来てて、いろんな事があったけど、今回ほどショッキングな事はなかった。いつになれば、元の平常心で観劇できるようになるのだろうか。次の1月の星組は行くのはやめようかと思ってる。(芝居、ショーともにオーケストラの演奏も最高だった)
2023年12月08日
黒猫チェルシーのプロデビュー1枚目の作品。インディーズ時代に2枚のアルバムを出して、2010年5月に「猫Pack」でプロデビュー。いきなりCDとDVDの2枚組で初回限定盤は黒猫デザインの布製のポーチに入っていました。(ポーチ付きの初回盤)インディーズ時代の2枚もよく聴いてましたが、この「猫Pack」のCDも気に入って良く聴いてた。現在、黒猫チェルシーは休止中。休止してもう5年です。バンド構成ボーカル 渡辺大知さんギター 澤竜次さんベース 宮田岳さんドラム 岡本啓佑さんCD1曲目「ベリーゲリーギャング」2曲目「オーガニック大陸」3曲目「ファンキーガール」4曲目「嘘とドイツ兵 [Live]」5曲目「廃人のロックンロール [Live]」6曲目「嫌んなった」4曲目と5曲目はインディーズ時代の人気曲。「嘘とドイツ兵」は1stアルバムに収録。「廃人のロックンロール」は2nd「All de Fashion」に収録されています。6曲目「嫌んなった」は憂歌団のカヴァー。このCDのために作られたプロデビュー曲の1〜3曲目はどれもめちゃくちゃカッコいい曲です。DVDは観るつもりなく、CDだけ聴くつもりだったのに曲目を観たらDVD見たくなった。DVDは「黒猫チャンネル」と題されてライブとバラエティ番組パロディで構成されています。ボーカル 渡辺大知さんギター 澤竜次さんベース 宮田岳さんドラム 岡本啓佑さんライブ曲目1曲目「ベリーゲリーギャング」(「猫 Pack」1曲目)2曲目「廃人のロックンロール」(「All de Fashion」3曲目)3曲目「オンボロな紙のはさみ」(「All de Fashion」2曲目)4曲目「毛にからまって」(「All de Fashion」4曲目)5曲目「スピーカー」(「All de Fashion」1曲目)6曲目「ファンキーガール」(「猫 Pack」3曲目)7曲目「黒い奴ら」(1st「黒猫チェルシー」1曲目)8曲目「ユメミルクソブクロ」(1st「黒猫チェルシー」4曲目)9曲目「のらりのらねこ」(「All de Fashion」5曲目)10曲目「オーガニック大陸」(「猫 Pack」2曲目)11曲目「嘘とドイツ兵」(1st「黒猫チェルシー」2曲目)フルコーラス聴ける曲は半分弱。なぜかと言うと・・・いきなりいろんな物に唐突に切り替わる。例えば「イタリア語講座」聴きたい曲を遮って何回も出てくるので笑ってまう「宮田岳さんの人生相談」何一つ解決できない人生相談宮田さんは「将棋崩し」の中継にも出演「渡辺大知の山と生きる」もかなり意味不明。もうすでに山と結婚していて子供らしきものもいるとか。火起こしキットで火をおこすのも笑う。魚を突いたり、枝で歯を磨いたり…澤竜次さんは「世界とんかつ紀行」と謎の謝罪会見岡本啓佑さんは「料理番組」で鯛の塩釜焼きを作る。神田川道場みたいな料理。岡本さんは女子高生になってCMも。他にもサスペンスドラマもあります。最後に「ベリーゲリーギャング」のMVが収録されてて、そこには黒猫チャンネルに登場するキャラが全て登場してリップシンク。猫パック2も明日、聴こうと思う。最近、あまり聴いてなかったけど、やっぱり良い曲が多い。
2023年12月06日
2023年11月4日発売の「ゴジラ-1.0」のオリジナルサウンドトラックCDこのサントラ盤、生産がまだ間に合っていないようで、至る所で品切れ状態。自分も11/3の映画初日に観て、家に帰ってきてからAmazonで買おうとしたら品切れ!映画初日なのに、レコード会社やる気ないのか?って思ってしまった。すぐに予約注文したら5日後に送られてきた。でも、Amazonを観てみるとすでに品切れ。そのあと、普通に販売していたのに現在、また品切れのようです。やはり伊福部昭さんのあのテーマが-1仕様に編集されてるのを爆音で聴きたい!と思う人が多いんだと思う。映画館でスピーカーの音が割れる寸前までデカイ音で聴いてしまうと、絶対に家でも聴きたいと思ってしまう。あのゴジラのテーマが流れると幼い頃から細胞に組み込まれてしまってる何かが反応して胸が熱くなり、時には涙が流れてしまう事もある。1曲目「Godzilla-1.0 Fear」2曲目「Godzilla-1.0 Portent」3曲目「Godzilla-1.0 Confusion」4曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite I」5曲目「Godzilla-1.0 Divine」6曲目「Godzilla-1.0 Elegy」7曲目「Godzilla-1.0 Mission」8曲目「Godzilla-1.0 Hope」9曲目「Godzilla-1.0 Honor」10曲目「Godzilla-1.0 Pride」11曲目「Godzilla-1.0 Pain」12曲目「Godzilla-1.0 Resolution」13曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite II」14曲目「Godzilla-1.0 Unscathed」15曲目「Godzilla-1.0 Last」16曲目「Godzilla-1.0 Pray」17曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite III」伊福部さんの音楽以外に今回新たに作られた楽曲ももちろん素晴らしい。予告編で流れてインパクトが凄かった5曲目「Godzilla-1.0 Divine」も改めてCDで聴いて感動した。不安感と静かな圧迫感に息を呑むような12曲目「Godzilla-1.0 Resolution」も凄く好きです。神々しさを感じるような14曲目「Godzilla-1.0 Unscathed」も鳥肌です。暗雲の中から天使の階段が降りてきて光を放っているような16曲目「Godzilla-1.0 Pray」も凄く好き。伊福部昭さんの楽曲は4曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite I」と13曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite II」と17曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite III」の3トラックです。3トラックとも完璧に編集されていて最高の一言です!1961年と1964年の「モスラ」「モスラ対ゴジラ」の音楽や1962年「キングコング対ゴジラ」の音楽も織り交ぜての編集が素晴らしい。12月1日から北米やニュージーランドなどで公開が始まった。もの凄い反響のようで嬉しい限り。これまでアメリカで一番動員が多かった「ゴジラ2000」を初日3日で抜いてしまったようです。これまでもアメリカの映画の評判を知るためにいつも観てた「Rotten Tomatoes」のサイト。ここ観たら、今、全米で上映されてる映画の評判が一番よくわかる。映画評論家の支持が96%! 映画を観た観客の支持が98%!映画評論家のほとんどが大絶賛しています。こんな高評価ってアメリカの映画でもなかなかないと思う。それもオーディエンスは1000人を超えてるにも関わらず、まったく98%から落ちない。これは12月5日時点で調べたもの。驚異的な数字です。これまでの日本のゴジラ映画で一番評価が高かった「ゴジラ2000」でも70%〜80%だったように思う。(1980年代後半までのゴジラ映画は全米公開されていないものが多いしネットもなかったので入らない)こちらの評価も6300人超えても10点中8.5点と凄い高評価。このサイトでも評判を確かめる事はよくあったけど、こんなに高いのは珍しい。オーストラリアやニュージーランドでも観客動員は凄いようで、これから各国の情報も入ってくると思います。アメリカで字幕の映画がここまでヒットして高評価なのは驚異的。今からでも吹き替えヴァージョンを作ればまだまだ興行成績は伸びる。早くまた映画館に観に行きたい。「シン・ゴジラ」の時は初日に観た時は感動と興奮だったんだけど、2回目、3回目と観ていくうちになぜか急激に冷めた。Blu-rayももちろん買ってるけど映画公開から2度ほどしか観ていない。モンスターヴァースシリーズがアメリカで始まったのもあるけど。来年の「ゴジラ×コング」の予告編が昨夜から公開された。あれはあれで許容範囲。 ゴジラとコングが並んで走ってる。ミレニアムゴジラのように背びれが赤いのは最高!放射熱線もミレニアムゴジラのようで良い感じ。キングコングは昔からあまり好きじゃないんだけどね。ゴジラ「おい!アンギラス」アンギラス「なんだい?」ゴジラ「すぐ、ていさつにいけ! いそげよ!」って会話してるのも許容範囲^^;ゴジラが「シェー!」ってやるのも意外とアメリカでは「ビクトリーダンス」とか呼ばれて受け入れてる人も多い。アメリカ人は「シェー!」なんて知らないから。尻尾抱えてバックに飛ぶのも、木枯らし紋次郎みたいに木を引き抜いて爪楊枝にしてるのもOKガメラがバイラス星人に黄色い光のバリアに閉じ込められて、手の甲でバリアをめくるのもOK怪獣映画は何でもありで。怪獣自体がありえない物だから。シリアスにリアルに作るのも良いけど、結局は怪獣がいる限り100%リアルにならないのをリアルに見せようとしてるのも楽しいから嫌いじゃない。初代ゴジラや今回の「ゴジラ-1」のようなシリアスに作り上げる作品はこれはこれで最高。単体ものなら「ラドン」が自分は異常に好きです。1961年「モスラ」より1956年「ラドン」に惹かれる。派手さでは「モスラ」には敵わないけど。「ギララ」は新たに作られて映画館上映されたけど、「ガッパ」の続編を誰か作ってほしい。あの親子、どうなったんだろ?「ガッパ怒る!」って叫んでた子供は60歳超えてる健在だろうか。「ギララ」はかなりお笑いよりに作られてて、あれはあれでおもしろかった。
2023年12月05日
1992年5月21日発売の名盤「メンフィスまで」のラストに収録されてる曲。最近、山崎ハコさんの90年代の5枚のアルバムをよく聴いています。「SA・SU・GA」「日本詩集 〜遠い町 遠い空〜」「メンフィスまで」「私が生まれた日」「唯心」の5枚です。その中なら「SA・SU・GA」と「私が生まれた日」が特別好きなアルバムですが、「メンフィスまで」も名曲がたっぷり入っています。『LONELY ROAD』作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さんこの前、木村充揮さんとのジョイントライブで久しぶりにハコさんの生歌を聴いて鳥肌が止まらなかったのですが。一番ラストの曲を歌う時にハコさんがリクエストありますか?って聞いたら、何人かの人が「飛びます」って叫びました。「飛びます」が聴きたいのは凄くわかる。でも、いつもデビューアルバムと2ndアルバムや初期の曲からリクエストする事がこれまでも多かったように思う。例えば自分が「霧の朝」や「ANOU」「硝子の夕暮れ」「小さな質問」「BEETLE」「SODASUI」「螢」「城」「Don't cry my love」って叫んでもハコさんは困るだろうし、やっぱりみんなが知ってる曲を聴きたい人が多いのはわかる。初期の曲なら「サヨナラの鐘」「向かい風」「にぎりこぶし」「二つに一つ」などあまりセットリストに入らない曲が聴きたい。「飛びます」も毎回聴ける曲ではないのですが、あまりライブで歌っていない曲をやはり聴きたい。ギター1本で出来ない曲も多いと思うけど、例えば「ANOU」なんてギター1本でやってみたら最高にカッコ良くなりそうなんだけどなぁ。それは置いといて「LONELY ROAD」の事を。こんなカッコいい曲があまり知られていないのが残念。アルバム「メンフィスまで」はブルースやブギー調の曲を集めたハコさんにとって異色なアルバムかも知れないけど、ややHeavyなブルースを歌うハコさんのカッコ良さを多くの人に知ってほしいと思ってしまう。2014年にハコさんが自ら楽曲をチョイスした二枚組のベスト盤が発売されました。「山崎ハコ ハ・コ・で・す 1975-2014」です。ここに、この「LONELY ROAD」をハコさんは選んでいます。そして選んだ1曲ごとにハコさん自ら説明文を掲載しています。『「メンフィスまで」のアルバムの最後に収録されている。 こういう曲を作り、こういう風に歌うのが 大好きだということを やはり知ってもらいたくて選んだ』と、ハコさんは書いています。本当にめちゃくちゃカッコイイから!島村英二さんのドラムと高水健司さんのベースの重厚なリズム隊とJimmy IizukaさんとSam Hayakawaさんのギター、トランペット、オルガン、最高の演奏。ハコさんのボーカルは気持ち良さそうに歌い上げてるので、聴いてる方も最高に気持ち良くなれる歌唱。最近、90年代のハコさんを集中して聴いてるので「LONELY ROAD」の素晴らしさに改めて気づきブログに書きたくなった。(ハコさん自ら選曲した究極のベスト盤です!「山崎ハコ ハ・コ・で・す 1975-2014」)自分が一番感動しそうなライブのセットリスト(妄想です)第一部1曲目「ANOU」2曲目「BEETLE」3曲目「流れ酔い唄」4曲目「黒いバス」5曲目「たとえばジャニスのように」6曲目「都会の小鳥」7曲目「光る夢」第二部8曲目「ブリキのマーチ」9曲目「Don't cry my love」10曲目「鍵とコイン」11曲目「小さな質問」12曲目「新月」13曲目「三日月」14曲目「硝子の夕暮れ」15曲目「暗闇」16曲目「LONELY ROAD」17曲目「私が生まれた日」アンコール18曲目「未来の花」19曲目「城」20曲目「夢」あえて、よくセットリストに入る曲は全て外した。この中で比較的ライブで歌ってくれるのは「未来の花」ぐらいです。もっとマニアックな選曲でも良かったのですが、こんな曲たちならハコさんファンはみんな知ってる曲なので。それと!特報!山崎ハコさんの「気分を変えて」を挿入歌にしてクライマックス場面で爆音で流れる秋山純監督の映画「TOKYO RED 鉛丹」がフランスで2つの映画祭で入選!Mediterranean Film Festival Cannes Milan Athens 入選 Paris Lift-Off Film Festival 入選この映画は今年6月に東京、代官山「シアターギルド 」での先行上映で鑑賞してきました。主演の蘭乃はなさんは元宝塚トップ娘役で、かなり下級生の頃から自分は蘭乃さんの芝居とダンスに惹かれてずっと応援していました。宝塚退団後にはファンクラブにまで入るほどです。その蘭乃さん主演の映画で山崎ハコさんの「気分を変えて」のライブヴァージョンがメイン挿入歌に!それも、ハコさんの曲で蘭乃さんが狂ったように踊りまくり!鳥肌がとんでもなかった。予告編も出来ていました。日本公開は来年1月5日から東京を皮切りに順次、上映されるそうです。90分カメラを回しっぱなしで撮影された驚異の長回しの作品。蘭乃さんの狂気の芝居とダンスが最高です。
2023年12月04日
1986年5月29日発売の美空ひばりさんのヒット曲。美空ひばりさんの代表曲のひとつになっている「愛燦燦」ですが、発売当初はヒットしていなかった。後にロングランヒットになり全シングルの12番目に売れた曲となった。この曲を発売した頃はもうすでにひばりさんは腰の痛みに悩まされていました。A面「愛燦燦」作詞・作曲 小椋佳さん 編曲 若草恵さんこの曲を初めて聴いた時は1971年発売の「ふるさとはいつも」を思い出し、軽いタッチのフォークソングっぽい曲だと思ったのを思い出す。「ふるさとはいつも」は大好きな曲だったので「愛燦燦」もすぐに好きな曲になった。でも「ふるさとはいつも」の方が今でも好きですが・・・。(「ふるさとはいつも」は芸能生活25周年記念曲です)「愛燦燦」のイントロのブルースハープが入る前のアコギのアルペジオの2小節がたまらなく好きでそこでいつもゾクゾクしてしまう。ひばりさんの歌唱も優しく柔らかく、それまで聴いた事のなかったような声を使っているように思う。力を入れると簡単に朗々と歌い上げられるのを抑えて引いた歌唱がいい。島倉千代子さんの高音部分のような細い声でちりめんビブラートを使っている箇所があってあまりひばりさんが使わないような唱法なので鳥肌でした。特に「不思議〜なものですね」のふしぎの「ぎ」を伸ばすちりめんビブラートの声が凄く好きです。この曲は味の素のCMのために作られた曲で、最初にテレビで流してた頃は歌唱が誰かも画面に出ていませんでした。たまにテレビCMでやる手法ですが、サントリーの缶ビールで松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」も最初は歌手名を画面に出さなかったので、誰が歌っているのか?と話題になった。石川さゆりさんの「ウイスキーが、お好きでしょ」も画面に「SAYURI」とだけ出てたために誰なのか話題になった。ひばりさんの場合は声に個性がありすぎるので、すぐにバレたらしいですが・・・。B面「太鼓」作詞・作曲 小椋佳さん 編曲 若草恵さんこの曲ももっと話題になればいいのにと思ってた。シングルを買った人は、初めて聴いた時は驚いたと思う。激しい打ち込みの上で軽快に歌い上げるひばりさんの歌唱がカッコいい!能登半島の輪島のご当地ソングです。今なら、テレビ番組でこのB面を歌ったりすれば話題になって両A面としてジャケット変えて発売とか。若草恵さんのかなり攻めてる編曲は素晴らしい。1986年でこれはなかなか先に行ってると思う。QUEENの「A Kind of Magic」辺りの打ち込みっぽさを感じる。この曲、カッコイイのにまったく話題にならなかったのは残念。
2023年12月03日
「ゴジラ-1.0」2回目観てきた。今回は、やっとIMAXで鑑賞。「109シネマズ大阪エキスポシティ」でとにかく観たいのでIMAX 上映が終了するまでには行かなければ…と。IMAXの破壊力と迫力は凄かった。ゴジラ映画は必ず「109シネマズ大阪エキスポシティ」のIMAXで一度は観る事にしてる。(初日には売り切れてたドリンクカップホルダーを買った)(12月1日からのはずなのに、万博記念公園の「太陽の塔」やその周辺がライトアップされてました)初日観てから少し時間が経ったのもあって、初見のように新鮮に観る事ができた。やっぱり今回のゴジラは素晴らしい。全てのゴジラ映画のベスト5には確実に入る。最近、Blu-rayでゴジラ映画を立て続けに何本か観なおしたりしてて(特典映像の確認も兼ねて)、やっぱゴジラ好きやわ〜っと再確認してる所でした。伊福部昭さんの楽曲を惜しげも無くハイライト場面に何度も使うのが本当に感動する。あの音楽が流れるだけで涙腺が緩む。それも今回はかなりの爆音で流してくれる。今日のIMAXではさらにデカくクリアな音で聴けて感動しまくり。自分の好きなゴジラ映画は基本的に敵怪獣が出てきて、リアルさを求めすぎずにほぼファンタジーな世界で成り立ってる作品を望んでるのですが、今回の「ゴジラ-1.0」は小難しい設定や様々な理論よりもゴジラそのものを楽しませてくれる。ゴジラがカッコ良くて恐ければ、たとえ江戸時代であろうと金星で敵怪獣と戦おうと、宇宙からブラックホールを撃ち込まれようと怪獣同士で会話しようと…何でもOKありえない事で固めてくれててもゴジラに関しては許せてしまう。いくらリアルに作っても、そこにゴジラがいるだけでリアルからかけ離れてるのだから何でもありで作ってくれる方が楽しめる。5年前ほど前にブログで好きなゴジラ映画の順位を書いてたけど、それほど変動していない気がする。もっと前は好きな作品が凄くコロコロ変わってたように思う。子供の頃に観た思い入れの強さで、かなり左右される。初期の映画のほとんどが「東宝チャンピオンまつり」でのリバイバル上映での再編集版で観た。「モスラ対ゴジラ」などはゴジラ復活委員会での上映で初めてオリジナルノーカット編集版を映画館で観た時は感動した。ゴジラ映画は必ずサントラ盤も買っています。買って一度聴いただけでほとんど聴かないサントラ盤もありますが、今回の「ゴジラ-1.0」のサントラは毎日のように聴いてる。伊福部昭さんの曲は出てこないけど「ゴジラ×メカゴジラ」のサントラはよく聴く。「モスクワ・インターナショナル・シンフォニック・オーケストラ」の演奏でモスクワでのレコーディング!凄い迫力の演奏です。大島ミチルさんの作った「Gのテーマ」は伊福部サウンドに負けないほどの名曲。「Mgのテーマ」も華やかなファンファーレのような楽曲でこれも名曲。メカゴジラが暴走を始める時の音楽も素晴らしい。「ゴジラ×メカゴジラ」のサントラはクラシックアルバムを一枚聴いたほどの満足感があります。「ゴジラ×メガギラス」の時点で「Gのテーマ」はありましたが、モスクワ録音の迫力は凄い。大谷幸さんの「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」の音楽も結構好きでよく聴いてる。この時の「モスラのテーマ」と「キングギドラのテーマ」が特に好きです。伊福部昭さんの楽曲ももちろん使われています。そして服部隆之さんの「ゴジラ2000」のサントラも名曲揃いです。この映画も伊福部昭さんの楽曲は新たにオーケストラでレコーディングされて使用しています。キングコングは子供の頃からあまり好きじゃなかったので下の方になってしまう。ここに「ガッパ」や「ギララ」、「ガメラシリーズ」を入れるとかなり変動するけど、上位10位までは変わらない。11位が「ガメラ対ギャオス」かな。「ゴジラ-1.0」、3回目はXスクリーンで観ようかとも思うけど、もう一度IMAXの方がいいかな。1位「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」2位「ゴジラ-1.0」3位「モスラ対ゴジラ」4位「ゴジラ2000 ミレニアム」5位「ゴジラ対ヘドラ」6位「三大怪獣 地球最大の決戦」7位「ゴジラvsビオランテ」8位「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」9位「ゴジラ」195410位「ゴジラvsデストロイア」11位「GODZILLA ゴジラ」201412位「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」13位「ゴジラvsキングギドラ」14位「ゴジラ×メカゴジラ」「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」15位「ゴジラの逆襲」16位「シン・ゴジラ」17位「ゴジラ対メカゴジラ」18位「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」19位「ゴジラvsコング」202120位「ゴジラvsモスラ」199221位「怪獣総進撃」22位「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」23位「怪獣大戦争」24位「キングコング対ゴジラ」25位「ゴジラ 1984」26位「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」27位「ゴジラ対メガロ」28位「ゴジラvsスペースゴジラ」29位「ゴジラvsメカゴジラ」30位「メカゴジラの逆襲」31位「ゴジラ FINAL WARS」32位「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」33位「GODZILLA」1998
2023年12月01日
1969年1月5日発売の美空ひばりさんの240枚目のシングル。美空ひばりさんのEP盤は全367枚のうち3割ほどしか持っていませんが、コンプリートするのは難しいので諦めています^^;この367枚のシングルの中にはカヴァー曲シングルは含まれていないので、全て合わせたら400種類ほどありそうです。A面「魂」作詞 関沢新一さん 作曲 山本文晴さん 編曲 佐伯亮さん1月5日発売とレコード会社も力入れてたとは思いますが、あまりヒットしなかったようです。昔からこの曲を聴くとベースの動きにばかり耳が追いかけてしまう。個性的なベースラインな上にかなり前に出てる。曲自体はかなりオーソドックスな演歌曲です。B面「嗚呼、舟がくし」作詞・作曲 森繁久弥さん 編曲 佐々永治さんこの曲は森繁久弥さんのカヴァー扱いなので、オリジナル曲の中に入っていない事が多い。発売された1969年には大阪フェスティバルホールで森繁久弥さんと二人でジョイントコンサートを開催しています。源平の古戦場の屋島での物語をテーマにした曲。戦いに敗れた平家が船を隠し、源氏の襲来を待ち受けた高松市庵治町の入り江「船かくし」悲しい物語を浪曲風に歌い上げるひばりさんの歌唱も最高です。
2023年11月30日
1980年6月30日発売のQUEENの8枚目のアルバム「The Game」からのシングルカット。(アルバムの日本盤発売は7月21日)このシングルもアルバム発売に合わせて海外より1ヶ月以上遅れての発売。もうこの頃になると日本盤発売を待つなんて事はしなかった。情報も入りやすくなってたし、輸入盤屋さんも多くなってきて UK盤でもUS盤でも簡単に手に入るようになった。その上、価格も安いし。でも結局、日本盤が発売されると、帯が欲しいし必ず日本盤も買ってしまう。A面「Play The Game」冒頭、いきなりシンセサイザーの音から始まる。前作のアルバム「JAZZ」まではわざわざ「No Synthesizer」と目立つように書かれていた。この曲の初めて聴いた時に冒頭のシンセに正直驚いた。でも、QUEENの可能性がより広がったように思えて楽しみが増えた気もした。ここからはシンセをどんどん取り入れてめちゃくちゃカッコいい曲が山ほど出来た。このアルバムではまだ控えめだったシンセも次の「Hot Space」では惜しむ事なく使いまくった。初めて「Hot Space」を聴いた時の感動は忘れられない。批判的な反応も多かったけど、自分は「Staying Power」を聴いた瞬間の鳥肌は忘れない。いまだに好きなアルバムBEST3に確実に入る。「Body Language」のカッコ良さもまったく今でも色褪せない。この「Play The Game」って曲。今でも聴くたびに、あと2分ぐらい長くてもいいのにって思ってしまう。ライブで聴いた時ももっとずっと聴いていたいって思ってた。「JAZZ」から曲をコンパクトにまとめるのが主流になってたので「Save Me」にしてもすっきりまとまってる。もっと展開があって長く聴いていたいとも思ってしまう。ライブでは「Play The Game」はオープニングの激しい熱狂を少しクールダウンさせるような位置で演奏される事が多かった。それまでは「Somebody To Love」がその役割だったように思う。1982年「Hot Space Tour」ではその2曲が連続で聴けるなんていうお得な日もあった。この曲は自分がやってたバンドでもよくカヴァーした。やってて気持ち良い曲だった。B面「A Human Body」この曲はロジャー作でボーカルもロジャーです。南極探検家のスコット船長とそのチームの事を歌っている曲。人間の身体は強くどんな障害をも乗り越えるって感じの曲。アルバムにも未収録でライブでも演奏された事もない曲。昔はあまり聴かなかったけど、CDのボーナストラックなどに収録されるようになって改めて聴くようになった。ボコーダーを使ってたり、それまでのQUEENになかったタイプかも。
2023年11月29日
Art Blakey and the Jazz Messengersが1958年10月30日にレコーディングした名盤「Moanin'」からのシングルカット。バンドメンバーArt Blakey – drumsLee Morgan – trumpetBenny Golson – tenor saxophoneJymie Merritt – bassBobby Timmons – pianoアート・ブレイキーの事は何度も書いていますが、こんなシングルも出てきたので45回転で聴いてた。「Moanin'」はLPとCDでだけで聴いてたので45回転7インチはどうだろうと、シングルの棚からいつ買ったかわからないこのレコードを見つけた。アート・ブレイキーは1961年に初来日した時から、親日家になった。空港に到着した時のあまりの熱狂的な歓迎に驚き、初めて差別されていないことに感動して涙した話は有名です。1961年の時点ですでに日本ではスーパー・スター状態だったので熱狂で迎えられて当然。日本での感動が大きくそれから何度も来日しています。1963年にはアルバム「Ugetsu」をリリース。「雨月物語」からインスパイアされたとか。そのアルバムには「On The Ginza」も収録。1964年にはアルバム「Kyoto」をリリース。そのアルバムには「Nihon Bash」も収録。A面「Blues March」この曲はジャズのスタンダードの1曲になっています。いろんな場面でこの曲を耳にする事がよくあります。B面「Along Came Betty」この曲はアルバム全曲の中でアルバムタイトル曲「Moanin'」に負けないほど好きな曲。アルバムではA面のラストを飾った曲。心地良さと、と同時に寂しさも感じる美しい曲です。
2023年11月28日
美空ひばりさんの1966年12月発売のコンパクト盤少しマニアックな曲は「哀愁出船」のみで、あとはかなりベタな選曲ですが、当然、名曲揃いです。A面1曲目「リンゴ追分」 1952年オリジナルヴァージョン作詞 小沢不二夫さん 作曲 米山正夫さん 編曲 山屋清さん2曲目「哀愁出船」作詞 菅野小穂子さん 作曲 遠藤実さん 編曲 安藤実親さんB面1曲目「柔」作詞 関沢新一さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん2曲目「悲しい酒」作詞 石本美由起さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん1曲目「リンゴ追分」はオリジナルヴァージョン。ベスト盤などには1963年ヴァージョンが収録されてる事も多く、録音年月日が掲載されていないと分からない人も多いと思う。1963ヴァージョンはステレオ録音でパーカッションも派手に入っています。ラジオ劇「リンゴ園の少女」の主題歌。タイトル曲「リンゴ園の少女」とカップリングで発売された。タイトル曲「リンゴ園の少女」は「リンゴ追分」とは対照的に海外ミュージカルの主題歌のようなアレンジもメロディも西洋音楽になっています。2曲目「哀愁出船」は雑誌「平凡」で歌詞募集した曲。1963年4月5日発売。ド演歌曲です。この年の紅白歌合戦で歌った曲。B 面1曲目「柔」は1964年11月20日発売の美空ひばりさん最大のヒット曲。東京オリンピックとの相乗効果で190万枚の売り上げ。子供の頃はまったく好きではなかったのに、年を重ねるごとにこの曲のカッコ良さが分かるようになった。ひばりさんの低音の渋さがわかるようになったのも40代半ばからだったかも知れない。2曲目「悲しい酒」1966年6月10日発売。この曲もひばりさんの代表曲のひとつ。145万枚を売り上げ、ひばりさんの3番目に売れた曲になっています。古賀政男さんがギターで参加してるオリジナルヴァージョンがやはり一番イイ!2000年に発売された『美空ひばりトリビュート』に谷村新司さんが歌ったヴァージョンはカヴァーの中でも秀逸です。
2023年11月27日
高石ともやとザ・ナターシャー・セブンの初期のライブ音源がライブ盤として発売されています。2020年に発売されました。デビューして1年目のライブ。高石ともやとザ・ナターシャー・セブンと言えば自分とっては高石友也さん、城田じゅんじさん、坂庭しょうごさん、木田高介さんの時代に初めてライブに行ってそこからこの4人時代を一番多く観ていました。木田さんが脱退後の兼松ゆたかさん加入時、そしてオリジナルアルバムを制作した進藤さとひこが加入した時代もよくライブに行っていました。この高石ともやさん、城田じゅんじさん、金海たかひろさんの時代はライブ音源は数曲聴いてましたが、ライブ全編で聴けるのはうれしかった。このアルバムは3枚組のライブ盤です。かなり長くなると思うので・・・。そのうちの1枚目だけをとりあえず。1曲目「口上〜MC」2曲目「私を待つ人がいる」3曲目「MC」4曲目「兄妹心中」5曲目「MC」6曲目「別れの恋唄 その3」7曲目「陽気にいこう」8曲目「MC」9曲目「花嫁」10曲目「家をつくるなら」11曲目「MC」12曲目「柄パン人生」13曲目「MC」14曲目「下駄のブレイクダウン」15曲目「MC」16曲目「あの娘のひざまくら」17曲目「MC」18曲目「音頭与三郎」19曲目「MC」20曲目「近江の子守唄」2曲目「私を待つ人がいる」と7曲目「陽気にいこう」の2曲は80年代前半でもセットリストほぼ鉄板曲。「私を待つ人がいる」はやらない時もたまにあったけど。1979年にラジオ番組でカーターファミリーのオリジナルを流してから、自分たちの演奏を続けて演奏するという企画がありました。この曲は高石ともやさんが一度歌をやめてた時にこの曲の訳詞を書いたそうです。名田庄村に移り住んでそこで毎日出会うおばあさんや村の人々との事などを思い、自分の出発点の歌にしようと思ったそうです。それで70年代はザ・ナターシャー・セブンのオープニングテーマと高石さんが語っていました。「陽気にいこう」もカーターファミリーのオリジナル曲「Keep on the Sunny Side」を流してから「陽気にいこう」を演奏した時の企画は楽しかった。1950年代の世界恐慌下のアメリカで「Keep on the Sunny Side」と陽気にいこうと作られた曲。この2曲と「春を待つ少女」「明日になればね」「夜明けを待ちながら」の5曲は中学生の頃〜高校生の頃にいろいろと疲れた時に聴いて元気もらってた曲。「疲れた靴」にも心を和らげてくれたのも思い出す。ライブで聴くと坂庭さんと城田さんのハーモニーの美しさが包み込んでくれるような感覚になる曲。「今,風の中」「見知らぬ世界」「道づれは南風」「少年」「グッデイ・グッドラック」などの80年代に発表された新曲にも好きな曲がいっぱいあった。4曲目「兄妹心中」は元々、近江に伝わっている「江州音頭」が元になってるようですが、その元歌は聴いたことがない。この曲は山崎ハコさんが歌ったヴァージョンでよく知ってる曲。自分が観てた頃のナターシャー・セブンで歌ってるのを聴いたことがなかった。歌詞もメロディーもハコさんのとはまったく違いますが。このライブ盤でしか聴けないので貴重かも。6曲目の「別れの恋唄 その3」も重く悲しい曲です。16曲目「あの娘のひざまくら」は70年代後半の時点ではあまりセットリストに入ってないと思う。「107 SONG BOOK Vol.04 きれいな娘さん。」もよく聴いたアルバムなのでアルバムのヴァージョンとはかなり違う印象の演奏でこれはこれで凄く楽しめる。
2023年11月26日
1970年7月発売の「思い出のアルバム 第3集/淡谷のり子」コロムビアレコードが力を入れていた企画シリーズの「ミニ・デラックス・シリーズ」として発売されました。淡谷のり子さんは1930年デビューなので、この時点でデビュー40周年!大阪万国博覧会もちょうど1970年開催。あの時ですでに40周年だったとは…。「Paul Butterfield」〜「木村充揮さん/山崎ハコさん」とブルース続きなので日本の最古かも知れないブルースシンガー「淡谷のり子さん」の代表曲。アメリカのブルースとはちょっと違いますが、日本の歌謡ブルースも名曲が山ほどあります。演歌は大嫌い!だった淡谷のり子さんですが、森進一さんの事はいつもべた褒めでした。淡谷さんにとって森進一さんはブルースシンガーとしての認識だったのかも知れない。森進一さんの楽曲で「〜ブルース」とタイトルに付いてる曲は、ほとんどが演歌要素の強いものが多かったイメージ。「〜ブルース」と付いてない曲にブルースを感じる曲が多かった。「盛り場ブルース」「港町ブルース」「波止場女ブルース」など・・・その中なら「波止場女ブルース」には凄くブルースを自分は感じます。森進一さんの歌唱そのものがソウル、ブルースなのでどの曲でもブルースといえばそうなんだけど。初期の森進一さんの曲なら「夏子ひとり」「他国の女」「神戸の夜」「流れのブルース」「旅路のはてに」辺りにはブルースを感じます。中期以降はジャンルの幅がどんどん広くなったのでブルースな曲は多くなった。「別れの接吻」なんて最高にカッコいい!「止まり木のブルース」なんてロックンロールのように軽快でブルースって感じではないけど。淡谷のり子さんはSP盤時代の楽曲が多くてオリジナル音源がどのヴァージョンなのかよくわからない。誰か淡谷のり子さんのマニアの人が一度まとめてほしい。「別れのブルース」だけでも何度レコーディングしてて、その音源ごとに「別れのブルース(1937)」とか整理してくれたらうれしいのに。1937年版がオリジナルでその後は全てセルフカヴァーです。このコンパクト盤に収録されてる「別れのブルース」はステレオ録音だし、使用楽器もあまり古くなさそうなので多分1960年代半ば〜後半にレコーディングされたものじゃないかな。淡谷のり子さんのデータが少なすぎて詳しく知りたくてもわからない事だらけです。A面1曲目「別れのブルース」作詞 藤浦洸さん 作曲 服部良一さん 編曲 河村利夫さん2曲目「東京ブルース」作詞 西條八十さん 作曲 服部良一さん 編曲 佐伯亮さんB面1曲目「雨のブルース」作詞 野川香文さん 作曲 服部良一さん 編曲 河村利夫さん2曲目「人の気も知らないで」作詞 奥山靉さん 作曲 Guy Zokaさん 編曲 三井澄男さん1曲目「別れのブルース」は悪質なモノマネタレントのせいで、この渋くめちゃくちゃカッコいい曲が汚されたような気がしてしまう。本当に凄いソプラノです。東京音楽大学声楽科を首席で卒業して「10年に一度のソプラノ」とまで言われた天才シンガー。最上のソプラノである事は当然なのですが、声楽曲やオペラを歌うのでなく、流行歌的なブルースなどを歌うのがカッコいい!「10年に一度のソプラノ」とまで言われた淡谷さんだからオペラでも軽く歌いこなすのだと思う。この「別れのブルース」は元々、「本牧ブルース」というタイトルで歌詞ももっと退廃的だったとか…。そのヴァージョンもレコーディングしてるのならベスト盤のボーナストラックなどに収録してほしい。「別れのブルース」は最近、特によく聴くようになった。「東京ブルース」が一番好きだったのですが、最近は「別れのブルース」のカッコよさに惹かれてる。2曲目「東京ブルース」この曲のオリジナルは1939年発売。昭和14年です。ゴジラが銀座を暴れる15年も前です。昭和14年の曲と知ってから、この曲の歌詞が超モダンな事に惹かれたのを思い出す。「♪ラッシュアワーのたそがれを 君といそいそエレベーター ああ、プラネタリュームの きれいな星空 二人で夢見る 楽しい船路 仰ぐ南極十字星」さらに進化したモボモガが銀座を闊歩してるような映像が頭に浮かんでくる曲。新幹線計画がこの年に始まる一方で戦争への不穏な足音が聞こえている時。そんな時に流行った「東京ブルース」を聴いてると、この何年か後にはその銀座のエレベーターもプラネタリュームも焼け落ちてるのかと想像してしまう。B面1曲目「雨のブルース」も淡谷のり子さんの代表曲のひとつ。1938年5月発売のヴァージョンがオリジナルです。このコンパクト盤に収録されてるのはステレオ録音の60年代に録音されたもののような気がする。この曲もめちゃくちゃカッコいい。当時SP盤なので長尺の曲は収録できないので、この曲も2分30秒と短すぎる。もっとずっと聴いていたい曲。2曲目「人の気も知らないで」この曲も持ってるだけで3ヴァージョンあるのですが、どれが何年録音なのかとかまったくわからない。オリジナルは1938年3月発売。海外の曲のカヴァーですが、まだ検閲とか入っていない頃のようです。1960年代あたりにレコーディングされたピアノ、バイオリン、ブラシドラムのみの演奏で録音されたモロにシャンソンのヴァージョンが一番好きです。
2023年11月25日
木村充揮さんと山崎ハコさんのジョイントライブに行ってきました。今日のライブは『木村充揮 レッツゴー古希 嬉し楽しの3日間! 楽しんでや!!」という企画の3日目。「木村充揮の世界 VS 山崎ハコの世界」と題されたライブ。心斎橋JANUSに行くのは「黒猫チェルシー」を観に行って以来。もう5年以上前かも。山崎ハコさんのライブも4年ぶり。それまでは毎年、必ず1度はハコさんの生の歌声を聴いていたのですが、情報を得られなかった事もあるし、コロナでハコさんが大阪でのライブが出来なかったとか、他にもいろいろ原因はあったと思う。やっと久しぶりにハコさんの生歌が聴けて感涙でした。木村充揮さんの生歌を聴いたのは多分、45年ぶりかも。京都円山音楽堂での宵々山コンサートだったか昼下がりコンサートだったかで生のステージを観た。当時ナターシャー・セブンと自切俳人さんのファンで毎年、円山音楽堂には年に2〜3回行ってた。自分が中学生〜高校生の多感な時で、そこで三上寛さんや遠藤賢司さん他、強烈な個性のアーティストの歌をいっぱい聴いた。その中に憂歌団もいたように思う。レコードやCDでは木村さんの歌声は聴いてますが、やっぱり生はまったく違うと実感。1曲目の歌を一声聴いただけで、不思議に自然に涙が出て来た。心のある歌の力は、歌い始めたばかりの知らない曲なのに泣けた。「俺の村では俺も人気者」も生で聴くと鳥肌もんだった。「石狩挽歌」も本当に凄かった。「今日もヨロシク」も聴けてよかった。この曲最近の曲だけどなぜかよく聴いてた曲。「テネシーワルツ」もずっと鳥肌立ってた。客席から誰かが急に口笛でメロディーを吹き始めて木村さんがギターで伴奏して、何か感動的な時間だった。山崎ハコさんが紹介されると、木村さんとの会話の時間・・・・「ハコさん大丈夫かな…」って思ったけど、それなりに会話は成立してた。(してたかな…)ハコさんのライブ観た事ない人は、真っ暗の中、ギター抱えて何も話さずに歌い続けるようなイメージがあるかもしれないけど、しゃべる時はかなり長くいろいろと話してくれます。子供の頃のおばあちゃんとの話や横浜に出て来たすぐの頃の話など、笑いも織り交ぜながら話してくれます。ハコさんのライブには80年代からずっと観続けてるので、4年以上も生の歌声が聴けなかった事がなかった。凄い久しぶりのハコさんの歌声・・・感動でした。「織江の唄」から始まったハコさんの時間。いつもならレアな曲をやってほしいと思ってて「織江の唄」はよく歌うので・・・って思ってたけど4年ぶりに生で聴くと泣けた。次に初めて聴く曲、カラオケで歌った。わかぎえふさんの作詞の芝居の主題歌。「横浜ホンキートンク・ブルース」は90年代からライブではよくセットリストに入る曲だけど、この曲も久しぶりに生で聴けたのと、木村さんのブルースに触発されるようにいつも以上にソウルフルに歌い上げるハコさん最高だった。次の曲「歌ひとつ」はアルバム「私のうた」の9曲目に収録されてる曲で、聴くたびに自分にもいろいろ問うてしまうような曲。また聴けてうれしかった。そして「ごめん…」は聴く度に涙腺が崩壊しそうになる曲。亡くなった安田裕美さんとの思い出を語り、この曲を歌った。安田さんのギターを流し、それに合わせてギターを弾き歌うハコさん。「気分を変えて」はいつも以上に激しくソウルフルに歌い上げた。凄かった。この曲、この前観た映画「TOKYO RED 鉛丹」の中で主演の蘭乃はなさんが狂ったようにハコさんのライブ音源の歌に合わせて踊る。壮絶な場面でした。木村さんとハコさんのコラボのコーナーでは、ハコさんのリクエストで木村さんの声に絶対合うという事で「ダンシング・オールナイト」をハコさんと二人で歌った。カッコよかった! そのあとのMCでは、木村さんの暴走にハコさんも楽しそうで何より・・・^^;ライブ始まってからバーボン水割りをかなり飲んでたからなあ。5杯ぐらいお代わりしてたような。「コーヒー・ルンバ」も木村さんとハコさんの二人で最高だった!飛び入りで香西かおりさんも出て来て「OSAKA RAINY BLUE ~蛸焼き橋」を3人で。そして「無言坂」と2曲歌った。最後に「見上げてごらん夜の星を」を二人で歌った。アンコールはハコさんが「胸が痛い」が聴きたいとリクエストしたけどダジャレ連発ではぐらかされて歌わなかった。木村さんが「ハコさんの歌が聴きたいわ」と言い出して、最後の曲はハコさんが歌う事に。客席から「飛びます」がリクエストされて久々に「飛びます」が聴けた。終演後、友人と二人で心斎橋で飲み屋探し。最高のライブの後は酒が本当に美味しい。「船中八策」と「醴泉」を熱燗で2合ずつ注文。酒の肴は「いさきの煮付け」「タチウオの天ぷら」「きんぴら」「からし蓮根」「そば寿司」等、料理も全て美味しくて大満足で帰ってきました。ハコさんと木村さんの生の歌声をまた近いうちに聴きたい。
2023年11月24日
アメリカのブルースバンド「ポール・バターフィールド・ブルース・バンド」のデビューアルバム。1965年10月発売。このバンドの事はこれまでに何度も書いてるけど、デビューアルバムの事はまだ書いていなかった。バンド構成Paul Butterfield – Lead vocals (all but 4, 5, 7曲目), HarmonicaMike Bloomfield – Lead guitarElvin Bishop – Rhythm guitarJerome Arnold – Bass guitarSam Lay – Drums, Lead vocals (5曲目)Mark Naftalin – Organ (3,4,7,8,9,10曲目)(このLPは22〜3歳の頃に梅田のLPコーナーで2ndアルバムの「East-West」と同時に買ったように思う。 当時、本当によく聴いた。それにしては盤質はかなりよく良い音で聴けた)A面1曲目「Born In Chicago」2曲目「Shake Your Money-Maker」3曲目「Blues With A Feeling」4曲目「Thank You Mr. Poobah」5曲目「I Got My Mojo Working」6曲目「Mellow Down Easy」B面1曲目「Screamin'」2曲目「Our Love Is Drifting」3曲目「Mystery Train」4曲目「Last Night」5曲目「Look Over Yonders Wall」ブルースロックのバンドなら白人にも多かったのですが、当時、白人でのブルースバンドは珍しかったようです。デビューアルバムにして、ブルースのスタンダードナンバーを作り、その後、多くのミュージシャンがカヴァーした曲もあります。A面1曲目の「Born In Chicago」です。この曲はアメリカに銃社会の危険さに1965年の段階で警鐘を鳴らした曲。3曲目「Blues With A Feeling」も大好きな曲。この曲はブルースのスタンダード曲のカヴァー。オリジナルは1947年に発売されました。5曲目「I Got My Mojo Working」はアップテンポなブルース。ボーカルはPaul Butterfieldが担当していますが、Bobby "Blue" Blandのような歪んだ声での熱唱がカッコいい!6曲目「Mellow Down Easy」も好きな曲。軽快なナンバーです。B面1曲目「Screamin'」はインストです。2曲目「Our Love Is Drifting」はこのアルバムで一番好きな曲。ミディアムスローなガチブルースナンバー。3曲目「Mystery Train」はかなり有名な曲。1953年にジュニア・パーカーが書いて大ヒット、その後、エルヴィス・プレスリーがカヴァー。その後も多くのブルースシンガーやロックバンドがカヴァーしています。4曲目「Last Night」はがっつり歌を楽しめるスローブルース。5曲目「Look Over Yonders Wall」のオリジナルは1945年。カヴァーしたヴァージョンはMike Bloomfieldのギターがカッコ良すぎます。この曲も多くのアーティストがカヴァーしています。このアルバムから始まったPaul Butterfieldの歴史ですが、1987年に44歳で亡くなっています。それまでに名盤を何枚も残しています。ブルースもブルースロックも大好きなのでPaul Butterfieldが参加したアルバムはどれもクオリティの高いアルバムのように感じます。ブルースロックならTen Years Afterが最高です。最近またブルースもよく聴くようになってきて、アナログ盤でしか持っていないアルバムのボーナストラックたっぷりのリマスターCDも欲しくなってきた。
2023年11月22日
美空ひばりさんの1972年1月発売のシングル。「この道を行く」がアナログ盤で聴きたくなってレコードの棚から探してけど見つからなくてネットで調べたら「ひばり仁義」のB面だと言うことを思い出した。25周年記念曲なのでA面だといつの間にか思い込んでた。A面「ひばり仁義」作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 市川昭介さんイントロでいきなり任侠での自己紹介である歯切れの良い口上から始まります。普通「お控えなすって」で始まるイメージですが、ここでの向上は「お見かけ通りの渡り鳥…わたし、生国と発しまするは関東 関東と言っても 関東はいささか広うございます 海の玄関横浜で生まれた時から船の汽笛を子守唄に 聞いて育った私です」ヤクザ映画でよく聞く任侠モノの口上とは少しイメージが違うように作られています。歌の出だしが「♪ごめんなすって 皆々さまへ〜」で始めります。編曲は使用楽器やフレーズは任侠映画のテーマ曲そのもので作られています。大正琴、尺八が前面にフィーチャーされています。昔、邦画映画館のインターバルでいつも流れてたような、あの頃の映画館の中を思い出すようなサウンドです。神戸東宝は「東宝チャンピオンまつり」の時でも爆音でこの系統の楽曲がインターバルで流れていました。神戸東宝は大好きな映画館でそこで何本のゴジラ映画を観たか。キャパもかなり広かった。872席も客席がありました。スクリーンもデカかったしゴジラ観るならココ!って子供頃からずっと思ってた。1990年代頃に閉館。B面「この道を行く」 芸能生活25周年記念曲作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 市川昭介さん石本美由紀さんと市川昭介さんの強力なタッグで作られた名曲。1971年末の紅白歌合戦でも、まだ発売もされてなかったのにこの曲が歌われた。ひばりさんとひばりさんの母親と二人三脚で25年がんばったのが伝わってくる曲です。 でも、この曲のリズムを聴くとどうしてもインファント島が頭に浮かんでくる^^;
2023年11月21日
今日は宝塚花組公演全国ツアーを観劇してきました。この作品は1999年に姿月あさとさん、花總まりさんコンビで初演上演され芸術祭賞優秀賞も獲得して大好評でした。その後、2回の再演(全国ツアー)があり、今回3度目の再演。全国ツアーになると、大階段がないので初演の芸術性の高かった舞台装置も組めずにかなりしょぼくなってしまうのは否めない。全国ツアー向きじゃないんじゃないかと前から思ってる。2010年星組全国ツアーで初めて再演した時に最初に思ったのは、日比野克彦さんの装置ありきの作品だったので大階段使えない時点でガッカリ感が凄かった。それでも凪七瑠海さんと花組選抜メンバーのパフォーマンスは素晴らしかった。主演の永久輝せあさんは華があって真ん中が似合うのがよくわかった。凪七瑠海さんが出演してるので作品が締まってたし、凪七さんの安定感で安心して作品を楽しめた。一ノ瀬航季さんの芝居も良かった。羽立光来さんの存在感は今の花組になくてはならない。ショーでも芝居でも輝いて見えた。ショー「GRAND MIRAGE!」で本公演にはなかった追加場面で凪七瑠海さんが歌う「ラ・ノスタルジー」が秀逸でした。その場面での一ノ瀬航季さんのダンスも魅力的だった。(次にカルメンを上演するなら、初演「ドン・ホセの一生」の方で再演してほしい。 古城都さんと初風諄さんのコンビ)少し前に悍ましく気持ちの悪い3人の記者会見をyoutubeで観て呆れ果てた。パンフレットをめくると最初のページにその3人のうちの一人の名前と挨拶が掲載されてて少し寒気がした。テレビ、雑誌、新聞をまったく観ないから、ほとんどネットや動画で情報を得てますが、全て変わる時が来た感じ。今みたいに厳しくなる前の「稽古さぼってファミリーランドで遊んでた」とか「本番中に舞台袖でウイスキー一口飲んで舞台に出てた」とか「下級生の頃にホリゾントのバトンにぶらさがって同期や先輩と遊んでた」などのエピソードを楽しそうに話してるOGの時代のように戻るといいのに。「寮や教室の掃除なんて一度もした事ないよ、掃除のおばさんがいたから」って言ってた大スターもいたなあ。1950年代〜70年代前半まではまだ温泉の余興的で、おじさんが温泉入浴後に大広間でビール飲んで「歌劇でも観にいこか」ってノリで劇場に行ってた…なんて話もよく聞いた。その頃に戻るのは無理だけど、もうちょっと気軽でいいのに。いつからそんなに厳しくなったのだろう?自分は昔から宝塚歌劇は映画観に行く感覚で行ってる。いつでも近くでやってるから。中学生の頃、みんなでファミリーランドで遊んでて、「歌劇観にいこか」って急に劇場に行ってショーからだけ観たり(ショーからのみは割引があった時期もあった)、自由だった。1970年代のジェットコースター、大観覧車1回分とほぼ同じ値段で歌劇が観れた。70年代後半でも3階席はC席で300円だった。昔は食事OKだったし、立ち見の人が通路や階段に新聞紙敷いて座って観てる人もいた。(SS席からD席まで細かく席種をわけてた時期もあった)昔の観光バスみたいに補助席もあったり、小さい子供が銀橋の前をうろうろしてるなんて事も何度か見た。応援の声掛けは問題になって70年代半ばには禁止になったけど、昔の実況録音盤のレコードを聴いてると、歌舞伎の大向こうのように「スータン!」とか「こうちゃん!」とか「マルさん!」とか「ミヤコさんっ!」とかタイミングばっちりで叫ぶのはカッコいいと思う。多分、叫ぶ担当の人は決まってたんだと思う。当時観てた人から聞くと、スポットが完全にその人に当たり切る前に叫び始め、叫び終わるとスターはポーズ決めてスポットの中にいる。大向こうとスポットが一体化してたとか聞く。ベルばら以降にアイドルに叫ぶようにやたらと叫ぶようになったから禁止になったように思う。今の心臓止まりそうになるほどびっくりする異様な大きい拍手よりはずっとマシ。ファミリーランドの昆虫館と電車館がめちゃくちゃ好きだった。スペースコースターの斜め前だったかな。その横はゲームコーナー。スペースコースター向かって左が大人形館。そういえばタカラジェンヌもよくファミリーランドで遊んでるのと遭遇した。卵からヒヨコが生まれる装置をずっと観てるちょっと有名なジェンヌも見たし、アシカの前のベンチに3人で座って何か食べてるタカラジェンヌも見た。夏休み限定のゲゲゲの鬼太郎のお化け屋敷に並んでるジェンヌも見たし、ファミリーランドの中に流れてた小川でザリガニ釣りしてる子供を見て何人かで楽しそうにしてるジェンヌも見た。大急ぎで劇場の方へ笑いながら走って行くジェンヌのグループも見た事がある。あの中でタカラジェンヌを見つけるとインパクト大なのでよく覚えてる。その全員がキラキラと楽しそうにしてるのが印象的だった。もし、今ファミリーランドがあったとしても多分そんな余裕はないんだろうな。(まだ、「スペースコースター」が出来る前のファミリーランド。 大劇場の近くに大温泉(ヘルスセンターと呼ばれてた時もある)があった。「恐竜館」なんて忘れてた。「恐竜館」も好きだった。 ぐるぐる回るだけだけど、ボブスレーが一番好きだったかも。 仕方から閉まっていき真っ暗になった中、光の演出を見ながらひたすらぐるぐる回る)ファミリーランドには数え切れないほど遊びに行ってる。歌劇観ない時でもファミリーランドに遊びに行く事が多かった。歌劇のチケットあれば入れたし乗り物もそんなに高くなかった。ファミリーランドがなくなる間近かでも一番高いので700円ぐらいだったように思う。一番高かったのは大人形館、ジェットコースター、急流すべり、スペースコースターかな。大観覧車も700円だったか…ジェットコースターかスペースコースターがどちらかが少し安かったような気もする。入園券の中に大浴場の入場料も含まれてたので温泉入ってから帰る時もあった。朝から行って大浴場に入って大広間でご飯食べてから劇場に歌劇観に行った事もあった。温泉ついでに歌劇観る人も多かったように思う。ファミリーランドを失くしたのが痛すぎる。阪急今津線で仁川駅越えたあたりで大観覧車とかが見えてくる。子供の頃はワクワクしながら車窓からファミリーランドが近づいてくるのを観てた。動物も多かったし、植物園も充実してた。ゲート入って最初に象がいていつもエサ買ってあげてた。ホワイトタイガーやライオンなどの猛獣が並ぶ檻の一番奥に小動物と触れ合うコーナーがあってそこでいろんな動物を間近で触れ合ってた。大きいペリカンが一羽いて、機嫌が悪い時はちょっと怖かった。のんびりおおらかな時代に歌劇も戻れたらいいのに。今日は観劇後に飲みながらいろいろと話してた。情けなさと腹立たしさでお酒の量も少し多くなってしまった。
2023年11月20日
淡谷のり子さん事を書くのは多分、はじめて。シングル盤、LP盤、CDと結構、集めています。今回は超有名曲は外して、少し隠れた名曲的な作品。淡谷のり子さんは東京音楽大学のピアノ科から声楽科に編入。「10年に一人のソプラノ!」と言われた事は有名な話。本当に凄い歌唱力です。昭和4年に東京音楽大学声楽科を首席で卒業!これが凄すぎる!基本が完璧に出来ているので80代になってもソプラノで歌えていました。そりゃ10代〜50代の頃のような声量は落ちてましたが、高音は完璧に出ていました。淡谷のり子さんの歴史が凄すぎる。あの大ヒット曲「別れのブルース」を発売した時(1937年)は日中戦争勃発の年。そんな時にあんなにモダンなジャズブルースを歌っていたとは・・・。1937年って、初代ゴジラの17年も前です。「別れのブルース」は100万枚を突破して大ヒットになりました。A面「君忘れじのブルース」作詞 大高ひさをさん 作曲・編曲 長津義司さん超名曲の「雨のブルース」「別れのブルース」に負けない感動的な名曲です。最初にレコーディングしたのが1948年です。自分の持ってるシングルはステレオ録音なので1948オリジナルでは絶対にない。淡谷のり子さんは詳しいデータがあまり出ていなくて、何年レコーディングヴァージョンなのかとか分からないものが多い。時代が昭和一桁代からの歌手生活なので、戦前どころじゃない。この頃の歌手で自分がよく聴いてるのはディック・ミネさんと淡谷のり子さんぐらいかな。このシングルの「君忘れじのブルース」は1960年代(昭和30年代)以降だと思う。使用楽器もアレンジも昭和20年代って事は絶対にないと思う。淡谷のり子さんのベスト盤を流しながらパソコンで仕事してたら、焦ってるのも落ち着けて良い。B面「しのび泣く雨」作詞 清水みのるさん 作曲・編曲 長津義司さん1950年三原純子さんが、大映映画「ニッポンGメン 難破崎の血斗」の主題歌として歌ったのがオリジナルで、淡谷のり子さんがカヴァーしたもの。この曲がまた素晴らしくて、淡谷さんの歌唱はもちろん、アレンジ、演奏がカッコいい!70年代後半に一度だけ生の淡谷のり子さんの歌を聴いた事があります。NHKの公開録音の歌番組だったと思う。森進一さん目当てで行ったのですが、淡谷のり子さんの歌唱力の凄さにも驚かされたのを覚えてる。森進一さんが「あゝ人恋し」を新曲として歌ってた時だと思うので1975年か。
2023年11月19日
昨日からUSAゴジラのテレビシリーズが配信されています。Apple tv+で観ることができます。現在2話まで配信しています。この前、「ゴジラ−1.0」を観に行った時にこの「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」の予告編が流れて、その迫力に驚きました。映画の大スクリーンでもじゅうぶんに魅力を発揮できるテレビドラマです。それまで以上に配信される日が待ち遠しくなった。2014年のハリウッド版「Godzilla」を 何度も観て頭の中に細かい部分まで覚えてる人はそのまま観て、今回の作品との細かい繋がりがわかって凄く楽しめます。何度も観た作品だけど自分は予習のつもりで2014年「Godzilla」を昨夜、観ました。2014年「Godzilla」を観てから、今作を観て本当に良かったと思う。時代がコロコロと変わるので、各時代でのワクワク感がすごい。1973年髑髏島、2015年東京、1959年カザフスタン、2014年サンフランシスコ、1952年マニラと2話まででそれだけ時代と場所が変わっていきます。ハリウッド版の「モンスター・ヴァース シリーズ」が大好きなので、今回のテレビドラマシリーズもかなり期待値が上がりまくってましたが、その期待値を上回るおもしろさでした。この「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」は怪獣映画として観るつもりは初めからなく、映画のシリーズをより良くおもしろくさせてくれる人間ドラマを期待してました。「モナーク」という組織の謎をこれから深く掘り下げていくのが楽しみ。そしてそのドラマの中にゴジラやその他の怪獣が現れてメリハリをつける。エピソード2まで観ただけで、怪獣ファンにとっては神ドラマ決定です。(1973年髑髏島 髑髏島は2017年「キングコング 髑髏島の巨神」の舞台になった所)(エピソード1は東京がかなり頻繁に登場します。新宿3丁目駅がゴジラ指定避難所に)(2014年サンフランシスコの大橋の上でスクールバスの前にゴジラが現れる場面。 そのスクールバスに乗ってた教師が主人公のうちの一人です。 あの時の事がトラウマになってしまっている。橋のシーンは新たに撮った映像です)(このカットは1995年「ガメラ 大怪獣空中決戦」での五島列島、姫神島にギャオスが現れた場面の オマージュのような映像でした)エピソード3は11月22日から配信!シーズン1は10エピソードまで。2024年1月12日が最終話配信。「ゴジラ−1.0」もまだ何度も観たい。「ScreenX」ってどうなんだろう?昔、梅田のOS劇場でシネラマ方式での上映に近い感じなのかな。OS劇場は1991年まで営業してましたが、シネラマ方式での上映は完全にやっていなかった。ただ、スクリーンがかなり大きくそして湾曲していました。たしか映写機3台で上映する方式では一度だけ観たような記憶があります。「アリス THE MOVIE 美しき絆」もOS劇場でロードショーされました。3回観に行ったけど1200席以上ある客席に毎回ぎっしりと満員のお客さんだった。「ScreenX」興味あるけど、全編を3面スクリーンで上映するのではないらしい。IMAXの方がやっぱり良いのかな。
2023年11月19日
1965年5月10日発売の美空ひばりさんのシングル。このシングルは1965年9月18日公開の映画「新蛇姫様 お島千太郎」の主題歌。美空ひばりさん、林与一さんの主演作品。A面「お島千太郎」(セリフ 林与一さん)作詞 石本美由起さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん映画のサントラではないのですが、サントラ風にセリフが入った構成になっています。復讐劇と恋愛ドラマを芯にした歌あり踊りありのミュージカルのような作品。元々は舞台作品として美空ひばりさんと林与一さん主演で上演された物の映画化でした。和楽器を中心として作られたオケも素晴らしい。林与一さんのセリフもグッときます。60年代の東映の人情物はたまに観ると感動してしまう。B面「蛇姫様」作詞 石本美由起さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん「蛇姫様」の映画は各映画会社で制作されています。市川雷蔵さんと瑳峨三智子さんコンビ、東千代之助さんと高千穂ひづるさんのコンビなど。この曲も和楽器が中心の演奏でレコーディングされています。この映画、観た事がない人は「へびひめ様」って名前にも気になると思う。
2023年11月18日
2007年9月19日発売の谷村新司さんの40枚目のシングル。この曲はNHK教育テレビ『みんなのうた』のために作られた曲で作曲は千住明さんが担当。4曲入りのマキシシングルとして発売されました。1曲目「夢人~ユメジン~」作詞 谷村新司さん 作曲・編曲 千住明さん2曲目「カノン」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 瀬戸谷芳治さん3曲目「ココロノジカン」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 妹尾武さん4曲目「勇気のカタチ 〜私を変えてくれたあなたへ〜」作詞 谷村新司さん 作曲 弾厚作さん 編曲 瀬戸谷芳治さん1曲目「夢人~ユメジン~」は発売当初はあまりピンと来なかったって言うか、一つ前のシングル「風の暦」が凄く気に入ってて、そんな曲を無意識に求めてたのかも知れない。この「夢人」が好きになったのは、2009年3月16日シンフォニーホールでの「TANIMURA CLASSIC」 で初めてフルオーケストラでこの曲を歌ったのを聴いて一気に惹かれた。分厚いストリングスと子供達のコーラス、そしてCDには入っていない管楽器も加わって音に包み込まれる感覚でこの曲を聴いてから、よく聴くようになった。2曲目「カノン」は懐かしい感じのする70年代のフォークソング風なアレンジ。「五年目の手紙」を少し彷彿とさせる。このコード進行のまま「五年目の手紙」歌えてしまいそうに思えてしまう。コンサートでは一度だけ聴いたように思う。3曲目「ココロノジカン」はアルバム「オリオン13」からのシングルカット。シンプルなロックサウンドで力強い曲です。あまり普段聴かない曲だけど、久しぶりに聴くとアレンジが意外とハードな事に驚く。歌詞にも引き込まれ胸が熱くなった。2007年4月22年東京キネマ倶楽部での「ネオドラゴン集会」のオープニングを飾った曲です。4曲目「勇気のカタチ 〜私を変えてくれたあなたへ〜」は「サライ」を作ったコンビでの2曲目のタッグ。弾厚作さんは加山雄三さんのペンネームです。大阪でのコンサートで加山雄三さんがシークレットゲストのような扱いで登場でしてこの曲を生で聴いたのが良い思い出。DVDと2枚組で、DVDには「みんなのうた」で流れた映像が収録されています。DVDにこの1曲だけってのも勿体無いように思う。「カノン」もMV作って収録したら良かったのに…。
2023年11月17日
谷村新司さんの40周年に制作されたコラボアルバム「NINE」に収録。9曲のコラボ曲と1曲のボーナストラックで構成されています。その中から楽曲の良さとアレンジの秀逸さで聴くたびに好きになっていった曲。『あれから』作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 武部聡志さんプロデュース&ピアノ 武部聡志さんアコースティックギター 遠山哲郎さんSynsetheizer Operator(Manipulator) 山中雅文さんボーカル 谷村新司さん・夏木マリさんこのミュージシャンを見るとそのまんま松任谷由実さんのサポートメンバー。このユーミンの音をいつも作り上げてるメンバーがちんぺいさんの楽曲を完成させた音は最高です。アルバムが発売された当初からちんぺいさん独特のヨーロッパの香りがするような世界に惹かれた。「引き潮」の頃のマニアックなサウンドとは違うけど「棘」の頃のボサノバ+歌謡曲なテイストを彷彿させる大人のサウンドです。ちんぺいさんと夏木マリさんの声質の相性も良くてカッコいい大人のボーカルって感じです。Aメロはちんぺいさん王道で古賀メロディならぬ谷村メロディ。アルバム「NINE」は名曲揃いで、様々なコラボが楽しめるアルバムです。最近、またよく聴くようになったので、特にお気に入りの曲を書いて行こうと思ってる。
2023年11月16日
1974年11月5日発売の谷村新司さんのソロアルバム「蜩」に収録されている曲。この1stソロアルバム「蜩」は一人の女性との別離をテーマにした半コンセプトアルバムのような創りになっているのですが、この曲は男の友情を歌った曲です。(「蜩」をコンサート会場で買えばもらえたポスター。姉と2枚買ったのでポスター2本もらった)このアルバムの1曲目はちんぺいさん作曲のインスト「テーマ・さよならの季節」です。様々な「さよなら」を歌った曲が多いアルバムですが、失恋の曲はきっと一人の女性の事を歌っているのだろうと歌詞を読んでて想像できる。歌詞カードには更に一篇の詩を書いています。「1つの恋が終わると肌で感じた時 人はみな一番やさしくなれるのです 自分のわがままや思いやりのなさを 痛切に身に感じるものなのです この恋にすがってはいけないと 分かっていても それはなかなか出来ないもの 男と女はどうしても一人では生きられないもの それゆえ男と女は結ばれるのです お互いの幸福を祈りつつの別離なんてありえないもの 別離とは必ず憎みあうべきもの それが男と女のたった一つの本当の愛の証なのです。 季節が変わってゆくように 気づかぬうちに 心が変えられるものならば 人は誰も悩みはしません 悩むからこそ 人は皆やさしいのです 悩むのです 悩むべきです やさしい人であるために」25歳のちんぺいさんがきっと大失恋した頃なのだと思う。この詩もこのアルバムの女性を歌う曲も、どれもがその一人の女性に宛てて書いた曲のようにしか思えない。未練がましさを堂々と歌う人間臭さと逆に男らしさを感じるアルバム。このアルバムを発売されて聴いた時はまだ小学生だったので、歌詞よりも曲のカッコ良さに惹きつけられた。「面影」「冬木立」「想い出橋」そしてこの「Good-Bye My Friend So Long」特にコンサートで当時よく聴いてた「面影」は別格で好きでしたが、その次にコンサートで聴いた事もない「Good-Bye My Friend So Long」が好きでした。「セレナーデ」も小学生の頃は大好きでよく聴いてた記憶がある。「おやすみ」は雑音だらけのラジオから真夜中に半分眠りそうになりながら聴いてた思い出の曲。あんな時間に起きてた小学生もちょっとやばい気もする^^;(21時ぐらいから一旦寝て1時に目覚ましで起きてたから睡眠時間はそこそこ取ってたように思う)20歳過ぎた頃からはこのアルバムでよく聴く楽曲が変わってきた。「挽歌」「蜩」の渋さにハマっていった。「恋唄」の良さも分かり始めたのも20歳過ぎてからだった。(一度も針を落としていなかった見本盤。今日、初めてまっさらのLPに針を落として聴いた。 この見本盤はかなり昔にある人にもらったもので聴かずに大事に置いてた。 いつか絶対に聴くつもりで置いてて、ちんぺいさんがいなくなってしまったので まっさらのレコードで聴きたくなった。)「Good-Bye My Friend So Long」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 篠原信彦さんこの曲は誰をイメージして書いた曲なのか中学生の頃、友人とよく話題になった。ここで歌われてる「君」は、近い友人だし、歌を歌っている友人、でも、なぜ友人なのに「さよなら」なのかわからない。べーやんがちんぺいさんに結婚を伝えた時に書いた曲のようにも思えるけど「さよなら」は違うし。ひょっとしてその頃体調も悪かったべーやんが結婚を機に音楽をやめようとしてたとか…。違うか。その頃にちんぺいさんと仲の良かったミュージシャンで結婚を機に音楽を辞めた人がいたっけ。山本峰幸さんの可能性もあるとは思う。山本さんがいつ結婚したのか、まったくわからないけど。結局はノンフィクションじゃなくてべーやんの結婚でインスパイアされて作った物語の可能性が一番濃厚だって結論に至ったような。この曲についてラジオで語った事がなかったように思うので謎のままになってしまった。アルバム発売時にセイヤングで1曲ずつ流した時に何か語ってたのかも知れないけど…。ヤンタンではこの曲を流した記憶もないし。ヤンタンでは「思い出橋」をよく流してたように思う。(CD、音圧が低いままなのでリマスターしてほしい)
2023年11月15日
アメリカのハードロックバンド「Y&T」のライブ盤。1985年1月24日全米発売。6枚目のアルバム「In Rock We Trust 」の次のアルバムがこの時期に発売されるはずだったのが、急にライブアルバムが発売される事になった。バンド構成Dave Meniketti – Vocals, GuitarJoey Alves – Guitar, Backing vocalsPhil Kennemore – Bass, Backing vocalsLeonard Haze – Drums, PercussionA面1曲目「Open Fire」 (4th「Black Tiger 」A面2曲目収録)2曲目「Go for the Throat」 (6th「In Rock We Trust 」ボーナストラック曲)3曲目「25 Hours a Day」 (1st「Yesterday and Today」A面2曲目収録) 4曲目「Rescue Me」 (3rd「Earthshaker」A面ラスト曲)B面1曲目「Summertime Girls (Studio Version)」2曲目「Forever」 (4th「Black Tiger 」A面5曲目収録)3曲目「Barroom Boogie」 (4th「Black Tiger 」B面2曲目収録)4曲目「I Believe in You」 (3rd「Earthshaker」B面ラスト曲)B面の1曲目「Summertime Girls」のみスタジオレコーディングされた新曲でした。今日、どうしても聴きたかったのは「25 Hours a Day」のライブヴァージョン。この曲はデビューアルバム「Yesterday and Today」のA面2曲目に収録されてる曲。「25 Hours a Day」はオーソドックスなロックンロールな曲なのですが、10代の頃からこの曲が好きでよく聴いた曲。1曲目「Open Fire」はスタジオヴァージョンをほぼ完全に再現したかのような演奏が鳥肌もん。この曲はY&Tの楽曲の中でもベスト10に入る名曲です。2曲目「Go for the Throat」は日本盤のボーナストラックとして収録されています。トゥイステッドシスターにありそうな曲みたいだと当時から思ってた。4曲目「Rescue Me」は人気曲です。Y&Tの得意とするようなドラマチックな展開に引き込まれる曲です。B面2曲目「Forever」も大人気曲。日本でもシングルカットされていてライブでは盛り上がる曲のひとつ。3曲目「Barroom Boogie」はスタジオヴァージョンよりもテンポアップさせよりHARDにアレンジされています。スリリングな演奏と展開で自分はかなり好きな曲です。4曲目「I Believe in You」はラストに相応しいパワーバラードです。スタジオ盤と比べて聴くものいい。この曲自体、20年ぶりぐらいに聴いたけど、やっぱり良い曲。ギターも凄くカッコいい!大好きなアルバム「Mean Streak」から1曲も収録されていない事は当時かなり不満に思ってた。でも今となれば「Mean Streak」からのライブヴァージョンは簡単にいろいろと聴ける。
2023年11月14日
1975年6月1日発売の美空ひばりさん268枚目のシングル。最近はひばりさんのやや忘れられがちな楽曲を書いていますが、この曲も隠れた名曲的なシングル曲です。A面「ひとりぼっち」作詞 山口洋子さん 作曲 遠藤実さん 編曲 斎藤恒夫さんこの曲は元々、アルバム用に作られて、アルバム「ひとりぼっち〜歌は我が命」に収録されていました。アルバム発売の1ヶ月後にシングルカットされました。DVD化もされてる「芸能生活35周年記念リサイタル」のセットリストに入るほどひばりさん本人も気に入ってた曲なのだと思う。小料理屋かスナックのママが一人のお客さんに語りかける設定の曲で有名なセリフから始まります。「おお寒い… 冷えるわねぇ どういっぱい? ところで聞いてくれる こんな淋しい女のはなし」このセリフを読めば「ああ〜あの曲ね」と思い出す人が多いと思う。セリフはもう一度、アウトロで出てきます。「ごめんなさい しめっぽい愚痴、聞かせちゃって そろそろ看板だけど、ねぇ もう一杯いかが…」これからの季節の少し寂れた飲屋街。熱燗の匂いが漂う裏路地から聞こえてきたら最高な曲。熱燗とお出汁の匂いが漂うような裏路地の飲み屋が一番好き。B面「渚の足跡」作詞 山口洋子さん 作曲 鈴木惇さん 編曲 竜崎孝路さんこの曲は自分が大好きな編曲家の竜崎孝路さんの編曲が楽しめる曲。サビのリズム隊のアレンジが凄く好き。この曲のメロディも良い!かなり低い所から歌い出す歌メロはひばりさんの声の魅力をより引き出してるように感じます、
2023年11月13日
宝塚歌劇雪組100周年記念のライブイベントに行ってきました。今日の出演者は、平みちさん、一路真輝さん、紫ともさん、えまおゆうさん、和央ようかさん、月影瞳さん、成瀬こうきさん、朝海ひかるさん、舞風りらさん、壮一帆さん、音月桂さん、愛原実花さん愛加あゆさん、舞羽美海さん。(全日程出演者)美穂圭子さん、未来優希さん、緒月遠麻さん、真波そらさん、沙月愛奈さん、蓮城まことさん、笙乃茅桜さん、彩月つくしさん、坂井美乃里さん、大原万由子さん、桜庭舞さん、ゆめ真音さん一路真輝さんが歌ったのは、「二人だけの戦場」から「追い詰められる男達」 和央ようかさん、緒月遠麻さんと「ブルボンの封印」から「風と光の中で」 紫ともさんと「花幻抄」から「花夢幻」「微笑みの国」から「君は我が心のすべて」「TAKE OFF」から「TAKE OFF」 未来優希さん、紫ともさん他 大勢「エリザベート」から「愛と死の輪舞」「エリザベート」から「闇が広がる」 和央ようかさんと「エリザベート」から「最後のダンス」「ポップ・ニュース」から「愛!」もう1曲、何か歌ったような気がするけど思い出せない。比較的、コンサートなどでも歌ってた曲が多かった。「愛!」はかなりレア。一路さんは『寺田瀧雄宝塚歌劇作品集「愛! − All This Dreams −」』のためにレコーディングしています。スタジオヴァージョンもとんでもなく素晴らしい歌唱です。あのCDの「愛!」は何百回聴いたかわからないほど聴いてる。ライブでは、かなり前にビルボード大阪で一度聴いたような気もするけど。(「恋のチェッカー・フラッグ」から)相手役の紫ともさんも一緒に出演してるから「いつも二人で」が聴きたかった。オペレッタの曲だから版権もかからないと思う。大人数の生バンドなので「今始まりの刻」が聴きたかった。少し前のライブで久しぶりに「ツーロンの薔薇」からの「あの日のように」を聴いたけど、もう一度聴きたかった。一路さん40周年記念のコンサートで、宝塚時代のショーメドレーを歌った。あの時のショーメドレーの構成でそのままやっても良かったと思う。私はカモメ〜スカイ・ハイ・スカイ〜マ・ベル・エトワール〜LOVEバロック千一夜〜TAKE OFFそういえば「サジタリウス」からの曲は、これまでにもほとんどセットリストに入った事がないように思う。(「マ・ベル・エトワール」のオープニング)「マ・ベル・エトワール」のオープニングはアメリカのヘヴィメタルバンド「Symphony X」のメドレーで構成されていました。「A Winter Dream-Preluude~The Damnation Game ~Dressed to Kill」の3曲のメドレー。何でまだ新人バンドだった「Symphony X」の2ndアルバムから3曲もメドレーにしたのか当時も凄い不思議だった。演出、構成の村上信夫さんが「Symphony X」が好きだったんだろうけど、「Symphony X」ってチョイスがかなり突飛な感じもする。でもびっくりだった。「Symphony X」の曲がいきなり使われて自分が宝塚で一番好きな一路真輝さんが歌うとか何事が起きたのか?とマジで思った。「Symphony X」も日本の女性だけの劇団で自分たちの曲が3曲もショーのオープニングに使われてるなんて知らなかったのじゃないかな。オリジナルの歌詞とはかなり違う日本語歌詞で歌われたけど・・・。生演奏じゃなくテープ演奏だったのが少し残念だった。あの3曲、宝塚歌劇のオーケストラでは絶対に演奏できないから仕方ない。「Symphony X」の曲を生演奏でやったとしたら凄い。ドラムとギターが絶対に無理だと思う。宝塚歌劇の全てのショーの中でも一番と言っていいほど攻めてるオープニング。このメタルのメドレーが終わると、通常の宝塚歌劇の主題歌の「マ・ベル・エトワール」が昭和臭ばりばりで始まるのがめちゃくちゃ好きだった。あのホッとした感。「マ・ベル・エトワール」のオープニングは最高!(左はスッシーさんかな)日本物だと、「花の都は恋の花ざかり」を歌ってほしい。平みちさん「愛のカレードスコープ」と「アンド・ナウ」の主題歌を久しぶりに聴けたのは感動。平みちさんトップ時代の雪組もよく観た。懐かしい作品が多いので、どの曲を歌ってもほとんどわかると思う。かなり昔にコンサートで平みちさんが歌った「あいつが死んだ晩」に凄く感動したのを思い出した。美穂圭子さんの歌も何曲も聴けたので満足。歌って欲しい曲はもっと他にあるんだけど、「ノバ・ボサ・ノバ」のシスター・マーマや「花のオランダ坂」の「私は桃の花が好き」も聴けたのはうれしかった。ルーア神父は未来優希さん!そして未来優希さんの「シナーマン」も最高でした!和央ようかさんの「大上海」は懐かしかった。歌うと思ってなかったので聴けてうれしかった。朝海ひかるさんを中止にした「Joyful!!」も盛り上がった。
2023年11月12日
イギリスのロックユニット「The Alan Parsons Project」の3枚目のアルバム。1978年5月に発売されました。当時は実験的な音楽集団って印象もありプログレバンドとは少し別に考えてた。このバンドで初めて買って聴いたのがこのアルバムだったので思い出深い。アラン・パーソンズ・プロジェクトの事もこれまで書いた事がなかったように思う。そう考えたら書いていない好きなバンドはまだまだ残ってる。とりあえずアラン・パーソンズ・プロジェクトはこのアルバムから。アルバムごとにかなり印象が変わるバンドです。あまり売れなかったアルバムだけど1985年発売の「Stereotomy」とか大好きです。大ヒットアルバム「The Turn Of A Friendly Card」には売れて当然の要素が詰まってるし「Stereotomy」の次に出た「Gaudi」も良い曲の宝庫です。世界的にヒットした「Eye in the Sky」ももちろん大好きなアルバムです。最近、ボーナストラックたっぷりのリマスターCDも揃え始めてる。アナログ盤LPでしか持ってなかったので新鮮。でも結局、アナログ盤で聴くんだけど。(アートワークはヒプノシスです!)(紙ジャケCD Wジャケ仕様じゃないのがね…)レコーディングメンバーDavid Paton – Bass, VocalsStuart Elliott – Drums, PercussionIan Bairnson – Electric and Acoustic GuitarsEric Woolfson – KeyboardsDuncan Mackay – KeyboardsDean Ford, Colin Blunstone, Lenny Zakatek, John Miles, Jack Harris – VocalsPhil Kenzie – Saxophone solos on "One More River"A面1曲目「Voyager」(邦題「異次元への旅人」)2曲目「What Goes Up...」(邦題「万物流転」)3曲目「The Eagle Will Rise Again」(邦題「鷲の飛翔」)4曲目「One More River」(邦題「もう一つの河」)5曲目「Can't Take It With You」(邦題「不可解な物体」)B面1曲目「In The Lap Of The Gods」(邦題「偉大なる神々の伝説」)2曲目「Pyramania」 (邦題「ピラミッド狂」)3曲目「Hyper-Gamma-Spaces」(邦題「超第三空間」)4曲目「Shadow Of A Lonely Man」(邦題「孤独な男の影」)(アナログ盤Wジャケットの内側)A面1曲目「Voyager」無機質な物が宇宙空間を彷徨っているようなイメージが頭に広がる。次第に脈打ち始め命の始まりを感じる。ゾクゾクするアルバムの幕開けです。2曲目「What Goes Up...」は「Voyager」から流れるように繋がっている曲。この曲、アナログ盤をヘッドフォンで聴くと毎回鳥肌が立つ。メロディーが天才的。このアルバムから2枚目のシングルカット曲。3曲目「The Eagle Will Rise Again」美しく幻想的でドラマチックなバラードナンバー。ミュージカルの中で歌われそうなアレンジにも惹かれる。4曲目「One More River」キャッチーなブギーなロックナンバーです。SAXソロもカッコいい!5曲目「Can't Take It With You」8ビートのキャッチーなロックパートを中心にプログレな構成も感じられる曲。B面1曲目「In The Lap Of The Gods」このタイトルを見て頭に「♪It's so easy but I can't do it So risky but I gotta chance it It's so funny there's nothing・・・・・」って頭に浮かぶ人はよほどのQUEENマニア。「♪I live my life for you Think all my thoughts with you, and only you Anything you ask I do, for you・・・・」の方が頭に浮かぶ人もいるかな。でもやっぱり「♪It's so easy but I can't do it・・・・」の方でしょ。それはいいとして、この曲インストなのですが、凄い曲です。インストだけど重厚なコーラスパートがあって一気にドラマチックに展開していきます。2曲目「Pyramania」リードトラックで先行シングル曲。この曲は初期のQUEENのイメージがある。チューバのソロのようなシンセベースのソロがゾクゾクするほどカッコいい!3曲目「Hyper-Gamma-Spaces」インスト曲ですが、この曲が第三弾のシングルカット曲。1978年5月にしたらかなり先を行くシンセの演奏。レコーディングは1977年なので驚きです。4曲目「Shadow Of A Lonely Man」壮大なバラード。突き抜けるようなボーカルも感動的です。10代の頃によく聴いた曲なので、細かく頭にフレーズも残ってる。(裏ジャケ)
2023年11月11日
松任谷由実さんの大阪城ホール公演に行ってきました!今日はぴあの最速先行で取れた席。アリーナなのかスタンド席なのかもわかっていない状態。昼12時、電子チケットのチケプラからの座席発表。スタンド席だった!この前の神戸2daysはユーミンのファンクラブで取れた席。2日間ともアリーナ席だった。観やすい席で大満足でしたが、アリーナはかなり賭け。スタンド席なら全体見渡せるので、どこの席になってもその席なりの楽しみ方ができる。スタンド席の方が好きですが、神戸で2日続けてアリーナ席で観て、アリーナ席でしか体感できない興奮度があった。周りの熱量もアリーナ席は凄かった。(この前の7月の大阪城ホールの時とは全く違う景色。すっかり夜の光景)今日はBブロックの前方席だった。今までで一番良い席だった。ユーミンが船尾にいても船首にいても両側のマストの上に上がっててもどこにいても死角になる事なく全て見えた。ただ、ドラゴンは後姿を観てる時間が多かったけど。7回目だけど、観るたびに感動がより大きくなるライブ。ユーミンがとにかくカッコ良すぎる!「9900円でこれ観せてもらっていいの?」って毎回本気で思ってる。「THE JOURNEY TOUR」は20000円でも安いと思う。装置や演出だけじゃなくユーミンのパフォーマンスにその価値がある。神々しさと人柄に魅了される。この前の神戸からライティングとレーザー光線、映像がより派手にブラッシュアップされたように思う。スモークの量も確実に増やしててレーザーの効果を上げている。今回のツアー、大阪城ホール公演は6回ありましたが、今日がその6本目。大阪最後の公演でした。今日も凄い立ち見の観客の数!拍手の大きさも凄かった。フリフラもみんな効果的に振ってて見事でした。手拍子しちゃうと光ってる部分が内側になるので効果が半減。2023年11月9日(木) 大阪城ホール1曲目「心のまま」 「REINCARNATION」B面2曲目2曲目「WANDERERS」 「LOVE WARS」2曲目3曲目「リフレインが叫んでる」 「Delight Slight Light KISS」1曲目4曲目「ただわけもなく」 「Wings of Winter, Shades of Summer」4曲目5曲目「満月のフォーチュン」 「天国のドア」4曲目6曲目「TYPHOON」 「VOYAGER」B面2曲目7曲目「青いエアメール」 「OLIVE」2曲目8曲目「紅雀」 「紅雀」5曲目9曲目「あの日にかえりたい」 シングル曲10曲目「さまよいの果て波は寄せる」「悲しいほどお天気」ラスト曲11曲目「セイレーン」 「スユアの波」1曲目12曲目「Blue Planet」 「A GIRL IN SUMMER」1曲目13曲目「Delphine」 「KATHMANDU」5曲目14曲目「LOVE WARS」 「LOVE WARS」3曲目15曲目「Now Is On」 「FROZEN ROSES」1曲目16曲目「星空の誘惑」 「REINCARNATION」A面4曲目17曲目「埠頭を渡る風」 「流線形'80」2曲目18曲目「真夏の夜の夢」 「U-miz」3曲目19曲目「航海日誌」 「COBALT HOUR」5曲目 アンコール20曲目「守ってあげたい」 「昨晩お会いしましょう」A面ラスト21曲目「やさしさに包まれたなら」 「MISSLIM」3曲目22曲目「春よ、 来い」 「THE DANCING SUN」ラスト曲Wアンコール23曲目「瞳を閉じて」 「MISSLIM」2曲目Wコールの前のユーミンのMCは感動的だった。バンドの演奏も毎回素晴らしいし、パフォーマーの人たちの心を感じられるアクロバティックな演技も毎回感動させられる。10000人以上の規模の会場で全54公演。あと10公演。多分60万人以上の動員になると思う。ユーミンの動員力の凄まじさは衰える事を知らない。とうとうこのツアーも自分が観るのはツアーラストの日のみになってしまった。次はホールツアーだと思うけど、その前にどんなオリジナルアルバムを出してくれるのか凄く楽しみです。「宇宙図書館」「深海の街」と最高のオリジナルアルバムをたて続けにリリースしたので、期待値が上がってしまう。今のユーミンが最高です。
2023年11月10日
イギリスのロックバンド「スプーキー・トゥース」の2ndアルバム。スプーキー・トゥースも10代〜20代の頃によく聴いてたバンド。何度かブログにも書いてると思うけど、マイナーなアルバムばかり書いてたような気がする。昔はハードロックバンドにジャンル分けされてる事も多かったけど、ハードロックってイメージはほとんどなかった。バンド構成Mike Harrison – Vocals,KeyboardsLuther Grosvenor – GuitarGary Wright – Keyboards,VocalsGreg Ridley – BassMike Kellie – Drumsこの2ndアルバムが一番有名なのかも知れない。このアルバムや1st「It's All About」はもちろん最高にカッコいいんだけど、自分が一番好きでよく聴いたのは7th「The Mirror」と6th「Witness」の2枚。特に「The Mirror」は初めて買ったSpooky Toothのアルバムだったのが大きい。A面1曲目「Waitin' For The Wind」2曲目「Feelin' Bad」3曲目「I've Got Enough Heartaches」4曲目「Evil Woman」B面1曲目「Lost In My Dream」2曲目「That Was Only Yesterday」3曲目「Better By You, Better Than Me」4曲目「Hangman Hang My Shell On A Tree」A面1曲目「Waitin' For The Wind」はライブリハーサルのドラムサウンドチェックのようなPAさんが「ドラム全体で回して!」って言われた時のような凄く基本的なリズムから始まる。逆にこれが気分を高揚させていく。途中からドラムにリバーブがかかっていく。Heavyなリフとソウルフルなボーカル、ゾクゾクさせる要素が詰まってる曲。2曲目「Feelin' Bad」はシングルカットされたキャッチーな曲。3曲目「I've Got Enough Heartaches」はゴスペルを意識してるようなソウルフルな曲。ピアノを中心にしたサウンドと女性コーラスでゴスペル感をかなり出しています。4曲目「Evil Woman」はブルースです。R&Bっぽいファンキーな部分もあってこの曲、昔から大好きです。A面に関しては、まったくと言っていいほどハードロックなアプローチはないように感じる。B面1曲目「Lost In My Dream」はプログレな壮大な曲です。この曲は特に気に入っててよく聴いてた記憶がある。このアルバム、B面ばかり聴いてた事を思い出した。2曲目「That Was Only Yesterday」はブルースとカントリーを合わせたような曲で、出だしの歌とかジャニス・ジョプリンのようなイメージ。3曲目「Better By You, Better Than Me」は何と言ってもJudas Priestがカヴァーした事で有名になった曲と言っても過言じゃない。アルバム「Stained Class」に収録。そしてシングルとしても発売しました。その事で多くのメタルファンもこの曲を認識。ジューダスのヴァージョンはテンポを少し速くしてよりハードにアレンジされています。2006年に発売されたSpooky Toothのリマスター盤には、この曲のFirst Mixが収録されてます。生々しい演奏が楽しめるので必聴。4曲目「Hangman Hang My Shell On A Tree」はアルバムラストに相応しいドラマチックな展開と演奏の名曲です。2006年リマスター盤の事を書いたけど、9曲もボーナストラックが追加されててお得。正直どうでもいいボートラもあるけど、凄いのもあるので貴重。
2023年11月09日
2006年6月9日に上海のライブハウスで開催された松浦亜弥さんのライブDVDこのDVDは2006年10月25日に発売されました。ちんぺいさんは2003年で一旦、毎年必ず行われてたコンサートツアーを止めて、全て0にして1から何かを始めようとしていた。2004年には運命的に中国・上海音楽学院で教授を務める事になり中国の新人シンガーの毛寧さんをプロデュースして楽曲提供。中国との関わりがこれまで以上に大きくなっていた頃です。そして2006年は3年ぶりに音楽活動を本格的に再開。そんな中での松浦亜弥さんの上海公演。2004年3月10日にシングル曲「風信子」を松浦亜弥さんに提供。その関係で上海での知名度は抜群なちんぺいさんが特別ゲストとして出演しました。そして!2010年上海万博の開幕式で異例の日本人歌手として「昴」をフルコーラス歌唱。「昴」1曲にお金をかなりかけた演出と照明。この時、多くの中国の人々が「昴」は日本の歌だと知ったそうです。それまで、中国の歌だと思ってた人が多かった。それほどに「昴」は中国やアジア諸国に浸透しています。数年前にフランスのオペラ歌手だったシンガーが日本語で「昴」をカバー。これが異常な大ヒットした事はあまり知られていません。ダブルミリオン突破。そして「SUBARU」とタイトルをつけたアルバムも大ヒット。ヨーロッパ各国でも「昴」は詠み人知らず的にメロディーが浸透していっています。「風信子 (ヒヤシンス)」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 小島久政さんギターを持って登場したちんぺいさん。サビはハモりで熱唱。2022年に国立劇場と大阪フェス、神戸国際会館で開催されたリサイタルで初めてセルフカバー。そしてこの公演はCD2枚組Blu-rayのBOXセット『SHINJI TANIMURA RECITAL 2022「THE SINGER」 ~夢のその先~ 』として発売されています。松浦亜弥さんが、ちんぺいさんと共演した感想などを語ってる映像もあります。
2023年11月08日
谷村新司さんがアイドルグループ「ribbon」に提供した曲。ミュージカル「大草原の小さな家」のテーマソング。ちんぺいさんの王道のワードとメロディ、フレーズが散りばめられてる楽曲です。「ribbon」は永作博美さん、松野有里巳さん、佐藤愛子さんの3人組。「愛のダイアリー」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 新川博さん1993年6月18日発売「More Delicious ribbon Best II」のアルバムラスト曲キーボード 新川博さんドラム 山木秀夫さんベース 高水健司さんE・ギター 梶原順さんコーラス 坪倉唯子さん、広谷順子さん、Rajiさん1993年6月頃のちんぺいさんは、22枚目のソロアルバム「バサラ」を発売した頃。イントロはユーミンっぽい雰囲気を感じる。「ひとつの恋が終るとき」のイントロを初めて聴いた時にこのイントロ思い出した。「♪あなたと生きた穏やかな時間が 幸せと気付く時まで 私 泣かないわ」昔からのちんぺいさんのファンなら、メロディーと歌詞を聴くとちんぺいさんが作ったとすぐにわかるように思う。あまり知られていない楽曲の中にも、このまま時代に流されるには勿体無い曲が多くあります。この曲もちんぺいさんファンでも知らない人が多いと思う。この前の土曜日の夜に阿雅佐できんちゃんといろいろ話してきました。1980年日本平での「HOT JAM’80」のコンサート会場で知り合った、40年以上の友人関係の仲間と、その少し後に知り合った東京の友人と、関西から一緒に行った友人と4人で4ヶ月ぶりの阿雅佐の料理を楽しんだ。「HOT JAM’80」の1日目の終了後に声を掛けて来てくれたのがきっかけで40年以上も信頼できる友人の一人として続いているのも全てアリスのおかげ。東京と神戸という距離がありながらも、いまだに会えば何時間でも話が尽きない。アリスがあったから出会えた人たちが凄く多い事に感謝。
2023年11月07日
水夏希さんの芸能生活30周年記念公演「GRAN TANGO 2023」を観て来ました。2020年にも同じイイノホールで「GRAN TANGO 2020」を観劇したのですが、あの時はコロナ真っ只中で当初予定してたブエノスアイレスからの本場のミュージシャンやダンサーの来日が困難になって実現しませんでした。そして今回、とうとう本場の超一流のブエノスアイレスアからのキャストと共に「GRAN TANGO 2023」が開催されました。前回のタンゴのダンスと歌で構成された「エビータ」は水夏希さんの圧倒的なダンスと歌で脳内に生で観た最高だったイメージがずっと残っています。映像では伝わりにくい熱量と空気の振動。今回の「GRAN TANGO 2023」は、2020をも凌ぐドラマチックで張り詰めた緊張感を楽しめました。今日のスペシャルゲストは彩吹真央さん。(11月3日4日は壮一帆さんがスペシャルゲスト)水夏希さんの横に彩吹真央さんが立っていると、それが当たり前のような自然な感じで今でもペアのような感覚になってしまう。二人のトークは相変わらずおもしろかった。そして彩吹真央さんのソロ2曲も圧倒的な歌唱力で楽しめました。本場のミュージシャンはやはり想像以上に素晴らしかった!各メンバーがメインになってるインスト曲がありましたが、各楽器の出来る事の限界までを聴けたような得した感覚。そのミュージシャンの生演奏で踊るタンゴは素晴らしかった!第一幕のストーリー仕立てのタンゴショーの構成演出も水夏希さんです。情熱的で嫉妬や憎しみが渦巻いている舞台。絶望的な結末へと向かっていくダンスで表現されている物語。緊張感と集中力の息を呑むような時間でした。11月5日 出演者水夏希さんGuillermo FernandezさんCristian LopezさんGonzalo CuelloさんDavid LeguisamonさんEmanuel Dos Reisさん村野みりさん天緒圭花さん浅田舞さん【Bandoneon】Federico Pereiroさん【Violin】Ramird Galloさん【ContraBajo】Iuan Pablo Navarroさん【Piano】Emiliano Grecoさん【Cello】Karmen Rencarさんスペシャルゲスト 彩吹真央さん関西でも最高のタンゴショーを上演してほしい。そして芸能生活30周年記念公演第二弾で、これまでの歴史を振り返るコンサートをしてほしい。今回は東京のみの公演だったので、次は宝塚バウホール3Daysとかで。ダンスの名場面を再現とか、新人公演でのソロ曲から退団公演までの曲の歌。第一部は「Carnevale 睡夢」バウホールヴァージョンとかやってほしい。稲葉先生にバウホールヴァージョンを40分ほどに演出構成してもらって、スペシャルゲストは彩吹真央さん。新場面は作らずに基本的にあの時のままでやってほしい。当時の雪組全15名が出演とかどうかな。雪組100周年だし。未来優希さん、緒月遠麻さん、舞咲りんさん、彩那音さん、愛原実花さん、大湖せしるさん、大凪真生さん、大月さゆさん、蓮城まことさん、香音有希さん、香綾しずるさん、此花いの莉さん、透水さらささん、帆風成海さん、星乃あんりさん。(完全に自分の好みで選んでいますが…)「ロック・オン!」バウホールヴァージョンでも最高だし。「風の錦絵」バウホールヴァージョンでもかなり楽しそう。轟さんの役を彩吹さんで。「RIO DE BRAVO!!」バウホールヴァージョンも凄い盛り上がりそう!「ミロワール」でもいいね。水夏希さんが主演したショーは全て最高でした。
2023年11月05日
「ゴジラ −1.0」を観て来ました。この映画は「ゴジラ生誕70周年記念作品」で作品としても30作品目の節目に合わせて作られた大作!70周年記念で30本目がこの映画で本当に良かった。最近の10年はハリウッドゴジラの存在感が強過ぎて、日本のゴジラが隅に追いやられた感があったけど、この作品で起死回生出来たような気がした。この「ゴジラ −1.0」は日本映画としては極めて珍しく北米1000スクリーン以上で上映されます。最近で北米で大々的にロードショーされたのは「ゴジラ2000」だけだったように思う。北米版の「ゴジラ2000」のDVDを買って観たけど、なかなかよく編集されていました。「ゴジラ2000」以来の本格的な北米公開でどんな評価になるのか楽しみです。今日、鑑賞してきて日本のゴジラ史上、最大のヒットになりそうな気がします。(北米版のポスター)アメリカで上映されても初めて恥ずかしいと思えないクオリティのVFX、SFX、CG。いつも「だから日本のゴジラは着ぐるみでやってほしい」と思うのですが、そう思う事も今回はなかった。これまでは2014年以降のハリウッドゴジラを観てしまうと、全てに於いて天と地の差を感じてたけど、今回は同等のクオリティに感じられる場面も多かった。でも、今でも基本的にはミニチュアセット組んで怪獣達は着ぐるみで撮ってVFXをSFXを重ねるような日本独自のゴジラを貫いてほしいとも思ってる。ピアノ線が見えようと構わない。そりゃなるべく消してほしいけど。リアルなVFXはハリウッド映画でいつでも何作でも観られるから日本映画にはあまりリアルな映像とか求めてなかった。「ゴジラ −1.0」のストーリーは、まだ初日なので書かないけど、心を何度も揺さぶられました。ゴジラ映画にあまり人間ドラマは求めてはないけど素直に感動しまくりでした。パンフレット爆音で何度も流れる伊福部昭さんの楽曲にも何度も泣きそうになった。サントラ盤を買おうとAmazonを見たら売り切れだった。伊福部作品の他の楽曲もゴジラをより怖くカッコよく感じさせるような音楽で感動した。やっぱりゴジラが現れる時は、あの曲じゃないと。山崎貴監督はゴジラが好きな事も凄くよくわかったし、往年のゴジラファンが何を求めてるのかも熟知しているのがわかった。次も山崎貴監督でゴジラ映画を撮ってほしい。今回の続きじゃなくてもいいし、全く違う時代でもいいし。ラストシーンからの続きを観たいと思った作品は「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」「ゴジラ2000 ミレニアム」「ゴジラ対ヘドラ」の3作。それと今回の「ゴジラ −1.0」「ゴジラ −1.0」は、あと何度か観に行こうと思う。そう言えば、Apple TV+で配信される「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」の予告編を大画面で観たけど、凄い迫力だった。全作配信が終われば映画館で上映すればいいのに。テレビドラマとは思えない凄いクオリティだった。「モスラ対ゴジラ」のゴジラ登場場面を思い出させるような土の中から登場するゴジラの映像がやばすぎる。Apple TV+の配信は11月17日から!これも凄く楽しみ!それから今日からネットで公開された「ゴジラVSメガロ」のリメイク映像。10分ほどの短編ムービーだったけど、凄い映像だった!昭和の「ゴジラ対メガロ」はあまり好きではない作品だったけど、新たに作られたのを観て久しぶりに「ゴジラ対メガロ」を観たくなった。ゴジラ生誕70周年で「ゴジラ −1.0」そしてApple TV+「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」そして!2024年には「Godzilla x Kong: The New Empire」が公開される!しばらくゴジラの溢れた世界になる。こんな事になるのを1982年〜84年頃の「ゴジラ復活委員会」やってる頃には想像も出来なかった。今日も「ゴジラ復活委員会」にいた友人と「ゴジラ −1.0」を観た。「メカゴジラの逆襲」以降、過去のゴジラ作品を大スクリーンで観るためにいろいろ努力したり、ゴジラ復活に向けてもイベントなどいろいろあったように思う。これだけ「ゴジラ」に溢れた世の中になるなんて本当に想像できなかった。(クリアファイル)
2023年11月04日
2002年1月12日発売のアルバム「半空-NAKAZORA-」のDisc 2の1曲目に収録されています。このアルバムは全て新曲の2枚組アルバムでシングル曲は1曲も収録されていません。アルバム発売時に、この「クリムゾン」という曲の事を解説した文章があります。『「紅」の色に魅かれます。それはきっと血の色だからかもしれません。 「チャンピオン」の歌に続きがあるとするならば、 年老いてなお、挑む勇気があるかどうか?・・・ということでしょう。 生きるなら前向きに、倒れるなら前のめりに』そして2002年「半空コンサートツアー」での「クリムゾン」を歌う前のMC。アリスの「チャンピオン」を作った時のエピソードを話した後に『今回、30年の記念のアルバム(半空)の曲作りをしていた時に 「チャンピオン」って作品がずっと気になっていたんです。 あの「チャンピオン」の中に出てくる主人公は30歳でリングを降りて行った。 あれから20年経って今、彼はどうしてるのだろうか? 50歳になった彼はどうしてるんだろうか? まだ何かに闘いを挑んでるんだろうか? もし、挑んでるとすればそれは外に向かってではなくて、自分の内面に向かってかも知れないって… よし、じゃあ20年後の「チャンピオン」の歌を作ってみようって、 そう思って作った作品があります。タイトルを「クリムゾン」と名付けました。 その言葉の意味は・・「血の色の紅(あか)です」』 そう語ると「クリムゾン」のイントロの重く深い音が響く。そして照明は真っ赤に。この演出はちんぺいさんの全てのコンサートの演出のベスト10に確実に入る鳥肌もののパーフェクトな演出でした。他にもこんな文章に残している物もあります。『自分が50歳過ぎてふと思ったのが、あの時の「チャンピオン」だった男は 50歳過ぎてどうしてるんだろう? もし彼が今、何かに挑んでいるとするならば、自分の内側に対して挑んでるじゃないかなぁ…と そんな気がして、その20年後の「チャンピオン」の歌を書いてみようと思って 今回のアルバムで作りました。タイトルは「クリムゾン」と言います。』『クリムゾン』作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 武部聡志さんレコーディングミュージシャンドラム 村石雅行さんシンセベース 武部聡志さんギター ポール・ギルバートさんE ヴァイオリン 金子飛鳥さん キーボード 武部聡志さんプログラミング 山中雅文さんバックコーラス Amazonsイントロの1発目の音が、Judas Priestの「Love Bites」の1発目の音とほぼ同じなのは武部さんがジューダスを知ってたのか、他のミュージシャンが知ってたのか…ちんぺいさんは多分というか絶対にジューダスは知らないと思うからなぁ・・・。Judas Priestの「Love Bites」は自分の大好きなアルバム「Defenders Of The Faith」に収録されてる曲でジューダスのライブでも一時期、ライブでは重要な曲だった。自分はそのアルバムなら「The Sentinel」と「Jawbreaker」がダントツに好きなんだけど…。「クリムゾン」のイントロ聴いた瞬間に、これは「Love Bites」!ってすぐに頭に浮かんだ。(Judas PriestはイギリスのメタルバンドでMETAL GODSと呼ばれるバンドの中のひとつ)ポール・ギルバートさんは「クリムゾン」をレコーディングする時に、このイントロ頭の音を「Love Bites」だとは思わなかったのだろうか…。ジューダスはもちろん聴いて育ってると思うし。イントロ頭の音の話はここまでで・・・。かなり武部聡志さんが攻めたアレンジです。(武部聡志さんは松任谷由実さんのツアーのバンマスでユーミンの曲は全ての曲をピアノで弾けるほど。 ユーミンのライブのリクエストコーナーでどんな曲がリクエストされてもその場で弾けてしまいます)全てのギターをポール・ギルバートさんが弾いています。超本気のソロが聴けます! 金子飛鳥さんのEヴァイオリンのソロも強烈です。ちんぺいさんの凄い熱量のボーカルも強烈です!激しさで言えば「チャンピオン」の5倍以上かも。ライブでもちんぺいさんのボーカルは凄かった!この曲がカットアウトすると間髪入れずにソロアレンジの「チャンピオン」が始まる構成も最高でした。2曲で約10分間、音圧と目に染みるほどの真っ赤な世界。ちんぺいさんの体力も凄かった。このツアーはいつものツアーよりも1.5倍の体力はいったと思う。ツアーの本数も50本以上あったので、ツアーの後半で帯状疱疹が出来てしまった。それでも1本も止める事なく最後までやりきった。(そう言えばこのツアーで初めて「青年の樹」を歌った。「青年の樹」はGLAYのTAKUROさんが 初めて買ったレコード。ちんぺいさんの楽屋にそれを伝えに来たと言う逸話があります)谷村新司さんのソロの曲で特に激しくHARDなROCKナンバーはこの「クリムゾン」「ハリマウ」「九龍の出来事」「龍のエムブレム」「ROAD TO HEAVEN」「バサラ」「ラバン」「ラ・ストラーダ」・・・今、頭に浮かんだのは辺りの曲かな。そう言えばボクシングをテーマにしてた曲がもう1曲あります。アルバム「人間交差点 ~ヒューマン・スクランブル~」1曲目の「ビクトリーロード -JOEの幻-」です。ライブではほとんど歌われなかったので、忘れられがちの曲。そう言えば「人間交差点 ~ヒューマン・スクランブル~」ってアルバム通して聴く事が少ないかも。単体で聴く曲は多いんだけど。大好きな「柊の街 -RAINY DAY-」や「階段のオスカー」「エデンの夏」の3曲は特によく聴く曲。「葬送セレナーデ」は何かあると急に聴きたくなる曲。(ツアー初日のチケット)ツアー日程。かなり細かく普段行かないような街も回っていました
2023年11月03日
イギリスのロックバンド「Wishbone Ash」の5枚目のアルバム。ギターボーカルのTed Turnerが脱退して、このアルバムから Laurie Wisefieldに変わった。最近は3rdアルバム「Argus」をたまに聴いてて、そこから「Wishbone Ash」を1stからまた聴き始めてた。「Wishbone Ash」の事はまだ3回ほどしか書いていなかった。好きなアルバムは多く(全て持っているわけではないけど)、聴くたびに凄い事してるなと何度も聴いてるはずなのに驚く。(高音質のSMH-CDで聴くより、やはりアナログ盤で聴くと感動が倍増する)バンド構成Martin Turner – Bass, Lead vocalsAndy Powell – Acoustic and Electric Guitars, MandolinLaurie Wisefield – Acoustic, Electric and Steel Guitars, Banjo,backing vocalsSteve Upton – Drums, PercussionゲストミュージシャンAlbhy Galuten – organ , synthesizers (3曲目)Nelson Flaco Padron – congas (6曲目)A面1曲目「Silver Shoes」2曲目「Don't Come Back」3曲目「Persephone」(邦題「永遠の女神」)B面1曲目「Hometown」2曲目「Lady Jay」3曲目「F.U.B.B.」初期の「ウィッシュボーン・アッシュ」は特に1曲が長くアルバムには6曲〜8曲収録が多かった。7分超えでもまったく長く感じさせないのが「ウィッシュボーン・アッシュ 」です。昔から思ってるけど、このバンド日本では認知度が低過ぎるのが不思議だった。レコード会社のプロモーションが悪かったのか、来日のタイミング等が悪かったのか…。1970年〜78年頃の日本での海外バンドの評価はかなり偏ってたように感じる。ミュージックライフって雑誌が肩入れしたバンドは必ず売れるって構図が出来上がってた。そしてアイドル的なビジュアルも必要でした。この「ウィッシュボーン・アッシュ 」のビジュアルはその頃、日本で売れてたバンドと比べてもまったく劣らないように思う。曲も日本人の琴線に触れるような美しい物も多く、ギターキッズが飛びつくようなあの頃にはあまりなかったツインギターのテクニックが楽しめるはずなのに。70年代のロックバンドの中で自信持ってお勧めできるバンド。1曲目「Silver Shoes」のイントロはアコギ2本とEギターが美しく混ざり合う最高の響き。このアルバムの始まり方が最高に好きです。落ちぶれた女優の事を憂いているような内容の楽曲です。ドラマチックな展開には毎回引き込まれてしまう。2曲目「Don't Come Back」この曲なんて80年代前半のツインギターのメタルバンドのお手本になっているようにも思える曲。今日、久しぶりに聴いたけどめちゃくちゃカッコいい!とにかくギターがカッコ良過ぎる!3曲目「Persephone」(邦題「永遠の女神」)この曲が聴きたくて、今日このアナログ盤をターンテーブルに乗せた。歌メロとギターのフレーズがたまらなく好きな曲。「Silver Shoes」と同様にこちらは落ちぶれたショー・スターを歌っています。1976年の「Locked in」ツアーのブートのこの曲を凄く聴いた。スタジオヴァージョンは7分4秒なのですが、ライブヴァージョンは8分45秒!ツインギターを思う存分楽しめる構成になっています。B面1曲目「Hometown」キャッチーなアップテンポナンバー。2曲目「Lady Jay」強烈に感動的なロッカバラードです。埠頭で自ら命を絶った彼女を歌っています。この曲を聴いているとツインギターの完成形はこれなんじゃないかと思ってしまう。3曲目「F.U.B.B.」この曲のタイトルは何の略かは書かないでおこう。9分30秒のインスト曲です。ドラマチックに展開して後半にアップテンポのラテンパートに突入します。ギターフレーズはどれも素晴らしくて聞き惚れる。2000年リマスターSMH-CD
2023年11月02日
谷村新司さんの24枚目のソロアルバム「生成」は1997年12月3日に発売されました。もう26年も前の事なんだ・・・。つい最近、ニューアルバムいいね!って友達と話してたような気がする。このアルバムも大好きなアルバムです。なのに、まだブログに書いていない事に気付いた。全曲 作詞・作曲 谷村新司さん (7曲目のみ作曲 佐藤隆さん)1曲目「極東セレナーデ」 編曲 小島久政さん2曲目「ジャスミン」 編曲 小島久政さん3曲目「29th BIRTHDAY」 編曲 小島久政さん・瀬戸谷芳治さん4曲目「トマト」 編曲 小島久政さん5曲目「ジュピター」 編曲 鈴木和郎さん6曲目「ペルソナ」 編曲 小島久政さん7曲目「12番街のキャロル」 編曲 小島久政さん8曲目「この空の下」 編曲 鈴木和郎さん9曲目「櫻守」 編曲 佐孝康夫さん10曲目「生成」 編曲 鈴木和郎さんこのアルバムは軽井沢で合宿レコーディングと言う形で製作されました。レコーディングメンバーは菅沼孝三さん ドラム・パーカッション小島久政さん ギター・シンセ・オペレーション岡 尚史さん ベース鈴木和郎さん ピアノ古川初穂さん ピアノ瀬戸谷芳治さん キーボード木戸泰弘さん コーラス比山貴咏史さん コーラス広谷順子さん コーラス加藤JOEグループ ストリングス(ツアーグッズのカタログとツアー初日のちらし。1997年12月青山劇場で配られていたもの)1曲目「極東セレナーデ」合宿レコーディングの初日の夜にアレンジも仕上がり、少し遅れてスタジオに到着したちんぺいさんはそのまま合わせて歌い始めたとか。合宿レコーディングでしか出せないようなグルーブ感というかライブ感を強く感じられる。コンサートツアーでもっと何度もセットリスト入りしても良いような曲なのに確か「生成」のツアーでしか歌われなかった。2曲目「ジャスミン」最初に出来上がったアレンジは壮大なバラードナンバーだったそうです。アルバム全体のバランスを考えると変えた方がいいと、スタジオであの独特な音作りの曲に仕上がったそうです。すぐにその場で対応していく事が出来るのも合宿レコーディングの良いところ。3曲目「29th BIRTHDAY」 この曲は何度かセットリスト入りしてる曲です。「抱擁」「棘」の路線の女歌です。4曲目「トマト」 具体的な場所や細かい表現は、さだまさしさん風で「抱擁」「棘」路線。ストーリー性の高い人気曲です。完全アンプラグドで、菅沼さんもドラムではなくコンガを叩いています。5曲目「ジュピター」 もしアナログ盤時代ならA面ラストに相応しいドラマチックなスタンダードナンバーのようでもありプログレっぽさもある曲。この曲ももっと生で聴きたかったなぁ。6曲目「ペルソナ」これは完全にB面1曲目!!って曲。この曲は元々、レコーディングする予定になかった曲。ちんぺいさんが合宿の途中でかなり盛り上がって創り上げてた曲を突然「この曲はやめよう」と。そして「こんな曲もあるよ」と出してきた曲が「ペルソナ」かなり形になってきてたのにボツになった曲がどんな曲だったのか知りたい^^;「ペルソナ」はファンクな派手な曲です!7曲目「12番街のキャロル」 ニューヴァージョンこの曲は1985年7月1日にシングルとして発売された曲。同時発売だったアルバム「人間交差点 ~ヒューマン・スクランブル~」にも収録されています。この曲を何で改めてレコーディングしようと思ったのかが謎。ニューヴァージョンはよりジャジーにアレンジされています。この曲をセルフカヴァーするのなら、せっかく菅沼孝三さんがドラムなのだから違う曲をセルフカヴァーしてほしいと当時から思ってた。ジャジーな曲なら「煙草のけむり」「真夜中のカーニバル」「ファイアフライ-螢-」「ライザ -Liza-」などを、このバンドメンバーの演奏で聴いてみたかった。8曲目「この空の下」 ニューヴァージョン1976年オリジナルのイントロからの全ての音の一つ一つが子供の頃から細胞に染み込んでて、最初にこのヴァージョンを聴いた時は予想通り拒絶反応だった。今でも1976年「引き潮」収録のオリジナルの完璧すぎる歌唱と編曲、演奏には敵わないけど、この「生成」ヴァージョンも今では感動して聴けるようになった。この曲はきんちゃんのピアノで3人の演奏で聴くのが好きだった。1981年11月7日後楽園スタジアムでセットリストに入るかどうか前日までわからずにきんちゃんはピアノの練習をしていたと後に発売された写真集に書かれていました。この曲は広大な空が広がる野外コンサートで聴くのがまた格別でした。1979年4月29日滝野ローンステージでのアリス最大級の野外コンサートの時に初めて野外で聴いた。何もないような田舎の公園の中に作られた巨大な野外コンサート会場。長椅子の座席席が10000席近くあり、その後ろには広大な芝生席。自分は前から7列目あたりに座っていましたが、開演寸前に後ろを見渡した時の凄さに鳥肌が立ったのを覚えてる。翌日の新聞などの発表で25000人近く動員してたそうです。この日の事は結構詳しくブログに書いています。「アリス『ALICE Super Special in TAKINO』/1979年4月30日」で検索すれば出てくると思います。その次の野外で「この空の下」を聴いたのは、つま恋・多目的広場「HOT JAM '79 IN TSUMAGOI』でのステージ。この日は音源にも映像にも残っているのでyoutubeなどで観る事が出来るかも。9曲目「櫻守」 アルバムヴァージョン1997年8月6日に先行発売されたシングルのMIX違いです。10曲目「生成」この曲、ちんぺいさんがいなくなってから、より胸に響くし言葉が刺さる。この1曲だけ聴く為にCDをトレイに乗せたけど、やはり通して聴きたくなった。アルバムを聴いて最後にこの曲が流れてきてきれいに完結します。シンプルなアレンジだけど全てが繊細で丁寧に演奏されています。そしてちんぺいさんの歌声もいつも以上に丁寧に歌っているように感じてしまう。もう一度だけでいいから、生のステージで聴きたかった。「♪嘘に染まりながら 心は生成のまま 罪を背負いながら 心は生成のまま」内蒙古自治区で撮影された「生成」のイメージフィルム。映像作品「風姿花伝」に収録されています。
2023年10月31日
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