日々精進なり  <武蔵野東ラグビー部>

日々精進なり <武蔵野東ラグビー部>

2007年09月10日
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Wは一年生。

背は大きくないが、動きが早いフッカータイプの新人。

いろいろ課題は多いが、気持ちさえしっかりすれば来年からレギュラーを掴める可能性も持った

スローワー兼フッカー。

合宿中、この新人を育てたのがKという先輩。

この先輩は数年前に卒業したOBだが、背格好、ポジション、、新人のWとうり二つ。そっくりなのである。

時に厳しく、時に諭しての夏合宿。

途中でWは泣きを入れた。

確かに、今までに経験したことのなり辛い合宿。



とにかく、ラグビーの手前で躓く生徒ばかり。

食事にしても、好き嫌いが激しく偏食の生徒も多い。


同じ道のりを経験しているからこそ、厳しくなれる。

私も横目で見ながらそのやりとりを見ていた。


Wも途中で泣きを入れたが、実は、Kも泣きを入れた。

「何回言っても分からないんですよ、、、Wは、、、」

スパイクを持ってくる事すら忘れるW。

来ていたジャージも置き忘れるW。

幾度となく注意をするK。

でも、私は言った。

「K。お前も同じようなもんだったよ。みんながそれを見守って来たから今があるんじゃない?」



Kは、一生懸命に育てた。

私からKにアドバイスしたのは

「どんなに厳しくても、その根底に愛情があるか無いか。それが一番大事だよ。」


最終日、Wに自分のジャージをプレゼントするKがいた。

Kがジャージを渡すと、Wは涙ぐみながらそれを受け取り握手を交わす。




「危うく、もらい泣きしそうになっちゃいましたよ。」

Kは笑っていたが、よい師弟関係が出来たのだろう。

厳しくも、理不尽でも、二人の間に何かあったのだろう。

師弟関係とは半ばそういうものだろう。


Wは頑張ってる。

K、、ありがとう。





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最終更新日  2007年09月10日 12時49分14秒
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