日々精進なり  <武蔵野東ラグビー部>

日々精進なり <武蔵野東ラグビー部>

2008年07月25日
XML
カテゴリ: ラグビー本舗
時に教師の言葉は無力だ。

進退に悩んだ彼を救ったのは、先輩の言葉。



「この先、どうしようか、、、」

彼が直面した問題は、義務とか強制とか約束とか、大人が行使しようとする理路整然とした理屈では

上手く片付かないことだった。

自分の不甲斐なさをしり、現実を知り、実行力の不足を実感し努力することに萎えた。

もしかしたら、誰でも必ず一度は直面することかも知れない。


ある者は、そこで社会の批判をして、ある者は、自分の力不足をごまかす。

また、ある者は努力を繰り返し自己教育していく。




彼も、自分で決めかねて逃げ続けていた。

そんな時に、先輩から「仲間だからさ」と言葉をかけられた。

経緯の紹介は省略するが、少なくとも彼は逃げ続けていた自分を仲間と呼んでくれる

先輩の存在が大きなものになったのだろう。

泣きながら感激をする彼。

我々教員がそこに多くの言葉を書ける必要はない。

「じゃぁ、、そんな先輩に、、なってみれば?」

それだけ。

彼は「なれますかねぇ、、」と不安げに言う。

「なれるさ。君が願いさえすれば。」


この少ない会話で彼は再生した。



と宣言する彼。


時に、教員や大人の理路整然とした正論は無意味だ。

いや、、

言葉を羅列するのは、逆に分かりにくくさせることもある。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年07月26日 13時50分44秒
コメントを書く
[ラグビー本舗] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

バックナンバー

・2024年10月
・2024年09月
・2024年08月
・2024年07月
・2024年06月
・2024年05月
・2024年04月
・2024年03月
・2024年02月
・2024年01月

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: