Tsunami氏寄稿、SCRAP記事、写経・感想など 326
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花粉症は、自然な原因か?⇒PM2.5など自動車排気ガスなどが遠因では? 小生は田舎者であり、幼年期には子犬と山河を駆け巡っていた。当然、スギやヒノキや花粉塗れであったはずだが、花粉症などはなかった。 大学時代は、都会に来たのだが、やたらと鼻毛が急に伸びだし、暫くして、花粉症になった。 会社に入ってから数年後にメキシコへ調査に行ったが、米国製中古車の排気ガスで1,500mの高原にある首都シテイの大気が汚染されているのを見た。 当時は日本でも墨田川などは「どす黒かった」。 都内から地方に主力工場が移転、社会問題化した後で公害対策がとられるようになり更に、東南アジアに公害を生む工場が移転した後は、日本の空や河川も美しくよみがえった。 ただ、鼻毛だけは伸びが止まらず、花粉症は改善されていない。 ということは、都会の大気や水質は、見掛けは綺麗になったがまだまだ可笑しいのである。 確かに、見晴らしは昔に比べれば良くなっている。 調べて欲しい。 ベランダや車の上には、以前の様なべっとりとしたタール状のものは少なくなったが、薄い層が纏わりついて、なかなか取れないような気がする。 大気汚染とまでは判らないが、まだまだ、公害は別の形で残っているかも。 自動車のタイヤが削る自身のゴム成分、道路敷成分などが空中を漂っているのは確かである。 PM2.5で代表されるような大気汚染も中国大陸から偏西風に乗って押し寄せる。 ゴビ砂漠の単純な黄砂ではなくて、大気汚染物質を多量に含み、南シナ海、東シナ海の水蒸気とともに日本にやってきている。 日本は、嘗て悩んだ大気汚染物質、水質汚濁物質などの除去技術を世界に広めるべきである。 中国は、一帯一路戦略で自国の経済的活路を求める前に、自国の公害除去技術についても、公害対策先進国・日本からの技術導入で改善を果たすべき時期にある。 地球の海が、プラスティックに汚染されている事実、特に、プラスティックが分解されていくうちにマイクロ化されて食物連鎖により人類の生存まで脅かされつつある。海洋汚染対策として、欧州連合(EU)が使い捨てプラスチックの使用禁止に踏み切る/plastic oceans(https://www.cnn.co.jp/world/35134956.html) 人類と共に、他の生物も住む地球から美しい海や、空を奪う時代になっている。 空海上人が存命なら何というであろう。 「喝!」?☆
Mar 29, 2019
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★ 築地移転延期問題が2020東京オリンピックを迎えてアクセス道路の確保のために熱い眼差しにさらされている。 老朽化し、狭隘化した築地市場の建て替えを目的に旧東京ガスの工場跡地・豊洲に築地市場の移転を計画したことは当然の成り行きであった。<築地市場・豊洲市場の位置関係:東京都中央卸売市場> しかし、埋め立て地(*)にあった旧東京ガス工場ではガスの製造過程で重金属、ベンゼンなどの揮発性の物質を扱っていた経緯から、地下の浅いところや深い部分にそれらが累積していることが判明した。 それらの物質の一部分は地中を移動しうる性質を持っているために少なくても地表から4.5mまでは土壌を入れ替えることで了承されて技術委員会の会議録資料にも残されている。http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/gijutsu/qa/1.pdfhttp://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/gijutsu/siryo/13-4..pdf・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・/// (*)豊洲は埋め立て地であったことで、戦時中の毒ガス製造をしていた 旧陸軍技術研究所跡地(新宿区百人町)からの残土5,534立方mを搬入し、 盛り土に利用していたことが共産党都議の「土壌汚染処理問題についての 連合委員会での質問」(2010.8)から判明。 ルイサイト(ヒ素化合物)、イペリット(マスタード)、青酸などの 猛毒ガス弾を扱う工場の土壌成分を含んでいることが懸念されている。 単に東京ガスの跡地(ベンゼンなど懸念)というだけでなく、 戦時兵器工場の猛毒ガスの成分(ヒ素など懸念)が「盛り土」に含まれるのは 食の安全を最優先にする市場用地には適さないかもと言われている。 <日本共産党:清水ひで子の「ブログ」 築地市場移転地のデータ隠し「中間報告」撤回求める2010.8.24> http://www.simizu-h.com/?p=337(**) ・旧陸軍技術研究所跡地(新宿区百人町)については次のような資料もある。 東京都新宿区には、第六陸軍技術研究所が存在し、終戦まで化学兵器の研究、 開発が行われていた。関係者によれば、終戦時に化学 兵器を保有していたが、 それらは消毒、中和、焼却等により廃棄さ れたとしている。 ○生産・保有情報 ・証言等によれば、終戦時に、第六陸軍技術研究所には、 イペ リット・ルイサイト・青酸が0.1tが保有されていたと記 載されている。 ○廃棄・遺棄情報 ・毒物は保管し、米軍に引き渡したと記載されている。 ・元第六陸軍技術研究所長の証言によれば、 「終戦時に第六陸軍 技術研究所構内において、 消毒・中和・焼却などにより化学兵 器を廃棄した」と記載されている。 ○発見・被災・掃海等処理情報 ・昭和30年7月に、東京都新宿区大久保百人町にて、 イペリ ット・ルイサイトの缶12個が発見されたと記載されている。 ○その他情報 ・陸軍科学研究所の設備として、汚毒物投棄のための毒物廃棄 井戸が存在したことが示されている。 関連する情報も証 言として寄せられている。 http://www.env.go.jp/chemi/report/h15-02/014.pdf ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以上から、旧軍ガス弾等の工場は存在したが、記録では毒物は米軍に引き渡し、 化学兵器は消毒、中和、焼却などで廃棄されており、有害物質は 地中に溢れた毒物や廃棄井戸からの汚染程度であろう。 残土に含まれた毒物量は微量と見られ計量してみないと判らない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ///・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<建物が地下構造である事実と、岩盤までの杭打ち基礎工事などは不明>★ 都民は、技術委員会の資料通りに土壌改良(土壌の入れ替え)が行われて、豊洲市場の建造物が完成されており、移転も近いと思っていた。 ところが、桝添知事の退任に伴い、小池新知事が誕生してみると、1.工事費の異常な膨張、2.工法の変更事実などが、次々と判明した。 都議会側は当初は小池知事との距離を置いていたが、新知事には色々の情報が集まっていたのであろう。 新事実は、1.公害に汚染された土壌を入れ替えるにあたり、実施すべき手続きが未了 ・土壌改良工事が建物の直下部分には行われていない ・地下階層のコンクリートは堅固でなく水が滲みだしている ・衛生状態悪化や地盤沈下などの怖れ2.建物の敷地部分は土壌入れ替えの予定であったが、まるまる建物の 地下構造部分として「設計変更」されている (例えば5階建て構造物→地下1階・地上5階建て構造物) ↓ 設計・構造変更により建物建設価格が膨張した可能性が高い。 汚染土壌の廃棄・改良土壌の搬入「費用」<地下構造建物建設価格3.当然にして構造変更に伴う建築変更は申請されているのであろうから、 都側では設計変更に伴う「耐震構造設計を見直し」しているはずである4.大型の建造物であるから、地下の「杭打ち」の状況で耐震性に問題ないかを 都側は確認したはずである。5.都側、および都議会が新知事との面談に消極的であったのは、 移転先の豊洲市場の「建築設計変更」、「耐震構造設計変更」などの 偽装が発覚するのを怖れたかも知れない。6.仲卸棟、卸棟、青果棟がそれぞれ環状2号線、都道484号線で分断されて 物流・交通アクセスが劣悪であると指摘される。 このほかにも、仲卸棟はマグロの調理には狭すぎるなどの 施設の使用に難があるという問題も出ている。<豊洲市場:産経新聞から>7.都民というより、国民は、食の安全が命と直結している。 オリンピックに間に合わせようと思わず、道路事情が悪い間は、 歩くなり、船で会場に向かうなどを選択すべきであろう。 生鮮な市場は観光施設としても利用されているが、移転後は、産業面を重視して観光客の制限も必要となろう。 最悪の場合は、オリンピック期間中は道路の迂回戦術や、会社や、学校などを順番に休暇にするなどの措置をとるべきであろう。<計画道路:「乗りものニュース」から>8.小池新都知事による真相解明を国民は待ちたい。 ブラジルから持ち帰ったオリンピックは確実に行うべきだが、国民の「食料場・お台所」は安全・確実に! がんばれ! 百合子さん ! だれだろう 強行させようとした勢力は? 「建築確認申請資料」などを、今まで都議会で検討していない責任を問うべきではないだろうか?★ 今は、東京都民でない、呆け頭の言うことではないが・・・★ 追記:盛り土変更などを、騙された石原元都知事が五輪関連でも「いろんな問題」が発覚する懸念を「プライムニュース」で語っている。・・・ 元都知事本人が知らない「重要な問題」を「呆け頭が想像」する。1.設計変更、工事変更で捻出した「裏資金」が何処に行ったのか2.オリンピック招致の陰の根回し資金ではないだろう ネ3.その他 小池新都知事による解明を待ちたいものである。 それにしても商業主義、金まみれの「IOC」は人類の発展に必要な神聖であるべきスポーツゲームの運営者たりえるのだろうか? IOC委員を直接に追求できないにしても、裏資金の捻出ルートが見え始めたのかも知れない。 裏資金→IOC委員? 裏資金→その他の利害関係者? 何故だろうか? 心配になった・・・/// やはり、1.公営で「カジノ」などを行い、財政立て直しをするような政策や、2.年金基金を株式市場で運用する投機的動機の採用や、3.将来の期待をマイナスに割り引く「マイナス金利政策」は「アベノミクス」に「ミックス」すべきではないかも知れない。★ 脱線した!、ようだ。 それにしても、皆さんは如何にIOCでお金がかかるのか、裏金造りが如何に大変であるかを理解していないで「嘘をついたか」、「誰がついたか」に拘り揉み消してはいないだろうか。 本当は、空室のようなものを制作して架空予算を造っているシナリオは伏魔殿では小説のように起こっているかも知れない。 呆けが考えても仕方がない。 小池新都知事が投げた小石が波紋を広げて、「伏魔殿の謎」を解いて貰いたい。 (ただし、ブラジルのように大統領の罷免騒ぎにはなって貰いたくないものだ。)★ 2016年9月16日 朝日新聞デジタルより 「1回目の入札不調後、都側がJV業者とヒアリングを行い、別のルートから、予定価格を引き上げるので落札して欲しい」旨の都幹部からの要請があったという証言が業者側から得られているという記事。 都幹部は否定しているが、解明のポイントになりそうである。・豊洲市場の落札推移(金額は億円)豊洲市場主要3棟入札1回目入札2回目同落札額落札率落札JV 青果棟 159.8951 259.4592 259.3500 99.95% 鹿島など7社 水産卸売場棟 208.0932 339.8535 339.1500 99.79% 大成など7社 水産仲卸売場棟 260.0434 436.0765 435.5400 99.87% 清水など7社 入札予定価格は407.3575億円上昇している。 元・石原都知事のいう「伏魔殿」のなかの「からくり」の解明が小池新都知事が発足させた「市場問題プロジェクトチーム」でどこまでできるか東京都民以外でも固唾を呑んで見つめている。 うやむやにしないで、独立した第三者機関が調査すべきかも知れない。★
Sep 12, 2016
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★日本では偏西風で運ばれる中国・北京の大気汚染が話題である。昔から、直接に、黄砂などで毎春、眼鏡やボンネットを汚されているからお馴染みである。 これにPM2.5が混入しているに過ぎない。中国の異常な発展も、日本が昔辿った道を歩んでいるに過ぎない。★ 人口大国と言えば、中国の経済発展と同様に、経済が急速に発展しているインドも、随分前から、大気汚染が深刻である。主要燃料である石炭からの排出煤煙・ガス、自動車ガソリン(硫黄分を含む)の排気ガスが両国共に主因であるが、インドでは薪・炭・牛糞などの熱効率の悪い燃料も併用することがより深刻な状況をもたらしているという。 /// 駐インドの米大使館の「リアルタイム大気質指標AQI」データは凄まじい。 主たる場所はShadipur、Delhi、下の地図では「438」 を示している。PM2.5、PM10、SPM(浮遊粒子状物質)濃度を示す観測点である。 <駐デリー・米大使館のリアルタイム大気質指標AQI 月曜日12時「重汚染」 http://aqicn.org/city/delhi/shadipur/jp/> 月曜日の数値「438=重汚染」は水曜日には「177=軽度汚染」という。 しかし、この地図の「358」の場所は「449」、同様に、 「444」→「379」、「387」→「488」と言う数字を示している。★小生はこの「リアルタイム大気質指標AQI」を見たばかりであり、浅学の小生には分析する頭もないが、実は、この地図はGoogle Mapであり、世界全体の50以上都市の「大気汚染観測Points」が表示されている。「+」、「ー」で拡大、縮小し、移動してみる・・・ 中国の北京界隈、その西側、南側などが高い。インド(主に北部)の高いことは先述した。トルコにも高いところがある。ご自分で見て回って欲しい。 地球規模での大気汚染の状況が見て取れるようである。★宇宙衛星か何かで大気汚染を観測できるのだろうか。それとも各地のデータを集めているのだろうか。少なくても、観測値があれば、其れを除去できた先進国があるのだから日本などが国際技術援助・公害防止機器輸出で(石油脱硫装置、排煙脱硫装置、集塵装置や燃焼効率改善装置・化学触媒技術輸出などで)煤煙・粉塵などの公害を低減できるのである。★具体的に大気汚染数値を把握して、世界的な大気汚染を防ぐことで気温上昇・海面上昇を多少とも抑えられるかも知れない。★ 甘い呆けの夢である。★ 追伸: 矛盾するが、田舎育ちの小生は、蒸気機関車Steam Locomotive(SL)の牽引で隣の駅(当時の土讃線終点駅)まで高校に通ったので、途中のトンネルで窓から入ってくる「真っ黒な煙と煤」に懐かしさを覚えている。とても窓を開けては居られない「熱さ」と、「煙たさ」を思い出す。鼻の穴が一時的だが、真っ黒になったものである。煙は目にしみるのでなく、煤煙の粒が目にはいるとゴロゴロとして痛かったことを思い出す。 しかし、それも一瞬であり、トンネルを抜けると空気は綺麗であった。蒸気機関車からの煙は田舎では数時間に一度だけであったから。だから、良い思い出である。 ///小生は東京に来てから鼻毛が直ぐに伸びた。田舎よりも早く伸びるのである。鼻毛が伸びるのは、田舎よりも遙かに空気が汚れているからに違いない。///現在において、北京やインドの人々の鼻毛は公害を防ぐために、無駄に?伸び続けていると思う。 ★ ぼけの空想である。★
Jan 6, 2016
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★ 北京でのAPEC首脳会議では、米中首脳会談が行われ、GDPの1位、2位の両国、世界のCO2 排出量の1位、2位(両国併せて42%を占める)が削減目標に合意した。 いままで、産業活動を優先し、 環境対策には消極的であった大国が腰を据えて環境問題に 取り組むことで大きな一歩を踏み出そうとしている。 APEC開催時は北京に青空が見えたと言うから、 PM2.5問題には中国政府も敏感になってきているようだ。 ただ、米国の共和党は環境問題には鈍い反応であり オバマ大統領の政治手腕に期待が集まろう。 韓国や日本には黄砂と同様にPM2.5が偏西風と共に飛来するから 中国自国だけの問題でなく、世界的な環境破壊である。 ・・・ ついでではないが、環境破壊と言えば、 世界自然遺産・小笠原諸島で「サンゴ密漁」が中国漁船により 大々的に行われており、まるで「Gold Rush」の様相を 見せている。 ・・・ 世界第2位国として、規模だけでなく、 一人当たり所得の向上にも 資源を投入して貰いたい物である。 他国への影響力拡大のために、 金融を規模で補完する姿勢よりも、 世界銀行からの借金を完済して 同行から資金を世界に回す方が先のような気がする。 自国の国民福祉の向上が大事であるような 考えを以て欲しいものである。 オバマ大統領は中国の平和的な台頭を歓迎、指示しながら、 習金平主席に「言論の自由を認めるよう」に指摘しているが、 主席は「内政干渉だと無視したがっている」。 それでも意見は言い合える仲なので、 「敵視→無視→友好」 への道は開かれていると見たい。 ★ 環境問題で主導してきた日本であるが、 東日本大震災・津波で原子力発電所が メルトダウンして、その後処理が出来ず、 原子力発電所の危険部分が全国的に知られることとなり、 「クリーンエネルギー?」での発電再開が困難となっている。 また、今後の太陽光発電計画でも民間に任せた無軌道な計画から 地域により太陽光発電買い取り制限などの混乱も起きている状態である。 日本では、既存の地域別電力会社の権益保護も重要であり、 それらの相互乗り入れ、あらたな地熱発電業者、太陽光発電業者などの参入 などを計画・調整する強力な国策が必要である。 ★ 温室ガスの削減目標(読売新聞から)国・地域最新の削減目標世界のEnergy起源CO2排出割合 中国 2030年を目途に増加から減少へ 25.5%(化石燃料以外のエネルギー比率を20%に高める) 米国 2025年迄に05年比26-28%削減 16.9%(天然ガスのシェールガス、風力、太陽光利用) EU 2030年迄に1990年比で40%削減 9.1% 日本 2020年度迄に05年度比3.8%削減 3.8% (東日本大震災・津波で原発メルトダウンし、そこからの脱出で苦戦中)★ 呆け頭が読売新聞などから纏めたから纏まりが付かない。 ★
Nov 13, 2014
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★今朝は良い天気で気持ちよくテニス&太極拳に出かけた。コバルト・ブルーでなく、なにか翳んでいるように空が見える。小生には、偏西風で甲府当たりまで御嶽山の火山灰が飛んでいると知っていたから、少しかも知れないがPM2.5位は東京の空まで飛来しているかも知れない。 航空機も飛行ルートを選んでいるようだ。 噴煙を避けて迂回した航空便の例: 黒が通常ルート、赤が変更ルート。(WIKIPEDIAによる) ★小生のように脳幹梗塞の後遺症のものは粉塵吸引と言うことを考えただけでも息苦しくなる。実際には何もないかも知れないが、今日の空にはなにか拙いものが飛来しているような気がした。風評になってはつまらないが、リハビリ中のものには注意報が欲しいものである。二酸化硫黄(亜硫酸ガス)が1,000t も出ていると言うから、大気中で酸化して三酸化硫黄となり、更に水分と結合したら硫酸ミスト(大気汚染物質)となって浮遊する危険がある。また、もちろん、硫化水素は毒性が強い。 化学音痴の小生には怖い話である。重いので空中で低く溜まるから危険であり、防毒マスクもお手上げなのである。 ★ PM2.5分布予測(TENKI.JP) ★PM2.5情報で見ても、御嶽山噴火の動きよりも、中国大陸方面の汚染の影響が大きそうである。・・・ 細かく見れば、関東を横切る横長の塊は御嶽山からの「ミスト」の流れなのだろうか? 時間差で下にシフトしたとか・・・ そうでないことを祈るばかりである。マグマ砂成分を検出するのも大切だが、空中の「ミスト汚染度」も検出願いたいものである。 ・・・ 今回の国連会議では、幸い、最大の排出ガス国の米国、中国が参加に協力する姿勢を見せてくれた。この図でみても中国の大気汚染は脅威である。ありがたい、汚染防止・共同闘争の決心である。 /// /// /// 天高き秋空のもとで、子供達が運動会に楽しく集う姿を見たいものである。★
Sep 30, 2014
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★昨日、今日と小生は目が痒いし、脳幹梗塞なのか頭がフラフラする。外気も霞んでいる。★中国のPM2.5が韓国におよび、更に九州でも影響が出ているという。小生の感覚では、関東地区でもすでに汚染が近づいているのは確実なのではないだろうか。病気持ちが一番、敏感に感じると思うが、いかがだろうか。★気象庁の「そらまめ君」を見ても、小生の近場では、PM2.5測定値が72~120マイクログラム/立方mと発表されている。ブログを振り返ってみると、昨年11月4日には、前日のハルピンのPM2.5の値が400マイクログラムを反映して、地元では37マイクログラムであったことを比べれば、危険度は1.9倍~3.2倍に高まっており、危険とされる70マイクログラムを越えている。★早急に中国政府に、広域の大気汚染の損害賠償の要請をすべきかどうか、公害防止のための技術援助を提供すべきかを、 討議すべきではなかろうか。韓国などのように過去の50人の歴史的な損害賠償を採り上げるのも必要であろうが、現在生じている環境悪化による生活環境悪化は、すべての大陸、島国に住む人間の生存条件を危機に瀕させるものであり、その危機を除去することなくしては、お互いにまともな話し合いは不可能である。現在に起こっている「国民の生存条件の危機に蓋をするために」、過去の戦時の損害賠償に目を転じさせることは政治家・戦略家としては優秀であるが、人類学上では極めて悪質な行為に繋がるようにこの呆け頭は考えざるを得ない。★人類が生きながらえることがまずは大事であり、お互いの知恵を出し合って、環境の劣悪さから抜け出す方法を構築するべきだろう。互いに啀み合ってるうちに、毒ガスが充満する世界が近づく危険を忘れてはいけないのである。空に漲る毒ガスを断ち切る努力を関連国が努力し、お互いに跨る海の名前の命名にそれほど気を遣わず<名前をどうつけようとも海は存在するのだ>、より基本的な「人類の生き残る道を探っていく」のが、霊長類たる人間の本道であろう。★脳幹梗塞の小生には、頭がジンジンとする感じを受けている。折角、バイアスピリンで血液サラサラにしているが、PM2.5だろうかなにか不純なものが血液に入り、悪さをしているように感じる。杉花粉のアレルギーだけでなく、今年は酷いことになりそうである。日本でも老人の死亡率が高まるかも知れない。呆け老人の杞憂に過ぎなければいいのだが・・・★
Mar 3, 2014
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★春先には中国の黄砂で悩まされていたことに加えて、PM2.5による大気汚染が昨今、日本を悩ましている。★今まで、黄砂は日本が悩むだけかと思っていたのだが、最近は、黄砂に慣れているはずの中国本土でさえ、薄暮のような大気がPM2.5で汚染されているとの認識が高まって迷惑な「マスク着用」が常識となってきている。★中国、韓国、日本の学者がPM2.5が中国起源であることをその成分から中国のみで産出されるレアアース・ネオジムから見つけた。★歴史的に見ると、日本の足尾銅山の鉱毒を最初に採り上げた、田中正造氏は銅を精錬する際の廃ガスが樹木を枯らす大気汚染公害と見たり、川や湖沼に蓄積された重金属(カドミウムなど)の水質汚濁公害などから、初めて公害・環境問題を採り上げた人物である。★中国のPM2.5大気汚染は、レアアースを採掘し、精錬する際に吐き出される鉱業廃ガスに大量に含まれる重金属を多分にその成分としている可能性が高いかも知れない。★なぜならば、一般工業地帯が連休でお休みとなっており、連休でそれほど産業車両が動いていないときに、大都市の空が薄暮になったままであるから原因は一般工業の排気ではないようだ。山奥の鉱山の採掘・精錬過程で起きている可能性も捨てきれない。★三国の合同調査でPM2.5の原因は解明されるであろうし、その時には公害先進国・日本の大気汚染防止・水質汚濁防止など公害防止対策技術が役立つのではないだろうか。★いままで、訳の分からない「なにかの微小な分子状物質」でしかなかったPM2.5の本質・本性がすこしずつ、見えてきたのである。★中国がレアアースを輸出したくない事情も、生産過程で大量の公害が発生するのを嫌ったことによるのかも。それもありそう!★日本が公害防止機器で援助することにより、レアアースの生産が順調に増加することを期待したいものである。レアアースの製錬技術は日本がずば抜けているそうである。三ヶ国が角を突き合わすのでなく、互恵関係を考えていくことがPM2.5問題の解決過程で生まれることを願うばかりだ。★
Nov 2, 2013
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★「鉛中毒」でWHOが世界に警告を発している。日本はPM2.5だけでなく、鉛害などの公害防止に先進国としての経験から、中国などへ適切な「アドバイス」を送ろう。・・・・・以下は、呆け老人のWEB写経であり、正確を期しがたいことをお断りしておく。★・・・・・・・高濃度の鉛の摂取は、脳の発作や死亡を招くが、極・低濃度でも、中枢神経系を犯し、不妊や子供の発達低下、高血圧、聴覚低下などを惹起し、発ガン物質の可能性もある。★古くは、鉛害がローマ帝国崩壊の一因となったと言われる。金杯、銀杯ではなくて鉛貼杯でワインを飲み、鉛貼貯水槽で雨水を貯水し、鉛管水道で飲み水を配給するなど、鉛の有毒性を知らなかったために、ローマ人の体内には鉛中毒の形跡が残っているという。★鉛は、蓄電池電極、塗料、プラスチッケ安定剤、魚釣りの錘、食器の釉薬など広い用途をもつが、現在問題になっている健康被害は、玩具、住宅、家具などに使われる鉛入り塗料である。★鉛入り塗料が劣化すると、粉末化して空中に散布されて、吸い込むことで子供が脳や神経を冒され「認知障害」をもつ危険性がある。成長ホルモン分泌変化などで身長低下、肥満、代謝機能の低下、などに影響するとの研究も報告されている。ストレスの制御ができずに、暴力を爆発させる傾向もあるそうだ。成人についても、ハーバード公衆衛生大学の研究で「認知能力の低下」は、「膝蓋骨中の鉛濃度」と相関が高いことが判っている。★毎年、鉛害に苦しむ子供が60万人にのぼるという。また、鉛中毒死亡者が毎年14万3千人と推計、それは低~中所得国に集中しているという。WHOは各国が鉛入り塗料生産・使用を早期廃止するよう規制強化に取り組むべきとしている。* ・ * ・ *WEBを見回していると、オモチャメーカーでもいろいろな情報がある。日本の過去情報もあるが、中国などでは今でも、配慮が必要であろう。1. ガソリンの性能を高める添加剤として、鉛化物が用いられた 時代があった。排気ガスの鉛で空気汚染、血中鉛量が高まった。 今でも、幹線道路沿いの土壌汚染が残っている可能性がある。2. 家庭内の古い水道に鉛管が使用されていたことがある。 このような時には鉛が溶け出していた。3. 陶磁器の釉薬には、鉛、カドミニウムが使用されており、 基準に合わないものを使用すると、「安全ではない」。4. 鉛を含んだペンキおよびそれを使用した玩具、家具類、 遊具などにも子供向けには注意が必要である。5. 塩化ビニールの安定剤には鉛、カドミニウム化合物が 使われていることがある。6. 焼却場から排出される煙には、高濃度の鉛汚染が含まれて いる可能性が高い。7. 鉛を保管する最終処分場では、底に敷くプラスチック シートが耐久性が短く、酸性雨で溶け出す危険を孕んでいる。* ・ * ・ *<補足資料>「鉛」の毒性を聞いて、無知な小生は、「溶融亜鉛メッキ」の「亜鉛」が心配になってきた。「亜」というと「似たもの」「少し劣るもの」のような錯覚が起きる。「鉛」の親戚と思わせるネーミングであるが、亜鉛には大事な役割がある。というのは、塩害での腐食を大幅に防ぐために溶融亜鉛メッキが大切な役割を果たすから、塩分の多い橋脚、ケーブルなど塗装、メッキに有効であるからだ。また、亜鉛そのものは赤ちゃんの「テンカフン」の主成分であり、単独では毒性は危険ではない。毒性に強い「鉛」と違い、「亜鉛」は人間にとっては必須のミネラルである。ただ、鉛との共存、カドミウムとの共存で毒性が増すために、水質汚濁防止法で規制されるのである。★とりあえず、「鉛」VS「亜鉛」を比較しておきたい。比較項目鉛亜鉛元素記号 Pb Zn元素比重11.347.14元素の性格ズッシリと重くて酸に反応しにくい <釣りの錘>軽くて酸と反応しやすい <合金として使用、超合金の名をもつ。真鍮は銅との合金。>毒性強い毒性単独ではない。鉛、カドミウムと共存場合で高まる。摂取必要性有毒必須ミネラル。味覚に必要。乳児用粉ミルク、目薬、傷薬への添加物。不足すると:味覚障害、成長阻害、生殖機能障害など。もちろん、大量摂取は致命的な虚脱などを招く。熱溶解330度(ハンダ材料)420度硬度1.5(爪で容易く傷)2.5レモン汁の反応溶けない泡を出して溶ける身近なもの自動車バッテリー端子、釣りの錘、絵の具の白(亜鉛や、チタンを使ったものもある。)(鉛筆には使用されない)トタン板(鉄板に亜鉛メッキ)、ネジ類などのメッキ、玩具の超合金、使い捨て乾電池、五円玉(真鍮=銅・亜鉛合金) <番外>「鉛」でないのに「鉛りってるもの」古くは、文字を動物の皮などに残すために、「鉛」を使用していた。書くものが紙に代わって「鉛」の小棒でなく、「黒鉛+粘土を芯にした現在の木製鉛筆」が使用されるようになった。つまり、「現在の鉛筆」には、「鉛」はなく「黒鉛(=炭素からなる鉱物)」と粘土の混合物で黒い跡を残す芯がある。文字を真っ直ぐ書くために、薄い線を引く鉛製棒も「鉛筆」と呼ばれており、混同されているようだ。★ ・また、「黒鉛」は元素分析がないときに、間違って命名されたもので、鉛とは別物の「炭素からなる元素鉱物」で、和名で石墨と呼ばれる。グラファイトが現在名。★
Oct 21, 2013
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小生の家の近くにレンタル・ボックスがある。 ボックスと言っても、昔の鉄道貨物車のカーゴというのだろうか、 貨物車のシャーシーの上に載せて運搬する鉄箱、海運で言えば コンテナ船の上に積むやつ、そうそう「コンテナ」を有効利用した、 「皆様の空き地を有効利用しませんか」を謳い文句にした、 「コンテナ・倉庫」が並んでいる。 道路からの騒音遮蔽に丁度良いと思っていた。 形は出来るだけ綺麗にしておくという業者の言葉を信じた。 しかし、最近困ったことがある。 朝6時前に荷物を出し入れするのに2階から荷物を投げ降ろす、 梯子をガラガラと引き回すなどの騒音がやっと収まったと思ったら、 昼間のオートバイの試運転だ!!! 「コンテナ」にオートバイを保管する人がいて、 出発前に試運転をするのである。 ぐるりと周りを囲んでいるから、舞台のように、マフラー騒音が 鈍いが轟くような音を立てる。 今日は、本人は休日しか乗らないので、バッテリーが揚がってしまった らしくキーキー、シャラシャラと死にそうなうめき声が、 1時間も我慢強く鳴っている。 病人や赤ちゃんには特に迷惑な音だ。 米軍基地が側にあると、このようなものだろうか? いや、もっと凄いかも知れないが。 管理をしている業者に電話しようかと思ったら、音が止んだ。 誰かが注意したのかも知れない。 営業所や営業倉庫でないので、警察も取り締まりの対象 ではないらしい。 本人に「営業妨害だ」とばかり近くのファーストフード店長が 注意したこともあった。 空き地の有効利用は、空き地の所有者には良いことであるが、 有効利用の仕方への取り締まりがないのは困ったものだ。 道徳心に訴えるしか、仕方がないようである。 「商売」は、新分野を開発することで成長するが、迷惑も考えて 貰わないと、新たな「騒動」を引き起こすことになりかねない。 「自由」と「規制」はいつも追いかけごっこを続けるのだろうか。
Apr 8, 2013
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PM2.5 や 瓦礫も他国へ偏西風が運搬Web ニュース より 我が家の青いパジェロ・ミニはフロント・ガラスだけでなく 青と白のまだら模様のスポーツ・カー擬きに変身してしまった。 水洗いしようかと思ったが、濡れると埃が益々くっ着き面倒なので、 風が止むまで数日放っておくことにした。 また、昨日の日曜日には児童交通公園にでかけたので、 花粉アレルギー持ちの小生は鼻水が止まらない。 喉も、ヒリヒリと、いがらっぽい。 杉花粉もそうだが、偏西風によって中国から日本に運ばれてくる、 ゴビ砂漠の黄砂がいつもの「常連客」である。 ゴビ砂漠の境界辺りの砂嵐は目を開けられないくらいに物凄く、 それが高く巻き上げられて、はるか日本まで来るのは自然の現象だ。 今年から、PM2.5という大気汚染・微粉末が、中国汚染都市 の上空に巻き上げられて、黄砂「絨毯」で包み込むような形で 朝鮮半島、日本にまで遙々運ばれる乗客に加わった。 気象庁は、現在、「中国産の粉塵は混じっていない」と宣言する。 科捜研のようにキチンと成分を調べているのであろうか。 九州までの範囲では、確実に中国産PM2.5の襲来と報告されているが、 なぜか「関東に届く粉塵には大陸成分が混入していない」、と報告する。 小生は敏感な方であるから、今年の粉塵はただ者では無い 事が解るのだが。 気象庁などは、日本人が事実以上に、他国の非難を行うことに 危険を感じて報道を避けているのだろうか。 どこかの国々なら、他国に目を向けることが国内の批判を逸らせる 良い機会だとばかり、事実以上に、喧伝するだろうに。 中国の経済成長は喜ばしいことであるが、かつて日本が 経験したように、急激な経済成長は環境破壊をもたらす。 中国政府もそれに気づき、今後は、環境投資に力を入れる 覚悟でいることを「人民代大会」で誠実に発表している。 日本も公害防止のノウハウや機材を輸出で協力することで、 大気汚染の削減効果を享受できよう。 他方で、偏西風が押していく海流に乗って、2年前に起きた 東日本大震災による「がれき」や、直後の原発事故関連物資の 「本体」が、そろそろと米国、カナダ、太平洋沿岸諸国に流れ着き、 迷惑をかけ始めている。 自然災害が起因していると言っても、大気汚染や、放射能汚染も 程度の差はあっても、付加されていることには間違いなかろう。 お互いの国が隠し立てしないで、世界の環境保全に人類の叡智を 結集して対策を取っていくべきである。 現地国の負担のみで賄うのでなく、公害発生国も お互いに協力すべきである。 互恵関係というより、傍迷惑をかけることでなく平和共存の道を 切り開いて行って貰いたいものである。
Mar 11, 2013
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田舎者の小生は、上京した頃、鼻毛が非常に伸びて困ったが、 田舎では、邪魔者でしかなかった鼻毛も、東京では本来必要な空気清浄器の 役割を担っていたらしい。 また、昔メキシコに行ったとき、というと1980年の初めであるが、 盆地のような高原(高度1500m級)はスモッグに覆われており、空気の薄い なかでの環境悪化であるので、深刻な人口の集中問題を感じた。 車社会の米国から不要になった、大型中古車が流入し、また、この国特有の 原油が硫黄を多く含んでいたことから一層の自動車排気ガス公害を生み出した のであった。 日本では、春先ともなると、杉花粉が車の上に黄色い縞模様を描く。 小生の車は磨いていないから埃だらけである。 大陸の砂漠から黄砂が遙々と飛んでくる時期となる。 しかし、今年から、黄砂という砂粒よりも、スモッグが加わった 黒い化学物質が飛来するかも知れないと戦々恐々である。 中国自体が、車社会の進行が早すぎて、というよりも、車のなかでも、 二輪車の排気ガスが多いと思われるが、スモッグで昼間も夜のような 雰囲気にあるようだ。 (You Tubeで天安門が煙っている)。 素晴らしい成長を遂げている経済の背景には、公害防止よりも 産業育成に力点がある、昔の高度成長期の日本の如き産業政策が あるだろう。 経済成長は日本で所得倍増計画などにより国民所得が増える、 恩恵をもたらしたが、 他方で、多方面での公害を発生させた。 昔は、東京の空は黒ずみ、隅田川は墨のように濁っていた。 政・官・民が長い間の軋轢の中で取り組んできた、 「大気汚染、水質汚濁などの公害防止規制・公害除去の触媒開発努力などの結果」が、 やっとのこと、 首都・東京の空の綺麗さ、 水の清らかさを実現できている。 墨田川は澄田川に変身している。 東京都の水は売れるようになったという。 中国も、経済規模が世界トップレベルになった時点で、公害防止にも目を向けないと いけないだろう。 高度成長のなかで、その牽引力である、巨大な丸くふっくらした煙突が見える 火力発電所?、多くの工場群、輸送のための自動車網、通勤のための バイクを主とする交通手段などがスモッグの源であろう。 なんせ、人口が多いので日本の比ではない。 毎春には、鼻炎にやられる小生であるから、中国のスモッグには抵抗力が ないかもしれない。 今年は間に合わないかも知れないが、来年には公害防止条例?の効果を 期待したいものである。 日本も、東日本大震災での津波により大量のゴミを海に放出したことで、 東側の国の米国、カナダ・太平洋沿岸諸国に多大なご迷惑をお掛けしている。 これは、自然災害であり意図したものではない。 中国のスモッグも意図したものではないが、自然災害ではなく、人工的災害で あるので、すこし時間が掛かっても、対処をお願いしたいものである。 日本が影響を受ける前に、自国民の衛生環境の悪化、健康被害が懸念される。 10数年前小生が、北京、西安を旅行したときは、埃っぽいこと以外は、 それほど感じなかったが、上海に行ったときは少し空が黒ずんでいた ことを思い出す。 東京が昼間だというのに、稲妻が閃く暗黒のなか大地震をむかえる映画が あったが、自然現象は仕方がないにしても、人工的に環境悪化させては 「自然でも元に戻せなくなる限界がある」ことを知らねばならない。 日本が思想的に受け継いでいる立派な中国なので、また、人口もたくさんいる国 であり、その中から立派な人が登用されれば、自然環境は改善されてくるであろう。
Feb 4, 2013
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高知県では、公害規制が問題視されなかったころ、 「県の誘致企業である製紙業者が美しい浦戸湾を汚染中」、 として工場排水溝を生コンで塞いだ故山崎圭氏がいた。 度重なる県や会社への陳情・抗議が聞き入れられず、 最後通告が「違法行為」となったのである。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この違法行為は、法律的には一般社会人の行為としては してはならない営業妨害となるが 市民にとっては明白な汚染が一時的に 白日の下に晒される(その日、浦戸湾の 表面は綺麗に見えた)「挙証事実」を現出したのだ。 (今回の利根川事件は、市民みんなが「リトマス試験紙 を見たように、恐怖におののいていた」のであるから、 自明の事件であり、行政が対処せざるを 得ないはずである。 ・・この部分は説明不足なので、10日朝に追加した。・・) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この「違法行為」がその後の日本の公害規制を飛躍的に 高めたことはよく知られている「史実」である。 利根川上流の足尾銅山の鉱毒事件では故田中正造氏の 反対運動が有名である。 最近利根川流域で上水道が危ないとして取水制限が 執られた大騒ぎは、以前にも同様の問題を起こした 優秀な企業のDOWAハイテック等と判明したが、 「水質汚濁特定物質」ではないので罪に問えず、 ただ、行政指導だけを「1県単位」で行い決着した。 DOWAハイテックは以前に問題を起こしているのだから、 優秀な同社の社是に照らしても注意を喚起すべきであるが、 それよりも危機管理の源である、国の環境省、県の公害課が 「注意すべき特定物質の中に当該物質を幅広く組み入れ」を なぜ、どうしてしてこなかったのだろうか、を問いたい。 当然、これだけの問題を引き起こす物質なのだから 「水質汚濁特定物質」には入れておくべきである。 そして、公害に関する産廃処理業者には特定物質を 自ら検出して安全な基準に処理できる知識、能力 を備えた企業でないと処理許可を認めない規準が 適用されるべきではなかろうか。 排出企業がその排出成分を発表しないと後処理が出来ない かも知れないが、成分を自ら検出・認識できない企業が 産業廃棄物を適正に処理できるとは思えない。 官庁だけでなく、産総研や民間企業についても 危機管理能力を具備させるにはどうすればよいかを、 「消費税増税などよりも国会で真剣な議論」が欲しい。 「消費増税のように大多数の国民が拒否しているのに、 今首相は義務と勘違いして一人直走る」のは止めて、 重要な水などの危機管理に徹底して取り組んで欲しい。 オームや他国からのテロ攻撃の危険性を意識して いないのだろうか。 「水は人間が生きるためには不可欠であり」、電力よりも 重要な「人間の体液の構成物質そのもの」である。 消費増税は、「日本の危機管理」では、政府債務残高の 高さを示す指標という一局部への対処法であるとしても、 それだけでは対処しかねるのであり、むしろ、政府債務残高 の高さを支える国民貯蓄(勤勉さ・質素さ)が存在しており、 円高という国力もあるのだから、慌てると間違った政策となる。 じっくりと、国民の総意を計り対策を建てるべきである。 国民の総意がギリシャ、スペイン、フランスなどで、 政府と異なっているのを見れば、時間をかけて議論 すべき時ではなかろうか。 呆けでも慌てると、ろくな事はないことを経験で知っている。
Jun 9, 2012
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利根川水系のホルムアルデヒド(HMT)汚染で小生の住む 地域では上水道水の確保が混乱した。 一種の社会的なテロリストの仕業かと驚いたものである。 何のことはない、事業会社が大量のHMTを産業廃棄物処理 業者に廃棄委託して、処理業者が処理を適正にせずに、 そのままま川に放流したのであった。 事業会社の親会社は、かつては「同和鉱業」という優良会社 でありDOWA ホールディングなる会社で、 事業会社も地球環境保護を謳う立派な会社である。 DOWAグループの環境基本方針では、 「環境負荷の継続的改善に取り組み、 汚染の予防に努める。」とあり、 問題を起こすような姿勢は見えない。 産業廃棄物処理業者が 化学処理せずにそのまま川に流すのは、 そもそも産業廃棄物なのかも、 確認できない会社である危険がある。 少量でもシアンなどのように危険なものと、 大量では生命に危害を及ぼすものや、 他の化合物と結合すると危険なものまで、 きめ細かに水質基準があるはずではなかったのか。 小生などは、 薬をいくつも飲んでいるから、 病院に行くと「お薬手帳」の提示を要求される。 医療薬でさえ飲み合わせが問題なのだから、 水質汚染物質には当然ながら混ぜ合わせると危険な 組合せや、排出量の規準があるべきであり、 DOWAグループの環境基本方針や、 産廃業者の処理が適正なのかを、 国会で調べるべきであろう。 以前にも、 同様の事故を起こしていると言うが、 放射能騒ぎといい、 今回の河川汚染事故で 政府の危機管理は地に落ちたと言わねばならない。<参考>――――― DOWAグループ 環境基本方針 ―――――DOWAグループは、循環型社会の構築を推進するとともに、事業活動を通じて、次世代へ良い地球環境を継承することを目指す。1. お客様(顧客、地域など)に対し循環型社会の構築に寄与する製品・サービスを提供する2. 事業活動における環境負荷、環境リスクを低減する3. 経営陣から従業員にいたるまで、一体となって環境保全活動に取組む― DOWAサーモテックグループ 環境基本方針 ―――――DOWAサーモテックグループは、地球環境保護に対する社会の責任、DOWAグループ環境基本方針を踏まえ、次のような環境基本方針のもとに活動を進めていく。1. DOWAサーモテックグループ全体として環境負荷の継続的改善に取り組み、汚染の予防に努める2. 法規制その他の要求事項を遵守すると共に、作業環境改善、周辺環境維持を図る。3. 環境目的・目標を設定し、実行計画の策定と具体的活動を行い、高い水準を目指して定期的見直しを実施する(1)高効率設備導入による、電気・ガス使用量改善等の省エネルギー活動(2)産業廃棄物の適切な管理と排出量の低減(3)環境リスク洗い出しとリスク低減活動の実施(4)グリーン調達推進4. 本方針は、DOWAサーモテックグループ関係者に周知させると共に、一般にも開示する2010年7月1日DOWAサーモテック株式会社代表取締役社長 住 田 敏 郎
May 26, 2012
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大型コンテナー(船舶用や、鉄道輸送用など)を転用した、貸倉庫業が繁栄している。借り手は事業者よりも、一般消費者が自分の家の保管場所の狭さを解決する場合を想定した、レンタル分野の「ニュービジネス」の一種である。なによりも、空き地を持っている地主に有効利用を薦めて、「貸しコンテナーを設置してそれを貸し出すシステムを構築し、運用する事業」を営むので、自前の土地は持たずに済む身軽な商売である。借り手も、事業を行うのではなく、自分の商品、家具などを保管するだけであるのだからそこでの営業許可などは不要である。小生の自宅前の空き地に、2階建て程度の「白いコンテナー群」ができて随分と経った。交差点のそばの三角地にあるので、小生としては、車の飛び込み防止や、一種の騒音防護壁として役立つ。真っ白く塗装しているので、それほど美観を損なうこともない。ところが、これまで困ることが何点か生じた。ひとつは、早朝の騒音であった。新聞配達業者が6時前にチラシを運び出す作業を行うが、短時間ながら大きな音が響き渡る。苦情が近隣からでたためか1年くらいで撤退した。最近のこと、大型オートバイの轟音が轟いている。細かく区分された一角にオートバイのおしりが見える。保管は仕方がないのだが、こんなところでチューニングのためのエンジンふかしを長い時間やられたら暴走族の騒音鑑賞に行っている如しである。バリバリと、これだけの騒音が出るのだから、違反改造であるのは間違いがない。貸しコンテナー業者は、近隣に対する迷惑行為や、敷地内の専用使用は禁止しているはずであるので、あまり続くようなら業者に苦情を言わなくてはなるまい。ニュービジネスであっても地域住民との長期共生を可能とするような事業運営を行わないと存続は不可能なのである。ただ、このようなことでは、警察も、市も直接手出しはできないので、調停者がだれなのか不明の、難しい問題である。空き地の有効利用は、貸しコンテナー業、自動販売機設置業などいろいろと広がりをみせている。そのうちに、孫氏の提唱する「太陽光発電パネル設置」事業が加わるだろう。
Jun 13, 2011
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東北道・宇都宮ICから高速道路で日光・東照宮へ、さらに奥日光に行くには「第二いろは坂」を登って華厳の滝・中禅寺湖・、竜頭の滝・戦場ヶ原・湯滝・湯の湖となるが(さらに、冬は閉鎖される「金精道路」を抜けると「日本ロマンチック街道」に通じる。) 他方、いろは坂に登らず、清滝ICで出て、バイパスを左に折れて、122号線の山道を進むと足尾町に入る。観光トロッコ列車に乗って、閉山となった坑道に深く入り、昔の掘削跡を見学するのは楽しい。ここには土木鉱山用機械および銅製錬をメイン事業とする大手・古河鉱業(現・古河機械金属)所有の鉱山(閉山)がある。以下はウイキペディアによる説明を引用する。「銅鉱山は1550年の発見、本格採掘開始は江戸時代。足尾の町は「足尾千軒」と言われる。寛永通宝も鋳造。ピーク時で年間1,200トンの銅産出。その後減少、幕末から明治初期にかけ閉山状態。1871年に民営化され銅産出量は年間150トンにまで落ち込む。悲観的な意見が占める中、1877年に古河市兵衛が足尾銅山の経営に着手、1881年に探鉱技術の進歩に伴い有望鉱脈を発見、20世紀初頭には日本の銅産出量の1/4を担う大鉱山に成長した。しかし、急激な鉱山開発は足尾鉱毒事件という公害を引き起こし、下流域の住民を苦しめた。これを見かね田中正造は立ち上がった。1973年に操業を停止し閉山した。現在は足尾銅山観光などの観光地となっている。閉山後も輸入鉱石による製錬事業は続けたが、1989年にJR足尾線・貨物輸送の廃止以降は鉱石からの製錬事業を事実上停止し、2008年時点では、製錬施設を利用した産業廃棄物(廃酸、廃アルカリ等)リサイクル事業のみである。」 足尾町を122号線に沿ってさらに渡良瀬川を下っていくと、「谷中湖」(人造湖)につながる。足尾銅山の銅の採掘により、大量の銅が精錬されたが、それとともに大量の廃棄物として鉱毒が発生した。精錬時の有毒ガスは足尾地区の山林を禿げ山と化し、鉱毒の堆積物は、川に流れ出たのである。特に大雨や、台風による洪水が堆積物により「砂防ダム」を決壊させたため、下流の谷中村では農作物が育たなくなった。水俣病、イタイイタイ病が他県で公害問題として取り上げられているが、当地での鉱毒は、銅の化合物、亜酸化鉄、硫酸と断定された。渡良瀬川の流域より、公害規模が拡散しているのは、農業用水を取水していたからであり、群馬県では米から「カドミウム」公害を認定した。 古河は、「日本の電力を送電するための銅電線(や光ケーブル)」などの分野で、多大の貢献をしてきたが、他方で負の遺産を抱えた。この負の遺産の処理を解決するために、谷中村の住民は北海道に移民した。村の跡地に広大な人造湖を建設し、鉱毒の原因をセメントで固め、湖底深く埋設したのである。 宇都宮から東京に帰る道筋を迂回し、渡良瀬川、思川、巴波川の3つの川が合流する地点に入ると、広々としたススキが原に大きな川が流れていて、大きな鯉などが群れている。なぜか、立ち入り禁止の看板があるが、遊水地(湛水面積3、300ヘクタール)であるものの、実態としては、足尾銅山の残滓がセメントで固められて湖底に沈んでいる。安全を期しての配慮をして、大きな鯉を釣って、食べるなどはもってのほかと、「歴史を学んだ大人」になって考えるべきである。
Jul 4, 2010
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